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検索対象: 国民百科事典3
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1. 国民百科事典3

3 0 4 何回か脱皮をするが , 体の構造ー しまっている。現在のカゲロウ目 あまり変化がない。これを無変 . ( 蜉蝣目 ) は , この原カゲロウ目より いう。一方 , 有趙こん虫では , 石炭紀に分化したものと考えられて は最初はまったくはわを欠くが いる。原トンポ目はもっとも有名な 化石こん虫で , はわを開くと 70cm に 皮するにしたがってはねが川自次 達する巨大な種類の化石がフランス するので , ある程度の / 変態を 古網翅目の一種 で発見されている。この目は中生代 ものと考えることができる。 まで続いて絶滅したが , 現在のトン 不完全変態という。 この発育法 ステノジクチア・ ポ目 ( 蜻蛉目 ) はこの原トンポ目よ ん虫本来の発育過程であったが , ロノヾタ 化石と思われるものはまだ発見され り分化したものと考えられている。 たに出現した高等こん虫では , 月 古網翅目はもっとも原始的な有翅こ ていない。現在知られているもっと らかえった幼虫は成虫とは著し ん虫で , 幼虫は水中に生活する。 2 ) も古いこん虫の化石は , デポン紀の っていて , その状態で成長し , 岩石中から発見されたもので , 原始 新翅主目上記の目以外の有翅のこ すると / さなぎになる。さなぎ 的な無趙類に属すると思われる不完 ん虫全部を含み , 石炭紀にはゴキプ 間中は摂食も動もしないので , リ類 , 直翅目の祖先型と考えられる 全な標本が数例あるだけである。 見 , 休眠しているようにみえるカ 原直翅目などが出現した。ゴキプリ の時代にはまだ有翅の高等なこん虫 体の内部では幼虫時代に蓄積さ 類は古生代より現在に至るまでたい が現われす , 下等な無翅類だけが出 栄養を消費して , 成虫体が形成 した変化もなく , すっと存続してき 現したが , これらのこん虫は外骨格 ていく著しい代謝が行なわれてし た唯一のこん虫で , カマキリ類は第 のキチン化が弱く , 化石となって保 さなぎの体内で成虫体が完成す 三紀になってからゴキプリ類から派 存される機会が少なかったものと考 はヒめて成虫となって外界へ脱 生したものと考えられる。シロアリ えられる。 る。高等なこん虫がこのように豸 有翅こん虫の化石は温暖な石炭紀 目 ( 等翅目 ) はゴキプリ類と共通の祖 な完全変態による発育方法を獲彳 になって突然多くの種類が出現し , 先をもっと考える人もあるが , 化石 たのは , こん虫の生活に適した ~ これから中生代までの間に現在みら は第三紀以後に出現する。ハサミム な石炭紀から二畳紀にはいって れるこん虫のほとんど全部の目が出 シ目 ( 革翅目 ) は古生代に原直翅目よ に気候条件が悪化し , 四季の変イ 現している。絶滅したいくつかの目 り分化したものと考えられるが , 化 起こり , 好条件の季節に短期間一 を加えると , 目の数は現在よりもあ 石は中生代になって出現する。半翅 速に成長する必要から , 悪気候 るいは多かったのではないかとさえ 目 ( セミ , カメムシの類 ) はひしよう 節にはさなぎとなって隠れ , 形軋 成を完了するように適応したた に特化した一群で , 二畳紀以後に化 考えられる。これらの目は古翅主目 石が発見され , 中生代には現在とほ 考えられ , この方法によってこ と新翅主目との 2 群に大別される。 は過去の地質時代の大変動にさし とんど変わらないまでに分化してい 1 ) 古翅主目古網翅目 , 原カゲロウ 目 ( 原蜉蝣おう目 ) , 疏翅目 , 原トン る。アザミウマ目 ( 総翅目 ) , シラミ ても滅亡を免れたばかりではなく 新時代の諸条件に適応して , ます ポ目 ( 巨翅目 ) などを含み , 原トンポ 目 , ハジラミ目 ( 食毛目 ) , チャタテ ムシ目 ( 噛デ虫目 ) はいすれも特化が す発達していったのである。 目を除きいすれも石炭紀にもっとも 繁栄し , 二畳紀の初期には絶滅して 著しく , 化石に乏しく , 系統の追究 〔分類〕こん虫は種類がきわめて は困難であるが , 半翅目とともに古 く , 変化に富むので , その分類に / ヾッタのロ器の拡大図 / くッタ くから分離発達してきたものと考え 種々の方法と異説があるが , られる。 全体が節足動物のなかで自然的な 上くちびる 一方 , 完全変態をする現在の高等 群であることは確実で , これをさ こん虫の祖先型と考えられるこん虫 に別表のような 24 の目に分けるか は二畳紀に出現した。そのうちもっ 直翅目をさらに直翅目 , ナナフシ とも早く出現したのは長翅目 ( シリ カマキリ目 , ゴキプリ目の 4 目に 割することもある。こん虫はます アゲムシの類 ) で , 中生代になると 始的な無翅亜綱と , 進化した有翅 これから毛翅目 ( トビケラの類 ) , さ 綱に 2 分される。無翅亜綱に属す らに鱗翅目 ( チョウやガの類 ) が分化 3 目は互いにひしように異なった し , また双翅目 ( ハエ , アプ , 力の のであるが , いすれもその進化の 類 ) も長翅目から毛翅目などとは逆 上においてはわを有したことがな の方向に分化したものと考えられる。 と想定される。有翅亜綱はもっと 一方 , やはり二畳紀の終わりころに めだっはねの特徴が分類の主要 . 占 脈翅目 ( ウスバカゲロウの類 ) や甲虫 なるが , 他の特徴ももちろん重槻 目 ( 鞘翅目 ) が出現する。化石からは れる。また有翅亜綱をトンポ目と この両者のうち , いすれが先かわか らないが , 形態上からは甲虫目は脈 ゲロウ目の属する原始的な古翅主 翅目中の広翅亜目 ( ヘビトンボの類 ) と他のより進化した新翅主目に 後者のなかで完全変態をする脈翅 から進化したものと考えられる。膜 甲虫 ( 鞘翅 ) , 膜翅 , 双翅 , 長翅 , 翅目は第三紀になってから出現する 翅 , 鱗翅などの諸目をさらに貧新 が , これは甲虫目の一部から分化し 目群として区別することがある。 たものと考えられる。第三紀以後現 かし変態は外部の環境に対応して 在に至る時代は , それまでに分化し た各目が盛衰する過程であって , 各 化してきたもので , 変態の類似が 目のなかの属や種がこまかく分化し ならすしも真の類縁を示すもので てこそいるが , その大綱は古生代や ない 中生代と著しい変化はない。 人生との関係 こん虫の変態と分類 こん虫は陸上のあらゆる場所に 〔変態〕下等な無こん虫では , 卵 活しているといってよく , 地上の からかえった幼虫が成虫になる間に 物は動物植物を問わすかならすこ コンチュウ ツ / くチ ( 働きパチ ボウ張 ンネ開 原メイ を 0 頭楯 上くちびる 0 0 大あこ 舌 大あご 小あご 小あ のひげ ・下くちびる 下くちびる のひげ 0 ッ カマキリ カ ネゞ - ロ器 ん 虫の

2. 国民百科事典3

音声のパターン 合成きれ安声 2 次電子倍増管 合成された音声の電流 ADP*h 動子 偏光子 スビ 光源 数字の周波数で明減 する 25 条の光の進路 音声時間表記 (KCPS) 銀の蒸着面 儷光子 ( OLC ) 4 っっ ( ADP*K 動子 検光子 合成制御図形 buzz または hiss( 雑音沮 形 ) の周波要 で明減するラ 音色制御 ビッチ制御高↑ 雑音源制御強 人類は , その社会生活で、意志伝達のための 2 大情報手段として文 字と音声を用いている。その一方の形態から他方への変換を自動的 に行なうオートマトン ( 電子系や電子頭脳をもって人間の感覚系と 同しように情報処理のできるロポットが音声タイフライタと自動 音声合成機である ( 下図 ) 。音声タイプライタは . 音声のくみたてを 人間の聴覚や言語構造などにも立ち入りながらその研究が進められ ており , 音声の本質的な特徴を明らかにするうえて成果が大きい それに対し、機械に文を与え , それを読ませてしゃべらせる音声合 成機のほうは、オートマトンとしては比較的かんたんて、 シの図解のような実的成功をみている。前のページで示したソナ グラフは音声を時々刻々濃淡の図形に変換するものたが . した音声合成機はそれとちょうど逆をいくもので . 制御用の濃淡の 逆 帯状図形を機械に入れてスビーカから声を出させる装置であり , 上 をいくという意味でプレイバック型音声合成機の方式に属する。 の図は電気通信大学の A D P 音声合成機の原理図と . それに スノ、 ラシイネ。としゃべらせるための制御用図形の見本である . よく知 られているように . 母音には、 2 ~ 3 の周波数帯にエネルキーが集 中しているところがあって , それに周波数の低いはうから川頁に 匚第 2 . 第 3 ホルマントの名がつけられている : 、デ発音 : 。そ こて 制御用の図形でも母音は 2 ~ 3 条の横棒としてかんたんにあらわし、 横棒を黒くぬっておく。子音は . ソナグラフの上では . 