こかった。だが昨夜と異なり、明るい部屋の中で の日は、細君とか、他の女が待ち構えているよう である。大垣は他の女の存在は否定しているが。綾子の胸にあるものは、田所と会ってからの善後絽 電話で大垣は、夕方まで時間が空いたから良か策のことばかりであった。ただ、綾子が辛抱し ったら会わないか、といった。誘えば来るものとて、大垣の言葉を聞いていたのは、大垣がめった に見つからない浮気の相手だったからである。ク 確信しているような声だった。 「仕事があるから今日は駄目なの、何故、昨日のラプアイのマダムともなれば、その私生活は絶対 秘密にしておかねばならない。誰それがついてい 夜、電話をくれなかったの : 「電話はしたんだよ、三回位掛けたかな、だが話るとはっきりすれば、綾子への客の人気が半減す る。飽く迄、謎に包まれているところに綾子の魅 し中だった」 力が倍加するのだ。だから浮気の相手は絶対、ロ 三回じや無理だ、と綾子は思ったが、 「それは悪かったわ、でもね今日は本当に無理なの固いものでなければならない。その点で大垣は の、うちの真弓と順子に逃げられてね、これから理想的てあった。大垣の細君はもと女優だが、 営業部長と相談するところ、そうね、夜の九時頃男一女があり、その家庭は円満という噂だ。大垣 なら」 が主婦層に人気があるのは、彼にスキャンダルが 「夜は駄目だよ、残念だな」 起こらないからでもある。 Z 放送協会のアナウン 「来週の日曜はどう、多分大丈夫と思うわ、土曜サーで名司会者だった大垣は、円満な家庭人とし が、トレ】ドマ 1 クなのであ に電話して欲しいわ」 ての紳士的ムード 「本当かな、誰かと浮気するんじゃないのかね」る。だからおはよう番組に最適なのだ。そのファ 女性相手の番組の司会者だけあって粘っこいロンには、昼のよろめきドラマを見る若い主婦層と 調ていう。その温厚な顔に似す大垣の愛撫は粘っ異なり、ロうるさいおば様族が多い。スキャンダ
ないから、案外女がついて来るのだ、とうそぶくを溜める力を持っ男に安心感を覚えるタイプの女 がいるが、彼女もその一人だな、だから君が百万 のだった。 溜めたら、浮気する積りかもしれないぞ、多分、 女達の眼の前で平気でそういうのである。 そんな間も、見崎は廻りの女達がぎよっとする君に相当好意を持っているんだろう、しかしそう ような鋭い心理解剖をやってのけたりした。吉見いう女にのばせても無駄だ、本質的に愛情より金 がふと、順子の気持ちを尋ねてみる気になったの銭にひかれている女だからだ、金銭というと語弊 があるがね、つまり豊かな生活だ、自由に金を使 は、見崎の女性経験の豊富さを感じたからであっ た。吉見は順子の名はあげずに出会いから、今まえる生活だ、面自いじゃないか、思い切って百万 溜めてみろよ、貯金通帳を見せて彼女を抱くんだ、 でのことを話した。 見崎は最初は良い加減に聞いていたようだが、君は日本一のセールスマンになりたいといっただ 途中から面白いな、といい出した。そして、吉見ろう、その意志があるなら、その女の挑戦を受け を女と待ち合わせているなじみのスナックに連れてみろよ、それ位のことが出来なく「て、日本一 になれないぞ」 て行った。女はまだ来ていなかった。 見崎は酔って喚めくようにいったが、それは吉 「分かったぞ、その女は多分順子だろう」 見に不思議な勇気を与えた。順子への愛情のため と見崎は酒臭い息を吐きながらいった。 の努力としないで、挑戦への闘志と受け取ると、 「名前は勘弁して下さいー 「まあ良い、しかし俺の勘ではな、その女には大可能な気がして来たのだった。 物のスポンサーがついているね、勿論、君のけち見崎の言葉には、男の闘志をあおりたてるエネ ルギーのようなものがあった。それが、見崎のも な貯金を目当てにしているのじゃない、彼女にと 「ては、金のない男と寝るのは危険なんだよ、金のの見方てあり、生侖力であ「たかもしれない。 308
