電傷 : : 七九一一 医師のかかりかた : ・ 放射線皮膚障害・ : ・・七九三 8 くすり 3 中毒の救急手あて : ・・七九四 ガス中毒 : ・ ・・七九四 くすりのあらまし : : 八一九 食中毒・ : : 七九五 くすり ( 薬 ) とは何か : : 八一九 じ : 七九六 薬物、薬剤中毒・ : くすりにはどんな種類があるか : ・八一一 0 ・・七九七 化学的製品生薬製剤品 も人口呼吸法 包帯材料と使いかた・ : : 八 0 一 生物学的製剤 包帯の目的 : ・ : 八 0 一 くすりの用いかた・ : 材料と種類・ : : 八 0 一 くすりの用量 : ・ 巻軸帯の基本的巻きかた・ : 毒薬・劇薬 : ・ 特殊の部に行なわれる巻軸帯の 習慣性 : ・ 巻きかた : ・ ・・八 0 四 麻薬・覚せい剤・その他 : ・ 三角巾の使用法・ : ・・八 0 五 薬局方 : ・ 薬局・処方せん・ : 家庭看護の心得 くすりを取り扱うときの一般的 注意・ : 病人看護にあたって : ・・八 0 七 よい病室 : : 八 0 八くすりのすべて : 睡眠剤・ : 病床の作り方 : ・ 鎮静剤 : 病人のねまき : ・ : 八一 0 向精神病剤 ( 精神平衡剤、トラ 病人の清潔 : : 八一 0 ンヤライザー、抗うつ剤、精神 体温・脈拍・呼吸のはかり方 : : : 八一一 刺激剤 ) ・ くすりののませかた・ : 下熱剤 : ・ 食餌のすすめかた : ・ 鎮痛剤 : ・ 氷まくら・氷のう・湯たんぽ : : : 八一三 用便 : ・ かぜ薬・ : 鎮咳剤 : ・ かん腸のしかた・ : 去たん剤 : ・ 消毒のしかた : ぜんそくの薬 : ・ 特別の症状に対する看護 : ( 付 ) とこずれの予防と手あて・ : 八一七 強心剤 : 血管剤 ( 降圧剤、昇圧剤 ) ・ 長期療養者の看護にあたって : : : 八一七 利尿 : 看護日誌をつけましよう : ・ : 八一天 : 八元 ・・八三 0 ・・八三 0 自律神経剤 : ・ 胃腸薬 : ・ 胃の薬腸の薬 ( 含駆虫剤 ) 抗ヒスタミン剤 : 化学療法剤 : サルファ剤抗生物質抗結 核剤 ( 結核化学療法剤 ) 抗 しゅよう剤 ( 悪性しゅよう治 療剤 ) : 八一一 0 産婦人科のくすり ( 含避妊薬剤 )••・八哭、 ビタミン剤・ : 八と 脂溶性ビタミン水溶性ビタ ホルモン剤 : ・ : 会五 たんばく系ホルモンステロ : 八一五 イド系ホルモン 栄養剤 : : 八一一五 外用薬・ : 包帯材料 : ・ ・八一一八医薬品以外のくすり・ 殺虫剤 : ・ 殺そ剤・ : 農薬 : ・ 毒物・劇物 : ・ 漢方薬と民間薬・ : 八天 症状からみたおもな病気 : ・ からだのどこかにおこる症状 : : : 会一 症状編 : 八五八 : 八究 ・・八六四 : へ ( 五 ・・△毛 ・・八四三 : 会四
くすり 879 りに関係のある事法という法律の第二条 に医薬品の定義がのっていますが、要する に病気の診断とか治療とか予防などに使用 する物質のことを医薬品といっているわけ です。この医薬品ということばは主として 法律的な用語として用いられていますが、 その他にくすりのことを薬物 ( 人体に対す る作用の面に主として着目してよぶとき ) 、 薬品 ( 物品の種類の一つとして、食品、衣 料品などとならんでよぶとき ) 、薬剤 ( 錠 剤などのようにそのまま使えるもの、ある くすり ( 薬 ) とは何か ( 定義 ) いは処方せんで調剤してもらったものなど くすりという語はたれでもよく使うこと をさす ) などの用語があって、それそれす ばであって、概念的にはわかっているでし こしずつニュアンスの異なったことばにな ようが、あらたまってくすりの定義は、ときっています。 