ピッタリとしたパンティと併用すればよいのではないかと思います。この着用感はかなり 不央ですが、恥をかくよりはずっとよいと思います。防臭のほうは、ヾ ノンツはよく洗って 干すほかなく、香水の香りはいつまでも残りました。 一応の実験を終わって、住所や電話番号が明記してあるパンツの製造元の東京工ンゼルに いろいろ伺ってみました。パンツのはき心地がよいのは、立体裁断によるもので、苦心の作 なのだそうです。見ばが悪くても、こんなにはき心地がいいというのは、今までワコールと かグンゼを、なんの疑問も持たずに使っていた身には、それこそショックにも似た思いでし た。花びらのように美しいのと、むさいことこの上なしというものの違いでした。 失禁パンツのメーカ 1 は、日本に十か所くらいあり、合計の年商は二百億円以上、高齢 化とともに年々売り上げは上昇しているそうです。 腹圧性失禁は、下腹部を引き締める体操、つまり放尿の途中で尿線を中断する、そのよ うな筋肉の動きを一日に何回も何十回もすることによって、早ければ一週間、おそくとも 半年くらいで効果が出るといいます。誰にも知られす、ひそかに実行できるこの体操に励 むのが、もっともよい方法のようです。体操のほかに手術もありますから専門医に相談し、 本格的な体操の指導を受けることも考えてみましよう。体操には、、 月道具もあります。 1 8 8
乾燥機でさえ、あんなに不快なのですから、これは問題です。 近ごろ、国産で小型の食器洗い機が各社から発売されてかなり売れているといいます。 その理由は、あと片づけは夫の仕事という共働き家庭の夫が買うのだそうです。 どれ , らし、冫 、舌用されているのかわかりませんが、 " 少量の食器なら手で洗うほうが簡単 ~ というのは事実のようです。
でいました。そこで塩素漂白をして、戸外でちょっと酢を加えるという、布地に悪いこと まで試したのですが、まだ、黒すみはとれません。私の知恵もここまで。あきらめて、乾 かしてからスプレーのりをかけ、アイロンをかけると : : なんと、輪ジミが出来てしまい ました。もう一度、水洗いすればとれるでしようが、精も根も尽き果てました。折から、 『洗濯の科学』の編集会議があったので、カーテンを持参してプロの先生方の意見を伺い ました。プロの診断は、綿レースの製造のとき、何らかの高分子加工をしていたため、大 気中の汚れを吸着したのだろう、ということでした。酢酸アミルや他の有機溶媒で処理す るほかないのでは、とのこと。そこで、困ったときは高橋さん。高橋クリーニングに郵送 しました。着いたと思ったらもうきれいになって帰ってきました。まるで、魔法使い。高 橋さんは、シャッと同じ洗剤液で六十度で四十分間加熱後、洗ったそうです。 「ええ、何にもとくにかわったことはしませんでしたよ」という返事。「ン、まあ " 【私 は声もありません。シミ抜きは、技術と経験とスチームガンや超音波を使って汚れをとば す器具など設備も必要です。またプロは、塩素や酸過炭酸ソ 1 ダ、ハイドロサルファイト を駆使し、それに加える熱と時間の割合など、経験にもとづく技術にたけています。結局、 家庭で出来るシミ抜きには限度があることを知りました。
へ向かう目抜き通り、ビルの玄関先を臨時に使ったのですから、通る人々が何ごとならん と立ち止まる、という有様。まずは五分間水をジャージャー流します。そのあとバケツで 洗剤液をかけ、コルダックという巨大な洗濯プラシでパルトビアン氏がこするわこするわ。 そのあと 、パルミという柄のついた刃物をねかせながらじゅうたんが含んでいる汚れた洗 剤液をしごきだしてゆきます。パルミは、ビル掃除のときに床の水を押しだすドライヤー というゴムペらがありますが、このゴムの部分が金属になったようなもので、グイグイこ すると下から鮮明なじゅうたんの柄が現れます。このあとまたシャワーですすいで、もう 一回洗剤液をかけてパルミでしごき、シャワーですすき 、、、ヾルミでしごき、また水をかけ てパルミでしごきます。それから満身の力を込めてタオルで水分を拭きとり、それを乾燥 させると出来上がり。時間は三十分ほどですが、本場の職人さんならばこそというカの入 れ方と仕上がりの美しさに見とれてしまいました。 洗剤液は、高級アルコール系洗剤で、ものによっては柔軟仕上げ剤を使うなど、じゅう たん洗いの常識どおりですが、イランでも合成洗剤を使う前は石けん液で洗ったそうです し、それより以前はやはり木灰、つまりアク汁で洗い、仕上げには酢を使ったそうです。 いずこも同じことをしていたのだなと、なんとなく徳川時代とアラビアンナイトが重なっ
