義理の親に″関心″を きよ、つだいとの間隔をあける 血縁とビジネスの谷間 新しい親戚づき合いの知恵 : 職場と家庭 : 夫の部下、後輩に対して : 子どもの親として : 圏 わが子へのエチケッ AJ い、つを ; 」っつ 集団活動のルールを守る 隣近所 住みよい地域の建設 : マイベースの暮らしのうえに 共かせぎと近所 : 世界はひろがる : 堂々とわるびれす たいせつな主婦の役割 団地住まい : 一団地族の弁 : ・ 団地とのおっき合いの始まり : 野次馬精神 悲しいダンチサイズ 殻を破って : ついのすみかにも : 生きものを愛する心のゆとりを : いこんなときは 夫の親への贈り物 : 新しい交際費の管理法 : ・ 一族の新年会を開くとき : 夫に電話をかけるとき : 社宅に住んだら : 先生へのプレゼント : よその子もしかろ、フ : 夏休みの共同作戦 : おとなの誕生日に : 結婚記念日こそ″家庭の日 4 に : 商人、ご用聞きへのエチケッ 同窓会のエチケッ 共通の話題を : ・ 引っ越しのエチケッ 団地では 階扠サロンにけじめル」 バルコニーのエチケ、 共同部分を使うとき 団地共かせぎのエチケッ カラー アイデアを贈り物に・ 花を生かして : 包み方にもくふうを グラビア リポンをかわいく : 和風に包む 品物の包み方 お金の包み方 : ・ お香典 結婚式のエチケット 待つあいだに 結婚式は : 披露宴で : ・ 本文 よろこびの日に : ← - 結婚までのエチケット : 見合い 依頼のしかた・服装は : 思わぬときにチャンスが : 交際・ : 家庭とも親しくなって : 話を元に戻したいとき : デートの費用 仲人への謝礼 婚約・ : 結納・ : 結納品・ 式のすすめ方 : ・ 婚約中の交際 : ・ 結婚式 : ・ 人前結婚式 : 式の順序と注意 : 控え室で : 会場への入場は : 司会者は : 誓いのことば : 婚姻届に署名捺印 : 指輪交換 : ・ ウェディングケーキにナイフを : 乾杯 : 媒酌人の挨拶 : ・ 披露宴へ : ) 一・、神前結婚式 : 玉串奉奠・ : 一一 ( カトリックの結婚式・ 神から特別の恩恵を賜わる : 司祭の訓話で式が始まる : 誓約・ : 指輪の祝別 : ミサ聖祭 : 新夫婦の責任を強調 : すでに二人にあらすして一体なり 仏前結婚式・ 仏前結婚とは 式次第 ) 一一披露宴で 目次 6
: 結婚式は 結婚式のあげ方にもいろいろあります。 ニ人だけで神社へ行き、将来を誓い合う、 たくさんの友だちを集め、その前でニ人が 結婚することを宣言するなど、かわった方 法で行なう人もありますが、次の写真に見 られる四つの方法が一般的のようです。 ①神前結婚いちはん多く行なわれるの がこの方法のようです。すべて神官がこと を運んでくれますから、参列者も当人も落 ち着いてその指示に従いましよう。 ②人前結婚いつもお世話になる人々の 前でニ人の結婚を宣言するものです。 ③仏前結婚先祖にニ人の結婚を報告し 感謝するたいへん奥ゆかしい式です。 ④キリスト教式原則としてクリスチャ ンしかできません。敬虔に進められます。 207
れだけでもう、結婚の神聖な意義が手あかにて、心静かに結婚式の話などをして終わるこ次のような投書があった。これは新婚旅行 とをすすめたい。 のあとではないが、結婚後の男が、それ以前 まみれるような気がする。 と変わったことを嘆く妻の手紙である。 せつかく金を使って旅行に出たからには、 ・一とはじ お互いにいたわりあうことか 必ず新しい事始めを実行しなければならぬと 落語で、新婚時代から中年時代、老年時代と変 新婚の夜といえば、そこで性生活が開始さ気負いたつようなのはどうであろうか。 