かれるとこまる方が多いと思います。くす 8 8 8 8 8 -8 -8 -8 8 一 8 8 : 8 -8 8 8 : 8 8 : 8 一 8 -8 【 8 -8 8 8 8 一 8 8 一 8 8 一 8 -8 -8 しそ・ 】う注【 ま 】ん扱的】 ら 】剤ミ剤の剤剤・ 物民 じ あ薬れ方取一 の劇処をの・ 都く ・経タ法科ンン料】 方・りき剤剤神剤剤薬剤んそ剤剤 , 剤神薬ス療人ミモ剤薬材剤剤薬・薬 もす薬薬局局すと眠静精熱痛ぜ咳たん心管剤尿律腸ヒ学婦タル養用帯虫そ物方 」く毒麻薬薬く睡鎮向下鎮か鎮去せ強血利自胃抗化産ビホ栄外包殺殺農毒漢 くすりのあらまし
散剤、酒精剤、錠剤、シロップ剤、浸剤・えば扁桃腺炎の患者ののどにルゴールをぬ 0 2 くすりには 8 煎剤、注射剤、チンキ剤、点眠剤、トロ ったり、じ ( 痔 ) の患者が肛門から坐薬を どんな種類があるか ( 分類 ) ーチ剤、軟膏剤、乳斉、パスタ剤、パ さし入れたりするのがこれです。一般に皮 プ剤、芳香水剤、リニメント剤、リモナ膚、粘膜 ( ロ腔、尿道、腟、肛門、眼の結 編くすりはその基原から分類するとだいた ーデ剤、流エキス剤、ローション剤 いつぎのような種類のものがあります。 膜など ) あるいはきずロなどに主としてこ 床化学的製品 ( 化学的に単一の物質 ) これらの各製剤は、くすりにそれそれのの方法でくすりが用いられます。しかし、 3 合成品 用い方に応じて使いやすいようにするた注意していただかねばならないことは、肛 めの加工をほどこしたものです。 無機物 ( 例、昇汞、重曹など ) 門から入れる坐薬とか、皮膚にぬる軟こう 有機物 ( 例、アスピリン、ビタミ 生物学的製剤 ( 細菌や血液からっくるもの ) の中にもつぎにのべるように、そのくすり ワグチン、抗毒素剤 ( 免疫血清 ) など ンなど ) の全身的効果をねらって用いるものも少な しかしこの分類も厳密には区別のむずか くないことです。 ⑤天然物から取出したもの しいことがあります。たとえば、クロラム 無機物 ( 例、ホウ砂など ) 局所に使う薬では濃度を適当に選ぶこと フェニコールというくすりはその基原は細 有機物 ( 例、レセルピン、サント ; たいせつですが、一般にくすりの溶液の ニンなど ) 菌の培養液からえられた、いわゆる抗生物濃度をあらわすための % には重容量パーセ 生薬 ( 天然物そのまま、またはかんたんな質 ( 頁 ) ですが、化学的に構造のはっきント ( w 一 V% と書きます ) が多く用いられ りわかった単一の物質であり、現在市場に 操作を加えたもの ) ます。たとえば二。ハーセントホウ酸水とい 3 動物性 ( カンタリス、ミッロウなど ) あるものはすべて化学的に合成されたものうときには、ホウ酸二グラムを水にとかし ミリリットル (ml) にしたものを て一〇〇 ⑤植物性 ( ジギタリス、ダイオウなど ) です。 さします。これはグラム・デシリットル 製剤品 ( 使用目的のための特殊加工をほど (g/dl) ともいいます。 こしたもの ) くすりの用いかた ( 適用方法 ) 全身適用くすりが吸収されて全身的に 製剤品には日本の薬局方 ( 跖頁 ) に規定 くすりの用い方は大きくわけて二つにな作用するような使い方です。たとえば扁桃 されたものだけでもつぎの二十六種類があ 腺炎の患者にサルファ剤をのませたり、ペ ります。すなわち ります。 局所適用治療を目的とする身体の特定ニシリンの注射をしたりするのがこれです。 エキス剤、エリキシル剤、カプセル剤、 粒剤、丸剤、眼軟膏剤、硬膏剤、坐剤の場所に直接薬物を用いる方法です。たと全身適用の方法を細かく分類するとつぎの しようやく
