神 - みる会図書館


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1. 広辞苑 第三版

かむーーかむろ 四九八 雲 ( ) のとの引 ( こく山を越よて来ぬー」 浄、鎌倉一二代記「ーの横須賀よこそっぺい」ー・ら【我ま。神慮のまま。万一三「葦原の瑞穂の国はー言挙 りつつ」ー・のーっかい鬱【神御衣の使・神服の使】古 ガムチューインガムの略。 武者ら】「がむしや」に同じ。「ーに働く」 せぬ国」ー・の・みち【惟神の道】神代から伝わって代、大嘗祭の時、神祇官の命をうけ、神服を織る長 0 ) かむ・あがり【神上】①神が天にあがること。転じて、かむ・すかさ【主神】大宰主神 ( 嶹か ) のこと。 きて、神慮のままで、人為を加えぬ日本固有の道。神および織女一〇人を率いて上京した三河国神服社の 崩御。②神おろしした神があがり去ること。 かむ・すかさ【神司・神官】①神につかえる人。神官道。 神主。ー・の・まつり【神御衣の祭】毎年五月・一〇月 かむ・あが・る【神上がる】一自四〕①神が天にあがる。万 ( ) 。垂仁紀「ーに令 ( 芻 ) して」②令制の神祇官。かむ・なき【巫・覡】↓かんなぎ の一四日に、朝廷から皇大神宮に夏冬の神御衣を奉 二「天の原岩門 (±わ ) を開きー・り上りいましぬ」②崩③大宰府管内の祭祀をつかさどる官。 かむな・すき【神無月】↓かみなずき る祭典。御衣 ( ) 祭。 御する。かむのぼる。神代紀下「天津彦彦火瓊瓊杵かむ・すかさ【神祇官】「じんぎかん」 1 に同じ。 かむ・なび【神名備・神南備】神の鎮座する山や森。神社かむ・みや【神宮】神のまつられている宮。万二「みこの 尊ー・りましぬ」 かむ・すぎ【神杉】神社の境内などにある杉。神木の杉。の森。みもろ。祝詞、神賀詞「大三輪のー」ー・やま御門 ( ) をーに装束 ( しひまつりて」 カムイ ( アイヌ語 ) 神。 ( 日本語のカミが移人されたも万二「みもろの神のー」 【神南備山】神の鎮座する山の意。出雲風上記に四カかむ・やっこ【神奴】↓かみやっこ のかといわれる ) かむ・すま・る「 3 【神留る】【自四神としてとどまる。所見えるほか、次のものが有名。④奈良県生駒郡斑かむ・やら・うラニ神遣ふ】【他神意で仲間から追放 かむいこたん【神居古潭】 ( アイヌ語でカムイ ( 神 ) のコ鎮座する。祝詞、祈年祭「高天原にー・ります」 鳩 ( ) 町の三室山。紅葉・時雨の名所。 ( 歌枕 ) ◎奈する。記止「手足の爪も抜かしめてー・ひやらひき」 タン ( 集落 ) の意 ) 北海道旭川市西部にある石狩川上かむ・たから【神宝】①神の宝。神の所有物。崇神紀「天良県高市郡明日香村の三諸山。 ( 歌枕 ) 6 京都府綴喜かむ・やわ・す【神和す】〔他四神意でやわらげる。 流の峡谷。付近には竪穴住居群などの遺跡がある。 より将 ( も ) ち来れるーは」②神前に奉納する宝物。 0 っ ) 郡田辺町新にある甘南備山。 祝詞、遷却祟神「ー・しやはしたまひて」 かむ・いまけ【神今食】 ( カミュマケ ( 神斎食 ) の転 ) ↓じ源体標「詣で給ふ人のけはひ、なぎさに満ちて、いっかむなひふみのったえも【神字日文伝】↓しんじひふかむ・よごと【神寿詞】 ( 神が祝う詞の意 ) 出雲国の国造 かむーうた【神歌】↓かみうた 冖んごんしきくしきーをもてつづけたり」 かむ・なめ【神嘗】かんなめ L みでん ( 3 み ) が新任した時に天皇に奏上した祝詞 ( 芻 ) 。出 かむ・おか【神丘】神の鎮座する丘。かみおか。万二かむ・たち【神立】旧暦一〇月一日、日本国中の八百万かむ・にえ ( 、ニ神嘗】「かんなめ」に同じ。〈名義抄〉 「」 ( いすものくにのみ 0 やっこめむよ ( と 「ーの山の黄葉 ( 齲 ) を」 ( よ ) の神が出雲大社へ向かって旅立っこと。 かむ・にわ生【神庭】神を祭る場所。祭場。祭壇。神域。かむら・いそた【嘉村礒多】小説家。本名、磯太。山口県 かむ・おや【神祖】神としてまつられている先祖。万一八 かむ・たち【麹】「こうじ」の古称。〈和名抄一六〉 雄略紀「ーに至りて」 人。「不同調」を編集、葛西善蔵に師事。作品「業苦」 「大伴の遠っーのその名をば大久米主と負ひ持ちて」かむ・たち【神館】↓かんだち かむ・ぬし【神主】↓かんぬし 「崖の下」など。 ( 一酸 ) か・むかい「神穎 ( ) 」で、神に供える食事の意とも、かむ・ちから一神税】神に奉る稲。神社に属する神戸翁かむ・のほ・る【神登る・神上る】〔自四〕「かむあがる」にガムラン【 gamelan 当三インドネシアの器楽合奏。木 「食向 ( ) 」で、食膳につくことの意ともいわれる。 べ ) から田租として出される。かみちから。天武紀ト同じ。万二「天の原石門わ ) を開きー・りいましにし製・竹製・金属製などの打楽器を多く用い、儀式のほ 祝詞、祈年祭「朝御食 ( ) ・タ御食 ( ) のーに」 「天社 ( し地社 0 翳 ) のー」 かば」 か演劇や踊りの伴奏とする。 かむ・かかり【神懸・神憑】↓かみがかり カムチャッカ・はんとう % 【ー半島】 ( Kamcha 弄 a ) アジかむ・はか・る【神議る】〔他四 ) 一神々が相談する。祝詞、カムラン・わん【ー湾】 ( cam-ranh ) ベトナム中部の海 かむ・かせ【神風】かみかぜ。ー・の【神風の】『枕 = 伊ア北東部、太平洋に突出した半島。ソ連領。東はべ大祓詞「ー・り議りたまひて」 岸にある良湾。日露戦争に際し、ロシアの・ハルチッ 勢」などにかかる。かみかぜの。万一「ー伊勢少女 0 ーリング海、西はオホーック海に面し、千島海峡を隔カム・パック【 com ? back 】もどってくること。帰るこク艦隊が集結した所。 め ) ども相見つるかも」 てて千島の占守 ( 翳む ) 島と対する。長さ約一二〇〇と。特に、もとの地位・立場にもどること。返咲き。かむり【冠】北かんむり。ー・いし【冠石】笠石に同じ。 キロメ 0 かむ・から【神柄】神の素性、性質。神格。万一七「振りさ 「「千万神のー・ひ」復帰。 ーいた【冠板】↓かふりのいた。 ー・く【冠句】冠付 ーし け見ればーやそこば貴き」 かむ・つど・う【神集ふ】一自四神々が集まる。万二かむ・はとり【神服部】伊勢神宮に奉仕して神御衣 ( 毳 ) ( 詒り ) に同じ。ー・ざ一冠座】↓かんむりざ。 かむ・き【神木】神聖な木。神体と考えられる木。しんかむ・つど・うドニ神集ふ】〔他下一神々を集める。祝を織った者。大神宮儀式帳「神服織 ( は ) 」 【冠師】冠をつくるのを業とする者。ー・しーれんか ぼく。万四「ーにも手は触ると云ふを」 詞、大祓詞「八百万の神等をー・ヘ集へたまひ」 かむ・はふ・る【神葬る】〔他四〕神としてほうむる。万【冠字連歌】連歌の一体。毎句の初めに、「いろは」な かむ・くた・す【神下す】一他四神として下らせる。万二ガム・テープ (gummed 一 ape ) 幅広の丈夫な粘着テー 一三「つのさはふ石村 ( ) を見つつー・り葬りまつれど定められた各音を配ってよみこむもの。ー・す ば」 「天雲の八重掻き別きてー・しいませ奉りし」 かむ・とけ【霹靂】「かみとき」に同し。 け【冠付】雑俳で、点者が出した句の上五字すなわち かむ・こと【神言】↓かみごと かむ・とこ【神床・神牀】神を請うために斎 ( い ) み浄めたかむ・はら・う「ニ神掃ふ】〔他四 ) 神が穢 ( 讐 ) や災いな冠に対し、中七字・下五字を付けて一句とするもの。 かむ・こと【神事】かみごと。神代紀上「ー既に畢へた 床。神を祀る所。かみとこ。神壇。 どを追い払う。祝詞、大祓詞「ー・ひに掃ひたまひて」元禄 ( ) 頃から行われた。笠付 ( 懿 ) 。鳥帽發付。 まひて」 かむーどころ【神所・神地】①朝廷から神社に寄進したかむ・ふ【神ふ】〔自上二 ) 神々しくなる。神さびてい冠句。ーーたな【冠棚】①冠をのせて置く朝。のち、 かむ・さが【神性】神の性質。神代紀上「ー雄健 ( こき」 所領。神領。垂仁紀「ーを穴磯邑 ( しに定め」②神る。また、年老いる。万一七「今日見れば木立しげし香炉や水指も置く。②床脇の棚の一。 かむーざね【神実・主神】神の実体。神体。景行紀「日本のいる所。 「せ給ひて」も幾代ー・びそ」 かむり・かたびら【被帷子】伊豆の新島で、葬送の際の 武尊、ーの蛇 ( ) に化 ( な ) れるを知らずして」 かむ・どの【神殿】「しんでん」に同じ。狭衣四「ーに人らカムフラージュ【 cam 。 u 「一 age 「と ( カモフラージュとも ) 正装として女性が用いる麻の帷子。頭にかぶって行 かむ・さび【神さび】神としてこうごうしくふるまうこかむど・の・つるぎ【神度の剣】味耜高彦根神 ( あ ひ「敷 ) ①敵の眼をあざむく手段・方法。偽装と迷彩とがあ列につく。 と。こうごうしいさま。万一「神ながらーせすと」 が武勇を振るった剣。大葉刈 ( は ) 。 る。②正体を知られぬよう、外見を装うこと。 かむ・る【被る・冠る】〔他四』「かぶる ( 被る ) 」に同し。 かむ・さ・ふ【神さふ】冖自上二 ) 〕↓かみさびる かむとの・もり【神殿守】神社を守る人。 かむ・べ【神戸】↓かんべ。著聞一「諸国諸神のーを定めカムルチイ ( 朝鮮語 ) タイワンドジョウ科の淡水魚。 かむ・さ・る【神去る】〔自四〕↓かみさる かむ・とも【神部】神祇官に所属する下級神官。かむとらる」 全長三〇 ~ 八五。 アジア大陸東部原産。日本へ が・むし【牙虫】①鞘翅 ( ) 目ガムシ科の水棲甲虫。ゲものお。 かむ・ほき【神寿・神賀】神の祝福。祝詞、神賀詞「ーのは朝鮮から移殖されたらしく、北海道以外の全国に 吉詞 ( ) 」 ンゴロウに似るが、前翅の縁は黄色でなく、全体が黒かむ・とものおニ神部・神伴緒】「かむとも」に同し。 分布。食性は類縁種のタイワンドジョウに似て、他 色。また、腹面に一本の鋭い剣状突起がある。ゲンかむ・とわし気【神問はし】神がお問いになること。祝かむ・ほ・く【神寿く】一他四神として祝う。記中「ー・きの魚を食うので有害。空気呼吸を行う。 寿き狂ほし」 ゴロウと異なり草食性。②ガムシ科の甲虫の総称。詞、大祓詞「ーに問はし賜ひて」 カムレット【 camlet 】駱駝 ( ) またはアンゴラ山羊の かむ・し・む【神しむ】〔自上二〕「かみさふ」に同じ。万六かむ・ながら【随神・惟神】 ( 「な」は助詞「の」に同じ、「かかむ・ほさ・く【神祝く】一他四〕神事としておごそかに毛を紡いだ糸で織った、光沢のある薄い平織の織物。 「百世 ( ) までー・みゆかむ大宮所」↓かみさびる ら」は性質の意 ) ①神でおありになるまま。神とし祝う。〈神代紀上訓注〉 洋服地にする。キャムレット。 が・むしゃ【我武者】血気にはやり向うみすであるこて。祝詞、遷却祟神「高天原に始めしことをーもしろかむ・みそ【神御衣】神のお召しになる衣服。また、神かむろ【禿】「かぶろ」に同じ。

