陳舜臣 ( 庵まんたら 瀬戸内寂聴古往今来改版司馬遼太郎崑崙の河 諸葛孔明 ( 上下 ) 陳舜臣 ハ聴日めくり瀬戸内寂聴歴史の世界から改版司馬遼太郎 瀬戸内寂聴 歴史の中の日本改版司馬遼太郎 陳舜臣 中国傑物伝 元号の還暦 陳舜臣 郷菊富士ホテル近藤富枝歴史の舞台改版司馬遼太郎 ー三燈随筆 仙薬と鯨 近藤富枝 陳舜臣 ある連命について改版司馬遼太郎 〔端文士村 ー三燈随筆ロ 陳舜臣 微光のなかの宇宙司馬遼太郎 神獣の爪 春忘れもの池波正太郎 中国の 聊斎志異考 陳舜臣 子改版池波正太郎 司馬遼太郎 風塵抄 妖怪談義 陳舜臣 ひとびとの跫音 〈五郎の春秋池波正太郎 ( 上下 ) 司馬遼太郎美味方丈記 改版 ( 説・豊臣秀吉池波正太郎他 黒岩重吾 長安から北京へ改版司馬遼太郎孤猿の途 小説推古 黒岩重吾 ハ力さん 紅蓮の女王 遠藤周作人間の集団について改版司馬遼太郎 女帝改版 司馬遼太郎天翔る白日改版黒岩重吾 R 支丹の里 遠藤周作十六の話 北風に起っ 黒岩重吾 ( の首枷小西行長伝遠藤周作司馬遼太郎の跫音司馬遼太郎他 ー継体戦争と蘇我稲目 遠藤周作 ソクラテスの妻佐藤愛子古代史の迷路を歩く黒岩重吾 佐藤愛子謎の古代女性たち黒岩重吾 一臣家の人々改版司馬遼太郎窓は茜色 い触らし団右衛門 司馬遼太郎 佐藤愛子茜に燃ゅ ( 上下 ) 黒岩重吾 耳の中の声 改版 司馬遼太郎その時がきた改版佐藤愛子天の川の太陽 ( 上下 ) 改版黒岩重吾 ・海の風景 0 倉橋由美子 夜官女改版司馬遼太郎実録アヘン戦争陳舜臣夢の浮橋 吉行淳之介 「選組血風録改版司馬遼太郎 長安日記賀望東事件録陳舜臣 男と女の子 吉行淳之介 亠の館・鬼灯改版司馬遼太郎江は流れず ( 上中下 ) 陳舜臣焔の中 ~ 靼疾風録 ( 上下 ) 司馬遼太郎 弥縫録中国名言集陳舜臣奇妙な味の小説吉行淳之介編

一九九八年四月 中公文庫既刊より 犬が星見た 日本文学 文章読本改版谷崎潤一郎 武田百合子 ーロシア旅行 渋江抽斎 森外蓮如一ー四丹羽文雄 日日雑記 武田百合子 薄紅梅 金子光晴 泉鏡花文章読本改版三島由紀夫どくろ杯 長塚節作家論 金子光晴 三島由紀夫ねむれ巴里 渾齋隨筆 ( 正續 ) 會津八一 太陽と鉄 三島由紀夫西ひがし 金子光晴 どんたく 内田百閒 竹久夢二東京焼盡 マレー蘭印紀行金子光晴 みなかみ紀行若山牧水 ノラや改版内田百閒 金子光晴と森三千代牧羊子 潤一郎訳源氏物語 御馳走帖改版内田百閒 四十八人目の男大佛次郎 五谷崎潤一郎 細雪 ( 全 ) 谷崎潤一郎佐幕派史談 長谷川伸秀吉と利休改版野上彌生子 相楽総三とその同志 谷崎潤一郎 鍵 長谷川伸 おはん・風の音宇野千代 ( 上下 ) 台所太平記 谷崎潤一郎死者の書 折ロ信夫生きて行く私宇野千代 谷崎潤一郎 痴人の愛 我が愛する詩人の伝記室生犀星 宇野千代 春風が吹いて来た 人魚の嘆き・魔術師谷崎潤一郎新選組 新選組始末記改版子母沢寛しあはせな話宇野千代 三部作 春琴抄・吉野葛谷崎潤一郎 新選組新選組物語改版子母沢寛私は夢を見るのが上手宇野千代 三部作 谷崎潤一郎 盲目物語 獅子文六 新選組新選組遺聞改版子母沢寛食味歳時記 三部作 お艷殺し 谷崎潤一郎味覚極楽 子母沢寛珍品堂主人 井伏鱒二 乱菊物語 谷崎潤一郎逃げ水 ( 上下 ) 子母沢寛諸國畸人傳 ( 上中下 ) 陰翳礼讃改版谷崎潤一郎 富士日記 武田百合子文學大概 一 = ロ改版 改版

