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検索対象: 編み物スペック
69件見つかりました。

1. 編み物スペック

に下って生活年齢 8 才のもので精神年齢 4 才のも のは 50 となり白痴と呼 ( よれる。 1 Q =TX 100 75 いまこれを精神年齢の発達度合を知能指数によ 70 ー -90 って示すと次の女ロき段階に分オもる。 A B C D E F G 天才知能指数 140 以上 最上智 上智 平均智 愚屯 低能 白痴 120 ー -140 110 ー -120 90 ーー 110 50- ー 70 50 以下 知育皀指数が 100 前後であれば、知能が生活年齢 相応に発達せることを示し、それ以一日憂れたもの は一ヒ智、最上智、天才と日乎は、れ、それより劣った ものは愚鈍、低能、白痴といわれるのであります こういう頭の低度をよく知ることが第一です。 カゞ いかに努力するも、知識や技術の上達しないのは 、に原因か、あるからです。 次に・性格を知ることも非常に大切です。多少知 能が低く、覚えが悪くとも、粘り強く、あくまで やりぬくという性格のもの、無ロで引込み思案の もの、おしゃべりで出すぎるもの、ものに飽きや すく永続きせぬもの、怒りつ 0 工くて・性急のもの、 素直で真面目なもの、聡明で飲み込みの早いもの、 計画的でキチンとしているもの、芸術的天分に恵 まれ、創意工夫に富んでいるもの、自分のことは 捨ておいても他人のために夢中になるもの、 - 世話 好き無愛想等々人間の性格はあけ、れ ( ま数え切れな いはど多いのです。これは地域にもよります。Åt 国に生れたものと東海方面に生れたもの、千葉や 茨城などに生れたものと長野や山梨などに生れた もの、東京でも山の手と下・町、農家一般労働者の 家庭と学者や芸能人の家庭など環境にもよります。 みんな顔かたちは似ています力ヾ、人間というもの はどこ力、に違ったところはあるものです。眼には 見えないカゞひとりひとりその・性格や特質や習・慣は 違うものですから指導する場合にこれをよく呑み 込んでおく必要カ { あります。 第三は技術とその熟練度の遅速という問題です。 技神 i というものはミシンならミシンのもっている 原理法則をよく呑み込み、それを自分の自由な意 志によってうまく使いこなすことです。人間が自 分の考えや意志によって物事を処理しようという 場合、必す対象のもっている原理法則を知り、 れを自・分の自由意志によって使いこなすところに 技術といわれるものカ { あります。換言すれ一よ自由 な意志によってもののもっている必然の法則をう まく使いこなすこと、逆に言えーよ客観の法則にし たカ { いなカ { ら自由な意志の所産であること、つま り自由と必然の切り結」ぐところに技術という問題 カ { 生するのです。人間の行動はすべて実践で自己 が自己を出て、他と交わるところに実践があるの この実践を自由に能率的に合理 - 的に行うとこ ろに技術力 { うまいカ、下手かの問題カ { あるのです。 例えは、編物には編物の法則、機械には機械の法則 カヾある。その法則をよく知って、これを自由に上 手に使いこなすところに技術の問題があるわけで す。それは単に法則を知っているというだけでは なくそれを幾度も幾度も、繰り返し、繰り返すこ とによって洗錬され、育皀率の高いものとなってい きます。だから技術というものは経験し練習して いく以外に方法はないでしよう。 最後にもうーっ : 大丿なことは、専門に関する知 識の程度です。今日家庭不斗教育で / ト学校から中学 校、更に高等学校へと編物についてはある程度の 知識ももち、また家庭でも練習に努めているでし よう。しかしこれを専門に詳細に知るためには、 やはり時間をかけ、いろいろな知識を低次の段階 から高次の段階へ教え込む必要カゞあります。今日 は高等学校で家庭科をとらない子供さえあります から、むしろ編物学院などで第一歩からやるもの も多いと思います。そこて、 - 毛糸の原産地輸入経路 品種、種類、値段、進歩の不呈度から編物機械の種 類・性育旨、特質、値段更には販売店、販売の方法、 国民一人あたりの年間需要及びイ共給販路等編物に 関する専門的知識を体系的に教え、その進歩の度 合を系色えす批判し、評価し、しつかりと身につけ させる必要カ { ありましよう。つまり生彳走一人ひと りがもっている専門的知識の量と種類を系統的分 類的に調べて、それをよく心、得ているということ であります。 2 223 結局指導し、指導されるものであり、未熟未完成 道についての優れた知識技術を必要とする。人は 間としての一般教養カヾひろくふかく、かっ専門の 編物学校であれ、心、身ともに健康かっ優秀で、人 が小学校であれ、中学校であれ、時に大学であれ、 申上 ( ナてみましよう。教師と名のつくものはそれ たカ { 、今度は逆に「教師の優劣」という観 . 歳から 以上「生彳走の理解」という . 点から申し上 ( ナまし

