28C 中細毛糸 素材 編み柄 メリャス編 ケージ 105 平方 32 目、 45 段 使用量 234g 15C 試し編 15C 図 1 5C 25 c 35 c 5 計算ーニつし、て 目数・段数の計算の基礎 ためし編により正確なゲージがわかりましたら、その 目数・段数をもとにして、自分が編もうとする寸法どお りに仕上げるためには何目・何段編んだらよいかを掛算 によって出します。掛算の方法は よこゲージ ( 目 ) >< よこ寸法 = 編む目数 たてゲージ ( 段 ) >< たて寸法 = 編む段数 例題ゲージ IOcm で 32 目・ 44 段 よこ 36 cm 、たて 17.5 cm の矩形の目数・段数を算出して みましよう。 ・・ 3.2 目 X 36 = 115.2 目 たて・・・ 4.4 段 X 17.5 = 77 段 の 3 種類をあげてみましよう。 ①間ー -- 増目数 + 1 ②間 -- -- 増目数と同じ ③間隔 - ー - 増目数ー 1 65 3 間隔 4 間隔 段 5 間隔 間隔がわかりましたら次に算式を立ててみましょ つ。 れも上の例に従って計算してみます。 編み方向 17.5 c 13 平 13 段平 13 ~ 1 ~ 4 13 段 1 目 4 回 ① 65 段・ 5 ② 65 段 4 ↓ 3 6 c 以上の方法で算出しますが、編物ではこの計算をいく 回となく行う・で、その便法として掛算の答えを表に仕 組んだ「目数・段数早見表」がよく使用されています。 この表を使えばいちいち筆算やそろばんの手数をかけす、 ③ 65 段 + 3 一目で答えがわかり、間違いも少ない大変便利なもので す。 ② ) 割算 編物がいつでも 4 角なものばかりを編んでいたり、あ るいは洋裁のように裁断して形をつくるのでしたら、前 項の掛算だけで間にあいますが 1 本の糸で形を作ってい 以上の方法で算出しますが、式をみてわかるように くものです。例えば W 線から B 線まで脇で増しながら編 で、私たちが普通行なってきた割算と、ちょっと違った みあげたりしなければならないのです。つまり割算は斜 箇所にお気づきでしよう。 線をつくるために必要な計算で、 これが編物独特の割算で端数の按分 ( できるだけ平均に 脇、肩、袖下・・・・・・など 1 枚のセーターをつくるためには なるよう十 1 して分配すること ) を同時に行なう算出方 各所にこの割算が必要です。 なお袖ロや、ギャザー、丸ョークなどの増減目を平均に 法です。 ③曲線の割り出し方 割当てる計算にも使用されます。 直線の部分は①の掛算で、斜線の部分は②の割算によ 次にこの計算のしかたを説明します。 って出せましたので次は曲線の部分の出し方について勉 段数 + 間隔の数・・・・・・たて長の斜線 ( 脇・袖下など ) 目数 + 間隔の数・・・・・・よこ長の斜線 ( 肩など ) 間隔の数の 強いたしましよう。 曲線の割り出し方の主な方法をあげてみます。 出し方は増減目の使用箇所によってちがいますので、次 ← 十 16 段 1 目 3 回 16 ~ 1 ~ 3 17 ~ 1 ~ 1 ・ 17 段 1 目 1 回 ← 十 1 -0 -03 - つ っ 0 、 6 つ っ 0 2 1 1 21 1 1 1 1 っ ~ 0 回回回 1 っ】 1 目目目 1 1 1 殳殳殳 にをにをにを 1 ワ 0 っ朝っ 4 4 ア
