浄 - みる会図書館


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1. 広辞苑 第三版

「てとなえること。 ・ヘんそう % 【浄土変相】諸仏の浄土の有様を描いと。 じよう・そん【上田】地味の肥えた田地。浄、反魂香じよら・と客【上都】①みやこ。②元 ) の一都城。内 蒙古多倫。 ) の北西に遺址がある。一一一六〇年ここた図絵。極楽浄土変相・薬師浄土変相・霊山浄上変相しよう・どうウ【唱道】 ( 「道」は言う意 ) 自ら先に立っ 「米の育ちはーの」 : 下田で ) ・盧舎那浄土変相などがある。浄土変。ー・まんたらしよう・どうウ【唱導】①唱道に同し。②〔仏〕 9 法を じよう・ぞん襴【定田】荘園領主が年貢・課役を課するで世祖忽必烈 ( ) が大汗の位についた。開平。 じよら・と一城都】みやこ。都会。 【浄土曼荼羅】阿弥陀如来の極楽浄土の有様を描い説いて仏道に導き人れること。◎他人に先立って経 土地。すなわち荘園内の除田以外の土地をいう。 た曼荼羅。浄土変相図のうち、特に阿弥陀仏の極楽文などを唱え始めること。 6 唱導師の略。申楽談儀 じよら・てん【乗田・剰田】①班田法に基づき、位田・職じよう・と【譲渡】 ( 権利・財産などを ) ゆずり渡すこ ・うらがき【譲渡裏書】指図証券上の権利を譲浄土の変相をいう。阿弥陀経と観無量寿経とに基づ「四位の少将は根本・山徒にーの有りしが書きて」 田・ロ分田 ( ん ) などに充ててなお剰 ( じった田。剰と。 ー・し【唱導師】①法会の首席の僧。導師。②説法を く二種がある。 余田。公乗田。公田。②中国周代に、祭祀の犠牲に渡するための裏書。ー・せい・ていきよきんーしよう ー・もん【浄土門】現世において修行 する家畜の飼養をつかさどった職。 しょ【譲渡性定期預金証書】 (negotiable time certifi- し証悟する聖道門に対して、阿弥陀仏の浄土に往生する者。 しよう・ぞんきウ【焦電気】電気石などの結品体の一部 cate 0 「 depos 三裏書により他人への譲渡を認めた定して仏果を得ようと期する教え。インドでは大無量しよう・どう【章動】 (nutation) 月や太陽の引力のた を熱するときに表面に現われる電気。正および負の期預金証書。流動性を持っと同時に自由金利である寿経をはじめ馬鳴 ( ) ・竜樹・世親ら、中国では慧遠・めに地球の自転軸が短周期で動揺する現象。一般の 電気の現われる方向は、その結品の対称軸に関してため、資金吸収力は強く、企業の余裕資金を銀行が吸善導ら、日本では空也・源信・良忍・法然・親鸞・一遍ら歳差運動のうちの周期的部分。 しよう・どう【品洞】品簇 ( う ) に同じ。 一定。ピロ電気。 収する手段とされる。ー・たんほ【譲渡担保】によって主張され、多くの宗派が起った。 目的物自体を債権者に譲渡する形式をとって債権のじよう・ど【常度】①定まったおきて。②普通の程しよう・どら【竦動】慎みかしこまること。 じよら・てんき【上天気】よく晴れたいい天気。 しようーどうウ【奨導】すすめみちびくこと。 しよらぞん・じけんウ【昭電事件】第二次大戦後、昭和担保とすること。民法に規定がないが判例によって度。③日常の態度。 じよう・ど客【壌土】①っち。土地。土壌。②約六〇セしよう・どうウ【聖道】〔仏〕①聖者となる道。すなわ 電工株式会社が復興金融金庫から融資を受けるに際認められている。 し、多額の金を政治家に渡し、政・財界人多数が贈収じよう・ど客【丈度】たけ。ながさ。 の砂に粘土・シルト或いは有機物の混合した土壤。ち仏道。②八聖道の略。③聖道門の略。また、その 僧侶。太平記二九「ーになりたらば児 ( 0 共に笑はれ 賄容疑で逮捕・告訴された疑獄事件。一九四八年芦じようーど【浄土】〔仏〕①五髑 ( ) ・悪道のない仏・菩土壌中最も作物找培に適する。 田内閣の崩壊の原因ともなった。昭電疑獄。 薩の住する国。十方に諸仏の浄土があるとされ、特しよう・とう【上童】「うえわらわ」に同じ。著聞一六ず」ー・もん【聖道門】〔仏〕自力によって現世におい て証果を得ようとする教え。特に天台宗・真言宗を しよう・てんち【小天地】小さい世界。宇宙の大に比に、西方浄上往生の思想が盛んになると、阿弥陀の西「ーを召ぐせらるる事ありけるに」 べて人間界の狭いのをいう。狭い社会。 方極楽浄上をさすようになった。浄刹。 : 臟上 ( し。しよう・とら【小刀】①小さいかたな。こがたな。②いう。聖道。 : 浄上門 しようーどう【面動】 ()m を一胃 ) ①つきうごかすこと。② しよらてんーふし【正伝節】上方浄蠏璃の一派。宝暦②浄土宗の略。ーーきようニ浄上教】浄上門の教法。脇差。 ・ごそ【浄上五祖】中国浄上教の五人の高僧。すなしよう・とう【小党】党員の少ない政党。議会内の勢反省や抑制なしに行動すること。また、その際の心 C し初年、初代宮古路薗八翁しの門人春富士正 の動き。「ー的」「ーにかられる」ー・すいしゃ【働動 伝の創始、京坂地方に流行。享和 ( 羸 8 しごろには廃わち曇鸞 ( ) ・道綽 ( し ) ・善導・法照・少康。ー・さん力の弱い党派。「ー分立」 れた。 水車】噴出する水を羽根車の・ハケットにあてて、そ ふきよう【浄土三部経】三部経 5 のこと。 ーしゅしようーとう【小盗】こそどろ。こぬすびと。 の衝動によって回転する水車。ベルトン水車が代表 しようと純ウ【兄人】↓せうと ら【浄土宗】わが国仏教の一派。浄上三部経を所依しようーとうウ【正当】①正しく理に当ること。せい とし、法然を宗祖とする。自力教を排して、他カ念仏とう。②正しく相当すること。③正しく忌日に当る的。 : 反動水車。ー・タービン【面動ー】〔機〕 ( 一 m を一胃 しようーと【商都】商業の盛んな都市。 turbine) 蒸気をノズルからふき出して高速の噴流を しようーど純ウ ( 歴史的仮名遣シャウドとも。センド ( 先によって極楽浄上に往生するを目的とする浄上門の日。④実直。信実。伎、小袖曾我「金子を受けぬもー つくり、これをタービン羽根にあてて回転させるタ 途 ) 、またシャウジョ ( 生処 ) の転か ) ①目当て。目的教え。その門流は、鎮西・西山・長楽寺・九品寺・一念なる気質」 ービン。本↓反動・タービン とする所。浄、卯月紅葉「どこをーにさして行く」②義の五流に分れる。現在の浄上宗は鎮西派の流れをしよう・とう【正統】正しいちすじ。正しい系統。せ あの世。太平記一一四「地獄に堕つべき者有るべしと くむ。浄土専念宗。ー・しんしゅう【浄上真宗】わがいとう。盛袞記四「この童は平家の嫡々のーなり」しようーどう ~ 」ウ【憔意】きこりをするこども。 しよう・とう【聳動】恐れ動くこと。驚かし動かすこと。 国浄上門の一派。浄土三部経を所依とし、阿弥陀仏しようーとう % 【承当】うけつぐこと。継承。 見えたり。人のーを失はん事を顧みず」 しよう・ど【焼土】上地改良法の一。土の上に枯草・の他カ本願の信によって往生成仏を期するを旨としよう・とう【昇等・陞等】等級がのぼること。官等がしようーどう % 【鍗堂】かねつきどう。鍗楼。 ・さい【上棟 枯葉などを積み重ねて徐々に焼き、土壤の粘り気をし、称名念仏は仏恩報謝の行 ( ) であるとする。親のぼること。昇進。 「くなること。騰貴。しよう・とう【上棟】棟上 ( ) に同し。 取り去って上壌養分を有効化し、あわせて、害虫卵・ 鸞を開祖とし、浄上宗より出て一派をなした。本願しよう・とう【昇騰】①のぼりあがること。②物価の高祭】殿堂・家屋の棟木を上げるに当り、エ匠等が神を 徴生物や雑草の種子などを焼却すること。 寺派・大谷派・仏光寺派・高田派・木辺派・興正寺派・しよら・とう % 【松濤】松風の音を波の音にたとえてい祀って行う儀式。上棟式。ー・しき【上棟式】棟祭 に同じ。ー・せん【上棟銭】上棟式の日に撒 ( ま ) く、金 しよう・ど純ウ【焦土】①焼けて黒くなった土。焼け土。出雲路派・山元派・誠照寺派・三門徒派の一〇派に分う語。 銀箔を押した銭または新鋳の銭。 ②家屋などが焼けうせてしまった上地。「ーと化す」れる。門徒宗。一向宗。真宗。ー・すごろく【浄上双しよう・とう純ウ【消灯】あかりを消すこと。「ー時間」 「人。じよう・とう【上等】①上 0 ) の等級。②すぐれてよ ・がいこらイ【焦上外交】国を焦土と化しても国六】絵双六の一。仏道の過程を描いた双六。「南無しよう・とう純ウ【梢頭】こずえのさき。 いこと。↓中等・下等。ー・しようかく・【上等小学】 策を遂行しようという外交。満州事変の際、英・米・分身諸仏」の六字を記した骰子 (E ) を用いる。南閻浮しよら・とう【鈔盗】かすめぬすむこと。また、その 仏などの圧迫に対して、時の外相内田康哉が帝国議洲 ( ) を振出しとし、善い目を振れば天上に登り、しよう・とう【檣灯】夜間航行中、船のマストにかか一八七二年 ( 明治五 ) の学制で規定された、下等小学 ( 四年制 ) の上に接続した四年制の小学校。ーーへい ーせんじゅっ【焦土戦術】妙覚に至るを以て上がりとする。また、悪い目を振げる白灯。船檣灯。マスト灯。 会で述べた語に基づく。 【上等兵】陸海車の兵の一。旧軍では兵長の下、一 退却などに際して、敵軍に利用されないように、あられば地獄に落ち、永沈 ( ) に人る。初学の僧に仏法しよう・とう【檣頭】マストの先端。 等兵の上の位。旧海軍では上等水兵・上等機関兵・上 ゆる施設・資材などを自ら焼却または破壊する戦術。の名目 ( う ) を覚えさせるために創案。江戸前期、万しよう・どら【小童・少童】年少者。年少の召使。 ーせんねんしよら・どう【小道】①小さな道。こみち。②つまら等工作兵などの総称。 しよう・ど【照度】光が或る面を照らす時、この面の治・寛文の頃から流行。仏法浄土双六。 単位面積が単位時間に受ける光束。単位はルクス。 しゅう【浄土専念宗】浄土宗の別称。ー・の・あるじぬ道徳。儒家の説に対する異端をいう。③人倫の大しようーとう【上騰】たちのぼること。あがること。 しよう・とう【承鐙】馬の脇腹にある旋毛 ( ) 。 道に対して、農・医・占などの技芸の仕事。 ー・けい【照度計】照度を測定する計器。分光感度が【浄土の主】極楽浄上を主宰する仏陀。阿弥陀。 しよらとうのニ城東】 ( 城の東方の意 ) ①もと東京市三 できるだけ標準比視感度に近くなるように補正したはっそ【浄土八祖】浄土宗鎮西派で浄土教を相承ししよう・どうウ【正堂】褌寺の方丈の室。 五区の一。現在の江東区の東半部。②大阪市北東部 光電池や光電管の出力光電流を用いて測る。ルクた三国の祖師、馬鳴 ( ) ・竜樹・天親 ( 以上インド ) ・菩しよう・どうウ【正道】正しい道。正路。せいどう。 スーメーター の区名。ー・せん【城東線】国鉄大阪環状線の一部の 提流支・曇鸞 ( ) ・道綽 ( し ) ・善導 ( 以上中国 ) ・源空しよう・どう【昭堂】享堂 ( う ) に同じ。 旧称。天王寺駅から大阪駅までをいった。関西本線 じようーと客【上途】旅行の途にのぼること。出立。 ( 日本 ) の八人。ー・ヘん【浄土変】浄土変相に同じ。しよう・どう【称道】となえること。ほめて言うこ しようてんーーーしようとう

