田遺族年金に加えて、意外とある将来の収入 収入保障保険と医療保険で月 oooo 円以下で済む 保険を正しく見直せば、保険料は今より 6 割安くなる 年後の更新時の見直し例を考えてみよう 保障を高くして保険料を安くするのが営業担当者の常套手段 入院保険は中身がどんどん古くなる 囮入院保険に入る意義が問われる時代になった 入院日額で選ぶのはもう古い。入院保険はニ分化していく 使わなかった保険料が返ってくる新型入院保険 貯蓄型の入院保険にもデメリットがある 病気をした人でも入れる引受条件緩和型は保険料が割高 四ガン保険の中身も進化している 若いうちに入れは、あとでほかの保険種類に転換可能 収入保障保険から一生涯の終身保険への変更も OY 使い勝手のいい保険を選ほう 110 108 107 105 104 103 102 101 100 99 96 95 94 92 90
てれに合わせて入院保険の免責日数も短縮化されている。その後、免責 4 日が主流とな 2000 年頃には 1 泊 2 日以上なら保険金を払うようになり、今では日帰り入院でも 払、つよ、つになった。 、ガン保険では、以前は保障の対象になっていなかった上皮内がん ( 大腸などの上 皮にできるガン細胞 ) でも、診断給付金の対象となる商品が出てきた。 入院保険に入る意義が間われる時代になった このよ、つに、入院保険の中身はどんどん変化 ( 商品改定 ) するし、新しい商品も次々と 登場するため、自分に合った商品を選ぶのはむずかしい側面がある。そもそも入院保険自 体が、医療技術の進化するスビードに追いつけないのだ。 保険という商品は、すべて統計学に基づいてつくられる。過去の統計デ 1 タをベ 1 スに、 さまざまな数理計算をして保険料を算出する。そのため、何がしかの統計デ 1 タが出てこ ないと、保険料が設定できない。医療技術は日進月歩でも、それに対応した保険商品が生 まれるのは、統計データが積み上がった 5 年先、川年先になってしまうのだ。 100
B さんに理想的な収人保障保険 + 人院保険のプラン ( C 社の例 ) 収入保障保険 死基本年金月額 12 万円 最低支払保証期間 5 年 △ △ 48 歳 53 歳 入院 ( 医療 ) 保険 ガン診断給付特約 100 万円 先進医療特約 入院時手術給付特約 医療保険日額 5 ′ 000 円 身身身身 終終終終 そこで、さんの必要保障額の考え方 に合った、保険金額 0000 万円の収入 保障保険にすると、ど、つなるだろ、つか 仮に、保障期間をさんが歳になる までの年間とし、年金形式で受け取る 毎月の保険金額を花万円としてみる ( 最 低支払保証期間 5 年 ) 。 年金月額肥万円に、遺族年金から出る 月額万 5 0 0 0 円を加えると、毎月の 収入は幻万 5000 円 ( 子どもが歳に なるまで ) 。収入保障保険は死亡保険な ので、これとは別に入院 ( 医療 ) 保険に 歳入ることにする。こちらは主契約を無解 約返戻金選択型の医療保険として、入院 時の手術保険金を倍額払いにする特約と、 93 第 3 章生命保険は年収と家族構成で選びなさい
だから、今発売されている保険に入っても、 5 年後、川年後にはニーズに合わない、古 びた保障内容になってしまう可能性が高い。 第一、入院保険がこれから必要かどうかさえ、問われる時代になっている。 医療技術の進歩に伴い、病院や診療所では近い将来、入院を伴う治療は大きく減ること になるはすだ。昔はガンの手術を受ければ長期入院が当たり前だったが、いまや 1 週間程 度で退院するほどになっている。そうなれば、長い入院生活で負担となる費用のリスクを 入院日額でカバーするという、入院保険の存在意義そのものが問われることになりかねない 入院日額で選ふのはもう古い。 入院保険は一一分化していく 中長期にわたり入院するケースは、脳血管の疾患など一部の傷病を除いては、ほとんど なくなっていく。 ただし、病気やケガをすれば、一定額の費用はどうしてもかかる。中には、高額療養費 制度 ( 一定額以上かかった医療費を還付する公的医療保険制度 ) の対象外となる治療を受 けなくてはならないケースもある。その場合、高額な金銭の負担をカバーしてくれるのは 101 第 3 章生命保険は年収と家族構成で選びなさい
ところが最新のガン保険では、早期、初期のガンも保険金、給付金の支払い対象となり、 ガン診断給付金も前回の診断から 2 年経過していれば、再びガンの診断をされて入院すれ ば複数回、給付金を受け取れるような商品が登場している。 そもそもガン保険は、不治の病といわれた頃には大変な額の治療費がかかるため、入院 無制限の保障が主契約になっていたものだ。ところが最近では、ガン保険はあまり売れな くなっている。なぜなら、入院 ( 医療 ) 保険に特約としてガン診断給付金特約などをつけ ることができるようになってきたからだ。そのためガン保険が単独で売られることは少な くなっている。 もしもあなたが、 昔の古いガン保険に入っていて、これまでに一度、ガンと診断されて 給付金を受け取り、その後も保険料を支払い続けていたとしたら ( ガン診断給付金の受け 取りは 1 度だけだが、入院無制限の保障は残っているため ) 、 2 度めのガン診断を受けた ときには給付金が支払われないことがあるから注意してほしい。あるいは、医療技術の進 化により、以前は見つかりにくかった早期、初期のガンが見つかったのに、古いガン保険 では支払い対象にならないこともある。だから、まだガンにかかっていないのなら、そう した古いタイプのガン保険は早めに見直しておいたほうがいい 106