されて毒作用をあらわすもので、直接虫体虫剤を接触中毒剤からわけてくん蒸剤とい 2 腕用のふといものもあります。 8 〔絆創膏〕、絆創膏は松ャニを原料としてに散布して効力を期待するものでなく、散います。主として倉庫、温室、船倉などの いることと、皮膚面を密ペイして外気にふ布によって植物体の表面をおおい、害虫に密閉室内の害虫駆除に用いられます。また たべさせることによって目的を達します。 土壌消毒や柑きつなどの立木の天幕くん蒸 編れさせないため、カプレる人もあるので最 医近ビ = ール絆創膏、プラスチ〉グ絆創膏なしたが 0 て植物体の表面に長く固着して効に用いられるものも含まれます。例・二硫 床どが市販されています。また線維状の通気力を保持するものが用いられ、保護殺虫剤化炭素、グロルピグリン、シアン化水素 ( 青酸 ) 、臭化メチルなど。 性をもたせたセフテープといったようなもともいわれます ( 例・ヒ酸鉛、ニコチン、 四、浸透弑虫剤は薬剤が植物の葉、茎、 のもあります。小さなきずを処置するよう、など ) 。 な場合、絆創膏の中央部にガーゼをつけた 二、接触殺虫剤は害虫の外部器官に接触根などから浸透して植物全体にゆきわたり し、ここから吸収されて毒作用をあらわす害虫を殺す ( 例・シ = ラーダン、ジメトン、 救急絆創膏が便利です。その外に油紙 ( し モノフルオン酢酸、モノフルオルアセトア わ状にしたものが使いやすい ) 、軟膏などをもので、器官から吸収れるものと呼吸毒、 ミドなど ) 。 のばして使用するリント布、三角巾などは皮膚から吸収されるものを皮膚毒といいま す。とくに神経系統をおかすものを神経毒 前記の殺虫剤のほかに、害虫を捕殺する 常備しておいたほうがよろしい 〔関東逓信病院薬局薬品管理室長中智英〕といいます。接触殺虫剤は直接虫体に散布ために誘引する誘引剤 ( 例・メタアルデヒ して、これを殺滅する目的で用いられるこ オイゲノール ) 、害虫をよせつけない とが多いから、保護殺虫剤に対して直接殺ようにする忌避剤 ( 例・ジメチルフタレー 医薬品以外のくすり 虫剤と呼ぶことがあります。 ト ) 、薬剤自身は殺虫効力をもたないが、 例・除虫菊剤 ( 粉、乳剤、ビレトリンエ殺虫主剤に添加すると殺虫効力を増大する キス、合成ビレトリン ) 、硫酸ニコチン、 とともに、薬剤の安定性を増す効力増強剤 、ガンマ、 ( リンデン ) 、グロ ( 例・ビペロニルプトキサイド ) などがあ ルデン、トキサフェン、アルドリン、デー ります。 殺虫剤 ルドリン、エンドリン、有機リン剤 ( 。ハラ殺虫剤には速効性のものと遅効性 ( 持続 殺虫剤はつぎのような種類にわけられまチオン、テップ、マラソン、ダイアジノン、性 ) のものとがあるので、対象害虫によっ シュラーダン、デメトンユな、ど ))O て使用する薬剤の種類を適当にかえなけれ 一、消化中毒剤は害虫の消化器から吸取三、くん蒸剤はガス体として作用する殺ばなりません。一つの殺虫剤を連用してい す。
も働くことがありますが、この種薬物が鎮 カノコソウ根 ( 吉草根 ) 製剤 8 8 静催眠剤と異なるところは、大脳皮質に作 カノコソウ科のカノコソウの根からっく 用せず、主として間脳に働くことて、した った製剤て、ふつうカノコソウチンヤとし 編がって、精神活動や行動力を低下すること て用いられ、本剤は内服により反射興奮性 医なく不安緊張だけをのぞく目的に用いられ鎮静剤とは大脳皮質の知覚感覚や運動領の減退や、中枢福経まひ作用があるのて、 床 るものて ( くわしくは向精神病剤の項参域などの異常興奮をしずめる目的て用いらとくにヒステリー性神経発揚状態に有効て 照 ) 、ただし、前夜の不眠者が昼間ときにれる薬物て、催眠剤は大脳皮質をまひさせす。 危険なしごとをしたりする場合はさけた方て睡眠におちいらせるに対し、鎮静剤は神 そのほか鎮静剤としては、アギ ( セリ科 ) がよい」しよう。 