2. 広辞苑 第三版

すっこむーーすてかく 一二九四 の・かわ ( カ【透波の皮】かた美味、滋養に富み、血は強精剤とされ スティック【 stick 】①ホッケー・アイスーホッケー用の すっ・こ・む〔自四ひっこむ。その場から退く。狂、縄に出る。だしぬく。ー・ 。盗人。盗人根性。浄、八百屋お七「ーな若衆が、 る。スッポンの類は、このほかアジ 木製の打棒。②スキー用の杖。ストック。 綯 ( ) 「ー・んで居よ」 ア・アフリカ・アメリカに約二 すっし・と〔副物が重いさま。ずしりと。狂、朝比奈此久兵衛が僅かなる家一軒を見込みにて」 ( 第 1 すてい・とう「ずでんどう」に同し。狂、附子 ( し「ーと すつば・い【酸つばい】〔形〕酸 ( す ) い味がする。酸い。 〇種。蓋 0 ) 。川亀。ドロガ ん投げられてござるによって」 「閻王に / 、、ー持たせて」 メ。まる。「何を音 ( わ ) にすぼ すっしり①響き鳴るさま。ずしん。浮世風呂二「ーとすっ・ばたか【素裸】まるはだか。すはだか。 すてーいん【捨印】証書などで、訂正を予期して爛外に っ す押しておく印。 地響きがして各別なもんだ」②物の重いさま。ますつは・と〔副みごとに物を切るさま。すばっと。狂、ん鳴くらん五月雨闇 ( •) 」 た、たくさんあるさま。浄、神霊矢ロ渡「引ったくっ酢薑 ( 翳じ ) 「あれをー切て」 ( 其角 ) ②歌舞伎劇場の本花道 すて・うき【捨浮】日本泳法野島流浮身の一。手足をひ て主人へ渡せば褒美はー」 すつばーと〔副〕勢いよく物を貫き通すさま。また、勢の七三 ( ) にある切穴。奈落 らいて八文字にして浮くこと。 すった・もんた【擦った揉んだ】議論などが、さんざんいよく切るさま。浄、鑓権一二「ー切れども」 ( ) から花道へ役者をせり上がらせるためのもの。すて・うちわチニ捨団扇】 ( 季語秋 ) 秋になって捨てられ もめること。もんちゃく。 すっ・ばらい【すっ払ひ】 ( 青森地方で ) 末っ子。袋叩③船の淦 ( をくみ出すためのポンプ。あかとり。 た団扇。 すって相殺 ( ) すること。帳消しにすること。浄、新 ( し。 ーたけ【鼈茸】担子菌類のきのこ。鶏卵大の白色寒すてーうり【捨売】損失をかまわず安値で売ること。な 版歌祭文「それで算用ーにさんせ」 すつはり①みごとに切り離すさま。あざやかに切る天質の球状体から、鍗状の蓋をのせた柄が生ずる。ステー【 stay 】①帆柱の支索 ( 震え ) 。②建築で、支柱。う すって・の・こと【既の事】「すんでのこと」に同し。浄、さま。浄、夏祭浪花鑑「横に払へば又ー」②きれいさ蓋は異臭ある緑褐色の粘液を有し、柄は円柱状中空け木。③ポイラーを構成する各板を補強するための 朝顔話「ーにあぶない所を」 つばり。思い切りがよいさま。膝栗毛五「そんな事で白色、蠑細工に似る。ー・に【鼈煮】スッポンの味板または管。ひかえ。④鋳造作業で用いる、鉄枠を はもってこいだ。ーとわっちが上方でやらかしやしに似せた料理で、ナマズ・エイなどを濃厚なたれで笹しめつける工具。 すってんーころり勢いよくころふさま。 すってんてん無一物になるさま。 ゃう」。「ー手を切る」③全く。断然。ことごとく。 掻牛蒡などと共に煮たもの。すっぽんもどき。 ステーキ【 s ak 】①西洋料理の一。焼肉。あぶり肉。 すっーと〔副〕①速やかに軽く動くさま。また、まっすすっかり。伎、お染久松色読販「あれ程な代物がーは ーが時をつくる世にあるはずのない事のたとえ。 ②特に「ビーフーステーキ」の略。 ぐにのびるさま。狂、萩大名「ー出た枝を見たか」。けて」 す・ぞ【素手】①手に何物をも持たぬこと。特に、刃物ステークス【 s 一 ak こ競馬で、馬主の出した出馬登録料 「ー通る」②わだかまった気持などのはれるさま。すっふり①水・湯などの中に全体をつけるさま。まを持っていないこと。からて。空手 ( ) 。②出かけを賞金に加えるレース。 た、雨などのために全身の濡れるさま。松翁道話「こて何の成果・土産もなく帰ること。浄、職人鑑「首かステージ【 stage 】①舞台。演壇。②段階。程度。ーーグ 「気持がーする」 の身はー、教の中へ漬りて居ながら」②日がすっか姫かどちらでも、ーでは帰らぬ思案せよと」 すっーと〔副〕①ひときわぬきんでているさま。段違い ンス【 ~ dan 号】普通の社交ダンスに対して、舞台上 り暮れるさま。とつぶり。浄、道中双六「話に紛れてすーて ( 打消の助動詞ズの連用形に接続助詞テがつい のダンス。舞台舞踊。 に。よほど。すいぶん。浮世床二「ーあとで見る」。 ーと日の暮れてあるに気が付かなんだ」 たもの ) ・ : ないで。万五「しきたへの枕さらー夢にステーション【 st 豈。 n 】①停車場。駅。「ターミナル・ 「この方がーよい」②ためらわぬさま。更に進むさ し見えむ」。竹取「いかでか月を見ーはあらむ」 ま。ずいと。浄、宵庚申「案内なしにー通り」③始めすっぺか・す〔他四』①剃り落す。②はがす。 ー」②ある仕事を引き受ける場所。「サービスーー」 から終りまで。その間中。「ー話をしていた」 すっぺら・ほん残らず。すっかり。からつぼ。すっかステアリン【 s a ュ n 】①ステアリン酸のグリセリン、エステーター a ぎュ〔機〕固定子 ( ) 。 ステル。白色粉末で、脂肪の成分をなす。②脂肪油ステータス【 status 】①身分。② ( 社会的な ) 地位・階級。 すっとこーどっこい①馬鹿囃子 0 ) のはやしことば。 らかん。伎、幼稚子敵討 ( し「おだて上げてーと を冷却する際に凝固沈殿する部分の俗称。ー・さん「ー ・シンポル」 遣はせしまうて」 ②ののしっていう語。馬鹿野郎の類。 【ー酸】 (stearic acid) 脂肪の主成分をなす脂肪酸。ステーツマン【 statesmanl 政治家。国士。経世家。 すっと・の・かわ % 【すっとの皮】「すつばのかわ」に同すっぺり一副〕①取り残すもののないさま。すっかり。 じ。浄、夏祭浪花鑑「アノ爰 ( しなーめが」 浄、宵庚申「父様の病はー癒らう」②平らで滑らかな分子式 C て H COOH 無臭・白色の結品体で、蠑燭・ズデーテン【 Sudeten 】ポーランド南西部シレジア さま。 石驗・軟膏・座薬などの製造原料。ーーろうそくフ 地方とチェコスロヴァキアのポヘミア地方との境界 すっーとんきようャニ素頓狂】「頓狂」を強めていう語。 すっ・な・い【術無い】一形〕図ずつな・し ( ク ) ( ズチナシすっ・ぽかしすつぼかすこと。膝栗毛六「さっきの女【ー蠑燭】ステアリン酸を原料とし、芯 ( しに木綿糸をなす山脈およびその地方。 を用いてつくった躅。 ステート【 statel 国。国家。 の転 ) 処置なし。しようがない。苦しい。今昔四「我どもがとんだーを教へやアがった」 ーアマチュア【 ~ ama ・ 等餓えっかれてー・し」。浄、油地獄「アアー・い、母様すっ・ぽか・す一他四一①そのままにして捨て置く。なステアリング【 s 窄 e ュ ng 】①自動車の方向変換。「ー・ギ u ュ国家が養成するアマチュアの運動選手。 げやりにする。ほかす。②約束などをしておいて、 ヤ」②自動車のハンドル。ステアリングーホイール。ステートメント【 s 竃窄 men こ声明。声明書。 母様」 それを履行しないでほうっておく。 また、ハンドルの切れぐあい。 ステープル・ファイバー【 sta 三 e ま】人造繊維を短く すっーなが・る【術無がる】〔自四』苦しがる。切ながる。 伎、幼稚子敵討 ( し「イヤモウ細かには存ぜぬ、とすつぼ・ぬけ【すつぼ抜け】①すつぼりと抜けること。スティーヴンソン【 R 。 be ュ LouisStevensonl イギリス切り、適当なカールを与えたもの。また、それを紡績 の小説家。冒険的な題材と流な文体で広く愛好さ した糸・織物をいう。人造綿花。光綿。略称、スフ。 ・る」 ②全く忘れること。 すつぼ・め【すっ、ほ目】落ちくぼんだ目。かなつぼまなれる。作「宝島」「ジーキル博士とハイド氏」「誘拐翁すて・おうき【捨扇】 ( 季語秋 ) 秋になって捨てられた すっ・なし【術無】はたらきのない者。無能者。 2 ) 」「・ハラントレー家の若殿様」など。 ( 羸早 扇。秋扇 ( お ) 。 こ。狂、今参「ーで候へば」 すっ・な・し【術無し】〔形ク』↓ずつない すっ・ば【透波・素破】①戦国大名が野武士・強盗などのすつほり①物事がとどこおらぬさま。ぐあいよくいすて・いし【捨石・棄石】①築庭で、風致を添えるためにすて・お・く【捨て置く】一他四〕そのままにしてかえり 中から召し出して、間諜または軍隊の先導などを勤くさま。浄、鑓権一二「踏みつくれば底も鏡もーと抜け所々にさりげなく置かれた自然石。②堤防・橋脚なみない。放置する。 めさせたもの。らつば。間者。忍びの者。甲陽軍鑑たるを」② ( すつぼりと抜けているの意で ) 愚鈍などを造る時、護岸または水勢を殺ぐために水中に投すて・おふね = ニ捨小舟】乗り捨てた舟。乗る人がなく もの。間抜け。浄、八花がた「ヤレうっそりのーめ」人する石。③鉱山・炭鉱で、採掘・掘進などの際に生てうち捨てた舟。頼りのない身の上にたとえる。す 九「ー共は又敵地へ罷越候へと」②盗賊。すり。か じ、棄てられる無価値の岩石。ぼた。廃石。④囲碁てぶね。太平記一三「わが身かく引く人もなきーの たり。狂、真奪 ( ) 「おのれこそーなれ」③うわきな③全体をおおうさま。「ふとんをーかぶる」 人。ふまじめな人。浄、本朝廿四孝「男たらしのーよすつぼん【鼈】①亀の一種。甲羅は軟らかな皮膚で被で、取られることを承知で、作戦として打っ石。⑤さ如く」 り、可愛らしいのはこの三橋」④人をだますこと。われ、他の亀と異なり鱗板はない。甲羅は中央を除しあたって効果はないが、将来仗立っことを予想しすて・かがり【捨篝】昔の戦陣で、陣所を数町隔てた前 うそ。秘事真告「おぼこな顔をしてといふ様なーはいて骨質板の退化が著しく、縁辺は軟らかい。頸はてする予備的行為。ー・ぼうはてい 5 ウ【捨石防波堤】方に番人を置かすに焚いたかがり火。 長く、自在に伸縮する。背部は淡暗青灰色、腹部は白捨石 2 を積んで造った防波堤。組石またはコンクリすて・がき【捨書】筆にまかせて書くこと。注意しない すくなし」ー・ぬき【素破抜】すつばぬくこと。 ート塊を所定の位置に投人し、波浪と平衡すべき傾で書くこと。なぐりがき。 ぬ・く【素破抜く】一他四〕①刀などをだしぬけに抜色、ロ吻は尖ってよく物を噛む。前後肢共に三爪を 。②突然、人の隠し事などをあばく。③人の意表具える。本州・四国・九州の河川・池沼にすむ。肉は斜に積みならし、天然の波打際を模造したもの。 すて・か・く【捨て書く】〔他四』捨書にする。無造作に 「げうり。

