植物 - みる会図書館


検索対象: 盆栽 自然美の創作と鑑賞
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1. 盆栽 自然美の創作と鑑賞

十魚貝類 十昆虫・クモ類 ま原色魚類図鑑ニ三 8 円原色蝶類図鑑ニ 08 円 蚯続原色林魚類図鑑一 = = 8 円原色蝶類幼虫大図鑑 ( * ) 三〇 8 円 原色淡水魚類図鑑一 = = 8 円原色蝶類幼虫大図鑑 ( Ⅱ ) 三 08 円 原色熱帯魚図鑑ニ〇 8 円原色蝶類大図鑑三八 8 円 続原色熱帯魚図鑑ニ 8 〇円原色昆虫図鑑 ( 上 ) ニ五ÖO 円 生原色貝類図鑑ニニ 00 円原色昆虫図鑑 ( 下 ) ニ三 8 円 続原色貝類図鑑ニ五 8 円幻原色蛾類図鑑 ( 上 ) ニ八 8 円 原色髜貝類図鑑 ( * ) 一八 8 円原色蛾類図鑑 ( 下 ) ニ八 8 円 料原色髜貝類図鑑 ( Ⅱ ) ニ四 8 円原色蛾類幼虫図鑑 ( 上 ) 一 = = 8 円 原色財蛾類幼虫図鑑 ( 下 ) ニ五 8 円 ・。フ - フンクトン プランクトン図鑑一 = = 00 円生原色林蜘蛛類大図鑑ニ六 8 円 既淡水プランクトン図鑑 = 八 8 円原色躰昆虫生態図鑑 ① ) カミキリ編ニニ 0 〇円 ② ) トンポ編ニニ 0 〇円 動海洋プラ、一クト、一図鑑 = 000 円 ウ編ニ五 00 円 十鳥 十嘯乳類その他 7 原色哺乳類図鑑ニ一 8 円原色鳥類図鑑ニ六 8 円 原色家畜家禽図鑑ニ一 8 円原色野鳥生態図鑑 ( * 88 原色両生爬虫類図鑑ニ 80 円み原色野鳥生態図鑑 ( Ⅱ ) 辞 8 圧原色海岸動物図鑑ニ四 8 円圧原色飼鳥大図鑑ニ五 8 円 自然界を知り、自然に親しむための図鑑″ 標準原色図鑑全集 《全ニ〇巻》 高山植物 温室植物 昆虫 有用植物 い菌類 ( ) 海藻・海浜植物 6 岩石鉱物 9 海岸動物 お園芸植物熱帯魚・金魚 田樹木飼鳥・家畜 動物 * 9 植物 皿植物Ⅱ動物Ⅱ ( 定価各一ニ〇〇円 )

2. 盆栽 自然美の創作と鑑賞

ずしい若葉は、私どもの眼を楽しませ、心を慰めてくれます。そうして、こんな美しいものを、 という願いを抱くよ - フになる このひとときだけではなく、日常、自分のそばにおいて眺めたい、 のが自然です。こうして、一鉢の花や本が、庭で育てられ、部屋に飾られるようになります。 しかも、植物は生きものですから、丹精をこめて愛すれば、すくすくと生長し、やがて花も咲 かせ、実もならせてくれます。そういう意味で、植物というものは、まことに素直で、あいらし といえましよう。万物の霊長たる人間も、時と場合によっては、ひねくれて、他人の好意を 仇でかえしたり、裏切ったりしますが、植物にはそうした嫌な面がありません。愛すれば愛する ほど、その心にむくいてくれるのです。だから、人々は植物がかわいくてたまらなくなります。 いわば、それが人々を盆栽へと結びつける端緒です。 植物を愛する心 いいかえれば、どんな小さな一木一草でも、生ある植物を愛せる人ならば、誰でも、盆栽が好 きになれるはずなのです。盆栽も、もとはといえば、可隣な草や本を鉢にうえて育てたい、 う気持から生まれたものにほかならないからです。 けやき ところで、たとえば五葉松とか欅とか草本瓜 ( しどみ ) とかを何本か、山野から採取して鉢で 育てていると、植物に対する眼がひらかれていくにつれて、私どもは、同じ五葉松や欅でも素性 のいいもの、同じ草本瓜でもとくに花の美しいものなどが欲しくなってきます。どうせ、丹精を 小さくて密 こめて育てるのならば、審美的にみて、葉が大きくて疎にしかっかないものよりも、 に茂っているものの方がいいですし、花にしても、雅趣にとんだ色彩で変化のある弁のものの方 というわけです。つまり、最初は、ただ、山 が、下品で単調なものよりも観賞するのに楽しい 9 9

