考え - みる会図書館


検索対象: 現代世界ノンフィクション全集23
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1. 現代世界ノンフィクション全集23

日々は充実して、忙しくすぎたが、宗教を忘れたわを起したことはなく、また友人が協力的で、私の頼み けではない。しかし、アチモタに移ったころから、私をいつも引きうけてくれたからだ。そのころ、私は弁認 はすでに宗教について、ロ 1 マ・カソリック教会が定論にも興味をもちはじめた。アグレイが死んだ直後、 めたものとはちがった考えをいだきはじめていた。私彼を記念して数名が集まり「アグレイの生徒の会」を は、教会へ行くことを義務づけるべきではなく、良心 つくったが、この会は事実上は弁論の場となり、会員 の問題とすべきだとかたく信じ、教会へ機械的に通うはあらかじめ準備をして、たがいに演説しあった。っ ことをやめはじめた。これが私たちの宗教生活を監督まり討論の会になったのである。討論は私にはひじよ していた人びとのあいだに問題をおこし、さっそく大 うに面白かった。ある見解に同意するしないを問わす、 僧正によばれて、私の非正統なやり方について訓戒を私はいつも少数派の味方になった。それによって討論 うけた。私は正直に、これが私の信念であること、だが長びき、ふだんは考えもしない意見をのべる機会が がもっと深く考えてみようと答えた。私はミサにはほ与えられたからである。私は、最初はどんなに不利な とんど出席しなかったが、寮で規則的に沈黙の時間を立場にいても、最後には私の便宜的に支持した考えに もった。その間は、私が友人と言葉を交わさす、友人反対派を屈服させ、討論を勝利のうちに終らせる場合 の言葉に耳をかそうともしないといって、友人たちはが多いことに気づいた。当時はむろん一つの竸技にす 憤慨していた。 ぎなかったが、のちにはこれがひじように貴重なもの 規律の上でも、宗教の上でも、悪い例をしめしたに になった。もしこの「おしゃべりの才能」がなかった もかかわらず、上級の学年を私はよい成績ですごした。ら、私の闘いは緒戦で敗れ、私たちの闘争の全部がむ 上級になって課せられた多くの問題を解決するのに困だについえたと思われるのである。 難を感じたことはない。 というのも、友人といざこざ 私の討論好きは「アグレイの生徒の会」にとどまら

2. 現代世界ノンフィクション全集23

って、国の自由という最終目的を獲得するのがおくれ 2 るのは欝だった。しかし刑をおえしだい、切断され た糸の端をふたたび拾いあげることはできよう。植民 十一幽囚の壁をこえて 地の闘争で、このような状態におかれた場合には、正 義というものが問題にならないことを、ずっとまえか 裁判は一週間はかかると思われ、そのあいだ私は留ら私は知っていたので、事件を弁護してもらうという 置場におかれた。留置場では仲間とどうやら顔をあわ考えは全然浮かばなかった。なんと弁護しても、裁判 せて共通の問題を討議することができた。しかし厄介官の考えから私と仲間が外されることを権力がゆるす だったのは、裁判所へ往復するために、ひっきりなしはずはなく、また植民地の政治というものが、どこで に呼びだされたことだ。その上、おおぜいの有名人をも結局は似たりよ 0 たりであることを知「ていたから おどしたり、こづいたりすることに喜びを感じる、感だ。 しかし、革命運動のなかから内乱の張本人をでっち 心できない数名の石守がいて、事態をいっそう悪くし た。これほど多数の政治犯をあっかったことはこれまあげるやりかたを知らない数名の仲間は、弁護士を頼 でになく、権力をしめす機会をえたことに有頂天になもうと、私に熱心にすすめた。これが金とエネルギー の完全な浪費におわることはわかりきっていたが、こ っていたのだ。 私は運命に自分を完全にまかせていた。今後私におれからつづく長い年月のあいだ、法律上の闘争をなに 一つやらなかったと仲間に思わせたくなかった。また こるかもしれないあらゆることを予想し、それを迎え 失敗しても、それを試みたということが、受刑中の彼 る心の準備をととのえた。これもまたまちがいなく、 私のはじめた闘争の一部だったのだ。むろん裁判によらの気持をすこしはらくにさせよう。

