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検索対象: あの世の話 (文春文庫)
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1. あの世の話 (文春文庫)

備えるということも大事です。 また、それだけでなくて、やはり、死後の世界があるということを知ったな らば、やはりその生き方というのはどういう生き方なのであるかということを、 やはりもっともっと考えていかなければいけないと思います。そうしますと、 この世の価値観というのは大分変わってくると、私は思うんですけれども。 佐藤そうですよね。 江原やはり、最終的には、この世の中がどうなれ、 。しし力とい , っこと ) 亠丐 , ん ますと、物質主義的価値観からいかに遠のいていけるかということが大事です。 物質的価値観のもとでは、自分というものが肉であるとするならば、自分以外 は他であることになります。他であるということは、人のものを取ってでも自 分のものを得ていきたいという考え方につながっていく。それを、やはり霊的 価値観に移しかえるということが、ほんとうに世の中を幸せにする、また、自 分自身を幸せにする道だというふうに、私は考えます。

2. あの世の話 (文春文庫)

江原織田さんの場合はどうかわかりませんけれども、私は、例えばあのよう に浄霊とか除霊とかっていうようなことをしなくても、その前にやはり背後霊 からビジュアルな形だとか、または声で教えていただけますので。 今の霊能者においては、やはりここはしつかりしなきゃいけないと思うんで すけれども、根拠と = 一一口うんでしようか、霊がついた根拠というもの、またその 証月と言うんでしようか、それをしないといけませんね。 と一一一一日 ただ、やたらとついているとか、こういう因縁があるとかいうのではなくて、 これこれこういう人がいて、こういう事件の流れがあって、そしてその思いが 聞 ¥今このようにしているという根拠をしつかり出さないといけないと思うんです。 本 それでないと、やはり理解は示されないと思うんです。でも、その辺はやはり 者 細かく霊査という形で背後霊が声を出してくれます。それは必ずその方にも思 章い当たることだとか証拠になることがあるはずなんです。 佐藤背後霊が出してくれるというのは、その人の背後霊がしゃべるんです

3. あの世の話 (文春文庫)

136 ですから、そういう部分で、このおじいさんという方は、佐藤家のことをま ず考えていらっしやるようですけれども、それ以外に、やはり世の中に与える 影響というのは、今、自分でそういうことを通して普及していきたいというふ うに思っていらっしやるようですね。 佐藤ああ、そうですか。 生き方というもの。その人の生き方。ですから、佐藤さん自身、 江原は、、 人の生き方というものに、とても最近興味を持っていませんか ? 佐藤ええ、全くそうです。 江原どのように生きるということが、やはり一番幸せなんだろうかというこ とですよね。それを、やはり先生の体を通して訴えようとしているところがあ ると思うんですよ。 佐藤ああ、そうですか。でも、神仏は全く信じない人だったんです。 江原と思いますね。とても頑固な方だったようです。

4. あの世の話 (文春文庫)

佐藤現世にいるときにね。 江原ええ、現世にいるときはそうだったと思うし、また、そのほかの人たち も、やはりこれが類魂だと思うんです。やはり似た魂が寄り集まる。ですけど、 佐藤家の皆さんも前世は別ですよね。皆さんそれぞれ違うんですよね。 佐藤そうそう。 江原でも、なぜ同じような気質が集まったのかと、やはりそれは類魂だから 9 だと田 5 います。 佐藤それでも何か理由があるんでしようね。そういうものが集まってくる理 出 由というのが。何か因縁でしようかね ? 江原ええ。自分自身がそこの場において、それをいろいろ苦しむこともあっ 蟻たでしようし、そういったことを感ずる、そして魂を浄化する目的であると思 嶂いますね。 これ、因果律とかの話をするのはとても難しいんですよね。

5. あの世の話 (文春文庫)

すわね。寺坂先生にお会いになって以後何年ぐらい : 江原十五、六年ですか。ほんとうに心霊的な部分で、ある程度人様とお話を させていただくようになったのは、始めてから三年くらい経ってからです。そ れより前はやはり自分自身の修行の部分が強いですから。 仏教的なこともやりましたし、また、私は神道の修行もしまして、神主にも なって、神主として働いておりました。それも、私がなりたいと思ってなった わけではなくて、それは師からの勧めで、やはり現世の中で生きていくには霊 能者という肩書ではいけないと。それではやはり信用がないと。 ですからあなたは神主という資格を取って生きなさいということで、私は神 主の資格を取ったりしました。