わってゆく夫婦の呼び方を題材にしたものを聞い 何か新しいことが始まるぞと期待する向き れると思、つのはどうだろ , つか。 たことがあります。その時はただ笑って聞いてい もあるかもしれないが、わたくしは第一夜か この一日の花嫁の忙しさといったらない。 ましたが、結婚五年を経てふとその落語を思い出 大ぜいの人目にさらされ、窮屈な衣装を着てら相手をむさばりつくそうとするようなどん し、そういえば早くも変わっている夫のことばづ 立ったりすわったり、あわただしくも目まぐらんさは好まない。 力いに思いあたり、「あらあら」と思いました。 るしいことばかり。そこへ時間に追われて乗 結婚前のことです。青年社員の彼は「同僚に聞 ことばづかいにも注意を り物に乗り、さらに旅館へ。気持ちの落ち着 いてみたら奥さんのことを、みんなオイと呼んで 2 収ヾ、よ さて旅先でもう一つ気をつかってほしいの いるんだよ。でも僕は絶対にいわないから」と宣 たとえ恋愛結婚であっても、あのものものは、ことばづかいである。 言したものでした。 しい結婚式をしたからには相当の疲れであ結婚式が終わると急に男の人のことばが変 そして早くも五年、いつのまにか「オイツ新 る。とにかく第一夜はお互いにいたわりあつわる。今まで対等で話し合っていたのが、式聞」「オイツ飯はまだか」とい「た調子、同僚で をあげてからはも も来られようものなら、「オイツ、オイツ」の連 うこっちのものだ発です。「・ハ力にしてるわ」と私は思います。 大方の家庭では普通どう呼んでいらっしやるの といわんばかりに を そんざいで威嚇的でしよう。柳眉をさか立てることもあるまいとお っしやるでしよ、つが、こ、フい、つところから、男 . ・ズ なせりふになる。 同権が一歩前進すると思うのですが、しかがでし わたくしは何も よ、つか 0 も男が女のようなこ ( 田中澄江 ) とばづかいをしろ のとはいわないが、 ' 一だ少 - なくともいばっ と ・め」ほ、つ、がしし 忠告したい。 、ツを 231 新婚旅行で
①献華焼香新郎新婦は両家の先祖の御前に 進み , 感謝のうちにお花を献げお焼香します ②聖水灌頂戒師より , 心身清らかになって 結婚生活にはいるよう聖水の灌頂があります ④宣誓盟約新郎新婦は起立し , ③戒師告論きようからの社会生活に対する心の持ち方 , 実 誓約文を朗読し署名捺印します 践のしかたをさとし , 心のよすがとして数珠を授けます 仏前結婚式 221
一イ 若い人たちの交際 身の上相談。 こあらわれた男女交際の姿か いたしました。それというのも、わたくした ら、そのあるべきものを引き出してみたい。 ちはまだ結婚式をしていないのです。式もあ げないうちに、子どもを生むことはけしから ん、もし中絶しない場合は、出入りを止める 結婚式前なので と申しております。それも両親の考えという 親が中絶を強要する より、世間や親類に顔向けできない、何と話 彼は二十八歳、わたくしは二十歳、いとこしたらいいやら、親の顔に泥をぬるというの 同士で同じ故郷のものです。自主性の強い彼です。 にひかれ、一年ほど前から同棲しておりま 周囲を無視した結婚は す。わたくしも彼も旧家の娘、息子ですが、 互いに傷つく 両親が理解があるほうで、これまで兄たちの 結婚も、本人同士の意志により結ばれてきま第一例の悲惨さはどこからきているのであ ろうか。徳川後期から、農民に限らず、武士 わたくしたちの結婚も、いとこということ社会にまで間引きの悪習が広がって、日本人 で、あまり喜ばれませんでしたが、一応賛成の間には、せつかく宿した生命の芽を踏みに してくれました。しかし、郷里は封建的な村じることに、罪の意識をもつものが少ない。 のことで、親類のなかになにかとうるさがた結婚とはあくまでも、男女が合意の愛の生 がいて、両親をあれこれ責めるそうです。わ活を築き、次代の生命を育ててゆくべきであ たくしは一度流産しましたが、い ままた妊娠るのに、ある時はこの例のように家の体面を し、おなかの中で元気に動き回るくらいに成重んじ、ある時は当人同士だけの享楽に終始 長しております。 して、子どもができたらおろせ、 ( ししと一し、フ いなかの両親は妊娠を知って以来、どうし ことが、若い人の間だけでなく、それを取り ても中絶せよといい、親子げんかにまで発展巻く周囲に強くはびこっている。非人間的も 交際レ 0
