得をするのは誰なのでしよう ? ます。批判は否定ではありません。 だから私は、何でも自分の責任にして それが年代後半に自己肯定感とい、つ しまいがちな人は、相手をしつかりと批 言葉が生まれてからは、いつの間にか自 分自身を「好き・嫌いーの感情で評価す判することが大切だと考えています。た とえば、自分としては落ち度が考えられ るよ、つになり、「自分を肯定しましよ、つ」 「自分を好きになるのも、嫌いになるのず、最善と思えることをしたのに、一方 的に否定されたり、ののしられたりして も、自分の責任です」という流れになっ てきました。そして、あらゆる物事の原傷ついたときは、「私が傷ついたのは私 が悪いからではなく、傷つけた人が悪い 因を自己肯定感に求めるようになったの のかも」というふうに考えるのです。 です。 「私は自己肯定感が低いからダメなん習 すると、たとえば「私が正社員の仕事 だ」と自分をいたずらに責めても、そこに に就けないのは、自己肯定感が低いから ま は解決も成長もありません。みなさんが だ」と思い込む人が出てきます。しかし、 め 今、そんな思いをためこんでいるなら、 非正規雇用の人が多いのは個人の問題で ますはきちんと相手に対して自己主張す はなく、経済構造に問題があるからです。 ることから始めていただきたいと思いま 「あなたの人生がうまくいかないのは、 自分を肯定できていないからではあります。相手を批判することから、解決の道 は始まるのです。 せんか ? ーと個人に責任を押し付けて、
が始まります。たとえば子どもの頃、 えてくる相手に抵抗する力がありま 受験なんてしたくなかったのに、「あす。でも、社会に元気がなくなると、 なたのためよ」と親に言われて嫌々 「うまくいかないのは私のせい」「傷 つけられるのは私にも責任がある」 受験をして、すごく苦しんだという 経験をしたとします。そ、ついうとき という自己責任論が蔓延しがちです。 は、「自分が経験した苦しみは、親 自分を責めてばかりいると、他人に に全部責任があるーといったん思わ も厳しくなり、自分より弱い人を抑 なければならないのです。 えつけ、いじめたくなってしまいま 私たちは、社会が元気なときにはす。 そうならないためにも、「傷つけ 非常にアクテイプで、抑圧や害を加 られたら傷つけるほうが悪い」とい う考え方が、これまでにも増して必 要なのです。 1 / / ためこまない練習
人に話せば、手放せる とはいえ、たった一人で山を登るのはしんどいもの。少しでもラクに次元を上げ る方法の一つに、「人に話す」があります。抱え込んでいる重い荷物を軽くして、 ラクになるためには、誰かに「話すーことです。「話すことは、放すこと」なのです。 私たちは人に話すとき、これまでの出来事を時系列に整理し、その時々の登場人 物を描写し、自分の思いを言葉で表現しますね。すると、「起こったことーを客観 的に捉えなおすことになり、ぐるぐるしていた頭が整理されます。友達に話を聞い てもらって「すっきりしたー と感じたことはありませんか。もちろん聞いてくれ た友達には感謝ですが、すっきりできたのはあなたの次元が上がったからです。 ただし注意しましよう。「〇〇なの、どうしたらいい ? 「 x x がひどいの、なん とかして ! ーというように、自分に軸を置かずにいくら話してもダメ。効果はあり ません。起きた出来事に対して、「どうして私はク困っているクのかー「どうして私 はクひど、 , と思ったのか [ と、しつかり自分に軸を置いて、話してみましよう。 そして、友達から答えをもらおうと思わないことです。だって、答えはあなたの中 にしかないのですから。 53 ためこまない練習
