また 65 歳時の平均余命は 2060 年には男性 22.33 年、 女性 2772 年となり、高齢期は今よりさらに長くなって いく。 →推計値 88.68 89.55 ー 87.65 85.9 81.95 ー 80.93 79.44 2030 2040 2020 2011 90.29 2050 90.93 2060 ( 年 ) 資料 : 1950 年及び 2011 年は厚生労働省「簡易生命表」、 1960 年から 2010 年までは厚生労働省「完全生命表」、 2020 年 以降は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人 ロ ( 平成 24 年 1 月推計 ) 」の出生中位・死亡中位仮定による 推計結果。 ( 注 ) 1970 年以前は沖縄県を除く値である。 O 歳の平均余命が「平 均寿命」である。 平成 25 年版高齢社会白書全体版 ( 内閣府 ) 172
現在日本で一年間に各種介護サービスを受けてい る人の数は、なんと約 600 万人 ! 厚生労働省の階 資料から年齢別にどのくらいの割合の人が介護を受年 けているか見てみると ( 下のグラフ参照 ) 歳は男女ともわすか 2 % 台と意外に低い。 E 歳代後 合 半でもまだ川 % 前後だ。へ 1 、そんなもんなんだね。 圭ロ ところがやはり歳を過ぎたころから急にグラフ者 は上昇し始め、歳以上になると女性の 8 割、男性給 も 7 割近くが介護を受けているまあね、そりやそ険 、つだろ、つ それにしても、とかく女性は男性より長生きで元 気な印象があるけど、介護に関しては女性の方が受め けている割合が高い それから歳過ぎても男性の 5 割近くは誰の介護人 ・ 9 8 7 6 5 4 っ ) っ 4 1 81 .7 68.4 男女 48.5 50.9 27.4 32.0 65 ~ 69 歳 70 ~ 74 歳 75 ~ 79 歳 80 ~ 84 歳 85 ~ 89 歳 90 ~ 94 歳 95 歳以上 ( 「介護給付費実態調査 ( 平成 26 年度 ) 」厚生労働省 )
厚生労働省が発表した 年 2 014 年の簡易生命表による 4 と、日本人の平均寿命は、男。 ヾ 0 0 、 年女性が・ 8 性カ 8 ・ 5 年。今や 100 歳以上の老人 円 が 6 万人もいるというすごいこ 億 移 推 とになっている。 金 お 下のグラフは、今から 100 命 寿 3 年ちょっと前から現在まで、日 均 ま 本人の平均寿命がどう移り変平 ぬ 死 本 わってきたか示したものだ。 日 出 支 それによると明治時代半ばこ ろの日本人の寿命は、男性犯・ ( 年 ) 90 1891 年 ~ 1898 年 80 男性 : 42.80 年 女性 : 44.30 年 70 2014 年 男性 : 80.50 年 女性 : 86.83 年 60 1947 年 男性 : 50.06 年 女性 : 53.96 年 ー 1921 年 ~ 1925 年 男性 : 42.06 年 女性 : 43.20 年 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2 2 年 9 9 0 2 2 3 4 5 5 6 6 7 7 8 8 9 9 0 0 1 1 1 1 1 度 1 9 1 1 6 5 7 0 5 0 5 0 5 0 5 0 5 0 5 0 1 2 3 4 平成 26 年「簡易生命表」 ( 厚生労働省 ) より作成。戦前から 2010 年までは 完全生命表による、不連続 50 男性 女性 40 30 1 5
収入篇年金暮らしは気楽なモンた ! ? 国民年金受給者の平均年金月額の推移 平成年度老齢年金 54 , 682 23 年度 ( 49 , 632 ) 54 , 856 24 年度 ( 49 , 987 ) 54 , 622 25 年度 ( 49 , 958 ) 54 , 497 26 年度 ( 50 , 040 ) 新規裁定 50 , 013 ( 54 , 148 ) 51 , 088 ( 55 , 061 ) 51 , 511 ( 55 , 401 ) 51 , 063 ( 55 , 108 ) 通算 老齢年金 18 , 486 ( 18 , 486 ) 18 , 561 ( 18 , 561 ) 18 , 497 ( 18 , 497 ) 18 , 485 ( 1 8 , 485 ) 障害年金 73 , 816 ( 74 , 089 ) 73 , 479 ( 73 , 759 ) 72 , 607 ( 72 , 890 ) 71 , 995 ( 72 , 265 ) ( 注 ) カッコ内は、基礎のみ・旧国年の受給者について再掲したものである。 