いませんでした。 - フつくし、 しかぐやひめのうわさは、とうとうみかどの耳に 入′り・ました。 「ぜひ、かぐやひめをきさきにほしい。」 みかどは、そ , フねかいました。 おしいさんとおばあさんは、 「すばらしいおむこさんじゃ。」 と、よろこびました。 ところが、そのころからかぐやひめのよ , フすがかわりました。 つき 毎晩、かなしそうに月を見あげては、そっとなみだを しんばい ふいているのです。おじいさんとおばあさんが、心配してわけを たずねると、かぐやひめは、なきながら 「じつは、わたくしは月の世界の者なのです。今まで 一亠まんげつ そだてていたたきましたが、こんどの満月の夜にはハ月へ 帰らなくてはなりません。」 まんげつ 満月の夜、みかどはなん千人もの兵士を送って、 かぐやひめの家のまわりをまもらせました。なんとかして、 かぐやひめを引き止めようとしたのです。 つき けれど、ま夜中になって月が高くのぼると、兵士たちは ねむくてたまらなくなりました。ぞして、とうとうみんな ねむってしまったのです。 かぐやひめは、その間に、天のつかいの車にのって、月に 帰ってしまいました。おじいさんもおばあさんもみかども、 た一いそうかなしんだと いうことです ・い洋 . ル かえ か・ん あいた つき ぜんにん もの くる↓ま つき つき みみ 1 78
もみじがリ【紅葉狩り】 こうようした葉を 赤や黄色に やま 山に出かけることてす。 見るために あきのひがん【秋の彼岸】 おはかまいりをしたリ、おはぎをそなえて食べます。 ぜんごみつか がっ 秋分の日 ( 9 月 23 日ごろ ) をはさんて前後 3 日すつの がつはつか 9 月 20 日から 26 日ころをいいます。 * 2 おはかまいり おはぎしド ひがんばな は しゅうぶん もみじ いちょう * 3 しちごさん【七五三】 1 1 月 1 5 日に女の子は 3 さいと / さい、 男の子は さん 5 さいてするおいわいを「七五三」と いいます。 じんじゃ 神社におまいりに行って、これからも げんき 元気にすごせるようにねがいます。 おんな わかるかな ? すすきは秋の七草てす。のこりの 6 つの なまえ 草花の写真と名前を組みあわせよう。 ななくさ むっ くさばな はぎ おみなえし なでしこ ききよう ちとせあめ くず ふしばかま こたえ 1 1 7 ページ せんねん ここに掲載しているもの全般 113 ヘージのこたえ・・② * 4 千歳あめの「千歳」には、「千年」とい ざんしよみま りつし・う つく ◎ここに掲載しているもの全般 残暑見舞いは、立秋 ( 8 月 う意味があります。あめを作るときにひっ ようか なが 8 日ごろ ) から 8 月の終わ ばって長く伸ばすことから、子どもの長生 りまでに出します。 きを願う気もちがこめられています。 * 4 7 さ、、 3 さい ちとせ ちとせ ながい ねが
ふゆ しらべてみましよう。 知らない冬のぎようじについて とうじ【冬至】 おせいほ、【御歳暮】 1 2 月になったら、その年におせわに 1 2 月 22 日ごろは、夜がいちばん長くて ひと ひる なった人にかんしゃの気もちを 昼がみじかくなります。かぼちゃの こめておくりものを にものを食べたリ、ゆすゆに とどけます。 入ります。 く、りしと - 」とば ゝゅのギよ、つじとく、らし なが よる 〇 0 えんぎ せちりようり げつまっ つごもり げつまっ * 2 お節料理には、それそれ縁起をかついだ * 1 むかしは月末を「晦日」といいました。また、月末はだいたい 30 日 にあたるので、「三十日」ともよばれていました。そこで、「晦日」を「みそ 意味があります。たとえば、 こぶまきは「よ としさいご げつまっ かす か」と読むようになったのです。 1 2 月 31 日はその年最後の月末なので、 ろこぶ」、数の子は「子だくさんに恵まれる」、 くろまめ おお ながい 「大」をつけて「おおみそか」「おおつごもり」というようになりました。 えびは「腰が曲がるほど長生きする」、黒豆 ぎよ・つしとく、りし おおみそか【大晦日】 * 1 一年のさいごの日てある 1 2 月引日を しよういつ 「大みそか」といいます。正月の じゅんびをおえたら、 年こしそばを食べて すごします。 ゆすゆ かばちゃのにもの がつ いちねん おお としこしそば よを