結婚式に黒を着る谷かたすぎないデザインで 結婚式に黒を着る⑧華やかな素材で お葬式の服装の を選ぶ必要がありましよう。 花嫁の母親が洋装の場合、欧米では、かな り派手な色を着るのが花嫁の母親の特権のよ うです。 先ごろアメリカのジョンソン大統領のお嬢 さんが結婚したときにも、夫人は黄色の絹の コ ートとワンビースとい , つ、アンサンプルで けれど日本では花嫁の母親は、留袖を着る か、留袖の黒に通じる落ち着いた洋服を着る のが無難でしよう。 お葬式 これはいうまでもなく黒、それもあまり肌 のたくさん出ないデザインが望ましいので す。もっともこの場合、それほど近い間柄で ないときには、紺とかダーググレーで代用す ることもできます。 アクセサリーはつけないことが原則です。 とくに大きな色石とか派手に光るものは禁物 ですが、真珠だけは涙を意味するところか ら、プレーンなデザインの品なら使うことが できます。 ティ ーティーといっても種類はさまざまです が、正式の場合は招待状に「ホワイトタイ」 とか「プラッグタイ」などと指定してあるも 105 洋装のマナー
人前結婚式 両親をはじめふだんお世話になっている人々の 前で、二人の決意を示し社会的な責任を負うこと を宣言する結婚式、これが人前結婚式です。 神のように形のないものではなく、自分をいっ も見守っている人たちの前で誓いをたてるのです から、信仰をもっていない人たちにもびったりく るのでしよう。最近はこの方法が多く行なわれて いますっ そこで、ここでは麻布プリンスホテルの場合を 例にとりながら、その方法を紹介してみましょ う。もちろん、式場や二人の好みによって演出し てみることもできるわけです。 式の順序と注意 控え室て これは人前結婚のときだけではありませんが、 参列者は少なくとも式のはじまる十五分前には、 会場についているようにしたいものです。 待っ間に、両家の紹介や参列者同士の紹介をし ます。 会場への入場は 花嫁が和服の場合は、花嫁の美しい立ち姿を参 列者に見ていただく、という意味を含めて、媒酌 人、両親とともに、二人は入り口の屏風の前に立 ち、お客様をお迎えします。 こうして、お客様を全部お迎えし終わったら、 媒酌人と新郎が入場し、そのあと花嫁が媒酌人夫 人に手をとられて入場します。 二人が入場してきたら、参列者は心から祝福の 拍手をおくってあげましよう。 司会者は 告げます。 イントを握っているのが司会者です。要領よく、 しかも晴れの日の二人をじゅうぶんひきたてるよ うに進行すること。また、時間の配分をよく考え ておくことがたいせつです。 参列者も司会者に指名されたら、グズグズせず にスビーチをするなど協力してあげましよう。 誓いのことば 誓いのことばは、式場にもサンプルがあります が、できるならば、自分たちがいっしようけんめ い考えて書いたものをつかいたいものです。 そして、二人で声を合わせて読みあげたり、半 分ずつ分けあって読んだりしてもよいと思いま す。必ず和紙に毛筆で書いてください。 婚姻届に署名捺印 式場では新郎新婦の順に氏名をサインし、捺印 するだけにとどめます。ですから他の事項は前も って記入しておくのがよいでしよう。また、印鑑 は実印でなくてもよいことになっています。 