2. 広辞苑 第三版

四九六 かみなからーーかみはんき 南端に隣接する地。浅草寺 ( そ ) の風雷神門 ( 雷門 ) 父やスコラ学者が、神の存在を証明しようとした試子キリストのこと。 たるーの戯れ一生知らずして」 があり、風神・雷神の像を祭る。 み。近世以後もさまざまな形で繰り返されている。かみ・の・みこと【神の命】神、または天皇の敬称。記上 かみーなから【随神・惟神】↓かむながら かみ・なわ ( ナ【紙縄】こより。 ↓存在論的証明・宇宙論的証明・物理神学的証明・道「八千矛 ( ) のーは八島国妻まきかねて」 かみ・なき【巫・覡】↓かんなぎ かみ・のーみさか【神の御坂】神の支配する坂。万九「東 かみ・なげし【上長押】長押を上下に設けたとき、上にかみにたん・かつよう乙ワ【上二段活用】文語動詞の活徳的証明 用の一。語尾が五十音図のイ列・ウ列の二段に活用かみーのーたび【神の旅】旧暦一〇月、神々が出雲大社に ( 警 ) の国の恐 ( 3 し ) きゃーに」 ある長押。 : 下長押 かみ・のーみち【神の道】①神の教え伝えた道。かんな かみ・な・し【上無し】『形ク〕それより上がない。最高するもの。「落っ ( ち・ち・つ・つる・つれ・ちょ ) 」の類。集まるために旅立っということ。 だ。最上だ。源帚木「君だちのー・き御選びには」 ロ語では上一段活用となる。 かみ・の・たみ【神の民】 ( ( he People 。「 God) ①神の選がらの道。神道。②キリスト教で、神の福音を説き かみ・な・す【醸み成す】一他四酒をかもしつくる。万かみ・ねんど【紙粘土】。ハルプ、または新聞紙などを細民、すなわちユダヤ民族の自称。②天国の民、すなわ示す教え。 かに切って水に浸け・ハルプ状にしたものに、粘着剤ちキリスト教徒の自称。 一六「味飯 ( ) を水にー・し」 かみーのーみと【神の御戸】神殿の戸。社殿。夫木三四「春 かみーのーっかい鬱【神の使】①神または神社に付属し 日山ーもる有明の月」 かみな・すき【神無月】 ( 神の月の意か。また、八百万いを加えて粘土状にしたもの。 をの神々が、この月に出雲大社に集まり他の国にいかみ・のう【神能】神を主人公とする能。 て、その使となるといい伝える諸種の動物。日吉のかみ・の・みむろ【神の御室】神社。やしろ。永久百首 猿、稲荷の狐、八幡の鳩、春日の鹿、熊野の烏、大黒天「榊葉をーとあがむれば」 ない故と考えられて来た。また、雷のない月の意とかみ・の・おち【髪の落】ぬけ毛。おちがみ。〈日葡〉 も、新穀により酒をかもす醸成月いの意ともいわれかみ・の・かた【上の方】舞台の上手み ) 。舞台の向かっ の鼠の類。つかわしめ。②神社に遣わされる勅使・かみーのーみや【上の宮】↓じようぐう ( 上宮 ) る ) 旧暦一〇月の異称。かみなしづき。かんなづき。て右手。伎、助六「ーの床儿に腰をかける」 奉幣使。夫木二七「たれもみなそのうまやどに馬はかみ・の・みや【神の宮】神の宮殿。神社。万九「わたっ 神去 ( ) 月。↓神在 ( ) 月 かみ・の・き【紙の木】雁皮 ( 貰 ) または楮 ( % ) の異称。樹あれどーにかちよりぞ行く」 みのーの」 皮を紙の原料とする。 かみ・の・つかさ【神の司】神に仕える人。 かみ・なび【神名備・神南備】↓かむなび かみ・の・みやいニ神の宮居】神社。 かみ・ナプキン【紙ー】西洋料理の食卓で、布製ナプキかみ・の・く【上の句】短歌の初めの五・七・五の三句。まかみ・の・つな【神の綱】神の助け。神の加護。 かみーのーみやっこ【神の御奴】「かみやっこ」に同じ。新 た、連歌・俳諧で五・七・五の句。 : 下の句 ンに代用する紙。 かみ・の・と【上の戸】清涼殿の殿上の東の人口。 ( 名目勅撰神紙「のひろ葉をやひら手にさすとぞ急ぐー」 かみ・の・みやそら【神の宮寺】ユじんぐうじ。謡、道明 かみ・なり【雷】 ( 神鳴の意 ) ①雲と雲との間、雲と地物かみ・の・くに【神の国】①かみぐに。神国 ( ) 。続拾抄 ) との間に生ずる放電現象。また、これに伴う音。積遺神厭「ーなる我が国ぞかし」②キリスト教で、神のかみ・の・と【神の門】海神が支配するという恐ろしい寺「神仏一如なる寺の名の : ・曇らぬーそたふとき」 海峡。かみがと。万一六「黄染 ( の屋形ー渡る」 乱雲の内部に発生した電位差によって生ずる。雷雲支配するところ。天国。 かみーのーみやひと【神の宮人】神社に仕える人。神官。 の生ずる原因によって熱雷・界雷・渦雷などに分けかみのくに【神の国】 ( D 。 c 一 vita De 二テ ) アウグスチヌかみーのーとおか【上の十日】月の初めの一〇日間。 記下「誰にかもよらむー」 る。いかずち。狭衣三「ーの、二度ばかり、いと高く スの著書。異教や古代的思想からなされるキリスト 上旬。 : 中の十日・下の十日 かみのやま【上山】山形県南部の市。もと松平氏の城 鳴りて」②雷神。雲の上におり、虎の皮の繩をしめ教攻撃に反論し、キリスト教の真理性を弁証。全二かみ・の・はふり【神の祝】神に仕える人。神職。神官。下町。温泉があり、蔵王観光の拠点。 太鼓を打ち、また、へそをとるという。かみなりさ二巻で執筆に一四年を費やし四一一六年に完成した大万七「御幣帛 ( ) 取りーがいつく杉原」 かみ・の・ゆみはり【上の弓張】上弦 ( う ) に同じ。かみ ま。かみ。なるかみ。狂、雷「身共はーじゃいやい」著。神国論。 かみーのーふもと【神の麓】 ( 山を神と見立てていう ) 山っゆみはり。 「ことをしそ思ふ」 ③ロやかましく責めること。がみがみいうこと。まかみ・の・け【神の気】神のたたり。また、神のたたりにの麓。万一六「いや彦ーに今日らもか鹿の伏すらむ」かみ・の・よ【神の代】神代 0 み ) 。堀河百首雑「ーならぬ よって起ると考えられた病気。記中「ー起らず、国安かみーのーふるめき【靂】「かみとき」に同じ。 かみーのーよっき【神の世継】歴代の大皇。 た、その人。 ( 曲名別項 ) ーーおこし【雷秬枚】おこし を長方形または梅の実大の球に固めた菓子。江戸浅らかに平らぎなむ」 かみ・の・ヘや【上の部屋】江戸幕府の営中で老中が政かみ・の・るす【神の留守】旧暦一〇月に神々が出雲大 社に集まるという俗信で、鎮座の地にいないことを 草雷門前で売ったからいう。ー・おとし【雷落】天窓かみ・の・け【髪の毛】頭部に生じた毛。頭髪。ー・ざ【髪治を執った部屋。 : 下の部屋 ( ) などから細い縄などによって、屋内に吊りさが座】 ( C 。 maBeren s 冖テ ) 乙女座の北にある星座。五かみ・のぼり【紙幟】①紙製の幟。②江戸時代、罪人をいう。 って侵人する賊。ーーおやし謇【雷親父】ロやかまし月下旬の夕刻に南中。銀河の集団や、銀河系内の散引きまわす時、または仕置場に、罪状を記して立てたかみ・はき【紙矧】矢の羽茎の上ドを樺矧 ( ) の代用と 「白殿のー」紙の幟。 して紙で巻くこと。また、そのもの。 くがみがみいう親父。ーーぐも【雷雲】↓らいうん。開星団がある。 ・ごえニ雷声】あたりに響きわたる声。ー・の・じかみ・の・けいし【上家司】↓かみげいし。栄華鶴林「関かみ・の・まち【上の町】①上手 ( ) にある町。高台にかみ・ばさみ【紙挟】書類・用紙などを散佚 ( ) しない ある町。かみまち。狂、ロ真似「いやーの誰殿を呼うように挟んでおく用具。 ん一ニ雷鳴の陣】平安時代、雷鳴の時、禁中警衛のたかみ・の・ことは【神の言】①神から与えられたことば。 めに、近衛の大将以下が弓箭を帯して、清涼殿の孫廂聖書、さらにこれに基づく説教。②神の意思の啓一小で参らう」 : 下の町。②第一流。上流。源宿木「ーかみーばさみ【紙鋏】紙を切るのに用いる鋏。 も、上﨟とて」↓まち ( 町 ) 5 かみーばた【上機】麻や紬のむ ) を織るのに用いる機。木 に伺候して弦打 ( ) して守護すること。ーーのーっぽとしてのキリスト。 【雷鳴壺】 ( 「かんなりのつぼ」とも ) 「しほうしゃ ( 襲かみ・の・しもべ【神の僕】キリスト教で、神につかえるかみ・の・まっ【神の松】正月、神棚に飾る松。胸算用一綿を織るのに用いる下機に対していう。大和機 ( た ) 。俗つれづれ「下女にー織らせ」 芳舎 ) 」の別称。ー・の・ま【雷の間】武家の邸宅で、落者。旧約の預言者・イエス。キリスト・使徒、また信者「ー山草、昔より毎年飾りつけたる蓬莢に」 かみーのーみい」上の御井】神饌 ( ) の調理に用いる井かみーはちまん【神八幡】↓しんはちまん 雷を避ける目的で二重天井につくった室。ーーはばをいう。 【雷婆】ロやかましくがみがみいう老婆。ー・ぼしかみ・の・すごも【神食薦・神の簀薦】神饌 ( 壮 ) の下に敷戸。伊勢の豊受大神宮の宮域内、藤岡山の麓にある。かみ・ばな【紙花】紙製の造花。特に、葬儀に用いるも 簀薦。竹を簾のように編み、裏に白い生絹 ( ) をかみ・の・みおも【神の御面】 ( 国を神と見立てていう ) の。死花 ( し。死花花 ( ) 。地取 ( 写」 ) 。野花 ( 鱧 ) 。紙 【雷乾】シロウリを螺旋 0 せ ) 状に長く連なるようにく 国の地勢。万二「讃岐の国は : ・満 ( た ) りゆかむーと」幣瓮べ ) 。 切り、塩につけて日に乾したもの。その輪なりに延つけ白い縁をとる。江家次第一五「ーを捧げて」 びたさまが、絵に描いた雷神の太鼓に似ているからかみ・の・その【神の園】神社の境内。神苑。また、「祇」かみ・の・みかど【神の御門】①神殿の門。また、社殿。かみ・ばな【紙纏頭】遊郭などで祝儀として与える懐 名づける。 ・よけ【雷除】①落雷をよけるために社の訓「かみ」によって祗園の社の称。神の園生。後拾記中「ーを拝翁ろ ) みて」②皇居。朝廷。万一一「皇祖紙。後日に与える現金のしるしとするもの。↓はな 遺神紙「ちはやふるーなる姫小松」 ( ) のーを懼 ( 3 , ) ) みと侍従 ( 響 ) ふ時に」 寺から出す守り札。②避雷針。 かみなり【雷】狂言の一。雷が雲をふみはずして落ち、かみ・の・そのうノニ神の園生】「神の園」に同じ。新千載かみ・の・みけし【神の御衣】神のお召しになる御衣。かみ・はり【紙貼】紙を貼ること。また、そうして作っ また、神に捧げる衣服。 旅の医者に治療をうけ、その社に晴雨の順調、五穀の神祇「ちはやぶるーのゆふだすき」 たもの。ー・す 3 っ【紙貼筒】紙製の大砲。はりぬき かみ・の・そんざい・の・しようめい【神の存在の証明】キかみ・の・みこ【神の御子】①神である天皇の皇子。万一一筒の類。紙砲。 豊穣を寿ぐ。神鳴。針立雷 ( ) 。 リスト教信仰に哲学的根拠を与えるため、中世の教「天皇 ( ) のーの御 ( 警 ) の」②キリスト教で、イエかみ・はんき【上半期】一年を二期に分けた、前の方の かみなりもん【雷門】東京都台東区の旧浅草 ( ) 公園 ( 花 ) 4