弟子が何人かいますが、家計簿も手書きでノートに記入しておくほうが簡単で便利なんて いっています。ホームページの情報もインターネットのお世話になるほどのこともないよ うです。それからもう一つ、ワープロを調べているうちに、どうやら手で原稿を書けば、 それが活字になって出てくるのは、もう時間の問題のような気がしてきました。店頭にも、 まだ実用にはなっていないけれど、そんなワープロもありました。また、ローマ字入力が いっさいない、カナだけで入力するワープロなど、横文字アレルギーの人によさそうなの もありました。私の買ったルポはとてもシンプルでよけいな機能はついていません。使い 方も古いシャープのと大差なく、説明書もわかりやすいもので、この程度で十分です。 ョドバシカメラを、つろ、つろする、っちに、キヤノンのコピー機も新調することにしました。 うちには、二十年前に三十万円で買ったキヤノンのコピー機があります。この数年、なに かと具合が悪く、サービスマンにきてもらい、修理してもらっていました。サービスマン は「最近のはい、、 してすよ。第一小さくて、消費電力が少なくて」とすすめるのですが、使 い馴れたコピー機への愛着もあって、そのままにしてありました。娘はコンビニの裏に住 んでいるので、コピー機は家にあるのと同じ、といって自家用には持っていません。でも 孫息子が「自分専用のコピ 1 機があればなあーというので、新調する気になりました。 1 3 9
悪くなり、その結果、枯れたり、しおれたりするのです。そこで、次亜塩素酸ソーダを 少々加えて、バクテリアの発生を押さえてみました。「花びんの水を毎日とりかえ、その たびに茎を少しずつ水切りしてつめる」ということは、昔からいわれています。この昔な がらの方法と、漂白剤を加えた水とでは、漂白剤の水のほうが、水かえや水切りをしなく ても長くもっこともわかりました。しかし、入れすぎて葉が白くなったこともありました。 このころになってテスト用の花には、カーネーションよりバラのほうが適当であることも わかりました。また、二つの花びんは、漂白剤を入れたほうが、中の汚れが少ないことに も気がっきました。 花びんというのは、花が枯れたら水を捨て、水でちょいとすすいで、そのまま使うか、 しまっておくのが普通です。使ったあとはびん洗いでよく洗い、そのとき、洗剤やクレン ザーを使うようにという指示は一度も聞いたことがありませんでした。そこで、次には花 びんをさっと洗うだけ、漂白剤で消毒をして清潔にしたものに分け、今度は、ただの水で 水切りをしただけで試してみました。そうしたら、花びんを清潔に洗うだけで、もちがず っと理、つことにもスがっきました。 このころから、市販の生花延命剤も試してみました。延命剤には著しい効果があるので 1 9 4
・ : クリーニングトラブル かってニューヨークのドライクリーニングスクールに入学したとき、第一日目の授業で、 「事故さえ起こさなければ、クリーニングほど儲かる仕事はない」と聞かされました。そ して「誰しも事故を起こさないようにと心掛けていても交通事故が絶えないように、事故 は避けることはできない。となると、その対応がたいせつで、応対ひとつでお客を逃がし てしまう。ことに、紛失は注意をしなくてはいけない。紛失で一人の客をなくすと、ロコ ミで十人の客が逃げると心得なさい」といわれました。そして、保険会社とのやりとり、 衣類をいためてしまった場合、その責任は販売店、アパレルメ 1 カー、生地屋へと転嫁し てゆく方法などを習いました。また、クリーニングは、機械と道具さえそろえれば、あと はシミ抜きに多少の技術が必要なだけ、すべて簡単ということでした。洗う技術より、お 客を確保して儲けを多くする方法のほうが、重要なことであると教えられました。 だと思います。また、酸素系を使う前に茶しぶなどは酢で処理をしておくと一層きれいに なります。