綾子が名前をあげた三人は、クラプアイのベスら、真弓の私生活はかなりんでいる積りだっ た。その点、順子の方は、時々、客と浮気してい トファイプの女であった。店の実力艦隊である。 この三人をやられたら、大変な打撃になる。話しるようである。すると田所はにやっとふてぶてし ているうちに綾子は居ても立ってもおれない気持い笑いを浮かべた。こういう時の田所の顔は凄味 ちになった。田所はスパイがいるとすると、ホスを帯びる。田所は秘密なことを喋る時のくせです テスに違いない、といった。クラプアイには四十ぐ能面のような顔になった。店が混雑しているよ 人近いホステスがいる。その中から、ス。ハイを見うないそがしい時、田所はこういう表情て綾子に 秘密なことを話すのだ。田所の話したところによ 付け出すのは困難だった。 兎に角、至急すべきことは、明子、早苗、菊江、ると、意外にも真弓には、著名俳優の宮崎恭二と いう恋人がいるというのであった。宮崎恭二はそ この三人の給料をアップすることである。それと 同時に、田所に各店の引き抜き候補のリストをつの渋い演技と男性的な容貌で人気のある中年の俳 優だった。絶えず意欲作に出演し、今まてスキャ くって見せるように命じた。 「ところでママ、真弓ですがね、もう一度店に戻ンダルを起こしたことがない 日本の俳優には珍しい男だった。クラプアイに って来たら使いますか」 は芸能人が多く来る。それにしても、宮崎と真弓 「可能性があるの、何かんでいるとでもいう が恋愛関係にあるとは、綾子は想像もしていなか の ? 」 真弓にはパトロンがいない、クラプアイでは身った。 持ちが固い方であ「た。真弓が大会社の連中に持「確かなの、それに関係があ「たとしても、一時 てるのはそういう生活が滲「み出ているからだろの浮気じゃないかしら」 田所は首を振った。 う。良く一緒に食事をして色々話し合って来たか 189
らないし、絶対に秘密を守ってくれる。大垣がバ と大垣は腕時計を見た。 「ええ良いわ、三十分お喋りし、一時間べッドのスタオルを腰に巻いて出て来た。綾子は入れ替わ . り・ . 」」一八 . っこ 0 ヾ オノスから戻ると大垣はすてにべッド 中で、それで良いわよ」 綾子にはっきりいわれて、大垣は一寸もの足りに入っていた。 綾子は椅子に坐り、暫く身体をかわかした。大 ない顔になったが、 垣がべッドの中から催促した。 「ママは、はっきりしているね、羨しいよ」 と綾子は黙ってべッドに入り、大垣の傍に横たわ だってあなたに合わせたんじゃないの : 綾子は胸の中で呟いた。大垣は綾子に、ああいうった。大垣が、綾子の着ているホテルの浴衣を脱 がす時も、余り身体を動かさなかった。多分、大 店をしていて幾ら儲かる、と尋ねて来た。 垣はそういう綾子の態度に苛立っている筈であ 「税務署に申告したのは千二百万位よ」 る。やっと綾子の身体から浴衣を取り去った時、 「だって、裏があるだろう」 綾子は笑って答えなかった。浮気の相手に大事大垣は綾子の胸に手を掛けながら、どうしたの、 気が乗らないようだね、といった。綾子は大垣の な収入の真相など話せない。すると大垣は、 「かりに倍としても二千四百万か、たいしたもん言葉がわずらわしかった。黙って愛撫して欲しい。 言葉を掛けられると現実に戻る。それは客席でジ だな : : : 」 ヨークを飛ばし、元気一杯で働いているクラプア 一人で感嘆しながらバスルームに行った。 大垣がバスに入っている間、綾子はばんやり窓イのマダムに戻ることだ。戻れば大垣は一人の客 になる。最早情事の対象ではなかった。 から外を眺めていた。酷く空しい思いであった。 店には多勢の男が来る。だが浮気の相手として綾子は眼を閉じた。 は、矢張り大垣程度が無難であった。しつこくな「喋らないで、黙って抱いて」 2
