毛 - みる会図書館


検索対象: ニューワイド学研の図鑑 12
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1. ニューワイド学研の図鑑 12

電子顕微鏡で見た毛の表面 毛上皮 ( 毛の表面 ) がかわらのようです。 ← 50 代の女性の 皮ふのようす ゆびさきつめ 手の指先の爪 0 毛 へんか 毛も皮ふの変化したものです。髪 まゆけ いんもう の毛、眉毛、まっ毛、わき毛、陰毛 などのほかに、からだ全体には細か なうぶ毛としてはえています。 け げ け せんたい げ でんしけんびきよう ひょうめん もうじようひ け ひょうめん しよせい じよせい ← 40 代の女性の 皮ふのようす 荘年期 ろうねんき 老年期

2. ニューワイド学研の図鑑 12

毛はもともとは表皮が変形してできたものです。手のひら、 うら ぜんしん とうはつ 足の裏など一部をのぞいて全身にくまなくはえていて、頭髪だ まんほんぜんしん まんほん けで約 1 0 万本、全身では 50 万本くらいあるといわれています。 ぶぶんもうこん 毛が皮ふにうまった部分を毛根といい、その根もとの毛球で かみ 毛がつくられ順に上におし出されるので毛がのびます。髪の毛 かみ には活動期と休止期が交互にあり、休止期には髪がぬけます。 体毛の電子顕微鏡写真 表皮からっき出てはえています。 毛の断面 ■毛の中のつくり 毛の断面を見ると、中央の毛 もうひしつ 髄のまわりに毛皮質があり、外 がわ もうじようひ 側はかわらのような毛上皮がお もうひしつ おっています。毛皮質にはメラ もうひしつ くろつぶ ニンという黒い粒がつまってい もうこんだんめん ぶぶんもうきゅう 毛根の断面根もとのふくらんた部分を毛球といい、下からまるく入り るので毛が黒く見えるのです。 ぶぶんもうにゆうとう こんた部分を毛乳頭といいます。毛はここでつくられます。 0 爪 ひょうひへんけい 爪も毛と同じように表皮が変形したものです。皮ふにかくれた根 つめ じゅんひょうめん もとの部分を爪根といい、爪はそこでつくられ層になって順に表面 そうこんちか に出てきます。のびる速さは 1 日に O. 1 ~ O. 14mm くらい。爪根の近 しろぶぶん つめ くの爪半月とよばれる白い部分はできたばかりのわかい爪です。 ゆびだんめん 指の断面 け 0 毛 ひょうひ け へんけい いちぶ やく け もうきゅう け きゅうしき たいもうでんしけんびきようしやしん ひょうひ もうすい 毛髄 だんめん け なか だんめん ちゅうおうもう つぶ メラニンの粒 そと うにゆうとう 毛皮質 け くろ もうじようひ 毛上皮 つめ はくはつ 白髪 ( しらが ) いろ きんばっすく くろかみ 毛の色を決めるのはメラニンの量で、金髪は少なく、黒髪には もうひしつなか たくさん入っています。毛皮質の中のメラニンは、歳をとるとし だいにつくられなくな ります。なくなったメ くうき ラニンのすきまに空気 はい が入って白く見えるの はくはつ が白髪です。 メラニンの粒がない おな つめ け りよう ぶぶんそうこん はい とし はや そうはんげつ はんしや 白髪中の空気のすきまが反射してきらき ら光って見えます。 そうしよう 床冖体ん根 爪爪爪 そうたい 爪体 つふ 爪半月 髪の毛の活動期は 2 ~ 5 年、その後やってくる休止期は 3 ~ 4 か月つづきます。活動期には髪は毎日約 0.3 ~ 0.5mm のびます。 そうはんげつ ゆびはね 指の骨 はくはつなか くうき はくはつだんめん 白髪の断面 39