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半年。上期。 : 下半期 かみ・わ・ける【み分ける】〔他下こ図かみわ・く ( 下 〇月晦日に、出雲大社に集まった神々が帰るのを迎市上賀茂神社の北方の山。 ( 歌枕 ) かみ・ひいな気【紙雛】「かみびな」に同じ。 カミュ【 A 一 b のユ camus 】フランスの作家。アルジェリ二 ) ①食物をよくかんで味わう。玩味する。②物事 かみ・びと【神人】神に仕える人。かんぬし。源若菜下える神事。 : 神送り ア生れ。第二次大戦中、抵抗運動に参加。不条理のの道理をこまかに弁別して考える。 「ーの手に取りもたる榊葉に」 かみ・むき【上向】公事に関係したこと。 かみ・わざ【神業・神事】 ( 古くはカムワザとも ) ①神の かみ・ひとえニ紙一重】紙一枚の厚さほどのわずかなかみむすび・の・かみ【神産巣日神・神皇産霊神】天地開哲学を追究。作「異邦人」「ベスト」など。 ( 贏 ) しわざ。かみ・こと。また、神のカでしかできないよ ちがい。「ーの差」 闢 ( び ) の際、天御中主神・高皇産霊神と共に高天原かみ・ゆい【髪結】髪を結うこと。また、それを業と かみ・びな【紙雛】紙製のひな人形。もと民間信仰の形に出現したと伝える神。造化三神の一。女神といする人。ー・しんざ【髪結新三】世話狂言「梅雨小袖うな、すばらしい技術。神技。「まるでーだ」②神に 昔八丈 ( 蜑か ) 」の通称。また、その登場人物名。関する公事。神事貧ん ) 。源真木柱「霜月に成りぬ、 代 ( ) として、三月の節句に流しびなとし、また平時う。かむみむすひのかみ。 ・どこ【髪結床】①江戸時代に、鬢・月代 ( ) を剃などしげく」 の玩具であったが、後には三月の節句のひな壇に用かみ・もうそ【神詣】「かみまいり」に同じ。 いるようになった。かみひいな。 り、または髪を結うことを業とした家。かみどこ。かみ・わたし【神】 ( 出雲大社に渡る神々を送る意 ) 旧 かみ・もの【神物】神を主人公とする能や狂言。神能。 暦一〇月に吹く西風。 かみ・ひねり【紙捻】①かみより。こより。今昔一九「風かみ・や【神矢・神箭】神が射るという不思議な矢。保床。浄、堀川波鼓「西橋詰のーより」②理髪店。 の吹けばーを以て烏帽子を頤に結ひ付け」②銭を紙元「逆さまに矢の立ちけるこそ不思議なれ、ーなるかかみ・よ【神代】記紀神話で、天地開闢 ( び ) から鶸鷺草か・みん【下民】人民。しもしものもの。げみん。 葺不合尊 ( ) まで、神武天皇以前の神々の時代。か・みん【仮眠】仮寝 ( % ) 。仮睡。 とぞ覚えし」 に包んでひねったもの。おひねり。 かみ・ひょらぐ秋【紙表具・紙懷具】書画の幅を紙で表かみ・や【紙屋】①紙を製造し、または売る家。また、そじんだい。ー・ななよ【神代七代・神世七代】天地開か・みん【夏眠】おもに熱帯地方で、動物が乾燥高温の の人。②紙屋院の略。ー・いんニ紙屋院】平安時代、闢のとき、別天神 ( せ ) 五柱につづいて出現した国夏に休眠状態に人ること。哺乳類から陸生無脊椎動 装したもの。紙表装。 : 絹表具 かみ・びようふャ【紙屏風】紙張りの屏風。 : 市屏風京都紙屋川のほとりにあった官用の製紙所。かん之常立神 ( し以下伊邪那岐神 ( ) ・伊邪那美神物にわたる広い範囲の動物で見られる。 かみ・ふうせん【紙風船】玩具の一。舟形に切った数枚ゃ。かやいん。ー・がみ【紙屋紙】平安時代、京都紙 ( ) までの七代。古事記では十二神、日本書紀でかむ【上】 ( 上代東国方言 ) カミ ( 上 ) の訛。 ( 一説に、カミ の紙を球状になるように貼り合わせたもの。息を吹屋院で漉 ( す ) いた上質の紙。後には紙屋院ですきがは十一神。天神七代。ー・の・かぜ一神代の風】神代 ( 神 ) の訛 ) 万一四「ーのねにたなびく雲を見つつしの えしを漉いたので、すきがえし・うすずみ紙をいつの遺風。ー・の・つき【神代の月】神代からかわりなはも」 き込んで膨らませ、手でついて空中に飛ばして遊ぶ。 かむ【神】「かみ」の古形。複合語に用いる。「ーさび」 た。綸旨 ( いん ) を書くのに用いたので綸旨紙ともいく照らす月。 かみ・ふくろ【紙袋】紙でつくった袋。かんぶくろ。 か・む【家務】①一家の事務。②中世、武家で、一家の執 う。こうやがみ。かんやがみ。ー・がわニ紙屋川】か・みようャニ家名】↓かめい かみ・ふすま【紙衾】紙を外被とし、中に藁 ( しを人れた 夜具。天徳寺。著聞一一一「尼上はーといふ物ばかりを京都鷹峰 ( が ) の山中に発し、平野・北野の間を南流、かみよし・び【神吉日】暦注の一。神詣または神事を行事として家政をつかさどったもの。 カム【 cam 】任意の外形を有し、一定軸の周りに回転す うのに吉という日。かみよし。 天神川となって桂川に人る川。替川 ( ) 。荒見川 ひき着て」 ることによって、従動軸に種々の周期的運動を与え かみ・よせ【神寄】神を招きよせてお告げを聞くこと。 かみ・ふね【紙槽】「かみすきぶね」に同じ。ー・やく【紙 ( 歌枕 ) 槽伎・紙船役】江戸時代、紙槽の数に応して課したかみ・やしき【上屋敷】江戸時代、地位の高い武家が平かみ・より【紙縒】紙を細く裁ち、指先でひねって糸のる装置。 ようにしたもの。こより。観世縒 ( *) 。 か・む【む】『他四〕鼻汁を息で出してふきとる。 常の住居とした屋敷。本邸。 : 中屋敷・下屋敷 税。 て ) 」かみより・いた【神憑板・神依板・神寄板】神おろしをすか・む【噛む・嚼む・咬む】〔他四』①上下の歯を強く合わ かみ・ふふき【紙吹雪】①歓迎・祝賀の意をこめて、小さかみや・しへえ【紙屋治兵衛】「心中天網島 ( 岐 る時、神を迎えるために叩き鳴らした杉の板。万九せる。歯をくいしばる。拾遺物名「怒猪の石をくく く切った沢山の紙を上方に飛ばしたり、頭上に振りの主人公。大坂天満の紙商。新地の妓小春と親し みてー・み来しは象 ( じのきにこそ劣らざりけれ」② かけたりするもの。「五色のーが舞う」②強い風でみ、貞節な妻おさんとの間に板挟みとなり、網島の大「かむなびのーにする杉の」 か・みら【韮】 ( 「香 ( か ) みら」の意 ) ニラの古名。記中「粟上下の歯で物をおしくだく。咀嚼 ( ) する。宇津保 長寺で小春と情死。紙治。 何枚もの紙が舞い散ること。 国譲中「焼米 ( 靆 ) は、おうなの歯いたみて、ー・みのこ かみ・べ【上辺】 ( 古くは清音 ) 上の方。上流の方。万六かみ・やすり【紙鑢】布または厚紙に金剛砂やガラスの生 ( サ ) にはー一もと」 したり」。日葡「シラアワヲカム」③歯で傷つける。 粉を付着させ、物の表面を磨くのに用いるもの。磨かみ・りゅう % 【上流】 ( 茶道の千家の三家ともに上京 「吉野の川の : ・ーには千鳥数 ( し鳴く」 : 下辺 咬みつく。日葡「シシヒトヲカム」。「岩をー・む激 にいたからいう ) 千家 ( ) 流。 : 下流 かみ・べに【紙紅】ロ紅を紙に塗ったもの。二つ折りの研紙 ( ) 。やすりがみ。サンド かみや・そうたん【神屋宗湛】 ( 「神谷」とも書く ) 近世初かみ・る・き【神留岐】↓かむろき。常陸風土記「諸祖天流」④ ( 遊里語 ) 道理を以て説き伏せる。色道大鏡 小形の畳紙 ( う ) におさめて携帯する化粧料。 「かむ。嚼の字也、物をいひひしぐ事也。一かみにか 期の豪商・茶人。博多の人。朝鮮・中国・南蛮と通商神、俗 ( ) かみるみ、ーと云ふ」 かみーほとけ【神仏】神と仏。しんぶつ。 ーは水波の隔て神仏はもと同体で、ただ形だけ違っを営んで巨利を得、茶道を好み、豊臣秀吉・徳川家康かみ・る・み【神留弥】↓かむろみ。常陸風土記「諸祖天むといふ意なり。邪なることをいひもし行ふ者にあ ひて正理をもて糺 ( 鬱し怒る貌 ( ) をいふ」。伎、韓 ていることは、水と波とのようであるとの意。 に寵せられ、千利休とも交わる。博多織などの産業神、俗 ( 最 ) ー、かみるきと云ふ」 人漢文「また平様にー・まれにゃならぬ」⑤歯車など カミルレ【 kam 三 e ・加密爾列】キク科の一年草。ヨー かみ・まい三・【神舞】能の舞事 ( ) の一。若い男体の神にも尽力。 ( ~ し の歯と歯とが食い合う。「よくー・み合った歯車」⑥ かみ・やっこ【神奴】神社に属して掃除などの雑伎を勤ロツ・ハ原産。高さ約五 が天下祝福の心で舞うきわめてはやい舞。 あることがらに関わる。「あいつも一枚ー・んでい かみ・まいり姦【神参】神社におまいりすること。かみめた者。神のやっこ。神のみやっこ。かんやっこ。〇 ! メ。全体に芳香が レ る」 ある。葉は二、三回羽 続紀一一一「鹿島ー」 もうで。 ル 物ませて呑む人にかみくだかせた物を呑むことか かみ・まき【紙巻】紙巻タ・ハコの略。ー・タバコ【紙巻煙かみ・やって【紙八手】ウコギ科の常緑大低木。日本 ( 本状に分裂。夏、周囲白 カら、骨を折らずに功をなすことのたとえ。 く中央黄色の頭花をつ 州 ) では落葉する。沖縄・台湾などに産し、本州でも 草】紙で巻いた煙草。口付と両切とがある。シガレ 物む馬はしまいまで噛むわるい癖の容易になおら 庭木として栽植。樹高一一 ~ 三。生長が早く、ときにける。花は発汗剤。乾 ット。 : 刻み煙草・葉巻 ぬことのたとえ。 六に達する。幹は質柔らかく純白色の髄を有し、燥花を茶のようにして かみ・まち【上町】「かみのまち」 1 に同じ。 : 下町 ( ) ・かニー花】カミルレの花を乾んで吐き出すようそっけなく言うさま。 葉は約七〇はの円形で、形はヤッデに似、下面に白飲む。カミツレ。 かみ・まっ【神松】神木である松。 毛を密生、晩秋に緑白色四弁の小花を円錐花序に開かしたもの。強い香と苦味がある。駆風剤・発汗剤。物んで含める十分に理解するように言い聞かせる。 かみ・まつり【神祭】神をまつること。 き、花後球形の果実を結ぶ。茎の髄から作った薄片カミツレ花。ー・ゅ【ー油】カミルレ花から採る揮発か・む一醸む】【他四ズカモスの古語。実際に米などを噛 かみ・みくじ【神御鬮】紙に占文を記した神仏のみくじ。 んで作ったところからいう ) 酒などをつくる。応神 かみ・む【上無】日本の音名の一。中国十二律の応鐘、を通草 ( ) 紙といい、装飾に用いる。通脱木 ) 。性の油。 紀「横日 ( ) にー・める大御酒 ( ) 」 かみ・やま【神山】 ( 神の鎮座する山の意 ) ①神奈川県箱かみ・ろ・き【神漏岐】↓かむろき ・ 0 【 00 】 ~ 0000 《 00 《。 000 一一 0 ~ 《《 000 00 。 00 一 ~ = 一〈「。 0 = ・・【 00 、】、〈 00 、 洋楽の嬰ハ音に相当。↓十一一律 四九七 かみひいなーーかむ

4. 広辞苑 第三版

・の【神風の】『枕 ) 「伊勢」「五十鈴 ( を ) 川」「八坂」な 糸。ふすま地や包装用の布などを作るのに用いる。②巫女 0 が託宣を受けるために神霊を身にのりう かみ・あが・る【神上がる】一自四↓かむあがる かみ・あげ【神上】神降ろしした神を祭り終「た後、天かみ・いぬ【咬大】人に咬みつく大。狂、大山伏「いかにつらせること。③起請文で、祈願・誓約する神々の名どにかかる。かむかぜの。ー・や【神風や】一枕二伊 勢」「御裳濯 ( 飃 ) 川」「五十鈴川」「山田の原」「玉串の を書いた箇所。一代男四「女に書かせたる起請 に送り返すこと。神楽歌、明星「すべ神の今朝のーに悪心深きーなり共」 葉」「タ日」などにかかる。 かみ・いれ【紙人】①鼻紙・薬品・小楊枝など、外出の時のところは残り侍る」 あふ人は千歳のいのちありといふなり」 に人用な物を人れて携帯する用具。②紙幣などを人かみ・おんなンニ上女】①上方 ( ) の女。②奥向きの用かみ・かた【上方】明治維新以前、京都に皇居があった かみ・あけ【髪上】①頭髪を頭上にまとめて結うこと。 ため、京都およびその付近、また、広く畿内地方を呼 を勤める女。奥女中。一代女五「家々に勤めしーの品 ②昔、女が成人して垂れ髪を束ねて結い上げること。れて持ちあるく人れもの。財市。 びならわした称。狂、磁石「未だーを見物致さぬ程 ③女房が儀式または陪膳のときの社装として、垂れかみ・うた【神歌】①神徳をたたえる歌。かむうた。②定め」 髪の前部を高くとって束ね、釵子 ( い〔 ) ・さし櫛をつけ平安後期の雑芸 ( ) の一。元来神祗に関する内容のかみ・かえ・す % 【み反す】【他四牛などの反芻 ( ) に」ー・うた【上方唄】京坂地方に流行した三味線 曲をいったが、同し種類の様々の曲を含めた名称と動物が、いったん噛んで嚥 V- ( ) したものを再びロ歌。組歌・長歌・端歌・手事物・芝居唄・浄瑠璃物・作物 たもの。また、その女房。 ( ) などの類。京唄。 : 江戸唄。ー・えニ上方絵】 かみ・あしやけ【神あしやげ】沖縄本島に残る祭祀用建なった。「梁塵秘抄」に集成。四句神歌と二句神歌がへもどして食う。反芻する。にれがむ。 かみ・かえり霧【神帰】旧暦一〇月に諸国の神々が出雲江戸絵の影響によって上方で行われた浮世絵版画。 造物。うたき ( 御岳 ) に付属する。茅葺・寄棟の小屋ある。③能の「翁」の謡。しんか。 : 江戸絵。ー・きようけん【上方狂言】京坂地方独 で床も壁もなく、屋根は低く垂れて腰をかがめなけかみ・うち【紙打】①紙を紙砧 ( き ) で打っこと。②針大社に集まり、事終えてそれぞれもとの国に帰るこ と。また、その帰る日。一〇月晦日、または一一月一特の柔らかみと色気とを持っ歌舞伎狂言。元禄 「うた」打 ( ) 2 に同じ。 れば人れない。 ( ~ 蹶当期の坂田藤十郎が上濮した狂言や宝暦 ( 一已 かみ・あそび【神遊】神楽 ( 響 ) に同じ。古今神遊歌「ーのかみ・えニ紙絵】紙に描いた絵。障屏 ( う ) や巻軸など 以降の義太夫狂言はその代表。 : 江戸狂言。 かみ・かかり【上掛】京都を本拠とした座の系統を引く かみ・あつめ【神集】旧暦一〇月、日本国中の神が出雲に描いた絵に対して、普通の料紙に描いた絵。 【上方語】江戸時代、京都・大坂を中心に使われた言 かみ・えび〔植〕アオッヅラフジの別称。〈新撰字鏡七〉能の流派。シテ方では観世・宝生の二流。京がかり。 大社に集まり男女の縁結び神事を行うという俗信。 語。 : 江戸語。ー・ざいろく【上方才六】江戸で上方 かみ・あふら【髪油】頭髪につけて色艶をよくし、髪かかみ・えほし【紙烏帽子】①紙製の烏帽子。陰陽師・法 : 下掛 の人をののしっていう称。かみがたぜえろく。 たちを整える油。すきあぶら・びんつけあぶら・伽羅師・子供などがかぶる。②葬式の時に、近親の者ないかみ・がかり【神懸・神憑】① ( 古くはカムガカリとも ) し棺担ぎ、位牌持ちが額に当てる三角形の白紙。紙神霊が人身にのりうつること。また、その人。記ト ~ しゅ【上方衆】上方の人々。かみがたもの。ー・しょ ( いや ) 油・水油・。ホマードなど種類が多い。 「ーして胸乳をかき出で」②常人とは思えない言動うるりゥニ上方浄瑠璃】京坂地方に起って語りひろ 「履 ( ) に用いる。 かみ・あらい【髪洗】①髪の油や垢を洗い落すこと。隠 ( か ) 。額紙 ( い ) 。 められた浄齠璃。義太夫節・文弥 0 ん ) 節・伊勢島節・ 洗髪。②日本舞踊で、長い髪の変化 2 ん ) が、髪を市のかみ・おニ紙緒】紙を巻いてつくった鼻緒。おもに草をすること。また、そういう人。 ように振り回す形の称。ー・こ【髪洗粉】髪を洗うのかみ・おおし、 . ニ上大父】祖父母の祖父。高祖。〈新撰字かみ・かき【神垣】①神社の周囲の短。いがき。玉短。嘉太夫節・角太夫 ( た ) 節・播磨節などの類。 : 江戸 みずがき。源賢本「ーはしるしの杉もなきものを」浄瑠璃。ー・すしニ上方筋】江戸幕府で、畿内および に用いる粉末。粘上、澱粉質、ツ・ハキの実の搾りかす鏡二〉 かみおか・こうざん鶚【神岡鉱山】岐阜県北部、神通②神社。金葉雑「ーは木の丸殿にあらねども」ー・の近江・丹波・播磨の八カ国を一つの地方区として称し などを用いた。 ・せえろく【上方贅六】上方才六 ( いしに同 【神垣の】一枕神域としての「みむろ」「みむろの山」たもの。 川 -2-; 流にある鉱山。亜鉛・鉛を産出。 かみあり・すき【神在月】出雲国でいう旧暦一〇月の 異称。日本国中の神々が、この月出雲大社に参集すかみ・おき【髪置】①幼児が頭髪を初めてのばす儀式。などにかかる。古今神遊歌「ーみむろの山の榊葉は」じ。浮世風呂二「おめ ( がたの事をーといふわな」 ・ふんかく【上方文学】江戸時代文学の・区分。元 ・や【神垣や】一枕 = 神垣の」に同じ。 すが糸で作った白髪をかふせ、頂におしろいをつけ 神無 ( ) 月 るとの俗信に基づく。↓ 禄期を中心として京坂地方に行われた町人文学。西 て祝う。近世、公家は二歳、武家三歳、あるいは男子かみ・がき【髪掻】↓こうがい ( 笄 ) 。〈名義抄〉 かみ・あれ【神荒】神在月翁 ) に起るという暴風雨。 かみ・かくし【神隠】①子供などが急にゆくえ知れずに鶴の浮世草子、近松門左衛門・竹田出雲らの浄瑠璃な かみ・あわ・せるセルニ噛み合わせる】『他下一〕図かみあ三歳・女子二歳、庶民は男女三歳の時、多く陰暦一一 は・す ( 下二 ) ①上下の歯を合わせて噛む。②物み合月一五日に行な「た。かみたて。櫛置。一代男一なること。古来、天狗や山の神のしわざとした。狂、ど剌たる生命がみなぎる。写実を生命とし、文体 「四つの年の霜月はー」②唐衣 ( ) の襟を外に折り居杭「見た所は見 ( ませね共、惣じてーなどと申しは雅俗折衷、徘諧風な文章の運び方を持つ。 : 江戸 うようにさせる。 文学。ー・まいニ上方舞】京坂におこり、発達した舞 かみ・いしり【神弄】真の信心からでなく、わけもな返して、上から垂れる髪にあてがい、これを受ける部て」②服喪中、白紙を貼って神棚を隠すこと。 かみ・がく・る【神隠る】『自下二】おなくなりになる。踊の総称。ー・もの【上方者】上方の人。 く神詣でをするのをあざけっていう語。かみせせ分。 かみ・おくり【神送】①旧暦九月晦日から一〇月一日に崩御される。雨月一「思ひきや・ : 深山のおどろの下かみ・がた【髪形・髪型】髪のかたち。かみかたち。 かみ・かた・し【頭堅し】一形ク健康である。からだが かみいすみ・ひてつな : 【上泉秀綱】室町末期の剣客。かけての夜、諸国の神々が出雲大社 ( 旅立つのを送にー・れ給はんとは」 伊勢守と称する。上野の人。諸国を遊歴。神陰流をる神事。また当日の社参。 : 神迎え。②わざわいのかみ・がくれ【神隠】①神の姿の見えなくなること。謡、丈夫だ。かしらかたし。浄、二つ腹帯「行く末をー 一五セセ ) 神を追い払うこと。また、そのためのまじない。「風葛城「岩橋の末絶えて、ーにぞなりにける」②だれにかれと」 興す。門人に柳生宗厳 ( ) ・塚原ト伝がある。 ( も気づかれぬように隠れること。浄、天網島「ーしてかみ・かたち【髪容・髪貌・髪形】①髪のかたち。髪の様 かみいすみ・りゅうミ【上泉流】軍学者上泉信綱 ( 小笠の神送り」など。 子。髪つき。②頭髪と容貌。 ーの空神送りの時の空模様。神々を送るために出やり過ごし」 原氏隆門人 ) を祖とする兵学の一派。氏隆流。 かみ・いたし【髪出】 ( 髪の毛の先を出す所の意 ) 近世の雲の方に風が起るという。「神送りの風」とも。男色かみ・かけて【神掛けて】神に誓って。きっと。決して。かみ・かたり【神語】神が人にのりうつって語ること。 神 ( し以て。枕三一六「誓へ君遠江のーむげに浜名の託宣。また、神についての物語。 大鑑「折ふしー恐しげに、五色の雲騒ぎて」 兜の浮張 ( ) のうしろにある穴。かみだし。 かみ・ガッパ【紙合羽】桐油紙 ( 翳こで作った合羽。物 はし見ざりきや」 かみいちたん・かつようノ 2 ニ上一段活用】動詞の活用かみ・おさえサ 1 【紙押】文鎮 ( ) のこと。 にかぶせ、または身にまとう。浄、会稽山「ー、締めた の一。語尾が五十音図のイ列の一段だけに活用するかみ・おしろい【紙白粉】煉白粉 ( 駲 ) ・香料を紙に塗っかみ・かざり【髪飾】髪をかざるための装飾品。前 ( し・ る笠の怯 ( 3 ) れしと」 もの。文語では「見る ( み・み・みる・みる・みれ・みて乾かし、携帯用の化粧料としたもの。おしろいが簪 ( ) ・笄 ( ) など。 かみ・かしら【髪頭】①頭部。頭。②頭の髪。、水代蔵二かみ・かふり【紙冠】法師・陰陽師が祈疇などの際に、仮 よ ) 」の類。ロ語では、そのほかに、文語の上二段活用み。 につける紙製の冠。額に三角形の白紙をあて、その に由来する「落ちる ( ち・ち・ちる・ちる・ちれ・ちよかみ・おとめトニ神少女】神に奉仕する少女。草根集一「毎日ーも自らすきて」 端を耳にはさむ。しかん。枕一〇九「法師陰陽師のー かみ・がしら【髟頭】「かみかんむり」に同じ。 二「ーふるきかざしの玉やおく」 ( ろ ) ) 」の類。 かみ・いちにん【上一人】 ( カミイチジンとも ) 天皇。上かみ・おろし【上降】和歌の初句または文章の起句。十かみ・かせ【神風】①神の威徳によって起るという風。して祓 ( したる」 かむかぜ。② ( 第二次大戦中、特攻隊の名としたことがみ・がみロやかましくしかりつけたり文句を言った 訓抄「秋風といふーの句」 御一人。平家一二「ーをはじめ奉り」 から ) 命知らずで向う見ずなさま。「ータクシー」りするさま。 かみ・いと【紙糸】紙をテープ状に切断して撚 ( よ ) ったかみ・おろし【神降】①祭の場に神霊を招請すること。 かみあかるーーーかみかみ 四九三