ここで「基礎のみ」とは、同一の年金種別の厚生年金保険 ( 旧共済組合 を除く ) の受給権を有しない基礎年金受給者をいう。 厚生労働省「平成 26 年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」 厚生年金保険受給者平均年金月額の推移 平成年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 ( 注 ) 老齢年金 ( 再掲 ) ( 再掲 ) 基礎または基礎または 定額あり 定額なし 80 , 509 76 , 790 77 , 934 77 , 556 通算 58 , 075 57 , 334 56 , 701 55 , 784 老齢年金 1 2 3 4 53 新法老齢厚生年金のうち、旧法の老齢年金に相当するものは「老齢年金」 に、それ以外のものは「通算老齢年金」に計上している。新法退職共済 年金についても同様。 「基礎または定額あり」とは、老齢基礎年金または特別支給の老齢厚生年 金の定額部分を受給している者をいい、「基礎及び定額なし」とは、新法 のうち、上記以外 ( 老齢基礎年金及び特別支給の老齢厚生年金の定額部 分を受給していない者 ) をいう。 遺族年金には、通算遺族年金を含まない。 平均年金月額には基礎年金月額を含む。たたし、平成 23 年度までは旧 農林共済組合に係る基礎年金月額を含まない。 厚生労働省「平成 26 年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」より作成
厚生年金は国民年金の 2 ・ 7 倍 もうひとつの資料は同じ厚生労働省作成の「平成年度厚生年金保険・国民年金事業の概 況について」。ここには 2014 年に実際に支払われた年金の額が報告されている ( 左の表 を参照 ) 。 それによると、 気になる平均年金月額は : 5 万 4497 円ー 遺族年金 80 , 424 ( 66 , 583 ) 80 , 534 ( 66 , 858 ) 80 , 194 ( 66 , 894 ) 80 , 404 ( 68 , 378 ) ( 年度末現在、 単位 : 円 ) 障害年金遺族年金 105 , 277 87 , 967 104 , 850 87 , 259 103 , 175 85 , 913 101 , 906 84 , 831 ( 年度末現在、単位 : 円 )
収入篇 9 ~ 10 12 ~ 13 13 ~ 14 14 ~ 1 5 15 ~ 1 6 16 ~ 17 17 ~ 18 18 ~ 19 19 ~ 20 21 ~ 22 22 ~ 23 23 ~ 24 24 ~ 25 25 ~ 26 26 ~ 27 27 ~ 28 28 ~ 29 29 ~ 30 30 ~ 年金暮らしは気楽なモンた ! ? 厚生年金を受け取っている人数を金額別で見ると・・ ( 平成 26 年度末現在 ) 年金月額 合計 万円以上万円未満 9 8 7 6 5 4 3 2 20 ~ 21 10 ~ 11 8 7 6 5 4 3 2 1 平均年金月額 ( 円 ) 総数 15 , 422 , 014 人 144 , 886 26 , 163 18 , 652 37 , 044 69 , 096 108 , 486 165 , 391 247 , 359 360 , 743 492 , 534 632 , 431 752 , 806 822 , 1 1 6 856 , 667 850 , 367 810,204 764 , 956 758 , 470 798 , 794 868 , 617 966 , 304 1 , 079 , 738 1 , 132 , 174 1 , OOO , 638 717 , 315 415 , 999 246 , 463 165 , 607 148 , 227 99 , 153 9 , 081 419 男子 女子 IO , 403 , 940 人 5 , 018 , 074 人 184 766 7 , 930 43 , 462 89 , 334 129 , 224 174 , 044 226 , 598 278 , 343 339 , 242 412 , 855 477 , 370 525 , 297 555 , 112 579 , 444 634 , 766 715 , 445 782 , 960 808 , 132 787 , 338 727 , 489 614 , 350 479 , 891 352 , 452 242 , 242 162 , 710 107 , 309 68 , 566 36 , 799 1 8 , 521 25 , 765 165 , 450 235 8 , 31 5 91 , 223 104 , 765 76 , 273 117 , 239 241 , 955 490 , 717 722 , 295 792 , 932 666 , 883 488 , 934 343 , 320 243 , 682 179 , 026 130 , 190 94 , 759 67 , 407 48 , 535 34 , 778 25 , 317 18 , 081 12 , 643 8 , 291 5 , 117 2 , 681 1 , 177 530 245 131 398 102 , 252 ( 注 ) 1 新法老齢厚生年金については、旧法の老齢年金に相当するものを「老 齢年金」としている。新法退職共済年金についても同様。 2 平均年金月額には、基礎年金月額を含む。 平成 26 年度厚生年金保険・国民年金事業の概況 ( 厚生労働省 ) 59
えっー 年金ってそんなに少ないの ? 国民年金、月額平均 6 万 5 千円 ! 「年金暮らし」と言う言葉には、気楽さと同時にど、つしてもわびしさがっきまとう。でも、 もはや私たちは、豊かな老後を送るためにそれがどのくらいわびしいものなのか、ビシーツ と現実を見つめ、老後を生き抜くⅡ決意を固める必要がある。 そこで 2 つの資料を紹介しよう。 ひとつ目は厚生労働省が発表した「平成年度の年金額改定について」という資料。ここ には、 1 頁目に、 2016 年に年金を受け取り始める場合の標準的な年金受給額のモデルが 掲載されている 0
日本の高齢者の就職率は世界 1 何歳まで働きたいですか ? 厚生労働省が幻歳以上の男女を対象に行った意識調査では、何歳まで働きたいかという 問いに対して、「簡歳まで」とする人が ・ 3 % 、「 8 歳まで」が四 ・ 6 % 、「 E 歳まで」が ・ 6 % 、「死ぬまで働きたい」人が 7 ・ 7 % 。それを合わせると老後も働きたいという人 は全体の肥・ 2 % を占めている さすが真面目な日本人という感じだけど、その理由の大半は「仕事に生きがいを感じてい るから」みたいな前向きなものではなく、「自分と家族の生活を維持するため」とか、「生活 水準を上げるため」とか、つまりはゼニを稼ぐためにやむを得ずということらしい。
やつはり年金だけじゃ : : : トホホ 女はつらいよ ン 前出の厚生労働省よる「平成年度厚生年金保険・国民年金事業の概況について」という モ 資料をも、つ少し見ていくと、そこにはさらにトホホな現状が見えてくる。 気 頁の表と頁の表は国民年金、厚生年金それぞれの男女別の平均支給額を比べたものだ。 暮 それによると国民年金受給権者の平均年金額は月額 5 万 4414 円なんだけど、男性の平 金 年 均年金月額 5 万 8218 円に対して、女性は 5 万 1455 円と低い 入 しかもだ、全体では 6 万円台を受給している人が一番多いんだけど、女性の場合は 3 万円 台からバラついているのが特徴。月 3 万円の年金じゃとても暮らせたもんじゃないわー 2 章′
本当に困ったらここに相談ー 誕生した第 2 のセーフティーネット 2015 年 4 月から生活困窮者自立支援制度がスタートしたのをご存じだろうか ? これは「最後のセーフティーネット」である生活保護を受ける前に、お金に困っている人 の自立を助ける「第 2 のセーフティーネット」なんて呼ばれている。 相談の窓口が全国に作られて「一人ひとりの状況に合わせた支援プランを作成し、ほかの 専門機関と連携して、解決に向けた支援を行います」と厚生労働省の資料にはある。 できたばかりで、まだありがたみは未知数だけど、自立に向けて家賃や住居を支給してく れたり、就労訓練をしてくれたりするらしいから、まだ働ける人は要チェック。 0 148