手みやげの必要があれば、その予算、また買内容はなんでし = うか。そのことを少しここて、し 0 かりした計画を含めておきたいもの和 です。 い物予定の品目についても、だいたいの予算でつ 0 こんで考えてみたいと思います。 事 をスケジュールのなかに書きこんで、メモと いうまでもなく、家庭をより楽しく、しあ これからは「考える主婦」になることが大家 い 0 しょに表にして、台所にでもかけておけわせに、そして希望的なものにするための作事だといわれます。物価と家計についても、的 ば、忘れることもありませんし、段どりもじ業であり、家事はそのための欠かせぬ手段でまた夫婦の関心や話題を共通なものにするに率 よ、つずにいきましよ、つ。 す。だから、家事は能率化それ自体のなかに ついても、「考える」カをもち、そのための 目的があるのでなく、それによ 0 て生みださ素養を自分につけることが大事でしよう。 考 れる時間や仕事の条件を、いっそう自分のた したがって、ただうかうかと家事の能率化 備 め、夫のため、そして二人で築く家庭生活ので生まれた時間を過ごすのでなく、そのため 0 -0 O O 3 【 / ために役だたせてこそ、その意味があるとい の勉強をすることも、生活時間のなかに位置 ん士ー ) よ、つ。 づけたいものです。 ュ ス ジ れク セ始グ 家事の段どりや計画化はじようずにでき、 そればかりか、これからは主婦も自分の技 ケ や の、 入 成 ス み その実施も手ぎわよくできたとしても、そこ術を持っことが必要な時代です。かりにそれ 作意袖一み お 間モ 画用毛留リお 週 , ク , 宅 から得た時間を、ただテレビを見るだけでうが将来、家計のたしになる " 内職。収入に役 の 定冬る服 着親 宅 め かうかと過ごすだけでは、もったいないと思だとうと、その必要はなかろうと、その能力 礼抜んス代下両 なし始 みさス油人人 います。 もほみ式しガ主主 をみがくということは、ただの「主婦業」に 予 除お虫編婚 , 月 主婦のレジャータイムが、大部分テレビ、 の , を結剤門 埋没することから、「自分の生きがい」を確 ロ目【物問 掃 月濯一人独 ラジオの視聴時間に費やされ、それも、選択かめるうえで大事なことです。 大洗タ友働訪暖買訪 も研究もなく、手当たり次第にチャンネルを まだ、こどものいないうちに、洋裁、編み 日 月肉水困金出 回して、その前にすわりきりという姿も、調物、刺しゅう、ろうけっ染め、あるいはタイ 査ではかなりな数にのばっています。これでプ印刷、木彫などを、通信教育や、三か月か 能率化はなんのために はなんのために家事の計画化、合理化に努めら半年の講習を受けて自分のものとし、その こうして一日の家事を計画的に、またそれるのか、意味がわからないということにもな技術をり 0 ばに役だてている主婦も、たくさ を一週間なり、一か月なりのスケジュールのりましよう。 んおります。 なかで、いっそう計画的に行なうわけです このような勉強を、生活時間の計画化のな 考え、勉強する主婦 が、それはいったい〃なんのために〃でしょ かにとりあげておくことは、家事の能率化 うか。その目標はなんでしようか。家事を能家事の計画化に合わせて、そのなかに、自を、ほんとうの意味で理解したものといえま . ーレよ、つ 0 率化して、よりよい家庭経営をめざす、その分の勉強やレジャータイムの過ごし方につい 円 1 , 500 円円円円円 2 罐
これなども、過去の衣類と季節に対する考 ています。 すぎて、かえって家事を、繁雑にしてしまう こういう例はまだ少ないにしても、だんだ場合が多いようです。 え方を一度捨て去って、自分たちの便利なよ事 んこの方向に進んでいることは事実です。三包み紙とか、箱とか、ダンポールなど、消うに、他人の考えを気にしないで、自分たち家 鷹市ではこどもひとりの個人負担は一五〇〇費経済時代の今は、すぐたまってしまいがちらしく、暑さ寒さに合わせて、段取りをつけ的 率 円で、市の負担は六五〇〇円、それで視察にです。これをしまっておいて、なにかの役にる自主的なやり方といえましよう。これこ 能 立てることもあり得ますが、それもほどほどそ、計画をたてる場合の大事な心がけだと思 いった婦人たちがだれでも感心させられる、 至れり尽せりの設備だということです。