い例が名門を誇るクラブサラブレッドだ。マダムな姿である。 の杉田恵津子は夜の銀座の歴史には欠かせないと十月の陽が明るく窓から射し込んでいる。こん いわれるほどの女性だが、その名におごり、客とな日曜に、銀座の一流バーのマダムが、母と一緒 ホステスを粗末にしたため、今は名前だけの存在に食事をしているなんて、誰も思うまい。綾子は になっている。働いているホステスは、新宿のアなんとなくやり切れなく、吐息を洩らしたくなっ た。その時、電話が掛かって来た。二度浮気した ルサロ娘のような女が多い。 それだけに綾子としては、順子と真弓を引き抜ことのある有名な司会者の大垣だった。大垣は毎 日、朝七時半からのおはよう番組に出演してい かれたことが痛かった。口惜しく腹が立った。 る。 温厚なマスクと訴えるような声で主婦層に人気 があった。だがこの番組はビディオ取りてはない 綾子は昼過ぎ田所の電話で眼が醒めた。田所は すぐ行く、という。電話を切「てからべッドの上のミ大垣は毎日朝六時半に起きて七時にはテレ ビ局に入っている。だから、午前零時過ぎに仕事 で足を伸ばし上半身を起こす美容体操を二十回ほ ど行な「た。これはもう二年ほど続けている。そを終える綾子とは、め「たに浮気が出来ない。綾 のためか足が太く白く肉付きの良い身体の割合に子も相手がしつこくならないように、そういう環 ウエストは締ま「ていた。綾子は母と一緒に朝昼境にある大垣を相手に選んだのだが、お互いの時 兼用の食事をと「た。母はこれから芝居を見に行間が旨く合う日が月に一度位しかないのに気付 くという。六十歳にな「た芸者上がりの母の楽しき、なんとなく、もの足りない思いだ「た みは、映画や芝居を見ることだけてあ「た。綾子日曜日は大垣が司会するおはよう番組がないのお はスラックスに黄色いセーターというリラックスで、会える時といえば土曜日の夜だが、どうもそ
巻き上げている。 これは八重子だって同じだ。 鴨がいる時は、京都、大阪、神戸、広島、博多 いや、八重子の方が浮気の数は多いかもしれな にまて飛んで行く。そんな時は、一週間ぐらい、 。何故なら、八重子は、日本的な容貎だから、 禾服が良く似合う。自然衣裳代が、どうしても真東京を離れるから、二人とも、自分のところに戻 らない時は博奕場にいる、と思っているのだ。 沙江よりもかかる。 そして、二人が、客と浮気するのも、俺がいな 俺に十五万も取られているから、浮気をしなけ れば、八重子が使える分は、十五万ないし、二十い間だった。少なくとも、俺が、女の部屋にいる 限り、女は店が終わると飛んで帰って来る。 万ぐらいになる。 そこから、家賃、美容院代、車代、それに一寸俺が、真沙江と八重子が、俺に知られないよう に浮気しているのを見逃しているのは、部屋に換 した小遣いを取れば、高価な衣裳代は払えない。 ところが、八重子は、店に借金した、といっては気口をつけているようなものだ。 かなり高価な着物をつくっている。これは、客と何処かで、息をつかせておかないと、二人共、 浮気しているからだろう。俺は、二人の女のアパ銀座の女ミ贅沢な世界にいるから、俺から離れ ] トを行ったり来たりしている。八重子の部屋でて行く危険性がある。 その点、浮気の一つや二つ、させておくと、そ 二日過ごすと、真沙江の部屋で三日過ごす。 の相手から金を取った途端に、俺にすまなく思い、 ところが、二人の女は、俺が他の女の部屋にい る時、博奕場に入り浸っている、と思っているら一層、俺に尽くす気になるらしい。 だが、浮気を放っておいてはいけない。 浮気 実際、俺は、日本には余りいないカードの賭博俺を甘い男だとなめ出すと、つけ上がり、 師で、良い鴨を見付けては、達男と組んで、金をの度数も多くなり、それこそ他のホステスのよう
