さつ ■春植え 日に強 ■強光線を要 ・耐湿性強 当第物 ■強酸性に適 のさつまいも畑 家庭でいもはりがで 観光農園のいもほりが大へんな人気ですが , きたら・・・どんなにか楽しいことでしよう。 植える時期 : 5 月中 ~ 下旬に苗を植えます。 っくり方 : 苗は種苗店で購入します。チッソ肥料が多いと葉ばか り茂っていもが太らないので , カリの多い化成肥料を 1 m2 に 10() g ほど施して深く耕し , 土とよく混ぜて 60 ~ 7()cm のうねをつくります。 苗は 30cm 株間で改良水平ざしで一定の方向に植えますが , 深い所で も 6 cm 程度として , 葉が土にうすまらないようにします。 10 日ぐらいで発根するまで水をやり , 植えてからの新葉が 5 枚出たころ茎の先をつまんで切りとると , わき芽がのびてよくでき ます。また 7 ~ 8 月に茂りすぎの場合は茎を半分はど刈りとるか , 草木灰や石灰を水にとかして施します。 株元を少しはって早めに太いいもだけ収穫してもよいが , あまり はり急ぎしないはうが大きないもがとれます。 深さ 30cm の箱やポリバケッ利用で 1 ~ 2 本植えの箱づくりもやっ てみてください く食べ方〉・やきいも・ふかし いも・汁の実・煮物・きんとん いもがゆ・天ぶら 〇なお葉柄をゆでてからきざんで 煮つけるとおいしく , 佃煮として も利用できます。 改良水平ざし

えだまめ ■春まき 同温に強 ■強光線を要 ■耐湿性中 ・強酸性に弱 えだまめ ビール党には欠かせないのがえだまめ。しかもビールを飲まない 家族もいっしょに手を出せるのがえだまめです。タネは大豆ですが , 若い莢をえだまめと呼んでいるわけです。 えだまめができたからビールを 1 本・・・などというロ実をつくるた めにも , ご主人担当でえだまめづくりをどうぞ / まく時期 : 5 月まきでは収穫がおそくなるので , 4 月 , 霜の心配 がなくなり次第なるべく早くまきましよう。箱にビニールをかけて 苗をつくるとか , 畑に直まきしてビニールのトンネルをかけるとか , 各自で工夫して見てください。 つくり方 : 畑には石灰と草木灰を 1 m2 に 200 g はどふって耕し , 化成肥料を 50 g ほど深く施して土とよく混ぜておきます。肥料はチ ッソ成分がカリより少ないものをえらんでください。 うね幅は 60cm で 1 条まき , 株間は 30cm として 1 ヵ所に 4 ~ 5 粒ま きます。 発芽して本葉 2 枚のころ 1 ヵ所 2 本を残して間引き , 本葉 3 ~ 4 枚のころ 800 倍の液肥を 1 回施します。その後は葉の色がうすいよ うであれば月に 1 回くらい追肥します。とくに注意するのは乾燥で , 刈り草などをうねにしきます。あぜ豆といって水田のあせの大豆が よく生育することからも , 乾燥防止の大切なことがわかります。 収穫は莢のふくれ具合を見て , 早めに株元から抜いて莢をつみと ります。 く食べ方 > ・塩ゆで・かき揚げ・ゆでて半分っぷしてみそ汁

いんげん ・春まき ■低温に弱 ・強光線を要 ・耐湿性中 ■酸性に中 金本づくりのいんげん ー 40 ー く食べ方 > ・ゴマ和え・汁の実・煮物・大ぶら・サラダ にします。 い。また品種はスジのないものをえらび , 莢は早めに収穫するよう 量も多いが支柱が必要なので , 事情に応じて使いわけをしてくださ ナシは短期間で収穫が終わります。ツルアリは収穫期間も長く , 収 収穫は , ツルナシで 50 日 , ツルアリで 60 日で始まりますが , ツル 防ぎましよう。 ットを利用すると便利です。また刈り草などをうねにしいて乾燥を ツルアリでは 1 . 5 ~ 2 m の支柱を立て , これに登らせますが , ネ が , 草木灰もあれば施したいものです。 し , 20 日おきにカリ成分の多い化成肥料か 500 倍の液肥を施します 発芽後 , 本葉 1 ~ 2 枚のころと 4 枚のころ間引いて 1 ヵ所 2 本と す。 120 cm に 2 条まきで株間 35cm とし , 1 カ所に 4 ~ 5 粒タネをまきま ツルナシはうね幅 90cm に 2 条まきで株間 Z5cm , ツルアリはうね幅 化成肥料 50 g はどを深く施して土とよく混ぜます。 つくり方 : 酸性に弱いので 1 m2 に 200 g ほど石灰をまいて耕し , ます。 まく時期 : 霜の心配のなくなる 4 月下旬 ~ 5 月上旬にタネをまき 箱づくりもできます。 ルアリとあっていすれも大へんつくりやすいもので , 期間も短く , 菜豆とも三度豆ともいって , 最も一般的な豆です。ツルナシとツ