3. ニューワイド学研の図鑑 12

だいちょう しようちょう しようかき 消化器 小腸は、胃につづくところから大腸につながるところまでをい い、十ニ指腸、空腸、回腸の 3 つの部分からできていて、 6 ~ しようちょうせんはん なが 7m の長さがあります。胃につづく十ニ指腸をのぞく小腸の前半 しようちょう こうはんかいちょうやくぶん なが の空腸は約 5 分の 2 、後半の回腸は約 5 分の 3 の長さです。小腸 しようかかんなか しゅやく ぞうき しようちょう は消化管の中で、消化と吸収の主役としてはたらく臓器です。 0 小腸のつくりとはたらき しようか ニ指腸と空腸で消化をほとんど終え、回腸ではおもに消化され うちがわかべ しようちょう 小腸の内側の壁には、ひだ ( 輪状ひだ ) があり、この た、栄養素の吸収が行われます。 とっき ひょうめんなが 表面は長さ 1 mm にみたないじゅう毛という突起でびっ えいようぶん しりとおおわれていて、栄養分はそこから吸収されま もうひょうめん す。じゅう毛の表面をおおう一層の細胞 ( 栄養吸収細 もう ひょうめん 胞 ) の表面にはさらに細かい微じゅう毛があり、そこ しよくもつぶんかい で食物が分解されてできた栄養素が吸収されます。 くうちょうかいちょう しゅうにしちょう ぶふん しゅうにしちょう くうちょうやくふん しようか きゅうしゅう しようか くうちょう にしちょう かいちょう えいようそ きゅうしゅう もう きゅうしゅう リんしよう 輪状ひだ いっそうさいほうえいようき 0 うしゅうさい えいようそ きゅうしゅう じゅう毛 しようちょうだんめん 小腸の断面 微じゅう毛 。デガし もうさいけつかん 毛細血管と リンバ管 0 じゅう毛のつくり もうきゅうし檜う めんせきひろ じゅう毛は吸収する面積を広く うちがわ しようちょう するしかけで、かりに小腸の内側 へいめんひろ をすべて平面に広げたとするとテ めんぶん ニスコート 1 面分にもなるといわ れています。じゅう毛の中央に吸 収した栄養素を運ぶ毛細血管とリ かん ンバ管がきています。 0 栄養吸収細胞 1 本のじゅう毛の表面を拡大して見る と、およそ 6000 個という栄養吸収細胞 さいぼうそとかわ がおおっています。その細胞の外側を向 いた面には細かい微じゅう毛がすきまな もうぶん くならんでいます。この微じゅう毛が分 かいきゅうしゅうさいぜんせん 解と吸収の最前線です。 もう ちゅうおうきゅう えいようそはこもうさいけっかん しゅう えいようきうしゅうさいほう しようかこうそ ■微じゅう毛の消化酵素 もうひょうめん 微じゅう毛の表面には栄養素を最終的に分解す しようかこうそ る消化酵素がならんでいて、そこでばらばらにさ えいようそ れた栄養素は、すばやく吸収されます。 小腸の長さは死体のものをはかると 6 ~ 7m ありますが、生きているときにはちぢんでおりたたまれているので約 3m くらいです。 ぽん ひょうめんかくだい もう えいようきゅうしゅうさいぼう えいようきゅうしうさいほう 栄養吸収細胞 えいようそさいしゅうてきぶんかい きゅうしゅう 56 しようらよう