9 で、どのようにして出会ったのか ていますよ。だからこそ、自分 び 去 て まで、驚かされるほど正確に言い が幸せに出来ていないことが悔 ・除 就年 当てたのです。「この先生に任せ しくて、この先自分が一緒に居← 豕成 ~ 朽 所未 ておけばきっと大丈夫 ! ーそんな ていいのかと迷っている。冷たい れ 歴視 ラ・浄他 のカ 定霊 ふうに強く思える透視鑑定でし 態度も、そんな自分の弱さを悟ん ア交霊位 た。おかげで気持ちも穏やかに、 イ護除方られたくないからなのね」と彼 辷信ーテ か想属 の心を伝えて頂き、涙が溢れま 彼との未来を待っことが出来ま… ( 一近 い視推交 した。「焦って感情的になっては 世で一。奥品 した。先生から、私と彼とは前… ~ の + り、一占透柱ト 前定 ) 。陸 ダメです。無理強いせすに待っ 巫波世からの縁も魂の結び付きもあ ( 倶持電霊正・ ・修び は鑑生タ るので、少し待つだけで自然に引 修双 感動結こと。そうすれば年内には戻れ 生霊波縁 A 」視先イ言 係の先 き寄せ合うから今は動くべきで ますよ。彼を信じてあげてね」 関彼 はない、と言われました。結ば 焦って感情的になりやすい私です れるタイミングや切っ掛けまで具 が、先生を信じて、彼を信じて、 岡村陽子 ( 歳 ) 会社員 体的な透視結果だったからこそ、上田美佐 ( 歳 ) 会社員 アド・ハイス通りに頑張って良かっ 出会ったときから、私の気持ち私も頑張れたのです。おかげで「彼に距離を置かれて本当に辛たです ! 今も喧嘩はしますが、 をつかんで離さない彼。でも彼に焦って行動して三角関係にこじれ ~ く苦しい日々 : ・何を言っても棘強気な言葉の中にも優しさを感 は交際中の別の女性が : あることなく、彼と無事結ばれま一のある言葉しか返ってこない : じる彼と仲良くしています。 きらめる ? 強引にその間に割ってした。 一気持ちを整理したら伝えるとい 入るような行動をすべき ? その う彼の言葉を信じて待っていま 3 答えを、前世透視のカで先生か 2 税 0 円 < ら授けてもらいました。杜恵先 私は焦るばかりでした。凛先生ア 0 町 ロカ 5 平・ / 凵、 ( は、言葉につまる私の気持ちゃ、一テ 生の透視能力は、前世を何代も、 = 奥】時税 2 夜分は 8 。 ( こ大 8 っ七適に事 40 廾・く諸ル 前にさかのほり、過去世を詳細、陸ー朝円市 ~ ・回 3 区 翌 8 ごっ 3 い躬如を に見ることが出来るほど。だから ~ 0 分む E 占金円申一、一 時初南む 彼も貴方も葛藤しているのが視、話 1 日師 1 市〃 時 1 県刀コ職 でしよう、昨日私がどのよう過ご えます」と言われました。「彼電前休定降山い 午定鑑以岡猷 朝以青竹訓弛 お一新コ刻 ・しコ万の したかに始まり、彼とはいつどこ は、貴方の事を好きで大切に思っ 9 もりえ 占術 凾 0120 ・ 56-0456 ごら
くて、母のうれしそうな顔は、か 持ちでした。 けがえのない宝物に感じられまし一 そんななか、昨年素敵なカフェ・ ・の求人を見つけ、応募。無事働け・ ( 宮城県・ゅめ子 ) - ることになりました。 同僚は私より 2 歳ほど年上の女 性ばかり。皆さんとてもハイセン パートでの人間関係が 楽しいです スで美意識が高く、物知りな方た - ちです。毎日たくさんの刺激を受 の 結婚して子どもを産んでからパ 一け、悩みを聞いてもらい、今まで - ートを始め、 8 年ほどたちます。 とは真逆の年下キャラになりまし一 いくつかのカフェで働いてきま したが、同僚には学生さんが多く、 年を取るのも素敵に思え、これ - 私より随分若い子たちと一緒に仕 - から先の人生が楽しみな私です。 事をしてきました。若い子と働く一 ( 北海道・あーやん ) - それは日記を書くことです。 と、流行りを知ることかできたり、 専用のスマホアプリを使えば、 ファッションの話をしたり、とて - 日言をつけて - 思い立ったときにすぐその場で書 も刺激があります。 振り返りをしています きこめるし、文字の色を変えたり、 でも、大学卒業と同時にお店を 画像も保存しておけます。 辞め、立派な社会人となっていく 何かを続けることは簡単なこと 日記のよさは自分自身を常に見 姿を見ていると、なんだか自分だ・ではありませんが、私には唯一欠 - つめられることです。その日その け置いてきばりのような寂しい気 一かさず続けていることがあります。 - 瞬間の感情は、時間が経つにつれ イ空は、今日も、青いか ? い 石田衣良著集英社文庫 宀至 この本は、就職活動、恋愛、小説などさま ざまなテーマについて石田衣良さんの考え がつづられていて、若者へのエールがいた るところに散りばめられています。大人にも おすすめの本です。 ( 石川県・ハリ乃 )