日立と三菱が残ったのは、この二つは攪拌式洗濯機だからです。私は、洗濯機は、攪拌式 、パルセーター ( 噴流式 ) を使うタイプはどうも好きで か回転ドラム式のどちらかに限り はありません。 日立は、を買う前に十三年愛用し、とても満足していましたが、とうとう修理不能 になり、同じ型のものはもう日立にはなくなり、そっくりの洗濯機がだったのです。 このときも気がすすまないまま、高価なを買いました。今回の日立製洗濯機はステン レス槽で、ここにひっかかりました。というのは、私は日常は酸素系の漂白剤を使います が、ときには塩素系も使いますし、場合によっては塩素系と酸を併用することもあります。 全責任をわが身に負ってでも使いたいことがあります。ステンレスと塩素は一番相性が悪 いので、残念ながら諦めました。また、もう一つ、最大容量が六十三リットル、七キログ ラムの洗濯物をこの容量の水で洗うというのは、浴比の問題をどう考えているのでしよう。 私は五キログラムのものでも九十リットル以上の水ですすぎたいのに、みんな洗濯槽は小 さいのに、節水のせいか洗える量だけは多くなっています。 カタログには水の容量が記してないメーカーも多く、これならと思った三菱にも記され ていませんでした。 1 0 4
とです。 インディカ米は、熱湯でゆでて、煮たったらそのお湯を捨て、そのあと蒸らすのが西洋 人の炊き方です。炊くよりゆでるという感じです。食糧庁では、「洗ったあと三時間以上 水に浸して」と指導していますが、タイの在日大使館やタイ料理店では、洗ったらすぐに 炊くといいます。 まあ、よく洗って炊くと臭いはそんなに気になりません。ただ、炊き上がったまっ白な ごはんは、なんとなく旨味がないような気がするので、そこで、昆布だしを入れておいし くなったわけです。市販の炊飯用添加剤としては、業務用のものが出ていますが、その成 分は、リジン塩酸塩、アミラーゼ、サイクロデキストリン、グルタミン酸ソーダ、庶 糖脂肪酸エステルなどを組み合わせたもののようです。つや出しのために寒天やコンニヤ クも使われています。こういう添加剤を入れるのもよいでしようが、ちょっと調味料を入 れても結構おいしくなります。 もう一つ国産米で、袋炊きごはんもいろいろやってみました。これは、那須の農協のテ ストがもとになっています。銀座にあるお米ギャラリー に行くと、専用の和紙袋も、袋に 詰めたお米も以前は売っていましたが、 とても高くて手が出ませんし、今はもう売ってい 1 9 8
: ドライマークつき衣料が洗える洗剤 ドライマークのついた衣料が、家庭でも洗えることをうたったサンスターの洗剤ドライ アップを使ってみました。 ます、かなり汚れたカシミャのセーターを、左右にきっちりとビニール紐でくくり分け ました。ビニ 1 ル紐は、なるべく細い針金のように強いものを使い、対照にする片身頃は、 水が入らないようにポリ袋でしつかり包み込みました。このようにしたセーターを、指示 通り冷水に溶かした洗剤液に十五分間浸け込み、そのあとも指示通りすすいで、脱水・乾 燥させました。一方の洗い残した片身頃は同じように防水処理をして、ライオンの中性洗 剤アクロンと柔軟剤を使い、指示通りにぬるま湯で、なるべく手早く押し洗いしてすすぎ、 乾燥しました。両方とも人工汚染布を縫いつけて洗いました。 その結果、心わくわく紐をほどいて広げてみたら、サンスタ 1 の洗剤で洗ったほうは、 仕上げのアイロンがけをしなくても十分にふつくらときれいになっていました。ライオン の洗剤で洗ったほうは、押し洗いをしたウ 1 ル特有の、小じわではない、、 月山だか丘のよ うな状態になっていて、アイロンがけをしなくては着られませんでした。さて、人工汚染 かたみごろ