右図のよう にホルマントの横棒の端が時間的に変化する形となる右の図は四 50 年ころニューヨークのハスキンス研究所の音声合成機で用いられ た制御用図形で , アの音は 2 本のホルマントの横棒であらわされる が , 発声のはしまりのところでその位置が上または下に時問的に変 夕、カという子音となり、発声の イしすると、 / 立ダ , ガとか , パ、 おしまいのところで図のような変化があるとアンという鼻音となる、、 いまス / ヾラシイネという文が与えられたら . それを音韻表記に 直し , アクセントを与え , それに子音性、母音 , 性とそのほかに雑音 ーっーっの音の要素に 性などの音の特徹を記した表をつくり、 秒の時間を割りあて , ビッチ変化を与え , 時問配分を補正し . これを前 らをまとめて上図のような制御用図形をつくるのであるう 音声オートマトンニつ 交流 ( 音源 波形 buzz) 歯茎音 d 、 tl. S. など 軟ロ蓋子音 両 唇 音 有声 ( 音 ) の破裂音 無声 ( 音 ) の破裂音 A M のページのスノ、ラシイネ」のソナグラフと比較してみれば . その 特徴たけが単純化されてとらえられていることがわかる。つぎに上 図の装置のしくみを簡単にいうと . ます音声の周波数を 25 分割し , A D P という圧電性 ( 第圧電気 ) の材料と偏光を利用して 25 条の光に それそれの周波数の正弦波または梯形波 ( 雑音性の音に使う ) の変化 これらがフィルム様の制御図形を通過するとき、透過 をあたえる。 これがみんな同一の光電 する部分の図形の濃淡に応して変調され , 管の受光面にあたり . 25 群の波うって発生する電子が合わさって音 声電流をつくり . 増幅され , スビーカからス / ヾラシイネ」という 音波を出すしくみてある。まるい板の下のたんざく形が A D P 振動 子で , 交番電圧て厚みが増減し、窓をとおる偏光の回転度が変化し , 検光子を出るときその周波数に応して光が明減する。たんざく部の 〔藤村 , 岩崎〕 両面は銀で蒸着し窓があけてある。 波話字 音会文 ロ 耳 脳 手 聞き手 音声タイプライタ 声で命令をあたえて機械を 制御できるようにならない だろうか。声から文字へ、 文字から声へという変換の 自動装置として音声をあっ かう 2 種類のオートマトン の研究がすすめられている 読み方 脳 目 ロ ( 発声器官 ) 音声合成機 制御図形 文 字

3. 国民百科事典3

ものが多い。おもにべっ甲 , ぞうげ , ッゲ製である。また , とくに結婚式 の高島田に用いるのは「花こうカ { い」 とよばれ , 両端に花形の飾りを施し てある。 〔赤岡〕 こうがい鉱害鉱業の実施に伴 って , 他人に与える損害の総称。鉱 業法では鉱業特有の行為に基づく被 害についてだけ , 鉱業権者に無過失 賠償責任というもっとも重い責任を 規定している。損害の原因は次の四 つに限定されている。 1 ) 坑道を掘っ たり , 露天掘りすることで起こる損 害 , 2 ) 坑内から流れでる鉱毒水 , 3 ) 坑内からでる廃石 , 捨石などの堆積 , 4 ) 鉱物の製練などによる廃煙 , 廃水 によるもので , この場合をとくに鉱 毒という。有名な鉱害は足尾鉱毒事 件 ( / 足尾 ) で , 1880 年ころより十数 年間 , 利根川水域約 2()00km2 の農作 物に被害を与えた。そのほか別子煙 害事件などがあるが , 現在では科学 の発達によって煙害 , 鉱毒水などの 問題はまったく跡を断った。今日問 題になっているのは , 石炭を掘るこ とによって起こる土地の陥落 , ボタ 山の崩壊などで , とくに北九州地方 に多くみられる。 〔朝比奈〕 こうカーい公害日本で公害とい われているものは , われわれの生活 および生産活動によって発生する各 種有害物 , 水 , 煙 , ガス , におい , 熱 , 病原菌 , 動物 , 植物 , 振動 , 音 放射線などによって , 共同生活を営 む個人または集団の権利行使を妨害 し , 現実の不便 , 不快 , 不利益 , 損 害を与える状態を意味する。その結 財産などに悪い影響がもたらされた 場合 , 不法行為として取り締まる必 要がでてくる。現在具体的には大気 汚染 , 水汚染 , 騒音 , 振動の問題が 取り上げられている。大気汚染は煤 煙 , 粉塵え , 有害ガス , 臭気などによ って , われわれの生活環境を汚染す るものであって , 現在では石炭消費 に基つ、くものにかわって , しだいに 化学産業 , 石油および石油製品によ る大気汚染が問題化しつつある。水 汚染は工場 , 鉱山の排水による河川 の汚染が主であり , その被害は農漁業 にとくに著しい。騒音 , 振動は工場 , 交通 , 建設 , 広告 , 一般住宅の騒音 または振動問題としてとらえられ , 一般国民の公害関係陳情の最多数を 占めている。日本の公害対策は諸外 国に比べ , ひしように遅れている。 / 煙害 / 鉱害 / 騒音 〔鈴木〕 こうがいこ興凱 ( シンカイ ) 湖 ソ連名はハンカ湖。中国 , 黒竜江省 とソ連沿海州との国境にある淡水湖。 面積約 4000 2 , 最大深度は 10 m 。 11 月上旬 ~ 4 月上旬は結氷する。解 水期には魚群がウスリー川をさかの ーまり湖内にはいるので淡水漁業カ { 盛 んである。アムール川水系の資源共 1 3 同利用に関する中ソ協定により , 湖 は将来運河で松花江と結ばれ , さら に遼河を経て渤海に注ぐ計画がある。 〔徳増〕 こうかいじようれい航海条令 イギリスが , 自国の海運業の育成 , 国内産業の保護などの重商主義的目 的のため発布した貿易に関する法律 で , 輸送船 , 船員 , 品目などを制限 したもの。 14- 世紀後半 , イギリスの 貿易品の輸送はイギリス船に限ると いう条令が発布されて以来 , 多くの 航海条令が出されているが , もっと も有名なものは共和制時代の 1651 年 , クロンウェルが発布したものである。 これはイギリスおよびその植民地の 貿易品の輸出入はイギリス船または 取引国の船に限るという主旨のもの で , 当時仲介貿易により世界に雄飛 していたオランダの海上権に打撃を 与える目的であった。このため約 20 年にわたる英蘭戦争がひらかれ , イ ギリスはオランダを打倒して目的を 達した。航海条令は 18 世紀後半まで 改訂されながらしばしは発布された が , やがて本国のために植民地を犠 牲にする政策としてアメリカ植民地 の反抗がおこり , また産業革命が進 んだ 19- 世紀にはいると , 個人の自由 な経済活動を妨げるものとして本国 でも非難の声が高まり , 1849 年にま ったく廃止された。 〔青山〕 こうかいどおう広開土王 374 ~ 412 / 高句麗第 19 代の王 ( 在位 391 ~ 412 ) 。好太王ともいう。高句 麗歴代の王のなかでもすぐれた王で 王国の基礎を確立し , 北西では燕 , と結んだ倭わ ( 日本 ) の軍とも戦った。 王の没後 2 年 , 陵のそばにたてられ たのが有名な好太王碑である。碑は 鴨緑江の上流 , 現在の中国吉林省輯 安県の城外にある。高さ約 6.2 m の方 柱形で四面に文字が刻まれ , 字の総 数は 1802 字と推定されるが , 現在で はまったく判読できない文字やかろ うして読める程度のものが少なくな い。王の勲功をたたえるために書か れたので , 当然誇張が加わっている ことは否定できないが , 碑文の史料 的価値はきわめて大きい。また古代 における日鮮交渉を物語る史料とし ても重要である。 〔宮原〕 こうかがく光化学光と化学変 化との関連を研究する物理化学の一 部門。光によって起こる化学変化 , 化学変化によって起こる発光現象 ( 化学発光 ) がその研究対象である。 こで扱う光は , 可視光線にかぎら すひろく赤外線 , 紫外線も含む。広 義には電子線や放射線も扱われるが , ふつうこの領域の研究は放射線化学 とし、う。 〔基礎法則〕 1 ) グロットウス・ドレー パーの法則光化学の第一法則とも いう。光化学変化は投射光量のうち 吸収された光によってだけ起こる。 2 ) ランべールの法則なる強度の 光が厚さ d の吸収層を通過した後の 強さは loe -Xd となる。 こで x は吸 めぐって粒子説と波動説とが対立し , 学現象を説明するため , 光の本性を こうした光 象が発見 , 究明された。 れるにつれて , 多くの重要な光学現 望遠鏡 , 顕徹鏡などが発明 , 改良さ 17 世紀以後で , レンズ , プリズム , 光学が近代科学として発展するのは 象は早くから知られていた。しかし り , 光の直進 , 反射 , 屈折などの現 トレマイオス・クラウジオスらによ 究され , ュークリッド , ヘロン , プ 光学は古代ギリシアの時代から研 ここつをし、う。 種の物理的性質を論する波動光学の ての本質を研究し , それに基づく種 学 , 光の波動的エネルギー放射とし 伝搬 , 像の形成などを論する幾何光 論などを含む。狭い意味では , 光の 生理光学 , 物質の光学的性質 , 色彩 学 , 波動光学 ( 物理光学 ) , 分光学 , 象を扱う物理学の一部門で , 幾何光 こうがく光学光に関連した現 〔笛木〕 / 光合成 きる光置換 , などの諸反応がある。 クロロホルム , 四塩化炭素などがで てると塩化メチル , 塩化メチレン , タンガスに塩素ガスを加えて光をあ てジアントラセンになる光重合 , メ を生しる化合反応 , べンゼンに溶か 塩素と水素に光をあてると塩化水素 そのはか , 複雑な諸反応として , との反応。 光分解生成物どうしまたは他の分子 子内転位または異性化を起こす , 6 ) て分解する ( / 写真の光分解 ) , 5 ) 分 をする ( / 光電効果 ) , 4 ) 光を吸収し ネセンス ) , 3 ) 電離または電子放射 ない ( ケイ光やリン光などの / ルミ エネルギーに変わり , 物質は変化し 収した光のエネルキ、一の一部が光の 物質は変化しない ( 染料など ) , 2 ) 吸 ネルギーは熱エネルギーに変わり , うに大別される。 1 ) 吸収した光のェ は種々の光化学変化があり , 次のよ を光化学第 2 次過程という。実際に る。前者を光化学第 1 次過程 , 後者 種の化学変化をする過程に分けられ よって生したものがひきつづいて各 直接光を吸収する過程と , 光吸収に 〔光化学反応〕一般に原子や分子が 的変化を起こした分子の数は等しい。 われ , 吸収された光子の数と光化学 光の吸収は光子を単位として行な もので , 光化学の第二法則ともいう。 1912 年アインシュタインが確認した に比例する。 5 ) 光化学当量の法則 量と露光時間の積 , すなわち露光量 スコーの法則光化学変化の量は光 収係数は比例する。 4 ) プンゼン・ロ 3 ) べールの法則吸収層の濃度と吸 収層固有の定数で吸収係数という。 コウガク 気第まツ ギをル 登当 4 物言曇を第 . 。、朝 4 予第 ズ第メ朝を 当の第ト ー第製物す魯 第宀建を 学年第 - グ第を。第ま 4 大・ をつヰ嚀第第勢 いれ朝 い置は第 0 第議 。、当第物大 まれた文の拓本 ( 下 ) 正面 ( 上 ) と , これに刻 好太王 ( 広開土王 ) 碑の

