閉塞感 - みる会図書館


検索対象: サラリーマンは3割減る! : 究極の非効率化社会日本の大恐慌 : あなたは7割に生き残れるか?
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1. サラリーマンは3割減る! : 究極の非効率化社会日本の大恐慌 : あなたは7割に生き残れるか?

固定化してしまった日本の農地 農地バンクが「農地流動化」のカギを握っている 「固定化」「流動化」という観点から見ると、日本の場合は農地も固定化してい る。農業をやりたいと思っている人は増えているが、農地法による参入規制があ 農業委員会に認められないと、農業をやりたくても農家にはなれないという 現状があるのだ。農業は未だに閉鎖的と言わざるを得ない。そのような古い制度 の弊害によって固定化してしまった農地を流動化していくだけでも、農業人口は 随分と増えていくはずだ。 政治にしても農地法にしても、時代に合っていない古い体制のままで「固定 化」してしまうことが非効率や閉塞感を生み出す何よりの原因だが、このような 「変えないー体制の裏には、既得権益的なオイシイ要素もあるのだ 。し力にメスを入れ、これからは「固定化したものをいかに「流動化 ろ、つ そここ、ゝ 「動かないー、 0

2. サラリーマンは3割減る! : 究極の非効率化社会日本の大恐慌 : あなたは7割に生き残れるか?

現在の日本のサラリーマン比率は 9 割弱である。 これが今の日本の閉塞感、 いくら働いても年収が上がらないということの 一つの原因に繋がっている。 では、これをどうしたらいいカ サラリーマンの年収が一番伸びていたときの サラリーマン比率は大体間 % なので、 間 % まで落とす政策をとったほうがいい、 というのが私の考えである。

3. サラリーマンは3割減る! : 究極の非効率化社会日本の大恐慌 : あなたは7割に生き残れるか?

既存の閉塞感から抜け出そうとしているプロ、 現状に甘えているアマチュア ( サラリーマン ) 仕事において「プロ」であるとは、どういうことか。私は、ー o 1 の 「シゴト 4 段活用」を提唱している。「仕事 ( 人に仕えて働くこと ) ↓使事 ( 上に 立って人を使うこと ) ↓師事 ( その道のプロになること ) ↓志事 ( 自分の志を果 たすこと ) 、という 4 段活用である。そして「仕事」からどんどん「志事に向 かっていくことを勧めている。 なお、『熱湯経営「大組織病」に勝っ』 ( 樋口武男著】大和ハウス会長 ) とい う本にはプロとアマチュアの比較がある。 プロは自信と誇りを持つ。アマチュアは愚痴つぼい プロは常に明確な目標を志向する。アマチュアは目標が漠然としている。 プロは可能性に挑戦する。アマチュアは経験だけに生きる。 1 () 6

4. サラリーマンは3割減る! : 究極の非効率化社会日本の大恐慌 : あなたは7割に生き残れるか?

らである。したがって、本当に食べていけなくなると日本でも暴動が起きる可能 性は否定できない。日本人はそういうことをしないと思っているかもしれないが、 大昔、日本でも一揆が起こっていたことを思い出せば明らかだろう。今後、日本 人が過激になる可能性だって大いにあり得るのだ。 前述のように、戦後に逆戻りしているデータはたくさんある。繰り返すが、こ れを全部格差で片付けてはいけよい。 個人のレベルではなく、日本という国が全 体的にどんどん貧しくなっているのだ。貧しくなっている原因は何かというと、 やはり非効率にたどり着く。サラリーマン比率が上がりすぎていることがこの非 効率の最大の原因であり、だからこそ、この閉塞感を打破しなければいけないの 製造業における就業者数は減少を続け、 日本は「戦後の焼け野原」に逆戻りしている 製造業者の就業者数もまた、戦後の数値に逆戻りしている。日本の製造業にお

5. サラリーマンは3割減る! : 究極の非効率化社会日本の大恐慌 : あなたは7割に生き残れるか?

第 3 章「奪い合い」の 20 世紀から、今、大きな歴史転換が始まる 21 世紀を生き抜くためには、自分軸を持った「プロ」になれ ! プロは自己訓練を習慣化している。アマチュアは気まぐれである。 プロは使命感を持つ。アマチュアは途中で投げ出す。 プロはやれる方法を考える。アマチュアはできない言いわけを探す。 プロは成長を求め続ける人のことである。どんな時代であっても成長を求める。 自分だけでも、 しいから成長しようとするし、新しいことをクリエイテイプに考え て、既存の閉塞感から抜け出そうとしているのがプロである。一方、アマチュア は現状に甘えているような人が多く、全ての人がそうだとは言わないが、かなり しいたろう 多くのサラリーマンがこのアマチュアに含まれていると考えても、 プロは、独立して自分で稼ぐ。どこかに属して決まった給料をもらえるのでは なくて、あなたの実力、能力に対して払いますよというのがプロの世界である。 しときは年俸一 だから、価値は当然能力によって変動する。プロ野球選手は、い、 億円を超えるが、悪くなったら戦力外通告でゼロになる。そのくらいシビアな世 界でもある。 ところが、サラリーマンにはそれがない。ただ時間を費やせばその分のお給料 0 1 () 7

6. サラリーマンは3割減る! : 究極の非効率化社会日本の大恐慌 : あなたは7割に生き残れるか?