三田村鳶魚 生島治郎伽羅の香改版宮尾登美子江戸人物談義 上海無宿 鳶魚江戸文庫 朝倉治彦編 私の。ヒカソ私のゴッホ池田満寿夫鬼龍院花子の生涯宮尾登美子 マンガ日本の歴史石ノ森章太郎 新刊 池田満寿夫 男の手料理 ルバン三世⑦⑧モンキー・。 ( ンチ スイオレンスジャック 五木寛之 ーゲ海に捧ぐ池田満寿夫蓮如淵よりー ①②永井豪 池田満寿夫静かなる良人改版赤川次郎 尻出し天使 宮尾登美子 土佐の味京の味 ロマネ・コンティ池田満寿夫 辻嘉一 三十一文字のパレット俵万智 川フランの恋人池田満寿夫 ポロポロ 田中小実昌蓮如五丹羽文雄 餓鬼大将の論理 井上ひさし 優しさをすこし橋田壽賀子 ェッセイ集間 背教者ュリアヌス ひと恋しくて久世光彦 辻邦生 ( 上中下 ) 澤田ふじ子 嵯峨野明月記 辻邦生もどり橋 ジャン・デ・カール ある生涯の七つの場所 狂王ルートヴィヒ改版 辻邦生 三保元訳 辻邦生全短篇 1 ・ 2 辻邦生私の英国読本出口保夫 北村汎 櫂改版 宮尾登美子英国診断 陽暉楼 宮尾登美子イスラームとアメリカ山内昌之 完訳・ハガヴァッド・ 宮尾登美子 鎧淳訳 序の舞 小さな花にも蝶対談集宮尾登美子山は晴天 小西政継 寒椿改版宮尾登美子宝塚市殺人事件斎藤栄 アジア覇権戦争 2 大石英司 わたしの四季暦宮尾登美子 蔵 ( 上下 ) 宮尾登美子 太平洋戦過信の結末秦郁彦

ザルップルクの小枝大岡昇平江戸八百八町物語柴田錬三郎花渡る海 吉村昭 港攘夷始末大岡昇平仮面と欲望中村真一郎蛍 吉村昭 江戸雑記帳 村上元三眼ある花々 開高健遅れた時計 吉村昭 私の聖書物語椎名麟一一一人とこの世界開高健月夜の魚 吉村昭 武田泰淳 吉村昭 ビカソ・はほんまに天才か開高健蟹の縦ばい 衣食足りて 目まいのする散歩武田泰淳 開高健黒船 吉村昭 文学は忘れられた卩 檀流クッキング檀一雄 小説家のメニ、ー開高健森繁自伝 森繁久彌 美味放浪記 檀一雄 くるま椅子の歌水上勉 一泊二食三千円永六輔 わが百味真髄檀一雄爪改版 水上勉終りのない旅永六輔 舌肢ところどころ吉田健一 一休文芸私抄水上勉オレとボク戦地にて池部良 私の食物誌吉田健一 沢庵 水上勉煮たり焼いたり喋ったり池部良 吉田健一 東京の昔 一休改版水上勉三人のト伝豊田穣 怪奇な話 吉田健一 良寛改版水上勉父・萩原朔太郎萩原葉子 加賀乙彦 頭医者 山田風太郎 勲章幻影小説大津事件夏堀正元風眼抄 人間・この劇的なるもの福田恆存蝦夷国ま・ほろし上下夏堀正元水なき雲 三浦綾子 言わなければ よかったのに日記 深沢七郎斬人斬馬剣←雄小島直記愛にはじまる瀬戸内晴美 染彩 芝木好子 日本策士伝 小島直記寂聴般若心経瀬戸内寂聴 墓標なき八万の死者 角田房子 三井物産初代社長小島直記寂聴観音経 瀬戸内寂聴 ー満蒙開拓団の壊減 甘粕大尉 角田房子歴史の影絵 吉村昭寂庵こよみ 瀬戸内寂聴 アマゾンの歌 お医者さん・患者さん吉村昭花に問え 瀬戸内寂聴 ー日本人の記録角田房子