「例の電話で : : : 」 と綾子はいっこ。 田所が頷いた。クラプアイには電話が三本あ最近のホステス達の生活は複雑きわまる。一概 る。そのうちの一本は、二階の綾子の部屋の電話にこうだ、ということは出来ない。 パトロンを三人ほど持ち、そのうえ客と浮気し と共通なのだ。ホステスに掛かる電話は八時まで て稼いでいる女、パトロンなしで浮気だけしてい 取りつぐが、時々、綾子や田所は二階の部屋で、 電話の内容を盗聴することがあ「た。これはホスる者もあれば、若い男と同棲して、なお浮気する テス達の私生活を絶えずんでおくために必要な女もいる。中には浮気もせず、昼は美人喫茶で働 き、夜はバーに勤める者、また、夜、店が終えて ことであった。 からスナックバーのマダムになっている者もい 勿論ホステス達は、自分の電話が盗聴されてい た。そうかと思うと恋人を持ち、浮気もせずに働 ることは知らない。 いているホステスもいる。 綾子は暫く考えていたが、 バ 1 以外にアルバイトで稼いでいる者も多く、 「いったん辞めた女を無理に連れ戻しても、働く 意欲を失「ているから駄目よ、良いわ、真弓と順そのアルバイトの種類も、モデルから イムでバーティ用ホステスのクラブに属したり、 子の件は諦めましよう : : : 」 時には引き抜きの手先になって他店にもぐり込ん と綾子はいっこ。 綾子は引き抜きの件は、相談してから明日店でだり千差万別である。 その日、綾子は田所と別れてから、青山にある 話す、といった。綾子には、相談相手はない。い 明子のマンションを訪れた。幸い明子は外出から るように田所に思わすためにいったのだ。 戻って来たばかりだった。明子にはバトロンがい ー 90
聴される心配がなかった。二階の私室には鍵を掛 何を期待していたのだろう。 いけないと思いながら、綾子は酷く虚無的な気けてある。 うべき言葉を失ったようであった。 大垣は、、 持ちになっていた。 ボーイがやって来て、高山さんから電話です、 「そう、それじや当分駄目なんだな」 「ええ、お店に来て頂戴よ」 と綾子の耳に囁いた。 「そのうちにね、じゃ・ そういえば、もう今夜は土曜日てあったのか、 一週間なんて、あっという間にやって来る。綾子といったが、大垣は電話を切らないで、綾子の はボーイに、 言葉を待っているようだった。 「今、外出しているといって頂戴」 「さようなら、今、一寸いそがしいの」 綾子の方から電話を切った。 「分かりました」 ボーイが去り掛けた時、綾子は思い直し、 これで大垣との浮気も終わった。銀座の浮気 は、一見そのネオンのようにあでやかかもしれな 「待って、出るわ」 このよう いが、うたかたのように消えて行く。 大垣の電話に出た。大垣が短期間に、 に続けて、電話を掛けて来たのは、ないことであ浮気に関する限り、マダムとホステスては大き な違いがある。だが恋の場合は違いがない。それ 「一寸当分駄目だわ、店のことでそんな気になれは女対男の問題だ。 ないのよ、何時かはっきりしたこといえないわ、 浮気なんて、なんになるの、綾子が口ずさみな ーテンの声に迎え がら客席に戻ろうとすると、 兎に角、御免なさい」 酔っていた勢いもあってきつばりいった。八時られて立松が入って来た。 以後は、田所は客席にいるし、綾子への電話は盗「ようママ、会いたかったよ」 221