それにして、もっと捨てる習慣にも慣れたいものうのです。 というのも、市長も、それを推進した市会議です。それは粗末にするというものでなく、 やりぬく決心が大事 員も、公約を実現するというたてまえで、多もっと大きく拾うために捨てるのだという、 共働きの苦労は、家事に加えて育児までは くの主婦たちから支持され、当選したという生活の整理という習慣のためです。 いると、なかなかたいへんです。妻であるこ ) とでしよ、つ。 自分たちに便利な と、母であること、そして独立の仕事を持っ さて、こどももだんだん大きくなり、その 生活方式をつくる 社会人であること、この三つを満たすことは 世話から解放された家事計画は、共働きでも すいぶん楽になり、余裕のある生活時間を組また、計画というものは、選択と位置づけ容易ではありません。 それだけにこの時代こそ家事の能率化、計 めることになります。だから、家事計画をたを大事な要素にしています。衣類は、これま あわせ ひとえ て、能率的に運営するといっても、計画表ので五月になれば単衣、九月になれば袷、そし画化は特に重要な意味を持つわけです。しか いくらよい計画をたてても、これをやり やりくりにだけ目を注ぐのでなく、もっと広て十二月になれば綿入れと、季節に合わせてし、 いところにも心を配っていくことが大事でし出し入れしていたのが習慣でした。そのたびぬく決心がなければ、それは絵に描かれただ よ、つ。 に大騒ぎして、家事を繁雑にしていたわけでけです。 戦前のわたくしの共働き時代、ともすれば す。それを実質的に、暑さ寒さに合わせて、 三鷹市の例は、このことを教えています。 くじけそうになると、いつもキュリー夫人の 地域の仲間同士のお世話まで、目がとどくわ半分ずつダブらせておくのです。 けです。 そうすれば寒くなったといって、衣類全部伝記を思い出しては、自分自身を励ましたも の衣替えに大騒ぎしなくても、ナフタリンをのです。夫人はこの三つを、どれひとっとし 捨てる習慣に慣れる 入れたビニール袋から、とりあえず入用な冬て手をぬくことなく、りつばにやりぬくこと 次に家事計画の場合、とくに共働きの場合の下着やセーター、くっ下を出し、あとは少を決意し、実行し、そしてそれに成功した、 、わま共働きの主婦の大先輩といえる女性で には、整理と、既成習慣のどちらを優先するしずつ分割した時間に、なしくずしの衣替えしー , かを再検討したいのです。女のつましさはよをすれば、計画的にたんすの入れ替えができ ( 丸岡秀子 ) いことですが、一面、それにあまりこだわりるわけです。
力にいく場合が多いことが、いろいろな機会 に報告されています。お年寄りに疎外感、孤 独感をもたせないこと、家庭運営のなかに、 家族の多い家庭では それにふさわしい座を占めてもらうこと、こ れも主婦の家事の能率化、計画化にとって、 のなかにきちんと位置づけること、第二に 欠かせぬ配慮です。 主婦を中心に家族の協力で 重点主義を徹底すること、この二つに尽きる 仕事の重点主義 夫婦だけの家庭であれば、比較的家事計画でしよう。 も単純で、主婦の考えどおり進められます こどもたちも小き、ければ小さいなりに、ま 一日の計画、一週間、一か月のスケジュー が、これにこどもや親たち ( 夫の親、自分の親た大きければ大きいなりに、自分のことは自ルのなかで、夫婦だけの場合より、仕事の重 のどちらでも ) 、さらにきようだいなどがはい分で始末させ、それに加えて、家事の一部分点主義を徹底して行ないたいものです。 っている場合には、複雑になります。家事に に参加させれば、大事なしつけの基礎になり 掃除も、毎日使う居間、寝室は、一日の計 動員される手はあっても、主体になる主婦のます。 画のなかにおかれますが、客間や応接間は、 計画がきちんとしていなくては、収拾がっか家計簿の計算をこどもに手伝わせれば、算その日お客がなく、散らかっていなければ、 ない場合もありましよう。 数の勉強、その応用にも役だちますし、むだあとの日にまわすという省略があってよいで 前掲の調査 ( 国民生活研究所 ) によります使いや節約について教えることもでき、主婦しよう。 