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一八九四 のらーーのりかかる うこと。今昔一七「汝、何に依て我にーをして無社を実性の小花と、アジサイに似た少数の白色大形装飾 あれども」②田または畑。「ー仕事」③藪気 ) 。〈名義のら・むすこ【のら息子】道楽息子。どらむすこ。 のらーめ・く〔自四〕のらくらする。のらっく。 致せるぞ」②船または車に共に乗ること。日葡「ノ花をつける。枝が中空なため、パイプ・ステッキなど 抄〉 リアイノヒト」③乗合自動車・乗合馬車の略。ーーじに作り、樹皮から製紙用の糊をとる。ノリノキ。サ ノラ【 Nora 】イプセンの戯曲「人形の家」の女主人公。のら・もの【のら者】のらくら者。なまけ者。道楽者。 個人の自由を主張する新しい女性の典型とされる。のら・やふ【野良藪】①のらにある藪。のやぶ。拾遺哀どうしゃ【乗合自動車】↓・ハス (bus)0 ー・ばしゃ【乗ビタ。 の・ら〔接尾一親愛の意を表わす。万一四「いもーに物言傷「亡き人をーなどに置きて」②庭などが荒れて、草合馬車】一定の路線を運行し、一定の運賃で、多数ののり・うつ・る【乗り移る】一自四①ある乗物から他の 木が野のように伸びほうだいなさま。源蓬生「かく 乗客をこみにして輸送する馬車。ー・ふね【乗合船】乗物に移る。のりかえる。移乗する。一代男二「潮 はず来にて思ひかねつも」↓ら ( 等 ) 貸切りでなく、乗客多数をこみにして乗せ運ぶ船。 境より小早にー・りて」②神仏・霊魂などがとりつ のら・いぬ【野良大】飼主がなくてさまよいあるく大。いみじきーなれども」 く。日葡「アノヒトノココロニハ、テンマハジュン のらりーくらり「のらくら」に同じ。 のりあいふねヒニ乗合船】舞踊劇の一。本名題「乗合船 野に捨てられた大。やどなし大。やけん。 のら・ろ【告らろ】 ( 上代東国方言 ) ノレルの訛。示し告恵方万歳」。三世桜田治助作詞、五世岸沢式佐作曲。 ( 天魔波旬 ) ガノリウッツタ」 のらーえ【野良荏】シソの古名。〈本草和名〉 げている。万一四「タ占 ( ) にも今宵とー」 初春の隅田川の渡し場に落ち合った乗客らの踊。万のりーうま【乗馬】①乗るための馬。乗用の馬。じよう のらーかぜ【野良風】野らを吹く風。のかぜ。曾丹集「ー のり共同・共有の意。大阪地方では池の濯慨区域をい歳と才蔵の踊が中心。 「または車に乗る。ば。②馬に乗ること。騎乗。ー・はしめ【乗馬初】① よりも寒くもあるかな」 のりーあ・うファ【乗り合ふ】〔自四 ) 他の人と共に同じ船将軍が年初にはじめて馬に乗る儀式。室町幕府に始 のら・がらす【のら烏】のらくらと遊び歩く者を烏になう。 ぞらえていう語。絶えずそこに出人りしてごろごろのり【伸】①のびて長くなること。また、その程度。ののり・あ・う「ア【罵り合ふ】〔自四〕ののしりあう。互いまる。正月二日、松の庭で行う。②武家時代、乗馬の に大声でわめく。徒然草「下ざまの人はー・ひ、いさ資格のある家の男子が七歳から一〇歳までのころに している無頼漢。ごろっき。浄、淀鯉「九軒阿波座のび。②刀のそり。 はじめて馬に乗る儀式。 、月夜はなほか闇の夜も」 のり【法・則・典・範・矩】 ( 「宣 ( の ) る」の連用形から ) ①のかひて」 のら・かわ・く首四〕なまける。ずるける。また、遊蕩っとるべき物事。標準として守るべき事柄。おきのり・あか・る【乗り上がる】『自四〕①からだを上にあのり・おき【糊置】抜染法の一。布の或る部分に還元剤 て。法令。法度っ ) 。万一六「商変 ( は ) し領 ( し ) らすげる。「ー ・つてのぞきこむ」②船が風上の方にすわを調合した糊を塗り、色の染まないようにすること。 する。「のらをかわく」とも。↓かわく とのみー」②方法。神代紀上「其の禁厭之法 ( 緡や ) る。日葡「カザウェ ( 風上 ) ニノル、また、ノリアガル」のり・おく・れる【乗り遅れる】〔自下一〕図のりおく・る のらーき【野良着】農民が野らで働く時に着る着物。 のらく【宣らく・告らく】 ( ノルのク語法 ) おっしやるこを定む」③教化。継体紀「吾が風 ( 2 ) を万国に光 ( しのり・あ・げる【乗り上げる】〔他下一〕図のりあ・ぐ ( 下 ( 下二 ) ①乗ろうとして時期におくれる。おくれて すこと」④仏法。仏の教え。仏典。宇津保俊蔭「仏に二 ) 船や車などを進めて物の上にあがらせる。日葡乗りそこなう。風雅釈教「いそげ人弥陀のお舟のかよ ふ世にー・れなばいっか渡らむ」②転じて、ぐずぐず のら・くら①なまけ遊んで日を送るさま。また、そのあひ奉りてーを聞くべし」⑤里程。日葡「ミチノノ「ウマヲヤマへノリアグル」。「船が浅瀬にー・げる」 リゴリ ( 五里 ) ナリ」⑥築堤の切り取りなどの、垂直のりーあわ・す ~ ニ乗り合わす】〔自四二のりあわせる」して時機を逸する。時流に取り残される。「・ハスに 人。浄、反魂香「日がな一日立ずくみ何をするやらー に同じ。 ・れる」↓・ハス ( 成句 ) と」②ぬらりくらりととらえどころのないさま。のからの傾斜の程度。斜面。⑦さしわたし。「内ー」 「ー」「車のー」 らりくらり。 ・もの【のらくら者】なまけ者。 のり【乗】①乗物などに乗ること。②素地によくなじのり・あわ・せるニ乗り合わせる】『自下一〕たまたまのり・おり【乗下・乗降】のることとおりること。「馬の のりーかいーものヒニ糊かひ物】糊をつけてこわばらせ のら・ごえ【野良声】農夫が田畑で話し合うような、むこと。「おしろいのーがよくない」③調子づくこ他の人といっしょに一つの乗物に乗る。 と。つりこまれること。長唄、供奴「浮れ拍子にーがのり・いた【糊板】①糊をねるのに用いる板。そくいいた布。特に、糊をつけた洗濯物。浄、宵庚申「コリヤ あたりかまわぬ大声。 さんよ、ーが干上がろがな」 。②糊をのせたり付けたりするのに用いる板。 「える ( 下一 ) のら・ごころ【のら心】のらくらした心。なまけごころ。来て」④リズムに乗ること。能でリズム感をいう。 「ーがよい」「ーをおさえる」⑤謡曲で、謡と拍子とののりーいた・す【乗り出す】〔他四〕「のりだす」に同じ。 のりーか・う【乗り換ふ・乗り替ふ】〔他下二〕↓のりか のら・ざる【のら猿】のらくら者をののしっていう語。 合わせ方。大ノリ・中ノリ・平ノリの三様がある。⑥のり・いち【乗一】乗り心地が一番よいこと。平家四「このり・かえ ~ カ【乗換】①乗りかえること。「ー駅」② ( 古 のら・しごと【野良仕事】田畑に出てする耕作の仕事。 くはノリガ工とも ) 乗りかえるために用意しておく のらぞう % 【のら造】のらくら者を人名化していう語。歌舞伎・浄瑠璃などで、台詞 ( 1 り ) を三味線のリズムにれはーの馬で候」 のら・そんざいなまけて本気でしないさま。だらしな合わせていうこと。⑦二人の興行者が金を出しあつのり・い・る【乗り人る】曰〔自四一①乗物に乗ったまま乗物。特に馬にいう。平家九「其後熊谷はーにのてお 内に人る。② ( 勢いよく ) 進み人る。のりこむ。浄、めいてかく」。日葡「ノリガ工ヲヒ ( 引 ) カスル」③大 くなげやりなさま。いいかげん。なまはんか。浄、てする芝居。 将の乗り換える馬を預かっている侍。金刀本保元 ーが来る乗り気になる。調子づく。江戸生艶気樺国性爺「庭上にー・り大音上げ」ロ〔他下一一〕↓のり 反魂香「思ひやり手となったるもーでなられうか」 いれる ( 下一 ) 「身の分限なかりければ、ー郎党までは思ひもよら のら・つ・く一自四〕のらくらする。仕事をなまけて遊焼 ( 斃誌わ ) 「艷二郎、いよいよ乗りがきて」 びまわる。 のり【糊】米・生鉄 ( ) などの澱粉質から製した、粘りのり・いれ【乗人】①乗りいれること。②馬などを乗りず」④心を他にうっすこと。心変り。浄、女夫池「ー の女郎の恨みの夜々を」⑤ ( 取引用語 ) ④ある銘柄 気のあるもの。広義には接着剤をいう。布地の形を馴らすこと。浄、会稽山「ーもせぬ野髪の馬」 のらっーぼなまけ者。のらもの。 のらーともたち【のら友達】のらくらと遊び暮すともだ整えこわばらし、また、物を貼りつけるのに用いる。のり・いれ【糊人・糊容】①糊を人れておく器。糊斗。②を売って他の有望な銘柄を買うこと。◎清算取引 香合 ( ~ との小形のもの。③糊人紙の略。ー・がみ【糊で、決済期の接近した建玉 ( (t) を反対売買によって 〈色葉字類抄〉 ち。不良仲間。 手仕舞すると同時に決済期の遠いものに新規の建玉 のり【生血】まだ乾かないでねばりけのある血。なま人紙】米の粉を人れてすいた杉原紙。 のら・なか【野良中】野らの中。田畑の中。 のら・ねこ【野良猫】飼主のない猫。野原などに捨てらち。ちのり。浄、女護島「刀のー押しぬぐひ押しぬぐのり・い・れる【乗り人れる】〔他下一〕図のりい・る ( 下を行うこと。 一 l) ①乗物を内に進め人れる。「車をー・れる」②馬のり・か・える霧【乗り換える・乗り替える】〔他下二図 れた猫。どらねこ。 のら・ねすみ【野良鼠】①ヒミズモグラの異称。②ヤマのり【海苔】①紅藻または緑藻などのうち、水中の岩石などをよく乗り馴らす。浄、十二段「馬上の達者にのりか・ふ ( 下二 ) ①一つの乗物から降りて他の乗物 ー・れさせ候へば」③・ハスや鉄道などの路線を他のに乗る。②心を他に移す。今までのものをすてて他 に着生し、苔状をなすものの総称。特にアサクサノ ネ・ジネズミの類の称。 「ら。 の新しいものを取る。浄、狩「わが方へは家出した 。近世以降、 ( 2 ) を用いて養殖。常陸風土記「海区域内へ延長する。 のらーのらのらくらするさま。なまけるさま。ぬらく のら・まいり【のら参】なまけ者の参詣。信心からで苔、俗 ( ) 、乃理といふ」②アサクサノリなどを漉きのりーうち【乗打】馬や籠 ( きに乗ったままで ( 貴人のりと嘘ついて世継にー・ヘくさった」。「保守派にー 前を ) 通り過ぎること。太平記一一「羽書を首に懸けえる」 はなく遊び半分に神仏に参詣すること。浄、油地獄かわかした乾海苔 ( ) 。火にあぶって食する。 のりーかか・る【乗り掛かる】〔自門①乗って体をもた 「それが信心の観音参りか、喧嘩師のー」 の・り【箆人】 ( ノイリの約 ) 靫 ( しに人れる矢の箆の数たる早馬一二騎、門前までーにして」 量を示す語。神代紀上「背 ( ) に千 ( ち ) ーの靫と五百のり・うつき【糊空木】ユキノシタ科の落葉低木。各地せかける。乗っかかる。平家四「水しとまば、三頭 ( 豊 ) のらまっ【のら松】のらくら者を人名化していう語。 に自生。高さ約三、葉は楕円形で対生または三輪の上にー・れ」②乗ろうとする。乗り始める。③物 ( しーの靫とを負ひ」 のらーまめ【野良豆】エンドウ、また、ツルマメ・ソラマ のり・あいいア【乗合】①馬・輿などに乗ったままで出会生。夏、茎頭に大きな円錐花序を出し、多数の白色結事をしはじめる。 メの別称。 ( 物類称呼 )

4. 広辞苑 第三版

のみつ・くら【飲競】ノミクラの促音化。 のみ・の・ふすま【蚤の衾】ナデシコ科の越年草。普通大中退。「銭形平次捕物控」などで大衆文学の新生面の・もり【野守】野を守る人。特に、禁猟の野を守る番 のみ・ ? ける【飲み付ける】【他下一】①したたかに飲水田などに叢生し、高さ五 ~ 一五メ。葉は繊細なをひらき、また「あらえびす」の筆名で「ロマン派の音人。万一「ーは見ずや君が紬振る」ー・ぐさ【野守草】 ハギの異称。ー・の・かがみ【野守の鏡】 ( 「袖中抄」に、 む。浄、生玉「桶でも盥 ( 鷲 ) でも、ー・けてやりませ長楕円形で長さ一メ内外、これを蚤の夜具になぞ楽」なども執筆。 ( ~ (!) ー・ぼうとうにウ【野村望東 う」②日常よく飲みなれる。 らえる。春から初夏、非常に小さい白色のハコペに尼】幕末の歌人・勤皇家。名はもと。福岡藩士野村雄略天皇が鸞狩の時、逃げた鷹を野守が水鏡で見て 発見したとある故事に基づく ) ①野中の水に物影の 貞貫の後妻。夫に死別後、剃髪。和歌を大隈言道 ( のみ・つふ・す【飲み潰す】一他四〕飲酒にふけって身代似た花を開く。 ( ) をつぶす。 「つて動けなくなる。のみ・ほ・す【飲み干す・飲み乾す】一他四〕 ( さかずきの酒 ) に学び、歌集「向陵集」がある。高杉晋作・平野国うつるのを鏡にたとえていう語。水鏡。②特に、普 のみ・つふ・れる【飲み潰れる】〔自下こひどく酒に酔などを ) 残さずに飲む。すっかり飲みつくす。 臣 ( ) ・西郷隆盛と交わり、庇護し、捕えられて姫島通には見えないものを見ることができる鏡として歌 によまれる。新古今恋「はし鷹のー見てしがな思ひ のみ・まわ・す気【飲み回す】〔他四〕一つの器についだに流された。 ( 羸 ) のみ・て【飲手】よく酒を飲む人。上戸 ( ) 。 思はずよそながらみん」 のめ【物・椥・船節・衣椥】↓のみ のみ・そ【飲出】酒などの飲み物の、飲みごたえのある酒などを順々にまわして飲む。 分量。「ーがある」 のみ・まわ・る【飲み回る】〔他四多くの家や店を次のめ【飲】飲んだ時の感し。ロあたり。飲みロ。松翁のもり【野守】能の一。世阿弥作の鬼物。野守の鏡と は、野守の老人などが姿を映す池の名というが、実は 道話「此の煙草はーがよいの、わるくさいのと」 のみ・ど【咽・喉】 ( 「飲み門 ( ど ) 」の意 ) 「のど」の古語。〈華々にあるいて酒を飲む。はしご酒をする。 厳経音義私記〉 「かま。のみ・みす【飲水】飲料とする水。飲用水。 のめく・る【滑くる】一自四一すべる。また、他にはばか鬼の持っ宝で、天地の真相を映す鏡の名だという説 ることなく自由に歩くさまをののしっていう。柳樽話を脚色。 のみ・ともだち【飲友達】ともに酒を飲む友達。のみなのみ・むし【蚤虫】トビムシ 1 の別称。 ノモンハン【 Nomonhan 】中国東北部の北西辺、モンゴ のみ・とり【蚤取】蚤をとること。また、その薬。ー・ぎのみ・もの【飲物】飲用に供する液体。飲料。水・酒・茶三二「針金をー・つて出る心太 ( ろ ) 」 ル人民共和国との国境に近いハルハ河畔の地。一九 ・ジュースの類。 のめしーまげ【のめし髷】蔵前風 0 鬚 ) 2 に同じ。 く【蚤取菊】ジョチュウギクの別称。ー・こ【蚤取粉】 三九年五月から九月中頃まで、日ノ両車が国境紛争 蚤を駆除する粉末状の薬剤。古くより用いられたののみ・や【呑屋】① ( 取引用語 ) 呑行為 ( こ ) をする取引のめ・す〔自四〕 ( 方言 ) なまける。仕事をしない。 は、ジョチュウギクの花・茎・葉を乾かし粉砕して製所の取引員。②競馬・競輪の闇賭博の胴元。 のめ・す一他四〕①前へ倒す。ころばす。② ( 他の動詞で交戦、日本車が大敗を喫した。 したもの。黄色で徴臭があり、蚤を麻痺させる。 のみ・や【飲屋】おもに酒をのませる飲食店。小料理屋の連用形について ) 徹底的に・ : する。「たたきー・す」の・や【野矢】狩猟用の矢。射棄てと称して粗末にこし らえるのを例とした。 「 ( 誉 ) をいう。 ・居酒屋などにいう。 「しゃれー・す」 まなこ【蚤取眼】蚤をさがす時のように、決して取り にがすまいと気をくばって見る目つき。浄、博多小のみ・よけ【蚤除】薬品によって、蚤を駆除すること。まのめすり・こ・む【のめ摺り込む】〔自四〕①のめってすの・や【野屋】①野中の家。②長崎県の一部などで、霊屋 べりいる。②いっとなくずるずるとはいりこむ。 の・やき【野焼】新草をよく生えさせるため、早春のう た、その薬。ーーこ【蚤除粉】「のみとりこ」に同じ。 女郎「そよと波音船影に心をつくるー」 ちに野を焼くこと。蜻蛉ド「ーなどする頃の」 のみ・なお・す % 【飲み直す】〔他四〕気分を新たにしてのみ・りよう % 【飲料】①のみもの。いんりよう。②酒のめ・のめはずかしげなく平気でいるさま。あっかま 更に酒を飲む。 ・煙草などの自家用とするもの。③酒を買う代金。しいさま。おめおめ。浄、女護島「島のうきめを人にのや・すくり【野屋作】野中に家作りすること。また、 その家。 「ぎこひー・み」かけー舟に乗られうか」 のみーなが・す【飲み流す】〔他四二座の人々が預々に酒のみしろ。 を飲んでゆく。太平記二五「峰僧正以下の人々次第にの・む【祈む】『他四〕いのる。こい願う。万五「天っ神仰のめり・げた【のめり下駄】前部の裏面を斜めに切って、の・やふ【野藪】野にあるやぶ。また、野と藪。のらや ・して」 「のみともだち。の・む【飲む・呑む】〔他四〕①口に人れて食道の方に送のめるように造った男子用の駒下駄。ぬめり下駄。ぶ。宇津保俊蔭「ーのごと、おそろしげなるものから」 のみ・なかま【飲仲間】よくいっしょに酒を飲む仲間。 りこむ。喉の ) に流しこむ。特に、酒を飲む。万二〇のめり・こ・む【のめり込む】〔自四一①低い姿勢で前方の・やま【野山】①野と山。また、丘陵。さんや。竹取 のみ・なら・す : ・だけでなく。そればかりではなく。「わが妻はいたく恋ひらしー・む水に影 2 ) さへ見えに倒れ込む。②抜け出せぬほどに中に深く人り込「ーにまじりて竹を取りつつ」②野や山でする耕作 て世に忘られず」。天草本平家「この茶をー・うで息む。「悪の道にー・む」③他のすべてを忘れ、それ一などの仕事。のら仕事と山仕事。浄、十二段「此の御 「体力ー気力も劣る」 馬は信夫の土民が耕作のため、ーを致させ候ひしが」 つに熱中する。「プロ野球にー・む」 ノミナリズム【 n 。 m 一 na = sm 】①〔哲〕唯名 ( 無 ) 論。 : リアをついで、まちっとお語りあれ」。仁勢物語「舞ふつ ーそたち【野山育】①野山で成育すること。また、 リズム。②〔経〕名目主義。素材のいかんを問わず貨歌ふつー・みけるを、思ひの外に御鳥帽子も落ちてけのめり・のめりのめのめ。浄、雪女五枚羽子板「鶴と亀 その人。②野山で育って性質が荒々しいこと。ま 幣として役立つものが貨幣であるという説。貨幣学る」②吸い込む。吸う。膝栗毛初「日の短い時にやが何うちくらって、すっ百万年ーと」 説上、金属主義と対立。 「公称上。あ煙草をー・まずにゐにゃあならねえ」。「思わず息のめ・る〔自四前へ倒れる。前方へ傾く。浄、大経師た、その人。浄、曾我五人兄弟「ーの荒百姓、数十人用 ーっかさ【野山阜】野山の一段と高い所。 「お侍の五人や七人は : ・きやっと言はせてー・らせや意して」 ノミナル【 n 。 m ぎ a 一】①名目だけであること。②額面上。をー・む」③こらえておもてに出さない。「声をー のづかさ。万一 0 「高松のーの色づく見れば」 のみ・にげ【飲逃】①料理屋などで酒を飲んで金を払わんで泣く」「恨みをー・む」④圧倒する。また、見くびうと知ったれども」 ずに立ち去ること。②宴会の中途で、ひそかに立ちる。一代女一「其の男、大夫に気をー・まれ」。「敵をの・めんび【野面皮】すうずうしいこと。厚かましいこノヤン【き yan 】部族長などモンゴル遊牧社会の上層 部に属する人々の指称。「上級人」「殿」「首領」「長」 ・む」⑤うけいれる。「清濁併せー・む」「組合の要と。狂、墨塗「山の神めが前へーにぬかすな」 去ること。 などの意にも用いる。 ノモグラフ【 nomograph 】計算図表。ノモグラム。 のみ・ぬけ【飲抜】多量に酒を飲むこと。また、その人を求をー・む」⑥収める。隠し持つ。「懐に短刀をー ののしっていう語。大酒のみ。浄、淀鯉「ならびもなむ」⑦ ( 取引用語 ) 呑み行為をする。「売りをー・む」ノモス【 3m9 】掟・慣習・法律の意で、社会制度・道の・ゆさん【野遊山】野に出て遊ぶこと。野遊び。狂、 徳・宗教上の規定をさす古代ギリシアの観念。前五靱猿「今日はーに出うと存ずる」 ⑧謡曲の特殊な発音法の一。↓含める 5 の・むぎ【野麦】篶 ) 、一名都笹 ( 馞こ ) の実。皮は薄赤世紀に出現したソフィストはこれを自然 ( フィシス ) のら①なまけること。なまけ者。のらくら。浄、女腹 のみ・ね【鑿根】鑿の刃先のような形をした鏃 ( ) 。 と対立させ、その権威を相対的なものとした。この切「やあこの半七の大ーめは、帳面もらち明けずに」 く、中に白い実があり、食用にする。 ノミネート【 nom 三 a こ候補者に推薦すること。 ( コン ②放蕩 ( ) すること。また、その人。放埒 ( ) 。ど クールなどの出場者として ) 指名すること。 のむぎ・とうげ【野麦峠】長野県南安曇郡と岐阜県大考え方はキニク学派やストア学派にも見られる。 のみ・の・いち【蚤の市】・ ( リの北郊ラ・ポルト・ド・サン・野郡の境、乗鞍岳の南東方にある峠。近世から明治の・も・せ【野面】 ( 「野も狭 ( せ ) 」から意味が転じて ) 野のら。浄、天網島「のんこに髪結うてーらしい、達衆 し自慢と言ひそな男」 トウアンに立っ古物市 ( し。転じて、一般に古物市にかけて、飛・越中と松本盆地との交通に利用されおもて。野一面。のづら。新古今夏「よられつるー ーをかわく ( 「かわく」は「する」をののしっていう た。 のこと。 「ミの異称。の草のかげろひて」 語 ) 仕事をなまける。ずるける。「のらかわく」と のみ・の・すくね【野見宿禰】天穂日命 ( 黜ひ ) の子孫。の・むし【蠧】①キクイムシの古名。〈和名抄一九〉②シの・もの【野物】見えないところに使う建築用材。曲っ も。浄、大経師「茂兵衛めが戻ったら代らうと存ずれ 勇力の聞え高く、垂仁天皇の命により、当麻蹴速 ( のむ・ど【喉・咽】 ( ノミド ( 飲門 ) の転 ) のど。〈和名抄三〉たままでもよく、また鉋仕上げにしない。 ・こどう【野村胡堂】小の・もや【野母屋】隠れた位置にある母屋桁。垂木 ( 彎 ) ど、どこにーやら」 や ) と相撲をとって勝った。皇后崩御の時、埴輪 ( ) のむら【野村】姓氏の一。 の・ら【野良】 ( ラは接尾語 ) ①野。野原。万六「ーに里は の制を案出し、姓を土師臣 ( の ) と賜わったという。説家・音楽評論家。本名、長一 ( ) 。岩手県生れ。東をうける。 のみつくらーーのら