5. 広辞苑 第三版

かみかもしーーかみさん 四九四 かみがも・しんしゃ【上賀茂神社】賀茂別雷 0 % し神社きさはいろいろで最大のものは体長 んで柔らかにしたつぎあわせの厚紙。諸国ばなし駒。 センチメ 0 の通称。 約一〇ートル ロの左右に鋭い顎があ 「七人の客いづれもーの袖をつらね」ー・すきん ) かみ・ごま【上駒】三味線の音をよくするために、棹の かみ・がやつり【紙蚊帳吊】カヤツリグサ科の多年草。って、竹木類を咬むことがある。 【紙子頭巾】紙子紙で作った頭巾。浪人などが用い上端につける駒。金属・竹などでつくる。さわりが 北アフリカ・熱帯アフリカ原産。茎の断面は三角形長い触角を有し、その基部に複 た。胸算用一一「ー深々とかぶり」ー・そめ【紙子染】紙ね。↓三味線 ( 図 ) で高さ約二・五。茎頂に多数の総苞片と多数の淡眼を備える。種類が多く、ゴ 子紙を染めること。また、その染めたもの。ー・ばおかみ・ころ・す【噛み殺す】〔他四』①噛みついて殺す。 し 褐色の小穂をつける。ナイル下流などに繁茂し、古マダラカミキリ・クワカミキ り【紙子羽織】紙子紙で作った羽織。一代男六「世之いころす。②無理に口を閉じて、あくび・笑いなどを む 代エジプトで茎を圧搾して紙を製した。観賞用に温リなどは最も普通。幼虫は 介初雪の朝、ーに了佐極の手鑑」ー・ろうにん写【紙抑える。 室で教培。。ハピルス。 み子浪人】紙子一枚の貧乏浪人。胸算用一「其隣はむつかみ・ざ【上座】①上位の人や客が着く席。上席。じよ 「てつぼうむし」と呼ばれ、立一 かみーから【守柄】国司の人がら。 木の材部を食害する。〈新撰字 かしき・ー」 うざ。②芝居の舞台で、観客席から向かって右方。 かみ・から【神柄】↓かむから ー着て川へはまる無謀なことのたとえ。 : 下座 ( ) かみ・が・る【神がる】〔他四ズ遊里語 ) 取巻きあっかいかみ・き・る【噛み切る】『他門物 ー四十八枚 ( 紙子は、胴の前後に二〇枚、左右の袖にかみ・ざ【紙座】中世、紙屋の同業組合。かみのざ。 する。素人の太鼓持なみにあしらう。転じて、うるんで切る。くいきる。 四枚、裏に二四枚、計四八枚の紙で作るからいう ) 紙かみ・ざいく【紙細工】紙でつくった細工物。また、そ さがる。いやがる。傾城買四十八手「頃日 ( ) は座かみ・きれ【紙切】紙のきれはし。紙片。 子を着る貧しさをいう時の言葉。織留四「身上はー の職人。男色大鑑「北野なるー幾たりかにはかに呼 敷の新造衆がいっても、いっそー・りんすとさ」↓かかみ・ぎわ ( ギ【髪際】額などの髪のはえぎわ。 ばらばらとなって」 び寄せ」 み ( 神・髪 ) かみ・くじ【紙鬮・紙籤】紙をまるめて作ったくじ。近かみ・こ【紙戸】律令制で、図書寮 ( しに属し、製紙にかみ・さかすきカ【紙盃】紙製の盃。 かみーかわ % 【紙革】紙で革のように造ったもの。 世では船乗りが神慮を問うとき用いた。 従事した品部 ( ) 。 かみーさかやき【髪月代】髪を結い、さかやきを剃るこ かみかわ・ぼんち ~ ニ上川盆地】北海道中央部にある盆かみ・くす【紙屑】不用となった紙片。使って捨てたかみ・ごいちにん【上御一人】天皇の尊称。上一人 ( と。また、その結い方、剃りぐあい。剃梳い ) 。 地。気候は大陸性。中心に旭川市があり、旭川盆地紙。ー・かいニ紙屑買】紙屑やその他の廃物を買い かみ・さけ【噛酒・醸酒】古代、米を噛みくだいて造った ともいう。米作が盛ん。 あるく職業。また、その人。紙屑屋。くずや。ー・ひかみ・こうすい【紙香水】香水を紙にしみこませたも酒。 かみ・かんむり【髟冠】漢字の冠 ( 既 ) の一。「髭」「髪」なろい ~ 一口【紙屑拾】紙屑などを拾い歩いて売る職業。の。懐中などに人れて携帯する。 かみさけ・むし【紙下虫】糞蠅の幼虫、すなわち蛆 0 。 どの冠の「髟」の称。かみがしら。 また、その人。 「質。かみこうちゥニ上高地】長野県西部、飛駒山脈南部の梓俗に、四月八日の朝、甘茶ですった墨汁を用いて記し かみ・き【上期】会計年度などの一年を半分ずつに分けかみ・くせ【髪癖】 ( カミグセとも ) 生れつきの毛髪の性川上流の景勝地。中部山岳国立公園の一部。海抜約 た呪文 ( ) の紙を貼っておくと、上にのぼってこな た、初めの半期。上半期。 かみーくた・く【噛み砕く】〔他四 ) ①んでくだく。 ②一五〇〇麕。温泉や大正池があり、槍ヶ岳・穂高岳・いという伝説からこの名がある。 かみ・きじニ紙生地・紙地】紙を漆練の糊で貼り固めてむずかしい事を分りやすく説く。 常念岳・焼岳などへの登山基地。神河内。上河内。かみ・さひ【神さび】北かむさび 物の形を造ったもの。 かみ・くち【神ロ】民間の巫女 0 ) が神懸りして、神託をかみ・こうふりウ【神冠】神に贈る位階。神位。神階。かみ・さ・びる【神さびる】一自上二図かみさ・ぶ ( 上二 ) かみーきす【咬傷】咬まれてできた傷。 告げること。死霊を呼び寄せて語る仏ロ ( け ) に対かみ・こうふりウ【紙冠】「かみかぶり」に同じ。 ①古びて實く見える。こうごうしく見える。さびし かみき・すりき【神来月】 ( 旧暦一〇月出雲大社に集まっする。 かみ・ごえ三】【神声】神楽歌をうたうような声。蜻蛉中くものすごく見える。かむさぶ。万二〇「ー・ふる生 た神々が帰る月の意 ) 旧暦一一月の異称。 かみーぐち【上ロ】京阪地方の言葉。上方 ( ) 言葉。上「例のーふり出したるも」 駒高嶺に雲そたなびく」②年功を積んでいる。源槿 かみーぎぬ【紙衣】「かみこ」に同じ。狭衣一一「ーのいと薄方弁。他所ロ ( 嶷 ) 。時に東京弁をも指していう。 かみ・ごおり【神郡】神社の封戸 ($) とされた郡。奈「ー・びにける年月の労 0 ) 」③老いる。古びる。平 き一つ真袈裟といふ物を着て」 かみ・ぐに【神国】①神が治める国。しんこく。夫木三〇良時代初期には伊勢の度会 ( ) ・多気、常陸の鹿島、家二「朱の玉墻ー・びて、しめなはのみや残るらん」 かみ・きぬた【紙砧】①紙をつくるために、楮 2 う ) の皮「ーと豊葦原を定めおきて」②「かみごおり」に同じ。下総の香取、上総の安房、出雲の意宇、筑前の宗形なかみ・さま【上様】①身分ある人の妻の敬称。内室。奥 を槌で打っこと。また、そのための木の台。錦之裏かみ・くら【上座】かみざ。 どであったが、平安時代以後次第に増加。かみぐに。方。義経記八「御館もーも、死出の山と申す道越えさ しんぐん。 「ーの音ことことことこと」②下座 ) の鳴物。楮のかみ・け【上け】南風。 : しもけ せ給ひて」②町家で、主婦または主人の母の敬称。 皮を槌で打って音を出す。しんみりした夜の情景なかみ・け【神気】 ( カミケとも ) 神がかりの状態。狂、秀句かみ・ごころ【神心】神のおぼし召し。神慮。 胸算用三「此のー世を観じ、我が孫のふびんなも・ : と どに用いる。伎、小袖曾我「誂らへの合方、ー」 傘「ーに御座る」 かみ・ごしょ【上御所】将軍家または大臣家以上の公卿見帰り給へば」 かみ・きよう【上京】①京都北部の御所を中心とするかみ・げいし【上家司】上級の家司 0 【 ) 。家令・別当、後で、隠居したものが一家に同時に数人ある時、その最かみ・さま【神様】①神を敬っていう語。②ある方面の 初のもの。 一帯の地。上流階級が住んだ。 : 下京。②京都市のには専ら別当をさす。 : 下家司 権威を比喩的にいう語。「憲政のー」 区名。 かみ・けしようャニ髪化粧】髪を飾り化粧をすること。 かみ・ごと【神言・神語】 ( 古くはカムコトとも ) ①神のかみ・ざま【上方・上様】①うえの方。②上流の人々。 : かみ・きり【紙切】①紙を切り抜いていろいろの形を作かみ・こ【神子】かんなぎ。みこ。 おっげ。託宣。万一九「住吉 ( ) にいつく祝ふ ) がー 下方 ( ) 。③京都で、北の方。徒然草「四条よりーの ること。また、寄席 ( しなどで、客の注文に応じて、そかみ・こ【紙子・紙衣】紙製の衣服。厚紙に柿渋を引き、 と」②神または神事についての語りごと。続後紀一人」 れを行う芸。②紙切小刀に同じ。 ーこがたな【紙切乾かしたものを揉みや 九「古語 ( 朝 ) に流し来れるーに伝へ来れる」 かみ・さ・む【神さむ】〔自上一一〕「かみさぶ」に同じ。蜻蛉 小刀】紙を切るのに用いるこがたな。かみきり。 わらげ、露にさらして かみ・ごと【神事】 ( 古くはカムゴトとも ) ①神を祭る行下「ふるの社のー・みにけむ」↓かみさびる かみ・きり【髪切】①遊女が客への真心のしるしとして渋の臭みを去ってつく 事。祭事。神事 ( 馳ん ) 。② ( 「幽事」とも書く ) 神のしかみさり・すき【神去月】「かみなづき」に同じ。 髪を切って与えること。傾城買二筋道「指切りーでった衣服。もとは律宗 わざ。人知でははかり得ぬ神の所為。かみわざ。 : かみ・さ・る【神去る】一自四ズ古くはカムサルとも ) 高 わかったと思ふは昔の事よ」②髪を切り下げにするの僧が用いたが、後に 顕事 ( 。③物忌みの日。部落が共同で農仕事を貴の人が死去する。崩ず。薨ず。皇極紀「吉備嶋皇 こと。また、そうした女。後家。③髪切虫 2 の略。は一般にも用い、元禄 休む日。福島・茨城・栃木県などでいう。 祖母命薨 0 む ) りましぬ」 ーーむし【髪切虫・天牛】①結髪を元結の際から切る ( 一六 一七 0 四 八八 ) のころには遊里 かみ・こな・す【噛み熟す】『他四〕①噛み砕いて消化すかみ・さん【上様】①近世大坂で、良家の隠居した老母 力があるという想像上の虫。嬉遊笑覧「寛永十四などでも流行した。か る。②十分に会得する。 のこと。浄、絵本太功記「コレ / 、、ー 、風呂の湯が涌 年の頃かとよ、ーといへる妖孳 ( ) ありといひふらみぎぬ。ー・がみ【紙子 かみ・こま【神駒】神馬瓮ん ) に同じ。 0 ) ました」②商人・職人などの主婦。気安い場合な し」②鞘翅 ( ) 目カミキリムシ科の甲虫の総称。大紙】紙子を仕立てるのに用いる紙。柿渋を引き、揉かみ・こま【紙駒】三味線の忍び弾きに用いる紙製のど、一般の家の主婦を呼ぶのにも用いる。辰巳之園 [ 紙子〕