経過敏によっておこる感情の亢進や、な センヤ「一ウ ( 川葛、セリ科、根茎を用う ) 、 なお最後に覚えておきたいことは、同一吐、不眠、ヒステリーなどの症状に対し鎮トウキ ( 当帰、セリ科、根部 ) 、ホップ ( 雌 催眠剤の連用は習慣性をおこしやすいてす静的に働くものてす。したがって催眠剤も毬、チンキ剤として用う ) 、ヨロイグサ ( 白 から、一種類よりも二種類以上を交互に用その少量 ( 二分の一ー四分の一 ) を用いた莖、セリ科、根部 ) などの生薬があります。 いた方が、習慣性の予防や用量の節約およ場合には鎮静剤ともなりうるわけてす。鎮 向精神病剤 び副作用防止に役だちますから、使用に際静剤を分類しますと、だいたいつぎの二つ ( 精神平衡剤、トランキライザー になります。 してはてきるだけ専門家の正しい指導のも 抗うつ剤、精神刺激剤 ) とて服用することが望ましいことてす。 最近青少年の間にもて遊はれ、、新聞紙上臭素化合物 現代文明のいちじるしい発達は、一方に て間題になっている。″睡眠薬遊び〃に用 おいて精神的苦脳をもましつつあり、わた いられる催眠鎮静剤があります。たとえは 一般に臭素化合物は体内に吸収されるとしたちの周囲をみまわしただけてもあまり ハイミナール、バラミン、ドリデンなどが臭素イオンの形となり、これが鎮静作用をにもおちつきのないことがたくさんありす 代表的なものてすが、これらは従来の催眠あらわすものて、無機、有機化合物をとわぎます。ノイローゼといわれるものてす。 剤とかわった新型の催眠剤ともいわれ、めず臭素化合物は一般に鎮静作用をもっていしたがってこれからもこのような精神病剤 ざめが爽快という作用も手つだって流行します。製剤としてはいろいろありますが、 の出現はますます必要となってくるものと たものてしよう。 ふつうよく用いられるものは、臭化カリウ思われます。向精神病剤を便宜上っぎの四 ムおよび臭化ナトリウムがあります。 種類にわけてのべることにしますが、もち 鎮静剤
経、抑制するのが副交感神経の役割というのですが、類似のものとして、エフェドリ 8 臭化水素酸スコボラミン、。、。、・ / ヘリン ( 鎖 ン、メチルエフェドリン ( 、不オ 8 ことになります。このように同一臓器に対 ドリン ) 、プ痙剤 ) 、ペナグチジンメトプロマイド ( ファ リビナ、メトキシフエナミンなどあります。 してたがいに反対しあう二つの神経が働き イナリン、胃酸過多症 ) などあります。 副交感神経剤 編あって、臓器の機能を一方に片よることな 以上は薬効別に薬について概説しました 学 く正常に調節されているのです。そしてこ 副交感神経の緊張状態は、交感神経緊張 が、薬は一種類のものを単独に用いるより 床の両神経の臓器に対する作用のしかたは、 状態とまったく逆の症状で、脈拍遅緩、末も、一種類以上のものを組合わせて用いる 臓器の種類によってそれそれちがっていま梢血管の緊張低下による血圧低下、蠕動運方が治療上理想的な場合が多く、市販され す。今これを例をあげて示しますと前ペー 動亢進、低血糖、胃酸過多、子宮筋けいれている薬にはそのようにしたものが多くな ジの表のようになります。 んによる月経困難などをおこします。本剤 っています。たとえばかぜにかかったとき 交感神経剤 にも副交感神経興奮剤とまひ剤とがあり、 にかぜ薬ばかりを用いず、これにビタミン 本剤には交感神経刺激剤と交感神経抑制興奮剤としては、塩化アセチルコリン ( オ o や抗ヒスタミン剤、下熱剤、せき止め薬 または遮断剤があります。