( 5 ・ 6 才用 ) くグラビア 4 真 > 子供用プルオー ノヾ プノレオー′ヾー 前あき、後あきなどが裾まであかないで、またあきが 全然なしで、頭からかぶって着用するセーターを総称し てプノレオーノヾーといいます。 このプルオーバーは製図法も編み方も基本的なものです から、しつかりマスターしていただきたいものです。 学習のポイント 1 子供用プルオーパーのデザインについて 2 製図のしかた 5 ・ 6 才原型を展開して・・・ 着丈、袖丈・・・丈のきめ方 ( ダブリ分の入れ方 ) 身巾、袖巾・・・巾のきめ方 ( ゆるみの加え方 ) 頭まわりの注意・・・あきを作る ( 肩あき ) 袖ぐりの描き方 衿・・・衿つけ寸法のきめ方 見返し、持ち出しの描き方 3 ゲージとその正確な計り方 4 使用量の見積もり方 5 計算について 目数、段数の計算の基礎 ①掛算 ②割算 ③曲線の割り出し方 スペックメジャーの使用法 編物割り出し表 その他の方法 6 編み方・まとめ方 ①後身頃・・・裾巾の作り目、脇の増減目、袖ぐりの減ら し目、肩の引き返し編、後衿ぐりの減らし目、肩あ きの持ち出し ②前身頃・・・裾巾の作り目、脇の増減目、袖ぐりの減ら し目、前衿ぐりの減らし目、肩の引き返し編、肩あ きの見返し ③袖・・・袖山巾の作り目、袖山の増し目、袖下の減らし 目、袖ロのゴム編 ④衿・・・衿つけ寸法のきめ方 ( 衿の拾い目数 ) とその 拾い方 ⑤袋どめ・・・衿、袖ロ ⑥たてとじ・・・脇、袖下 ⑦糸端の始末 7 仕上げ ①アイロンかけ ②ルプとボタンっけ ③アップリケや刺しゅうでいかす 8 応用デザイン 0 0 0 0
目になるように目数を調整します。つまり 4 段に計っ た目数との 3 角計算です。 袖ぐり線は、別に袖をつけるので、 5 目以上は 2 段 ごとの引き返しにします。 5 目以上は目数を 2 等分に します。 割り切れない場合は、多い目を先にして少ない目を 後にします。 1 例をあげますと。 9 目の場合 2 段 ~ 5 目 ~ 1 回 1 目く 9 目 + 2 = 4 目・・ 2 ~ 4 ~ 1 次に 5 目以下の場合は、 4 目、 3 目、 2 目、 1 目の 4 種類です。 4 目の場合 4 目 + 4 = 1 目・・ 3 目の場合 1 く 1 4 段十 3 = 1 段・・ 2 目の場合 4 段十 2 = 2 段・・ 1 目の場合 4 段十 1 = 4 段・・ ・・ 4 ~ 1 これだけの種類を覚えてしまうと、たいへん早く編め ます。それではこの作品の減目の計算を表でみてみま ( 後袖ぐり線 ) しよう。検算してみてください。 段数 1 6 目 2 段 ~ 3 目 ~ 2 4 段 1 4 4 1 3 4 2 2 ( >< 2 ) ( x 2 ) 4 ( x 3 ) ( >< 2 ) 0 〔前身頃〕 ①袖ぐり線・ 4 段 4 4 7 ・・・計算のしかたは後身頃と同様です。 2 2 1 1 2 4 11 目 (x 2 ) x 2 ) 平 27 段 20 目 ( 58 ー 55 十 1 ) 直線の部分は 48 + 12 段ごと 1 目が 3 回 36 段 ・ 3 目 12 段 編みたし 48 段 3 目 ②前衿ぐり線・ ・・ 4 段ごとの規制による 3 角計算です。 1 11 目 4 段 1 2 4 1 2 4 1 4 7 27 段 〔袖〕 ①袖下線・・・・・・袖先巾と袖巾との差、つまり 112 目ー 76 目 = 36 目が、袖下の増し目になります。 ( この項では、 袖先巾から編む練習をします。子供用プルオーバーで は、袖山から編んだので、減目でしたが、 こでは増 し目になります。 袖下段数が 143 段ですから、 143 段 + ( + 1 ) ・・ 7 段ごと 1 目 8 回 7 段・・・ 10 段・・ 8 段ごと 1 目 10 回 7 段編みたし ②袖山線・ ・・袖山曲線も袖ぐりと同様、 4 段ごと規制 の 3 角計算をします。前袖山線と後袖山線とは別々に 計算します。袖山は 2 段ごとに減目をするといちだん と速くなります。 前袖山線 ( 2 段ですから目数を 2 分します ) 2 5 9 目 4 段 2 4 4 1 1 ( x 2 ) 1 1 4 ( >< 3 ) 2 1 4 2 1 ( x 2 ) 2 1 3 4 ( x 2 ) ( x 2 ) 1 1 1 1 4 4 2 2 5 4 2 3 2 2 7 7 ( 端数段 ) 袖山取り目 0 4 = 12 ・・・ 4 2 つ 12 っ】 4 3 0 ん 1 / ー、、 0 ( x 2 ) x 2 ) (x 2 ) 平 説 解 答 18 目 回回回回回回 目殳殳殳 00 1 12 ワ】 " 4 目殳段殳殳 X 2 X 3 6 平 20 目 38 段 次に直線のところは、 3 角計算をします。 