たいふう【台風】 あきのてんきことば きりひとはひあたりながらおちにけり めいげつをとっ ( 。 ) てくれろとなくこかな おお とても大きな雲の うずまきがやってきます。 風がふきあれ、が はげしくふります。 あきはれ【秋晴れ】 秋のすみきったよく は 晴れた空をいいます。 こはるひょり【小春日和】 そら 住■引題 秋のおわりから冬に かけて、春のような あたたかくておだやかな 天気になる日をいいます。 なか たいけん 体験につなげるヒント季語の中に きせつ は、今の季節とすれているものが たなばたおこな あります。たとえば七夕が行われ がつなのか る 7 月 7 日は、今は夏ですが、む こよみ かしの暦では秋でした。ですから、 たなばた 「七夕」は秋の季語となります。 しようかい はるびより ここで紹介している「小春日和」 ふ檜 も、「歳時記』では冬の季語です。 はる は いちねんじゅう 一年中てもっともうつくしいと つき いわれる十五夜の月を 「とってほしい」といって、 子どもがないています。 きリの葉が 1 まい、日光を あびながらひらひらと 落ちてきます。 【名月をとってくれろと泣く子かな】 はいく めいげつ はやしいっさ 小林ー茶の俳句です。季語は「名月」で、旧 よるつき れきがつ 暦 8 月 1 5 日の夜の月をいいます。 月見 1 14 ページ 【桐ー葉日当りながら落ちにけり】 はいく きりひとは たかはまきよし 高浜虚子の俳句。季語は「桐ー葉」。 123
はな 知っている秋のぎようじについて 話してみましよう。 ちょうようのせつく【重陽の節句】 ちょうよう せつく 9 月 9 日の重陽の節句は、 きくの花を入れたおさけを くリごはんを のんだリ、 食べてけんこうをねがう せつく ぎようじてす。「菊の節句」 くリせつく 「栗の節句」などとも いいます。 あのギよ、つじとく、らし く、りしと - 」と、は がっここのか きくにんぎよう はな くりごはん ぎよ・つし。とく、し 、、まら " 心 , = 物、物な つきみ【月見】 9 月のなかばから おわリには、うつくしい まんげつ 満月を見ることか っきみだんご てきます。 * 1 すすきや っきみ 月見だんごなどを っきみ そなえて、月見を 楽しみます。 めいげつをとつ ( っ ) てくれろと なくこかな 1 23 ページ きゅうれきがつ あき はる あきひ にちよる ひがん なつあっ ひがんそな * 2 「秋の彼岸が来れば夏の暑さは * 3 春の彼岸に供える「ぼたもち」 ( P110 ) と秋の彼 * 1 旧暦 8 月 15 日の夜は がんそな はるひがん ふゆさむ 「十五夜」とよばれ、そ すぎ、春の彼岸が来れば冬の寒さが 岸に供える「おはぎ」は同じものですが、もちに ほたんはぎ よるつき ちうしうめいげつ あすき の夜の月を「中秋の名月」 消える」ということから、「暑さ寒さ つけた小豆を、それそれの時期に咲く牡丹と萩に かんしよう 見立てたことから、よび名がちがいます。 として観賞します。 も彼岸まで」といわれます。 まんげつ すすき がつ おな あっさむ ひがん 1 1 4
しよちゅうみまい【暑中見舞い】 夏ばてをしていないか、相手のけんこうを気づかう しようしよ あいさつじようてす。小暑 ( 7 月 / 日ごろ ) から りつしゅう 立秋 ( 8 月 8 日ごろ ) の もよ・し ぜんじつ 前日まてに出します。 まうみよ がつなのか がつようか を , どよう【土用】 夏のもっともあつい時期て、、 リっしゅう がつようか まえ 立秋 ( 8 月 8 日ころ ) の前の にちかん 1 8 日間をいいます。丑の日には、 しかん うなぎを食べる習慣が あリます。 * 2 むかえび・おくリび ′蹶を * 4 わかるかな ? しよち朝み 暑中見まいの時期を すぎたら出すたよリを なん 何というかな ? ①暑終見まい ②残暑見まい しよしゅ 1 み ぎんしよみ しようリよううま * 5 ほおすきい おほ、ん【お盆】 * 1 8 月 1 3 日から 1 6 日まての、せんぞのれいを家にむかえるぎようじてす。 こたえ 1 1 5 ページ むかえ火をたき、ぼんだなにおそなえをしてむかえます。 * 3 せんぞ れい ここに掲載しているもの全般 * 5 きゅうりゃなすにわり 1 ] 1 ヘージのこたえ・・① * 4 先祖の霊が迷わないよ つし、かし、 ◎ここに掲載しているもの全般 はまぐりは、対の貝がらとしか形があいま 1 3 日にはむかえ火 ばしなどであしをつけた、 うに、 けっこんあいて せんぞ せん。そこから、よい結婚相手と出会える 先祖ののりものに見立てた をたいてむかえ、 1 6 日に おくび ようにという願いがこめられています。 は送り火をたいて送ります。 かさりです。 、、え ねが