2. 編み物スペック

格付けするものとして、あまんじて教職にあたる ことは、考えなければならないことだと思います。 編物教師はせめて、教育法規、教育の概要、学 校管理 ( 経営 ) 教授法、教育実習の課程を履修十 ることが必要だと思います。ただ単に、編物の技 術力ゞ優れているから、デサインカ { す ( よらしいから では、技術者、職業人といえるが、編物教師の資 格カゞあるとはいえないのではないかと思います。 ②望ましい編物教師 編物学校および教室には、規模の小さいところ が多いようです。教も 1 人あるいは 2 人といっ たところも多く、教師であって経営者であるとか、 校長であって教師であるといった教員組織が多い のではないかと思います。従って、 、ではその 学校、教室の長としての教師の望ましい姿を描い てみます。 に従って ~ 肖長するものであります。従って社会の きた教育機関で、教育といえども需要供給の原則 編物学校および教室は、社会の要請によってで ) 経営について ーク ) を堅持すること。 ともよく協調し , 互譲の精神 ( ギブ、アンド、テ ロ、対外的には誠実をもってあたり、関係団体 柄であること。 イ、生徒、父兄、職員間においても好ましい人 ( 5 ) 社交性 画をたてることカ { 大切です。 能力など十分調査し、それに応した市リ度、教育計 ロ、社会の動き、地域社会の要求、生徒の素質、 ゼ - ん。 スの経営においても経営の能力がなけれ一よなりま イ、学校、教室経営にも関係ありますが、クラ ( 4 ) 経営能力 ることに心、カヾけます。 ロ、研究的で、創意創作に努め、よい作品を作 で、技術の多練に努めなければなりません。 イ、技術に堪能であることも、絶対必要な条件 ( 3 ) 技術 十分自覚することが必要です。 しいカ { 、技術より指導力の方が大事であることを 教師は技術も優れ指導力もあることカ { 望ま 科学的で情熱のこもったものでなけれ一よならない。 ロ、指導方法を十分研究し、その指導が理論的、 的態度、研究的態度を持たなければならない。 イ、常に教師自身の研さんに努め、創意、創作 ( 2 ) 指導力 扱いをし、生徒のために骨身を惜しまないこと。 ロ、生徒に対しては親切、丁寧で絶対平等の取 生徒から慕われ信頼されるような教師であること。 イ、教師自身の人格、教養を高め、尊敬され、 要求に応する態勢をとることが、もっとも大事な とではないかと思います。 前記しましたように、生徒は自由に学校を選び、 21 3 学校、教室に特色をもたせ、そのことをその十地 上手にもって行くかということです。そのために でありますが、その学校、教室の運営面をいかに 経営の能力、それは経理面のことも大事なこと ( 3 ) 経営法 ように努めなけれ : よなりません。 して、あの学校の教え方がよいという評判をとる 組織で経営している学校では特に指導法の研究を とを忘れてはならないことです。また、大きい の魅力の裏付けするものに この指導法がある 指導法と教師とは一体でなけれ一よならないカ { 教 の前に立っことだと思います。 課程をもって、その指導方法を十分研究して生徒 いと思います。そのためには教育計画をたて教育 理論的、科学的な指導方法をとらなければならな の徒弟式な指導でなく理論から入る指導、只卩ち、 覚にびったりしたものでなけれ一よなりません。昔 立派な教育内容をもち、指導法が現代女性の感 ( 2 ) 指導法 立派な教師陣をもっことです。 営者は職員を優遇し職員の福利更生を十分考えて、 まっ、よい先生をそろえることです。そのために経 ます。それは先生の人柄によるものだと思います。 は規模の / トさいところでは一番大事であると思い その学校、教室の先生に魅力があるということ ( 1 ) 先生 のどこかに、すばらしい魅力をもたせることです。 魅力とは、引きつける力です。編物学校、教室 えられます。 よって経営カ { 成り立ち発展するのではないかと考 つなり二つに全力をあげて魅力をもたせることに に魅力をもたせることは難しいことで、せめて一 です力ゞ個人経営の / トさな規模では、なかなか全音に 全音 5 に魅力をもたせるということは一番よいこと つの内、どこに魅力をもたせるかということです。 が、経営のもっとも大事なことだと思います。五 この五つの条件に、大きな魅力をもたせること つの条件にかかるのではないかと考えられます。 表裏一体のものであるからです。経営には次の五 にまで言及するということは、経営者と教師カ { 、 カ { できるかということになります。こで、経営 ある、編物学校、教室を運営し、発展させること この難しい個人経営で それでは、どうすれ一よ、 経営、指導の難しさがあるわけです。 い要請もなく、高い公共性もないというところに 社会からの強 とができす、高校、大学のように それを小、中学校のように、義務教育でしばるこ 自由に入退学できるのが編物学校、教室であって、