58 目ー 55 目 = 3 目・・・・・・直線袖ぐりの減目 37 段十 ( 3 十 1 ) ・・ 1 段 = 9 段・・ 9 段ごと 1 目の増し目・・ ・・ 3 回 編みたし 10 段 ③肩線・ ・・ 3 角計算で、 2 段ごとの引き返し計算に します。肩の目数は 40 目で、肩さがりの段数は 14 段で す。 14 段 + 2 段 = 7 ・・・・・引き返しの回数 ( 2 段ごと ) 40 目十 ( 7 十 1 ) = 5 目 2 段ごと 5 目の引き返し・ 7 回 5 目残り ④後衿ぐり線・・・・・ 4 段ごとを規制した 3 角計算にします。 衿肩あきの目数 ( 18 目 ) 後衿さがり ( 8 段 ) 取 り 10 目 2 4 2 3 2 1 2 ~ 平 1 1 4 ( x 2 2 1 ( x 3 2 ( x 2 ) 2 ( x 2 ) 4 1 1 1 目 0 段 4 4 11 1 7 1 8 段 18 目 ・・ゲージ x 裾ゴム編巾・・・・・・ 32 x 23.5 = 75 目 ( の裾ゴム線・ 75 目 x 2 十 1 目 = 151 ・ ・・ゴムの目数は奇数にする 56 目 50 段 5 8
〔衿〕 ・・・ 13 〕後衿ぐり ( 持ち出し分左右も加える ) を計り衿っ け寸法とし、水平線を引く。 ・・ 2 〕衿巾 2 にし、矩形を引く。 ・・・ 15 〕前衿ぐりを計り、後と同様に矩形をひく。 ニ袖山 ①後衿つけ寸法〔後衿まわり・・ ②衿 巾〔好みの巾・・ ③前衿つけ寸法〔前衿まわり・・ 前後 1 目ゴム 10 前衿 1 目コ・ム編 15 見込し ⑨ ① 2 3 丁ー・・ーー丈 " 背丈十さがり 2 ⑨ 下ーー袖丈Ⅱ採寸袖丈 + ダブリ分ーーー亠 1 5 4 4 1 2 1 3 2 ③④ ゆるみ 4 4 3 ② 袖巾 = 原型袖巾 + ゆるみー鬮 . ① 5 ーーー〇亠 1 目ゴム編⑤ー 1 目ゴム編⑤ 2 ト二下 ; るム トー⑥旦 + —-i 3 ゲージとその正確な計り方 ①ゲージとはなんでしようか 実際に編物をするとぎ最初に必要となるものがゲージ 気アイロンをあてるか、布をあててアイロンで蒸すか です。ゲージは一定の面積 ( 普通 10 平方 ) 内にある して、水分のなくなるまでそのまま置き、編み目が完全 編み目の大きさです。編物は糸の太さ、編機の調節、編 に整いましたら、平らなところで編み地のまん中の位置 み方の違い、編み針の太さ、編む人の手加減など、編む を曲げずに縦横の目数・段数を数えます。 ときの条件によりゲージが違いますから、 10 師には何 目、何段あるかを調べてみます。 ②正確なケージをとるには 編み始めに際し、次の順序でゲージをとる用意をして ください。まず使用する糸の太さにあわせて編機の編み 目ダイヤルを調節し、実際の編み地で試し編をしてみま す。大体ゲージをとるときには、 10 平方の編み地が 必要となりますから、試し編の大きさは、最少で 15 ~ 20 平方は必要です。特に模様編や、変わり糸を使用す るときは、ゲージの変化があるために、普通メリャスな どより大きめに編んで目数、段数を数える方が、誤差が 少ないようです。実物になって狂いがないよう十分検討 してください。 ) ケージの計り方 機械編は編んですぐゲージを計らす、数時間おいてか ら計る方が無難です。けれどすぐに計りたいときは、蒸 4 使用量の見積もり方 編む前に毛糸の必要量をあらかしめ計算して見積もり 総面積 ジ重 さ X ゲ を立てる必要があります。 ゲージ面積 次の順序に従って計算してくたさい。 35 X 26 >< 2 = 1820 身 頃の面 積 ④図を参照し製図の総面積を出します。 