一般に交感神経 ヒノト ) が代表的なもので、そのほかャ などを混せ合わせ剤のほうが合理的で ( 例、 緊張時には心臓どうきは早まり、かっ末梢ボランジ葉の成分であるビロカルピンは、 ルルシロップ、ダンシロップ、セデス ) ま 血管は収縮するために血圧は高くなり、消分泌腺に作用して発汗およびロ渇抑制剤と た同じ種類の薬ばかり用いず、ときどき薬 化管は運動抑制のため慢性便秘や血糖上昇して、あるいは局所的には瞳孔収縮剤としの種類を変えてみることが必要な場合が多 をおこしますから、このような症状には抑て緑内障に対し点眠します。サリチル酸工 いから ( 例、睡眠薬、鎮痛剤など ) 、このよ 制または遮断剤として、ペンジルイミダゾゼリンは体内にてコリン分解酵素の作用をうな薬の用い方については専門家である医 リン製剤 ( たとえばイミダリン ) 、プリスコ阻害するため、二次的に副交感神経を刺激師、薬剤師とよく相談のうえ用いることを 1 ルそのほか麦角アルカロイド、イカリソすることになり、緑内障に用いられ、同様おすすめします。 ウの成分、ヨヒンビン ( これは主に催淫剤 にネオスチグミン ( ワゴスチグミン ) も勝〔関東逓信病院薬局製剤室長本山浅治郎〕 に用いらる ) 、アプレゾリン、インド蛇本管まひ ( 便秘 ) や緑内障に用いられます。 胃腸薬 の成分レセルピンなど、それそれ症状に応 副交感神経まひ剤としてアトロピン ( ナ 胃腸薬はわれわれにもっともなじみの深 ス科植物・のハシリドコロの根 - 、ロート 根 ) じて用いられます。つぎに交感神経まひに い薬剤の一つです。一般に消化管に作用す 対する刺激剤として、エ。ヒレナミン ( アドレ があり、便秘、気管支ぜんそく、局所的に ナリン、副腎髄質ホルモン ) が代表的なもは散瞳剤として点眼に用います。そのほかる薬剤を胃勝剤とよんでいます。そのおも
8 ・ヒドラジッドの三剤ですがこのほかに各とげ、種々の薬剤が提供されています。しす ) ・ビスマス製剤 ( 次サリチル酸ビスマ 8 種の抗生物質・サルファ剤が併用され、最近かし、まだその効果は病気の進行を抑制し、 ス注射剤 ) などが頻用されます。淋疾治療 ではコ 1 チゾン・アグサー・プレドニソロ病状緩和に役だっていどで決定的に治療す剤には主としてペニシリン・サルファ剤が 編ン・テトラサイグリンなども用いられます。ることは不可能な段階です。したがって理使用され、耐性のできた場合はテトラサイ 学日本の生んだ独特の薬剤であるカナイシ想的な抗しゅよう剤といいきれるものはまグリン・グ 0 ラムフ = = 0 ールなども使い 床ンも、最近注目に価するものとなりました。 だありません。しかし、あるていどの成果ます。軟性下かん治療・第四性病治療には 結核治療に単剤を使用することはほとんどでも認められるようになったことが、今後局所療法のほかに全身療法としてやはり各 まれでたいてい併用療法であります。①スの大きな発展を約束するもので、日進月歩種抗生物質を使用します。マラリア薬古 トレプトマイシン経ロ的に用いると吸収の研究発展に大きな期待をかけてもよいもくからあるもので、天然産キニ 1 ネ、合成 が悪いため筋注を原則とします。副作用とのといえます。従来抗しゅよう剤として用品としてプラスモヒン・アテプリンがあり、 して難聴・耳なり・めまいなどを招来します。 いられているものを分類しますと、①細胞第二次大戦中ペンタキン・グロロキンなど ②パス最初に使われたパスはナトリウム 毒、核分裂毒ナイトロジェンマスタ 1 ド が研究されましたが、現在では南方へ海外 塩であったために、経ロ的に使用したとき ・ Z ・オキシド ( ナイトロミン ) など。②旅行する場合以外には、あまり関係のない に吸収はよいが胃腸障害がありました。そ代謝拮抗物質テオプテリン・ロイケリン薬剤となりました。アメーバ病治療剤工 の点でパスのカルシウム塩は一段進歩した ・アザンなど。③抗生物質カルチノフィ メチン・カル・ハルゾン・キノョジン・キノ リン・ザルコマイシン・マイトマイシン・ ものですが、最近ではアルミノバスという ホルムなどがあります。