指輪交換 はじめに新郎が新婦の左手をそっととり、くす り指にはめ、つぎに新婦が新郎にはめます。 参列者は拍手をおしみなくおくってください。 ウェディングケーキにナイフを いよいよ式のクライマッグスです。二人の永遠 のしあわせを祈りつつ、静かにゆっくりとナイフ 0 レ町を入れてゆきます。写真係もこのシーンの撮影は ぜひともお忘れなく。 に 日 の 乾杯 び 二人の結婚を祝し、一堂で乾杯をします。音頭こ は会社の上役やふだんたいへんお世話になっていよ るかたにお願いします。 新婦はしめつけられているうえに、、い身ともに 緊張し疲労しているのですから、少しのアルコー ルでも悪酔いすることがあります。グラスに口を つける程度にしておくほうがよいでしよう。 媒酌人の挨拶 参列していただいたかたへの感謝をこめて、媒 酌人が挨拶をします。要領よく、しかも心のこも った挨拶をしたいものです。 また、席のある披露宴では、前もって「ご着席 を」といってから話をはじめます。 このときも、新郎新婦とその両親は立って聞く のがエチケットです。 披露宴へ 人前ではこのあとすぐに披露宴にはいります。 楽しいスピーチやかくし芸で、二人のしあわせを 祝してあげましよう。 人前には、こうしなくてはいけないという決ま りはありませんから、参列する人たちの年齢や条 件をよく考えあわせて、演出をしてみましよう。 ただし、あくまでも結婚式は厳粛なものです。 あまり、くだけすぎたことは困ります。また、他 人の気分をこわすようなことは絶対に慎まなくて はなりません。 一生に一度のこと、式をあげる本人は当然のこ と、参列する人も、心から祝えるそんな式にした いものです。 ( 嘛布プリンスホテル )
師走のあわただしさの中にも新年の準備が : 年のしめくくりとして、し残したことの整理と新 年を迎える準備をするためです。 お正月料理を煮るころ、主人はのし餅を切る。 紅白歌合戦を聞きながら主婦は花をいけ、主人は 輪飾りや神棚に「しめなわ」を飾ります。毎年毎 年が同じことをくり返しているようで、そのなか にも一歩一歩家庭生活の向上がうかがわれる喜び が、見いだせるようにしたいものです。すべての 仕事が終わり、明日の晴れ着や新しい下着をそろ えたあとで、除夜の鐘でも聞きながら、年越しそ ばをいただいたり、一服のお茶をいただきつつ、 過ぎゅく一年を家族とともに振り返るなど、団ら んの大晦日を送りたいものです。 誕生日 小さいときは親が喜び、成長とともに自身で祝 福し、老人になると子どもたちが祝ってくれるの が、とてもうれしいのが誕生日です。一年ごとに やってくる誕生日をいつも健康で心おだやかに幸 福で迎えたいものです。一家の主婦は家族のこの 日をたいせつにして、主人の誕生日には、毎日 の感謝をふくめて子どもたちと計画をしたり、子 どもたちには子どもむきのパーティーを催して、 ふだん仲のよいお友だちを招いたりしてあげまし よ、つ 常に忙しい主婦でもこの日は手作りのごちそう をしたり、あまり予算のないときは何かおもしろ い劇やゲームを家族といっしょにしたりして、お 金をかけなくても楽しい日にすることは主婦の思 いっきと真心次第でできることです。 また、ご老人には柔らかいもの、喜びそうなも のを手製で作ってあげてもよいでしようし、いっ までも元気で長生きしていただくように、優しい 心づかいが必要です。 寿の祝 六十一を迎えた還暦祝いから始めるのが一般的 です。七十は昔には古来まれであったところから かさ 古稀の祝い、七十七で喜の字の祝い、八十で傘の 祝い、八十八で米寿の祝い、九十九で白字の祝い などがあります。 これらのお祝いには赤いちゃんちゃんこや頭巾 とか、七十の祝いに七十枚の小布で作った座ぶと んなど心のこもったおめでたい贈り物を差し上げ しよ、フ。 