たまねぎ ■秋まき ・低温に強 ・半日陰に耐 ■耐湿性中 ■強酸性に弱 生食用の赤たまねぎ 苗床の株間は 2 cm くらい , 約 60 日育てた苗を 11 月中旬ごろ畑に植え つくり方 : 前記のオニオンセットつくりに準じて苗をつくります。 まく時期 : タネは 9 月の中ごろにまきます。 で美しく辛味が少ないので , サラダなど生食に適しています。 つくり方や大きさは普通のたまねぎと変わりませんが , 皮は赤色 ・生食用赤たまねぎ く食べ方〉・スープ煮・シチューなどに丸ごと使用します。 ます。 さなタマネギが収穫できます。肥料は 50() 倍の液肥を 3 回ほど施し 発芽後間引いて株間を 3 cm にそろえると , 6 月に茎葉が倒れて小 覆土し , 完熟堆肥かモミガラ , ピートなどをふりかけて潅水します。 倍液肥をたつぶりかけてタネをばらまきし , タネがかくれる程度に 畑では 1 m2 に 150 g の石灰を混せ , 適当な幅のうねをつくり , 8()() つくり方 : 箱づくりもできます。 まきます。 まく時期 : タネは早生から中生の品種を用い , 4 月の上 ~ 中旬に て料理に使います。 これは直径 2 ~ 3 cm の小さなたまねぎのことで , ペコロスといっ ・オニオンセット と思います。 オニオンセット ( 子球たまねぎ ) や赤たまねぎの栽培がおもしろい たまねぎは長期間貯蔵できるので , 便利な野菜ですが , 家庭では

ふだんそう ・不時 ( 冬を除く ) ・低温に弱 ■弱光線に適 ・耐湿性強 ・強酸性に弱 ふだんそう 恭菜 , 唐ちしゃともいわれ , 春から夏の青物として利用されます。 家庭では , とくに青菜の少ない盛夏に収穫できるのが大きな魅力で す。ただ味はそれほどよいとはいえませんが , 大へんつくりやすい 野菜ですから , 夏の野菜として利用してください。 まく時期 : 1 年中っくれますが , 他の葉菜のつくれない夏を中心 に 5 ~ 8 月につくるのがこの野菜の本命といえましよう。 つくり方 : 土質はえらばす , たいていの土地でよく生育し , 箱づ くりもでき , 病虫害の心配もはとんどありません。 石灰を 1 rn2 に IOO g はどまいてよく耕し , 90cm 幅のうねをつくり ます。 2 条のまき溝をつくり , 800 倍の液肥をたつぶり施して , タネ を条まきします。 発芽後は 2 ~ 3 回間引いて最後に 30cm 株間としますが , 夏のこと でもあり , 追肥は 10 日に 1 回くらいの割りで 500 倍の液肥 ( チッ、 / 成分の多いもの ) を施します。 直まきできないときは苗をつくって , 本葉 4 ~ 5 枚のころ畑に植 えてもよく , また , 直まきで間引きのとき , 本葉 4 ~ 5 枚のものを 根鉢をつけて植えることもできます。 く食べ方〉・汁の実・和え物・おしたし ヾター炊め