吸虫類の治療剤 ものも出現して、きわめて味のよい製剤が トヨマイシンなど。最近ではこれ以外にもアンチモン剤。 トリバノゾーマ病治療剤 可能となり、大量服用の必要あるパス製剤テスパミン・マーフィリンなどが治療薬とゲルマニンなど。治らい薬スルフォン剤 もきわめてのみやすノなりました。③イソ して登場してきています。 ( プロミンなど ) 。 ニアジドおよびその誘導体 ( ネオイスコチ その他 ( 駆梅剤マラリア薬・そのほか ) 産婦人科のくすり ( 含避妊薬剤 ) ン・ヒドロンサン・ヒポナイプレン ) 、その 駆梅剤 ( 性病治療剤 ) 駆梅剤としては 他最近では。ヒラジナマイド・サイクロセリ ペニシリン・エリスロマイシンその他の抗産婦人科のくすりを考える場合、まず思 いうかぶことは性ホルモンの使い方の問題 ンなどという薬剤も研究使用されています。生物質・有機性ヒ素剤 ( サルバルサン以後の 各種のヒ素化合物でとくにマファルセン・ 抗しゅよう剤 ( 悪性しゅよう治療剤 ) です。性ホルモンの乱用ほど危険なものは 抗しゅよう剤には最近目ざましい進歩をネオアルスフエナミンなどが常用されまありません。ですからホルモンの使い方は
二、黄リン製剤の主成分は黄リンです。 ることです。 に処方例を示します。 斗式斗 4 、 CO 8 製剤はチ、ープ入りまたは缶入りになって 四、その他の製剤として亜ヒ酸、リン化 2 直接殺菌剤は作物 いて、色は赤かっ色で黄リン特有のいやな亜鉛、アンツ 1 、海葱、炭酸・ハリウム、硫 国土壌などに存在する病原 1 亠 11 編臭気があり、暗いところでリン光を発しま酸タリウム、カストリッグス、ムリタンな 菌を殺滅する目的に用い 学 b0 b0 b0 す。このため人間の誤食はほとんどありまどの製剤があります。 られます ( 例・ : ホルマリ 石 医 レ」ワ 1 【 0 0 せん。中毒の応急処置としては、黄リンの ン、昇汞、有機水銀化合 農薬 物、酸化石灰など ) 。 臭気がなくなるまで、オキシド 1 ルを水で 銅 b0 b0 b0 0 0 一 O 農薬とは農作物 ( 樹木をふくむ ) または ハ 1 セント 三倍にうすめた液または〇・一。 3 直接、間接両用殺 一 0 一 0 一 0 菌剤は作物の病害防除の 過マンガン酸カリウム溶液で胃の洗浄をく農林産物を害する線虫、ダ = 、昆虫、ネズ硫 ミその他の動植物の予防駆除に用いられる りかえします。油脂性の食物はぜったいに 一際、直接殺菌効果をあら 与えてはなりません。できるだけ早く医師殺菌剤、殺虫剤、その他の薬剤 ( 天敵をふ 種ルルルわす薬剤と保護的殺菌効 くむ ) を農薬とい 、その種類にはつぎの の手あてをうけることが必要です。 のボボボ果をあらわす薬剤とを併 ようなものがあります。 三、フッ素製剤の主成分はモノフルオル 一式式式用する方が、それそれ個 一、殺虫防除剤 ( 殺虫剤の項参照 ) ーセント 酢酸ナトリウムです。製剤は一バ 々に使用する場合よりも 、ルュ・ 8 ニ、害菌防除剤 水溶液で赤色の色素で着色してあります。 効果が大きいことが多い 灰式式斗 人畜に対してもつよい毒性をもち、作用が殺菌剤 石 3 4 6 のです。またこの二つの 保護殺菌剤は健全な作物体にあらか きわめて速効性です。わが国では農薬とし 6 4 3 陸能をもっている薬剤も パラチオン じめ散布して、その表面を薬剤でおおい てのみ使用が許可されており、 実用されています ( 例・ : 銅、水銀剤、有機 イオウ剤、無機イオウ剤など ) などの有機リン剤とともに特定毒物に指定病害菌の感染を長期間にわたって防ぐ目的 されています。