5. 広辞苑 第三版

すなかへーーーすねつはき 「り。すね【臑・脛】膝から踝 ( ) に至る下肢の一部。はぎ。 すな・かべ【砂壁】色砂で仕上げる、砂を多く含んでい動く被写体を手早く撮影すること。また、その写真。を埋めてあたたまる設備。 ーが流れる臑にふみこたえる力がない。足もとが る壁。強いのりで上塗りに塗り付けて仕上げる。 ②映画で、時事的な人物や事件を即興的に撮影したすな・ぼこり【砂埃】砂が煙のように立っこと。砂けむ 写真。スナップ。 すなめり【砂滑】①ネズミイルカ科の海獣。体長約一・定まらぬ。狂、悪坊「臑が流れて使はれぬ」 すな・かみ【砂紙】紙やすり。 ーから火を取る ( 火をつける道具もない意 ) はなは すなかわ【砂川】①北海道石狩平野北部にある市。すな・そほん【砂手本】指先などで砂上に書いて習字手五の小さなイルカで、多くは群棲しない。体は太 り、背びれがなく、頭が円い。体は暗黒色。脂肪は有だしく貧しいことのたとえ。「すねより火を出す」と 化学肥料などの工業都市。②東京都立川市にある本として教えること。砂手習。 も。元禄大平記「古帷子 ( し一つ召して、ーこの西 町。ー・しけん【砂川事件】一九五五 ~ 五七年、東京すな・どけい【砂時計・砂上圭】時計の一種。小孔を通用。インド洋・日本海などに産。しばしば川をさか のぼる。ナメリ。ナメリウォ。②キュウセンの異称。鶴同然の御ありさま」 都砂川町 ( 現、立川市砂川町 ) で起った、米軍立川基地して砂を落下させ、一定 ーに疵 ( じ持っ隠した悪事がある。やましいことが の拡張に反対する闘争事件。五五年五月に町議会が量の砂の落下する時間で ルすな・もぐり【砂潜】①タウェガジ科の海魚。体長約三 時〇 ~ メ、頭長く眼は側在し、体は淡黄色、中線に沿っある。うしろぐらいことがある。南閨雑話「すねに 拡張反対を決議。一〇月には町民・支援労組員・学生時間を測定する装置。普 通、中のくびれたガラス て細長い褐色点の列がある。釧路地方で蒲鉾の材料きずを持って笹原を走るとやら」 と警官隊とが衝突して流血を見るに至った。 とする。ウナギガジ。②淡水魚カマッカの異称。すね・あて【臑当・脛当】①小具足の一。膝から踝 ( ) すなき【少】 ( スクナキの音便スウナキの約 ) 曰〔名〕年器に砂を人れて用いる。 砂漏。胸算用一「台にーを仕くはし」 すな・やつめ【砂八目】無顎類ャツメウナギ科の淡水までをおおうもの。鉄また 若いこと。継体紀「三 ( 綾 ) の女 ( ) を生めり。 魚。体長約一一〇嵭。南日本各地の太平洋に注ぐ川 を馬来田皇女 ( 筮の ) と曰す」ロ『接頭デ↓すない。すな・どめ【砂留】砂のくずれ落ちるのをとめる装置。 は皮で作る。鉄板三枚割蝶 : 大行お ) すなーどり【漁】①すなどること。いさり。りよう。〈和や湖に産。食用にならない。 番 ( 2 ) 留の丸篠 ( 齲 ) 、細か すなーぎも【砂肝】砂嚢 ( ) 2 のこと。 名抄一五〉②すなどりをする人。漁夫。ー・ふね【漁すな・やま【砂山】砂の山。砂丘。 く分割して鎖でつないだ篠 すなら・すなら「すなすな」に同じ。浄、日本武尊「小づ臑当などがある。臑鎧。② すな・けむり【砂煙】砂が舞いあがって煙のように見え舟】漁をする舟。いさりぶね。 - ↓シンーガー るもの。さじん。 すな・ど・る【漁る】〔他四一魚や貝類をとる。りようをまをかい取てーとあゆみ来る」 すな・ご【砂子】 ( スナコとも ) ①すな。まさご。〈和名抄する。いさる。万四「妺がためわがー・れる藻臥し束すなり・すなり「すなすな」に同じ。浄、井筒業平「おめすね・あらい・さふらい「 ~ 一 一〉②金銀箔の粉末で、蒔絵または画面・短冊・色紙・鮒 ( 靂 ) 」 ず臆せず土俵の中ーとふり込んで」 【臑洗侍】他人の臑を洗うほどの、卑しい侍。成り上 りの侍などを卑しめていう語。浄、井筒業平「ヤィー 澳紙などに吹き付けるもの。 すな・の・もの【砂の物】立花 ( ) ・立華の形式の一。砂すなわち【即ち・則ち】曰〔名〕①その時。即座。万八 すなーごし【砂漉】桶 ( 3 などに清い砂を貯え、これを透鉢に活けた横幅の広いもので、草木を砂で留めてあ「ほととぎす鳴きしー君が家に行けと追ひしは至りの馬鹿者」 るからいう。 して水を漉すこと。また、その漉した水。 けむかも」。貫之集「春立たむーごとに君がため千とすね・い【拗い】〔形〕すねている。ひねくれている。 すな・ば【砂場】①すなじ。すなはら。②砂を採取するせつむべき若菜なりけり」②そのころ。当時。発心狂、腹立てず「そうじて最前から、ー・い事をいうた程 すなーさいはい【砂教培】砂耕法 ( う ) に同じ。 すな・ざら【砂皿】〔化〕砂を人れた浅い鉄皿。加熱また場所。③庭園や公園の一部に設けた、砂をたくわえ集「思ひ知る人も年月つもり行けばーのやうにやはに」。日葡「スネイヒト」 た子供の遊び場。 は乾燥に用いる。 ある」。狭衣二「そのー、母宮うへよりおり給ひて」スネークウッド【 snakewood 】ブラジル産のクワ科の すなーしニ砂地】砂の多い土地。砂ばかりの上地。 すな・ばこ【砂箱】機関車の動輪とレールとの間の粘着ロ『副①即座に。ただちに。すぐに。源若紫「今そ高木。材は堅く、蛇のような斑紋がある。ステッキ ー僧都参り給へり」。三宝材として珍重。ほかに、パイプ材・装飾材。 す・なしニ図無】方図 ( ) の無い者。突飛な者。横着力を一時的に増すため、レール上にまく砂を貯蔵しなたにもとのたまへり。 た箱。 者。狂、楽阿弥「尺八吹めはーなり」 絵詞「くはむとするにいまだ口にいらぬに飲ー火とすねーおし【臑押】二人が向かい合って尻をつき、臑と すな・ばち【砂鉢】①粗製の浅い鉢。さはち。②華道で、 なり、すみとなりぬればくふ事あたはず」②そこで。臑とを押し倒して勝負を決める遊戯。狂、首引「ーを す・な・し・ニ図無し】〔形ク↓ずない すな・すな静かにあるくさま。しなやかなさま。しな花を挿すために砂を盛った鉄器または木器の大形水そうして。記上「其の八俣をろち、信 ( 鬟 ) に言ひしが致しませう」 しな。すなりすなり。浄、曾根崎「上りやー、下りや盤。↓広ロ 如来つ。ー船毎に己 ( じが頭を垂人て」③ ( 上をうすねーかじり【臑】自活しないで、父兄から生活費な けて更にその意を再び明らかにする語 ) いいかえれどをもらっていること。また、その人。「親のー」 ちょこちょこ」 「の地面に触れる所。すな・はま【砂浜】砂の堆積した海岸。 ば。とりもなおさず。そのまま。古今字「その外に、すねーき【拗木】幹のねじ曲った木。浄、絵本太功記「庭 すな・すり【砂摩・腴】①魚の腹の下の肥えた所。②物すな・はら一砂原】広い平らな砂地。すなわら。 すな・せっちん【砂雪隠】茶の湯で、露地の内に設けたすな・ばらい【砂払】① ( 食うと体内の砂を払うとい近き世にその名聞えたる人は、ー僧正遍昭は歌のさ先のーの松が枝、踏みしめ / 、、よぢ登り」 う意から ) 菎蒻 ( に ) の異称。②一二月八日あるいまは得たれども誠少なし」。徒然草「一時の懈怠 ( ッ ) すねーき【拗気】すねる心のあること。 雪隠。自然石を置き、川砂を盛り、杖を添えてある。 ー一生の懈怠となる」④ ( 上の条件句の当然の帰結すねーくさ【臑瘡】雁瘡 ( ) に同じ。 實人の用便のためのものであるが、今では露地の一は一八日に行う針供養の日に菎蒻を食うこと。近畿 として下の句へつなぐ ) 然るときには。そうなるとすねーくろし・い【拗ねくろしい】〔形』すねたようであ 種の装飾的存在。飾り雪隠。大句数上「四海浪しづ・中国地方でいう。砂おろし。③千葉県で、旅、こと かになった腹こころーにかよふ竜神」 に伊勢参宮から戻った祝い。 きは。論語古訓「学びて思はざればーくらし、思ひてる。ひねくれている。浄、植狩「お悦びであらうと競 ひかかって戻ったに、さっても当の違うた、あのー スナック【当 ack 】①軽食。間食。②軽い食事や飲物をすなひき・そう % 【砂引草】ムラサキ科の多年草。海浜学ばざればーあやふし」 いお顔わい」 供する店。ーーバ ー【 ~ barl 手軽に食事もできる洋砂地に自生。分市は広く、北半球の温帯全域に及ふ。すな・わらラニ砂原】すなはら 高さ約三〇。全株に白毛を密生。葉は茎の上部すーに【酢煮】酢を加えて煮ること。酢煎 ( けい ) 。 すねーごと【拗言】すねていう言葉。すねことば。日葡 風の食堂。 に叢生。夏、紫のぼかしのある白色五弁の花を多数すーにん【数人】多くの人。何人もの人。今昔二四「海賊「スネコトヲイウ」 スナッチ【 sn ミ ch 】重量挙げ競技の一種目。 来りて船の物を皆移し取り、ーを殺して去りにけり」すねーことば【拗言葉】「すねごと」に同じ。 をしやがみこむように握り、一気に頭上に持ち上げ総状につける。はまむらさき。 すな・ふき【砂吹】砂または細かい鋼片・鋳物片を圧縮す・にん・ニ徒人】徒罪に処せられて、苦役に服する人。すね・ざんまい【臑三昧】むやみに臑を出して蹴ったり る。引上げ。↓プレス・ジャーク 空気と共に鋳肌に吹き付けて、鋳肌を清掃する加工すーぬい【素縫】①裁縫で針の運び方と手の動かし方すること。浄、丹波与作「武士の前にてーと散々に叱 スナッフ【 snu 一ニかぎタ・ハコ。 き【砂吹機】砂吹きを行を練習する方法。②刺繍 ( ) 。浄、川中島合戦「肩にらるる」 スナップ【 snap 】①留め金。締め金。②衣服の合せ目を法。サンド・プラスト。ー・ うのに用いる機械。。ヘンキ落しゃ錆落し、金属・ガラ ーの金紗の千鳥」 すねすねーし・い【拗拗しい】〔形〕大層すねている。し 留める凹凸一対の小金具。押しホック。③スナップー す・ぬ・けるニ図抜ける・頭抜ける】〔自下一〕際立ったっこくひがんでいる。浄、日本振袖始「心までー・く」 ショットの略。④野球の投球やゴルフの打球の際ス・陶磁器の艶消しにも用いる。噴射機。 差がある。並はずれる。史記抄「賢士と云者は千人す・ねっニ頭熱】頭部に熱気のあること。のぼせ。 に、手首の力を利かせること。ー・ケージ【 ~ gauge 】すな・ふくろ【砂嚢】↓さのう すねっーばき【臑脛】スネハギの促音化。浄、会稽山「徒 はさみゲージ。 ・ショット【 ~ sh 三】 ( 速射の意 ) ①すな・ふろ【砂風呂】温泉の蒸気などで熱した砂に身体万人の中からー・けて出るものちゃそ」 デ蠕当 1 :