と、大ぜいの家族の場合、睡眠時間はほとんのほうも、記帳が早くできあがって、たすか また、洗濯も、寝巻き、下着、敷布、ふと えり ど変わりありませんが、食事時間によけいかることにもなりましよう。 んの衿など、よごれやすいものの洗濯日、ク かり、その分は、身のまわりや休息に当てる また、夫が先にたってこどもといっしょに リーニングに出すものの予定日などを、きち 時間を削ることで、補っています。 床のあげおろし、掃除、食卓の用意ゃあとかんと決めておいて、ダラダラと毎日洗濯機を また、炊事、洗濯、掃除なども、家族が多たづけなどに協力してもらえば、これもま回す時間は整理したいものです。 むだをやめ、必要なことはもらさずという へやの間数も、夫婦だけの場合より多くた、しつけと家事時間の節約の一挙両得にな は ります。 なれば、それだけ時間を費やすことは、し のが家事の根本です。生活の近代化が進み、 で 庭 までもありません。ですから、教養、娯楽、 また、お年寄りのいる場合は、こどもの世家族構成も変わるにつれて、必要なことはふ 家 その他社会的、文化的生活時間は、うんと圧話に協力も頼めますし、外出のときも安心でえ、それにともなってむだなこともふえてき 多 の 縮されることになります。 す。お年寄りも、家族の生活スケジュールのます。そのけじめをしつかりつけて、必要な 族 この場合の家事計画のポイントは、家族そなかにきちんとはめこんであげれば、むしろことに集中できるよう、家事の整理、計画化家 れぞれの立場での協力、分担、責任を、計画生活の張りをもてて、お互いの関係もなめらを図りたいものです。 -4
いマネージャーであるとはかぎりません。学 校時代の家政学の知識や、中途はんばな花嫁 修業くらいで立ち止まっていては、日進月歩 の時代のまん中にある家庭の、生き生きとし たマネージャーになることは、むずかしいで 家事を、経営管理の対象と見、家庭を会社しよう。 主婦は家庭のマネージャー 組織になぞらえて、会社の経営管理の理論方たとえばマネージャーだといっても、うち 家庭の機能は、家族ひとりひとりの活力を法をあてはめて、考えてみようという試みがでは夫もこどもも、家事に協力しないなどと あります。むろん、会社と家庭は違うし、会ばやく奥さんは、「人事管理」の不得手な、 養い、生活の格調を高め、一家の総合した、 永続的な生活力を強化することにあります。社でのやり方が、すぐ、なにもかも機械的に落第マネージャーです。年じゅう、なにか、 はあてはめられませんが、会社の経営管理の道具や書類をさがし回っている奥さんは、資 これからの主婦は家庭のかなめ、マネージャ ーとして、家庭の働きをじようずに発揮させ精神ややり方をよく消化して、適正で、洗練材管理や在庫管理のな 0 ていない、散漫なマ された応用性をつけ加えて、家事を見直する 続けなくてはならぬ役目を負っています。 家事は、一見、とりとめのない雑用のよりと、家庭の生産性の向上に役だっところが多ま ら いに違いありません。 集まりとみえますが、これを考えなしにゆき か 練 あたりばったり、なんとなく処理していくだ iäa マネージャーの資格はきびしい AJ けでは、家庭の機能は効率高く発揮されませ 験 経 最初に、主婦は家庭のマネージャーだとい ん。「ばんやり家事」と、「よく考えた家事」 は いましたが、これを軽く考えては、ことばだ とは、結果には雲泥の差ができるでしよう。 ャ ジ けのことに終わります。会社のマネージャー 経済的にはむだが多く、能率的には低調にな には、本来、きびしい資格が要求されていまネ り、家族ひとりひとりの活力はじゅうぶんに 名 す。生まれながらにして立派なマネージャー 強められません。 し ま これからの主婦は、科学的、合理的、計画などは、会社でもめったにいないもので、みネージャーです。 まずマネージャーたる真の資格を備えるに た 的によく考え、かっ、実行力のある賢い家庭んなきびしい自己訓練を経て、にがい経験を は、自己を啓発して、どうしたら家族の協力 の管理者でなくてはなりません。まず家事全積み、そして実際面で鍛えられながら、やが ~ と を得られるかをはじめ、仕事の知識や能力を っ 般を、散漫なとりとめのないものとせず、経てでき上がってくるものなのです。 ↓も 営、管理の対象として、じゅうぶんに研究し家庭のマネージャーたる主婦も同じくただ高めることです。むろん家族ひとりひとりの 「主婦」だ、というだけで、すぐだれでもい活力強化のためには、衣食住から家計の管 てみる価値のあるものとみることです。 もっと賢くたくましく マネー キー