6. 広辞苑 第三版

・ひもろき【天っ神籬】神籬 ( ) の美称。神代紀下あま・つばめ【雨燕】①アマツ・ハメ目の小鳥。大きさは び。源総角「御文は明くる日ごとにー奉らせ給ふ」アマチュア【 amateurl ①愛好者。好事家 ( ) 。②しろ「ー及び天津磐境 ( ) を起し樹 ( た ) てて」ー・ひれ【天ヒョドリぐらい。喉 ↑物プロフェッ っ領巾】天女の首から肩に垂らした領巾 ( 2 ) 。あま・腰が白色のほか、全 ・たひ【数多度】たびたび。しばしば。古今旅「草うと。職業でなしに携わる人。アマ。 ショナル L の枕にーねぬ」 ひれ。万一 0 「織女 ( 阯第 ) のーかも」ーーまら【天津麻体黒掲色で、青色の あま・た天棚 ( ) に同じ。 め あま・たい【あま台】 ( 「あま」は女の意 ) 裁縫用の針箱。あま・ちょろ・い【甘ちょろい】〔形ズアマッチョロイと羅】「あまのまひとつのかみ ( 天目一箇神 ) 」に同じ。光沢がある。夏季、 っ も ) ①考えなどがあまい。安易である。②お人よし あまむろ。 ( 三重県から北陸にかけていう ) ーーみおや【天っ御祖】天皇の遠祖。天照大神から鶸高山や島の断岸に群 あま・だい【甘鯛】アマダイ科の海魚の総称。体長一一一である。 鷓草葺不合尊 ( ) までの称。天祖。神武紀「天棲。アマドリ。アマ に ) 」ー・みかと【天っ御クロツ・ハメ。②アマツ・ハメ目アマッ 〇 ~ 四〇純メ。体はやや長く側扁、頭は短く、鮮赤色あま・つ【天津・天っ】 ( ツは上代の助詞 ) 天の、天にあ祖 ( し彦火瓊瓊杵尊 ( い黯最 ・ハメ科の鳥の総称。世界に七〇種。 で横縞がある。美味。南日本・朝鮮に多い。シロアる、の意。「ー日」「ー神」ー・いわさか【天っ磐境】門】皇居の門。転して、皇居。朝廷。万二「久方のー マダイ・アカアマダイ・キアマダイの類。 磐境 ( ) の美称。神代紀下「ーを起し樹 ( た ) てて」を懼 ( 3 し ) くも定め給ひて」ー・みかみ【天っ御神】「天すべて飛びながら昆虫を捕食。脚の四趾はみな前方 あまた・ぐあん【天田愚庵】歌人。福島県の人。本名、 ・えた【天っ枝】 ( 天皇の連枝の意 ) 親王の異称。八つ神」に同じ。夫木五「ーに祈る民かな」ー・みけ【天に向かっているので、岩壁に懸垂できるが、樹枝には 甘田五郎。剃髪して鉄眼。正岡子規と交わり、その雲御抄「親王、ー」ー・おとめ冖ト【天っ少女】①天上につ御食】食物の美称。祝詞、大嘗祭「ーの長御食の遠留まることができない。ツ・ハメとは類縁が遠い。日 0 一八天国 ) 歌風に影響を与えた。「愚庵全集」がある ( え 住むという少女。天女。天人。新古今雑「久方のー御食と」ー・みこ【天っ御子】天っ神の子。天皇。天本にはアマツ・ハメ・ヒメアマツ・ハメ・ハリオアマツ・ハ あま・たな【天棚】①炉の上に天井からつるした棚。火が夏衣」②五節 ( % ) の舞姫。夫木一八「曇なき豊の子。ー・みこと【天っ尊】天照大神。日の神。万代春メの三種がある。 棚。天皿 ( ) 。火天あ ) 。火高。あまだ。②天井。あかりに見つるかなーの舞の姿を」ー・かせ【天つ「岩尸あけしーのそのかみに」ー・みす癶【天っ水】曰あま・つび【雨粒】あまつぶ。 転じて、二階のことをもいう。あまだ。あまごこ。 風】天を吹く風。古今雑「ー雲の通ひち吹きとちよ」一名〕 ( 天の水の意 ) 雨。万一八「緑児の乳 ( ち ) 乞ふが如あまつひこひこほのににき・の・みこと【天津彦彦火瓊 ・かみ【天っ神】天にいる神。高天原 ( じの神。 あま・たな【尼店】今の東京日本橋室町一丁目西南付近 くー仰ぎてそ待っ」一枕〕「仰ぎて待っ」にかかる。瓊杵尊】↓ににぎのみこと の俗称。江戸時代には塗物屋が多くあった。尼崎店。また、高天原から降臨した神、またその子孫。続紀万二「大船の思ひたのみてー仰ぎて待つに」ー・みすあま・つふ【雨粒】雨の粒。 あま・たむ【天飛む】一枕ズアマトプの転 ) 「かり ( 雁 ) 」 一五「ー御孫翁 ) の命毎」 ) 」 : 国っ神。ー・かみ・の・みかげ【天っ水影】天上にある水の面に映って見えあまっふり・かざっふき【雨っ降り風っ吹き】雨が降り 「かる ( 軽 ) 」にかかる。記下「ー軽のをとめ」 こ【天っ神の御子】天子。天皇。神武紀「ー来 ( い ) でるもの。仲哀紀「ーの如く押し伏せて我が見る国」風が吹くことを勢いをつけていった奴詞 ( 3 ) 。浄、 加増曾我「ーには、生きだかだあ死んだかだあと、お ーみそら【天つみ空】天。そら。万一〇「こちたくも あま・たら・す【天足らす】『自四ズスは尊敬の助動詞 ) ますと聞 ( 髷た ) りて」ー・かみ・の・よごと【天っ神の 天界に満ち満ちておられる。万二「大君の御寿 ( ) 寿詞】天っ神が天皇を寿龕と ) ぐ詞。中臣寿詞 ( 綣 ) ーは陰 ( しりあひつつ」ーーみはかり【天っ御量】天問ひやってたもり申す」 はながくー・したり」 をいう。ー・きみ【天っ君】天子。天皇。ー・くに【天っ神のはからい。祝詞、大殿祭「ー以ちて」ー・みやあま・てら【尼寺】①尼の住む寺。尼屋・尼家・尼寺 ( し・ あま・たり【雨垂】①あまだれ。②あまだれの落ちるとつ国】天上にある国。高天原。神代紀上「ーに照ら【天っ宮】天上にある宮殿。万二「久方のーに神なが比丘尼 ( ) 寺ともいう。②寂光院売鷲こ ) の異称。 ころ。宇治拾遺一「しばしーにおはしませと」ー・うし臨みたまふこと」ー・くもいヰ【天っ雲居】①天の、ら神と座龕 ) せば」ー・やしろ【天っ社】天っ神を祭ごさん【尼寺五山】京都の景愛寺・護念寺・檀林寺・恵 け【雨垂受】雨だれを受ける樋 (? ) 。 雲のあるところ。大空。②禁中。ー・くらい【天った神社。崇神紀「ー、国っ社及び神地 ( ど ) 、神戸林寺・通玄寺。また、鎌倉の太平寺 ( 高松寺 ) ・東慶寺・ 国恩寺・護法寺・明寺の称。尼五山 ( い ) あま・たる・い【甘たるい】〔形〕「あまったるい」に同し。 っ位】天皇の位。皇位。ー・しるし【天っ印・天っ璽】 ( ) を定む」 : 国っ社 あま・たれ【雨垂】軒から落ちる雨水。ー・おち【雨垂①天上にある越えてはならない境界線。万一〇「ーあまっ・こ【尼っこ】女をののしっていう語。あまっちあま・てら・す【天照らす】〔自四ズ古くはアマデラスと も ) ①「天照る」の尊敬語。天に輝いておられる。万 落】あまだれが落ちて打ち当る所。あまおち。 と定めてし天の河原に」②天っ神の子孫としての証よ。柳樽一 0 「ーを未練のないがかひにくる」 一八「ー・す神の御代より」②天下をお治めになる。三 びようし【雨垂拍子】拍子を雨滴のように一定間拠。また、皇位のしるし。記中「ーを献りて仕へ奉あまっさえッ【剰え】一副ズアマリサ工の音便。誤っ 隔に奏すること。日本音楽では、実演に際して拍を ( こりき」。祝詞、大殿祭「ーの剣・鏡を捧げ持ちたまて、ツを促音とせず、アマッサ工ともいう ) そればか代実録三八「ー・し治めきこしめすゅゑは」 伸縮させる例が多いので、譜面どおりに等間隔な基ひて」ー・そそ【天っ袖】天人の衣の袖。五節の舞姫りか。その上に。あまさえ。狂、柿山伏「この貴い山あまてらす・おおみかみ【天照大神・天照大御神】伊 本の拍節を、特に雨垂拍子・地拍子などと称する。謡の袖にもいう。源少女「少女子も神さびぬらしー」伏を最前から鳥類禽類に喩へをる。ー鳶ぢやと云う弉諾尊 ( 緡 ) の女 ( 響 ) 。高天原の主神。皇室の祖 神。大日霎貴 ( 彎 ) とも号。日の神と仰がれ、伊勢 ーそら【天っ空】①大空。てん。古今恋「久堅のー た」。日葡「アマッサェ」 曲に用例が多い。 の皇大神宮 ( 内宮 ) に祀り、皇室並びに国民崇敬の中 ー石を穿翁 ) っ〔漢書枚乗伝〕徴力でも根気よく続けにも住まなくに」②宮中。禁中。古今雑体「言の葉あま・つすき【雨続】雨の降り続くこと。 心とされた。 れば成功する。 をーまで聞えあげ」③はるかに遠く、かけ離れた所。あま・つたらタニ天伝ふ】↓あまずたう あまちこ・い【甘ちこい】【形ズ軽蔑の気持をこめて ) 安古今恋「ーなる人を恋ふとて」④心の落ちつかぬこあまっ・たる・い【甘ったるい】一形①味が度をすぎてあま・て・る【天照る】『自四〕大空に照る。天に光る。万 一五「久方のー・る月は見つれども」 易である。手ぬるい。浄、ひらかな盛衰記「ヤアー と。うわのそら。有頂天。万一二「我が心ーなり地甘い。②愛情の表現ゃあまえ方が度をこえている。 い、ならぬならぬ」 ( しは踏めども」ー・つぎて【天っ次】高天原以来つあまっ・た・れる【甘ったれる】『自下一ズアマエタレルあまてる・かみ【天照神】天照大神の別称。狭衣四「ーの あま・ちゃ【甘茶】①ユキノシタ科の落葉低木。アジサづいて来たこと。祝詞、神賀詞「ーの神賀 ( ) の吉詞の転 ) 馴れ親しみ、媚びる態度をとる。ひどく甘え御けはひ、いちじるく現はれいで給ひて」 あまてる・や【天照るや】〔枕〕「日」にかかる。 イの変種とされる。高さ約一。六月頃淡青色またのご ・つみ【天っ罪】①天上で犯した罪。素戔嗚る。 は白色のアジサイに似た花をつける。土常山。甘茶尊が天上 ( 高天原 ) で犯した罪。祝詞、大祓詞「ーと畔あま・つち【甘土】①耕地の表土を、人工によって改良あま・ど【雨戸】家の外まわりの戸で、主に風雨を防ぎ、 「い樋。 の木。②アマチャまたはアマチャヅルの葉を蒸して放 ( 2 は ) ち、溝埋翁ぞ ) み」 : 国っ罪。②朝廷の命によしたもの。上地のわ ) 。上土 ( 銘 ) 。②転じて、小作権。また夜の用心のためのもの。 甘土権。ー・けん【甘土権】香川・岐阜県その他のあま・どいいド【雨樋】軒先から雨だれをうけて流す細長 もみ、緑汁を除き、乾かしたもの。飲料。甘味を有する処罰。継体紀「恭 C っ ) みてーを行へ」ー・のりと↓ あま・とう % 【甘党】酒よりは甘いものの方を好む人。 るので、四月八日の濯仏会翁鞣 ) に甘露になぞらえて【天っ祝詞】祝詞の美称。祝詞、大祓詞「ーの太祝詞地方でいう慣行小作権。上土権。 : 辛党 ( ) 用い、また硯 ( けず ) に人れてすれば書が上達するとい ごとを」ー・ひ【天つ日】太陽。日輪。玉葉集雑「ーあまっ・ちょ【尼っちょ】「あまっこ」に同じ。 う。ー・する【甘茶蔓】ウリ科の多年生蔓草。茎はの光は清く照らす世に」ー・びこ【天っ彦】天っ神のあまっ・ちょろ・い【甘っちょろい】〔形』アマチョロイのあま・どうふく【雨胴服】雨羽織 ( ば ) に同じ。 あま・どころ【萎】山野に普通なユリ科の多年草。約 巻ひげがあり他物に巻きつく。葉は五小葉が鳥の足子。記上「此の人はー ( 瓊瓊杵尊 ) の御子」ー・ひつぎ促音化。 状に広がる。雌雄異株。秋、黄緑色の小花を穂状に【天つ日嗣】天照大神の系統を継承すること。皇位あま・つつみ【雨障】「あまさわり」に同じ。万四「ー君に四〇嵭の茎をやや斜めに伸ばし、楕円形の葉を互 生。初夏、葉腋から緑白色の鐘形の花を一、二個垂ら 開く。熟した果実は小球状、黒緑色。葉は甘みがあの継承。また、その皇位。記上「天っ神の御子のー」副 (t ) ひてこの日暮さむ」 六五 あまたーーあまところ