3. 編み物スペック

舎、又は消費都市、生産都市、農村、漁村といっ たように、それぞれ地域社会の実態カ { 違い、それ による経済、気風、習慣、要求などが違っていま す。 4 、生徒の実態年令、教養の程度、そして其の 地方の教育に対する関心の度合と、社会、家庭、 生徒が学校、教室に対する要求の度合など。 5 、教員組織、設備内容以上の点を十分調査、 検討して、 この学年またはクラスでは、どのよう な「教科課程」を組み、また「教科外の活動」「行 事」をするのカ { 適当であるか、その内容、種類、 分量を基礎的なものから、系統的に発展させて指 導できるように、作成されなければなりません。 ( 2 ) 編物スペックについて 止ヒのスペックは一応生徒の能力や発展的段階を 考慮し、編物学校、教室として最小限度必要だと 思われる編物、手芸の教科、科目を配列して、 れを本科 1 ケ年の間に履修できるように組まれた ものですから、それぞれの学校、教室ではこのス べックに準して、生徒の能力、学校、教室の事情、 経営方針を十分考慮して教科課程の作成にあたる ことになります。 ② ) 教科課程の編成 ( 1 ) 教科、科目について 教科とは小、中、高校の国語、数学、家庭科な どをさしています、家庭科の科目は被服、食物、 被服材料、意匠、手芸染色・・ おります。 ・・等に分類されて 編物学校、教室では教科としてどのようなもの をとりあーナなけれ ( よならないか、科目をどのよう に分類すればよいか、その一例をあげてみます。 これはあくまでも例案ですから、これを参考に して、それぞれの学校、教室の事情によって、適 宜取捨選択するか、あるいはその学校、教室の独 創的なものであってもよいわけで、 この例案にと らわれる必要はありません。 教科科目の内容 教科 一般教養 編 手 被 意 教 物 芸 服 匠 職 目 服装常識、衣類整理、服装史 刺繍、レース編、織物、染色、人形、 編物常識、手編、機械編、編物材料 政治、時事等 家庭生活、女性の教養、道徳、社会、 経済、 その他 服装美、配色、色彩、デザイン、デザイン画 教育法規、教育概要、経営法、教授法、教育 実習 以上かかげた教科、科目は編物学校、教室にお いて必要な教育内容と思います。規模の / トさい学 校、教室ではクラス編成、教員組織の都合でこの 教科、不斗目の全部を教科課程に組むことは難しい と思われますが、できるだけこれに近い教育内容 をもったもので指導にあたることが必要だと思い ます。 ( 2 ) 各教科の指導目標 教不斗、科目の設定が終ったら、それぞれの教科 の指導目標をたてなけれ ( よなりません。 この教科 はどの範囲で、どの程度の技術を履修させ、これ によって養われるものはなにであるかを明確にし、 その目標をしつかり把握して指導にあたらなけれ ( よなりません。 こに各教科の本科における指導目標を掲げて みます。 一般教養 国家および社会の有意義な形成者として必要な 一殳的な教養を高め、社会、経済、政治などの - 世 の中の動きに深い理解と健全な考え方を養い、人 格の陶治をはかる。 編物に関する一般的知識、技能を授け社会生活 家庭生活に対処する能力、態度を養う。 手 手芸の一般的な知識、技能を授け日本女性の特 性を助長し社会家庭生活を豊かにする資質を養う。 被服 被服に関する知識、技能および態度を習得させ、 衣生活、被服管理にたいする計画的、不斗学的、合 理的な態度を養う。 意匠 服装美に対する理解を高め、デザイン、色彩、 配色の理論と技術を授け、これを日常生活に活用 させる能力と態度を養う 教職 ( 専攻科 ) 教育に対して深い理解をもたせ、教育者として の資質を養い、教育技術の習得によって、よき指 導者を養成する。 ( 3 ) 授業時数 文部省の定めた各種学校の授業時数は 1 年間 6 8 0 時間以上行わなけれ ( よならないという規程に なっております。その学校、教室の事情により、 全日制、 二部制、 三部制、隔日制をとって、まち まちだと思いますが、 1 ケ年 6 8 0 時間以上の授 業時数をもっことはきわめて可能なわけです。 それぞれの・、 / : 校、教室の授業日寺数は事情や市隻 によってきめ、教科課科 ! の教手斗、不斗目の内容、分 量など増減、選孑尺することになります。 ( 4 ) 単位取得 生徒の履修方法に、単位取得、教材単位取得、 日与間単位取得の一ミつの方法か、あリます。 単位取得の方法は現在高校、大・、 / : において実施 さオしております。 編物・、 / : 校、教室の場合は糸田目をあけ、るという教 材単位取得の方法と、出席時数による時間単位取 彳によ・つて、進学、卒業できるような信 : 組みにす るとよいと思います。 215