3. 現代世界ノンフィクション全集23

った。かてて加えて、人種的差別があった。この皮膚らはとある小さな田舎の飲食店に立ちより、戸外でタ の色が、馬鹿馬鹿しい話だが、ひどい侮辱の対象にな食をしたためたが、そこでニコの知り合いのフィデル 隊員でサンチャゴに行く一隊と会った。そこで二つの った。祖国の中に異国があるのは、もうたくさんだ。 テー・フルをくつつけて、ニコがみんなにビールと、牛 信念のほとばしりがアルメイダの心を引き立たせた。 明日の夜明け、戦闘がはじまる。戦闘には勝つ。おれ肉つきのコングリイ ( 米と小豆のま・せたもの ) を注文 は生き残る ! した。食事がすむと、ニコは椅子の上に巨体を横たえ て、ギターをリき、アダルベルト・ルアネスは、ハモ 「これが私の最初の誓いでした : : : 」 とアルメイダは私に語った。 ニカを吹いた。散歩をしているカウト・クリストの青 「のちに、シェラ・マエストラでも戦闘のはじまる前年たちは、ハバナからやってきた青年たちの陽気さに には必らず、この瞑想の時を持ちました。そして、戦感心した。 いは勝つ。おれは生き残ると思わないことは、ありま「われわれも散歩しよう」 せんでした。この考えが私に勇気を与えました。私はと、ニコが言った。彼はギターを車の中にしまって、 カリクスト・ガルシアといっしょに先頭に立ち、 死ということは考えもしませんでした。あたかも死と 撃 いうものが存在しないかのように : オ・カウトにかかっている橋のところまできた。そし カ て、そこを警備していた兵隊に近づき、しばらく、お バヤモでは、夜に入る前に「旅館」におちつかない ように、との命令が伝えられた。マリオ・マルチネスしゃべりをした。この橋はパヤモの戦闘員たちが「兵 口が運転してきた車が到着したときは、まだ時刻が早か営」を奪取したあと、占領する手筈になっていた。 スったので、乗ってきた戦闘員たちはカウト・クリスト パルマ・ソィアノの歯医者で、友人のテオドリオ・ ミッチェルをフィデルに送ったセレスチノ・アグイレ まで足をのばし、そこでタ食をとることになった。彼 9 9

4. 現代世界ノンフィクション全集23

段階ではアフリカや西アフリカの統一などというのはのなかの統一を維持するだけではなく、西アフリカの まだ考慮すべき問題ではないとして、各植民地がそれすべての植民地の団結をすすめることもできると思っ ぞれ自分で闘うこと、つまり他の領土とのむすびつきたからだ。 そのころ私は、合衆国内の社会学の二つの学派に興 とか協同などは考えずに、各人が自分の解放に全力を つくすべきだと主張した。これに対して私と黄金海岸味をもった。一つはフレイザー教授の指導する ( ワー の出身者は、領土内の団結ーーーっまり各植民地が自らド大学系の社会学者によって代表されるもので、もう の解放を考慮し計画するーーーという問題は、それが西一つはノース・ウエスタン大学の人類学教授・ アフリカの他の運動とむすびつけられないかぎり、最ヘルッコヴィッツ博士の指導する学派だった。 ( 後の勝利を達成できないと確信していた。領土の自由ド派はアメリカの黒人はアフリカとの文化的な結びつ が、究極には全アフリカ大陸の解放のためのパン・アきを完全に失っていると主張し、ヘルッコヴィッツの フリカ運動とむすばれないかぎり、アフリカ人および代表する派はアメリカにもアフリカ的な要素が残って 世界の各地に住むアフリカ出身者の自由と平等は望めおり、したがってアメリカの黒人はアフリカ大陸との 文化的な結びつきを決して失ってはいないと主張して ないと信じていたのだ。 いた。私は後者の考えを、そのときも、いまも支持し 西アフリカの統一という考えを、むろん私は強く支 伝持したが、これがアフリカ人学生協会の原則としてみているが、この派を応援するために ( ワード大学へ一 のとめられた。私たちはまた、学生が故国へ帰る場合に度出かけたこともあった。 国は、自分の国の政治活動と密接に接触しつつ、特定の大学での勉強とこれまでにのべたさまざまな活動の 地域を組織するために全力をつくして政治的に行動すほかに、私は時間をつくって、アメリカにある政治組 3 わ るよう指導した。このような活動によって、自分の国織のなるべく多くを知ることにつとめた。そのなかに