月る、家事コーナー 主婦はいプでも家庭の中心です。、そんな意味から家事コーナーは、台 暫や玄関に目が屆、き、、赤ちゃんが生まれてからは、、育児にも便利な場所 に設けツ - いものです、。 主婦の仕事は複雑できりのないものですが、計画的にすすめることで、 教養のための落ち着いた時間も生みだせ - ます。
能率的な家事 会の単位としての家庭を健全に維持し、そし 雑多な仕事のなかにも てそのなかで、主婦自身の生きる主体性を、 りつばな意義が 教養的に、また人格的につくりあげていくと 主婦の一日は、むだと必要な仕事の寄せ集いう、一つの目的を持った仕事の連続である めみたいなものだといわれます。それだけにわけです。 しいかげんにすまそうと思えま、、 。しくらでも仕事それ自体は雑多であろうと、それが組 そのように流されてしまいますし、また家事み合わされて、めざされるものは、りつばな を一つの家庭経営とみて、しつかりこれに取事業と変わらないといえましよう。 り組むつもりになれば、夫の仕事に劣らない 主婦の生活時間は平均化している 意味をもち、自分の生き方や家族のしあわせ にも火円とサすることになりましよ、つ。 そこで、まず一日の計画をどのようにたて 朝起きてから身じたく、食事のしたく、あたらよいか、そのことを考えてみるわけです とかたづけ、掃除、洗濯、新聞読み、ラジオが、そのまえに、以前にわたくしが政府の委 やテレビの視聴、近所とのつき合い、こども託調査で、「主婦の生活構造に関する調査」 ( 国民生活研究所 ) をやったときの経験を話し の世話と教育、買い物、自分の趣味の時間 そして家計簿の記入など、つまり、そこにはましよう。 いろいろな仕事があります。だから、主婦業朝、五時半に起きて、夜、十時に寝るまで は雑業ともいわれます。しかし、仕事は雑多の一日の時間表は、一週間を通じてほとんど ですが、それは無意味ということとも、また同じようにくり返され、ただ、日に一、二時 つまらぬということとも、はっきり区別され間を費している外出の目的が、日によって違 ます。 う程度です。そして日曜、祭日は起床時間が 八時から八時半となっていますが、これもは それどころか、それは収入の源泉になる、 主人のあすの仕事をよりよくつくりだし、社とんどの家庭に共通しています。 一日を計画的に
その他にも無料で法律相談を行なっているは、法律扶助協会で立て替えてくれる場合も ところとしては、弁護士会、新聞社 ( たとえば朝ありますから、この点についても、弁護士会 日新聞では毎日午後から弁護士が相談に当た 0 てで説明を受けることをお勧めいたします。相 の いる ) 、東京都庁、区役所 ( 毎週曜日を決めて実施 律 司法書士 している ) 等があり、十月一日の法の日には各 法 の 所で臨時法律相談所が開設されます。なお、 司法書士は代書人とも呼ばれ、裁判所、検 聿目談し 本一こ行くときは、関係書類はすべて持参す察庁、または法務局 ( 登記所 ) に提出する書類 るほうが適切な解答が得られるでしよう。 を、依頼者に代わって作る仕事をしていま す。たとえば、裁判所に訴状や答弁書を出す 弁護士 とき、検察庁に告訴状を出すときなど、弁護 最近、弁護士の門をたたく人のなかには、 士に依頼してあれば、もちろん弁護士がやっ 無料相談 あらかじめ紛争を避けるために、法律上の相てくれますが、依頼してないときは司法書士 全国の警察署や警察本部では家事相談、法談を受ける人がふえてきています。 に頼むと便利です。 律相談、少年相談、交通相談などの係を設け しかしなんといってもやはり多いのは、実しかし、なんといっても多いのは、登記に 無料で一般の相談。 こ応じ、よく利用されてい際に法律上の紛争が生じた場合の解決の相談関する仕事です。法務局に提出する土地、家 ます。