4. 編み物スペック

法とは指導者の優れた人格と学識及び技術に基い て正しく生徒を導くことである。 3 ( 1 ) 生徒の心身の発達段階に即すること、すなわ ち中学しか終っていないものには、中学を基礎 として考える。高等学校を終っているものは高 等学校終了程度を基礎として考える。 4 ( 2 ) 生徒の個人差に基く。すなわち生徒一人ひと 成績評価と学院の経営ということを絶えす顧慮 りの既成の知識や技術を調べ、それにあうよう せねは、ならないでしよう。もちろん生徒の指導教 に指導していくこと、 育は正しく完全でりつ ( よで生徒からも喜は、れ、父 ( 3 ) 生徒の要求、興味、能力等に応し、それぞれ 兄からも信用され、地域社会を潤し、生活の改善 適切な指導法を考えること、 向上に役立つようにせねは、ならないか、、それには ( 4 ) 地域社会の要求や流行、編物の種類や形態、 生徒の学習情況を絶えす批判し検討して、その誤 値段、需要供給等を考えて指導すること、 謬や欠陥を指摘するとともに ( 5 ) 生彳走一人ひとりのもっている「タレント」 これが意欲を刺戟 し、その作業能率を高めるように指導せねばなら 留意すること、つまり知能とか、器用さという ない。それには、 ものが人間にはあるのですが、これに留意する ( 1 ) 教育体系が完全かどうか。 こと。多少知能は低くとも手先きのことをやら 指導目標、教育課程、指導方法、教育評価が せると編むことでも縫うことでも可なり器用に 一貫して体系的に整然と行われているかどうか。 やってのけるものカ { ある。これを見落すること ( 2 ) 成績が向上しているかどうか。 なく、その個・性や特技を生かすこと。とくに編 生徒のひとりひとりに不平や不 ~ 岡なく、喜ん 物機を操作する場合など、この熟練度はこの器 で学院を愛し、先生を慕い、教授を受け、そ 用さに負うことが多いであろう。 の成績か・進歩向上しているかどうか。 以上は生徒の立場から指導法を考えたものだが、 ( 3 ) 生徒を鼓舞し、学業を奨励する適切な方法が これに対して教師の立場、指導者の立場からは、 とられているかどうか。伊リえは、展示会、参観 ( 1 ) 指導目標を立てること、生徒の数や希望に基 見学、編方競争、即売会等々、 いて、それを専門家に仕上てあげるのか、それ ( 4 ) 一般に低廉、美的で実用的で、社会にひろく とも日常一般の用に役立そは、よいのか、或は編 歓迎されているかどうか。例え ( よ品質優秀な 物による装飾や美化を考え、芸術的なものを作 ものを安く入手し、生徒の経済に資し、しか りあげるのか或は商品化するのか、実用イ匕を ねらう 0 か、は地域や季節によても、或は も美的実用的、個人の服飾をりつ一ょに美しく 創造しているか、どうか、 仕事や会合、普断使用など、どこに重点をおき、 どう指導するか、学院経営の目標や理想がよく かかる点が生徒を正しく指導教育する場合の前 提ともなり、出発点ともなる。また結果の評価と 考えられねは、ならない。 もなるであろう。編物学院での生徒指導は生徒の ( 2 ) 指導計画これも六カ月修了とか、一年修了 年齢や学力、技術や趣味嗜好も千差万別であり、 とカ、、 二年イ彦了とかの期間によって計画の建て また家庭的経済的理由に阻まれて、これを円滑に 方か、違うであろう。しかし低次の段階から高次 運営することは容易ではないであろう。しかし何 の段階へ、卑近なものから高遠なものへ、実用 と云ってもその中心は正しく生徒を導き而もその 的なものから装飾的なものへと、編物の難易、 目的を達成し、その実績を社会に示すことである。 技術の繁簡、費用の高低等を勘案して指導計画 もちろん看板とか、建物、施設、設備、材料など、 を建てる必要がある。 これの条件はいろいろあり、それを完備すること ( 3 ) 進度表生徒一人ひとりに進度表、計画表を も学院興隆の必須条件ではある。だが問題は生徒 もたせ、自ら進度の工合を記録し、反省し、評 を正しく導くこと、それが学院の信用と興廃を決 価して、編物全般の履習状況を明かにさせるこ する秘鍵であると思います。 とか・大切である。 ( 4 ) なお機械の操作 ( 道具の使用法 ) 基礎的技術 の習得、材料の精選 ( 品質、製造発売店 ) 、土地 の情況、生活の顧慮、生活改善、文化の向上等 を考えていくと、学習や練習に伴ういろいろな 問題カ { 起ってくるであろう こオしについての攵ロ 識や 1 青報をよく理 . 解させることカ { 必要であろう