新築祝 新築した家ではお祝いをいただいたかたや、親 類などを招いてともに祝います。何を差し上げま しようかと聞かれたときには、遠慮をしないで買 いそろえたいもののうちから選んでお願いすれば よいでしよ、つ。 皆さんにいちおう家中をごらんいただくのです から、掃除はもちろん、洗面所や台所にも花を飾 るとか、スリッパの数をそろえるとか気を配りた いものです。 ですから、でき上がったとたんに招かなくて も、いちおう落ち着いて、門前や庭のぐあいも整 ったところで招いたらよいでしよう。 いじゅ ずきん 結婚記念日 いつまでも仲よく、結婚式の気持ちにかえってい 祝 初心をたいせつにという、夫婦の誕生日のような お と ものです。 年をとるにつれて惰性で送 0 ているような生活行 を振り返り、反省をする意味でも一年に一度のこの 庭 の日を気分も新しく迎えたいものです。 家 この日に、「夫から妻へ」「妻から夫へ」手紙を 書いてみたり、思い出の場所へ旅行をしたり、思 い出となる記念品を買ったり、あくまでも二人だ けでたいせつに祝いたい日ですが、回を重ねる と、十年目には錫婚式、十五年で銅婚式、二十五 年で銀婚式、三十年で真珠婚式、五十年で金婚式、 七十五年でダイヤモンド婚式とあるので、盛大な 催しをするようです。 しかし、別々に生まれた二人が縁あってこのよ うに長い間をともに喜び、悲しみながら年を重ね るのは、古ければ古い夫婦ほどうるわしい仲とな るので、そのときは皆さんに祝っていただきまし よ、フ そうして、このような輝かしい祝しーを 、こま、地味 な日々とお互いの信頼と愛情があってこそという ことを忘れてはなりません。 入学・卒業祝い もちろん家族で喜び合うのですが、このとき に、これまで指導してくださった先生がた、そし て先輩たちの恩を忘れてはなりません。とくにこ のごろは自己主義、現在主義の人々が多いようで すから、自分の受けた恩を忘れるような人間をつ くってはなりません。小さいときから、親はこの ような折にふれて、感謝の念を教えてゆくように したいものです。 ( 松村喜代子 )
招待状は、今日のようにみんながたいへん いりました。いく久しくお納めください」と 忙しい生活をしている時代には、多くて一か 挨拶して渡します。同じように花嫁のほうの 婚約中の交際 月、おそくとも二週間前に相手に届くように 結納品を花婿側にも渡します。 少し記念品があるときは、若い両人は中の婚約者はお互いに、立派な夫となり、妻と出さなければいけません。 さて結婚式といっても、神式もあり、キリ ものを両親や仲人に披露し、指輪ならその場なるために、挙式までの日を有効に使わなく で、花婿が花嫁の左のくすり指にはめてあげてはいけません。以前親しくしていた男友だスト教の式もあり、また近ごろは、人前結婚 ちなどとは、一対一で遊びにゆくことは慎まなどという新しい形の式もあります。 なくてはいけません。 何式にしても、これは二人の第二の人生の それからホテルなどでは、仲人を中、いにし てお食事をともにして、これでいよいよ両人婚約時代は、お互いに身も心も純潔であり出発なのですから、あたたかく明るいもので は、晴れて婚約者としての交際をつづけるこたいと思います。この時代の思い出を、いつあると同時に、なるべく荘厳に厳粛に行なわ とになるのです。 か後年、お互いに年をとってから語り合うとなければなりません。 結納の日には祝儀袋を余分に用意して、運きにも、たのしく清潔であったことが、きっ神前でも人前でも、一度誓った誓いを破る 転手さんやお手伝いのかたにあげるのを忘れと深い愛情をもって思いおこされることでしというのは、許されないことですから、ほん よ、フ とうに心から堅い契りを結び、これを破らな 。