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ジドウセイ 制御系の信号経路。左 のシーケンス制御では 制御量と目標値のすれ 制 を人間が判断して制御 御 装置を操作するが , 右 信 号 バック制御 のフィード では制御装置に目標値 があたえられれば自動 的にすれカ { 言丁正される 5 5 0 変位 , カ , 電圧など技術的に取り払 〔種類と適用〕自動制御は目標値の 制 制 いやすい量 ( 基本量という ) と変換し 性質によって定値制御と追値制御に 御 制御対象御 フ量 て検出し , 同種の基本量として調 大別される。定値制御は目標値が時 制 計の外部から与えられる目標値と上 [ 御 間的に一定不変の場合であって , 発 ド 較してその差によって動作信号をつ 電所の定常運転時の電圧 , 周波数調 ツ くり , それを増幅してプロセスに 整などにみられるように , 工業技術 制御装置 制御装置ク 目 きかけるに必要な操作量を出力とし のうえでは一定条件下で操業を継続 標 値 てうるもので , ふつうプロセス変片 させるのが大部分であるから , 自動 の指示記録装置も備える ( 左下図 ) 。 脳と神経系統の役割を機械に置き替 制御の大部分はこの自動制御で , えたものといえる。すなわち , 自動 自動調節計の出力によって製造設 れは外乱の影響を打ち消すことに主 制御では制御装置から制御対象へ一 に設けた弁やノズルを開閉 , 調節し 目的がある。電気冷蔵庫や電気こた て制御の目的が達せられる。自動 方的に命令あるいは信号 ( 制御信号 ) つの温度調整にもこの方式の自動制 節計はこれらの動作を空気圧 , 油厩 がいくだけでなく , 制御信号にした 御が適用されている。追値制御は目 標値が時間的に変化することを前提 がって制御対象に生した状態を知ら 電気のいすれかの方法で実施してい として制御機能を果たすもので , 目 せる信号が制御装置に戻り , そこで る。プロセス制御の特徴は , 各工私 に各種の自動調節計を配置すると伺 目標とした制御対象の状態との違い 標値の変化のしかたに応してさらに を検出してその結果を訂正させる制 時に各部の指示記録装置を 1 ヵ所に 追従制御 , 比率制御 , プログラム制 御信号が制御対象にいくという , 検 集中して , いわゆるグラフィックハ 御などに分類される。追従制御はた 出 , 比較 ( 判断 ) , 操作の諸機能が自 とえば予測できない任意のコースを ネル方式を採用して全工程の集中 動的に行なわれる。このような制御 航行する飛行機の運動にレーダを追 理の実施が可能なことで , 巨大な石 をフィードバック制御とよぶ。これ 従させるもので , 目標値が時々刻々 油化学工場がわすかな人員で操業し に対して , 自動販売機 , 自動織機 , に自由に変化する自動制御である。 ていることなどがその例である。 自動旋盤 , 電話の自動交換機あるい 比率制御は , たとえば燃料と燃焼空 は各種の時計装置など , 一般に自動 気の割合をつねに一定に保っためな 機械とよばれるものでは , 複雑な機 どに行なわれるもので , 一方の供給 スタイラス 能を果たしはするがこれらの全操作 パイロット弁 量を測定して目標値を定め他方の供 はあらかしめ設定された機構が順ぐ 給量を制御量として制御が行なわれ 加工物 りに動作することによって目的を達 る。プログラム制御は , 目標値の時 するもので , 制御信号が制御装置か 間的変化があらかじめ定まっている 刃物 - - ら御制対象へ一方的にいくだけであ ときの追値制御で , 工作機械のなら 主軸 る。このような制御はシーケンス ( 順 い制御などがその例である。 刃物台操作、 送 ) 制御とよはれる。フィ 自動制御を実際に適用するには多 油圧ポンプシリンダ ク制御では何かの外部的な原因 ( 外 種多様な制御対象の性質にしたがっ 乱 ) によって設定された条件が変わ て以上各種の制御方式を単独でまた ならい旋盤の油圧サーポ。刃物台 , 操作 った場合にも制御対象が目標とした はいくつか組み合わせることによっ シリンダ , パイロット弁は一体となって 状態となるように自動的に制御され こうした利用面か 定速度で右から左に送られる。スタイラ て行なわれるが , スはテンプレートに一定圧力で押しつけ るが , シーケンス制御ではこの場合 ら自動制御を分類するには , 制御量 られ , その出入に応してパイロット弁内 は人間が調節し修正しなければなら の種類に着目して , プロセス制御 , の汕の流量と流れの方向が変わり , それ ない。自動制御は学術的にはフィ サーボ機構および自動調整の 3 分野 に応して刃物 ( バイト ) を先端に固定した ドバック制御を前提として「自動制 に大別される。 1 ) プロセス制御化 操作ンリンダが出入し , テンプレートと同 御とは物体 , プロセス , 機械などに 学 , ガス , 石油 , 金属 , 食品などの しプロフィルのまるい加工物が作られる ついてのある量を , 外から与えられ 諸製造工業においては , 化学的 , 物 理的に特定の環境条件をつくって原 2 ) サーボ機構機械的位置を制御量 る目標値と一致させるために , その 料の質を変化させて製品に導かれる 量を検出して目標値と比較し , それ とする自動制御系をサーボ機構とい この過程をプロセスという。プ に応して訂正動作を自動的に行なわ う。多様なプロセス変量を制御量と カゞ , ロセスには , 溶鉱炉のように一定量 せることをいう」と定義されるが , するプロセス制御に比して , サー の原料が固定位置で次々と各種の操 機構の制御量はもっとも単純で測 自動制御を実際に適用してオートメ ーンヨン化あるいは自動化を実現す 作を受ける回分プロセスと , 石油精 が容易な物理量であるから , 制御対 るには , シーケンス制御とフィード 製装・のように原料がパイプライン 象 , 制御装置ともプロセス制御のよ バック制御を多様に組み合わせて行 のヤを移動していき設備のそれぞれ うに多種多様とはならない。しか なわれ , その意味でシーケンス制御 の場所で異なった操作を受ける連続 一般にサーボ機構では制御装置と匍 をも自動制御にふくめて考える場合 プロセスとがある。プロセス内で原 御対象が分離しておらす , 制御系カ 料やエネルギーを有効に利用して生 がある。 全体として計画されることが多 , く , 産能率を上げるには , 圧力 , 温度 , その機器構成が一つ一つ独特のもグ 湿度 , 流量 , 成分などのプロセス変 であることが多い。サーボ機構は多 量をもっとも望ましい値にすること くの場合 , 追値制御として , すなオ が必要であり , このための自動制御 ち制御量である軸の回転や移動をに がプロセス制御であり , 回分プロセ 標値の変化に追随するようにフィー スには追値制御が , 連続プロセスに ドバック制御を行なうものとして は定値制御が主として適用される。 くられる。サーボ機構の原理は , プロセス制御では多種多様なプロセ 御対象の機械的位置を測定し , そお ス状態量が制御量として取り扱われ を電気または油圧あるいは空気圧グ るが , 制御装置として自動調節計を 信号に変換し , 同種の信号としても 使用することによって , 比較的画一 えられる目標値と比較して , 目標と 的に実施することができる。自動調 のすれを動作信号として取り出し , 節計は多種多様なプロセス状態量を , これによってサーポモータを駆動し 外乱 外乱 制御対象 目標値 戻り油 自動調節計の構成 / 2 指示記録裝置 設定要素 測定要素 検出要素 ロ ス変 比較要素 調節要素 第作量 目標値 ープロセスー