7. 広辞苑 第三版

一八六〇 ~ 九〇年代のロシアで、一部のインテリゲて、大和国畝傍の橿原宮 ( 煢 3 ら ) で即位したという。 ( 一九五一 ) 五月告示の「人名用漢字別表」の九一一字ともの。献上物。ー・どころ【進物所】①平安以後、宮内 ンチアが唱道した共同体社会主義思想。信奉者をナ明治以降この年を紀元元年とした。畝傍山東北陵の昭和五一年七月告一小の「人名用漢字追加表」の二八字省内膳司に属し、供御の調進をつかさどった所。② とから成る。②常用漢字表以外の漢字で戸籍上の人貴人の家で膳部を調進する所。ー・はん【進物番】江 ロードニキという。②↓ポ。ヒュリズム。ーーしゆけん のすみ社しをその陵墓とする。ー・てんのう・さいウ 【人民主権】主権が人民に帰属すること。また、その【神武天皇祭】もと祭日の一。神武天皇崩御の日とさ名として使用の認められた一六六字の漢字。昭和五戸幕府の職名。若年寄に属し、大名・旗本などからの 進物を周旋し、式による市置、下賜品などのことをつ 六年一〇月の法務省令による。 主権。民主国・共和国の主権。国民主権。ーーせんせれる。四月三日。 かさどる。小姓組番・書院番から選ばれて出般した。 フラ ) ファシスト独裁しん・む洋ン【塵務】俗界の煩雑な事務。 じん・めい【人命】人のいのち。「ー救助」 ん【人民戦線】 ( Fro ョ populaire ンス および戦争に反対する諸政党・諸団体の広範な統一しん・むら【新村】新田を開発して新たにおこした村。しん・めいせん【新銘仙】経 ( こに絹糸、緯 (?J) にガス糸しん・もって【神以て】 ( 下に打消の語を伴う ) 神にちか って。かみかけて。全く以て。浄、二つ腹帯「ー偽り 戦線。一九三五年夏のコミンテルン第七回大会は、しん・め【新芽】新しく萌え出た芽。わかめ。嫩芽のん ) 。を、または経緯ともにガス糸を用いて、銘仙に擬した これを戦術として採択。フランスでは三五年六月成しん・め【神馬】神の乗御に供する意で、神社に奉納す織物。明治四〇年 ( 一九〇七 ) 頃埼玉県飯能から織りない」 出したのに始まる。 「と。しん・もん【神文】神に誓約する文。神の名によってす 立、三六年夏 ~ 三八年秋に、スペインでは三六年一月る馬。かみこま。しんめ。 る誓約書。誓文。起請文。ー・てつか【神文鉄火】 しん・めつ【尽滅】滅びつきること。すっかり滅ぼすこ 成立、三六年二月 ~ 三九年初めに、それそれ政権を掌しん・めい【申盟】かさねてかたく盟 0 うこと。 握。↓国民戦線。ー・せんせん・じけん【人民戦線事しん・めい【身命】からだといのち。「ーを賭 ( と ) する」じん・めつ【燼滅】①もえてなくなること。②残りのな神に誓う文言を述べ、「やきがね」を握って心の正邪 を証明すること。 いまでに滅びること。 件】日中戦争下の左翼弾圧事件。一九三七年一二月しん・めい【神名】神の名。神社の名称。ー・ちょう謇 シンメトリ 1 【 symmetry 」左右の釣合がとれているこしん・もん【神門】神社の門。楼門・唐門・四脚門などが 人民戦線を企図したとして、加藤勘十・山川均・荒畑【神名帳】↓じんみようちょう 用いられる。 と。左右均斉。対称。 寒村ら約四百名を検挙、日本無産党等を解散、翌年一一しん・めい【神命】神の命令。 月大内兵衛・有沢広巳ら労農派教授グループを検挙しん・めい【神明】①神。神祗のん ) 。平家一「ー三宝加護しんめり「しんみり」に同じ。浄、鎌倉三代記「古郷のしん・もん【真文】仏・菩薩の説いた文句。太平記二七「六 した。 愈般若のーを写して」 ・とうひょうゥニ人民投票】↓レファレンダあるべし」②神のように明らかな徳。③祭神として妻子思ひやり、ーとなる所を」 : 仮門 ( ) 。② しんーもん【真門】〔仏〕①真実の法門 ム。ー・ふく【人民服】中華人民共和国で国民に常用の天照大神の特称。④人の心。精神。ー・こうニ神しん・メリンス【新ー】新モスリンに同じ。 される服。折り襟の上着とズボンとから成る。円形明講】天照大神を祭る講中のつどい。狂、内沙汰「いジンメル【 Geo 「 g Simmel 】ドイツの哲学者・社会学者。浄上真宗で、阿弥陀経に説かれた自力念仏の教え。 っそや刑部三郎が所に、ーがなかったか」ー・さいは生の哲学に立っ独自な思想家。形式社会学の祖。倫しん・もん【審問】①詳しく問いただすこと。②裁判所 でひさし付きの人民帽と併用されることが多い。 ・みんしゅしゆき【人民民主主義】第二次大戦後のん【神明裁判】神の意思をうけて罪科や訴訟を決定理学・文化哲学・歴史学・美学など多方面にわたってが審理のために書面または口頭で問いただすこと。 新しい歴史的環境に生れた革命的権力の特殊な形する意から行われた裁判。正直は神の加護を受ける強靱な思索を展開。著「歴史哲学の諸問題」「貨幣の③聴聞 ( う ) に同し。 しんーもん【頼門】ひょめき。 態。社会主義への過期をなす権力として、その本との信念から出たもの。盟神探湯 ( ) ・鉄火 ( ) の哲学」「社会学」など。 ( 贏 質的内容はプロレタリア独裁であるが、その形態は類。神証。神裁。ー・しゃ【神明社】中世以降、伊勢しん・めん【人面】人間の顔。また、それに似ているもしん・もん【讖文】↓しんふん ソビエト制度と異なり、労働者階級を中心として農神宮の神霊を奉祀した神社。ー・すくり【神明造】の。ー・じゅらしん【人面心】 ( ニンメンジュウしん・もん【人文】↓しんぶん シンとも。顔は人間であるが、心は獣類に等しい意 ) しん・もん【刃文】ふはもん 民・勤労市民その他の広い人民層が人民議会制を通神社本殿形式の一。切妻造 じて権力に参加している。典型的な例は東欧諸国。 ・平人りで、屋根に反りのな 冷酷な者、恩義を知らぬ者をののしっていう語。義しん・もん洋ン【陣門】陣屋の出人口。軍門。 理人情をわきまえないやつ。ー・そ【人面疽】人の顔ーにくだる敵に敗れて降参する。 しんみん・しゅぎ【新民主義】中国で、善者すなわち優いものをいう。両妻に棟持 に似た形の、悪性のできもの。ー・ちく【人面竹】市しん・もん【尋問・訊問】①たずね問うこと。問いただ 者が天理の命ずる所に従い、悪者すなわち劣者に打柱瓮煢ち ) を有し、柱は掘立 すこと。②裁判所などが、或る事件について証人・鑑 ち克って人類を向上させて行くという主義。 式とし、千木 ( じは屋蓋を貫 袋竹 ( い ) の別称。 定人・被告人などに口頭で問いただすこと。ーーちょ 造しん・めんぼく【真面目】「しんめんもく」に同し。 しんーみんしゅしゅぎ【新民主主義】一九四〇年毛沢東通して高くそびえる。また 明しん・めんもく【真面目】 ( シンメンボクとも ) ①本体そうしよけウ【尋問調書】〔法〕尋問を受けた者の供述を が提唱した革命理論。中国共産党の指導原理。半封茅葺屋根の頂に左右から泥 建的・半植民地的な中国社会を改革するためには、旧障板 ( り ) を加え、樋貫 ( ) 神のままのありさま。本来のすがた。転じて、真価。主とし、その他尋問の顧末を記録した文書。 浮世床二「瞽女のうたふ越後節のーはこれでございしんもん・たつごろうウラ【新門辰五郎】幕末の侠客。江 来のプルジョア民主主義革命と異なった新しい型のでつなぎ、その上に甲板 だ」。「ーを発揮する」②まじめ。実直。「ーな態度」戸町火消で浅草に住み、舜仁准后が浅草寺に退隠し 民主主義革命、すなわち労働者階級によって指導さしすなわち甍覆 ( ) を冠 しん・めんもく【新面目】 ( シンメンボクとも ) 新しい光て新たに一門を作るに当り、これを守らせたので、新 れる労農人民連合による新民主主義革命を行わなけし、その上に鰹木 ( ) をの せる。伊勢神宮のものを代 景・外観。一新した方面。一生面 ( じ。「ーを呈する」門を名とした。後、幕府に仕え徳川慶喜の護衛に当 ればならぬとし、これを新民主主義と名づけた。 った。 ( 一し しん・も【森茂】こんもりとしげること。繁茂。 ーとりいヰ【神 しんみんにつぼう【人民日報】 (Renminribao) 中国共産表とする。 しん・や【心矢・真矢】杙打 ( ) 機械の一。中心に垂直の 党中央委員会の機関紙。創刊は一九四八年六月、の明鳥居】鳥居の一種。円柱の上に円笠木をのせ、下しん・もうゥニ新亡】はじめて盆をむかえる仏。 孔のある錘が、鉄棒に沿って滑走 に貫をつけたもの。 しんーもうウマ【籐莽】↓しんぼう ち中央機関紙となり、四九年四月北京で発行。 し杙頭を打っ装置。ちくわ。 ーに横道 ( ) 無し神は不正を行わない。 しん・もく【瞋目】目をいからすこと。 しんむ【神武】神武天皇。ー・きげん【神武紀元】神武天 皇即位の年を紀元元年と決めた紀元。皇紀。聖元。しん・めい【晨明】①あけがた。よあけ。②明 ( しの明星しん・もく【人目】①人の目。②人の見る目。ひとめ。しん・や【晨夜】朝と夜。朝 みよう 0 から夜まで。夙夜 しんーモス【新毛斯】新モスリンの略。 ・このかた【神武以来】神武天皇の御代以来。大昔 ( じよう から。由来の極めて古いこと、先例のないことの誇しん・めい【人名】人の名。ー・かんじようャニ人名勘しん・モスリン【新毛斯綸】二幅 ( ) 金巾 ( 舞 ) を捺染ま ( 島 ) 。あけくれ。 張した表現。織留一「ー、世の人艷女に戯れ、無明の定】広義では取引上の一切の債権・債務を処理するたは無地染にしたもので、モスリンの代用品。新メしん・や【深夜】よふ リンス。 け。深更。ーーぎよらニ深 眠の中に、其の家の乱るる事数をしらず」ー・てんの勘定。狭義では債務者・債権者の人名を冠した勘定。 ・ぼ【人名簿】人名を記載した帳簿。知人の名・住しん・もっ【神物】 ( ジンモッとも ) ①神に属するもの。夜業】深夜に行われる業務。労働 う % 【神武天皇】記紀伝承で第一代の天皇。名は神 基準法では原則として午後一〇時 所などを書き並べた帳簿。ー・よう・かんし【人名用また、神社の什器。今昔一七「実に社司の身としてー 日本磐余彦 ( 2 ) 。彦波瀲武鶯草葺不合尊 ( 特 から午前五時まで、例外として午後一一時から午前 驛え ) の皇子。記紀によれば日向国の高千穂宮を漢字】①当用漢字表以外の漢字で戸籍上の人名としに犯す所多しと云へども」②霊妙不可思議なもの。 六時までの就業。深夜労働。 出、海路浪速を経て紀伊国に上陸、長髄彦らを平定して使用の認められた一二〇字の漢字。昭和二六年しん・もっ【進物】進上する物品。おくりもの。つかい 一二五九 しんみんーーしんや 服物二鳴第盟