6. あの世の話 (文春文庫)

ったですねえ。 江原ほんとうにあったかどうかは別ですけど、やはりわが子がかわいかった んじゃないでしようか。異常として見るということはしなかったです。私の姉 もやはり少し霊能があったものですから。 佐藤で、ご両親はおありになった。 と江原霊能はなかったです。ただ、私の祖母と言われる人がやはり霊能があっ たたほうです。 佐藤それじゃ、ご両親も少しは、なれていらっしやるわけですわね。じゃ、 音お祖母さんの血を引いたんだろうということに。 本 江原いや、でも相当苦しんだようですけども。幼稚園ぐらいのときは真っ黒 者 な太陽を描いたり、すべてがゆがんだ異次元的な絵を描いたり、おかしな絵を 章描いて呼び出されるとか、とにかく呼び出されることが多かったようですから。 佐藤それで、そのときは自分じゃ何だと思ってらしたんですか ?

7. あの世の話 (文春文庫)

きてるんじゃないでしようか ? 江原ええ。つい最近ですか、テレビで人工授精や、代理母の問題とかをやっ ていましたけども、あれはまさに心霊的に考えましたらば危険な事だと思いま す。赤ちゃんが欲しいという気持ちはわかりますが、代理母までは賛成できま せん。 佐藤そうですね。 江原それも、やはり物質主義的価値観に陥ってしまっているんじゃないかと 思うんですけども、やはりその一方で、親のない子もいるわけですよね。です から、自分個人の持ちもの、または、自分ということだけに執着するからこそ、 自分のおなかをかえてまでも自分の子が欲しいと。 でも、全人類が霊的家族であると思えば、どのようにしても子供が持てない のなら、親のない子供を引き取るべきであって、それもやはりめぐり合わせで 1 しょ , つ。

8. あの世の話 (文春文庫)

別生きている人間でもなかなか物わかりの悪い方だとかいらっしゃいますよね、 それがそのまま亡くなった場合には、やはりそのようになってしまうわけです。 佐藤じゃこの世の性格を向こうへ行っても引きずっているわけですね ? 江原そうです。死後の世界はそのまま平行移動ですから。この世でどうして も執着が強い方、我欲が強い方はやはり向こうへ行ってもそのまますぐサマー ランドには行けないわけです。 例えば、お酒に執着したりお金に執着した、人間関係に執着したという思い がそのまま残って憑依してしまう。 で、それを諭さなければいけよ、。 生きている人間でも諭すのは大変なんで すから、やはり同じです。亡くなっても諭すのは言葉でもって一生懸命、その ようなものじゃないということを示してあげなきゃならないんです。 佐藤そうすると、サマーランドから霊界へ進みますでしよ。そうしたらもう 再生ということはないんですね ?

9. あの世の話 (文春文庫)

ことしかないんでしようね。 やはり生きる目的を知るというのはとても大切なことだと思うんです。何の ために生きているのか、何のために自分が生まれてきたのかということをよく 知らなければ、この世のほんとうの幸せというのに到達できないんじゃないか と。 カントがそういうふうに言っていたように、そうだと思いますね。死後の世 界がなければ、この世の善悪はやはりないと思います。カントはそのようにず っと言ってきましたですよね。

10. あの世の話 (文春文庫)

霊能力が弱まるとき 佐藤霊と話をしたときに、向こうがでたらめを一一一一口うという心配はないんです 江原自分の背後霊の場合はありませんけれども、憑依している霊だとかはあ ります。そのような場合は私の背後霊が、おまえそれはうそだそとおっしやっ たりします。 佐藤しかし、霊能者によっては耳打ちをしない背後霊の場合もあるんじゃあ りませんか ? 江原それは私でもときどきあります。どうしてかと一言うと、やはり私の体調 とか心境とか、やはり生身の人間ですから、そのときどきの体調によりけりで