4. ニューワイド学研の図鑑 12

なまえ しようちょう ■小腸の位置と名前 ー十ニ指腸 いち しゅうにしちょう だいちょう 大腸 もうえいようきゅうしゅうさいはうひょうめんちか 微じゅう毛栄養吸収細胞の表面近くの断面の電 じゅう毛の電子顕微鏡写真 長さは 1 mm あまり、 内壁にびっ しけんひきようしやしん ゆび 子顕微鏡写真です。小さい指のような微しゅう毛 しりはえています。 さいはうひょっめん が、細胞表面にひっしりはえています。 0 消化酵素のはたらき しようかこうそしゅうまっしようかこうそ 微じゅう毛の表面には消化酵素 ( 終末消化酵素 ) がたくさんならん えいようそひょうめんしようかこうそ でいます。そこまでやってきた栄養素は表面の消化酵素にぶつかり最 しよう きゅうしゅう 小サイズにされてはじめて、しかも、すばやく吸収されます。これは えいようそ もう しゅうへん たいせつな栄養素を、微じゅう毛の周辺にいる細菌にうばいとられな かんが いようにするための、たくみなしくみと考えられています。 だんめんでん もうでんしけんびきようしやしん なが くうちょう 空腸 かいちょう 回腸 こうもん 肛門 もうひょうめん う 消化酵素 さいきん 〇 0 0 0 もうひょうめん えいようそ 微じゅう毛の表面まできた栄養素は、そのままの大きさでは しようちょう しゅうへん きゅうしゅう 小腸にも周辺にいる細菌たちにも吸収できません。 おお さいきん えいようふん 栄養分 チャネ丿 えいよう ( 栄養の取 入れロ ) 0 一一 0 しようかこうそ えいようそ 消化酵素が栄養素をばらばらにしたところを、すばやく取り えいようそ ぐち 入れロ ( チャネル ) から吸収するので、たいせつな栄養素を細 微しゅう毛の中 菌にうばいとられることはありません。 えいようき・うし・うさいばう き・うし・うりよく たんめい 栄養吸収細胞は栄養の吸収力を維持するために約 24 時間でつぎつぎと生まれ変わっている人体でいちばん短命の細胞です。 さいほうまく 細胞膜 き 0 うしゅう もうなか さいばう じんたい 57

5. ニューワイド学研の図鑑 12

ムロ 誕生・成長 たんしようせいちょう えいよう なかなか 胎児はお母さんのお腹の中で酸素や、栄養 をもらって成長します。このためにたいせつ やく 胎盤 な役わりをはたしているのが、へそのおと胎 ばん 盤です。 胎児は羊水という液体の中にうかんで育ち ますが、へそのおで胎盤とつながっています。 ぞうき 胎盤はひとつの臓器で、へそのおを通してお えいよう 母さんのからだから受け取った酸素や栄養を たいし 胎児にあたえ、いらなくなったものを受け取 って、お母さんのからたにもどします。お母 たいじ けっかん さんの血管が、そのまま胎児とつながってい たいし けっえき るわけではないので、お母さんと胎児の血液 型がちがっても、だいじようぶなのです。 せいちょう へそのお たいばん 胎児 そだ えきたいなか ようすい たいじ たいはん しきゅう たいはん 子宮 さんそ がた お母さんのお腹の中にいる赤ちゃんは、 へそ のおでお母さんとつながっています。 子宮 しゅう毛 しき 4 うとうみのく しき 0 うしようみ物く 子宮静脈と子宮動脈 / 胎児 しゅう毛を取リ出したところ胎児の血管 たいはん は、胎盤のしゅう毛の中をめぐって、胎児 ひょっめん のからたにもどります。しゅう毛の表面の もうまく しきゅうとうみやく しゅう毛膜に、子宮動脈というお母さんの けつえきつよ 血管から血液がくふきつけられると、酸 えいようふんまく けつかん 素と栄養分が膜を通って胎児の血管に取り はんたい 入れられ、反対にいらなくなったものがす ち 4 うおうしようみやく てられます。 ( へそのおの中央の静脈には酸 おお、けつえき あかいろ 素の多い血液が流れているので赤色で、反 はんとうみやく 対に 2 本の動脈の血液はニ酸化炭素が多い あおいろひょうけん ので胃色で表現してあります。 ) けっかん ようまく けつえき たいはん ようすい 羊水 羊膜 胎盤 しかし、たばこのニコチンや工イズウイルスなどのように じゅう毛の表面の膜は、胎児に害をおよぼす物質を通しません。 膜を通ってしまう物質もあります。 1 1 2 ぶっしっとお ひょうめんまく