16 X 28 x 2 = 896 計算しやすいように直線で製図をかこみます。 袖 の面 積 25 X 41. 5 x 2 = 2075 ◎ためし編をし、ゲージがとれましたら、 ためし編の編 全 体の面 積 2716 十 2075 = 4791 み地の重さを計ります。 ゲージ面積の数 4791 十 225 = 21. 3 6 ためし編の総面積を計ります。 ゲ ジの重さ 15cm 平方 = 11 g ・・・・・・仮に 〇 ( イ ) 図でかこった作図から総面積を出します。 11X21. 3 = 234. 3 234g を必要だということになります 8 1 目ゴム⑨ 7 3 中細毛糸の標準ゲージは、 10 cm 平方で 32 目、 44 段ぐ らいです。それでは用意してある糸を、 60 目、 80 段の大 きさに編んでゲージをとってみましよう。 こでは 32 目、 45 段のゲージで計算を出します。 > 2716 46
裾巾・ ・・身巾線を着丈の位置まで垂直におろして、その点からフレア分を 2 cm 脇にだし、身巾線 P と斜線で結び す。フレア分が多くなった場合、脇線の長さを正しく計り裾線に直角にして自然に裾を補正をします。 〔前身頃〕 ヨークの位置・・・身巾線から 4 cm あがった位置をョーク線とします。 ギャザー分量・・・ヨーク線からギャサー分 85 を入れます。毛糸の場合、キャサー分が多すぎても厚ばったくすっきり ません。 衿あき・・・・・衿肩あきで 1 cm オフし、衿さがりで 1 cm さげて衿あきにゆとりをつけます。 3 糸の見資もり 使用量 糸極細合細中細 重さ ( g ) 250 200 350 4 計算 ( ニつし、て 透かし模様と、メリャス編のゲージをそ・れぞれ計っ てから計算をします。横ゲージの差がわずかだった場 合、 ( ここでは、裾の広がった感じがほしい作品なの で ) 、そのまま続けて編みます。透かし編は、メリヤ ス編に比べて、横ゲージが少なく、縦ゲージが多く 5 編み方・まとめ方 編み方も十分練習しましたので要点だけをあげてい きましよう。 前身頃を裾から編み始め、ギャザーの位置で、 し、つ たん別糸で捨て編をして、機械からはすしてヨークの 6 仕上ーデ 衿の縁編 なります。ゲージの差が多くでた場合は、平均に増冫 目します。ギャサー分 8 cm の目数をョーク線上で、 中心と脇を 1 ・ 2 cm 残してあとは平均に減目の計算・ します。 巾に減目していきます。ギャザーの分量 ( 減目 ) を て、前中心、袖ぐり側は 1 ・ 2 cm ぐらいを残して、 央部に多くの 2 目 1 度や、 3 目 1 度の減目をします。 ( 前立の処理は索引 199 頁を参照してください 釣針で編みます。 1 段めは細編で衿ぐりを整えます。 2 段めは長編 1 目、鎖 1 目のます編をします。 3 段めは 1 ますの中に長編 3 目、鎖 5 目のピコット 編み同じます目の中に長編 3 目を入れます。以上の り返しを、 1 ますおきに編み入れて終わります。 前打ちあわせはスナップどめに始末をします。 Ⅱ : 、 ~ 工ロ 7 応用デサイン 108
ⅢⅡい引 0 、しのある素材 ④イヒ学織維の素材 3 ⑨ ⑩ ① ② ③ ④ ⑨ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑤ ⑥ ⑧ ⑦ リ プ ス イ プ べ ポ ス ポ フ フ ワ ポ モ フ プ ネ カ ト フ ポ タ ン ロ ロ ノレ ネ ス ク ク フ 丁 ル ア ン ル ヤ ヤ レ レ プ ヤ ア イ 六 ' ル ナ ツ ン 工 ツ モ ヤ フ ン イ ッ 太 ヤ イ 中 ン . ン ト ン イ ン ロ ド ン ツ ン ド ツ ツ ツ の 状 テ素 ④サランテープ ②ナイロンリポン ①絹リポン ⑤リングャーン ( 変わり ) ④モヘア ( からみ ) を③モヘアループ ②リングャーン ( 中 ) ①リングャーン ( 太 ) ④ラム ③カシミャ ②ラクダ 。