プロムナード 0 0 今月号の特集は、「ためこまない練習」。 心に抱えるイヤな感情や、うまく吐きだせない思い。 ためてしまうことはありますが、上手に手放していきたいですね。 皆さまのお便り、お待ちしています ! 日帰り温泉で言われて カ ハッとした言葉 ん 歳になる母と一緒に、近くの - 日帰り温泉へ出かけたときのこと 一です。脱衣所で一緒になった女性 県 - から、「お母様と一緒に来られる・ コ 滋 なんてうらやましいわね」と声を かけられました。 「私はね、四歳になる母の介護 をしているの。母はもう一緒に外 出することができなくて。母の調 、ときには、思い切ってこ - 「ナかいし - しました。湯上がりのグレイへア こにリラックスしに来るのよ。私 からはいい香りがして、キラキラ が倒れるわけにはいかないし、自 分の体をわかってあげられるのは - 輝く笑顔は、まぶしいほどきれい でした。 自分だけだから」 彼女からの「ごゆっくり」の一 私は動作がゆっくりになってき ・ている母を少し足手まといに感じ - 声を背中越しに聞いて沈んだ大風 - ていたので、彼女の言葉にハッと - 呂は、家の風呂の何倍も気持ちょ 歳の高齢でも ったく衰えを みせない食欲です
たいと思います。 ためこんだあげくに数カ月に一度のペ 1 ます、 ( 2 ) の転機は、本当に大きな経 スで爆発。共同経営者や取引先と大げん 験でした。代になったばかりの初春の かしては後悔する、の繰り返しでした。 ある日。私は東京・下北沢にある馴染み ( 2 ) 転機ー代に入った頃。もうずつ のタイ料理店のカウンターにいました。 : と思って とこのままの人生なのかな : 取材でもプライベ 1 トでも何度も訪れて いたとき、ある転機がありました。 いた店です。店主の女性と話していたと ( 3 ) 行動期ー代前半。人生が楽しく き、隣に顔見知りの女性がちょこんと座 なり始めました。自分の発信したいこと りました。その店でバイトをしていたシ かよ、つやく明確に。 ンガーソングライターの春菜さんでした。 ( 4 ) 再びもやもや期ー言いたいことを 「今、インタビューの勉強をしてるん 言おうとすると、その分、反発や反論も です。今日はたまかさんのお話を聞きた あります。一体どうしたらいいんだろ いです。どうしてライターになったんで 、つ ? の時期が来ました。 ( 5 ) そして現在ー「おちこんだりもしすか ? 」 急に聞かれて驚きました。いつもライ たけれど、私はげんきです。 (= 魔女 ターとして、人の話を聞く側だったから。 の宅急便 ) ーな毎日です。 でももっと驚いたのは、私の口から全然 主に、 ( 2 ) と ( 4 ) についてを書き 45 ためこまない練習
日々のストレスから過去の経験まて ためこまないて 心を軽くする あなたが傷ついているとき、それはあなたの責任なのでしようか ? 傷ついたら「傷ついた」と言っていい。 私たちはもっと、苦しんでいることを表に出してし、いのです。 のぶたさよこ * 1946 年、岐阜県生まれ。臨床心理士、原宿 信田さよ子 カウンセリングセンター所長。家族関係や人間関係の悩み、 摂食障害、アダルト・チルドレン、 DV 、アルコール依存症など の問題に取り組む訂母が重くてたまらない」 ( 春秋社 ) 、「母・ 娘・祖母が共存するために」 ( 朝日新聞出版 ) など著書多数。 