6. ニューワイド学研の図鑑 12

うんかん 卵管・ ・ 20 ・ 21 ・ 105 ・ 106 ・ 107 ランゲルハンス島・・ ・・ 53 ・ 1 19 らんさいほう 卵細胞・・ ・・ 105 卵巣・ ・ 20 ・ 21 ・ 105 ・ 106 ・ 1 19 ランビエの絞輪・・ ・ 97 らんほう 卵胞・・ ・・ 105 らんほうしげき 卵胞刺激ホルモン・・ ヘリコバクター・ピロリ・・ ・・・ 136 ベルテス病・・ ティーさいほう ヘルバー T 細胞・・ ・ 123 ・ 124 ・ 125 目・ ・・・ 133 ヘルベスウイルス・・ メラニン・・ メラニン細胞・・ ・・ 58 ・ 60 ・ 61 めんえき へんとうせん 扁桃 ( 腺 ) ・ 免疫・ 44 ・ 88 めんえききかん へんとうたい 免疫器官・・ 扁桃体・・ ・ 92 ・ 102 めんえき 免疫グロブリン E ・ めんえきさいほう 免疫細胞 めんえきはんのう 免疫反応・・ 20 ・ 21 ・ 62 ・ 104 ・ 105 めんえき ・ 33 免疫システム・・ ・ 69 ・・ 105 ・ 84 毛球・・ ・ 13 毛根・・ 毛細血管 ・・・ 139 もうさいたんかん 毛細胆管・・ ・ 1 8 ・ 23 ~ 29 ・ 140 もうしようひ ・ 87 毛上皮・・ もうすい ・ 63 毛髄・・ もうちょう ・ 53 ・ 71 ・ 1 1 4 ・ 1 1 8 盲腸・・ もうにゆうとう 毛乳頭・・ もうひしつ 毛皮質・・ しようたい しようたい もうはう マイスナー小体 ( マイスネル小体 ) 毛包・・ もうまく 網膜・ 76 ・ 77 まえのりようたく もうようしようたい 毛様小体・・ 前野良沢・・ ・・・ 150 もうようたい 毛様体・・ マクロファ ーシ もうようたいきん ・ 74 ・ 75 ・ 122 ~ 124 ・ 127 毛様体筋・・ 麻疹・・ モートン・・ 132 ・ 136 はんしゃ 149 ・ 150 モロー反射・・ ますい・・ もんみやく まっ毛・・ 門脈・・ 末しよう神経・・ ・ 96 末節骨・・ ・ 25 け まゆげ まゆ毛 ( 眉毛 ) ・ ・ 1 2 野・・ びよう め ・ 1 2 ・ 1 8 ・ 78 ・ 79 ・ 80 39 ・ 41 ・・・ 124 ・・・ 126 ・・・ 128 ・・ 122 ~ 126 ・・ 128 ・・・ 122 ・ 124 ~ 126 さいほう リスター ・・・ 149 りつもうきん 立毛筋・・ 38 ・ 41 リバーゼ・・ 53 ・ 61 りんじよう 輪状ひだ・ ・ 56 リンパ・・ ・・・ 126 リンバ液・・ ・・ 83 ・ 84 ・ 85 リンバ管・・ ・・ 56 ・ 61 ・ 126 ・ 127 ・ 134 リンバ球・・ ・ 72 ・ 74 ・ 122 ・ 127 しようせつ リンバ小節・・ ・ 42 ・ 43 ・ 127 リンバ節・・ ・・ 74 ・ 126 ・ 127 リンバ洞・・ ・・ 127 膀胱・・ 縫工筋・・ ほうしつけっせつ 房室結節・・ ほうせんかん 放線冠・・ ほうだいぶ 膨大部・・ ほお ほお ( 頬 ) ポケット ( 歯 ) ・ はこうはんしや 歩行反射・・ ボーマン腺・・ ボーマンのう・・ ホルモン・・ ほうこうきん もうきゅう もうさいけっかん ・ 39 38 ・ 39 は きゅう ・・ 54 ・ 56 ・ 63 ・ 67 ・ 70 ・ 71 ・ 127 54 ・ 55 1 7 ・ 39 ・ 39 43 ・ 58 38 ・ 39 ・ 39 ・ 38 ・・・ 78 ・ 79 ・ 80 ・ 79 80 ・ 81 79 ・ 81 ・・ 149 ・ 54 ・ 55 ・ 60 ・ 61 ほね るいきゅう 涙丘・・ るいせん 涙腺・・ るいてん 涙点・・ しようたい ルフィニ小体・・ ・ 78 ・・ 79 ・ 1 1 5 ・ 76 れいかく ・ 76 / 見・ れいてん 、占 . ・ 76 お和′ハ、 レーウェンフック・・ ・・ 149 レオナルド・ダ・ヴィンチ・・・・・ 148 レーザーメス・・・ ・・・ 157 レム睡眠 ( 日 EM 睡眠 ) ・・・ 100 ・ 101 レンズ核・・ ・ 92 レントゲン・・ ・・・ 149 しんけい まっせつこっ レムすいみん すいみん や ・ 94 ゆうかくにゆうとう 有郭乳頭・・ 98 ・ 99 ゆうずいしんけいせんい ・ 37 有髄神経線維・ ゆうもうさいほう ・ 36 有毛細胞・・ ゆうもん ・ 88 幽門・・ ゆうもんぜんていぶ ・ 94 幽門前庭部・・ ゆけつ ・ 89 輸血・・ 指・・ ・・・ 135 夢・・ ・・ 20 ・ 21 ・ 64 ・ 66 ・ 89 ようしき 幼児期・ ・・ 120 ・・ 36 ・ 104 ようじようにゆうとう ・ 88 葉状乳頭・・ ・ 12 ・ 82 ~ 85 ようすい Y 染色体・・ 羊水・・・ 88 ・ 89 ようでんしほうしやがただんそうさつえいはう ・ 95 ・ 157 わきの下・・・ 陽電子放射型断層撮影法・ ようまく わき腹・・ ・・・ 1 1 2 羊膜・・ たいたいえきせつ ・・・ 148 ワクチン・・ 4 大体液説・・ ワトソン・・ わんしんけいそう 腕神経叢・ こっきん 腕とう骨筋・・ ・ 14 ・ 105 ~ 108 ・・・ 150 88 ・ 89 ・ 97 ・ 85 老化・・ ろうんき ・ 50 老年期・・ ろうはいぶつ ・ 50 老廃物・・ かんきん ・ 72 ろっ間筋・・ ろっかんしんけい ・ 41 肋間神経・ 1 3 ・ 29 ・ 33 ・ 39 こつろっこっ 1 OO ・ 101 ろっ骨 ( 肋骨 ) 肋軟骨・・ ミエリン鞘・・ ミオグロビン・・ ミオシン・・ みかく 味覚・・ みかくち檜うすう 味覚中枢・・ みかくしんけい 味覚神経・・ みぎかんじようどうみやく 右冠状動脈・・ みきはい 右肺・・ 味孔・・ みぞおち・・ ミトコンドリア・・ 耳・・ 味蕾・ ろうか ・・・ 120 120 ・ 1 21 70 ・ 71 ・ 65 ・ 96 ・ 20 ・ 23 ・ 24 ・ 27 ・ 65 ・ 24 ろくなんこっ みみ ワイせんしよくたい ・・ 109 ・・ 149 ・・ 149 ・ 96 23 ・ 32 むきしつ 無機質・・ むし歯・・ むし歯菌・・ むずいしんけいせんい 無髄神経線維・・ 胸・・ ・・ 142 136 ・ 138 ・・ 138 ・ 97 らんがく ・ 1 2 蘭学・・ わん むね 168