8. 広辞苑 第三版

あまとふーーあまのこ す。小球形の果実は熟すと暗緑色。地下茎は少し甘など。 ( と見えこそーを」ー・と【天の戸】①天の岩屋の戸。岡麻呂】万葉歌人。天平六年応詔歌「み民われ生 味があり、薬用、古くは澱粉製造用。アマナ。イズあま・の【天の】「天 ( にある」「天の」の意。 ( アメノと万二〇「ひさかたのー開き」②天の川の水門 ) 。後けるしるしありあめっちの栄ゆる時にあへらく思へ イ。エミグサ。〈書言字考〉 「も使そ」もよむ。その項も参照 ) ー・いのち【天の命】 ( 「天命撰秋「たなばたのーわたる今宵さへ」ー・とがわ ~ がば」 ( 万六 ) の作者。伝不詳。 あま・と・ふ【天飛ぶ = 自四〕大空を飛ぶ。記下「ー・ぶ鳥 ( 新 ) 」を訓読した語か ) 生命。狂、空腕「ーを拾うた」【天の戸河】あまのがわ。小町集「ーの樋口あけ給あまのいわとわけ・の・かみ《ニ天岩戸別神】天太玉命 ・いわくすふね【天の磐櫞樟船】櫞樟 ( しで造っ あまとふ・や【天飛ぶや】〔枕〕「かり ( 雅 ) 」「かる ( 軽 ) 」に あだ ) の子。御門の守護神として天孫降臨の際に へ」ー・とりふね【天の鳥船】神代にあったという速 ( ま かカる 0 た堅固な船。伊弉諾尊 ( 緡 ) ・伊弉冉尊 ( 緡 ) が子力のはやい船。また、それを神として呼んだ称。 随伴したという。かどのかみ。 の蛭児 ( 3 る ) をのせて流したという。ー・いわくらイ ぬほこ【天の瓊矛】玉で飾った美しい鉾の意で、伊弉あまのうすめ・の・みこと【天鈿女命】天岩屋戸 ( ) あま・どり【雨鳥】アマツ・ハメ 1 の別称。〈新撰字鏡八〉 あま・な【甘菜】①味の甘い菜。ナズナなどの類。 : 辛【天の磐座】高天原の大殿で皇孫 ( 翳 ) のいたという諾・伊弉冉の二神が、滄溟 ( じを探ったという鉾。の前で踊って天照大神を慰め、また、天孫降臨に随従 菜 ( ) 。②ュリ科の多年草。草地に生じ、球茎から御座翁く ) 。〈神代紀下訓注〉ー・いわと【天の磐戸】神代紀上「ーを以て指し下ろして探る」ー・のりごとして天の八衢 ( 綣 ) にいた猿田彦神を和らげて道案内 ニフに似た葉を出す。春、紫色の筋のある白花を開北あまのいわやと。神代紀下「ーを引き開け」ー・い【天の詔琴】和琴の ') の異称。ー・はぐるま【天の羽させたという女神。鈿女命。猿女君 ( ) の祖とす る。 。球茎は食用、また滋養強壮剤とする。ムギグワわふね【天の囀船】① ( 天の堅牢な船の意 ) 日本神車】神の遷宮・渡御の時に、神霊を奉安する車。 イ。③フナ・ハラソウの古名。④アマドコロの古名。話にみえる船の名。神武紀「ーに乗りて天より降止はごろも【天の羽衣】①天人の着る薄く軽い衣。着あまのおしひ・の・みこと【天忍日命】天孫降臨の時、天 ⑤ナルコュリの古名。⑥マオウの古名。 ( り ) ませり」②天の川を渡るという船。堀河百首て虚空を翔るためのものという。竹取「ー納れり」久米命らと刀や弓矢を持って先駆したという神。大 あま・な・う【和ふ】〔自四〕①意見がまとまる。同意秋「彦星のーふなでして」ー・いわや【天の岩屋】②天皇が神今食 ( し・新嘗祭などの大祭で沐浴する伴連 ( ) の祖とする。 する。舒明紀「群臣 ( 宿 ) のー・はずして」②和解す高天原にあったという岩屋。神代紀上「ーに閉 ( しり時に着たゆかたびら。ー・はそぞ【天の羽袖】①天人あまのおしほみみ・の・みこと【天忍穂耳尊】瓊瓊杵尊 る。仲よくする。継体紀「竟 (2 ) にー・ふこと無くし居 ( ま ) すに至りて」ー・いわやと【天の岩屋戸】天の羽衣の袖。②五節 ( % ) の舞姫の衣の袖。源少女「少 ( 第 ) の父神。素戔嗚尊と天照大神の誓約 0 け ) の際 て」③ ( 他動詞的に ) 甘んじて受ける。好む。雨月一 の岩屋の戸。天照大神が素戔嗚尊の暴状を怒り天の女子がーにかけし心は」ー・ははきり【天の羽羽斫】に生れた神。正哉吾勝勝速日 ( 讐 ) 天忍穂耳尊。 「清貧をー・ひて、・ : 調度のわづらはしきを厭ふ」 岩屋に籠ったため、天地が常闇 ( ) となった。群神「おろちのあらまさ ( 大蛇の麁正 ) 」に同じ。ー・ははあま・の・おもて【案摩の面】①舞楽の案摩の舞に用い あま・なっ【甘夏】夏みかんの一種。甘く酸味少ない改が相談して種々の物を飾り、天児屋根命が祝詞を奏や【天の羽羽矢】神武天皇・饒速日命 ( 新ひ ) が天孫る仮面。長方形の 良品種。甘夏蜜柑。 し天鈿女命 ( 2 ) が舞ったところ、大神が出てき民族の証とした矢。記上「天のまかこ弓ー」↓羽羽白紙に眼・鼻・ロを あま・なっとう【甘納豆】アズキなどの豆類をゆでて糖て、世が再び明るくなった。北半球で冬至に太陽の矢。ー・ははゆみ【天の羽羽弓】天の羽羽矢を射る描く。あまのめ。蔵 蜜で煮つめ、砂糖をまぶした菓子。 力が弱まり復活する型の神話。記上「是に天照大御弓。旧事紀「天羽羽弓」ー・はら【天の原】①おおそ面 ( ) 。②矢羽の あま・に【甘煮】味の甘い煮方。甘く煮たもの。「南瓜神見畏みて、ーを開きてさしこもり坐 ( ま ) しき」 ら。万二「ーふりさけ見れば」②日本神話の天上界。斑。案摩の面 1 に うきはし【天の浮橋】神が高天原から地上へ降りる高天原。記上「吾が隠 ( しりますによりてーおのづか 似て、上に黒い山 あま・に【亜麻仁】亜麻の種子。扁平卵円形で、黄色まとき、天地の間にかかるという橋。神代紀上「伊弉諾ら闇 ( しく」ー・ますひと【天の益人】数が増し栄え形、下に黒い鱗形・ たは褐色。しぼって亜麻仁油をとる。亜麻子 0 ま ) 。尊・伊弉冉尊、ーの上に立たして」ー・おははり一ニ天てゆく人民。祝詞、大祓詞「国中に成り出でむーら」の斑のある鷲の羽。 ーみかげ【天の御蔭】 ( 天をおおう意 ) 宮殿をほめたあまのめ。 ー・ゅ【亜麻仁油】亜麻仁から搾った油。黄ないし褐尾羽張】伊弉諾尊が迦具土神 ( 群 ) を斬った剣の 色の乾性油。塗料・ワニス・印刷インキ・印肉・リノリ 名。伊都っ ) 尾羽張。ー・かくや【天の加久矢】鹿・たえていう語。日の御蔭。天の八十蔭 ( ) 。祝詞、あま・の・かるも【海 ウムなどを製するのに用いる。また、灌腸薬。あま猪などを射るのに用いた神代の矢。記上「天っ神の大殿祭「皇御孫 ( 翳 ) の命のー日の御蔭と造り仕へま人の刈藻】海人の刈りとる海藻。「乱る」の序詞とし にんゅ。あましゅ。 て用いる。古今雑「幾代しもあらじわが身をなぞも 賜へりて天の波士弓ー」ー・かぐやま【天香山・天香つれる」ー・みはかり【天の御量】神代に、材木などの かくーに思ひ乱るる」 あま・にゆうとう見フ【尼人道】在家のまま髪を剃って具山】①高天原にあったという山。②↓かぐやま。長短を測ったというもの。古語拾遺「ーを以 0 ひ、 , かわら【天の河原】①日本神話で天上界にある大峡小峡翁慧い ) の材を伐りて」ー , みはしら【天の御あまのかるも【海人の刈藻】①中世擬古物語の一。同 仏道にはいった尼。尼女房。 という河原。万二「久方のーに八百万千万 ( 神柱】伊弉諾・伊弉冉一一神が礙馭慮島 ( しにくだって名の散佚物語を改作したものと見られる。右大将の あまねく【遍く・普く】〔副〕 ( 形容詞アマネシの連用形か の神集 ( ) ひ集ひいまして」②天の川の河原。万八立てた宮殿の中心になる柱。柱めぐりをして結婚し中宮藤壺に対する悲恋遁世談。②太田垣蓮月の歌 ら ) すべてにわたって、広く。「全国にー知られる」 あまね・し【遍し・普し】〔形ク』広くゆきわたっている。 「牽牛 ( 2 しの嬬 ( し迎へ船漕ぎ出 7 ) らしーに霧の立た。また、天地を支えたという柱。ー・むらくも・の・集。 至らぬところがない。万八「木末 ( にめ ) ー・く色づきにてるは」ーーさいわい【天の幸】願ってもないさい つるぎ【天叢雲剣】素戔嗚尊が出雲国簸川上 ( 2 聟 ) であま・のーがわ % 【天の川・天の河】 ( 中国の伝説に、牽牛 けり」 わい。ー・さかて【天の逆手】呪術の一つで、事の成八岐大蛇の ) を退治した時、その尾から出たとい星と織女星とがこの河を渡って、七月七日に出逢う あまね・わ・すネ【遍はす】一他四あまねく及ぼす。残就を誓うためや、人を呪 ( しう時に打った拍手 ( ) 。う剣。これを天照大神に奉った。後に、草薙剣 ( 緊 ) という ) 銀河の異称。銀河系の円板部の恒星が天球 る所なくする。大唐西域記長寛点「孤独に周膨ネ給ふ」記上「ーを青柴垣 ( しに打ち成して」。伊勢「かの男と称して熱田神宮に祀る。ー・やすのかわ % 【天のに投影されたもの。数億以上の徴光の恒星からな あまね・わ・るネ【遍はる】一自四広くゆきわたる。霊はーを打ちてなむのろひをるなる」ー・さかほこ【天安の河】天上にあったという河。神々の会合した所 、天球の大円に沿って淡く帯状に見える。銀漢。 の逆鉾】神の宮を造るべきしるしとして、鉾をさか 異記下「正税を下 ( じひて百姓 ( にー・りたり」 とする。記上「ーを中におきて」ーーやそかげ【天の漢。天漢。河漢。天の戸河。万一 0 「ー楫の音聞ゅ あまの【天野】大阪府河内長野市の地名。ー・ざけ【天さに立てたものか。播磨風土記逸文「赤土 ( ) を出八十蔭】「あまのみかげ」に同じ。ー・やちまた【天の彦星と織女 ( 阯第 ) と今タ逢ふらしも」 野酒】中世、天野に産した名酒。あまの。ー・たる【天し賜ひき。その土 ( に ) をーに塗りて」ー・すいがき八衢】 ( 「八衢」は数多くの道が分れた所の意 ) 高天原あま・の・がわ【天之川】大阪府枚方 ( ) 市にあった と葦原の中つ国との間にあったという辻。神代紀下禁野翁ん ) の地名。あたりを同名の川が流れる。 ( 歌 野樽】 ( もと天野酒を人れたのでいう ) 柄樽 ( ) の異【天の透垣】宮中にある透垣。あまのすいがい。 称。 せきもり【天の関守】天にあるとする関所の番人。「ーに居り」ー・よそ【天の余所】すっかり疎遠にな枕 ) あまのくめ・の・みこと【天久米命】天孫降臨の時、天忍 あまの【天野】姓氏の一。ー・さたかげ【天野信景】江戸万代冬「ー誰かすゑけむ」ー・たけち【天の高市】高っていること。非常に冷淡なこと。 日命らと刀や弓矢を持って先駆したという神。久米 中期の国学者。尾張藩士。随筆「塩尻」のほか「伊勢天原で諸神が集会したという所。また、高天原の市。あま・の・いさり【海人の漁火】 ( 古くはアマノイザリと 大神宮参詣記」などの著がある。 ( 、 ー , ていゅう神代紀上「八十万の神をーに会 0 騁しへて」ー・たむも ) 漁夫が漁をする時にたく火。万一五「ーはともし直 ( 2 ) らの祖とする。 あまーのーこ【海人の子】①漁夫の子。万五「漁翁さ ) する % 【天野貞祐】哲学者・教育者。神奈川県生れ。京大さけ【天の甜酒】甜酒 ( ) の美称。ー・たりよ【天の合へり見ゅ」 卒、同教授。一高校長・文相を歴任。著「道理の感覚」足夜】満ち足りた良い夜。万一三「夢 ( しにだに逢ふあまのいぬかい・の・すくね・おかまろ嬲北 : 【海大養宿ーどもと人はいへど」②遊女。和漢朗詠集「白浪の [ 案摩の面 1 〕

9. 広辞苑 第三版

だ」↓かみさま 解した液 ( 紙料 ) を貯える水槽。すきぶね。かみぶね。かりして神託・占いをすること。「だあり」は祟 0 ) りかみ・つち【紙土】鋳型に用いる珪砂と粘土と和紙の混 かみ・しニ紙治】紙屋治兵衛のこと。 合物。繊維によって強靱性が加わり、鋳型の亀裂を かみ・すき【髪梳】①髪をすくこと。また、それを業とすなわち神の示現を意味する語か。 「大社に集まること。 かみしいは・ダムヒニ上椎葉ー】宮崎県北部、耳川上流する人。②歌舞伎の出法の一つで、女が男の髪をかみ・たいどころ【上台所】貴人の奥向きの食物を料理防ぐ にあるアーチ式発電用ダム。一九五五年完成。付近すきながら愛恋・愁嘆の情を示すこと。 する所。一代女四「御ーの御次に居て、見えわたりたかみ・つとい髟【神集】旧暦一〇月に、諸国の神が出雲 は民謡「ひえっきぶし」に歌われる椎葉の里。 かみーすき【神杉】↓かむすぎ る諸道具を取さばきの奉公」 : 下台所 かみ・つど・うドニ神集ふ】一自四・他下一ュかむつどう かみー ? ふさ【上総】↓かずさ。〈和名抄五〉 かみ・しお % 【紙塩】料理で、魚の切身を和紙でおおい、かみ・すさ【紙寸莎】紙を原料としたすさ。かみった。かみ・だし【髪出】↓かみいだし 塩をかけ水で湿して味をなしませること。また、そかみ・すじ ( 一ス【髪筋】①髪を梳 ( す ) いた櫛 ( しのあと。②かみ・たすけ【神助】神のお蔭で、不思議に危難からたかみ・つふし【噛潰】噛潰錘の略。ーーおもり【物潰錘】 のもの。 髪の毛。③極めて僅少なたとえ。竹斎「又人により すかること。 「「ーも不便さから」釣のおもりの一。割目をつけた鉛の粒で、割目に糸 かみ・した・く【噛みしだく】一他かみくだく。かみ智慧はー程も無くて」 かみ・たたき【神叩】神に祈り乞うこと。浄、傾城恋飛脚をはさんで噛みつぶしてとめる。物錘 ( ) 。 つぶす。 かみ・すつみ【紙包】紙で包んだもの。 かみ・たち【紙裁】①紙を裁ち切ること。また、それをかみ・つふ・す【噛み潰す】一他四〕①噛んでつぶす。物み くだく。「苦虫をー・したよう」②言いたいことや笑 かみ・したく【紙仕度】紙の用意。涙をぬぐう準備。河かみ・すな【髪綱】毛髪を集めて綯 ( な ) った綱。大きな職業とする人。②紙裁庖丁の略。ー・ぼうちょうわ 東、隅田川舟の内「一つの哀の候を語って聞かせ申さ棟木をひきあげるのに用い、また、碇綱 ( り ) などに【紙裁庖丁】紙を裁ち切るのに用いる庖丁。かみたい・あくびなどをじっとこらえる。「あくびをー・す」 したという。 ん。ーして聞き給へ、涙がやがて出ませう」 L ち。かみーっふて【紙礫】紙を固く丸めてぶつけるもの。 かみーたて【神楯】神事に供する楯。 かみ・つ・みち【上っ道】古代、大和平野を南北に貫く三 かみ・しそ【紙垂・紙四手】紙で作ったしで。 かみ・すり【剃刀】「かみそり」に同じ。 かみーたて【髪立】「髪置き」 1 に同じ。 かみ・しはいニ紙芝居】物語の場面を連続的にかいたかみ・すり与【上づり】上気 ( ) して判断がっかなくなかみ・たな【神棚】家の中で、大神宮などの神符を祭る道の一。中っ道の東四里、山の辺の道の西で、北は奈 絵を、順次一枚ずつ出して劇的に説明するもの。携ること。のぼせあがること。傾城武道桜「酒がすぎ棚。 「しい時のー」良坂、南は桜井から南西に山田の道を経て藤原京南 帯用の小舞台に切抜き絵の人形を立てて操るのもあると我を忘れーな調子に大へいをさばき」 かみ・たのみ【神頼】神に祈って加護を願うこと。「苦京極に至る。 : 中っ道・下っ道 る。もと飴売りが客寄せに街頭で演した。画劇。 かみ・す・るル・ ' 【上づる】一自四一のぼせあがる。上気かみ・タバコ【噛煙草】噛んで香気を味わう煙草。押しかみ・つ・ゆみはり【上っ弓張】上弦 ( う ) に同じ。 かみ・じま【神島】蓬莢山 ( 2 麓 ) 1 の別称。 しする。浄、鑓権三「気はー・りはお留主を念がけ固めた葉に香味・色などを加えて菓子状にしたもの。かみ・つ・よ【上っ世】大昔の時代。上代。上古。 かみ・し・む【神しむ】↓かむしむ かみ・たれ【髪垂】 ( 髪を切ることを忌んでいう語 ) 「うぶかみ・ ? よほろ【上っ丁】諸国から奉る壮丁 ( ) 。万 二 0 「足柄の下の郡 ( 」お ) のー丹比部の国人」 かみーし・める【噛み締める】〔他下二図かみし・む ( 下かみするーおんな芻【上する女】上方の遊里で、揚屋のぞり ( 産剃 ) 」に同し。日葡「カミタレノイワイヲス カミツレ〔植〕カミルレの訛。 二 ) ①力を人れてかむ。くいしばる。②よく味わ座敷に出て客席の世話をする女。男の場合は「上すル」 かみ・て【上手】①上 ( せの方。上座の方。②舞台の向 う。玩味する。事の趣を深く考える。「言外の妙味る男」という。一代男六「ーに心を合はせ小座敷に人か・みつけワ【花蜜】花の蜜腺から分泌する甘い液汁。 をー・める」 りて語りぬ」↓かみ ( 上 ) ①ー〇 か・みつけワ【過密】①精密すぎること。童子問「公穀のかって右の方。 : しもて ( 下手 ) かみーしも【上下】①上と下。上の部分と下の部分。源かみーせい【紙製】紙でつくってあること。 二伝は深刻ー、殆ど隠語を解するがごとし」②人口かみ・テープ【紙ー】紙製のテープ。 末摘花「ーひとしく書いたまへり」②上位と下位。土かみ・せきばん【紙石盤】ポール紙に金剛砂や軽石 ( ) などがある地域・範囲に集中しすぎていること。「ーかみ・そっぽらウバ【紙鉄砲】①玩具の一。細い竹筒の両 端に濡らしてまるめた紙のたまを詰め、一方のたま 佐「ありとあるー、童まで酔ひしれて」③和歌の上のの粉と獣炭とをまぜたものを塗って、石盤の代用と都市」 : 過疎 句と下の句。④上下ととのった衣服。④衣 ( い ) と裳したもの。 かみ・つ・え【上っ枝】↓かみつえだ。藻塩草「かみつ枝を棒で筒内におしこめば、空気の圧力で、他方のたま が音を発して飛ふもの。突鉄砲。②折り紙の一。新 : かみつえともいふ」 ( も ) 。上衣と袴。◎平安時代、狩衣・水干・直垂 ( ) のかみーせせり【神せせり】「かみいしり」に同じ。 類と袴との、染色の上ト同しもの。 6 江戸時代の武かみ・ぜに【紙銭】①紙幣の古称。札 ( 0 。②紙で銭形かみ・つ・えた【上っ枝】①上の方の枝。ほっえ。② ( 兄聞紙などを三角形に折り込み、一端を持って打ち振 士の社装。同じ染色の肩衣と袴とを紋服・小袖の上を作ったもの。祭事に神に奉り、または六道銭とし弟姉妹を枝にたとえて ) 兄または姉。拾遺雑「おほると音を発するようにしたもの。 けなくーをばさしこえて」 かみ・どいやいニ上問屋】上方専門に取引する問屋。五 に着るもの。麻上下を正式とする。裃 ( ) 。↓継ぎて死人に添えて埋める。 上ド 「ける。かみ・そうしゥニ紙障子】「かみしようじ」に同じ。狭衣かみつかさ・しようけんゥニ上司小剣】小説家。奈良の人女二「其後は北浜の備前屋といふーに季を重ね」 ーを脱ぐ四角ばった態度をやめる。気楽にうちと 三「侍りける所も取り払ひて、ーに昨夜の御衣をなん人。読売新聞記者から作家となり、自然主義的傾向 かみしーやまな【神路山】三重県伊勢市の内宮南方の掛けてさぶらひつる」 「草履。から次第に社会主義的傾向に転じた。作「鱧 ( じのかみ・とうしん % 【上唐人】素姓 ( 界 ) の知れない上方の 人。浄、博多小女郎「表の間借り切ったー」 山。一名、天照山 ( し。 かみーそうりゥニ紙草履】縒 ( よ ) った紙を編んで作った皮」「新聞年代記」など。 ( ~ 3 ) かみ・しようしウ ) ャ【紙障子】紙を張った障子。あかりかみ・そぎ【髪削】髪の先をそろえて削ぐこと。「ふかかみ・つ・かた【上っ方】①上の方。かみに当る方。②かみ・とおり【上通】市街などで、中心地の方にある 「〈霊異記上訓釈〉 しようじ。かみそうし。 : 澳 ( 」す ) 障子 そぎ」または「びんそぎ」をいう。新撰六帖六「卯月の京都で、御所に近い、北の方。栄華初花「ーにさべき御街路。 かみ・とき【霹靂】 ( 雷解きの意 ) 雷の落ちること。落雷。 さまにと、おきてきこえさせ給ふ」 かみ・しょちゅう【上女中】奥向きの用事を勤める女けふのーは」 中。奥女中。 : 下女中 かみ・とけ【霹靂】「かみとき」に同じ。へ和名抄二〉 かみ・そり【剃刀】 ( 「髪剃り」の意 ) ①頭髪・髭 ( しなどをかみ・つき【髪付】髪の結いぶり。かみかたち。 かみーしんしん【神信心】神を信心すること。 剃るのに用いる鋭利な刃物。こうそり。②才気鋭くかみ・つ・く【物み付く】一他四①噛んで離れずにいる。かみ・どこ【髪床】「かみゆいどこ」に同じ。 かみーどころ【神所・神地】↓かむどころ かみ・すかい【紙遣】紙の色合などに心を用いるこ果断な人をいう。③ ( 僧の隠語 ) 鮨 ( じ。ー・がい食いつく。② ( 議論などで ) くってかかる。 と。源浮舟「さばかりめでたき御ー」 かみとの・もり【神殿守】↓かむとのもり 【剃刀貝】マテガイの別称。ー・かふれ【剃刀気触】剃がみ・つ・く〔自四』がみがみ言う。 かみ・すかさ【主神】↓かむずかさ 月で剃った後に皮膚に生ずる小さい炎症。ー・ど【剃かみ・つけあい三・【紙付合】遊戯の一種。唾などで紙をかみ・とも【神部】↓かむとも かみーすかさ【神司・神官】↓かむずかさ 刀砥】剃月を研ぐための砥石。ー・とぎ【剃刀研】剃額につけ、その一端を目のあたりまで垂れて、これをかみ・とものおヲ【神部・神伴緒】↓かむとものお 息で吹き落しあうもの。 かみ・とわし気【神問はし】↓かむとわし かみーすかさ【神祇官】「しんぎかん」ーに同し。 刀を研ぐこと。また、それを職業とする人。 かみな【寄居虫】ャドカリの古名。ごうな。〈本草和名〉 かみ・すき【紙漉】紙をすくこと。また、それを業とする ーの刃を渡る危険な行動のたとえ。 かみー ? けの【上毛野】「けの ( 毛野 ) 」参照。 人。ー・うた【紙漉歌】紙をすく時に歌う民謡。 かみ・た【神田】神社に属する田。為家集「きのふこそかみ・つ・せ【上っ瀬】川上にある瀬。万一七「泉の河のかみ・なが【髪長】① ( 斎宮の忌詞 ) 僧。②婦人をいう 語。五人女五「明暮若道 ( く ) に身をなし、弱々とし ーの早苗いそぎしを」 ーにうち橋わたし」 : 下っ瀬 き【紙漉機】抄紙機 ( はリ ) のこと。ー・ふね【紙漉槽】 四九五 かみしーーかみなか