ハイバーインフレは、単にモノの需給が逼迫して物価が 外れていると私は思う。 上昇することではなく、「国の信用が失墜して、貨幣が交換手段としての機能を 失う」ということだ。つまりモノの需給要因から生じるインフレとは大きく異な るものであり、このインフレで国債と通貨の暴落が一緒にやってくるということ は既にこれまでの歴史が証明している。 浜田宏一イエール大教授は著書『アメリカは日本経済の復活を知っている』の 中で、「ハイバーインフレというのは緩やかなインフレを経ておもむろにやって くるのだから、緩やかなインフレになってから日銀が引き締めを考えればい、 と述べている。しかし、それは日銀が供給したマネーで銀行が国債を買い、その 国債を日銀が買って供給したマネーで、銀行がさらに国債を買うというバブル形 成のメカニズムが続けられる期間だけである。すなわち、バブルという最後の砦 が崩れたとき、通貨と債券の暴落という最後のクラッシュが訪れることになるの 1930 年代の時代の空気は、「閉塞感」「世直し願望」に満ちていた。これは 今の世界の各所に見られる。「世直し願望」というのは破壊を選ぶ人たちのこと 1 8 2

7. サラリーマンは3割減る! : 究極の非効率化社会日本の大恐慌 : あなたは7割に生き残れるか?

っ ) ができない人々が増えてしまう。「真似る」と「パクる , の違いはオリジナ ルに対する尊敬の念である。豊かな社会となるためには愚直に、強い意志を持っ て新しいこと、ものを創造することに挑戦するオリジナリティーの高い人々を評 価し、そして、それを評価できる人々や組織が増えなければならない。そうでな ければ、新しいことへ挑戦する人々が減り、新しい発見・発明がなくなる「デフ レ社会」に陥る。今の閉塞感漂う日本もこのようなモラル欠如の人々が牛耳る 「デフレ社会」が原因の一つと考えられるし、オリンビックのエンプレム間題も その一端が表面化したにすぎないのではないか。 おカネを持ったけが通貨を保存する方法ではないー 「 (DB<O 」におカネが向かう理由とは ? おカネは寂しがり屋である。だから、おカネのあるところにさらにお金が集ま り、おカネ持ちがさらなるおカネ持ちになる。また、人の面でも同じであり、お カネ持ちはおカネ持ちと友達になることが多い。だが、平均的な日本人はおカネ 1 2 4

8. サラリーマンは3割減る! : 究極の非効率化社会日本の大恐慌 : あなたは7割に生き残れるか?

下のグラフ参照 ) 。軽自動車しか買えない人たちが増えてきた。つまり、これも 戦前、戦後あたりの日本と同じ状況に逆戻りしている表れと言える。 これは一種のサイクルであり、今後は一度、地方分散という形で、日本の形を 変えることを示唆している。今はあまりにも東京に一極化しすぎていてアンバラ ンスになっているのだ。 危る 相関する人口と土地の動き 食う 「固定化」「流動化」というキーワードで変化を読み解く 私は常に「流動化」というキーワードで物事の推移を見ている。流動化してい ワ本 るということは、活性化しているという状態で、その対極にあるのが「固定化」 価化 地率である。土地にしても、おカネにしても、ヒトにしても、先進国は様々なものが ロ極 人究 ちなみに、人口と土地の動きには面白い相関関係がある。 1960 年代以降、 人口の流れと土地の価格は連動している。人口が流入してくれば土地の価格は上 「固定化されてしまっていて、それが現在の閉塞感や非効率を生み出している。

9. サラリーマンは3割減る! : 究極の非効率化社会日本の大恐慌 : あなたは7割に生き残れるか?

ガンでエクイティ ( 株式 ) のアナリストをしていたが、為替の予想は別のアナリ ストの仕事であり、 Q の予想もエコノミストがするから、私は他の人がつく った予想を前提に企業業績の予想をつくることになる。そうすると、私は絶対に 円高になると思っていても、社内で円安を予想していると、円安を前提に業績予 想をしなければいけよ、。 これでは当然予想は完全に外れる。分業体制があまり にも進んでしまったために非効率になっている例である。これが今の日本の閉塞 感、 いくら働いても年収が上がらないということの一つの原因に繋がっているの ではないだろうか これを解決するためには、サラリーマン比率を年収が一番伸びていたときの比 率に引き下げる必要がある。それは約間 % の水準であり、政府は、間 % まで落と す政策をとったほうがいい というのが私の考えである。残りの % の人はサラ リーマンを追い出されることになるが、追い出されても、優秀な人は独立しよう とするから、心配しすぎることはない。 独立できない人にはセーフティーネット を張れば良いだろう。

10. サラリーマンは3割減る! : 究極の非効率化社会日本の大恐慌 : あなたは7割に生き残れるか?

「って何 ? 」と検索していたイギリス国民が国民投票で離脱を決めたよ 、リこ「憲法改正って何 ? 」と検索する日本国民が、国民投票 うに、日本でも投票前。 で重大な決断をすることも近い将来、起こるかもしれない。イギリス国民も日本 国民も、その後の重い代償を負うことへの意識がないままに決定する「国民投 の 票」は使い方によってはまさに「魔物」としか言いようがない。 で 受 日本の本当の危機は 2020 年から始まる 国ビ 今、世界的に起きていることは、「現状維持」か「破壊」かの選択ということ 任おである。 2016 年 6 月のイギリスの離脱は、国民が破壊の道を選んだ結果 就京 東 ・クリントンが現状維持、ト 統であるし、Ⅱ月の米国の大統領選挙では、ヒラリー ランプが破壊を象徴していたと言える。そして、米国民はトランプを支持し、破 トそ 壊を選択した。 章 第 各国の国民は今の閉塞感に辟易としているのだ。現状維持だったら今の状況が