6. 広辞苑 第三版

てつほうーーてとねえし 一六五六 左右の柱の間に鉄の棒を掛け渡したもの。また、そ ヒア【鉄砲競合】「鉄砲いくさ」に同じ。ー・そそ【鉄砲しいこと。また、その人。厚顔。浮世床一一「ーだから「娘のおかちをー・り、市松といふ子までヘり出さし れを使って行う体操種目。かなぼう。 袖】袖ロの狭い筒袖。また、筒袖を付けた半纏羽織。どうもしれねへよ」 をつた」 てつ・ほうゥニ鉄砲・鉄炮】①火薬をこめて弾丸を発射てつぼう。ー・そそがき【鉄砲袖垣】焼丸太や磨いたて ? もう % 【鉄網】鉄線であんだ網。 てて・ご【父御】他人の父の尊敬語。ちちご。浄、鑓権 する兵器。④大砲・小銃の総称。◎特に小銃の称。棕梠 ( 阯ゅ ) 材などで造った袖垣。ー・たいしようャウてつもん【鉄門】中央アジア、サマルカンドとトハリス 三「この子はーの四十二の二つ子にて」 ②据風呂 ( ) の桶に装置して火を焚く金属製の筒。【鉄砲大将】鉄砲組の大将。鉄砲隊の頭。ー・たまタンとの間にある隘路。長さ約三結」。玄奘がインててなし・がね【父無金】資本なしで儲けた金銭。浄、 浮世風呂前「ーの方までぬるくなった」③狐拳の手【鉄砲玉】①鉄砲の弾丸。②鉄砲の玉のように、行っ ドに求法の時、ここを過ぎ、左右の岩石が鉄色を帯び酒呑童子「タベタベに産みいだすーのつかみ取り」 の一。こぶしを固めて腕を前方に突き出し、鉄砲をたきり帰ってこないこと。また、返事のないこと。鉄の扉があったのでこう名づけた。 ててなし・ご【父無子】①父の不明な子。私生児。浄、 うつまねをするもの。④相撲で、両手をのばして相③菓子の一種。飴を鉄砲の玉のように丸くしたもてつ・や【徹夜】一晩じゅう寝ないでいること。夜あか職人鑑「長者が娘がーをはらんで何と一分立つもの 手の胸部を強く突っ張ること。もろてづき。⑤ ( あの。④水泳を知らない人。八笑人「水にかけてはー し。徹宵。 ぞ」②父に死にわかれた子。また、孤児。 たれば死ぬからいう ) 河豚 2 ) の異称。梅暦「おくまだよ」ー・てがた【鉄砲手形】江戸時代、銃器を携帯てつよう・そうフ【綴葉装】書物の装幀の一。大福帳てて・はは【父母】ちちはは。ふぼ。大和「ーのかなし がーで死ぬといふはとんだ落し話だ」⑥ほら。大して関所を通過する者が提示しなければならぬ通行式の装幀で、数枚の料紙を重ね合わせ、半分に折ってくする人なりければ」 言。浮世風呂四「飛八さんの話はいつもーだ」⑦劇証。ーーばら【鉄砲腹】鉄砲で自分の腹をうちぬいて 一括りとし、数括りを重ね、前後に表紙を添えて折りそそ・ふく【出出福】 ( 「でで」はおでこ、「ふく」はお多福 場の観客席中もっとも見やすく、また出人りに便利死ぬこと。本朝三国志「嘉平次が命にかはりー切 り目の方を糸でかがったもの。かがり糸の結びを多くの意 ) 不美人。伎、小袖曾我「あんなーを連れて逃げ な席。⑧海苔巻 ( ) の異称。ー・あえニ鉄砲和】細し上は」ー・ひやくにんぐみ【鉄砲百人組】江戸幕府括りの中に残してあるのが普通。列帖装。 るとは、どんな男でござりませう」 かにきざんだ葱をすりつぶし、酢・味噌で調味し、好の職名。同心百人から成る鉄砲組。四組あり、江戸てつ・り【哲理】哲学上の道理。人生や世界の本質にかそそ・むし ( 「出よ出よ虫」の意 ) カタッムリの異称。 みの魚菜をあえた料理。ー・あしがる【鉄砲足軽】鉄城大手三の門を守備した。組頭は五千石以上の旗本かわる深い道理。 ててら①はだぎ。じゅばん。また、膝のあたりまでし 砲組の歩卒。ー・あめ【鉄砲雨】鉄砲を打つように大四名、組与力は一組に一一〇騎。単に百人組とも。 て ? りん【鉄輪】①鉄製の輪。かなわ。②汽車の車輪。かない短い着物。醒睡笑「ーは膝だけあるきるもの 粒に強く降る雨。浄、忠臣蔵「種が島も用意に持つやふきよう【鉄砲奉行】江戸幕府の職名。一一条城・大転じて、汽車。ー・おうニ鉄輪王】〔仏〕四輪王の一。なり」②褌 ( ) 。下帯。 袂までーのしだらでん」ー・あらため【鉄砲改】江戸坂城に置かれ、京都所司代・大坂城代の命を承けて、鉄の輪宝を感得して、南閻浮提を統御する王。 てて・ら【父ら】 ( ラは接尾語 ) てて。父。浄、雪女五枚 幕府の職名。関八州民間私有の鉄砲を検査した。一鉄砲に関することをつかさどった。ー・ふろ【鉄砲風てつれい【鉄嶺】 (Tieling) 中国遼寧省北東部の都市。羽子板「ーかからに爺婆息災」 六八七年 ( 貞享四 ) 設置、一七一九年 ( 享保四 ) 大目付呂】鉄製または銅製の筒を桶の中に装置して火を焚瀋陽の北東約七〇結渤海国以来の古都。 ててれ「ててら」に同じ。二代男「女郎も同じ枕に、二 の兼役となる。ー・いくさ【鉄砲軍】鉄砲を用いて戦く据風呂。ー・みすニ鉄砲水】豪雨による山崩れなて ? ろ【鉄炉】①鉄製の焜炉 ( 篭 ) 。鉄製のしちりん。布 ( ) 、ーにうちとけて」 ういくさ。鉄砲ぜりあい。大友興廃記「足軽をいだ どで堰き止められた水が、一度に堰を切って、土砂な②鉄製のストープ。 ててれ【囮】 ( トトリ ( 鳥捕 ) の転という ) 鳥を網で捕え し、ーする」ー・うち【鉄砲打】①鉄砲を発射する人。どを伴いながらはげしい勢いで流れ下るもの。 て ? ろ【鉄路】鉄道の線路。レール。 る時に用いるおとり。〈和名抄一五〉 また、その射撃に巧みな人。②狩猟。また、狩猟家。みせ【鉄砲見世】最下級の遊女を置く店。切見世て ? ろく【鉄勒】隋・唐代におけるトルコ系遊牧民のて , てんご【手てんご】テテンゴウの約。浄、ひらかな ーらんじよう芻【鉄砲運上】江戸時代の雑税の一。 せ。風来六部集「いっそーへでも追っ下し」ー・むし称。丁零・高車の後身。隋代には・ハイカル湖の南か盛袞記「コリヤ悪い病が付いたわい、銭なしのーちゃ 狩猟用および害獣をおどかすのに用いる鉄砲に課し【鉄砲虫】カミキリムシの幼虫。樹木に穴をあけて食らカスピ海地方にまで分布。↓突厥 ( ) た。 ・かご【鉄砲籠】竹で、目をあらく編んだ細長害する。ー・やき【鉄砲焼】魚鳥の肉にとうがらし味てて【父】「ちち」の転。宇津保俊蔭「母はーの手にもまさて・てんごうン【手てんがう】①手でするいたずら。 い物人れかご。伎、勧善懲悪「ーより小さなそろばん噌をつけて焼いた料理。ー・やはち【鉄砲矢八】 ( 「鉄りて」 手なぐさみ。浄、夏祭浪花鑑「まだいとけなき市松は を出し勘定して」ー・かじニ鉄砲鍛冶】鉄砲製造の砲」は「ほら」の意 ) 「うそっき」のこと。ー・ゆり【鉄砲て・て一助詞ズ上方語 ) 「とて」の訛。浄、新版歌祭文「そ親の嘆きも白州の小石拾ひ集めてー」②ばくち。 職工。ー・がしら【鉄砲頭】鉄砲組の長。ー・かた【鉄百合】ユリ科の多年草。茎の高さ約六〇で、強うぢゃー茶屋の内もやつばり人目」 デデンダム【 dedendum 】歯車の、歯元 ()J も ) の丈 ( び。 砲方】江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、銃砲直。鱗茎は淡黄色。五、六月頃に白色大形の花を横デテイケート【 ded 一 ca こ ( 書物の巻頭に恩人・友人等のそと ( 東北地方で ) 山の出人口。転じて、谷川の下流。 の製造、射撃教授に関することをつかさどった。井向きにつける。花被片六枚は長漏斗状をなす。香気名を記して ) 捧げること。献題すること。 てーとうウタ【手套】手袋。しゆとう。 上・田付両氏の世襲。ー・きす【鉄砲傷】鉄砲でうた が高い。観賞用。 てて・うち ( てんでにとる意。また、握って手中に満ちて・どうぐ【手道具】手まわりの道具。手具足。 れた傷。銃傷。ー・きり・すけざね【鉄砲切助真】上杉てつ・ぼう【徹法】周代の税制。春秋中頃より、公田・る意。また、果実が毬から出て地に落ちる意といて・とうたい【手灯台】手燭 ( ) に同じ。〈日葡〉 謙信が鉄砲を切ったという、鎌倉一文字助真の作と 私田の別がなくなり、豊凶に応じて収穫の一〇分のう ) 丹波栗 ( ば ) の俗称。浄、博多小女郎「おんらがて・どお【手遠】手もとから遠いこと。 : 手近 伝える太刀。 一を徴収したもの。 ーぐすり【鉄砲薬】火薬のこと。 在所はの、奥山のーのでんぐりでんぐり栗の木の」て・とおし【手通】里方から持って来る産着 ( ) 。 ぐみ【鉄砲組】織豊期・江戸時代の軍事編成の一。鉄てつーほん「てんぼ ( 手棒 ) 」に同じ。 ててうち・ははうち【父打母打】父にも母にもむごく扱てぬき 砲で武装した部隊。足軽で編成し、侍が組頭になってつ・マンガン・しゅうせき籌 = 【鉄満俺重石】タングスわれること。浄、ひらかな盛衰記「これがほんのー て・どお・し舞【手遠し】〔形ク〕手もとから遠い。遠く た場合が多い。 ・ざま【鉄砲狭間】鉄砲を発射するテン鉄鉱の別称。鉄満重石。 二人の親御に憎まれて」 て手が届かない。二代男「ー・き恋の思ひ立ち」 : 手 ための小窓。銃眼。ー・ざる【鉄砲笊】紙屑を人れるてつ・みようはんウ」ャ【鉄明礬】硫酸鉄とアルカリ金属・デテール【 d a 三北ディテール 近し 細長いざる。伎、小袖曾我「ーをかつぎ」ーーしゅうアンモニウム・タリウムなどの硫酸塩との複塩の総ててーおや【父親】ちちおや。 そ・どき【出時】①でる時。出るべき時。一代女一「吸物 【鉄砲衆】桃山時代、鉄砲の事をつかさどった武士。称。等軸品系に属する結日門黄白色で渋味がある。てて・き【父君】 ( 「ててきみ」の略 ) ちちぎみ。父上。宇のーさびしく」②人のでさかる時。 ーじる【鉄砲汁】フグの身を調理した汁。河豚 ( e ) 媒染剤として使用。 津保楼上上「宮君は殿をばーとてむつれ奉り給ひ」そ・どこ【出床】江戸時代、路傍などで小屋を建てて営 汁。ー・す【鉄砲洲】 ( 江戸時代に鉄砲方井上氏が大砲て・つむぎ【手紬】手織の紬。五人女三「末々の女にーをてて・ぎみ【父君】ちちぎみ。父上。宇津保菊宴「ーのわ業した髪結い床。 の演習をしたからいう ) 東京都中央区湊一丁目付近織らせて」 れをおもほしし時には」 そーどこ【出所・出処】「でどころ」に同し。 の俗称。隅田川西岸に位し、佃島・石川島に相対すてつ・むじニ鉄無地】鉄色の色染糸で織った無地織物。デデキント【 JuIius WiIheIm Richard Dedekind 】ドイツぞ・どころ【出所・出処】①物事の出て来たもと。しゅ る。ーーせき【鉄砲堰】材木を流水によって運搬するてつーめん【鉄面】鉄面皮の略。 ( 明治期の語 ) の数学者。代数的数論を開拓し、無理数論・自然数論 っしよ。「金のー」②出るべき場所・場面。③でぐ ち。 際、谷川を一時せき止めて急に堰を切り水が落ちるてつーめんび【鉄面皮】 ( 「鉄のような面の皮」の意 ) 恥をの基礎を建設。 ( ~ 坐一し 勢いで運ぶ方法。鉄砲出し。堰出し。ー・ぜりあい恥とも感じないこと。あっかましいこと。ずうずうてて・く・る〔他四二ちちくる」に同じ。浄、夏祭浪花鑑デトネーション【 d on ミ一 on 】①ニトログリセリンなど