5. 編み物スペック

なものカ { 、より優れたもの、より価イ直高きものを 憧れ求めるもので、教師か・人間的に低級で専門の 道に欠けているものであれば、教師としての資格 はなく、その効果は零である。そこで教師という ものを二つの観 . から目兆めて見よう。 1 一般的人間的教養 こに一般とは音 5 分に対する全体であり、専門 に対する基礎であり、職業に対する総合的教養で ある。つまり個人の趣味嗜好や職業のいかんにか かわらす、ひろく一般に今日の社会生活にとって 必要な、またあらゆる職業生活を支え、これか、基 底をなす人間のひろい教養であり、 これは家庭に ある場合でも、耳哉場にある場合でも各人の素質や 育ヒカを完全に発揮させるために欠くことのできな い・質のものである。そオしはとくに次の . で問題 とさオしる。 ( 1 ) 自分自身の健康を維持し、改善することがで きるようにするために大切なこと、 ( 2 ) 自分の個人的社会的生活の原理及び価値を発 達させることか、できるために必要なこと ( 3 ) 他人の考えや思想をよく理解することができ るようにするために必要なこと、 ( 4 ) 家庭生活をよく理解し、円満に協力して生活 ができるようにするための基礎的知識や技術を もっていること、 ( 5 ) よく均衡のとれた社会的情緒的適応性を養う ために必要なこと、 ( 6 ) よく情報に通し、積極的に責任ある市民とし て社会に活動することカ { できるために必要なこ ( 7 ) 近代科学の基礎的知識や技術を理解し、駆使 することカ { できるようにするために必要なこと、 ( 8 ) 文学・音楽・絵画・彫刻を初め、一般に文化 的活動を理解し、享楽することができるために 必要なこと、 ( 9 ) 個人的に満足し、社会的に有用な職業を選択 し得るために必要なこと、 ( 砌批判的建設的な能力と態度とを養うために必 要なこと、 2 専門的教養 専門的教養とは自己の専攻する学問芸術その他 いろいろの分野にて、精深な研究と体験とを積 科学的実証的に教授し、訓練し、一定の はなく、 内容をマスターすること、理攵日に訴え、合理的に 習得させることである。 法とは指導者の優れた人格と学識及び技術に基つ・ いて正しく生徒を導くことである。 ( 1 ) 社会的文化的なある機能をよりよく、より社 会に遂行せんか、ために、他の一般人に上ヒして、 とくに専門の分野について教育されていること、 ( 2 ) 学問や芸術など、それ自体個有な領域を本質 的体系的に研究し、体験を積み重ね、その真髄 を擱んでいること、 ( 3 ) 仕事の遂行に当ってはとくに他人から管理し、 指導されることなく、自らの学問と判断に立っ て行うこと、 ( 4 ) 専門は有益かっ決定的な仕事で単位や時間に よって標準化することができないこと、 ( 5 ) 生涯の仕事として最も尊重されること、 ( 6 ) 不可決な社会的要求に応するもので、科学的 原則に遵っていること、 ( 7 ) ひろく社会の認める倫理綱領に遵う義務のあ るものであること、 専門というものはか、る意味をもつもので何と いっても専門の道についてひろく深い学識経験を 有し、権威あり、価値あるものであることである。 だから編物学院の経営についても、それカ { 専門の 最高権威者であり、知識も技術も最新かっ時代の 尖端を行くもので、何人からも愛好され、信用さ れるということ力を大 J である。 この一般的教養と 専門的教養とが結びつき、一体となったところに 人柄とか人格とか品イ立というものか、生れる。 指導は結局知識や技術の媒介伝達であり、それ は人間と人間、人格と人格との交渉によって行わ れる。 、に人格とは価値の総体 ( 真 = 学問、善 み、その道の権威となることである。 、に専門 = 道徳、美 = 芸術、聖 = 宗教、概 = 政治、利 = 経 済、健 = 身体など ) でありその態度行動は一貫し、 是非然諾を重んし、ネし儀正しく、親切で、協力的 で、サーヴィス精神に徹すること、だか、知識の上 でも技術の上でも正確で判断は敏速しかも愛情に 富み、ユーモアを蔵し、その指導に当っては一面厳 格であるとともに他面自由でおおらかで、よい指 導をなすことカ { 大」である。 教育は何といっても人にある。教える人の人格 や知識や技術が貧しく、指導方法が低劣であるな らよい指導が行われようがない。正しい指導教育 化とは単なる経験や、盲目的な訓練によるもので 224