ぬしょ , つにー ) 士小ー ) よ、つ いことがたいせつです。 挙式の前に、ひとり暮らしの彼を訪問する ときは、ドアは必ずあけたままにしておくの神前結婚では、花嫁はあまり上を向いてい が常識です。また、女性の部屋にも男性を入るより、むしろつつましく、うっ向きかげん がよいとされております。 れてはいけません。女の人は、もっと女とし キリスト教では、式後、両人が腕を組ん てのプライドをもちたいものです。 に カ 婚約してから結婚をあまり引き延ばすので、ウェディングマーチに合わせて中央の道 や は、好ましくありません。決まったうえは、路より退出するときに、花嫁があまり緊張し つなるべく早く式をあげるほうが、自然といえた表情をしているよりは、すなおに喜びを表 ッ っ も ( ーレよ、つ わして、ほほえんでいるほうがずっと感じがケ っ 工 よいと思います。 の 当日は美容師とその助手、運転手、ポーイで 結婚式 などの心づけのためのきれいなお札を入れた婚 さてここでちょっと、招待状について考え祝儀袋を忘れすに用意しておきます。 ( 吉沢勝子 ) 幻 てみましよう。
相手の家族とも親しくなって , ゴールインしたいものです 両家の親類やだちを招き、婚約を披露する 話をすすめていただくようにお願いします。をん。 ことが多くなりました。ささやかなパーティ 話をもとに戻したいとき ーや婚約通知ででも、婚約を公表すること デートの費用というのは、だいたい男性がは、婚約という形のないものを、何かの形に もし二度、三度とデートを重ねても、なに かもう一つピンとこないときは、お互いに合まかなうものですが、親しくなってからな表わすという意味で、意義あることといえま ら、ときには、「きよ、つはわたくしに出させてしよ、つ。 議のうえで、この交際はやめにします。 その人の性質とか立場上、本人同士では話ください」とか、「割り勘でゆきましよう」 をもとに戻せないときは、仲人に理由を話しということを、女性から申し出てもさしつか 結納 て、相手を傷つけないようにお断わりしてもえありません。ただし人前で男性をさしおい らいます。 て、女性が支払いするのは遠慮しましよう。 結納品 もちろん本人同士話し合って、結婚を前提 仲人への謝礼 結納というのは婚約のしるしとして行なわ とした交際はしない、ということになったな 仲人への謝礼は、結納当日とか翌日に差しれる一つの儀式です。地方によっていろいろ ら、そのことを仲人に報告しなければなりま の形式があるようですが、ふつう一般には、 上げても結構です。謝礼は結納金の一割とい で売って うのが通例ですが、これは両家で相談のうえ結納品一式そろったものをデパート います。白木の祝台の上に、目録、長熨斗、 決めます。現金、あるいはギフトチェッグ、 ともしらが 金包み、末広、友志良賀など、だいたい五品 白生地などが適当です。 引きつづき結婚式の仲人もお願いするので目のったもの一そろい千円が最低で、あとは したら、結婚式がすんでから、両家の両親が品物がふえるごとに値段が高くなります。 そろって仲人の家を訪問して、数々の配慮を金包みというのは、文字どおりお金を入れ る袋です。その金額は、両家でよく話し合っ 謝し、両家からのお礼の品を差し上げま丁。 万一話がうまくゆかなかったときでも、なて決めればよいでしよう。関東では男性から にか心のこもった品を贈り、その親切に対し贈られた金額の半分を、女性から男性へ返し ますが、関西では、女性から返すことはしま工 て感謝しなければいけません。 せん。 しかし近ごろでは、お金包みに入れる額は 婚約 ほんのしるしだけにして、それよりも、二人 の生涯の思い出となるような記念の品、たと 日本でもこのごろはパーティーを開いて、 デートの費用 ッ