7. 広辞苑 第三版

あたくるまーーあたない 月の夜の雨、花盛りの風」 者 ( ) といはれし程の全盛の末もとげぬーに」 くは」 山。海抜一六九九・六。山麓に温泉がある。 あた・ぐるま【徒車】乗って女の所へかよったが、恋はあた・ごころ【徒心・他心】浮気な心。実 ( しがなく移りあた・したたる・い【あた舌たるい】【形いやに甘ったあたち【安達】姓氏の一。 ・かげもり【安達景盛】鎌倉 るい。 成らず、かいのなかった車。むだぐるま。浄、隅田川 やすい心。あだしごころ。竹取「ーっきなば」 初期の武将。源頼家に仕え、出羽介。実朝の死を悲 「百夜車 ( のー」 あた・ごと【徒言】①実のない言葉。あだぐち。新あだし・の【徒野・仇野・化野】①京都の嵯峨 0 の奥、、 しんで高野山に入る。のち北条時頼の外祖父として あたけ【安宅】安宅船の略。ー・ふね【安宅船】 ( 敵を恐古今恋「ーの葉におく露の消えにしを」②むだな言倉山の麓の野。「あだし」にかけて、はかない物事の権威をふるい、三浦氏を滅ぼす。 ( 一 (<) ーーけんぞう れず荒れ回る兵船の意 ) 室町末期から江戸初期にか葉。 象徴となる。火葬場のあった地として鳥部野ととも % 【安達謙蔵】政治家。熊本県生れ。閔妃行 ~ ) 殺害 けて用いられた大きな車船の総称。艪 ( ろ ) 五〇梃或あた・ごと【徒事】①実 ) のないこと。つまらないこに有名。源手習「ーの風になびくな女郎花」。徒然草事件に連座。立憲同志会・憲政会・民政党の領袖とし いは八〇梃以上を用いるという。安宅。信長記「ー とがら。源帚木「折節にし出でんわざのーにも実事「ーの露きゅる時なく」②転じて、火葬場、また墓場。て、「選挙の神様」といわれた。逓相・内相歴任。 十余艘を飾り立て」ー・まる【安宅丸】一六三五年 ( ) にも」②浮気な行為。色事。源絵合「世の常の父の終焉日記「おの / ( 、卯木のつ ) の箸折りてーにむ ( は , ) ーーしき【安達式】華道の流派。大正初期に ( 寛・水一一 l) 徳川家光の時完 ーのひきつくろひ飾れるにおされて」 かふ」 「る浄瑠璃。池坊から独立した安達翻花が東京で創始。意匠的な 成した安宅船様式の軍艦。 あた・ざくら【徒桜】散りやすく、はかない桜花。親鸞あた・じようるり % ャ【徒浄瑠璃】ロから出まかせに語盛花・投人で一時代を画す。ー・やすもり【安達泰盛】 長さ約三〇尋 ( 。外側を 聖人絵詞伝「あすありと思ふ心のー」 あた・す一他四ズア ( 荒 ) ラスの転か ) 荒らす。散らす。鎌倉中期の武将。引付衆・評定衆を歴任した有力御 銅で包み、二層の総矢倉を あたし【私】一代ズワタシの転 ) 一人称のくだけた言い万一九「天雲をほろに踏みー・し」 家人で、秋田城介。執権北条氏の御内人平頼綱と争 設け、櫓 ( ろ ) の数二〇〇梃、 方で、主に女性が用いる語。 あた・す【仇す・敵す】〔自サ変〕 ( 室町時代まで清音 ) ①い族滅された。これを霜月騒動または秋田城介の乱 水主 ( 3 ) 四〇〇人。米一万 あた・し【他し・異し・徒し・空し】一形シク〕 ( 古くアタシ敵対する。②攻め人る。 という。 ( 一 一二八五 俵を積載。屋形は天守 ルと清音 ) ①他・異 ) 異なっている。ほかのものでああた・すま【徒夫・徒妻】かりそめの夫、また妻。契りあたち【足立】東京都二三区の一。隅田川の左岸。 に似る。天下丸。 る。別である。万一〇「君に逢へる夜ほととぎすー の短い夫、また妻。 あたち・が・はら【安達ヶ原】①福島県安達郡の安達太 宅 あたけ【徒け】 ( アダクの し時ゅは今こそ鳴かめ」②〈徒・空 ) 空しい。実 ( ごあた・せいば・る【あた贅ばる】一自四一いやに思いあが良 ( ) 山東麓の原野。鬼がこもったと伝えた。 ( 歌 安 連用形から転じた名詞 がない。はかない。栄華本雫「露をだにー・しと思ひる。浄、寿門松「ええ、ー・つた。聞きともない」 枕 ) 拾遺雑「陸奥の安達の原の黒づかに鬼こもれり か。アダにケ ( 気 ) がっ て」。栄華玉台「殿の御前の御声は、 ・ー・しう聞えたあた・せに【徒銭】無益につかう金銭。むだぜに。 と聞くはまことか」②能の一。安達ヶ原黒塚の鬼女 いたとも ) うわっいた り」 あたた〔剿程度のはなはだしいことにいう。④大変。の家に宿泊した山伏が、禁じられた寝室を覗いて害 こと。浮気。源槿「今さ あたし【他し・異し・徒し・空し】 ( 形容詞語幹。古くは清 非常に。松の葉「ー辛気や気の毒や」 @にわかに。 されようとしたが、遂に祈り伏せる。黒塚。③浄瑠 らの御ーも、かつは、世 音 ) ー・おとこ背【他し男・徒し男】①ほかの男。別不意に。日葡「アタダニ」。物類称呼「急にといふこ璃「奥州安達原」の略称。 のもどきをも思しなが の男。特に、情夫。②実意のない男。薄情な男。 とを、予州にてーにといふ」 あたち・のーまゆみ【安達の真弓】「あだたらまゆみ」に同 おんな冖ン【他し女・徒し女】①ほかの女。別の女。特あたたか【暖か・温か】①気候や温度がほどよいさま。 じ。古今大歌所御歌「ーわが引かば」 あた・げ【徒げ】はかなそうなこと。もろそうなこと。 に、情婦。②うわきな女。ー・か・はら【徒しが原】無源末摘花「松の雪のみーげに降り積める」。「ーな春のアタック【 attack 】①攻撃。襲撃。②器楽・合奏・声楽な 宇治拾遺三「門などもかたかたは倒れたる、よこざま常の原の意。徒野 ( ) 。ー・くに【他し国】ほかの国。日ざし」②愛情がこまやかで冷淡でないさま。「ー どで、音の出し始め。きっかけ。③登山で、登りにく によせかけたる所のーなるに」 外国。異国。ー・けむり【徒し煙】むなしい煙。はかな心」③経済上困らないさま。財産が豊かなさま。 い山岳へ挑戦すること。 あた・ける『自下こあばれ騒ぐ。乱暴する。浮世風呂ない煙。火葬場の煙などにいう。ー・ごころ【他し心浄、博多小女郎「身うけするほど内証がーで」。「ふとあた・ ? く【徒付く】『自四】あだごころがつく。浮気 四「うぬは暗い所でー・けやアがるから」 ・徒し心】他にうつる心。うわきな心。古今東歌「君ころがーだ」④事を荒だてないさま。穏やか。浄、心をおこす。遊子方言「さる内の奥座敷の女郎が東 あたご【愛宕】地名の一。 ・ごけ【愛宕苔】クラマゴケをおきてーをわが持たば」ー・ごと【他し事・徒し事】生玉「銀も見ずに、ーに請け取りをせうわいなあ」⑤洲にー・いた」 ( 鞍馬苔 ) の別称。ー・さん【愛宕山】京都市北西部、ほかの事。余事。むだな事。ー・ことば【徒し言葉】ずうずうしいさま。ずぶといさま。浄、孕常盤「やあアタッシェ【】大使館・公使館に付属する官 上嵯峨の北部にある山。海抜九二四。山頂に愛宕実 ( しのない言葉。あてにならない言葉。ーーたまく ーな、頼むとはどのロで、ちと利ロぶり出さぬ」 吏。特に、大使館・公使館付の武官。ー・ケース【 ~ 神社があって、雷神を祀り、防火の守護神とする。あら【他し手枕・徒し手枕】別人の手枕。かりそめにほあたたか・い【暖かい・温かい】〔形図あたたか・し ( ク ) case 】角型の手提げ書類カ・ハン。 たごやま。 ・どり【愛宕鳥】ウグイスの異称。三十かの人と契るにいう。ーーちぎり【徒し契】はかないあたたかである。ぬくい。 アタッチメント【 a 一 tachment 】①器具・機械の付属品。 二番職人歌合「羽風だに花のためにはー」ー・はくさ約束。末とげられぬちぎり。ー・な【徒し名】浮きあたたけ・し【暖けし・温けし】〔形ク〕あたたかい。夫② ( 写真用語 ) 写真レンズの前、または後につけて焦 ん【愛宕白山】 ( アタゴビヤクサンとも ) 京都の愛宕名。ー・なさけ【徒し情】あてにならない情。変りや木四「ー・き春の山辺に」 点距離と画角を変えるもの。補助レンズ。コン・ハ 権現と加賀の白山の神名とに呼びかけて、決心のかすい情。ー・ひと【他し人】ほかの人。たにん。允恭あたたま・る【暖まる・温まる】一自四一①あたたかくなター 「た様子である。 たい旨を表明する誓いのことば。「誓って」「きっと」紀「是の歌ーにな聆 ( き ) かせそ」ーーみ【徒し身】はか る。ぬくまる。②金がたまる。財産が豊かになる。あたっ・ぼ・い【婀娜つぼい】〔形一女が、美しくなまめい の意。狂、文山立 ( じ「この上は、ー申し通ぜぬぞ」ない身。ー・みやひ【徒し雅】次々と風流を求めてう浄、千本桜「二十両と云ふ金ー・つておいて、其面何ちあたて九州沿岸で用いられた和船。船首も戸立 ( 第 ) ーまいり【愛宕詣】京都市愛宕山の愛宕権現に参っりゆくこと。 ーよ【徒し世】はかない世。無常のや」 造りであった。 詣すること。ー・やま【愛宕山】東京都港区芝公園北世。千載雑「何ーに生ひそめにけむ」 あたた・める【暖める・温める】〔他下一〕図あたた・むあだて【当】①あて。めあて。みこみ。浄、丹波与作 の丘陵。山上に愛宕神社がある。社前の男坂の石段アダジオ【 adag ぎ】音楽の速度標語の一。「ゆるやか ( 下二 ) ①あたたかくする。ゆたかにする。平家六「何をーに何とせう」②てだて。方法。 は曲垣 ( ) 平九郎の馬術で有名。もと東京中央放送に」の意。アンダンテとラルゴとの中間。 「酒ー・めて食べける薪にこそしてんげれ」。「旧交をあた・な【徒名】色好みのうわさ。浮気の評判。浮き 局があった。ー・れんが【愛宕連歌】天正一〇年 ( 一あた・しおがら・い【あだ塩辛い】一形ズ食品・料理に ) ・める」「構想をー・める」②こっそり自分のものに名。また、無実の評判。古今六帖一「千代のーは立た 五八二 ) 五月二七日、明智光秀が信長を本能寺に襲う塩けがなじまず、いやにからい。 する。あっためる。「分け前をー・める」 むとぞ思ふ」ー・ぐさ【徒名草・仇名草】桜の異称。 前、洛西愛宕山で催した連歌の会の百韻。光秀の発あたし・ぐさ【仇し種・仇し草】仇となるもと。禍根。あだたら・まゆみ【安太多良真弓・安達太郎檀弓】上代、あだ・な【渾名・綽名】 ( 「あだ」は他・異の意 ) その人の特 句「時は今あめが下知る五月かな」はその野望を寓し浄、鑓権一二「しんきしんきの空悋気、終に我身のー」 陸奥安達郡 ( いま福島県 ) から製出した真弓。あだち徴などによって実名のほかにつけた名。あざけりの たものとして著名。明智光秀張行百韻。愛宕百韻。あた・じけな・い〔形〕けちである。しわい。膝栗毛一一のまゆみ。万七「陸奥のー弦 ( しはけて」 意味や愛称としてつける。異名。 あた・こい【徒恋】むなしい恋。浄、嫗山姥 ( 騎 ) 「立「ぜんてへ手めへがあたじけねへからこんな恥をかあたたら・やま【安達太良山】福島県北部にある休火あだな・い〔形一①はかない。②あどけない。あどな 彡ⅱ 3