・春植え ・高温に強 ・強光線を要 ・耐湿性弱 ・強酸性に弱 収穫に入るピーマン 栄養豊富なビタミン野菜で数もたくさんとれ , っくりやすいので 家庭向きの果菜といえましよう。 植える時期 : 5 月中句苗を買って植えます。箱づくりもできます。 つくり方 : 品種は中形でたくさんとれる京みどりが適当でしよう。 ピーマンやとまと , なすなどをつくったことのない畑に石灰を 1 m2 に 100 g ほどまき , 堆肥をふって耕し , 化成肥料を 1 m2 に 100 g はど施して深くよく土とまぜます。うね幅は 90cm, 株間は 40cm で苗 を植え , 潅水をかねて 800 倍の液肥を施します。 苗が根づいてから月に 2 回くらいの割りで化成肥料 ( 1 回に 1 m2 50 g ) か 500 倍の液肥を施し , うねに刈り草などをしき , 株毎に支 柱を立てます。 箱づくりでは毎日潅水するとともに 10 ~ 15 日に 1 回くらい液肥 を施します。 中形種は 20 g くらいで収穫します。あまり大きくして収穫すると , 皮が硬くなって食味が落ちるばかりでなく , 株が弱って収穫が減る ので , 早めに収穫しましよう。 ( なぜ ? ) ときどき辛いものがあるのは・・・品種によって辛いもの があり , 大形のものはます安心。小形のものに時として辛味のある ものがあります。また収穫がおくれると辛味がいっそう強くなるの で , 小形のものはとりおくれないようにしましよう。 < 食べ方〉・サラダ・焼きトウがラシ・天ぶら・煮物・炒め物・肉詰 め〇ピーマンの葉を甘からく煮た佃煮は , 保存ができて美味です。 ピーマン

メを め 要 ま 強を弱中 きこ線性に 、らま光湿性 秋低強耐酸 そ 収穫ごろのそらまめ 黒目の花には愛嬌があり , ふくらんだ莢にはたのもしさが感しら れます。産地以外ではあまり見かけないので , 家庭でつくれば近所 の話題になることでしよう。 まく時期 : 10 月上 ~ 中旬にタネをまきます。早すぎると苗が大き くなりすぎて寒さでいたむので , 寒い地方では早すぎないようにし つくり方 : 発芽がそろいにくいので , 苗床か箱にタネをまいて , 芽のそろったものを植えるようにします。 水はけのよい土にオハグロ ( 黒い部分 ) を下にして 5 cm 間隔に深 めにまきます。 20 日くらいで本葉 2 ~ 3 枚の苗ができるので畑に植 えます。 畑は石灰を 1 m2 に 200 g ほどまき , 堆肥を施して耕し , 80cm 幅の うわをつくります。その中央に 30cm 株間で苗を植えます。元肥の化 成肥料はリンサンとカリ成分の多いものを株の間に打ち込んでおき ます。 寒さには強いものですが , 株元にピートやモミガラをしくと防寒 に役立ちます。 12 月と 2 月ころに 800 倍の液肥を施し , 1 ~ 2 回株 元に土を寄せて倒伏を防ぎます。冬の間の乾燥と過湿には気をつけ 莢がふくれてくれば割ってしらべ , 食べごろの莢の感しを覚え , 下から順次適期に収穫するようにします。 く食べ方〉・塩ゆで・ボタージュ含め煮 ー 39

スイートコ ーン ・春まき 咼血に強 ■強光線を要 ・耐湿性弱 ■酸性に中 スイートコーン トコーンは何といってもとりたての味が最高 , 時間ととも に味が落ちるので , 味にうるさい方は家庭菜園でつくるに限ります。 まく時期 : 5 月上旬にタネをまきます。 つくり方 : 石灰を 1 m2 に 150 g ほど施して深く耕します。化成肥 料を 1 m2 に 100 g ほどふって土とよく混ぜ , 30 —40cm 間隔で 1 ヵ所 に 4 ~ 5 粒すっタネをまきます。この際うすいビニールかポリをう ねの上にしき , 3()—40cm 毎に缶のフタで穴をあけてタネをまくと , 生育が早くなります。 発芽すれば 1 ヵ所 1 本に間引いて 500 倍の液肥を施します。 肥料は 20 日に 1 回の割で 1 m2 に化成肥料 50 ~ 60 g を施し , 株元に 土を寄せ , 刈り草などをうねにしいて乾燥を防ぐと 7 ~ 8 月に収穫 できます。最も失敗しやすいのが生育初期のズイムシの害で , マラ ソンやスミチオンを散布して防除しましよう。 ャングコーン・・・スイートコーンの毛 ( メシベ ) が出たばかりの 若い実をャングコーンといっていますが , 大へんおいしいものです。 普通 1 株に二つ実がっきますが , 下の実は早めにつみとらないと立 派なスイートコーンはとれません。そこで下の実が毛が出たばかり ( 10cm ぐらい ) のときにかきとって食べます。 < 食べ方 > 0 ャングコーンはさっとゆで塩水で味をつけたり , マ ヨネーズやフレンチドレッシングで , また油いためにして食べます。 〇普通のスイ トコーンは 5 分はど熱湯につけ , ヾターをぬるか 食塩水につけて食べると美味。