7. ニューワイド学研の図鑑 12

う たす 生れ ! のあ よ晶由 し水し自 ちょうせつ つレンズの調節 やくめ すいしようたい カメラのレンズの役目をする水晶体は、ガラスのようなかたまり めいせんいさいほう ではなく、とう明な線維細胞がたくさん重なってできています。そ りよくせい すいしようたい もうようたいきん のためだん力性があり、水晶体をささえている毛様体筋のはたらき で引っぱられたり、ゆるんだりしてレンズのあっさを調節すること ができます。 ◆近くを 見るとき かさ ちか 遠くを 見るとき レンズ ゆるんた 腺維 せんい もうようたい 毛様体 もうようたいきん もうようたいきん 近くのものを見るときは毛様体筋 遠くのものを見るときは毛様体筋 もうようたいたか もうようたい がちちんで、毛様体の高さは高く がゆるんで毛様体の高さが低くな なり、レンズを引っぱるひもがゆ り、レンズを引っはるひもが引か るむのでレンズがあっくなります。 れるのでレンズはうすくなります。 えんし さいはう けん び きようしやしん きんし ・近視と遠視・ きんし えんし がんきゅう へんけい せいじようめ 近視や遠視になると眼球のかたちが変形します。正常な目にく きんし ぜんこ なが らべて、近視では眼球がやや前後に長くなっており、遠視ではや ぜんこ みしか きんし とお や前後に短くなっています。そのため、近視では遠くのものを見 すいしようたい 見るものが近いときは、水晶体 近視のしくみ が調節できるはんい内なので網 膜に像をむすべます。 もうまく まえぞう るときには、網膜より前に像がむすばれてしまい、ぼやけて見え えんし ちか ます。また、遠視では近くのものを見るときには、網膜より後ろ に像がむすばれてしまい、ぼやけて見えます。 すいしようたい 見るものが遠いときは、水晶体 が調節できるはんい内なので網 膜に像をむすべます。 がんきゅう もうまく えんし えんし 遠視のしくみ きんし 遠くのものを見たとき がんき 0 う 見るものが近いときには、眼球 すいしようたい が短いため、水晶体が網膜の後 方に像をむすんでしまいます。 近くのものを見たとき がんきゅう 見るものが遠いときには、眼球 もつまく が長いため、網膜の前方に像を むすんでしまいます。 もうまく 遠くのものをみたとき 凹レンズのめがねをかけると、 遠方の像が後ろへ調節されて、 もうまくじようぞう 網膜上に像がむすべるようにな り、はっきり見えます。 近くのものをみたとき レンズのめがねをかけると、 見るものの像が前方に調節さ れ、網膜上に像がむすべるよう になり、はっきり見えます。 えんしよう 遠視用のめがね ( 凸レンズ ) きんしよう 近視用のめがね ( 凹レンズ ) ろうがんすいし一うたい ろうがんよう ち一うせつきのう 81 老眼用のめがねも凸レンズです。老眼は水晶体がかたくなって、だん力が弱ったために調節機能がおとろえた状態です。レンズがあるていどはあっくなる のですが、それ以上にはあっくならないので、近くが見えにくくなります。

