点画 - みる会図書館


検索対象: 筆順指導の手引き
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1. 筆順指導の手引き

2. 筆順指導の心がまえ 筆順指導は , 本書において述べる筆順の原則の上に立って行われるように したいそのことのためには , まず筆順の原則をじゅうぶんに理解させなが ら , 書写指導を行うことが望ましいし 筆順指導に当っては , 次に記す事項に留意して , その指導の徹底を期する ようにしたい。 ①筆順は , 一応社会的な習慣として成立している面もあるが , これに書 写指導の教育的な観点も考え合わせて , 一定の筆順によって指導するこ とが望ましい。 ②筆順は , 点画が順次重ねられて一文字を形成していく順序であると考 うえられる。したがってその指導に当っては , どのような点画が , どのよ に順次重ねられていくかの過程を , 理解させることがたいせつである。 ( 3 ) 筆順指導の基本となるものや , 筆順が複雑なものについては , 特に正確 さをねらって理解させることが , その後の指導にとっても効果的である。 ④低学年や遅進児の指導に当っては , 時に筆順指導の基本的なものにつ いて , その理解と習熟とをはかることが望ましい。 ( 5 ) 筆順指導のために , 特に多くの時間をさくことは必要としないが , 既 習の文字との連関をじゅうぶんに考慮して , 計画的・系統的に行うこと 8 ⑦教師の板書は , つねに定められた筆順によって書くようにしたい。 である。 ⑥筆順指導を読解指導と同時に行うことは , 読解指導にも , 筆順指導に が望ましい も , かえってその徹底を欠くきらいがあるから , このことは避けるべぎ

2. 筆順指導の手引き

前後に他の点画が加わ っても 横画が 3 つ以上になっ ても 縦画が交差した後まが っても d . 横・横・縦・縦の順 横・縦ともに 2 つにな ったもの 原則 2 横画があと 『横画と縦画とが交差 したときは , 次の場合 に限って , 横画をあと 、一冖 0 2 . 田 4 . 本書の筆順の原則 末朱妹 え ( = ナ夫 ) 既 ( = 剏囲 男異町細 田 ( ロ田田 )

3. 筆順指導の手引き

4. 本書の筆順の原則 本書の筆順は , 以下述べる大原則 1 , 2 およびさらに細部にわたる原則 1 から 8 によイ 整理した。なおそのほかに , 広く用いられる筆順が 2 つ以 上あるものに関しても , 本書の態度を明らかにした。 ・ゴし、 2 . 上の点画から書い いていく。』 分から下の部分へ ) 書 『上から下へ ( 上の部 上から下へ 大原則 1 ていく。 b. 上の部分から ていく。 工 ( ーェ ) 士 客 ( 宀交家 ) ま亠亠ま

4. 筆順指導の手引き

大原則 2 左から右へ 3 つの部分の左から。 字が最も多い。 ) があと。 ( この部類の漢 へんがさきで , つくり ていく。 b . 左の部分から書い ていく。 a . 左の点画から書い いていく。』 分から右の部分へ ) 書 「左から右へ ( 左の部 筆順指導の手びき 12 側湖術 1 3 を 例例 ) 休 3 休 ) 林語 竹 ( ヤ均羽 脈 ( 効 ←斗 川 ( ) ハ川 ) 順屮呂

5. 筆順指導の手引き

前後に他の点画が加わ っても b. 横・縦・縦の順 あとに書く縦画が 2 つ になっただけ。 縦画が 3 つ以上になっ ても c . 横・横・縦の順 さきに書く横画が 2 つ になっただけ。 筆順指、導の手びき 14 困 ( 冂月用 ) 道 ( と彑 ) ( ー廾 ) 形身 花て一廿 ) 苻 編 / ( ロ日冊 ) 発 ( →も散港 寸 ( ーナ寸 ) 寺 木 ( ー十木 ) 述 先任庭 当 ( ~ ヰ亠 )

6. 筆順指導の手引き

1. 本書のねらい 筆順とは文字の形を実際に紙の上に書き現わそうとするとき , 一連の順序 で点画が次第に現わされて一文字を形成していく順序であると言えよう。 筆順は , 全体の字形が , じゅうぶんに整った形で実現でき , しかもそれそ れの文字の同一の構成部分は , 一定の順序によって書かれるように整理され ていることが , 学習指導上効果的であり , 能率的でもある。このことは , 漢 字ばかりでなく , かな , ローマ字等についても , 同じことが言える。 漢字の筆順の現状についてみると , 書家の間に行われているものについて も , 通俗的に一般社会に行われているものについても , 同一文字に 2 種ある いは 3 種の筆順が行われている。特に楷書体の筆順について間題が多い。 このような現状から見て , 学校教育における漢字指導の能率を高め , 児童 生徒が混乱なく漢字を習得するのに便ならしめるために , 教育漢字について の筆順を , できるだけ統一する目的を以て本書を作成した。本書においては とりあえず楷書体の筆順のみを掲げたが , 楷書体の筆順がわかれば , 行書体 についても , おのすとそれが応用され得ると思われる。 もちろん , 本書に示される筆順は , 学習指導上に混乱を来たさないように ーこに取りあけなかっ との配慮から定められたものであって , そのことは , た筆順についても , これを誤りとするものでもなく , また否定しようとする ものでもない。 7

7. 筆順指導の手引き

5. 本書使用上の留意点 本書の使用に当って留意してほしいいくっかの事項を次に掲げる。 1 . 本書に取りあげた筆順は , 学習指導上の観点から , ーっの文字につい ては一つの形に統一されているが , このことは本書に掲げられた以外の , 筆順で , 従来行われてきたものを誤りとするものではない。 2 . 本書に示されたものは , 楷書体の筆順であるが , 行書体では一部筆順 のかわるものもある。その場合でも , 新字体から著しくかけ離れた形の、、 ものは望ましくない。 3 . 原則では , 当用漢字別表 ( いわゆる教育漢字 ) のすべてを例としては あげてないが , 他の文字の理論的な面については , 原則および一覧表ど を考えあわせて類推理解することができる。 4 . 本書は字体の手びきではない。したがって本書においては字体の問を を解決しようとはしていない。 5 . 当用漢字別表の漢字以外の当用漢字についても , 原則や一覧表によっ て , 適正な筆順を類推することができる。 6 . 本書の原則において取りあげている点画の名称は , 次に記すとおりで・ 縦画〔たてかく・じゅうかく→「縦」 ( たて ) 「たてぼう」〕 横画〔よこかく・おうかく→「横」 ( よこ ) 「よこぼう」〕 占 ( てん ) 左払い ( 「人」の第 1 画に相当する画で , ある。 ) 右払い ( 「人」の第 2 画に相当する画で , 26 方向・長さには , 方向・長さには , いろいろ、 いろいろ )