家庭内のもめごとや法律問題についてや、それが裁判となった場合はその訴訟代理屋の登記申請書、およびこれに付随する書類 は防犯課家事相談係が、少年の非行や不良化の依頼です。具体的にいえば、債権回収、土の作成や登記手続などは、いろいろ細かい問 の問題の場合は少年相談所が、それそれ担当地建物の譲渡、賃貸、その他財産上の紛争や題がありますから、司法書士に委任すればい しています。 身分上の紛争の相談 ( 民事事件 ) 、犯罪容疑をつさいの手続きをやってくれます。 警視庁では、少年第一課に少年相談室があ受けた場合の弁護の依頼 ( 刑事事件 ) です。通不動産登記にかぎらず、商業登記について り、都内では他に、浅草、新宿、大森の三か常、弁護士はいずれの事件についても手がけ も同様です。司法書士は全員司法書士会に加 所に常設の相談所として少年センターが設けていますので、最も重要なことは、信頼でき入していますから、直接、会で適当な人を見 られており、性格・知能検査、環境調査などる人を選ぶということです。 つけてもらうのもよいでしよう。費用は司法 行ない、適切な指導に当たります。交通事故費用は、事件を依頼する時に手数料を、依書士の報酬基準で決まっています。 このってくれます。 は交通安全協会が相談。 頼した目的が果たされたとき謝金を払うのが 行政書士 家庭裁判所でも、家事相談、少年相談の窓通常ですが、具体的な額については各地の弁 し合わせするのが最もよいでしょ 口が常設され、ここでは調査官がいろいろ問護士会に問、 司法書士とともに代書人とも呼ばれます。 う。なお、貧困で弁護十費用が出せないとき弁護士、弁理士、税理士、司法書士等の業務 題解決の助言や指導に当たっています。
いうのが、現実のようです。夫に炊事や洗濯のです。掃除にしても、使うところは毎朝や夫婦の報告は、とてもいいと思います。 をしてもらう、これは妻自身のなかにコンプることにして、あとは一週間に分割してや 都下三鷹市の保育施設の例 レックスの頭をもたげさせます。また、夫自る、それも夫の協力を得れば、掃除のための しかし、これも夫婦ふたりだけの場合です 身のなかにも抵抗があるかもしれません。そ時間は節約できるばかりでなく、清潔整頓の と比較的に単純ですが、これにこどもが加わ れから、特に親や世間の目、それらとも戦っ気分をそこなうこともありません。 ていかねばなりません。親や世間の保守性食事も、ふだんは単純な料理で済ませてると、なかなか容易ではありません。保育施 も、一週に一度か二度は、妻の心をこめた念設といっても近くになかったり、あっても自 は、男が台所にはいることがおかしいと 分の収入のほとんどが飛ぶほど高い費用だっ う、古い習慣のしつばをまだまだっけている入りの手料理をつくるというスケジュール は、ぜひ立てておきたいものです。ある主婦たり、またお手伝いさんを頼むにしても容易 のです。 は、土曜日の夜は、このために特に大事にすに見つからず、見つかっても、保育所以上に だから、共働きの家事計画には、夫をはじ 高い費用がかかるというわけです。 め家族の協力をぜったいに必要とする、そのるといっています。 「職場か、家庭か」という選択に迷うのは、 条件を前提に、家庭内の雰囲気をどうじよう たいていこういう時期です。しかし、この点 ずにつくりだすか、このことをよく考えたい で も、働く婦人の一般的問題として、ずいぶん のです。ただ、若い夫婦の間には、この条件義 前進してきています。東京都の家庭福祉員制 をうまく解決している場合が、どんどんふえ点 て 度、会社の保育施設、また巡回福祉婦、団地 ているのです。それは家事の合理化手段 日寸 などでのホームヘルバーやナース制度、主婦 炊事、洗濯、掃除の電気製品をはじめ即席食 ートタイムなど、働く婦人のいちばん悩 品までーーーを、できるだけじようずにいかす協 の む問題であるだけに、協力と要求のまとまり ことで、可能にしています。これらは戦前の夫 は 除 が地域にでて、少しずつ改善もされ、充実も 共働き、また十年前の共働きと比べてさえ、 してきています。 有利な条件にあることを考えたいのです。 東京都下の三鷹市では、市長さん自身、 掃除、料理すべて、 あすは休み、多少は朝寝坊ができるという「婦人に経済の裏づけがなくては、男女同権 は 重点集中主義で で 土曜日の夜は、働く人にとっていちばん心のとはいえない。