00 イ く、しと - 」と、は はる はるのキよ、つじとく、らし 春のぎようじのことばをいくっ知っています力 ひなまつり【ひな祭り】 3 月 3 日のひなまつりは、女の子のしあわせを ねがうぎようじてす。ひな人形をかざリ、 ひしもちやひなあられなどをそなえ、 ももせつく 食べてすごします。「桃の節句」とも いいます。 ひなにんぎよう ひしもち ひなあられ 0 がつみつか おんな こちそうを はまぐりの おすいもの しろざけ がっ しゅんぶん 春分の日 ( 3 月 2 1 日ごろ ) をはさんて せ、ん みつか がつ 前後 3 日すつの 3 月 1 8 日から 24 日ごろを いいます。おはかまいリをしたり、ぼたもちを そなえて食べます。 はるのひがん【春の彼岸】 にじゅうよっか さくら * 2 行事と暮らしき おはかまいリ はなみ【花見】 さくらの花を見ながら こちそうを食べたリさんぽを - ′ たの して楽しみます。 はな はなみだんご はなみべんとう いちねんぎようし たいせつ にんぎよう きせつうつ だん たいけん 体験につなげるヒント一年の行事とくらしは、季節の移りかわりを大切にしてきた * 1 段かざりの人形のほかにも、 たいけん につぼんぶんか ぬのつく にんぎよう 日本の文化です。じっさいにそれらを体験しながら、なぜそのようなよび名がつい 布で作った人形をつるす「つるし かんれん しよくぶつ にんぎようかわなが なが たのかを調べたり、行事に関連する食べものや植物について調べたりしながら、こ びな」、ひな人形を川に流す「流 きようよう とばとしての知識だけではなく、生活者としての教養を身につけさせたいですね。 しびな」など、いろいろなひな人 せいかっしや
ををを無宀 0 の「一ー を「 ( 〔第てつを はちじゅうはちゃ【八 + 八夜】 にちめ 立春 ( 2 月 4 日ごろ ) から数えて 88 日目の がっふつか 5 月 2 日ころをいいます。この日をすぎると、 ちゃ ちゃ リ第茶つみなどがはじまリます。『茶つみ』という ちか はちじゅうはちゃ 歌ても、「夏も近づく八十八夜」と 歌われています。 かぞ がつよっか リっしゅん : ー 4- ト廴一当をギを 一物ィッ、 をいマ こいのばリ * 3 たんごのせつく【端午の節句】 せつく 5 月 5 日の端午の節句は、男の子のけんこうをいのる ぎようじてす。こいのぼリをかざったリ、かしわもちゃちまきを 食べます。今は、「こどもの日」として こくみんしゆくじつ 国民の祝日になっています。 たん カヾついつ力、 よろい・かぶと わかるかな ? ひなまっリに食べる はまぐリのおすいものには、 どんなねがいが こめられているかな ? ①よいけっこん相手に会える ②ふたこの赤ちゃんが生まれる こたえ 1 1 3 ページ でんせつ * 3 中国の「滝をのぼった鯉は竜になる」という伝説 形があります。 ここに 1 09 ページのこたえ おおさくら につぼん そめいよしの せいちょう りつしんし・つせねが 掲載してい①のれんにうでおし * 2 日本でいちばん多い桜は、染井吉野 から、男の子の成長と立身出世を願ってかさります。 るもの全般 さくらかいかせんげん です。ほとんどの地域で、桜の開花宣言 * 4 「菖蒲」と書いて「あやめ」ともよびますが、しよ ②ねみみにみす きし・ん そめいよしの は染井吉野を基準に行われています。 うぶはサトイモ科の植物で、あやめとはちがいます。 3 くちはわざわいのもと をミちまき かしわもち しようぶゆ * 4 しよくぶつ
をー 田田 - 》①田 なし ◎象形文字 ( 小 1 ) 、 一の鳥 い》 1 市 子 - 甲・》十 - 》牛漢字のなりたち ( 小 3 、 5 ) 月 ( 漢字のなりたちについて >P,. 142 ~ 145 ) こたえ 141 ページ 139
第物を , あまのがわ たなばた【七夕】 * 1 / 月 / 日の七夕には、ねがいことを 書いた短ざくをささ竹にむすひます。 はなればなれになったおリひめと いちビあま がわ いちねん ひこ星が、一年に一度天の川を わたって会う ことがてきると ったえられています。 夏のぎようじには、どんなものか ありますか ? ころもがえ【衣替え】 がつついたち 6 月 1 日には、長そてのふくをしまって、 はん 半そてなどの夏のふくを出します。 えん ようち園や学校のせいふくも、 白っぽい夏ふくにかわリます。 く、りしと - 」と・は なが がっこっ たなばた がつなのか たけ 行事と暮らし ( をよ ) っしとくらと ささたけ たなばたうま たなばた えどしだいひらがげんない ほんしようがついっしよ ぽんおこな いそが * 3 「盆と正月が一緒に来たよう ( 「とても忙しい」「う * 1 七夕やお盆を行う * 2 江戸時代に平賀源内が、うな ちいき しようばいはんしよう 時期は、地域によって ぎ屋さんの商売繁盛のために、丑 れしいことが重なる」という意味 ) 」といったたとえ ほんしようがつ ずれることもあります。 があるように、むかしはお盆や正月になると、親せき の日には「う」のつくものを食べよ ちしん せんでん ほうもん や知人がたがいに訪問しあってにぎやかでした。 うと宣伝したことがはじまりです。