したがってその取りあっか に用いられます ( 例 : ・石灰ポルドー夜イ 菌抑制剤直接殺菌力をもたないが、 菌の発育を妨げる薬剤である。 いは特定の人だけにかぎられ、一般の家庭オウ剤 ) 。 などでは使用できません。 三、殺そ剤 ( 殺そ剤の項参照 ) 石灰ボルドー液は、濃厚石灰乳にうすい 四、除草剤 この薬剤はきわめて毒性がつよく、しか硫酸銅溶液をかきまぜながら混和してつく も吸収が早いので、適当な解毒剤はありまられます。また粉末ボルドーもっくられて完全除草剤は植物の種類にかかわら せん。応急処置としてはすみやかにはかせおり、有効成分は塩基性硫酸銅です。次表ず、すべての植物を枯らす目的に用いられ
トミン・どオフェルミンなど、最近ではビ を浴びてきたといってもよいものに井草製ルギー性下刷などもあります。下は原因 フィズス菌製剤でラックというさらに強 剤がありますが、これは永年の研究と臨床に応じてそれが化学療法剤の奏効する場合 ならばまず病原菌の一掃をはかるべきもの力な生菌製剤もあらわれ注目に価する ) ⑥ が重ねられたものて甘草成分のグリチルリ 化学療法剤および抗生物質 ( 頁参照 ) こ チンが胃の中て分解して解毒的に働き、胃で、むりに下痢をとめるのはむしろ有害で、 十二指腸かいよう好転剤として作用すると食物中毒・毒物摂取・赤痢などによる下痢れら各種のげりどめは病状に応じて配合さ いわれています。ュモール・ネオュモールではむしろ下剤の投与で毒物・毒素の排せれ実際に使用されているわけです。 ・カンゲルなどてす。また邦産植物「アカつをはかるべきものです。急性下痢では絶〔下剤 ( かん腸剤ほかふくむ ) 〕便通は健 メガシハ」の有効成分 ( ベルゲ = ン ) を含食と体液補給とを適確に行なえばかならず康体であれば一日一回あるのがふつうです。 しもげりどめを必要としないものです。慢秘結の状態が数月つづくときを便秘といい 有する製剤は、組織細胞賦活作用とてもい うべき特性があり、胃酸分泌は上昇しませ性下の場合は食餌療法が第一であわせてまして、このような場合には便秘の原因を んが、胃腸全体の機能を調節するものとしげりどめを投与すべきものです。げりどめよくたしかめ、適当な下剤を用いることが しゅうれん にはつぎのようなものがあります。①収斂たいせつです。従来は便秘治療の目的に緩 て注目すべき胃腸薬て、よく利用されま 剤タンニン酸剤 ( タンナルビン : ・小児に下剤から峻下剤までのいろいろな下剤が用 す。マロゲンなどの市販品がありますが、 とくに賞用される・ゲンノショウコなど ) いられましたが、最近新しい下剤として腸 これは連用投薬の望まれる新薬てす。 ピスマス剤 ( 次硝酸ビスマス・次サリチル管に対して刺激が少なく、かっ、有形のま 腸の薬 ( 含駆虫剤 ) げりどめ 〔止瀉剤 ( 含吸着剤・内用殺菌剤 ) 〕下痢酸ビスマス・次没食子酸ビスマス・複方・ヒまで便通のあるような薬剤が提供されてい スマス坐剤 ) ②吸着剤薬用炭・アルシリることは注目すべきでしよう。下剤には① を抑制する薬物を止瀉剤 ( 制瀉剤 ) といい ン・天然ケイ酸アルミニウムなど、③腸運刺激性下剤カスカラザグラダ製剤・セン ます。下痢の原因はいろいろありますが、 ル糖衣錠 ( 生 、ペ丿 / ・ナルコナ・アロエ・大黄・オートー もっとも多い場合が急性腸炎です。急性腸動抑制剤アヘン剤・パパ 1 、 薬配合製剤 ) ・ヒマン油・フェノ・ハリン・ 炎のなかでも重要なのは赤利でこの他に食チンなど④被覆剤・粘漿剤トラガント 物中毒・消化不良・腸結核・各種伝染病など、⑤内用殺菌防腐剤アグリジン剤甘汞・ビサチン・トリサチン・沈降硫黄。 す ( アクリノールなど ) ・キノリン剤 ( キノ②塩類下剤硫酸マグネシア・酸化マグネ ど、 ( チフス・サルモネラ症・インフルエンザ ホルム・エンテロビオホルム・エマホルム シア・人工カルルス塩など。③腸内容増量性 ・コレラ ) などがあります。下痢の原因と 下剤 ( 親水性コロイドおよび不消化性線維 ) 7 してまた胃性下痢・バセドウ氏病など内分 など ) ・フェノール化合物 ( クレオソート・ 8 泌疾患によるもの、神経性下痢およびアレ正露丸・サロールなど ) ・乳酸菌製剤 ( ラク寒天・トラガント・ Oä0 製剤 ( ・ハルコゾ