すいカ、 ・春まき ■低温に弱 ・強光線を要 ・耐湿性弱 ・酸性に中 こたますいかの . 立体つくり 庭も狭いし , すいかなどとても・・・とお考えでしようが , 1 m2 でつ くれる支柱づくりを紹介しましよう。 まく時期 : さくらが散ってから , 「こだま」すいかをまきます。 つくり方 : 石灰を 1 m2 に約 100 g ふって深く耕し , 中央に直径 , 深さ各 30cm の穴を掘り , 堆肥と化成肥料 50 g を入れて土とまぜます。 その上に 15cm ほど盛り土し 800 倍の液肥をかけます。 タネは 4 ~ 5 粒まき , 川砂で 1 cm ほど覆土 , 潅水後 , 針金を弓形 にさしてビニ ールかポリで覆います。発芽後 1 本に間引き , 生育に つれ中の高温を防ぐためキャップに穴をあけ , 乾燥と霜害に注意し て育てます。 肥料は本葉 5 枚のころと蔓が 50cm のころ , さらに玉がピンポン玉 大のころに化成肥料を 1 m2 に 30 ~ 40 g ふって土とまぜて盛り土に寄 せ , 玉が 15cm のころ 500 倍の液肥を施します。 支柱は高さ 1 . 5 m に杭を打ってネットを張り , 網の目に蔓をさし 込んでこれに登ら キャップ せます。 「こだま」すい かは , 着果してか ら 25 日めくらいで , 食べころの果実が 1 株 2 コくらい収 穫できます。 肥土または 液肥 追肥 ( 化成肥料 ) . 、堆肥と ~ 。化成肥料 を土と混合

朝 4 メロン まくわ ・春植え ■低温に弱 ・強光線を要 ・耐湿性弱 ・強酸性に弱 いので , 家庭向きでしよう。 メロンとまくわの交配種 ( 子供 ) が味もよく , メロンの着果状況 比較的っくりやす まく時期 : 苗を購入して 5 月中旬ころ植えるのがよいでしよう。 直まきする場合は 4 月中句ころ , 育苗袋 ( キャップ ) をかけてタネ をまきます ( かは、ちゃの項参照 ) 。 っくり方 : 畑には石灰を 1 m2 に 10() g はどまいて耕し , 化成肥料 を 1 m2 に 10() g 施して深く混入します。 150cm のうねをつくり , 80 cm 株間で苗を植えますが , うねはカマボコ型にして水がたまらない ようにします。 苗は本葉 5 枚のころ心をとめると 4 本ほどの子蔓が出るので , 子 蔓は 8 ~ 10 枚で心をとめます。こうすると , 孫蔓がたくさん出てそ の孫蔓にメバナがっきます。 肥料は少しすっ 3 ~ 4 回に分けてやりますが , カリとリンサンは 味をよくするので少し多めに与えましよう。また株元は少し高くし , 大きくなれば株元の葉はつみとると , 病気の予防に役立ちます。 ー 50 ー られれば食べごろです。 は果梗の回りに僅かにひびが認め 味も不十分になります。熟し加減 りたくさんつけると十分太らす , 2 コ ) をつけるのが適当で , あま 中形種は 7 ~ 8 コ ( 子蔓 4 本に各 実は 1 株に大形種は 4 ~ 5 コ ,