10. 広辞苑 第三版

・びき【神田引】江戸時代、神田の田柤を減免したじんてんあいのうしよう【塵添墸嚢抄】「墸嚢鈔 ( 2 ーを減却すれば火もまた凉し ( 織田勢に武田が攻め ( な ) の大道に立って人々を導き、諸教を大成する ことを唱え、多様な民間の教会・講社を結集した。一 ー i) 」参照。 滅ぼされた時、僧快川が、火をかけられた甲斐の しん・ぞん【神伝】神から伝えられること。神授。 しんてんーおう % 【信天翁】↓あほうどり 八七九年 ( 明治一二 ) 平山省斎の創始。ーーゆいいち 恵林寺山門上で、端坐焼死しようとする際に発した ーり - ゅ・つ しん・そん【神殿】①神を祀る殿舎。②宮中三殿の一。じんそん・ごう蒡 = 【塵点劫】〔仏〕きわめて長い時間。塵偈げ。また、唐の社荀鶴の「夏日題悟空上人院」の詩きよう % 【神道唯一教】吉田神道に同じ。 賢所 ( しの東にあって、旧八神殿の祭神並びに天神劫。「五百ー」 中に同意の句がある ) 無念無想の境地に至れば火さニ神道流】剣道の一派。下総国香取郡の人飯篠長威 地祇を鎮祭する殿舎。ー・さい【神殿祭】宮中の大祭しんそん・すム心電図】 (electrocardiogram) 電極を手え涼しく感じられる。すなわちどんな苦難に遇って斎家直の創始といい、一羽流・有馬流などの分派が多 の一。春分・秋分の日に、天皇が旧八神殿祭神と天神足・胸部に着けて、心臓の収縮に伴う活動電流ないし も、その境涯を超越して心頭にとどめなければ、苦難い。 地祗とを祭る。 しん・とう【唇頭】くちびるのさき。くちさき。 活動電位の変化を記録したもの。心臟疾患の診断にを感じないの意。 しんーとう【浸透・滲透】①しみとおること。しみこむこ しん・てん【秦甸】中国の秦の王都付近の土地。広々と用いる。記録装置を心電計という。 しんーとう【津頭】渡し場。渡し。津渡。 と。② (osmosis) 濃度の異なる溶液を、半透膜で境す して遠く遥かなさまをいう。金刀本保元「かのーのしん・てんち【新天地】その人にとって新しい天地。こしん・とう【神灯】神に供える灯火。みあかし。 れから切り開いていく新しい世界。 一千余里」 しん・とう【神統】神の系統。神の子孫。ー・き【神統記】るとき、溶媒がその膜を通って濃度の高い溶液側に しんそん・りゅうウリ【神伝流】水泳術の一派。古い歴史 ( ( heogony ) 多神教において神々の発生してきた系統移行する現象。ー・あっ【浸透圧】半透膜の両側に溶 しん・ぞん【深殿】おくふかい御殿。 液と純粋な溶媒とをおいた時、両側に表われる圧力 しん・そん【寝殿】①天子の平素起臥する宮殿。南殿。があり、現在も行われている。泳法に真・行・草の三を明らかにしようとしてまとめたもの。神統系譜。 ②寝殿造の主要な建物で、中央にあって主人が居住体などがある。遠泳に適する。 しん・とう % 【神道】 ( もと、自然の理法、神のはたらきの差。溶液の濃度が小さい場合には、その濃度と絶 の意 ) わが国固有の民族信仰。祖先神への尊崇を中対膃度に比例する。 し、客賓に応接した所。おもてざしき。正殿。 しんーと【身図】一身上のはかりごと。 すくり【寝殿造】平安・鎌倉時代の貴族住宅の形式。しん・と【信徒】その宗教を信仰する者。信者。 心とする。古来の民間信仰が、外来思想である仏教・しん・とう % 【深悼】ふかくいたむこと。 中央に南面 儒教の影響を受けつつ成立し理論化されたもの。平しん・とう % 【軫悼】天子がなげきいたむこと。 しん・と【津渡】わたし。わたしば。渡津。 東門宿 して寝殿を しん・と【神都】伊勢神宮の在地である宇治山田 ( 今の安時代には神仏習合・本地垂迹 ( ) があらわれ、両しんとう % 【慎到】中国、戦国時代の趙の学者。黄老の 侍ロ ロ車 東中門町 建て、その 伊勢市 ) の異称。 部神道・山王一実神道が成立、中世には伊勢神道・吉学を学び、道家の無為の意を根本として説いた法家 左右と背後 しん・と【新都】あらたに定められた都。新京。 : 旧都田神道などが起り、江戸時代には垂加神道・吉川神道の書「慎子」 ( 一二編 ) を著わしたというが、いま五編 遣水 に対屋 ( ) しんーと【新渡】 ( シンドとも ) 外国からあらたに渡来しなどが流行した。明治以降は神社神道と教派神道を伝えるのみ。 ( 神道十三派 ) とに分れ、前者は敗戦まで政府の大きしんーとう % 【新刀】①新たに鍛えた月。あらみの刀。 を設け、寝 造たこと。また、その物。いまわたり。しんわたり。 殿と対屋は 殿太平記三九「ーの唐物等」↓古渡 ( 綉 ) ・中渡 ( わ ) な保護をうけた。かんながらの道。ー・ごふしょ【神②慶長以後の製作の刀。国広を最初の名工とする。 : 古刀 廊で連絡し、 道五部書】伊勢外宮の神官が、平安時代末から鎌倉 寝しん・と一副ひっそりと。「ー静まりかえる」 寝殿の南、 しんと ( 関西方言 ) ( 「心労」の転か ) くたびれること。時代初期にかけて、古人に仮託して偽作した五部のしん・とうウタ【新党】新たに結成した政党・党派。 中庭を隔て 「おお、ー」ー・い一形ズ関西方言 ) くたびれている。書。「天照坐伊勢二所皇太神宮御鎮座次第記」「伊勢しん・とう % 【震盪・震蕩・振盪】ふるい動かすこと。ふ ド金池 て池を作り つらい。くるしい。浄、源平布引滝「ー・い時はこの二所皇太神御鎮座伝記」「豊受皇太神御鎮座本紀」「造るえ動くこと。 西中門町 ロ ロ 伊勢一一所太神宮宝基本記」「倭姫命世記」の五部で、外しん・とう【親等】親族関係の親疎を測る単位。直系親 中島を築き、 ぬるでや紅葉を見て、くたびれを休みやいの」 池に臨んで しん・ど【心土】表土の下層の土壌。耕耘 ( % ) が及ばず、宮の地位を内宮の上におく意図の下に、両宮の由緒では、親子の間を一世とし、その世数によって定め ーしむる。親子は一親等、祖父母・孫は二親等。傍系親で 釣殿を設ける。邸の四方に築垣を設け、東西に門を風化が不十分で有機物を含まない。 : 作土。ー・はを述べたもので、後に伊勢神道の基となる。 開く。中庭と門との間に中門を設けて出人の用に供さい・き【心土破砕機】心土を切削して亀裂を人れ、きよく【神道事務局】一八七四年 ( 明治七 ) に設立したは、それそれの共通の祖先までの世数を合計して算 神道の半公的機関。神官教導職と神道系宗教の教職出する。兄弟は一一親等、従兄弟は四親等。 する。寝殿・対屋は周囲に蔀戸 ( 社 ) を釣り妻戸を設透水性をよくする農業機械。サプノイラー け、室内は板敷とし、簾・壁代 ( ) ・几帳 ( ) ・上畳・帳しん・ど【神奴】神社に隷属した賤民で神社の労伎に従者を結集。八四年神道本局に改編。ー・しゅうさんしん・ど - っ【伸銅】銅・真鍮 ( ち ) などを圧延や押出しの ったもの。かみやっこ。 台などを用いた。 ばけフ【神道十三派】「教派神道 ( ) 」参照。ー・しゅ方法で、板・棒・管・線条などに加工すること。「ー品」 しんーてん【新田】新たに開墾した田地。特に江戸時代しんーと【深度】深さの度合い。 うせいは ) ウ【神道修成派】もと教派神道の一。古事しん・どう % 【臣道】臣下の守るべき道。 記の「修理固成」と日本書紀の「光華明彩」に則り、八しん・どら【神童】才知のきわめてすぐれた児童。 のものをいい、中世以前には墾田 ( 新 ) という。開翁しんーど【進度】進行の程度。はかどり。はか。 百万神を祀って、人は神から受けた心魂を愛養し、忠しん・どう【神道】①神。神祇。②中国で、墓場への •) 。新開 ( ) 。 : 本田 ( 践 ) 。ー・かいはっ【新田開発】しんーど【瞋怒】 ( 「瞋」もいかる意 ) いかり。はらだち。 ーーひ【神道碑】死者の生前の功徳 用水・堤防・干拓・埋立による原野・三角洲・潟湖・海岸しん・ど【震度】人体が受ける感覚、建造物が受ける影孝の道に励むべきものとする。教義には儒教色が濃道。墓道。墓門 、富士・木曾御岳の山岳信仰の講を主な基盤としを頌するため、その墓道に建てる碑。中国に多く、日 の耕地開発。土木技術の発達と一円的な土地所有の響などの程度により、ある場所における地震動の強 成立に伴って、近世には代官見立 ( ) 新田・町人請負さの度合を等級に分けたもの。日本では無感地震・た。一八七六年 ( 明治九 ) 新田邦光の創始。ー・しれ本でも三条・岩倉・大久保ら明治功臣の墓場道にあ 新田など大規模の開発が進み、また個々の農民の切徴震・軽震・弱震・中震・強震・烈震・激震の八等級に分い【神道指令】一九四五年一二月にが日本政る。 府に発した、国家神道の禁止と政教分離の徹底的なしん・どう【振動】①ゆれうごくこと。ふりうごかすこ 添 ( ) も盛んに行われた。幕府も大名も農政上これける。 を奨励した。ー・けんち【新田検地】江戸時代、新田開しん・ど【震怒】はげしく怒ること。天神または天子の実施を命じた指令。ー・たいきようウケ【神道大教】教と。②物体が一つの中心のまわりを、ほぼ一定の周 発の場合、一定の鍬下年期 ( 竣 ) を過ぎたあと、村高怒りにいう。 派神道の一。もと神道本局。明治初年、神官教導職期をもって、ゆれ動くこと。また、電磁場・電流の強 に結ぶために行なった検地。 じんーど【人奴】人に使われる男。どれい。しもべ。 の組織としてつくった神道事務局の後身。一八八四さで、或る量が一定値を中心に同様な時間的変化を しんーそん【新殿】新たに建造した御殿。 じん・ど【塵土】①ちりとっち。ちりと土ぼこり。転年 ( 明治一七 ) 「神道」の教名で東京に本局、地方に分する場合にもいう。↓単振動。ー・すう【振動数】振 じて、ねうちのないもの。②けがれた此の世。また、局・支局を設け、多数の付属教会を傘下においた。宮動において、単位時間内に同じ状態の繰り返される しん・そん【震電】かみなりといなずま。 中三殿奉斎の神霊を祀り、惟神 ( 既な ) の大道の宣揚を回数。主に単振動についていう。単位ヘルツ。周波 しん・てん【親電】一国の元首が自らの名で発信する電国土。奥の細道「かかる道の果 ( 3 ) ーの境まで」 ーた数。 「道 報。 しんーとう【心頭】こころ。心の中。念頭。「怒 ( ) ーに目的とする。一九四〇年神道大教と改めた。 発す」 いせいきような【神道大成教】教派神道の一。惟神しん・どう【新道】新たに開いた道。しんみち。 : 旧 しん・てん【人天】↓にんてん しんてんーーーしんとう ・日 0 日川 北ー 北対 島 中