現在用いられているかぜ薬というもののねやすいものですから、このようなおそれれむけをもよおすことて、ジフ = ンヒドプ 大部分は、下熱剤を中心とした対症療法的のある人には、アスビリンのアルミニウム ミン塩 ( 一日〇・一ー〇・二グラム ) ては なもので、最近市販されいるサルファ剤、塩となったハイピリン錠 ( 一日一二錠 ) をとくにこの傾向がつよいようてすが、マレ ペニシリン、エリスロマイシン、グロラムおすすめいたします。アミノピリン ( ピラ イン酸クロルフェニラミン ( アレルギン一 フェニコールなどの抗生物質も、かせその 一日〇・三グラム ) 、スルピリン 二ミリグラム ) 、ジフェニルピラ ものに対しては無力で、ただかせにともな ( ノ・ハルギン、 一日一グラム ) も効果の高 ン ( ( イスタミン ) 、ソラミン、アナ っておこるいろいろの病気 ( たとえば肺炎 いくすりですが、注意すべきは特異体質のヒスト、アリメジンなどは比較的ねむけ など ) の予防効果をねらったものといえる人で皮膚、ロ腟粘膜などにひどい発しんをもよおすことが少ないといわれていま でしよう。以下ふつうかぜ薬として用いら ( ピリンしん ) を生ずることがありますかす。 れているものについてかんたんにのべるこら、一度でもこのような経験をしたことの また局所療法として鼻腔の血管収縮剤プ とにします。 ある人は、よく医師や薬剤師と相談の上で リビナ、ナーベルの一。 ーセント点鼻剤が 下熱鎮痛剤かぜには多くの場合、発熱用いるよう心がけなくてはなりません。 効果的てあり、最近は噛霧剤 ( アナヒスト やからだの各部にいたみをおこしやすいも そのほかフエナセチン ( 一日一グラム ) アトマイザー ) も市販されています。その ( 一日〇・三グラム ) 、 のですが、一般下熱剤には下熱作用のほかや、アセトアニリド ほか消炎作用の強い副腎皮質ホルモン剤と に弱い鎮痛作用もありますから、単純なか塩酸キニ 1 ネ ( 一日〇・五グラム ) などの 抗生物質 ( ネオマイシンなど ) 、血管収縮 ぜの場合におこる発熱や頭痛、関節痛など下熱剤もよく用いられます。 剤 ( ナファゾリンなど ) をふくんだ局所用 の不快感は下熱剤を用いることにより一応 抗ヒスタミン剤近年かぜぐすりに抗ヒ 噴霧剤 ( ( イスビー ) なども市販されてい のそくことのできる場合が多いのです。かスタミン剤を用いる場合が多いですが、ヒ ます。 ぜに用いられる下熱剤としてはつぎのようスタミン剤はかぜの初期にみられる鼻炎、 なお、かぜにともなう咽喉部の感染を局 なものがよく用いられます。 いわゆる鼻かぜには確かに効果的で、患者 所的に予防または治療する目的てダントロ アセチルサリチル酸 ( アスビリン、一日の不快感をとりさるのに有効で、とくにか す 】チ、複合トローチ明治、イベルザールの く一・五グラム ) 。本剤は発汗駆風の作用もぜの回復期になって他の症状のさったあと、 ようなトローチ剤も用いられます。これら あり、古くから親しまれてきたくすりですせきだけが長く残っているような場合にき はロの中てゆっ . くりしゃぶっていることが 7 が、今でもよく用いられています。ただ胃くことがしばしば経験されています。本剤 たいせってす。 8 弱の人には長期間連用しますと、胃をそこの使用で注意すべきことは、副作用として