「自己肯定感」の落とし穴 ここ幻年くらいで「自己肯定感」とい 、つ一言葉をよく見かけるよ、つになりました。 「自分を好きになろう」「ほめてあげまし よう」ということが盛んに言われていま す。しかし私は、自分に「好き・嫌い」 という感情を向けることに疑問を感じて います。 私たちはどうやって成長するのかとい うと、自分で自分を批判して、自分のあ る部分を乗り越えることで成長していき ます。「ここは直したほ、つかいいー う部分を見つけて、直すための方法を考 え、正当に批判して、乗り越えて、成長 して、また批判をしていく。そ、つやって 自己批判を繰り返すなかで成長していき / 2 取材・文 : 編集部イラストレーション : とみこはん
井いっき先生、加根兼光さ んの対談を読んで、「ああ、 こんな関係性っていいなあ」とし みじみ思いました。 苦手なことやできないことは誰 しもあると思います。そういうこ とを思い切って声に出してもいし のかな、という気持ちになりまし 私は、家事自体は苦になりませ んが、優先順位をつけて効率化を するのは苦手です。そういうとこ 夏スペシャノレ 喝示叛 ろは家族の協力を得ながらやって いけたらなと思っています。 ( 広島県・あさがきた ) 家事が苦にならすにできること、 すばらしい長所だと思いますー お互いのいいところを生かしあ える関係でいたいですね。 ( 編 ) てきな自分』は必ず見つか る」がよかったです。昔か ら自分の容姿がコンプレックスで、 おしゃれをしても意味がない、と 消極的でした。 でも、今回の記事を読んで、自 分には自分なりのよさがあるのか もしれない、と前向きな気分にな れました。これまでは、「人と比 べて自分はこんなに劣っている」 と、ほかの人を一つらやましく思一つ ことが多かったですが、私にも、 「『す ほかの人が真似できない「自分ら しさ」があるんですね。 しつも同じような暗い色ばかり 着ていましたが、これを機に、自 分に似合う色を探していろいろ試 してみたいです。 ( 長崎県・ c •- 。 E •- ) 容姿に関する劣等感は少なから ず誰もが持つものだと思います。 「これが私のよさ」と、前向きに 人生を楽しみたいですね。 ( 編 ) 友号寄てカ誌 月おせ書載 7 をさ図掲 い見載まとす 丿意掲コ ャ , 分し シ こー方円ト 、ヤ 、し十 / O ン シ ス想さいゼ Q- 感だだ ( レ T- のくたドプ へせい一を ス 原穡募集
私たちは、自分の身体は勝ます。そして、脳から全身の す ま 手に ( 自動的に ) 動いている神経回路にどのように指示を き 来ダる て と思っています。ではなぜ、出せばいいのか、動きを制御な し 本ンかる な する訓練を重ねていきます。 よ の上手に動ける人とそうでない ン ど一離人がいて、疲れやすい人と疲それはまるで、身体に初めて シ 、いーし Q- , に池れにくい人がいるのでしよう。神経を通わせるようなもので レ 方書Ⅱ ス 子供たちが習い事をするとす。 い著鑑 ラ な イ ) 」 8 使図 で そうやって私たちが独自に きに、先生の真似が上手にす 」法門使 め ぐにできる子と、難しい子が学んできた身体の使い方は、 体方みる専の し出一ラ いるのはなぜでしよう ? そ必ずしもラクでスムーズな動 らカクい きとは限りません。むしろ、 れは、私たちが生まれてから を るれの能れ きの一疲 す疲 これまで、身体の動かし方を思い込みや、長年のうちに染 をて みついたクセ、習慣のために、 独学で学んできたからです。 方け美 人は誕生後、「お母さんと疲れをためる動きをしてしま 疲 0 朱 別々になった自分」とい、つ存っているとい、つこともありま や 在を初めて体験するようになす。そのような「いつもの身 の ま ります。バタバタと手を動か体の使い方ーを見直すと、毎 木 体 日の「疲れーの原因が根底か している、っちに、自分の手が れ ら改善されていきます。 「自分」であることを理解し