だからこの町の保育施設も、 庭 し冫オしこなにも困っているかたを助ける意味のもので また、ここでの家事計画は、特に重点主義休まるときです。この夜は、互、こしこ、 の を心がけなければやっていけません。それは ともゆずり合い、妻は食事ごしらえ、夫はあなくて、男女同権というものの、女子の権利働 共 ただルーズにやるということでなく、計画にと片づけの分担も楽しく、すべての仕事からを男性と平等に発揮させるためにやっている のだ」という抱負で、保育施設の充実に努め 従って、重点主義でやるという心がけでよい解放されて過ごすことにしているという若い ふんいき みたか
ご執筆いただいた先生 ( 五十音順・敬称略 ) 愛知教育大学教授亠月・木 医事評論家石垣純二 服飾デサイナー石干祥八月 家事研究家牛山禮子 住宅コンサルタント岡本敦 日本社会事業大学教授 政亮 国民生活研究所 川端良子 作 家邱・ 、水 ) 供 弁 士久米愛 インテリアデザイナ 柴岡治子 Z アナウンサ 鈴木健二 服飾デザイナ 鈴木宏子 弁 士多田武 護 弁 士田邨正義 家事研究家戸川寿子 掃除研究家西川勢津子 護 弁 士西幹忠宏 野田経済研究所主筆野田・功 東京都立大学教授唄亠子一 生活研究家樋口恵子 家事研究家堀士心津 東洋信託銀行本庄登志彦 護 弁 士松下幸徳 生活研究家松村喜代子 ム間 評 = 11 ロ 家丸岡秀子 護 弁 士山田隆子 日本経済新聞論説委員長 , 人和「男三 家事評論家吉沢久子 消費生活コンサルタント 吉田澄子 東京大学教授渡辺 ~ 津三 二こ卩 カイカ装 フ ス 井上松田 上原本中 球重秀一 二和実光
を基礎にしたものですが、この生活時間が、 よく考えて設計された生活時間表 ( 下 ) と、ほ す ま 6 , 「・をとんど一致しているのは興味があります。 し そこには、毎日の暮らしのくり返しのなか で、主婦がしばりだした知恵と、それに基づ 均可、第 ・よく計画性がにじんでいるといえましよう。 間 時 活 ある主婦グループの記録 下の表は、ある熱心な生活研究グループ 二 ( 亡で、会員を中心とする全国一万一千人の主婦 の、日ごろの生活の二四時間を一週間記録し 次に主婦の平均的な一日の暮らしを整理して、その一日平均をみたものです。 この表をよく調べ、参考にして、朝起きて てみると、左表のとおりになります。 から寝るまでのあなたの生活時間を、じよう 睡眠時間は七時間半前後、家事に七時間 余、そして社会的、文化的な面に費やされるずに配置してみてください。 時間は、六時間余となっています。 左の表と下の「考えられた生活時間表」と マを比較してみると、よく似ているなかで、左 ところでこの表は、ある会社のサラリー ン家庭、それも若い主婦たちの一日の暮らしの表の家事的のうち、「そのほか」の項目 しし 7 7 6 4 5 9 しし O へ 0 つ」 -0 っ乙「 1 っ 0 つ」は・ 5 -4 【 0 ( 0 1 亠っ 0 っ ) は・ 4 1 亠 O 平 の 舌 婦 夫 分 日ー冖 / 1 一 時 眠事り息他事縫濯物除他 まの計 の の 睡食身休そ炊裁洗買掃そ 9 生理的 0- 2 家事的 なな 書の聞オビ楽楽 呉呉 4- 動際談他務職 も ジレル = 一ⅱ るる 言読書新ラテみす / 運交雑そ勤内 教養・娯楽 収時 社会的・文化的 「 1 → 1 ( 0 一三ロ 一時間三二分もとられていることに気づ 家事作業の流れのなかに費やされながら、 どの項目にも入れられないものであるという あたりに、冗漫な時間の使い方がないか、検 討の余地がありそうです。 家事 7 時間 19 分の内容 考えられた主婦の生活時間表 1 日の暮らし ( 1 週間の平均 ) 家事 7 時間 19 分 ( 衣食住の運営と家庭事務 ) こどもの教育 31 分 57 分 職業 , 生産 身のまわり , だんらん , 教養 , 交際 6 時間 27 分 1 時間 10 分 社会に連なるため 睡眠 ( 昼寝も含む ) 7 時間 45 分 食 3 時問Ⅱ分 住一時問 27 分 衣 2 時問 07 分庭 事 分 能率的な家事 38