6. 編み物スペック

3 ~ 子供用プノレオーノヾー ( 5 ・ 6 才用 ) 1 フ。ノレオーー ノヾ く写真は生彳走用 38 頁 > このナ昜合プノレオーノヾーの説明は、生徒用に書力、 刺繍などでいかすような工夫か、必要です。 れてある程度の簡単なものにして、「編む」とい 3 衿は 1 目ゴム編のラウンドネック。 う方向にもっていきます。基礎的な勉強は、かりか、 4 袖は別袖にします。 続いていたわけですから、生徒の関心、はます形に 5 明きはいちは、んやさしい、 肩明きにします。 してみたいというところにあるわけです。このプ 6 タッヒ。ーの扱い方にも不馴はしですので、ゴ ルオーノヾーでは次のことに留意して指導します。 ム編の分量は少ない方か・よろしいでしよう。 1 製図は出来るだけ直線的にして、増減目の 手数をはぶくようにします。 なおプノレオーノヾーについての説明は次の婦人用プ 2 編み方はメリャス編にして、アップリケや ノレオーノヾーの項にあります。 2 素オオ 季節、用途、デサインなどによって勿論考えな れで、長袖プノレオーノヾーか、扱いにくいときは、半 けれは、いけませんか、、最初の作品ですから、 袖、 3 分袖のように袖丈を短く、また衿ぐりなど 一般的な素材でいちは、ん編みやすい中細毛糸を使 も大きめにカットして、冫京しそうなデサインにし、 用させるとよろしいでしよう やはり合糸田か中細で編ませるように工夫します。 ーにとり一ヒ ( ナた デサ、インもふだん着で、特に子供物は洗汀にという 素材の変ー匕については次の婦人用プルオー ことも考えなけれ一よなりませんので、特別変り糸 り説明をカ日えていきましよう。 の説明をする必要はありません。入学の時期のす 3 寸法 生徒用の寸法欄は空白になっております。本書 ゆるみ分やだふ、り分、そのほかその作品に才与別は では標準寸法を採用し、これにもとつ、いて製図さ しい寸法を記入します。上下のを参照すれは、一 れていますので、下の表のように生徒に記入させ 見して出来上り寸法か、わかリ、製図の目標か、たち ます。なお参考寸法欄は、製図をするのに必要な ます。 名称 N B W H 背肩巾 背史着史 袖史 A. H 腕回り 手首回り掌回リ 寸法 採 寸 25. 5 22 60 60 60 26 13 14 ゆるみ ゆるみ ゆるみ ゆるみ ゆるみ 十 10 十 10 十 8 十 2 十 10 26 32 36 た・一り 25 十 2 十 2 4 使 . 用 こでは中細毛糸を使用することになっており ら、 各自その欄に言己入させます力 { 、先生の経験上 ますが、一般の常識としても極細、並太の場合の からいって使用量に多少誤差がある場合は、自由 使用量も知っておくと便利ですので説明します。 に言丁正して言己入させてください。また生徒用には 本書では生徒用の使用量は空欄にしてありますか 「自分の使用量」という欄がありますから、 30

7. 編み物スペック

5 棒針編 ノヾルキー調のアラン模様などは手編の独 機械編は、かりでなく、棒針編の知識も非常に大 か、あり、 切です。機械編と手編とはほとんど共通した理屈 壇上のもので、芸術性豊かな感覚を自由に表現で になりますか・、手編を知っておりますと編目の編 きるのも手編です。こではその基礎となる手法 成がよくわかって、いろいろ新しい手法を考えら を一通り勉強し、より広い編物の分野を開いて、 編物の本当の美しさを大いに楽しみたいものです。 れます。また特に手編でなけれは、出せない味わい 1 棒針編の基礎 ・糸と針のつりあいと目数段数の割合 針の太 さ 数 10 cm の段数 目 の 10 cm の 太 さ 太・ 毛 糸 5 6 号 極 20 3 4 並 太 毛 糸 24 中 細 毛 糸 2 3 号 30 極 細 2 本取り 1 2 号 30 極細 1 本取り 38 つん戸 0 -0 8 ワ】 8 っ 0 0 ワ】 8 ワ ~ 00 -4 4 4 っっ 0 っ 0 っ 0 4 ・編み方 1 目の作り方 作り目にはいろいろの方法がありますが、鈎針 を使って作る方法と棒針で作る方法と二つあげ て説明してみましよう。 ( 1 ) 鈎針を使う方法 ( イ ) のようにます糸端を輪に結んで ( 長い方か・引 出せるように ) 輪の中へ鈎針を通し、別に棒針を 2 本揃えて ( ロ ) のように糸を棒の後側に渡して持 ち、前側で鈎針に糸をかけて ( ハ ) のようにすくい 出します。これで棒針に 1 目かかりましたから、 糸のかかっている左人差指を動かして ( ニ ) のよう に針の後側へ回し、前と同しようにすくい出して 目を作ります。これを ( ホ ) のように繰返して ( へ ) のように必要な目数だけ作りますか、、その必要目 数より 1 目少なく作り、最後の 1 目は鈎針にかか っている目を棒にかけて糸をしめます。針を一本 抜いて編み始めます。 ( ロ ) 206