5. 現代世界ノンフィクション全集23

間を与えるためである。前方席のフィデルのそばにはナト・グイタルトの「道を開けろ、将軍閣下のお通り レイナルド・ べニテスが坐っていた ( 彼は胸の上に前だ ! 」という叫びは、彼らをびつくり仰天させた。彼 夜・ ( ヤモで母がくれた聖母マリア像を下げていた ) 。 らは歩哨たちを武装解除している先頭車の「軍曹」た そのそばに「運動」の偉大な武器調達者であるペドちを、ポカンとして見守った。 ロ ・ミレトが坐っていた。後部席には、左から右に、 「この時 : : : 」 グスタボ・アルコス、アベラルド・クレスボ、カルロ とフィデルは私に語ってくれた。 ス・ゴンサレス、それにイスラエル・タバネスが乗っ 「 : : : 私の頭の中に、二つの考えが浮びました。コ ていた。小さな陸軍病院と、道路の左側の下士官埠ハ サック警備兵は二人とも軽機関銃を持っていたので、 ンガロ 1 の間には一条の小路が走っていた。さて第二歩哨の武装解除に夢中になっている隊員たちに発砲し の車が陸軍病院の前を通りすぎたにもかかわらず、後やしないか、というのが一つ。もう一つは、その発砲 部席の隊員たちはこの小路を、カルチュチョ ( 食料品 によって兵営全体が騒ぎ立てるのを避けたい、という 店などで、買物を入れるためにくれる、大きな紙袋 ) 考えでした。そこで私は彼らをとりおさえ、捕虜にし を手に持って、足早やに降りてくる一人の陸軍軍曹のようと思いました。これはたやすいことだと思われま 方に注意を奪われた。歩きながら彼は第二と第三の車したーー廻れ右をしているのですからね : ・ : ・」 を、疑惑と恐怖のこもった目付で眺めた。そして機械そこでフィデルは、 的に、その手を連発拳銃の方にやった。 「やつらを捕虜にしよう ! 」 フィデルはこの軍曹を見なかった。彼は「コサック といいながら、さらに車の速度をおとした。後部席の 衛兵」の二人の機関銃を持った兵士に目をそそいでい誰一人として、この「やつら」という複数形に注意を た。警備兵はちょうどそのとき廻れ右をしていた。レ払わなかったし、誰一人として、それが「コサック警