8. ニューワイド学研の図鑑 12

自のつくり かっしや 滑車 がいかい かんかく にんげん 人間にとって、外界のようすを知る感覚 器の中でも、目 ( 視覚 ) はとてもたいせつ な器官です。色が見え、細かいところまで みわ まっ毛 見分けられ、立体的にものが見えるなど、 にんけん どうぶつなか 人間の目のつくりとはたらきは、動物の中 でもとくにすぐれたものになっています。 目のつくりは、カメラに似たっくり ( 80 やくめ べージ参照 ) になっていて、レンズの役目 すいしようたい こうさい をする水晶体と、しほリの役目をする虹彩、 もうまく フィルムの役目をする網膜かあります。 のほかにも眼球を取りまくいろいろなしく みがあります。 目をななめ下に きんにく 向ける筋肉 しかく なか うわ 上まぶた いろ りったいてき さんしよう やくめ やくめ がんきゅう ひとみ ( 瞳孔 ) きようまく 強膜 ふふん ( 白目の部分 ) るいきゅう 涙丘 びるいかん 鼻涙管 鼻につながっている管で るいせん す。涙腺から出されて目の ひょうめん 表面をたえすぬらしている なみた るいきゅうあっ 涙は、 涙丘に集められて、 びるいかんおく るいてん さらに涙点から鼻涙管へ送 られます。 はな るいてん 涙点 れ彩 下まぶた げ まっ毛 うえ 目をななめ上に きんにく 向ける筋肉 0 目と目のまわりのつくり 目には、眼球とそのまわりにまぶた、まっ毛、まゆ毛があります。上下皀 がんけん がんき 0 う なみた かくまく まぶた ( 眼瞼 ) は、涙でたえず眼球をうるおし、角膜をきれいするはたら そと はい をしています。両まぶたにはまっ毛があり、外から目にこみが入らないように まも し、何かがまっ毛にふれるとしゅん時にまぶたをとじさせて目を守ります。 あせ はい まぶたの上部にはまゆ毛があり、汗やこみが目に入るのをふせいでいます。 なみだ びるいかん なみだ 涙をこらえたり、ないたときに鼻水が出るのは、あふれ出た涙が目から流れ落ちずに鼻涙管のほうへ流れて鼻にくるためです。 じようげ げ がんき 0 う げ げ りよう げ じようぶ 78 はなみす はな

9. ニューワイド学研の図鑑 12

0 日焼け 4. たいようこうせん △太陽光線 日焼けの皮ふ メラニン しがいせん 紫外線 w 0 0 0 、ラニ細 しがいせんしんび 紫外線は真皮をきすつけます。 メラニンの層が真皮を守ります。 たいようこうせん しがいせんえんしがいせん 太陽光線にふくまれる紫外線 ( 遠紫外線 ) が直 そしきえんしよう 接皮ふにあたりつづけると、皮ふの組織は炎症を 、を第を めんえきりよく 起こし、免疫カ ( 122 ページ参照 ) も弱まりま さいほう す。これをふせぐため表皮にあるメラニン細胞は、 紫外線にあたるとメラニンという黒い粒をさかん ひょうひ につくり表皮をおおいます。これが日焼けで、こ しがいせん うなると有害な紫外線はメラニンにさえきられ真 皮にまで入ってこられません。 : 阜 ひょうひ 表皮 真皮 きていそう 上基底層 しんび ちよく せつひ ひょうひ ゆうがい はい さいほう ひょうひ 表皮にあるメラニン細胞 基底層にあります。 メラニン細胞 きていそう とりはだ きんちよら せーあせ ・緊張したときに出る汗・ あせ あせ 緊張したりおどろいたときに出る汗があります。ふつうの汗とちがっ あせ て、このときの汗は、手のひら、足の裏、わきの下だけに見られます。 てきど きんちょうじ てしごと ばあい しゅあせ 適度の緊張時、たとえば、細かい手仕事をする場合、この種の汗にはす こうよう あせせいしんてきはっかん べり止めの効用があります。このような汗を精神的発汗といいます。 0 鳥肌 はだきゅう いっとき けあな 肌が急な寒さにさらされたときなどに、一時、皮ふの毛穴か いちめんあわっぷじよう はね 一面に粟粒状に持ち上がったようになることがあります。羽を とりはだ むしった鳥の肌そっくりなのでこれを鳥肌とよんでいます。鳥 け りつもうきん 肌は、毛を立たせようと、毛についている立毛筋がちちんで毛 の根もとを持ち上げるため起こります。鳥や動物は寒いときに うもう くうきそう 羽毛や毛を立てて空気の層をつくることで寒さをしのきますが、 たいか ヒトの場合、毛が退化してむきだしなので鳥肌となるのです。 かんせん 汗腺 あせ さむ きんちょう うら とりはだ とり はだ こま け とりどうぶつ さむ さむ 一 / 露ル ー■・第・■■ー■・をわ とりはだ きんちょう あせ ←手に汗にきるというように、緊張 時に手のひらなどに出てきます。お あせ あせ どろいたとき出る汗は「ひや汗」と もいいます。 しもんでんしけんびきようしやしんゆび ↓指紋の電子顕微鏡写真指のうね うえかんせんあな ( 指紋 ) の上に汗腺の孔がならんで います。 リつもうきん 立毛筋 ↑持ち上がった 皮、 とりはだ 鳥肌 皮脂 ちちんだ 立毛筋 リつもうきん あせとりはだうえす 汗と鳥肌上の図はあたたかいときの皮ふ、下が鳥 はだじようたい とリはだ け 肌の状態です。鳥肌のときは毛が持ち上がるのでま わりの皮ふもいっしょに持ち上けられ鳥の肌のよう になります。皮脂腺がおされて皮脂も出ます。 ぞっとするようなおそろしい体験をしたときなどにも鳥肌になることがあります。この場合も寒いときと同じように たいおんちょうせつ めいれい 脳の体温調節をする部分からの命令で起こります。 したとり とリはだ とりはだ たいけん おな ぶぶん