3. 盆栽 自然美の創作と鑑賞

* 世界の学者から賞賛されている 在細字番号は原色図鑑 ( 例 ) 現太字番号は原色大図鑑 ( 例 3 ) 定価が改定されることがあり 原色図鑑大図監分類別 ますので、御諒承ください。 十草本 十菌類・藻類・羊歯植物 原色園芸植物図鑑 (>) ニ六 8 円 原色本植物図鑑 ( 上 ) = 六 8 円原色林菌類図鑑 = 四 8 円 四原色果実図鑑ニニ 8 円 原色植物図鑑 ( 中 ) ニ八 8 円ワ : し 4 紜原色林菌類図鑑ニ五 8 円 虹原色林野菜図鑑一八 8 円 ( 草本編 ) 原色林海藻図鑑ニ四〇〇円 ( 下 ) 三ニ〇〇円 物原色本植物図鑑 原色林羊歯植物図鑑ニ六 8 円也十岩石・鉱物・化石 原色林高山植物図鑑ニ〇 8 円 原色岩石図鑑ニ 80 円 1 原色蘚苔類図鑑ニ八 8 円 続原色林高山植物図鑑一 = = 〇 0 円 5 の 原色鉱石図鑑ニニ 8 円 原色林薬用植物図鑑ニ一 8 円 そ 十園芸植物 続原色鉱石図鑑ニ三 8 円 原色林植物生態図鑑 (—) ニ四〇 0 円 ( 水平分布・垂直分布編 ) 原色薔薇洋蘭図鑑ニ一 8 円 原色化石図鑑ニ四 8 円 シッキム・ヒマラヤの植物ニ八 0 〇円 物 原色花卉図鑑 ( 上 ) 一八 8 円 の 十木本 虹原色花卉図鑑 ( 下 ) 一八 8 円 鉱 キ原色樹本図鑑ニ八 8 円原色園芸植物図鑑 ( — ) ニ一 8 円 9 原色髜衣服大図鑑ニ六 8 円 9 原色本材大図鑑三 8 〇円原色園芸植物図鑑 ( Ⅱ ) ニ三 8 円 石 独原色財植物図鑑 (*) 三 08 円原色園芸植物図鑑 ( Ⅲ ) 一 = = 8 円 岩 ( 木本編 ) 原色植物図鑑 ( Ⅱ ) 近刊原色園芸植物図鑑 ( Ⅳ ) ニ五 8 円 ( 木本編 ) 16. 15. 48. 31. 14. 13. 他

4. 盆栽 自然美の創作と鑑賞

です。「芥子園画伝」は、中国における古来の名家の山水画を集めた明の画家季流芳の画譜を清 代にいたって王概が増補したものといわれていますが、そのなかには、文人画風でとらえられた さまざまな樹木の姿が描かれています。いわば、そこには芸術的に理想化された樹本が立ちなら んでいるわけです。この画伝は、わが国に比較的早くから渡来し、とくに江戸時代中期における 文人画の発展に寄与したのだそうですが、また、盆栽芸術の創造にも大きな力があった、といえ るでしよう。話がわずらわしい詮索めいたことになってしまいましたが、このへんで、盆栽の本 質をわかりやすくおとめてみましよう。 盆栽とは、もっとも理想的な自然の樹木の姿を、盆中 ( 鉢のなか ) で創作することによって、 その本の自生している自然の情景をゆたかに連想させるもの。 このように表現できるのではないでしようか そして、盆栽は、植物への愛からはじまるものであるとともに、わが民族持有の自然美への潼 を背後にもっているのです。つまり、美しい自然に親しみ、それを日常の暮しのなかにとり入 れたいという願望が、つまり、こうした植物を素材とした芸術を生みださしたのだ、と考えられ るのです。 もっとも、家際に盆栽を手がけられる場合に、その本質がどうの、特色がどうの、と、むずか タネから育てた本 ) の欅でも、二、三年 しく思案される必要はありません。実生 ( みしよう たてば、もう寄植 ( よせうえ ) に作れます。配置よくうえこめば、武蔵野の林の景色を味わうこ とかできるでしよう。自然とともにくらす楽しさが、微風のように、じに訪れてきます。盆栽趣 1 06