6. 現代世界ノンフィクション全集23

手足はずきずぎ痛み、眼は眠気でふさがりかかってムと・フルックリンのあいだを往復している列珒に芽一・ た。この切符で、一晩中列車に乗って、すこしでも多 おり、これほど残酷なことがあろうかと思った。駅か く眠りながら、往ったり来たりしていたのだ。おなじ らおいだされた二人は、近くの公園にはいりこんだ。 幸いにロンドンの公園とちがって、門は私たちに閉ざ席にいつまでも坐っていると車掌に怪しまれるので、 されてはいなかった。二脚のべンチを見つけた。その終点につくたびに車をかえなければならず、ひじよう に落ちつきのない夜を過ごすことになったのはやむを 上で夜の残りをじゃまされずに過ごせるだろうと思っ た。しかし運命はまたもや私たちに幸いせず、眼を閉えない。 貧困と窮乏は、人を思いもよらない結果にみちびく じるが早いか雨が降りだしてきた。どしゃ降りになっ たので、しかたがなくこの臨時の寝台を放棄し、夜のものである。なにかいい仕事はないかと思い、また無 残りの数時間を他の浮浪人たちといっしょに、家の戸料でタ方の気晴らしができるので、私は黒人のいろい リヴァイヴァル 口に立ってぬれないように気をつけながら過ごした。 ろな宗教の集まりや信仰復活運動の集会をつぎつぎに その夜、雨の降る夜のために、私はべつの方法を考たずねまわった。そのなかでとくべつに興味をひかれ ファーザー・ディヴァイソ えたした。ニュ ーヨークである夜部屋からおいだされ、たのは、聖霊神父のひきいる運動で、とくにこの連 ポケットに二十五セントしかないときに、この考えが動に従う者に当時あたえられていた特権についてであ った。聖霊神父の従者になると、ふつうの料理屋で二 伝浮かんだのだ。雨宿りは、昼のあいたはそれほど辛い のこととも思えないが、夜になって迷い猫と落ちぶれ者 ドルか三ドルもするすばらしいチキン料理を半ドルで 国だけしか街路に見られなくなると、事情は一変する。食べることができ、また一ドルの散髪をわずか十セン トでしてもらえるのである。貧乏な学生にとって、こ四 がそのときとっぜん、一つの考えが浮かんだのだ。私は 3 ーレれはけっこう魅力的であった。私自身、腕を頭上に伸 ニッケル貨を一枚投じて地下鉄の切符を買い

7. 現代世界ノンフィクション全集23

各人が生と死の間に揺れ動いているような気持のこの寛厳をたしかめることであった。 すべてが上首尾に進んだ。アルカルデは、道をたず の時刻に、寸秒がひどく長く思われ、きわめて些細な ことが、非常に重大な意味を帯びてくるのだった。十ねるような振りをして哨兵たちに近づいた。哨兵たち は、何の不信も抱かずに彼を迎えた。そしていっしょ 年後、ペドロ・グティエレスが、この夜、サンチャゴ で、はじめて、イリ飯を食ったことを思い出している。に長話しをし、誰かが今しがた持ってきた水筒の中の オスカル・アルカルデは自分のカミソリを忘れてき熱いコーヒーの四分の一を御馳走してくれたりした。 オスカル・アルカルデについで、ファン・アルメイ た。剣では剃ったことがないので、ファン・アルメイ ダが、剃ってやろうと言いだした。頬っぺたにシャポダは、看護兵のフロレンチノの顔を剃ってやった。ア ンを塗っている間にオスカル・アルカルデは突然、八ルメイダは人のことに夢中になるクセがあった。彼は 十二人兄弟の家に生れ、男兄弟では長男だった。中背 月一日で自分は三十一歳になることを思いだした。 「しかし、結局、おれは三十一歳になることはの、細い、筋肉質の黒人で、眼は知性の輝きを見せて いた。父の賃金では全家族を養うに足りなかったので、 永久にあるまいテ。」 めめ さしもの こんな考えは女々しかった。彼はそんな考えを振りアルメイダは十一のときから働きはじめた。彼は指物 撃 おとし、襲撃のことを考えはじめた。オスカル・アル師の徒弟となり日給四十センタポスをかせいだ。の「 ダ カルデは「兵営」攻撃を二カ月前から知っていた六人円 ) あまり家計の助けにならないので、転職をした。 のうちの一人だった。 「私は小さな四輪馬車を作りました : : : 」 の ロ 五月にフィデルは彼に新しい使命を託した。夜明けと彼は私に語った。 ( 一九六三年九月、ファン・アル メイダとのインタビュ スにモンカダの前を通って、第三衛門 ( モンカダ兵営の 入口の一つ ) の二人の哨兵と話しをし、衛兵所の警戒「 : : : 私は二つの五リットル罐を修理しました。そし 3 8