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ンチャロフ lvan Aleksandro ・ h Gon c h a rov 1812 ~ 91 ロシ 作家。ポルが沿岸の富商の家に れ , モスクワ大学を出て官吏と 。長編く平凡物語 > ( 1847 ) で認 れ , 長編 / くオプローモフ〉 59 ) で , その地位を不動のものと 。いすれも農奴解放令前後の無 な人間像を描き出し , 農奴制社 退廃に鋭い批判を浴びせたもの る。この 2 書と長編く断崖〉 ( 18 を合わせて , 彼の代表 3 部作と れている。 1852 年から 3 年にわ プーチャチン提督に従って世 一周の旅にのばり , 日本も訪れた ルラダ号航海記〉 ( 1855 ~ 57 ) は っときの記録である。晩年はその 的鋭さを失い , 不評のうちに死 こんちゅう昆虫節足動物 , 虫綱に属する虫の総称。きわめて 順が多く , その数は地球上の全動 数のはば % を占め , まだ命名され いない徹小種や未開地の未発見の をも含めると 10 ( ) 万に達すると推 されている。他の / 節足動物から ん虫を区別する必要かっ十分な条 は , 体が頭 , 胸 , 腹の 3 部分には きりと区別され , 6 本の胸脚があ ことである。 4 枚のはねがあるこ は , 下等なこん虫ではまったくは を欠き , 高等なものでもはねがま こく退化するものがあるので , 虫を識別するめやすにはなるが , 分な条件ではない。またダニ類の 虫は大部分が 6 脚であるので , 6 であることだけでもこん虫の特徴 はなりにくい。 ん虫の体 こん虫はきわめて種類が多いので , の外観もきわめて多種多様である その基本的な形態に変化はない。 足動物の一員であるから , 皮膚は しように堅く , 内臓や筋肉を保護 ささえるキチン質の外骨格をなし いる。皮膚は表皮とその内側にあ 細胞が 1 列に並んだ真皮 , さらに の内側にあって体腔に接し , ひし うに薄い基底膜とからなっている。 皮はひしように複雑な構造をして り , こん虫の生理上きわめて重要 役を演している。表皮は特有のキ ノ質 , タンパク質 , クチクリンな を含み , 真皮細抱からは表面の剛 が作られ , 種々の感覚器や腺細胞 発達する。体は 1 列に連なった多 の環節よりなり , 頭 , 胸 , 腹の 3 分が明確に区別される。節足動物 各環節には元来 1 対の脚があるが , ん虫では環節が癒ゆ合したり , 脚 消失したり , 他の器官に変化した しているので , 胸の環節以外には が認められない。しかし下等な徹 な類では , 腹節に脚に類似した退 した小器官の存在するものもある。 頭部〕頭部は外観上 1 個の環節よ 3 0 3 りなり , 堅く , 頭がいを形成する。 1 対の大きな複眼 , 1 対の触角およ び複雑な口器があり , さらに 2 ~ 3 個の単眼のあるものも少なくない また , ときには複眼も単眼もまった く退化し消失する種類もある。複眼 と単眼はともに視覚器官であるが , その構造と機能は異なる。複眼は多 数の個眼からなり , 各個眼はそれぞ れ 1 個のレンズと網摸とをそなえて いるが , 全体で 1 個の目の機能を有 しており , 前後左右きわめて広範囲 の視野を有するものと考えられる。 触角は変化が多いが , ふつう長く突 出し , 多数の節からなり , 感覚器官 となっている。ロ器は摂取する食物 の状態によって変化し , 物をかむ上 くちびる , 下くちびる , 大あご , お よび小あごをそなえるもの , チョウ やセミのように液体の食物をとるも のでは管状に変化して口吻太となる。 チョウのは小あごが変化したもので , セミでは下くちびるが変化し , その 中に大あごと小あごが細い穿孔器 となってはいっている。触角 , 大あ 小あご , 下くちびるなどは頭環 節の付属脚の変化したもので , 頭部 は 6 個の環節からできているものと 考えられている。 〔胸部〕胸部は前 , 中 , 後の 3 環節 よりなり , 各節に 1 対の歩脚があり , はねのある種類では , はねは中胸と 後胸に各 1 対ある。各環節は背板 , 1 対の側板および腹板が組み合わさ れていて , はわは背板と側板 , 脚は 側板と腹板の間から突出する。脚は 基節 , 転節 , 腿を節 , 脛節および附ふ 節の 5 部分よりなる。附節は 3 ~ 5 節からなり , 先端につめなどの付属 物がある。脚は本来歩行のための器 官であるが , 前脚が捕獲脚や掘削脚 などに , 後脚が跳躍脚や遊泳脚など に , 種々の機能に応ヒて変化したも のがある。はわはこん虫類特有のも ので , こん虫類が現在のように他の動 物群を圧して繁栄している理由の一 このはねを獲得したことがあ げられるはどである。はねはこん虫 の発育期間中に他の形態が形成され たのちに発達するもので , 嚢状の突 起の中に気管が分布し , はねが伸展 するとともに圧搾されて膜状になり , 気管は翅脈として残る。翅脈の状 態は類によって異なり , こん虫の分 類や系統の研究上きわめて重要であ 脳そ嚢砂肝盲嚢 食道 食道ト神経節 節 頭部 触角 複眼 単 胸部 前ばね / 聴覚器 \ / 後 脛節 腿節 転節 基節 胸 . 。中 鉗節 コンチュウ 腹部 後ばら第 - 気門 バッタの外形 る。また , はねの状態は鱗片が密布 てきたものと考えられているが , こ 類のような高等な甲殻類から分化し 紀に海から陸上に進出してきた等脚 こん虫類は , 古生代のゴトランド こん虫の進化と系統 節ごとに神経節をつくる。 沿って神経連鎖が派出して走り , 各 背面にある脳であり , 後方へ腹面に 行なわれる。神経系の主要部は頭部 は微細な小気管となってガス代謝が 気管は体腔内で複雑に分岐し , 末端 部で 8 対の気門によって外に開く。 は体の両側を走り , 胸部で 2 対 , 腹 虫類特有の気管からなり , おもな管 循環して心、臓に返る。呼吸器はこん 血液は体腔内にあふれ出て , 体内を るカ { , 動脈は頭部で終わっていて , なる。血液は心臓から動脈へ送られ 循環器は背面にあり , 後半は心臓と 腸の 3 部に分かれ , 体の中央を走る。 〔内部の構造〕消化器は前 , 中 , 後 の尾毛がある。 は産卵管に変化し , 第 11 節には 1 対 節の付属脚は雄では交尾器に , 雌で るものがある。また第 9 および第 10 な種類では成虫でも腹脚の形跡の残 っているものが少なくなく , 原始的 が , 幼虫時代にはいろいろな形で残 く区別できる。腹脚は退化消失する きる。しかしトンポ目では 11 節がよ にくく , ふつうは 6 ~ 7 節が区別で 器や生殖器が開口して環節が識別し が多い。末端の 3 節も小さく , 消化 基部の 1 節は後胸部と癒合すること 〔腹部〕腹部は 11 環節からなるが , 別にもっとも重視される。 など多種多様で , こん虫の大きな類 小さな平均棍えとなったもの ( 双趙目 ) または鞘翅目 ) , 後ばわが退化して 翅 ( さやばね ) となったもの ( 甲虫目 するもの ( 鱗翅目 ) , 前ばわが堅い鞘 の時代の化石のなかには , こん虫の 胃心臓 マノレピ 卵巣腸 だ液腺 腹神経節 月夏 ーキ管 / ヾ 輸卵管 ツ 直腸 結腸 受精嚢 タの解剖

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コウべ 1 0 3 こうふばんち甲府盆地山梨県 がき , だんだんこまかい粉を使って 発揚剤として区別すべきである。治 みがき上げる。このようにしたもの のはば中央に位置し , 中部地方中央 療上必要な興奮剤ではカンフル ( / シ 高地の善光寺平 , 松本平 , 諏訪第盆地 は岩石のなかでの結品の形や集合状 ョウノウ ) が強心、用 , アミノコルジ 態がよくわかり , 保存中もよごれな に続くフォッサマグナにある構造盆 ンが強心、 , 呼吸興奮用 , ロべリンが い。岩石のなかに含まれる鉱物の種 地。南は御坂なかの前山群 , 東は大菩 呼吸興奮用 , / ストリキニーネが血 類や性質を正確に調べるため , 0. () 2 薩峠 , 笹子峠 , 北は関東山地 , 西 管運動 , 呼吸 , 胃運動などの興奮用 は赤石山脈に囲まれ , 全般的には内 mm 程度の薄片をつくる。そのため としておのおの必要な存在である。 に 2 ~ 3 ・ cm 角に欠いた岩石の 1 面を 自律神経興奮剤は / アドレナリ . ンと 陸性気候であるが , 東半はとくに降 平滑にし , ガラス板とアランダムを 水量が少なく西半に比較して風速も 塩化アセチルコリンがその代表で , 使ってなめらかにする。薄片用のが この両方の類似薬は多く , 治療上重 弱く , また無霜日数が短いため , 勝 要である。 ラス板上にカナタ、、バルサムを溶かし 沼を中心とした甲州ブドウをはしめ 〔宮木〕 ていまみがいた面を接着させる。そ サクランポ , モモなど果樹栽培が盛 こうぶんし高分子分子量のき こで反対 1 則を前と同し順序でみ・がく。 んである。西半は釜無氾濫原の水 わめて大きい化合物を総称していう。 ( ). ( ) 2 ~ ( ). ( ) 3mm の厚さにみか、いたら 田地帯 , 御勅使に川扇状地の果樹園 , ふつう分子量 1080 以上のものを高 薄いカ / ヾーガラスをノヾルサムで上か 北部山地の桑畑地帯などが目だっ。 分子 , I()()()— 1080 を準高分子 , 10 ( ) 0 これを偏光顕微鏡に らはりつける。 県の主要な集落が密集し , なかでも 以下を低分子とよんでいる。高分子 甲府市はすべての面で盆地の中心的 よって観察し , 鉱物のいろいろな性 には繊維 , 樹脂 , ゴム , デンプン , 質を調べる。 / 岩石 / ( 別刷 ) 鉱物 タンパク質など人の衣食住に密接な 役割を果たしている。 〔谷口〕 関係のあるものが多い。〔分類〕絹 , 〔片山〕 こうふん興奮生体やその組織 , 器官 , 細胞などの系は , 外的刺激や セルロース , 羊毛 , ゴム , 石綿のよ こうぶつしつ鉱物質 / ミネラル こうぶてい光武帝前 6 ~ 後 57 うに天然に産出するものを天然高分 ホルモンなどの内的刺激が原因とな 中国 , 後漢朝の創始者 ( 在位 25 ~ 57 ) 。 って , 器官の機能が平常の状態より 子 , 酢酸セルロース , 塩化ゴムのよ うに天然高分子から化学変化により 姓は劉 , 名は秀。