自分の保険がいつまで、 いくらもらえるか知っているか 人生で一番高い買い物は「マイホーム」。その次に高いのは「生命保険」だといわれる。 確かに生命保険は高い買い物だ。年にわたって払い続けた保険料は、ときにウン千万 円にものばってしま、つ。 ところが、これほど高価な買い物でありながら、買うときにはあまりよく考えす、他人 からすすめられるままに買ってしまうのが生命保険だ。しかも大半の人が、その保険がい つまでの期間、何歳になるまで、どういうときに、いくら保険金が支払われるのかを知ら ずにいる あなたが今入っている生命保険には、入院 ( 医療 ) 特約がついているだろうか。ついて いるのならその特約で保険金、給付金が支払われる条件を知っているだろうか。入院特約 のほかには、どんな特約がついているだろうか 保険とは、万一の場合に備えるものだが、。 とんなときに保険金、給付金がもらえるのか 知らないのでは役に立たない。請求は自分でするしかないのだ。
ロで保険料が安い団体定期保険を利用できれば、かなりの上級者だ。 入るときは、会社の総務部署に問い合わせるか、通常は毎年 1 回、職場で募集があるも のだ。 女性は若いうちにガンの備えをしておこう じつは団体定期保険のメリットは、もう 1 つある。それは、加入時の告知が簡易に済む ことだ。告知をする項目がとても少ない。数えるほどしかない。 だから、一般で入ろうとすると告知で引っかかりそうな人には、団体定期保険をおすす めしたい。 告知の話が出たのでついでにいっておくと、女性の方は独身であっても、若くて健康な うちに入院 ( 医療 ) 保険に入っておいたほうがいいだろう。 乳ガンや子宮ガンは、幻代後半から代、鬨代にかけて罹患率が高まる。基本的に独身 者は、男女を問わず死亡保険の必要性はないが、女性は若いうちに入院保険に入っておき、 ガン診断給付金特約や、先進医療特約をつけておくと安心だ。 121 第 4 章営業担当者が話さない生命保険のウラ側
一方、男性のガンは、年齢が上がってからかかりやすいといわれるので、せめて浦歳く らいになるまでにはちゃんとした入院保険に入っておこう。 保険を見直したら払い済み保険にしておこう 保険料が安い団体定期保険があることを知って、今すでに保険に入っている人がそちら へ乗り換えようとしたとする。入っていたのは、保険会社の営業担当者からすすめられた 定期保険特約付き終身保険で、保険料が高いと感じていた。 保険を見直すときは、それまで入っていた保険は払い済み保険にしておくといい 今まで払った保険料分で、残りの期間が保障されるのが、払い済み保険。例えば、主契 約の終身保険が 500 万円で、保険料を川年払ったところで払い済み保険にしたら、保険 金額は 100 万円程度に下がるが、保障自体は継続する。 注意することは、払い済み保険にすると、ついていた特約がすべて消えてしまう点だ。 乗り換えた新しい保険のほうで、必要な特約はあらためてつける必要がある。 122
ないと思えば、入院 ( 医療 ) 保険に入る。 公的な介護保険はサービスの現物支給だから、ほかに介護にかかる費用をキャッシュで ほしいと思えば、民間の介護保険に入る。公的な年金の上乗せとして民間の年金保険に入 り、自動車事故を起こしたときに、相手への補償が自賠責保険だけではまかなえないから、 自動車保険に入るのだ。 民間の保険にはこのほかに、火災保険、地震保険、傷害保険、国内外の旅行保険など、 公的な保険にはない性格の保険も幅広くそろっている。 知っている人には少々退屈な話かもしれないが、ここで大事なのは、民間の保険を選ぶ ときには、公的な保険で何を、どれだけ保障 ( 補償 ) してくれるかをしつかりと頭に入れ ておく必要があることだ。 公的な保険を知れば、民間の保険で損しなくなる 例えば、死亡保険の保険金額をいくらにしようかと考えたときに、保険の営業担当者は 5000 万円とか 1 億円とか、結構大きな金額をいってくるものだが、公的な保険から遺 族年金がいくら、いつまでもらえるか知っていれば、もっと低い額に設定できる可能性が ある。 45 第 2 章知らないと損する、保険の現状と今後
それでも、「終身保険に疾病入院特約をつけていたが、歳になって払込満了となり特 約の保障がきれてしまった」とか、「これまでは健康に自信があったが、歳をとったので 医療保険に入っておきたい」といった人もいるだろう。 そ、ついうときは、少額短期保険という選択肢がある。少額短期保険とは、保険業法の改 正によって新しく誕生した保険で、次のような特徴がある。 ①保障 ( 補償 ) 額は、 1000 万円まで ②保険期間は、 152 年更新の短期間 ③生命保険、損害保険のどちらのジャンルも保障 ( 補償 ) でき、種類が多い 少額短期保険の加入で一番多いのは、賃貸マンションなどの入居者に向けた家財保険や 個人賠償保険。ュニークなところではペットに関わる保険もある。 そして、この少額短期保険の中には、シルバー世代向けの死亡保険、入院保険がある。 例えば、死んだあとの葬式代 100 万 5200 万円程度を用意するための死亡保険があ る。 152 年で更新していき、部歳近くになっても新規で加入できる。 また医療保険では、健康に自信がなかったり持病があるなど、通常の医療保険では引き 受けられにくい高齢者でも加入できる、引受基準を緩和したタイプがある。手術給付が出 209 第 7 章安心な老後のために保険でできること