5. 盆栽 自然美の創作と鑑賞

・カラーの文庫・ ヒマ一フヤ・川喜田二郎他著 ~ 健園・吉村著ニューヨーク・佐瀬隆夫著 木・岡本省吾著世界の国旗・藤沢優著 桂離宮・和田邦平著庭 」入・ーその銘柄ー・大野淳一著・イ - ン、ト - ・上野照夫著日・不 - のー人形山田徳兵衛著 切 ~ 化一一 00 種・塚本洋太郎著、、、ツバチの丗一界・井上丹治著日・本の切工 - 丁— : 山根重次著 サポテン・伊藤芳夫著 囲京の名庭・中根金作著中世の美術・黒江光彦著 6 皇 居・入江相政著四四季の鳥・清棲幸保著弘ギリシャ美術・穴沢一夫著 熱帯魚・牧野信司著証北 海道・館脇操著釭源氏物語絵巻・奥平英雄著 1 ーレし 3 アルプス・渡辺公平 一果一昔と今・カ富吉郎著 共著ルネサンス絵画・佐々木英也著 船越好文 ワイ・早坂浄著高山植物・武田久吉著新四季の花材こけばな協会編 日本の郷土玩具・本下龜城他著高野山・佐和隆研・田村共著五原始美術・中山公男著 色 ~ ・松井佳一著旒城ーその美と構成ー・藤岡通夫著 . 都・出雲路敬和著ムエ ・大崎映裔著 国宝絵巻・奥平英雄著信州の高原・安斎秀夫著青 リ・日寫達太郎著スイスの・山・山田圭一著更部峡犬ロ・足巻一・石川忠行共著 乢富士箱根・安斎秀夫著世界の人形・世界友の会編矼現代絵画、高階秀爾著 良・青山茂著既東一示昔と今 ( »-* ) ・宮尾しげを著 、光・安斎秀夫著 奈 ・島三郎著矼亠自城レ」ワ・ン・日高達太郎著 世界の動物・福田三郎著スポーツ切手 村四郎著 ~ 岡・太平・什・石Ⅲ栄吉・杉之原を共著 豆・安斎秀夫著靴菊 は暮しのいけばな・池坊専永著近代絵画・富永惣一著矼世界の切手・平岩道夫著 ロ マ・千藤淳著化万葉のふるさと・高田昇著矼日本の鉄道・荻原武夫著 べレリ - ン・近藤常恭著 宝 石・崎川範行著修学院離宮・和田邦平著確 震コä・、 自・宇田川電男著 浮世絵・菊地貞夫著東一泉昔と今 ( Ⅱ ) ・宮尾しげを著 6 白 雲仙長崎・武田幸一他著 南紀志摩・安斎秀夫著妬観葉植物・岩本道治著 九州の旅・武田幸一著蚯木の花・木の実・岡本省吾著ロンドン・岡本成蹊著

6. 盆栽 自然美の創作と鑑賞

真柏ー幹ー 真柏 ( しんばく ) は植物 名を柏槙 ( びやくしん ) と います。土壌にも乏しい 高山の岩壁などに蟠居懸垂 するもので、したがって、 神韻のただよう趣きを呈す る樹種です。また、幹の大 部分が枯れて白骨化し、水 吸 ( みずすい 本 . か、ら・不 を吸いあげる部分 ) が細い のも特色です。この木は、 いかにも真柏らしい樹態で、 幹の曲折さ、白骨化された 幹の模様がまことにみごと です。 はん , よ 1 】んす