前漢の景帝の子孫 も上昇するとか , 平常は休止してい 作られたものを誘導高分子 , ナイロ で , 南陽 ( 湖北省 ) の大豪族であった る機能が発現してくる場合 , 結果と 家の出である。 / 王莽の末年 , 各 して起こる機能上昇を興奮と名づけ ン , テトロン , ポリ塩イヒビニル , べ る。また , 内外の刺激によって生体 ークライトなどのように低分子化合 地に群雄が決起すると , 劉秀は一族 や諸豪族を連合して挙兵し ( 22 ) , 同 やその器官に局部的な変化が起こり , 物を化学的に結合 ( / 重合とか / 縮 次につづいて活動の起こるのを準備 合 ) して得られるものを合成高分子 族の劉玄を立てて更始帝 ( 在位 23 ~ 25 ) とし , 新市 , 平林の兵を合わせて こうした局部的変化の総 という。また構造により , ポリエチ するとき , レンのように分子の形が鎖状をなし 23 年王莽の大軍を昆陽で破り , 長安 体を称して興奮という。さらに , 同 ているものを線状 ( または鎖状 ) 高分 にはいった。更始帝によって蕭王に じ刺激によって起こされる活動も個 子 , べークライトのように分子の形 封ぜられたが , 河北の地を平定して 体ごとに変動するから , このような が網状をなしているものを網状高分 強大となり , 25 年には帝を廃してみ 差異を説明するため理論的に要請さ 子 ( 3 次元高分子 ) あるいは架橋高分 すから帝位につき , 都を洛陽に定め れる概念として興奮という語を使う 子という。熱的性質からは熱可塑性 こともある。たとえば , 条件反射学 た。以後 , 約 1 () 年 , 関中の西部 , 四 高分子と熱硬化性高分子に分けられ でいう興奮過程などもこの意味に近 川などに割拠した巨大豪族軍を討戈 い。心理学的には , 心的活動の高進 る。前者は加熱すると分解しないで し , 赤眉などの農民反乱軍を平定 状態をいう。ふつう , 多弁 , 大げさ 軟化する高分子で , ナイロン , ポリ ーして , 王莽時代に奴婢まとされたもの な身ぶり , 奇妙な連想 , 思考の飛躍 塩化ビニルなど多くの線状高分子が を解放し , 郡兵を廃止し , 全国にわ たって墾田を測量するなど , 後漢朝 これに属する。後者は加熱により化 などの徴候とともに 強いいらだち の感情や逆に無限の幸福感をともな 学変化を起こして網状構造となるも 〔五井〕 の基礎を築いた い , 不眠や活動性の増大などがみら ので , さらに加熱しても軟化せす分 こうぶてい洪武帝 1328 ~ 98 解する。べークライト , 尿素樹脂な 中国 / 明朝の創始者 ( 在位 1368 ~ 98 ) 。 れる。このような興奮状態の典型は どがこれに属する。〔性質〕分子量 姓は朱 , 名は元璋黔う。廟号を太祖と カフェイン , アルコールなどの急性 中毒や , 進行麻ひの初期 , 躁病の が約 10 ( ) ()O をこすと低分子と異なっ いう。濠州 ( 安徽省 ) の貧農に生まれ , 患者などに認められる。さらに特殊 た物理的性質を示す。たとえば高分 初め僧となったが , 元末の動乱に乗 な用法としてウントのいう感情の 3 一兵卒から身 子は適当な加工により抗張力の大き して軍隊にはいった 方向 ( 快と不快 , 興奮と沈静 , 緊張と を起こして将軍となり , 群雄を倒し なあるいは弾性のある連続的な膜や し緩 ) のうち , 沈静に対立する感情の て 1368 年応天 ( 今の南京 ) で帝位につ 繊維にすることができ , かっかなり いた。平民から皇帝になった点で , 状態をさすこともある。 / 感情 / 条 大きな強度をもっ成形物を作ること 漢の高祖と並び称される。そののち 件反射 / 精神病 ができる。高分子の溶液は通常のコ 〔藤永〕 北に向かい , 元の帝国を倒して 72 年 こうふんざい興奮剤身体の器 ロイド溶液と同様に粘度 , 浸透圧な 官や組織の生理的なはたらきが弱っ どについて一般の溶液の法則が適用 には中国全上の統一を完成し , 中国 されないことが多い。高分子は化学 人による中国支配を復活した。阜帝 ているのを正常なものに回復させる 構造が同しで分子量の異なる同族体 権力の拡大をはかって宰相を置かす , のが薬理学的にいう興奮剤であって , 大臣以下 , 地方長官に至るまで , す 中枢興奮剤や呼吸興奮剤 , あるいは の混合物で , 分子量はつねに不均一 べて皇帝の直属とした。またその皇 ( 多分子性 ) であり , その分子量もつ 自律神経興奮剤などがある。ふつう 子たちを要地に封ヒて王となし , 帝 ねに平均値としてのみ求め得られる。 興奮剤といいならわしているのはこ 室の安泰をはかった。律令を制定し , のうちの中枢興奮剤であって , その また分子量が大きいため水点降下法 , 代表的なものは / カフェインであり , 戸籍をつくり , 里甲の制を定めて , 沸点上昇法などの低分子に適用され 民政の充実にも力を尽くしている。 るふつうの方法では分子量を測定す また / 覚せい剤もこれに含まれる。 一世一元の制を定め , これより阜帝 ることができす , 浸透圧法 , 超遠心 ェチルアルコールのように , 薬理的 はその元号によってよばれるように には中枢のはたらきをおさえるもの 法 , 光散乱法などによらなければな なった。洪武帝というのもその元号 〔長久保〕 でも , それを含んだ酒類をのんだと らな、し、 による通称である。中国史上 , 最大 こうべ神戸〔市〕兵庫県の県庁 き , 見かけ上興奮状態を現わすので , 帝

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シッポクリ 七宝左はル河靖之作 のし宝花びん , 1893 。 右は 12 世紀リモージュ 2 ク ) . 工 - ? イ . 工・シャン ルべの聖骨櫃 ( ひっ ) く楽園 > のさし絵 プレイク筆 技術は中世においておおいに発展し , ことにビサンチン帝国では種々の聖 器や王冠の装飾に豪華なエマイユ・ クロアゾンネ ( わくでかこむ有線七 宝 ) がはどこされ , 一方西欧ではく は、みにエナメルをつめて焼きつける エマイユ・シャンルべが行なわれ , ともに中世工芸の代表的遺品を残し ている。中国には 6 ~ 7 世紀ころ西 方から伝来したらしく , 唐代の遺品 として日本の正倉院の黄金瑠璃鈿 背十二稜鏡がある。唐以後は 不明で , 明時代には景泰年間 ( 1450 ~ 56 ) にあい色の釉薬が多く用いら れ , 清時代の康熙帝以後 , 鎚起竃い銅 器に透明七宝をはどこした。日本で は奈良時代初期に伝来したらしく , 大宝令に「塗飾瑠璃」のことが記さ れておリ , 奈良県高市郡の牽牛子豎 塚から出上した棺金具に黄かっ色の 七宝か・ほどこされている。以後しだ いに行なわれなくなり , 平安時代に 宇治平等院鳳凰堂のとびら金具にを 色し宝がみられるはかは , 佻山時代 まで遺品がない。佻山時代には朝鮮 の七宝技術を学んだという平田道仁 ( 1591 ~ 1646 ) か出てようやく盛んに なリ , 建築金具に応用された。桂離 宮中書院の燠すす引手や鐔などが残 っている。江戸時代になると名占屋 城の釘隠・し , 日光東照宮のとびら などがあり , 刀剣の鐔 , 小柄 , 目 貰などに多く利用された。江戸時 代末期にはオランダの技法を、とりい れた尾張 ( 愛知県 ) に盛んで , その伝 5 2 0 統は現在まで続いている。明治年間 にはいると陶胎七宝が多くなり , 並 河靖之 ( 有線七宝 ) , 村松彦し , 濤川 惣助 ( 無線七宝 ) などの代表作家をだ 〔蔵田〕 しつばくりようり卓袱料理長 崎地方から流行して日本化した中国 料理。卓袱とはもとは卓のおおいの 意味だったが , やがて卓の呼称とな リ , さらにその卓 E で供される料理 をよぶようになった。中国風の家庭 料理に日本風を加味し , さらにオラ ンダ風をとり入れたもので , とくに 江戸時代中期に流行をきわめたが , 現在も長崎の名物となっている。 んだてはふつう , 吸い物 , 小菜 , 中 は、ち , 大ばち , 汁粉 , くだものなど が供される。小菜はさしみ , あえ物 , 煮豆 , つけ物 , その他ロ取リに類す るものがあり , 古くは小菜七品など とよび , 品数を奇数にすることが守 られていた。中ばちは豚の角煮など , 大ばちはおもにあんかけ料理などで ある。汁粉が供されるのは中国料理 の点心にあたる。また「寺しつはく」 とよぶ精進料理もあるが , これは / 普茶簽料理として知られている。 〔柳原〕 じつようしんあん実用新案物 品の形状 , 構造または組合せに関す る考案 ( 製造方法の発明や考案を含 まない ) をいい , 特許庁に出願して , 審査の結果 , その考案が新規有用で あることなどカ { 認められると登録が 許可される。登録されると , 1 ( ) 年間 は業としてその物品を製造販売など をする独占権が与えられる。関係法 規としては実用新案法 ( 昭 34 法 123 ) がある。 / 特許 / 意匠 〔中村〕 しつらくえん失楽園 Paradi- se Lo s t 英国の詩人ミルトンの作。 166 7 年出版。く旧約聖書 > の楽園喪 失の物語すなわち人間の堕落を中心 主題とした全 12 巻に及ぶ一大叙事詩。 雄大な規模構想と , 荘重華麗な筆致 による作品で , 英文学の代表的傑作 の一つとされる。 〔あら筋〕数万の天使をひきいる大天使ル ンフェルは , 神にそむいて地獄に落とされ , 悪サタンと化する。