を辞めて喫茶店を経営するといった時は、恵子は 驚き惜しがったものである。 「咲ちゃんなら、きっとこの世界で成功すると思 っていたのに、私も応援するから考え直さない」 恵子は長良咲を自宅に呼んでしみじみといっ た。だが長良咲は決心を変えようとしなかった。 自分が水商売向きの女でないことを、長良咲は良 ーに勤めていた間に、長良咲は 大阪の阿倍野の繁華街から少し離れた場所に長く知っていた。バ 良咲が喫茶店を持「たのは丁度三十歳にな「た時かなり浮気もしたし、客から小遣も貰「た。そう いう点では他のホステスと変わりはない。ではど だった。咲は喫茶店を持っことが長い間の念願だ 「た。そのため七年間のホステス生活を送ったのういう点が水商売向きでないというのか。 先ず長良咲には余り競争心がなかった。たとえ である。 水商売に入った女性の大半はバーのマダムになば自分の客が他のホステスの客になったとする。 ることを望むが、中には長良咲のように喫茶店をそういう場合、普通ならその客やホステスを憎む 経営し、ヒッソリと暮らすのを望む者もいる。前ものだが、長良咲は憎むという気持ちがすでにわ 者に較べて後者は、本質的には水商売に向いていずらわしいのであった。 去る者は去れば良いという気持ちだった。 ない性格なのだろう。 だがハーに勤めていた時の長良咲は実に良く働また或る客と浮気をして、その客が同じ店の女 き客の受けも良く、マダムの恵子から、水商売向と浮気してばれてもそんなに腹が立たない。どう 5 せ浮気の相手じゃないか、と思ってしまうのであ きだといわれて来た。だから長良咲が突然、 乾いた湖底 なが
多分綾子は、ばんやりして聞いていなかったのた。泣くような口調でおば様族に訴える温厚な大 だろう。こういう場合、大垣が恋人であったなら、垣の表情も総て演技なのか。 と綾子は思う。黙ってもたれ掛かり、身も心もま そういえば、大垣は最近、週刊誌で叩かれてい かせることの出来る相手だったらどんなに素晴らる。おはよう番組の人気が落ち、視聴率も十パ しいだろう。だが、大垣は浮気の相手であり、車セントを割っている。ロの達者な若いジャズ歌手 の中でもたれ掛かるような気持ちにはなれなかつの都を大垣の対談相手にテレビ局が採用したのだ が、大垣が都を無視するという理由て、都が番組 タクシーは新しく出来た高輪のホテルに着いから下りてしまった。 た。綾子はハンドバツ・、 クカら、今流行の大きなサ都の人を喰ったような無礼な態度はマスコミに ングラスを出して掛け、顔を隠した。 も叩かれたが、都は某週刊誌に大垣の悪口を書い 東京にも、普通のホテルと連れ込みホテルの中ていた。それには、大垣は偽ヒ、ーマニストであ 間のようなホテルが沢山、出来始めている。そう 、故意に涙を流す、ああいう大人の欺瞞にはっ いうホテルは、フロントもあり、靴を脱いで女中いてゆけない、 というのであった。都が自分のい の好奇な眼にさらされながら部屋に行かなくともいたいことをいおうとすると大垣は都を無視し、 よい。高輪のホテルも、そんなホテルの一つであ勝手に浪花節的なことを喋る、もういい加減に大 った。部屋は殺風景だが眺めはよかった。芝の増人面はよして欲しい という痛烈な文章てあっ 上寺から東京タワーまで一望のもとに眺められた。そのために都は、そのテレビ局で干されてし た。遠くに、羽田に通じる高速道路の灯も見えまったが、大垣の人気がそれで落ちたのも事実だ テレビで見る大垣と、素面の大垣とは全然違っ大垣もそれで感するところがあったのか、テー こ 0 しらふ っこ 0 199