8. 編み物スペック

( 2 ) 棒針を使って作る方法 糸端から必要寸法の約 5 倍の長さに計 り、そこから目を作り始めます。 ( イ ) ( イ ) のように棒針 2 本に 1 目作り ( ロ ) のよ うに糸の長い方を人差指に、短い方を 親指にかけ、中指から小指までの 3 本 の指で押えます。 ( ハ ) のように親指に かけた外側の糸を下からすくい、 針先で人差指にかけた糸を外側から内 側へすくって親指にかけた糸の間を通 って外側へ出し、同時に親指をはすし て糸を拡げるように引きます。図のよ ~ ( ト ) までを繰返して必要な 目を作り、針を 1 本抜いて編始めます。 ( 3 ) 二つの作り目の特長 鈎針の作り目は編み易く縁がきれいに出来て、 しかも糸が少しも無駄になりません。棒針の作り 目は鈎針の場合よりも縁が柔らかで伸縮がききま すから、ゴム編を編む場合の作り目によいと思い ます。以上一般に使われている二点について説明 いたしましたか、、ものによって適当に使いわけし て下さい。 ( ロ ) 短いー 長い糸 レ双いか ( 4 ) 作り目の注意 作り目の糸か、弛んだり固かったりしますとあとで 出来上か、ったとき不揃いになリますから手加減に 気をつけましよう。作り目に使う棒針は地を編む 針より 1 号位細い針を 2 本揃えて用いると、糸の 弛み加減か、丁度よくなりますか、、目を弛く作る癖 のある方は、編む針よりも 1 号太い針を 1 本用い ると編目と釣合がとれます。 2 ガーター編 ( イ ) 図のように最初の目をそのまま針に移し ( 毎 段編始めの 1 目をすべり目しますと両端がきれい に編上か、ります ) 糸を針の向う側にして図のよう に持ち、右針を左目に入れ糸を上から下にかけて すくい左針からはすします。 ( ロ ) この表編を毎段 繰返していきます。 (A) 3 メリャス編 ( A ) 図 ( イ ) ( ロ ) のように表 編を 1 段編みましたら次に 表編と反対に ( B ) 図 ( イ ) ( ロ ) を参照して糸を針の手 前にして左針の目に右針を 向う側から入れて糸をかけ て向う側に引き出し同時に 左針の目をはすします。 ( こ れを裏編といいます ) を繰返し編みます。 207

9. 編み物スペック

スタテ、イのポイントにつし、て 編物スペックの特長として、生徒 用の各言果題のはしめに「スタテ、イの ポイント」という項をもうけてあり ます。これはその課題 ( 例えば、編 物をはしめる前にとか子イ共用プノレ ) で、 こオしだ ( ナのことは どうしても : 崑えなけれは、ならないこ とを箇条書きにしたもので、いわは、 「学習目標」なのです。これにもと つ、いて講義をすすめていきますと大 へんスムースに授業でき、必要な箇 所を端的に孑巴握できるのです。いい かえれは、スタテ、イのポイントは「才旨 導要項」でもあり、 これは普通教師 用に掲市文するのカゞ常言哉とされており ます力ゞ、本 : 書では従来の形とは逆に 生徒用に掲け、たところに意味か、あり ます。生徒はこの項で学習の目的を はっきりさ迂て、 iEfi 寉に工里角年できる と。次に自・分か、感違いや、聞きも らしてはいないかという、反省を与 えるための助言ともなる力、らです。 3