彼は神が創造する新 世界を破壊することによって報復しようと 企て , 地獻を悦出してエデンの園にいたり , アダ・ムとイプの誘惑に成功するが , その得 意の絶頂において , 数万の手下とともに永 遠にヘビと化するそして楽園から追放さ れたアダ・ムとイプとによって人類の歴史が 小は , 同し大きさの加速度を生し せるのに必要な力の大小を示すか 質量は慣性の大小を表わす量であ といえる。重力の作用で落下する きの加速度は , 他の力がなければ 同一地点ではすべての物体に - 共通 ある。このことは重力の大きさが 体の質量に比例することを示す。 えに , てんびんなどで物体の重さ 比を測れば質量の比になるから , らかしめ標準 ( 分銅など ) を定めて いて , それとの比較で質量を定め ことができる。質量の単位はグラ g ( cgs 単位系 ) , キログラム kg ( mk 単位系 ) などで , 国際キログラム 器の質量を 1 kg と定めてある。 / 対性理論によれば , 質量はエネル ーと相等で , エネルキ、一を多くも ほど物体の質量は増加する。真空 の光速度を c , 質量を m とすれば , エネルギー E は E =m c 2 である。 なわち , 質 1 g は 9 x 1 ( ) 20 ェルグ エネルギーに相当する。 しつりようさようのほうそく 量作用の法則化学平衡におよば 反応物質の量の影響についての法印 で , 1867 年ノノレウェーのグノレベ . ルク とその義弟のポーゲによって確立さ れた。物質 A , B , ・・が反応し M , N , おいて , ・・を生成する化学変化に aA 十 bB 十・ ・ - ー・ m M 十 nN 十・ の化学平衡が成り立っとき ・ Cb ・ C ・ C{ という関係がある。この式のうち。 を示し , CA , C B ・・は各物質の分子 ・ CM,CN ・ それぞれの濃度 ( モル / / ) , あるいに 物質が気体である場合の分圧を示 この化学変化で反応が右に進むとき の反応速度は c ミ・ c い・・・に比例し , 左に進むときの反応速度は ( ・ 0 ・・に比例する。平衡状態では両第 の反応速度はひとしいので , これカ ら K が一定の値をもっことが結論さ れる。また K は温度が一定ならば 度が変化してもかわらない定数で , 平衡定数とよばれる。 〔雨宮〕 始まる。 〔小野協〕 しつりよう質量力が働いて物 体の運動が変化するとき , その連動 状態を変えがたい度合いを表わす量 が質量で , 運動系中の物体の実質の 量ともいうべきものである。運動の 法則によれば , 物体にカ F を加えた とき , それと同し方向に加速度佖を 生するが , F と。の間には比例関係 F = ma が成立する。この比例定数襯 をその物体の質量という。質量の大 しつりようふへんのほうそく 量不変の法則化学変化が行なわオ ても , その反応にあすかった全物 の全質量は , 反応の前後で変化しる ことを示す法則で , 18 世紀にラけ アジェによって発見された 則は , 化学変化によって原「・は変負 することなく , 単に原「間の結合ノ 変化にすぎないことから当然であ 相対性理論によると , エネルキ、一 変化は質量の変化を伴うことが知こ れているが、化学変化に伴うエネ キ、一変化は , 質量に換算するときオ めてわすかで , 実験誤差よリ小さ 質不変の法則の成立を妨げない。 〔雨宮〕

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4 9 0 が上昇したために , 港が浅くなっ 三浦半島油壺付近は , 年々沈下していたが , 船が出入できなくなったり , 沈下 面地 関東地震で急に 1205 たために海水が陸上に侵入した例 ー下起 東 も隆起した。右はその 多い。また震源が海底にある場合 : グラフ ( 横軸は年 ) 。写 は , 海底に生した地殼変動に伴っ 真は油壺海岸で , 矢印 / 津波を起こす。三陸沿岸はたび 海土」 205 隆起 の 3 個の標石より下の ↓面地 部分は , 関東地震以前 び大津波におそわれたところであ 上沈 には海面下にあった - ーー - 昇下 て , なかでも 1896 年 6 月 15 日およ 1933 年 3 月 3 日の三陸沖地震のさし の大津波では大被害をうけた 〔地震と火災〕地震動によって構、 物にも被害が生する。 / 耐震構造 は , 地表面に沿って伝わる別の種類 図上におのおのの観測所からその 完全であればます大しようぶであ の波も生する。これを表面波といい P S 時間から求めた震源距離を半径 が , 木造家屋などは倒壊するもの とした円を描き , それらの円弧の交 多い。大地震で倒壊家屋がでた場 その速度は S 波よりわすかにおそい。 点から震源の位置を決定することが もっとも恐ろしいのは火災である。 地震動の途中から , ゆさゆさと大き できる。震源の位置は , この方法の 関東地震のさいの死者とゆくえ不日 く揺れ出すのを主要動というが , こ はかにも , 各観測所へ P 波が到着し 者の合計 14 万人のうち , 火災のた れは S 波の部分のときもあるが , 多 た時刻 ( 発震時 ) や , P 波の最初の動 の焼死者が実にその ) % 以上を占 くの場合この表面波の部分である。 き ( 初動 ) が震源の方向またはその逆 ていたのである。 表面波にもいろいろの種類があり , の方向を向く性質があることなどを 〔その他の現象〕大地震のとき , 波の進行方向を含む重直面内で振動 利用しても求められる。 戸水や温泉の湧水量が増減したり するのをレイリー RayIe igh 波とい 大地震に伴う諸現象 濁ったり , または水温が変化したり い , その面に直角な方向の面内で振 〔断層〕大地震が起こると , それに することもある。これは地震動に 動するものをラブ L ove 波という。 伴って断層その他の地変が起こる。 って水脈に変化を生したためと考、 これらはいすれも発見者の名をとっ られる。このほか , 地震に伴って一 地震に伴う断層 ( 地震断層 ) は , 地面 てつけたものであって , 記号で表わ 雷や大砲の音に似た鳴動や音を発 に数 km から数十 km にわたって , 上下 すときは前者を Lr , 後者を Lq と書 東京 , 宇都宮 , 水戸の および水平方向に大きな食い違いを ることもある。これは短周期の地 - くのカ { ふつうである。 観測所で測られた P S 波によって空気が振動して生するも 生し , ときにはそれが数 m に達する 〔震源の位置を求める〕地震のとき , 時間が A 秒 , B 秒 , C のである。また大地震のとき怪しし こともある。 18 91 年 1 ( ) 月 28 日の濃尾 ある地点にます P 波が達してから S 秒であると , 大森公式 光を見たという記録も多い。それら 地震のさいに , 福井県野尻付近から , 波がくるまでの間は , 多くの場合小 により震源は 3 地点か 岐阜市西方約 2 ( ) km に至る延長約 1 ( ) ( ) のなかには , 地震動によって送電線 さい振動が続くので , この間を初期 らそれぞれは km , 6 km , c km の距離にあるはす km にわたって生じた「根尾谷断層」 が互いに接触して発したスノヾークと 徹動という。初期微動の続く時間を である。この距離を半 か , 山中の炭焼かまどのくすれ落ち は有名である。この断層では上下お 初期微動時間または単に P S 時間と 径とする三つの円弧の よび水平方向の食い違いはそれぞれ た光などを見誤ったものもあるが , この時間の長さは震源距離に し、し、 交点が震源であるが , それらのものでは説明のつかない光 最大 6 m に達した。このはかの著し 比例する。 P 波と S 波の伝わる速度 一般には , 震源はある い例では , 北丹後地震 , 北伊豆地震 , もある。これらは地震に伴う一種の が知れていれば , P S 時間の長さか 深さにあるので図のよ 鳥取地震 , 福井地震などのさいの断 電気的現象だと考えられているが , ら震源距離を求めることができる。 うに交わる。この場合 震央は線分 D E , F G , 日本付近の地震の場合には , P S 時 層である。外国の例では , 19 ( ) 6 年 4 原因はまだ十分わかっていない 日 I の交点 J である。 地震の原因 間を秒単位で計り , それを約 7.5 倍 月 18 日米国のサンフランシスコ地震 そして D E (F G , 日 I とその予知 すると単位で表わした震源距離と のさいにできたサンアンドレアス断 でもよい ) を直径とす 地震の原因については , 古くから なる。この関係を発見者 / 大森房吉 層がもっとも著しいものであって , る円弧と , J を通って いろいろな説があるが , 現在の地 延長約 4 ( ) ( ) km 以上にわたり , 水平方 の名をとって大森公式という。した D E に垂直な線との交 震学で考えられている説を大別する 向の食い違いは最大 6 m 以上に達 がって , ーっの地震の P S 時間が 3 点を K とすると , J K が震源の深さを示す カ所以上の観測所で計られれば , 地 と次の二つに分けられる。 1 ) 地下の した 〔山くすれ〕地震に伴う地変で大き / 岩しよう ( マグマ ) に関係づける 震源の位置を求める 山くすれや 2 ) 岩石の弾性的なはねかえりの作用 い被害を生するものに に原因づける説である。日本の地震 がけくすれがある。震央近くの山中 に起こり , 地形によっては川をせき 学者には , 前者の考えを支持するも この説では , 地下のマグ のカ { 多い 止めて , 上流にはんらんを起こし , マが温度変化に伴って固体から液体 またそれが決壊して下流に大洪水を 起こすことがある。また谷間などで さらに気体とその形態を変えるさい 山くすれが起きると , くすれ落ちた の体積変化につれて , 周囲の岩石に 破壊を起こさせ , それが地震の原区 I•. 砂や岩石が谷川とともにひしよう な勢いで流れ下り , 途中にあるもの となるとするものである。後者の立 をすべて押し流してしまうことがあ 場を支持するのは主として米国の地 この説では , 地下椡 る。これを山津波というが , 関東地 震学者に多い。 震のさいに , 神奈川県根府川の町 造の古傷である断層の辺にひすみの をおそった山津波は , 全長約 6 km の エネルギーがしだいにたくわえられ てくると , はしめは断層面の摩擦の 谷を 5 分間たらすで流れ下り , 町の ために動かすにいるが , ある限度を 大部分を土砂とともに相模湾の海 越えると急激にがくんと変動を生し 中へ押し流してしまった。 それまでにたくわえられていたひす 〔土地の隆起・沈降と津波〕大地震 みエネルキ・一が解放される。そのと のさいには , 大規模な地殼変動も生 きの断層の弾性的なはわかえりに し , 広い地域にわたって上地が E 昇 って震動が生するのが地震の原因て したり沈下したリする。海岸で地盤 1 0 四田 20 30 40 50 宇都宮 c km 水 東京