①アンゴラ ①②③④ ⑤ ⑥⑦ 麻 甘 18 40 60 80 100 糸 よ 番 番 番 番番 り 糸 4 糸の見責もり 素材中細毛糸 編み柄メリャス編 ゲージ後身頃、前身頃、袖 10cm 平方 3 2 目 4 4 段 ゴム編 3 5 目、 4 8 段 5 言十算につし、て IOcm のゲージを計ります 身頃と袖に、計算に必要な目数線と段数線を入れます。 ( 子供用プルオーバーと同要領編み図参照 ) 後身頃 ①脇線・・・・・・裾巾と身巾が同寸ですから増減なく編みます。 ( ②袖ぐり線・・・・・・子供用プルオーバーと同様。袖ぐりは、 曲線減目の部分と直線増し目の部分とにわかれます。 子供用プルオーバーでは、曲線の減目の方法が、 2 目 2 段の編み目をスペックメジャーで構成することによ って理解できたと思います。つまりグラフ計算でした。 使用量 糸極細中細並太 重さ (g 2 0 0 35 0 5 0 0 この項では、すこしでも早く計算することを習いまし ます、曲線と直線の境めの目数をみます。 55 目です から、身巾との差つまり袖ぐり減目は、 75 目ー 55 目 = 20 目になります。 袖ぐりの曲線部分の段数は 38 段ですからその段数を 4 段ごとに区切って段数規制をします。その線と袖ぐ り曲線との交点から 4 段下の線まで、垂直線をおろし ます。 そして、それぞれ目数をスペックメジャーで計り、 20 5 ア
②相対斜線 ( B ) 十線交錯 斜線であっても 交錯することに より安定感が多 いものですがオ 平、垂直に比へ ればやはり流動 感が大です。 斜線の流動感は ありますが、シ ュノ、ンヌングの 働きが上にひっ ばる力をもち、 横線になろうと する性格になり 裾広がりのため に斜線でも安定 感・があります。 2 斜め編計算法の種類 先にものべました通り、編み目が斜めに走りますので より垂線を引きます。ネ 縦編や横編とちがって輪郭線の増減が複雑になります。 ック線や袖ぐりなどのカ いいかえれば編み目は直進するものですから、作り目よ ープの部分も基本線に平 り外にひろがる部分が増し目になり内へはいってくる部 行な線を引き、これに直 分は減目しなければなりません。それに次の方法があり 角線をおろして分割しま ますのでいっしょに勉強してみましよう。 す。各部、直角 3 角形が 描けましたら、底辺 ( 目 ( 1 ) 編み目グラフに描く方法 数 ) 、高さ ( 段数 ) を使 編もうとするもののゲージにあった編み目グラフを用 用ゲージのスペックメジ 意します。実物大または : 製図に好みの斜線 ( 基本線 ) ャーで出します。次に全 を引き、その斜線とグラフの編み目線 ( 横線 ) をあわせ 体を通して験算をし、四 て、製図をグラフの上におきます。型紙の輪郭線をゲー 捨五入などで出てきた誤 ジグラフでたどりますと、増し目、減らし目の目数、段 差を調整します。各部の 数がグラフの上ですぐわかります。 目数、段数が間違いなく 算出されていることがわ かりましたら、 1 つ 1 つ、・ の 3 角の段数・目数を割 算 ( 段数 + 間隔の数・目 数 + 間隔の数 ) して、輪郭線の増減目を算出します。 ( 3 ) 斜め編の表によって割り出す方 斜め編の表によりますと 3 角形の辺の長さが正確に かめます。ただ斜めの角度に制限がありどんな場合もこ の表を使うわけにはいきません。斜め編の表の範囲の斜 線でしたら早く、正確にできるので重宝です。 ( 日本ヴォ ーグ社版、斜め編と求心編に掲載 ) 編み終り 0 ( 2 ) 3 角形の編み目図を描く方法 実物大製図上に好みの斜線 ( 編み目基本線 ) を引き、 その斜線に対して直角になるよう、製図上の各ポイント 3 斜め編の割り出し計算の基礎 斜め編の割り出し方にはグラフを使用する場合、表を 使用する場合などがありますが、どんなゲージでも、ど んな角度の斜め編でも、自由に割り出すためには、前項 の 2 でとりあげた 3 角形の編み目図を作り、斜線の計算 ( 割算 ) をする方法がもとになりますので、右図の矩形を 実際に計算してみましよう。 A の部分 ロより編み始めて・、イ・ハに編み進むには・・・ ( 1 ) イ・ロ の線を形づくるには、ロ・ホの段数のうちにイ、ホの目 数だけ増し目となります。 ( 2 ) ロ・ハの線を形づくるには、 ロ・ホの段数のうちにホ・ハの目数が増し目になります。 20C 編み初め へ 1 5 4