10. ニューワイド学研の図鑑 12

度ぶのつくり 骨・筋肉・皮ぶ きんにく かくしっそう からた全体をおおっている皮ふ。その面積は成人の男 性で約 1 .8m ( 畳 1 畳分 ) 、厚さは場所によってちがいま すが 1 ~ 4mm です。かりに皮ふを全部はがしてみたとす たいじゅうやく ると体重の約 8 % の重さになリます。その中にからだを 守るさまさまなしくみがそなわっているのです。 角質層 ひょうひ 表皮 めんせきせいじんだん せんたい たたみしようぶん あっ せいやく せんぶ なか おも 冖・をし ん真 ひかしばう 0 皮ぶのしくみ ひょうめん そうこうそう ひかそしき 皮ふは表面から下へ表皮、真皮、皮下組織の 3 層構造にな なかけ っていて、その中に毛や皮脂というあぶらを出すための皮脂 せんあせ かんせん かんかく 腺、汗を出すための汗腺、さまざまな感覚をとらえるセンサ かんかくてん ( 感覚点 ) などがそなわっています。 ひょうひ あたら 表皮のいちばん下ではつねに新しい細胞がつくられていて、 ふるじゅんうえ さいご ひょうめん 古い順に上におし上げられ、最後に表面にくるとはがれ落ち しようたい ます。それが " あか " の正体です。 しんび したひょうひ 皮下脂肪 かくしっそう たんめん さいぼう けんびきよう け あか かくしっそう 角質層 ひょうひ しゅうしんけいしゃうまっ 自由神経終末 表皮 ひしせん 皮脂腺 もうほう しんび 真皮 毛包 功、んせん 汗腺 工クリン腺 ) りつもうきん 立毛筋 せん ノヾチニ しようたい 小体 かんせん 汗腺 せん ( アボクリン腺 ) ァ もうこん 毛根 けっかん 皮下脂肪 尾うにゆうとう 毛乳頭 表皮だけの厚さを見ると、ふつうは 0.1 38 ~ 0.2mm ほどですが、手のひらでは約 0.7mm 、足の裏は約 1 mm にもなります。 血管 皮下組織