9. 国民百科事典3

ジキアラシ 磁気 ( 補 ) 磁場の強さ をあらわすのにがウス という単位がよく使わ これは真空中で は 1 工ルステッドに等 しい。最強力な電磁石 は数万がウスの磁場を 発生させ , 地磁気の強 さは髫 ~ % カ・ウスの程 度である。カ・ウスとは 磁場の強さを磁東密度 という量で表わすとき の単位である。いま , 強さ 1 の磁極すなわち 単位磁極を中心とする 半径 1 crn の球面上にお いて 1 当り 1 本 ( 透 磁率の磁性体中では これが″本となる ) の 磁カ線を生するものと 約束すれば , 強さ m な る N 極からは 4 m 本 の磁カ線が出てくるこ こうしてお とになる。 くと , 磁場中のある点 において , 磁場の方向 に垂直な単位面債を横 ぎる磁カ線の数はその 点の磁カ ( 記号〃 ) すな わち磁場の強さに等し くなる。ある面を貫く 磁カ線の総数のことを 磁束 ( 記号 B ) と名づけ るから , 磁束の密度も また磁場の強さを表わ すことになる。 磁束の単位にウェー ーというものがある。 これは磁場の変化が電 流の変化におよは、す電 磁誘導をもとにしてき められる単位で , 磁場 の中で閉した曲線回路 をなん本かの磁カ線が 貰いているとき , 磁カ 線の数つまり磁東の減 少速度に比例して回路 に誘導起電力が生しる 関係を利用する。 1 回 巻いてある閉回路を貰 き , 一様に減少して 1 秒間で 0 となる 1 ポル トの誘導起電力を生じ させる磁東を 1 ウェー ノヾーとする。、これは M K S A 単位系での磁場 の強さを表第す。 cgs 電磁単位ではマクスウ 工ノレとし、し、 1 マクス ウェノレは 1 ( ) ー 8 ウェーノヾ 1 カ・ウス は磁東密度が 1 マクス ウェル / cm2 に相当する。 コイルの運動によってコイルを通る 磁束の変化が起こると , コイルの中 にはその磁束の変化する速さに比例 した逆向きの起電力を生する。これ をファラデーの法則とよぶ。 〔物質の磁性〕物質が磁気を帯びて いる状態を示すために , 物質の磁化 という量を定義する。一様な磁化 M というのは , それに垂直な切ロの単 位面積に土 M なる強さの磁極が現わ れる状態である。一般に外から〃な る磁場を作用させたとき , 物質に生 する磁化 M は〃に比例する。 M = xH と書いたとき , この x を帯磁率とい う。が正で小さい物質を常磁性体 , が負で小さい物質を反磁性体とい う。鉄族や希土類のイオンを含む大 多数の物質は常磁性体で , 食塩や方 解石などのように鉄族や希上類を含 んでいない大多数の物質は反磁性体 である。鉄 , ニッケル , コノヾルトや その合金酸化物など特定の少数の物 質では火か、正でひしように大きい。 これが強磁性体とよばれるもので , 古くから発見された磁気の現象はこ れら強磁性体に限られていた。常磁 性体や反磁性体の磁性がはっきり調 べられるようになったのは , 強力な 電磁石で物質を磁化することができ るようになった 19 世紀以後のことで ある。強磁性体は x が正で大きいと いう特徴だけでなく , 磁場〃に対す る磁化 M の変化は直線的でなく , 飽 和の傾向を示し , またいちど磁化し たのちは〃を 0 にしても M は 0 にな らないで有限な磁化 MR が残る。 M を () にするには逆向きに一 Hc の磁 場をかけなければならない。これら の現象を磁気履歴現象 , MR を残留 磁化 , Hc を保磁力という。残留磁化 と保磁力の大きい物質は永久磁石の 材料としてすぐれており , 反対に保 磁力が小さくて帯磁率の大きい物質 は電磁石のような一時磁石の材料と してすぐれている。強磁性体はいす れも高温度に熱するとその強磁性を 失う温度がある。これをその物質の キュリー温度といい , 鉄ではそれは 770 ℃ , ニッケルでは 358 ℃ , コノヾル トでは 1120 ℃である。 〔磁気の本質〕磁極を単独にとり出 すことはできない。たとえば一つの 磁石を切り取っても , 切れ目の両側 にはかならす北極と南極が現われて , おのおのが一つの磁石になる。これ は磁石をさらにこまかく分けても同 しで , けっきよく磁石の中の分子の ーっーっが磁石になっている。ーっ の磁石の磁極の強さの絶対値を襯 , 両極間の距離を / とするとき , この 積襯 / を大きさとし , 南極から北極へ 向かうべクトルを磁気モーメントと よぶ。この磁気モーメントが磁石を 特徴づけるものである。磁気モーメ ントは , 荷電粒子の運動によって生 するが , そのほか素粒子のスピンに 4 6 6 関係して現われる。したがって陽子 や中性子も磁気モーメントをもつが , 電子に比べるとたいへん小さく , 強 磁性など物質の磁性には電子の磁気 モーメントか・主役をなしている。 〔分子磁石と磁区〕磁石はどんなに 細分しても磁石の性質を失わない。 磁気を最小的に保持するのは分子磁 石であると考えられているが , 強磁 性体内部では分子磁石はいくっかの 領域内で同し方向を向いて磁化され ている。この各領域は一つ一つが / ト 磁石に相当し , 磁区とよばれる。磁 区と磁区の境界を磁壁といい , 両側 の磁区内の分子磁石のなす角により 180 。磁壁 , 9() 。磁壁などという。強磁 性体の粉末のコロイド液を磁性体の 表面に塗り , 金属顕微鏡で磁壁の移 動や磁区の形を知ることができる。 〔磁気の応用〕今日は電気文明の時 代といわれ , 電気と密接な関係にあ る磁気は日常生活のあらゆる面でひ ろく応用されている。磁束の変化を 電流に変えるものには , 発電機 , 磁 気録音テープの再生 , 電子計算機の 記憶の読み取り , レコードプレーヤ ーの磁気力ートリッジなどがある。 電流の変化を磁束の変化に変えるも のはプサーなどの中の電磁石 , 電磁 スイッチ , 磁気録音などで , 磁場の 中で電流に働く力を利用するものに はモータ , 電流計 , 検流計 , ダイナ ックスピーカなどがある。その他 , 原子核物理学に用いられる粒子加速 装置には , イオンの軌道を曲げるた め巨大な電磁石が用いられている。 〔高木〕 じきあらし磁気嵐地球磁場が 太陽面の活動で , かなり激しく乱さ れる現象を磁気あらしとよぶ。磁気 あらしのときには , 磁針がさす方向 は中低緯度ではせいぜい 1 度以内の 変動しか起こらないが両極地方近く では数度も変わることがある。また 地球磁場の強さは , 数 % ぐらい増減 することもある。磁気あらしに伴い , 高緯度地方ではオーロラがみえる。 また無線通信電波はひどく乱され , ときには字宙線強度が減ることもあ る。磁気あらしは太陽活動が盛んで 黒点数が大きいときに比較的多く発 生し , 太陽表面異常爆発に伴って放 出される電離ガス流が地球に届くと きに磁気あらしがはしまる。荷電粒 子は地球の高緯度地方で地上 100 あたりまで入りこみ , オーロラを発 生させ , 電離層をかきみだす。また 特別な電流が地球を囲んで流れるよ うになるので , 地上では磁場の変動 が著しく現われる。 / デリンジャー われわれが「黄色いサクランポ いうときの「黄色い」は , 光とド なく , その物質に固有な性質と これを「物体の色」とし , 「、 る。 色」といちおう区別して両者は の項目で述べる。また , 色は感 あるから物理学だけではかたづカ い生理学や心理学的な「色覚」 題については / 「目」の項でふれ 色彩の配合によって , われわれ ( ろいろな感情をもつ。よい色 , い色 , しぶい色 , いきな色 , い 色などといい , とくに絵画の領域 の中心課題であり , また住居 , 服 ! 印刷物 , あるいは化など , わ北 れの生活から切り離せない問題て る。これについては / 酉己色の項を 照されたい 〔前田 しきさいちょうせつ色彩調節 コン - シン - ヨ - = ・ン・ - ク・ / カラー しぎさんえんぎ信貴山縁起 安末期に作られた絵巻物 , 3 巻。 良県生駒郡朝護孫子寺 ( 信貴山寺 ) 第 1 巻をく飛倉の巻〉 , 第 2 巻をく 喜加持煢ぎの巻 > , 第 3 巻をく尼公 の巻〉といい , 大和 : まの国信貴山 こもり毘沙門や天をまつる命蓮 という僧が , 法力をもって米倉を ばしたり , 醍醐天皇の病気をなお 話と , 命蓮と姉の尼とが奈良の大 のお告げで再会する話を描いてい 大和絵固有のなめらかな描線を用ー また流動的な構図法によって時間 [ に発展する物語の造形化に成功し , 絵巻物の妙味を発揮している。