8. 広辞苑 第三版

ねすらあしーーねつおせん 一八六六 銀と沃化カリとの分子化合物を苛性カリ溶液に溶か結う時に鬢 ( し・前髪・髷 ( 凸などの根の揃っているこ聞ゆれば」 質や話しぶりなどが、あっさりせず、しつこいさま。 した液。微量のアンモニアによって橙色ないし赤褐と。ねぞろえ。浮世風呂三「まことにお上手だね、ーねたみ【妬】ねたむこと。嫉妬。「ーごころ」ー・ぐさねち・みやく ( 「熱脈」の転か ) ぐずぐずして決しかねる 色の沈殿を作るので、アンモニア検出試薬として用から何から、きまったものだ」 【妬種】ねたみのたね。ねたみのもと。ー・そねみ【嫉こと。また、話のくどいこと。炭俵「目黒参りのつれ いる。 「釣ること。ねた ( 「たね ( 種ごを逆さ読みした隠語 ) ①新聞記事な妬】うらやみ憎むこと。 のー」 ( 野坡 ) ね・すり【根釣】海中の岩石のあるあたりで根付魚をどの材料。②犯罪の証拠。「ーがあがる」③道具。特ねた・む【妬む】【他四①他人のすぐれた点にひけ目をねち・もの【ねち者】ごたごた言って人を困らせる者。 ねーすり【根摺】紫草の根で着物を摺り染めること。 に、手品などの仕掛。④料理などの材料。「寿司のー」感じたり、人に先を越されたりして、うらやみ憎む。ゆすり。伎、壬生大念仏「父親はないといふ手形をし の・いろ【根摺の色】根摺で染めた色、すなわち紫色。ねた【妬】 ( ネタシの語幹 ) ねたましいこと。ねたましそねむ。また、男女の間でやきもちをやく。源浮舟 たれば、こなさんが親ぢやというてござっては、ーに 夫木六「まつもーやわくらむ」ーーの・ころも【根摺の く思うこと。源宿木「ーのわざやと思ひゐ給へり」 「女は、今の方にいま少し心寄せまさりてぞ侍りけなります」 「代ーを締め」 衣】根摺にした衣服。紫色の衣服。古今恋「紫のー色 ーに籠 ( こ ) む根に持つ。遺恨に思う。浄、今宮「由兵る。それにー・みて、終に今のをば殺してしぞかし」ね・ちょう【根帳】元帳。台帳。永代蔵三「年久しき手 に出づなゅめ」 衛めがねたにこみ」 ② ( ) だと感ずる。くやしいと思う。竹取「翁、ね・ちる一自上一〕「にちる」に同じ。色道大鏡「にちる、 ねすり・ごと【根摺言】故意に他人の気にさわるように ーに持つ「ねたに籠む」に同じ。 『胸いたきことなし給ひそ。うるはしき姿したる使 ・ちるも同意、・ : 物をねだる心なり」 言うことば。あてこすり。あてつけ。いやみ。浄、ね・た【根太】床板をうけるために床下にわたす横木。 にも障らじ』と、ー・みをり」 ね・つ【寝唾】寝ていて垂らすよだれ。ねず。日葡「ネ 重井筒「兄嫁御のー、聞きづらや聞きにくや」 ね・だい【寝台】寝床として用いる台。しんだい。 ( 主とね・たやし【根絶】①根まで取り去って再生の余地のなツヲタ ( 垂 ) ルル、また、ハ ( 吐 ) ク」 ね・す・る【根摺る】〔他四〕あてこする。あてつける。 して明治期に使われた ) いようにすること。②根本まで除き去ること。残らねっ【熱】①あついこと。あっさ。「ー帯」「焦ー」②「熱 浄、曾根崎「使ひすてたの、げしいたのと、ー・らるるねた・いた【根太板】根太の上に張る板。ゆかいた。 ず絶やすこと。こんぜっ。「害虫をーにする」 エネルギー」参照。「ー量」③物をあたため、また焼 を苦にしてか」 ね・だおし【根倒】根もとから倒すこと。根の付いたねたり ( 「強請」と当て字 ) ねだること。ゆすり。「おー」 く力。「耐ー」④体温。また、病気などで平常より体 ねす・る【舐る】〔他四①ねぶる。なめる。膝栗毛七「尻まま引き抜いて倒すこと。 「けた横木。「ー者」ー・ごえニねだり声】子供などが、物のほし温の高まること。「ーが出る」「デングー」⑤物事に ー・りくされ」②なする。なすりつける。懐硯「咎をねた・がけ【根太掛】根太の端をのせるため柱に打ちつい時などに出す甘え声。 心を集中すること。一つことにうちこむこと。一時 我にー・りて」 ねた・が・る【妬がる】〔自四くやしがる。うらめしくねたり・がまし・い一形〕ねだるような様子である。狂、的に興奮すること。のぼせること。「ーがはいる」 ねーすん【値寸】値段と寸法。醒睡笑「脇差を持ちきたり思う。宇津保楼上下「いといたくー・り給ひて」 腰祈「はて扨ー・い事を仰せられまする」 「ー心」「ー中」「登山ー」⑥しつこいこと。執念深い て売らんといふに、このーはいかほどぞとありしに」ねた・ぎり【根太切】根こそぎ。すっかり。ありったけ。ねたり・くさ・い【ねだり臭い】〔形〕「ねだりがましい」にこと。日葡「ネッナ」 ねせ・もの【寝物】「ねかしもの」に同じ。 浄、諸萬孔明鼎軍談「あざとい手目でー相手をしてや同じ。狂、乞ひ聟「そなたは言語道断ー・い事をおし ーがさめる①熱気がなくなる。②熱心の度が薄く らうとは、のぶとい胴取り」 ねーぜり【根芹】セリの異称。根を食用とするからいう。 やる」 「りとる。 なる。のぼせがさがる。 「夢中になる。 曾丹集「ー摘む春の沢田におり立ちて」 ねた・げ【妬げ】 ( ネタシの語幹に接尾語ゲのついたもねたり・と・る【ねだり取る】〔他四〕ねだって取る。ゆす ーに浮かされる①高熱のためうわごとを言う。② ね・せる【寝せる】〔他下一〕図ね・す ( 下二 ) 寝るようにの ) ①ねたましい、あるいは憎らしいと思っているねた・る〔他四・下二ズ「強請る」と当て字 ) ①欺きだま ーをあげる熱中する。のぼせあがる。 する。ねかす。 様子。くやしそうな感し。源帚木「かたみにそむきぬす。いつわりを言いかける。日葡「ネダレタヒト」 ーを吹く気啗をあげる。広言をはく。柳樽四「古近 ねそ ( 近世上方方言 ) おもくるしく気のきかない人。べききざみになむあると、ーに言ふ」②憎らしいほ②無理な請求をする。ゆする。狂、河原太郎「さらば江がほしいと妾熱をふき」 浄、猿丸太夫鹿巻毫「大宮司のー殿が」 ど立派なさま。源末摘花「心ばせのなだらかにーなりあれへ行ってー・らうと存ずる」。浄、出世景清「父をねっ・あい【熱愛】熱烈に愛すること。 ねそ ( 「捻苧」か ) 刈柴を結い束ねる材料。筏 ( ) を組しを」 返しゃ父上返せとー・れ歎きし有様は」③子供が聞ねっ・い【熱意】熱心な気持。いきごみ。 むのにも用いる。鉤樟 ( ) ・まんさくの皮、藤蔓などねた・し【妬し】一形クズ「名痛し」の転か。相手の評判がき分けなく要求する。せがむ。「玩具をー・る」 ねっ・い〔形』①しつこい。淡泊でない。ねっこい。 を捩したもの。ねっそ。捻柴 ( 阯り ) 。 高くて、自分に痛く感じられる意から ) ①ねたましね・た・る【根足る】〔自四根が十分に発育して張る。記「ー・く繰り返す」②熱心である。ねばりづよい。日 ね・そう % 【寝相】寝ている時の格好。ねざま。ねずまい。古今六帖一「ー・しわれ子 ( ね ) の日の松にならま下「竹の根のー・る宮」 葡「ネッイヒト」 「させる陰極。 い。「ーが悪い」 しを」②癪瓮や ) にさわる。憎らしい。竹取「かくあねたれ①あざむきだますこと。いつわりを言って、相ねっ・いんきよく【熱陰極】加熱によって熱電子を放出 ー・く思ひ侍る」 ねーそう % 【年星・年三】 ( ネンザウのンを表記しないさましくもてくることをなむ、 手を困らせること。②ゆすること。武道伝来記「辻ねっ・うん【熱雲】火山から噴出し山腹を流れ下る高温 形 ) 陰陽道で、その人の属星 ( し ) を祭ること。「とねーだな【根枻・根棚】加敷行じ ) に同じ。 番ー言ひてかひなく」ーーごと【ねだれ言】言いがかのガスと岩石の集合流。家を焼き生物を殺害する。 しのほし」とも。また、年に三回、正月・五月・九月にねた・は【寝刃】切れ味の鈍った刀の刃。浄、楢狩「ーやりをつけることば。浄、冥途飛脚「理屈をつめてー、ねっ・うんどう【熱運動】熱平衡にある物理系を構成す 仏事を行なって斎戒すること。源玉鬘「世をいとうきっきしとすかし見れば」 腹が立つやら憎いやら」ーーもの【ねだれ者】欺きだる原子や分子の行う徴視的・無秩序な運動。 ものにおぼして、ーなどし給ふ」 ーを合わす①刀の刃を研ぐ。〈日葡〉②比喩的に、ひます人。偽りや策を用いて他人の妨げをする人。ゅねっ・エネルギー【熱ー】エネルギーの一形態。熱平衡 ね・そうそく【寝装束】寝る時に着用する装束。宇津そかによくないことをたくらむ。柳樽二四「油壺紅蓮すり。かたり。浄、タ霧「ーか知らぬ、粗相をすな」 にある物理系において、個々の分子の熱運動のエネ 保国譲中「ーなどは奉れ給ふ」 2 れ ) 寝刃を合せてる」 ね・たん【値段・直段】売買の相場・価格。ね。あたい。 ルギーの形で存在する。個々の物理系の熱エネルギ ねそーねそ動作がゆっくりして気のきかぬさま。のそねたーまき【根太巻】矢の根の方を糸で巻くこと。また、 浮世物語「米・薪・酒・魚までもー殊の外に高ければ」 ーは、単に熱ということが多い。↓永久機関 のそ。狂、右近左近 ( ) 「公事に上げたくは上げうまそうしたもの。〈日葡〉↓矢 ( 図 ) ねーちがい【値違】価格が相違すること。 ねっーえんンエ【熱援】熱心な応援。 でよと、ーと言うたは」 ねたまし・い【妬ましい】〔形〕図ねたま・し ( シク ) 嫉妬ね・ちが・う【寝違ふ】〔自下二〕↓ねちがえる ( 下一 ) ねっ・えん【熱演】演芸などを熱心に演ずること。 ね・そび・れる【寝そびれる】〔自下一〕寝ようとして寝したい気持である。うらやましくもにくらしい。著ね・ちがえ【寝違】寝かたが悪かったために、筋ちがねっ・おうりよく【熱応力】構造物などの温度が場所に つかれない。ねはぐれる。 聞一〇「この事ー・しう思ひ給ひたるをりふし」 いをして痛むこと。 よって異なる時、熱膨張の不均一によって材料の内 ね・そべ・る【寝そべる】一自四〕腹ばいになり、両足をのねたまし・がお【妬まし顔】相手にねたましく思わせね・ちが・える〈【寝違える】〔自下一〕図ねちが・ふ ( 下部に生ずる応力。 ばしてねる。ごろっと横になる。 る顔つき、様子。源蜻蛉「などかくーに掻き鳴らし給一 l) 寝かたが悪くて、首や肩の筋をちがえて痛める。ねっ・おせん = ニ熱汚染】エ業用の冷却水などが高温の ね・そ・む【寝初む】一自下二〕男女がはじめて共寝する。ふ」 ねちこ・い一形一ねちねちしている。しつこい。ねちつまま河川や海へ大量に放流されることによる被害。 ー・く言い寄る」 万一一「逢はざらばいかにせむとかわがー・めけむ」ねたま・す【妬ます】一他四一相手にねたましいと思わせこい。「 環境生態系を破壊し、魚介類などに大きな影響を与

9. 広辞苑 第三版

ま。とつおいつ。浄、烏帽子折「ー思案して」 のを驚嘆することにいう。②にわかに事のせまり近とっ・ばな【突端・突鼻】①つき出たはし。とったん。とつぼ食べ飽きていること。また、血気が余っている とっ・て【取手・把手】手に持っためにとりつけた、器物づくことにいう。 こと。日葡「トッポノアマリニモノヲスル」 「磯のー」②転じて、物事の始め。しよっぱな。「ー の突き出た部分。つまみ。え。とりて。 とっ・とっ【訥訥・吶吶】どもるさま。ロごもりながら話に指名された」 どっ・ぼ【独歩】①ひとりで歩くこと。日葡「トツ・ホ」 とって〔助詞ズ主に近世語 ) トテの促音化。膝栗毛一一すさま。 とっ・ばん【凸版】印刷版式の一。版面の凸起した文字②他にたぐいなくすぐれていること。「古今ー」③ 「それだー、やね屋がながつぼねのふきかへに行きやとっと・と〔副ズト ( 疾 ) クト ( 疾 ) クトの転。多く相手・線画にインキがついて印刷される印刷版の総称。独立して事を行うこと。「独立ー」 アしめへし」 をうながす時に使う ) 一刻もはやく。さっさと。狂、木版・活版・亜鉛凸版・写真版など。↓平版・凹版 と・つ・みや【外っ宮】①離宮。②外宮く ) 。ー・どころ とっ・てい【突梯】つかまえどころのないこと。世俗に佐渡狐「ー持って下がれ」。「ー帰れ」 とっ・び【突鼻】主君の機嫌を損ねること。譴責 ( ) を【外っ宮所】①離宮のある所。万一三「久にふる三諸 さからわず、世の流れのままになるさま。 とっと・の・め【鳥の目】 ( 幼児語 ) 右の人差指で、左の掌受けること。勘当されること。はなっき。東鑑一九の山のー」②外宮のある所。殷富門院大輔集「みた とっ・てい【突堤】陸岸から海中または河中に長く突き ( 嬲 ) の中央を突きながらいう語。また、その遊戯。 「申次ぎ駿河の局ーに及ぶ」 出た堤防状の構造物。港・湾では防波堤とし、河口でとっとり【鳥取】①中国地方東北部の県。因幡・伯耆一一とっ・び【突飛】思いもよらぬこと。言行や着想などがとっ・めん【凸面】凸起した面。ー・きよう【凸面鏡】 は砂の侵人を防ぎ、水深を維持するための防砂堤と国を管轄。②鳥取県の市。県庁所在地。もと池田氏並はずれて奇抜なこと。だしぬけ。 反射面が凸である球面鏡。すなわち球面の外側で光 し、あるいは人工的に砂浜を作るために用いられる。 の城下町。人口一三万。ー・さきゅうな【鳥取砂丘】どっぴ ( 歌い舞いなどして ) 大騒ぎするさま。日葡「ドを反射させる球面鏡。凸鏡。 : 凹面鏡 とって・おき【取って置き】①後日の用意にと大切にし鳥取県東部、千代 ( ) 川河口に発達した海岸の大砂ッピトワメイテトヲ ( 通 ) ル」。浮世風呂前「さまざまとっ・レンズ【凸ー】切口が中央で厚いレンズ。光束を まっておくこと。また、そのもの。「ーの品」②晴丘。千代川の流下土砂および海食による細砂が沿岸の者を内へ取り込んで、 ーと騒ぐやら」 収斂 ( う ) する。 : 凹レンズ 着。一張羅。浄、氷朔日「五十余りの女房のーをば濡嘲流と北西卓越風とによって形成し、美観を呈する。どっ・びき【胴引】ト引 ( 」び ) に同じ。 とて〔助詞〕 ( 格助詞トに接続助詞テの加わったもの ) らさじと」 と・つなぎ【外】牛馬を戸外に繋ぎとめて置く所。馬とっ・びやくいん【十百韻】主に俳諧で、百韻を十巻① ( 引用文またはそれに準ずる語句、その他を受け とって・かえ・す【取って返す】〔自四〕「返す」を強めつなぎ。よせばしら。 ( ) 重ねたもの。十巻全般を通しての指合 ( 豎 ) ・去て ) ④ : ・と言って。源桐壺「かくかしこき仰言を光 ていう語。ひき返す。あとへもどる。 とっーにゆう「ニ【突人】突進して人りこむこと。 嫌 ( き ) の定めはない。↓千句 にてなんー見給ふ」 @ ・ : と思って。土佐「男もすな とって・つけた・よう【取って付けた様】無理にあととっ・ば【鳥羽】魚釣用の擬餌。羽毛を用いるからいとっ・びようしャ【突拍子】 ( 主に「ーもない」の形で用る日記といふものを女もしてみむーするなり」 6 う。ばけ。ぼろ。 から付け加えたように、わざとらしく不自然なさま。 いる ) 調子はずれなこと。とほうもないこと。度は : として。・ : ということで。・ : しようとして。古今 「ーなお世辞」 とっ・ば【突破】①つきやぶること。「ーロ ( し」「難関ー」ずれなこと。突飛。「ーもない事を言う」 恋「起きもせず寝もせで夜を明かしては春のものー とって・てる【取って出る】〔自下一〕「出る」を強めてい②しのび。間者。すつば。 トップ【 1 。三①頂上。②順位の最初。最高。「ーークラながめ暮らしつ」。古今序「古りにしことをもおこし う語。狂、靱猿「猿がー・でましたもので御座らう」トツ。、 ′ー【 top をユ婦人用のゆったりした半コート。 たまふー : のちの世にもったはれー、延喜五年四月 ス」③新聞紙面の最上段の右の部分。「ー記事」 とってーの・く【取って退く】〔自四〕「退く」を強めていう コート【 ~ coat 】春秋に着る合コート。スプリングー十八日に」〇・ : という名で。徒然草「行雅僧都ー 語。天草本伊曾保「ー・いてこの恨みを思ひ知らせうトッパーズ【ぎを 2 】宝石の一。黄玉 0 ) 。 ト・ハーズ。 ・ニュース【 ~ news 】新聞紙面の一番目教相の人の師する僧ありけり」② ( 下に打消または ずるものを」 : といっても。とも。源 とっ・はい【頭・突】かぶとの鉢の頂のとがったもにつきやすい最上部右方に掲載する重要記事。 反語を伴い ) ・ : としても。 とっても・つかぬ【取っても付かぬ】そっけないさま。 の。ーーえほし【頭灰皿烏帽子】とつばい形をした烏帽 パッター【 ~ batter 】①野球で、一番打者・先頭打者。桐壺「我なくなりぬーロ惜しう思ひくづほるな」。 受けつけようともしないさま。浄、二つ腹帯「ー挨拶子。ー・がしら【頭頭】「とつばい」に同し。ー・すき②最初に始める人。真っ先に登場する人。ーー ) 、ツ浄、淀鯉「あいつ一人を切ったーお主の為には何にな に、重ねて返す詞なく」 ん・ニ頭頭巾】頭盜烏帽子 ト【 ~ hatl 縁が狭く山を高い円筒形に仕上げた帽る」。「悲しんだー仕方がない」③ ( 体言について ) とっ・と〔剿①程度のはなはだしいさま。全く。ほんの後部に垂れをつけた頭巾。 子。また、シルクハットの別称。ーーマネージメント④・ : だけあって。・ : なので。・ : であるから。浄、傾 とに。まことに。浄、忠臣蔵「かか様といへば、ー世とつばーかわハ力「どっぱさっ 【—management) 企業の最高首脳部。経営管理の城阿波鳴門「しなれぬわざー見つけられ巾着切の悪 帯染む」②時間・場所などのはるかに離れているさば」に同じ。宮古路月下の 盛最高方針を決定する部門。 ーや【ー屋】週刊誌など名を取り」。「思いがけぬことー処置に窮した」 @ ま。ずっと。浄、反魂香「ー前から藤袴と契約有りと梅「はこをかたげてーとお : もやはり。 にトップ記事や特種記事を書くことを業とする人。 : だって。浄、女護島「人道殿の仰せは 申しなば」 きたっ野路の袖の露」 ーライト【 ~ light) 屋根に設けられた採光面。天某ーもそむかれず」 ドット【 do こ①点。ぼつ。ポイント。②水玉 ( 絆 ) 模様。とつは・くさ「どっぱさつば」に同じ。柳樽七「ー出る窓。スカイ・ライト。 と・そ【外出】①外に出ること。よそへ出掛けること。 ーマップ【 ~ map 】点の大小・組密によって人口ややつを待っ四つ手籠」 とっーふう【突風】突然吹き起る強風。しばしば寒冷前②戸外。屋外。 産物などの分布を一小す地図。 とつば・さつば ( トツ・ハサッパとも ) いそがしく立ち騒線などの通過に伴って起る。 どーて【土手】①つつみ。堤防。②築地 C れ ) 。③カツォ どっ・と一副』①多人数、また多量のものが一度に声をぐさま。あわただしいさま。とつばくさ。・こたくドップラー・こうかニー効果】 ( D 名三 er ・ s こ波・プリ・マグロなどの大魚の大きな背の切身。刺身に あげたり、押し寄せたりするさま。「ー笑う」「水がー さ。浄、忠臣蔵「日ごろはーとどしめけど」 動の源と観測者が相対的に運動している時、静止しする部分。④歯の抜け落ちたはぐき。⑤江戸吉原の 流れる」②病気が急に重くなって起きあがることのとっ・ばし【突端】一番向うのはし。はしつこ。とつばている時と異なる振動数が観測される現象。音波・人口の土手。吉原土手。日本堤。 できないさま。「ー床に就く」 な。膝栗毛二「ここらに木賃宿はねえかの。あい、む電磁波 ( 特に光 ) で見られる。オーストリアの物理学と・てい【徒弟】①門人。弟子。② ( ap を e ョを ) 西洋中 ーしないあまり感心できない。ばっとしない。柳かうのーの家よ」 世の手工業で、親方のもとで見習中の者。わが国で 者ドップラー ( ~ äål) が初めて研究。 樽四「仲人のロ振りはまあどっとせず」 とっ・ばす・す奈【取っ外す】〔他四〕 ( トリハズスの音とっふり日のすっかり暮れるさま。「ー暮れる」 は、丁稚 ( ) ・小僧とも呼んだ。③資本主義社会で、 とっとき【取置】「とっておき」に同じ。 「然。便 ) ①くつついているもの、掛かっているものを離どっふり十分に液体をふくませるさま。また、湯水に熟練職業分野における見習工。養成工。わが国で とっ・と・して【突として】だしぬけに。にわかに。突れさせる。「はしごをー・す」②やりそこなう。柳樽十分にひたるさま。「ー筆に墨をふくませる」「湯槽は、小・零細企業、商店などに住込みで雇用され、家事 とっ・とっ【咄咄】①舌打ちする音。叱る声。太平記一一拾遺九「ー・し楽屋の石を踏みつぶし」 労働にも従事させられた年少労働者をさす。高度成 ( ) にーっかる」 四「舎利弗一音を出してーと叱 ( しし給ふに」②驚きとっ・ばすれな【突外】一番はずれ。ずっと端の方。膝ドッペ・る〔自四ズ「二重の」「重複した」の意をもっド 長過程で次第に消滅。ー・せいど【徒弟制度】①西洋 怪しむ声。ー・かいじ芻【咄咄怪事】非常に奇怪なこ栗毛四「此町のーに小みせなれども」 ィッ語 do el 一から ) ( 学生用語 ) 落第する。留年す中世の手工業者ギルドにおいて技能の後継者を養成 と。また、まことに不都△ロなこと。 とっーはっ【突発】 ( 事件などが ) 思いもよらぬ時に急にる。 するための制度。親方・職人・徒弟の階層組織に立脚 ー人に逼 ( じる①冖事類全当技芸が衆にすぐれる起ること。「ー事故」 し、親方徒弟関係を律した。わが国では、江戸時代、 とっ・べん【訥弁】つかえがちな下手な話し方。 とってーーとてい 一七三九