10. 編み物スペック

) 教手斗外の活動 ( 1 ) 意義教育の主たる内容をもっている教科課 不呈の指導効果をあけ、るためにも教科外の活動力 { 必 要です。これは生徒の自発的、自治的な活動を通 して、楽しく規律正しい学校、教室生活をつくっ て自主的な生活態度や、公民としての資質を育て る生活指導として重要な教科といえます。 これを編物学校、教室で実施するということは、 学校、教室の性格、時間数の不足、生徒があまり このまないなど実施にあたって難しい条件カ { あり ます。しかし前にも述べたような、教育目的から いっても必要なことですから面倒なこと難しいこ とであってもこの教不斗外の活動をとり入オしること カ { 学校、・教室の運営・の面力、らいっても必要なこと だと思います。従ってやりやすいように、学校、 教室の規模、経営方針、教員組織、地域社会の状 況などと考慮して無理のないやりやすい方法で計 画し、実施することがよいと思います。 ( 2 ) 生徒会 教科外の活動には、生徒会、クラブ活動、ホー ムノレームなどがあります。これらを全音に実施する ということは編物学校、教室ではむすかしい条件 カ { 多いので、これをまとめたものとして生徒会の 実施を計画することがよいと思います。 生徒会をつくるには生徒全員を会員とし、会長、 副会長、会員など民主的方法によって役割をきめ 規約を・設けて運営することカ { よいと思います。 生徒会の目白勺は、学校、教室における自治的組 織として、学校、教室の経営や活動に参カ日するは・ かりでなく自発白勺に技術、学芸、市場などの調査 石斤究のグノレープとしても活動できるような組織て あるようにすることカヾ望ましいと思、います。 作成にあたって、次のことについて十分検討さ ④行事 めなけオしは、ならないと思います。 的活動力 { 健全で、しかも効果のあか・るようにつと さネした行事と、生徒会で計ド町さオした彳 : とによっ 行事計画は、学校、教室の経営方針から割り出 成果のあか・るようにしなけオ凵よなりま - ん。 て、実施にあたっては十分な準備をととのえて、 な役害リをもつものですから行 : 事の計い町は慎重にし とである一よかりでなく教育の立場からみても重 : 要 従って行事は学校、教室経営の上でも大事なこ 的評価を高め、学校、教室の発展策にもなります。 よい広報となって、その地方の関心、を集め、社会 運営の区切りカゞっき、学校、教室に活気力 { みち また学校、教室では、運営の面から考えると、 生オしるものです。 教室生活のよい思い出となり母校に対する愛着か・ 換といった意味をもっており、卒業後には学校、 発展させ、生活の区切りとなり、ひいては気分転 行事は生徒にとっては、学校、教室生活を充実 ともに、広報宣伝的、営業的内容をもっています。 は学校、教室カ { 計画し実施する教育活動であると 習会、展示会、見学等をさします。これらの行事 普通行事といえは気入学式、卒業式、遠足、講 て、 1 ケ年の計画をたてます。 この年間行事計画を一覧表にして、 を学校、教室内に掲示発表しておく 思います。 この計画表 とカヾよいと 生徒会組織の一例 活 才旨導細目の作成 ①作成にあたって 教科課程、年間行事計画などとにらみあわせて、 細目の作成にあたります。 作成は大変な仕事です力 { 、一度作成すれば毎年 の指導に役立ち、教科内容の変更、増減にも使用 部又は刊王 総務 規律衛生 各音にの統括、意見調整、予算等 教室内外の整理、衛生、風糸己等 レクリエーション体育、遠足、旅行などの計画実施 技術、学芸の調査研究、市場調査、作品石斤究、 講習会等 音楽、学芸、展覧会、映画等 学校新聞の編集、掲示、講演会等 でき、指導、授業カヾ容易にしかも計画的に て手落ちなくできます。 れなけれは・なリません。 ( 1 ) 授業時数の割当 そし 研 文 時 究 イヒ 事 以上の他、内職班、販売圧などの組織をつくっ て不責極的な職業教育の実習にもってゆくことも大 : 事なことだと思います。 以上かカナた生徒会組織は、一伊リですから、そ れぞれの学校、教室に適合するようなやりやすい 方法をとり入れて組織することカ { よいと思います。 教職員は生徒会において、どんな役割カ { あるか といいますと、顧問、本目談彳殳という彳殳柄で、その 学校、教室の事情、経営方針に従って、生徒会の運 営に指導助言し、できるだけ生徒の自治的、自発 216 1 ケ年の授業日数、時数を正確に算出します。 日曜、祭日、休日、行事などを除いた実際に授 業カ { できる日数をきめなけれ ( よなりません。そオし により全日制、 二音 5 制、 三音 5 市リによって正確な授 業時数を算出します。 この授業時数を各教不斗に割当てるわけです力 *f 列 えは、全日市リの場合、 1 ケ年の授業時数を 1120 時間 とし、次のように害リり」、ってみました 一般教養科 ( 80 時間 ) 編物科 ( 980 時間 ) 手芸 科 ( 120 時間 ) 被服科 ( 60 時間 ) 意匠 ( 80 時間 ) 。 これは 1 ケ年 40 週 1 週 28 時間として簡単に害い ) 当てたものです。