絵 遺品中の最高傑作の一つに数えら冫 るか、 , 筆者は明らかでない。 / 0 刷 ) 絵巻物 〔奥平 現象 / 地磁気 〔福島〕 しきさい色彩光がないと , わ れわれは何も見えなくなる。つまり , 「色」の感覚をよびおこすものは光 であって , 光が視神経の一部を刺激 して生しるものである。ところで , しきし色紙詩歌 , 絵画など冫 しるす日本独特の方形小形の厚紙。 ふつうのものは白い宣紙芒んや鳥のニ を用い , 文字専用のものには表面ー 種々の文様を描き , 染色 , 金銀箔を 用いたものもある。色紙とはもと 3 と染色した紙の意だったらしく , 安時代の肖像画をみると上部に色 形髣・といって , 今の色紙に似た 青 , 黄などの紙や布が何枚か並べー あり , それに肖像主の讃語や小伝ノ 書いてある。これが色紙の起原で 2 ろう。色紙の大きさは , 初期には不ラ であったが , しだいに大色紙瞽し ( 寸 x 9 寸 ) と , 小色紙 ( 6 寸 >< 7 寸 の 2 種になったが今は 27.3cm X 24 . cm のものが普及している。ほかに 方形の枡色紙 , 極小形の豆色紙も 2 る。また , 古筆切つの色紙大のもし も何々色紙とよぶことがある ( た えば伝紀貰之筆「寸松庵色紙」 ) 。 形などの模様のある色紙の上下は , 通常青が上で , 紫を上にするのは ) 吉の場合である。砂子の場合は余ー 〔安藤 の多いはうを上にする。 しきしないしんのう式子内親三 1151 頃 ~ 1201 平安時代末期の女 : 歌人。後白河法皇の皇女で , 1159 -

10. 国民百科事典3

3 4 7 である。刑法上 , 詐欺によって 公平または債権者と債務者の間に先 さきゅう砂丘乾燥地域 , 河岸 , りを騙取し , また財産上不法の 取特権について暗黙の了解があった 海岸にみられる砂からなる風成地形。 第を得 , もしくは第三者にこれを ことの推測などの政策的な理由によ 全世界の / 砂漠の % の面積を占める って , 優先的な地位を認めるもので せたものは , 詐欺罪として 1 ( ) 年 砂砂漠 ( % は岩石砂漠 ) に顕著である。 の懲役に処せられる ( 刑 246 ) 。 ある。たとえば債務者破産の場合に サハラ砂漠ではエルグ , 中央アジア とは錯誤に基づいて交付させる 使用人の数万円の給料債権が数百万 , ではクームとよばれるが , これらは をいうが , 対価を払った場合で 数千万円の大口債権とならんで同 地域の卓越風向に直角に発達する横 - 、お騙取である。未遂罪も罰する。 率でわすかの金額の配当を受けるの 砂丘 , 平行に長軸をもっ縦砂丘で , ゞ未成年者 , または心神喪失者を は人道的な問題である。そこでこの 高さ 5 ~ 20 m , 長さ数から 200 に して財物の交付をなさしめ , ま ような特殊な債権に限って優先的地 および , 砂丘間には狭長な凹所をは 不法に利得した場合は詐欺罪に 位を認めたが , 一方他の債権者を害 さむ。モンゴノレの / ヾル / 、ンは三日月 る ( 刑 248 ) 。これを誘惑取財ま することも少なくないので , 先取特 形の平面形を有し , 外周を卓越風の 準詐欺という。 権を認めるにあたって慎重でなけれ 風上側に向けて緩斜し , 内側は砂の 〔遠藤〕 ききしましよとう先島諸島琉 静止角である 30 。内外の急傾斜で落 ばならない。最近では , 債権関係に 者島のうちで東経 126 。と台湾との 対して国家が積極的に関与する必要 ち込む。ノヾルハンおよび風下に V 字 こ点在する島々の総称。尖閣齡諸 形に開く平面形の放物線砂丘は , 風 が認められ , 特別法によって拡張さ / 八重山諸島 , / 宮古諸島の で砂粒が堆積して生する原形であり , れる傾向を示している。先取特権者 からなり , おもにサンコ焦で形 これらが連結して横砂丘 , 縦砂丘に は , 債務者の破産 , 他の債権者の強 れ , 付近はカツオ , マグロ , イ それぞれ発達する。砂丘砂の堆積層 制執行などに際して配当に加入しう どの好漁場とならている。サト は地形に平行で風上側に緩 , 風下側 るだけでなく , 自分で目的物を競売 ビ , サツマイモ , 米などを栽培 に急な層相を示すが , 砂丘の移動や してその代金から優先弁済を受ける 。現在は沖縄とともに米国の統 侵食の影響で複雑な形になる。砂丘 こともできる。 〔遠藤〕 〔谷口〕 さぎむすめ鷺娘長唄纊の舞踊 は風上側の砂を吹き飛ばし風下側に にある。 キソフォン saxophone 1840 堆積することによって移動する。風 劇。壕越二三治煢作詞。杵屋忠次郎 , リュッセノレの A. サックスによっ 富士田吉次作曲。 2 世西川扇蔵振付。 向きの変化などで移動砂丘の運動が 明された管楽器。略称サックス。 1762 年 , 2 世瀬川菊之丞により , 江 やむと , 植被を生して固定砂丘とな リネットと同様に 1 枚のリード 戸市村座でく柳雛諸鳥囀 > る。固定砂丘やほとんど砂からなる ち木管楽器の扱いをうけるが , 四変化の一として初演された。雪 台地が , 風の侵食によって風向きに 製である。音の高さにより次の の夜 , 白鷺の精が白装束の娘になっ 平行な凹地と , これに伴う新たな砂 類にわかれる。ソプラニーノ ( 変 て水のはとりに現われ , 恋に悩む風 この一連の地形を 丘を生する場合 , ) , ソプラノ ( 変ロ管 ) 。アルト 情をみせたあと , 地獄の責苦に苦し 侵食砂丘という。日本では鳥取砂丘 、ホ管 ) 。テノール ( 変ろ管 ) 。バリ む。幽雅な白鷺の動きから , 華麗な をはしめ , 日本海岸の平野の臨海部 , ン ( 変ほ管 ) 。バス ( 変ろ管 ) 。この 江戸娘の振りを経て , すさまじい地 太平洋岸の伊良湖岬 , 御前崎付近 , 、、はアルトとテノールがもっとも 獄の責めにいたる諸変化を , 引抜き 湘南砂丘などいすれも海岸砂丘であ ; く用いられる。音量が大きく , 日 で見せる変化舞踊。曲は伝存してい り , 関東平野の中央には利根川に沿 は豊かな変化に富み , フルートの たが , 振りは一時すたれたのを , 18 って古い河畔砂丘がある。 〔式〕 うな木管楽器のやわらかさからコ 86 年 , 1 世花柳寿輔が一部を補って さぎようふく作業服工場その ネットのような金管楽器の金属的 復活させた 〔槌田〕 他の作業場で着る服の総称。作業服 さにまでおよぶ。このような多様 さきもり防人古代 , 諸国から の生地は , 摩耗に耐え , 染色が堅ろ 性格から , 管弦楽はもちろん独奏 北九州に送られて西海の防備につい うで , 洗たくのきく織物を選。形 器として協奏曲にも用いられ , と た兵士。制度化したのは , 大化の改新 状は , 身体の運動動作に適応するこ にジャズでは重要な位を与えら とと , 機械その他の器具などに対す ( 646 ) 以後で , 律令う制下の常備軍 〔前田〕 る危害防止を考慮することを主眼と ている。 である諸国軍団の兵士を , 3 年交替 さぎちょう左義長 / どんど ( という規定 ) で任務につかせた。防 し , 保健性および装身性を備えてい さきと崎戸〔町〕長崎県西彼 人は , ます本国から難波 ( 大阪 ) ま るものとする。そのためには , 動作 をの郡の町。人口 10346 ( 1965 ) 。西彼 で行き ( 路用は各自負担 ) , そこから を妨げる被服の部分を除き , 容積や 半島の西方海上に浮かぶ蠣ノ浦の 海路で大宰府に至リ ( 公料支給 ) , 辺 重量を小にし , 被服を確実に身体に , 江ノ島 , 平島などからなる。も 境防備と耕作に従事した。 730 年 , 防 緊縛し , 重ね着を少なく , かっ着脱 人は東国の士に限られたが , 737 の容易な服装とすることが適当であ 小漁村にすぎなかったが , 1907 年 ノ浦島に炭鉱が開かれてから急速 る。とくに上体部の被服は , そで付 年にはこれを改めて筑紫の人をあて , 発展した。年間約 40 万トンを出炭 けに余裕をもった構造として腕の動 またいっしか東国兵士の徴発に復す 千代 ( せんだい ) 川河口 ている三菱崎戸炭鉱のはか , 火力 るなど変遷を重ね ,. 8 世紀末には諸 に発達する鳥取砂丘 電所と製塩工場がある。水産業も 国車団の解体に伴って , 防備は当地 なわれ , 海草類を多産する。崎戸 の兵十にゆだねられることとなった は漁業を営む水上生活者の家船磊 防人は課 ( 調をよ ) 役 ( 庸 , 雑徭 ) 免 数少ない根拠地としても知られて 除などの特権をもつが , 武器 , 路用 〔土井〕 の自己負担など , 苦痛は大きく , 忌 さきどりとつけん先取特権法 避逃亡するものも多かった。 / く万 の定めた特殊の債権を有する者が 葉集〉のとくに巻 20 には多くの防人 務者の一定の財産から優先弁済を の歌が収められているが , 父母夏「・ ける担保物権 ( 民 3 ( ) 3 ~ 341 ) 。債務 との別離の悲しみ , 残した家族へ寄 の財産の種類によって , 一般の先 せる憂いなどを素朴に , あるいはっ 特権 , 動産の先取特権 , 不動産の たなく歌いあげたものがみられ , 防 取特権に分かれる。すべての債権 人の心情を伝えている。 は平等な立場で弁済を受けること 「水鳥のたちのいそぎに父母に物言はす来 本則とするが , 先取特権は公益 , ( け ) にて今ぞくやしき」 〔野〕 サギョウフ し・、し サキソフォン