8. 現代世界ノンフィクション全集23

けはきまる。勝ったらホセ・マルチの理想を実現する。 負けたら、われわれの行動はキュー・ハ人民の師表とな って、後をつぐ者が現われるだろう。しかし、ともか く、『運動』の勝利はまちがいない。」 この言葉は、聞く者に深い感動を与えずにはおかな かった。大部分はやっと二十歳になったばかりであり、 祖国解放のため生命を賭するのは、キュしハで、自分 たちだけだということを意識していた。フィデルの最 初の言葉「われわれは、何らの代償をも求めることな 、すべてを与えようとしている」は、このときの彼 らの心境を、ズバリと表現したものであった。 「謀反」の犠牲的伝統は、キュしハ の若い労働者の間 に、脈々と生きていた。武器購入のため商売道具さえ 襲売り払ったマレロや、チエナルドの考えでは、革命は カ勝利に終るはずだった。その場合、商売は不必要たっ た。なぜなら、彼らは革命に奉仕し続けるだろうか の ロら 。もし失敗したら、ますます商売の必要はない スはずだったーー戦闘中に戦死するだろうから 勝利者となるか、犠牲者となるか、二つに一つであ った。それだけしか考えられなかった。 113

9. 現代世界ノンフィクション全集23

ラルドはちょうど、輸血の最中だった。怒りにまかせ て、彼らは、輸血器械を腕からもぎとってしまった。 モンカダに連行すると、直ちに拷問がはじまった。 彼の場合、拷問は四人がかりだった。手足一本ごとに 一人ずつついたわけである。四人は彼の手足をにぎつ て空中に放りあげ、それを激しく地面にぶつつけた。 この運動は新しい出血を呼び、彼は失神した。 われに返ったとき、彼はうす暗い部屋の中におかれ えていた。薄暗がりの中で、フィデル隊の同志だと見分 けのつく隊員たちが、自分の横に、転がされていた。 確彼が話しかけても答えはなかったーーー「彼らは、い けまでも完全に動かないままだった。」 ( アベラルド・ク レスボとのインタビュー ) 死んでるなーーー・と彼は思っ た。しかし、その考えは、彼の頭脳をさっとかすめた だけだった。そのうち視界がもうろうとしてきた。ま るで消えかかったロ 1 ソクのように、自分の意識がゆ らゆら動くのを彼は感じた。そしてふたたび気を失っ た。ふたたび意識をとり戻したとき、彼はまた戦友た ちに話しかけた。しかし、今度も前同様何の返事もな

10. 現代世界ノンフィクション全集23

わが祖国への自伝 全然知らなかった。それで私の二本の前歯の間にすきべら・ほうで、この点でむしろ異常だといえるようであ まのないのを知って、母は私が自分のほんとうの息子る。私が腕環をはめられないのもこのためだ。 だろうかといぶかりはしめた。彼女はたしかめるよう私がまぎれもなく彼女の放蕩息子だとわかると、そ に、私の両れまでおさえられていた母の感情はせきを切ってあふ 腕をしらべれでた。母が私をひきよせて抱きしめたとき、彼女の た。腕にさ体が深いすすり泣きでふるえているのを私は感じた。 しかしそのあとで、イギリスのエイプリル・フール , 一わればお前 ル クがわかる、 〔朝 ) のように、とっぜん明かるい光が射し、私たち 「と母はいつは喜びに声をあげて笑いだした。私たちは二脚の椅子 この十二年間にそれ 一佑もいってい に行儀正しくすわると、すぐに、 ) た。私の腕ぞれの世界でおこ 0 たでき事の全部を話しはじめた。 と は、どちらだが、私が急に帰国した理由については、母もたすね 、てかといえば、ず、私も話さず、また私の将来の政治的な考えのこと . 【帰男としてはを、私は母に打ち明けなかった。 岸テリケート タルクワに二週間いたあいだに、私は休息すること もでき、情勢を知ることもできた。世界中が政治的に 金にできてい るらしいが、沸騰していた時期であった。植民地解放運動が、中国、 、。ハレスチナ、インドシナ、な 指は先までビルマ、インド、セイロン 3 ー太さがずんインドネシア、フィリ。ヒンで成果をあげており、それ し第第第、第 ふっとう