面音寺潮五郎訳 美しさと哀しみと川端康成華の碑文世阿弥元清杉本苑子詩経 谷崎文学の愉しみ河野多惠子 川端康成江戸を生きる杉本苑子 伊豆の旅 杉本苑子 日本夫婦げんか考永井路子 悪魔のいる文学史澁澤龍彦終焉 杉本苑子源頼朝の世界永井路子 サド侯爵の生涯澁澤龍彦西国巡拝記 ェロティシズム改版澁澤龍彦片方の耳飾り杉本苑子氷輪 ( 上下 ) 永井路子 永井路子 澁澤龍彦檀林皇后私譜 ( 上下 ) 杉本苑子波のかたみ清盛 ェロス的人 求井路子 少女コレクション序説澁澤龍彦 二条院 / 讃岐杉本苑子雲と風と ー伝教大師最澄の生涯 7 わが町わが旅永井路子 澁澤龍彦鳥影の関 ( 上下 ) 杉本苑子 玩物草紙 野・永井路子 三島由紀夫お・ほえがき澁澤龍彦姿見ずの橋 杉本苑子太平記紀行笠内 杉本苑子南海の龍若き吉宗津本陽 工ホ・ハの顔を避けて丸谷才一 永代橋崩落 改版 紫式部 ( 上下 ) 杉本苑子海商岩橋万造の生涯津本陽 ウナギと山芋丸谷才一 散華の生涯 津本陽 丸谷才一 山といへば川 竹ノ御所鞠子杉本苑子春風無刀流 太閤さまの虎杉本苑子女性に関する十二章伊藤整 文章読本改版丸谷才一 丸谷才一 見わたせば柳さくら 対談につ・ほん女性史杉本苑子富島松五郎伝岩下俊作 山崎正和 井上靖 対談日本語を考える大野晋編はみだし人間の系譜杉本苑子北の海 大野晋 南條範夫 日本語で一番大事なもの 小鳥の食卓 杉本苑子城と街道 丸谷才一 ごめん 杉本苑子 大野晋 独断日本史 松村緑編 光る源氏の物語 ( 上下 ) 石上露子集 丸谷才一 永井路子 あそばせ 大岡昇平 大庭みな子将門記 綱淵謙錠女の男性論 剣 ( けん ) レイテ戦記 ( 上中下 ) 大岡昇平 村松暎 越後太平記 ( 上下 ) 綱淵謙錠瞽説史記 海音寺潮五郎 ミンドロ島ふたたび大岡昇平 綱淵謙錠日本の名匠

235 参考文献 この作品を書くにあたって、参考とさせて項き、資料として使わせて頂いた著作・論文の ンフレット等は繁雑 一部を記して、著者と出版元に深くお礼を申上げます。なお、雑誌・パ、 を避けるため省略させて頂きました。 山折哲雄著〈人間蓮如〉春秋社刊 1970 / 笠原一男著〈親鸞と蓮如〉評論社刊 1978 / 真宗聖典編纂委員会編〈浄上真宗聖典〉本願寺出版社刊 1988 / 真宗聖典編纂委員会編 〈真宗聖典〉真宗大谷派宗務所出版部刊 1978 / 福永勝美著〈親鸞教団弾圧史〉雄山閣刊 1984 / 杉浦明平著〈戦 1972 / 峰岸純夫著〈本願寺・一向一揆の研究〉吉川弘文館刊 国乱世の文学〉岩波新書 1965 / 真継伸彦著〈私の蓮如〉筑摩書房刊 1981 / 服部之総 著〈蓮如 ( 服部之総全集Ⅱ ) 〉福村出版刊 1974 / 寺川俊昭著〈寂静の生〉彌生書房刊 1989 / 森龍吉編著〈湖北有情〉福田寺大谷家出版会刊 / 永田文昌堂編集部編〈蓮如上人 御一代記聞書〉永田文昌堂刊 / 唐木順三著〈無常〉筑摩叢書 1965 / 網野善彦著〈増補 / 網野善彦著〈中世の非人と遊女〉明石書店刊 199 無縁・公界・楽〉平凡社選書 1987 4 / 笠原一男著〈現代人と仏教〉評論社刊 1971 / 阿満利麿著〈中世の真実〉人文書院刊 1 亠ワ」 / 籠谷真智子著〈女性と茶の湯〉淡交社刊 1985 / 福永静哉著〈浄土真宗伝承音 の研究ーー室町時代音韻資科としてーーー〉風間書房 1963 / 重松明久著〈本願寺百年戦 1986 / 笠原一男著〈乱世を生きる〉教育社刊 1981 / 皆川博子著〈乱世 争〉法蔵館刊 / 籠谷真智子著〈み教えの旅路に〉本願寺出版部刊 1987 / 玉響〉読売新聞社刊 1991 籠谷真智子著〈真宗文化史の研究〉 1995 / 森龍吉著〈蓮如〉講談社現代新書 1979 / 11 っ 0 一 .0 / 丹羽文雄著〈蓮如〉中央公論社刊 1982 ー 83 / 秀氏祐祥著〈蓮如〉法蔵館刊