G 第 + 2 ・・ ・・ 15 〕 ⑦ダツの位置 〔長さ・・・・・ 13 、巾・・ 前原型の中心線から - 匙世寸法 9cm の案内線と と寸法 原型 N. P より 24cm の交点が B. P になりま す。この B . P より脇線に水平線を入れ、 B. P より 4 cm はなれた点と、脇線上の水平線よ り 2 cm のダーツ巾をしるし斜線で結びます。 21.75 21.5 十 22 = 21.75 上着としてのゆるみ B P 中心移動 1 50 10 23 3 糸の見積もり 素材中細毛糸、中細プ ークレ 編み柄引き上げ編 ゲージ 10 cm 平方 引き上げ模様 34 目 60 段 メリャス編 34 目 45 段 37 目 50 段 ゴム編 使用量中細毛糸 400g プークレ 150 g ト編方図 ジャケッ ・衂 6 39 胸 53 4 平 後とじ 108 2 ~ 4 ~ 9 8 平 12 18 2.7 8 平 36 12 72 25 6 一 1 ~ 22 150 50 ( 173 ) 4 計算について ポケットの計算 ポケッ トロとあき寸法をそれ ぞれゲージをかけ計算します。 トの袋分も形どおりに ポケッ 計算します。 ダーツの計算 ダーツ丈 ( 目数 ) をダーツ 巾 ( 段数 ) で割り、 2 段の引 き返し編に計算をします。 12 ( 40 ) 、 12 15 6.8 ( 25 ) 1 一 0 , ? 8 ーー 00 1 ~ 1 ~ 22 15 68 37 ( 1 8 ) 10 15 / 56 48 平 40.5 243 後と同じ 11 ( 38 ) ー 49 ~ 1 ~ 3 10 ( 36 1 7 ) 12 ~ 1 ~ 9 14 3 10 ( ) ( 4 12 ゴム編 38 ( 139 ( 加 ) 1 5 9 72.5 ( 269
袖山から袖先に向けて編みます。 目数、段数も身頃と同様に出します。 この式の答えは 7 が 3 、 6 が 14 ( 十 1 して間隔数を出し たので出た答えから一 1 する 47 頁①に該当 ) になります 丁寧に書きますと。 7 段ごとに 1 目を 3 回、 6 段ごとに 1 目を 13 回、 6 段 まっすぐになります。編物では製図の中には 7 ~ 1 ~ 3 、 6 ~ 1 ~ 13 、 6 平と書きます。 ⑤袖ロの減目数 袖先巾を袖ロ巾のゴム編に縮目するためには 66 目ー 47 目 = 19 目・・ ・・ 19 目の減目数 ( 差 ) にな屮ます。 平均に減目するには、 66 目 + ( 19 目十 1 ) の式がなりた ちます。 6 - - → 14 8 段 8 段 47 目 66 目 6 平 3 十 1 = 4 ← 6 0 、 6 6 ~ 1 ~ 13 105 段 3 目残り 3 目の中 1 目減目・・・ 1 回 3 目の中 1 目減目・ 4 目の中 1 目減目・・ 16 目 98 目 ⑥袖山の増し目 袖山丈をメジャーの 45 段を用いて 2 段に区切ります。 区切りの線と袖山カープ線との交点を見つけて垂直線 をおろし、 3 角形の底辺を 32 目のメジャーで計り記入 しておきます。 ⑦衿 1 目ゴム編のゲージをとり、少しゴム編を開きかげ んにしてアイロンを当てて、しばらくたってから目 数、段数をとります。 こではわずかのゴム編です から、メリャスゲージの 1 割増しのゲージを使用し ていきます。 