7. 盆栽 自然美の創作と鑑賞

野に自生していた本を鉢にうえて自分の身近においておく、というだけのことだったのが、一歩 をすすめて 、ハッキリした目的をもってくるのです。 こうした段階における植物の採取と収集には、一般的にみて、二つの傾向があるようです。一 つは、五葉松なら五葉松のもっとも素性のいいものを求めようとする良種の収集、他の一つは、 草木瓜なら草木瓜のあらゆる園芸品種を集めてみようとする珍種の収集、こういう風に分けられ ゝというわけではなく、それこそ、集める人の好みですが、ど そ一フです。もちろん、どちらかいし しいますのは、後者のや ちらかというと、盆栽趣味へのコースは、前者の方が近いようです。とゝ り方が嵩じますと、もつばら変り咲や斑入ものなどの変り種を大金を投じて求めるようになり、 かっての万年青 ( おもと ) とか蘭とかのような一芽何千円何万円という投機的なものにおち入り やすいのです。しかし、こうした珍種収集家の大部分はむしろ学究的な態度で何十年もかけて梅 なら梅の何百という樹種を集めておられます。誤解のないように書きそえておくことにします。 さて、一本一草をよく吟味して集めたり、いろいろな珍種を求めたりしているうちに、私ども にはさらにもう一歩すすんだ願望が生まれてきます。たんにそれが素性のいい五葉松だというだ いいかえれば、その一本の本からその木が自生している けではものたりなくなってくるのです。 という境地へと人ってきます。その本が幹の一方に傾いた 山野の自然美を連想して楽しみたい、 姿ならば渓谷の断崖の風景などが眼に浮んでくるというわけです。ここにいたって、この本は、 その人にとって、もはや、たんなる植物ではなくなってきます。いわゆる鉢植園芸ではありませ ん。つまり、鉢で育ててたんに生長させ、珍しい葉や美しい花を愛するという段階をへて、一本 1 00

8. 盆栽 自然美の創作と鑑賞

盆栽でいう実成り公孫樹は、とくによく結実 に切りつめておくことです。 する系統の雌木をさしています。雌木と雄木と 公孫樹 ( いちょう ) 公孫樹は一科一属一種の植物ですが、それでの見分けは、葉が分裂しているか否かがポイン トです。すなわち、雌木は若木以外は葉が分裂 もいくつかの変種があります。そのうち、盆栽 していません。また、分裂していてもわずかで として培養されているものは次の通りです。 すがそれに比べて、雄木は多く分裂しています。 実成り公孫樹 ( みなりいちょう ) 。秋の黄葉と実成りの様はみごと というよりほかありません 乳公孫樹 ( ちちいちょう ) 多数の気根を垂れるものをい います。これは性によるもので、 っ必ずしも老木でなければ乳を生 じないわけではありません。 幹培養にあたっては、とくにむ サずかしい点はないのですが、枝 の切り口から腐りやすいので、 その場合ガムのようなものをぬ 鈆っておくとよいのです。

9. 盆栽 自然美の創作と鑑賞

山毛﨔ー寄植ー 植物学上イヌブナといっているのが、盆栽でいう 山毛﨔 ( ぶな ) のことです。山野に自生する落葉喬 木で、入手が容易なうえ、丈夫で若木でも、寄植え などにすれば一応眺められるので広く愛されていま す。この寄植えは、あまりたくまないうえ方ですが、 かえって、それが自然林の趣きを私どもにったえて くれるようです。無造作な方法で自然美を表現しょ うとしたのかも知れません。 山毛﨔ー寄植ー この寄植えは技巧的に林の風景を表現しょ . うとしたもの のようです。林の中心部からしだいに若木となって、平野 との接点が俗にいう「ハネダシ」の本で終っているところ ひめし、 など、常法にのっとったみごとさがあります。また、姫性 といわれる小葉の素性のものばかりをえらんで寄せてあり ますし、総じて、こまかい神経のいきとどいた作品です。

10. 盆栽 自然美の創作と鑑賞

0 真柏ー蟠幹ー サバ幹の模様がまるで昇竜のようにみえます。 少い 真柏 ( しんばく ) 古くは円柏 ( えんばく ) とも呼ばれていま したが、植物名はビヤクシンです。元来、白 雲去来する深山幽谷の岩頭に蟠居し、屈曲し て樹命をたもつものですから、頑鍵で、風雪 にたえ、神厳な気さえ感じさせます。幹は、 その大部分が枯れて白骨化し、わずかな水吸 ( みずすい ) によって生きています。 盆栽としては、その白骨化された部分の変 化や模様が大きな見どころとなっています。 産地は、四国の石槌山と剣山とが最も古く、 越後の明星山の産も有名です。俗に糸魚川真 柏といわれるものです。 潅水は五葉松よりもやや多目にし、葉水を ひんばんにやるとよいようです。春と秋とに 時々芽摘みをします。うえかえは、一一年に一 回ぐらい、三月から五月上旬までに行ないま す。 ばんきょ 8