10. 広辞苑 第三版

( 鱸 ) などに節をつけて口早に謡う一種の俗謡。ま 当。宥免 ( 新 ) の勅許があるまで、閉門・蟄居 ( 鱸 ) してで寄り道をしないで目的地まで行くこと。②心のま進すること。また、その人。いのししむしゃ。 た、それを謡いながら米銭を乞い歩いた乞食僧。町 謹慎するのを例とした。平家七「ーの人なれば名字まを思った通り飾らずに行うこと。③まっすぐな正ちよな・ぐさ【千代菜草】若菜の異称。 をばあらはされず」 しいおこない。「直言ー」 民の幕政批判がこめられていた。「ちょぼくれ、ちょ ちょ・ひ【楮皮】楮 ( % ) の樹の皮。和紙の原料。 チョッキ【」 ack 】洋服の上衣の下に着る短い胴着。袖がちょっ・こう親ク【直航】途中寄港しないで直接目的地ちよび・かわ % ちょこちょことすばやく立ち働くさんがれ」の囃子詞を人れた。ちょんがれ。 なく、胸・腹・背をおおうもの。ジレー まで航行すること。飛行機にもいう。「ー便」 ま。気ぜわしく行動するさま。浄、宵庚申「我が見るちょ・ま【苧麻】カラムシ ( 苧 ) の別称。 ちょっ・きゅうク【直球】野球で、投手の打者に対するちょっこ・もん籥【直弧文】直線と弧線との交錯する文前ではーして、ちょっと立てば早どこへ」 ちよみ・ぐさ【千代見草】①菊の異称。②松の異称。莫 投球のうち、まっすぐで変化しないもの。ストレー様。古墳時代の遺物や古墳の石室・石棺に多い。 ちよび・くさロ早にしゃべるさま。また、軽薄なこと。伝抄「神山のふもとに生ふるー」 ちょっこりちょっと。ちょっぴり。浄、寿門松「ーと浄、一谷嫩軍記「日頃ー能うしゃべる雀の忠吉」 チョムスキー【 Noam Chomsky 】アメリカの言語学者。 ちょっ・きょ鴛【勅許】①天子の許可。勅命による免歩で合 ( 2 ) 致そ」 ちよびすけ【猪尾助】①体の小さな人をあざけってい生成文法理論を提唱。著「文法の構造」「文法理論の ・ 0 一え二八 許。②明治憲法下で皇室の重大事項の実行に関し、ちょっーこん鴛【直根】主根の長大な垂直に延びたも う語。ちび。ちびすけ。②小生意気に出しやばって諸相」なと ( 皇族会議または輔弼翕ひ ) 機関によらず、天皇の親裁の。ゴボウ・ダイコン・高木の根などに見られる。たちょこまかする人をあざけっていう語。 ちょーめい【著名】名がよく知られていること。名高い つね。 に基づく許可。 ちよびーちよび少しずつ断続するさま。ちょっとずこと。有名。「ーの士」 ちょっきり①鋏で切るさま。②少し。ちょっと。遊ちょっ・と【一社・鳥渡】一副〕①わずか。少し。好色万つ。 「ひげ。ちょーめい【著明】いちしるしくあきらかなこと。 子方言「宵にーっらをつん出したままやうやう今に金丹「柚味噌をーねぶるもさもし」。「ーの事にも」ちよび・ひげ【ちよび髭】ちょっぴり鼻の下にはやしたチョモランマ 6 。 mo 一 angma ・珠穆朗瑪】エヴェレスト のチベット語名。 なって来た」③過不足のないさま。ちょうど。かっ② ( 逆説的に ) 存外。かなり。「ー金がある」③しばちょ・ふん【著聞】世間によく知られること。 きり。「ー千円」 らく。 ( 呼びかけにもっかう ) 「ーまって下さい」「ー、ちょ・ヘい【楮幣】紙幣に同じ。 ( 主として明治初期に用ちよもんしゅう萼【著聞集】「古今行 ') 著聞集」の略称。 ちょっくら〔副〕ちょっと。ちょいと。しばらく。「ー あなた」④こころみに。「ーやってみる」⑤ほんのいた語 ) ちょ・ゅう【猪勇】猪 ( ) のようにむこう見ずに突進す L る勇気。 出掛けてくる」ー・ちょいと ( 「ちょっくら」を強めついでに。「ー寄ってみる」⑥ ( 否定の語を伴って ) ちよほ【点】①しるしに打っ点。ぼち。ほし。② ( 本のちよら【樗良】三浦樗良 ) 。 ていう語 ) ちょっと。少しばかり。ちょっくらちょ少々のことでは。そう簡単には。「ーできない」 中のその部分に傍点が打ってあるところから ) 歌舞ちょ・りつ【佇立】 ( チョリュウとも ) たたすむこと。し した①わずかの。少しの。「ー思いっき」「ーエ夫」伎劇で、地の文 ( 登場人物の動作・感情などの部分 ) をばらくの間立ちどまること。 ちょっくり〔副二ちょっくら」に同し。 ② ( 逆説的に ) かなりの。相当な。「ー財産がある」浄鰡璃で語ること。また、その浄璃。普通、チョポちょ・りゅう % 【懿溜・貯留】水をためること。水がた き 6 っ 0 こと。 と片かなで書く。ちょぼがたり。③「ちょぼゆか ( 点 ちょっ・けい鰭【直系】①直接にうけつがれ続いている ーみ【一寸見】ちょっと見ること。ちょっと見たと 系統。「ーの弟子」②人と人との間の血統が親子の ころ。ーーや・そっと ( 否定の語を伴って ) ちょっと床 ) 」の略。ーーいれ【点人】芝居でちょぼを人れるこちょーれき【樗擽・樗櫪】 ( 「樗」も「擽」も材にならない木 ) 関係で続いている系統。 : 傍系。ー・いんそく【直系したこと。少しばかり。「ーでは動かない」 ーがたり【点語】歌舞伎劇でちょぼを語ること。無能の人。仗に立たない人。また、自分の謙称。樗 姻族】自己の配偶者の直系血族。または自己の直系チョッパ 1 【 ch 名をユ礫器 ( 讐 ) 。 また、その人。ちょぼ。ー・ちょぼ【点点】①点をま才 ( ) 。 血族の配偶者。例えば、夫から見て妻の父母・祖父ちょっぴり少ないさま。少しばかり。ほんのちょっぱらに打ったさま。②ところどころに小さく、またちょろ港内だけで使う小舟。船首の立木が舷よりも 母、自己から見て子・孫の夫または妻。ーーかそく【直と。わずか。 は少しずつあるさま。③小さいさま。狂、節分「そな高く突き出ていて、船足が早い。 たのーとしたロで」④ ( 同じことを重ねて記す場合ちょろ・い〔形』①つまらない。値打ちのない。好色万 系家族】 (stem family) 両親が子供のうちの一人のみチョッとング・ツール【 chopping ぎ。一】礫器 ( 讐 ) 。 を後継者と定めてその夫婦と同居する家族形態。朝チョップ【 ch 名】①肋骨のついた豚肉または羊肉。まに、略して点を打っところから ) 前の者と同しさま。金丹「このー・い挟箱一つ残りたるは」②なまぬる い。てぬるい。好色万金丹「ー・い穿鑿 ( ) 」③見え 鮮やかっての日本に一般的にみられた。核家族などた、その焼肉料理。チャップ。②庭球で、球の下面を両者に優劣をつけがたいさま。「二人の成績はーだ」 に対していう。ー・けっそく【直系血族】直系の関係切るようにして、逆回転を与える打ち方。③プロレ ーと【点と】〔理ぼつつりと。わずかに。室町時代すいている。おろかである。傾城禁短気「そんなー にある血族、すなわち直系尊属と直系卑属との総称。スなどで、上からたたき切るような打ち方。手刀。 小歌集「閨翁 ) 洩る月がー射 ( き ) いたよなう」ーーゆかい手をくふことにあらず」④簡単である。たやす ーしん【直系親】直系の親族で、直系血族と直系姻ちょっーぺい鴛【直平】上部が水平な頭巾 ( ) 形の鉢の 【点床】歌舞伎劇場の浄齠璃床の俗称。舞台の上手い。扱いやすい。「ー・いやっ」「ー・い問題」 ( 擎 ) の高い所。多くは簾を掛ける。床。ちょぼ。 ちょろき【草石蚕】シノ科の多年草。中国原産。高さ 族との総称。ー・しんぞく【直系親族】直系の関係に兜。 ( 武用弁略による ) ある親族。特に六親等内の直系血族と三親等内の直ちょっぽ・くさ「ちょぼくさ」に同じ。浄、手習鑑「女子ちょーほ【樗蒲】①「かりうち」に同し。②「ちょぽいち」六〇くらい。茎は方形。全株に粗毛を生し、秋、 系姻族との称。ーーそんそく【直系尊属】直系の関係同士の口先でーだまして見よ」 に同し。ーーいち【樗蒲一】中国から渡来した賭博の紅紫色の唇形花を総状に開く。地下に生ずる巻貝に にある尊属。父母・祖父母・曾祖父母など。ーーひそちょっほり①「ちょっぴり」に同じ。狂、鱸庖丁「ーと一種。一個の賽で勝負を争うもの。予定の目が出れ似た塊茎は食用で正月の料理に用いる。ちょうろ ぎ。「しほらしき物づくしー貝割菜」 ( 芭蕉文集 ) く【直系卑属】直系の関係にある卑属。子・孫・曾孫・振舞うて帰さうと存ずる」②ちび。人をいやしめてば、賭金の四倍を得るという。 玄孫など。 いう語。浄、源平布引滝「気にくはぬはーめ」 ちょ・ぼく【貯木】材木をたくわえておくこと。また、ちょ・ろく【著録】①帳簿に記人すること。②あらわし しるすこと。③書物についての目録。 ちょっーけい【直径】 (diameter ) 円または球の中心をちょっ・る〔他四』ちょっとけずる。そぐ。ちゃっる。 その材木。「ー場」 通過して円周または球面上に両端を有する線分。さ浄、国性爺後日「髭をこそげる頤 ( ) ー・る」 ちよほ・くさ①ちょこちょこ。ちょぼちょぼ。風来六ちょろ・けん江戸時代、 しわたし。 部集「ーと数多きは」②小声でささやき語るさま。京都地方で、数人一組 ・ビッチ【直径ー】 (diametral pitch) 歯ちょ・と【一寸・鳥渡】一剿「ちょっと」に同し。 となり、大きい張抜き 車の歯数をピッチ円の直径 ( 単位インチ ) で割ったちょーとう【猪頭】 ( 画題 ) 盤山和尚が猪の頭を手にして③口先でうまくまるめこむように言うさま。ちょっ 値。↓モジュール ぼくさ。 「ぐち。籠に目鼻を描いたもの 大悟する図。 ちょっ・けっ鴛【直結】あいだを隔てないで直接に結びちょ・とことわ【千代常磐】 ( 平安頃までチョトコトちよほ・ぐち【ちょぼロ】小さくすぼめたロ。おちょぼをかぶり、黒塗りの つくこと。直接関係があること。 ・ハ ) 千年も長く変らないこと。永久。万二「ーに栄えちよほ・く・る〔他四』①ちょぼくさ言う。口先でうま大笠を戴き、割竹を くまるめこむ。②からかう。ひやかす。珍術罌粟散持った者が先頭とな ちょっ・こうク【直交】直角に交わること。ー・ざひょむと」 う【直交座標】座標軸が互いに直角に交わるようちょ・とっ【猪突】猪 ( ) のようにむこう見ずに一直線国「唐本をひねくり、見ぬ世の人をー・り、なぶりものって、太鼓・びんざさ な座標系。また、それで表わした座標。直角座標。 に進むこと。「ー猛進」ー・きゅう【猪突稀勇】〔漢書にするあげくが」 らなどで調子を取り、ー、【。い。 ちょっーこうク【直行】①まっすぐに行くこと。途中食貨志〕 ( 「稀」はイノコの意 ) あとさきかまわずに突ちよほくれ小さい木魚二個を叩きながら、阿呆陀羅経「ちょろが参しまし ちょっきーーちょろけん 〔ちょろけん〕