36 目、 47 段のスペックメジャーで計ります。 横目数を出します。 ①後衿つけ寸法・・・ ・・・ 45 目十 2 目 = 47 目 ②前衿つけ寸法・・ ・・ 55 目十 2 目十 57 目 縦段数を出します。 ①衿丈 ( 2 重 ) ・・・・・・ 20 段 後衿 32 段 19 目 横目数を出します ①袖巾線・・・ ②袖先巾線・・ ③袖ロ巾線・・・ ④袖山巾・・・ 縦段数を出します ①袖下丈・・・ ・・ 10 殳 ②袖ロゴム丈・ ③袖山丈・・・ ・・ 32 段 ④袖下減目段数 袖下の形を編むためには、袖巾と袖先巾の目数の差 をます出します。 98 目ー 66 目 = 32 目となります。 この目数を 2 等分し 16 目を袖下 105 段の間に減目を していきます。式で表わしますと 105 段十 ( 16 目十 1 間隔の数 ) となります。 47 頁の計算の基礎で、編 物独得の計算法を習いましたが、 こでさっそく応 用してください。 105 102 3 - - 分 14 ・・ 96 目十 2 目 = 98 目 ・・ 64 目十 2 日 = 66 目 ・・ 45 目十 2 目 = 47 目 ・・・ 19 目 20 段 47 目 ネム 57 目 - - 6 十 1 = 7 20 段 48 目十 1 目 = 49 目 2 目ノ 9 8 目 3 3 目 2 目 3 目 目 後袖 前袖 2 員 2 ~ 2 ~ 4 32 段 2 1 1 目一 目 3 4 4 目 5 目 5 目 19 目 5 0
3 糸の見積もり 使用量 極細 3 本どり 合細 中細 420 糸 重さ ( g ) 4 計算 ( ニつし、て ョークの減目の計算 衿の計算 ヨーク位置でギャザー分を等分しますが、模様の間隔 衿を編む前に首のゴム編をします。ひも通し穴を 2 間隔で中間に 2 目 1 度をしてあけます。 をメリャス編にして、その部分で減目をするように計算 衿は図に示したように、放射状に増し目計算をします します。ョークと身頃の際で 1 回、ヨークの部分で 3 回、 首のゴム編の際で 1 回、と計 5 回の減目の計算をします。 こでは衿の模様の間隔を入れないで、全部模様に カ { ギャザー分量を 5 等分して、減目の位置 ( メリャスの部 するためにくすれますから、衿もとはゲージをつめ、外 分 ) に平均にふりあてます。 まわりに向けてゲージをゆるめて調節をします。 衿の縁まわりのカープは、減目の計算にします。 5 編み方・まとめ方 全体をガーター入りのレース模様で編みます。 縁は 3 巾のガーターでいっしょに編んでいきますが 6 イ士上ヂ ひもは中細 2 本どりで手で編みます ( 索引 192 頁参照 ) ひもの長さは 1805 くらいが適当です。ひもの先は、 切り房か大きいポンポンをつけて仕上げます。 トケーフ。 学習のポイント 1 ショートケープのデザインについて 素材について 2 糸の見積もり 3 編み方・まとめ方 仕上げ 4 350 330 縦縁のガーター端は、 2 目を目なおししないで編むと柔 らかくきれいに仕上がります。 くグラビア 1 2 頁〉 1 テ・ザイン ( ニつし、て 半年ぐらいのベビーから、 2 ・ 3 才ぐらいになるまで 比較的長い間利用できるものです。よちょち歩きのベビ ートケープを着た姿はほんとうに愛らしく、思 カ { シ・ヨ わす目を細めるのも・この時代です。 ときには、和服の おでかけに、またうすら寒い日に お母さん方 うえにもちょっと羽織れる便利さもあって、 にも喜ばれております。 こでは、ノーカラーで全体を透かし編にし、ヨーク の部分はゴム編にして、伸縮をきかせます。縁はメリヤ ス 2 重に細めに仕上げましよう。 素材の面では、ロングケープより薄手に、極細 2 本ど りか合細毛糸で軽く仕上げましよう。 また編み柄も、ふんわりと引き上げ編にしたり、軽ろ やかな透かし模様にすると効果があます。 製図は衿なしで、丈が短いだけでロングケープと同要 領です。