236 真継伸彦著〈鮫〉河出書房新社刊 1980 / 西山郷史著〈蓮如と真宗行事〉木耳社刊 199 0 / 大谷暢順著〈蓮如〔御文〕読本〉河出書房新社刊 1991 / 光蓮寺仏教研究会編〈蓮師 教学研究〉探究社刊 / 菊村紀彦〈蓮如〉すずき出版刊 1989 / 百瀬明治著〈大実業家・蓮 如〉祥伝社刊 1988 / 親鸞会編〈御文章〉親鸞会刊 / 小林千草著〈応仁の乱と日野富子〉 中公新書 1993 / 稲城選恵著〈蓮如上人の生涯とその教え〉探究社刊 1992 / 稲城選恵 著〈親鸞教学と蓮如教学の間〉探究社刊 1986 / 稲城選恵著〈浄土真宗の再興〉探究社刊 1994 / 松村茂平著〈蓮如の炎〉叢文社刊 1983 / 辻川達雄著〈蓮如ーー・吉崎布教〉誠 文堂新光社刊 1984 / 鏑木悠紀夫著〈松任城と一向一揆〉北国新聞社刊 1988 / 笠原一 男・井上鋭夫校注〈蓮如・一向一揆〉岩波書店刊 19 7 2 / 石尾芳久著〈一向一揆と部落〉 三一新書 19 8 3 / 平井清隆著〈蓮如とその母〉滋賀県同和問題研究所刊 1983 / 名畑崇 著〈本願寺の歴史〉法蔵館刊 1988 / 平野止夫著〈蓮如〉天の巻・地の巻百華苑刊 19 48 ・ 1949 / 加能民俗の会編著〈蓮如さん〉橋本確文堂企画出版室刊 / 細月 , ー行信監修 〈古寺巡礼ガイド親鸞・蓮如〉法蔵館刊 1983 / 北国新聞社編〈真宗の風景〉同朋舎出版 刊 1990 / 南御堂新聞編〈蓮如〉難波別院刊 1986 / 出雲路修校注〈御ふみ〉平凡社東 洋文庫 1978 / 浄上真宗教学研究所編〈伝道れ〉本願寺出版社刊 / 木村武夫編〈蓮如上人 論〉研究所刊 1983 / 加藤智見著〈蓮如に現代を間う〉『大法輪』連載第一回ー七 回、大法輪閣刊 1994 ー 95 / 高橋美智子解説〈京のわらべ歌〉 (02) KYOTO RE ・ CORDS 発行

瀬戸内寂聴 「蓮如」に期待する 先日、前進座の嵐圭史さんが遊びに見えて、今度、前進座で五木寛之氏の『蓮如』 を興行し、圭史さんが蓮如の主役を演じると話した。圭史さんはとても嬉しそうで、 その大役への期待に胸を弾ませているようだった。 五木さんはすでに岩波書店から『蓮如』を出版されており、ベストセラーになって いる。それは五木さんの蓮如への心の傾き方が並々でないことを感じさせる文章で、 『人間大学』シリーズの中で出演して講じたものをまとめたものであった。そ れはしかしやさしい語り口調だけれど小説ではなく、論というべきものであった。私 はそれを読んで、その面白さの中から、きっと五木さんはそのうち蓮如を小説に書か れるだろうと思っていた。 その期待が小説ではなく戯曲となって出現したのである。それは『中央公論』に連 載されていた。今度本にまとめられることになって、改めて通読して、やつばりこれ