嶄笙筏 ちウうせいたい 中生代 シ冫ュ・ラ紀 せいたい 古生代 テポン紀 カンプリア紀 オルドビス紀 シノレノレ紀 石炭紀 ベルム紀 180 万年 ~ 現代 第四紀の南アメリカのほ乳類 第四紀はニつの「時代」 に分けられ、初 まんねん まえ 1 万年ほど前からが完新世で めが更新世、 はい す。更新世に入ると、地球は氷河時代をむ かえ、主に北方の大陸は氷河でおおわれ、 さまさまな種が絶滅しました。このきびし い時代を生きぬいてきたものが、完新世に 生きのこったわけです。完新世は氷河期も 終わってふたたびあたたかくなりました。 ひょうがき どうぶつ 氷河期を生きのびた動物のうち、もっとも しんるい かんしんせい さかえたのは人類です。完新世は現在にい にんけんしゆっげんおお たる時代ですが、人間の出現か多くの種を せつめつ ねんだい 絶滅させた年代でもあります。 更新世に出現、絶滅したほ乳類の科数 し 0 つげん 初めて出現した科数 新生忙第四紀 しんせいだ、 第四紀 第三紀 白亜紀 三畳紀 > 2 だいよんき にうるい たいよんき みなみ たいよんき かんしんせい こうしんせい ひょうがじだい ちきゅう じようが たいリく はつほう おも せつめつ かんしんせい げんさい まんねんまえ 180 万 ~ 1 万年前 たいし 0 うせいそくねんたい ■分類一体の大きさ■体重■生息年代■分市◆主な特ちょう げんざいおな 更新世には、海と陸のわり合は現在と同じくらいになりましたが、 ひょうがかいめん ひょうか 陸地の 4 分の 1 は氷河でおおわれました。氷河は海面を 120m 以上も にっぽん ていか りく 低下させたため、アジアと北アメリカが陸つづきになったり、日本も たいりく こうしんせい 大陸とつながりました。更新世は、プライストシーン (pleistocene) に 0 うるい けんさい とよばれ、ほ乳類の「現在の種が大部分をしめる時代」の意味で、ほ げんざい おな 乳類は現在とほとんど同じものがいました。 当ーいーーア にうるい し、つけん せつめつ こうしんせい 絶滅した科数 せつめつ おもとく ぶんぶ からだおお ぶんるい うみりく ぶん あら し 0 つげん か 新たに出現した「科」はありませんでしたが、わずかに種が生きの ぜっめつ し拶つげん じんるい こっていた「科」の絶滅はつづきました。さらに人類の出現により、 しゅせつめつ 種の絶滅はこれまでにないスピードで起こるようになりました。北ア メリカで、アメリカラクダやアメリカマストドン、ダイアオオカミなど せつめつ が絶滅し、ヨーロッパやアジアではケブカサイ、マンモスなどが絶滅 しました。 あい こうしんせい か いじよう りくち せつめつ いみ しゆだいぶぶん に 0 うるい ドウクッライオンの全身骨格 ドウクッライオン ( ケープライオン ) こうしんせい ねんまえ ・ほ乳綱・食肉目ネコ科■ 3.2 ~ 3.5m ・更新世 ( 40 万 ~ 2000 ? 年前 ) ・ヨーロッパ、アジア ◆どうくつから、多くの化石が発見されているために、この名前があります。主叢夫のネコ科動物 へいげんせいかっ げんざい さき かん で、現在のライオンがもったてがみや尾の先のふさはなかったようです。また、寒れいな平原で生活 とうこうどう ものやせい きんねん し、群れでなく、 1 頭で行動していたようです。え物は野生のウマやウシのなかまでした。近年まで バルカン半島や小アジアにいたライオンを、ドウクッライオンの子と考える人もいます。 を 7 ッみ へき画にのこされたドウクッライオン せいかっ ドウクッライオンの生活のようすは、クロマニョン人のヘ げんざい き画に多くのこされています。おすでも現在のライオンのよ さき ハ うなたてがみや、尾の先にふさ毛がなかったことや、いつも 1 頭でいたこと、また、ウマのなかまがいっしょにえがかれ るいおお ていたことなどから、え物は、ウマ類が多かったことなどが ハ 分かりました。 せんしんこっかく しよくにくもく 108 かんイ せつめつ ドウクッライオンは、クロマニョン人の狩りによって絶減したと考えられています。
ちうせいたし、 古生代 中生代 テポン紀 カンプリア紀 オルドビス紀 シルル紀 石炭紀 ペ丿レム紀 白亜紀 三畳紀 シユラ糸己 まんねんまえ 5 億 4300 万 ~ 4 億 9000 万年前 アノマロカリス 一節足動物■ 60 師■カンブリア紀 ■カナダ◆「きみような工ビ」の意味を もつアノマロカリスは、カンブリア紀の肉 おお 食動物です。頭の先からのびる大きな触 もの 手でサンヨウチュウなどのえ物をかかえこ み、強力な歯で食べていたと思われます。 新生代 古生代カンプリア紀ォルドビス紀 第四紀 第三紀 こせいたい ぶんるい おもとく からだおお せいそくねんだい ぶんぶ ■分類■体の大きさ■生息年代■分布◆主な特ちょう せっそくどうぶつ いみ しよくどうぶつ しよく アノマロカリス しゅ きようりよく おも 工ルラチア せっそくどうぶつ ■節足動物・サンヨウチュウ綱■ 2cm こがた ■カンブリア紀■北アメリカ◆小型の サンヨウチュウで、むねにくらべて頭が ちい ちい りく 小さく、目も小さい。陸から遠くはな がいようかし、ていちか およ れた外洋の海底近くを泳いでいました。 とお オバビニア せっそくどうぶつ ・節足動物 ? ■ 7 ■カンブリア紀・カナダ せっそくどうぶつ ◆節足動物の 1 種らしいのですが、いまだに分 類がはっきりしていません。頭の前のほうにあ ぶぶん はな もの るゾウの鼻のような部分で、え物をつまみ上げ て食べていたのだろうと考えられています。 カナダスピス げんざい せっそくどうぶつ ・節足動物■ 7.5 ・カンブリア紀・カナダ◆現在の工ビやカ せなか かいていちか かっ ニのなかまで、背中はこうらでおおわれていました。海底近くで活 ちい ものた 動し、小さな生き物を食べていたようです。 ぶん バラドキシテス せっそくどうぶつ ・節足動物・サンヨウチュウ綱・ 20 ~ IOO 師 ■カンブリア紀・ヨーロッパ、アメリカ、北ア おおがた フリカ◆大型のサンヨウチュウです。大陸だな なかせいかっ の海底のどろの中で生活していました。 ま朝一 - みー第冫レら - い、 シドネイア げんしてきせっそくどう ■節足動物・ 7 ■カンブリア紀■カナダ◆原始的な節足動 物と考えられています。肉査でカイメンをかじったり、小さなサ ンヨウチュウを食べていました。 かんが たいりく い ビクノイドキアトウス ・古杯動物■カンブリア紀 かいめんどうぶつ ■モロッコ◆海綿動物と刺 どうぶつかんが 胞動物とをつなぐ動物と考 えられていますが、 さいきん かいめんどうぶつ 工リプソケファルス ( ウミュリ ) 、 . 最近では、海綿動物 ぶんるい きよくひどうぶつ に分類されることが ■棘皮動物■ . 多くは 1 0 ~ おお きげんだい 多いようです。 60 師・カンブリア紀 ~ 現代 せかいかくち がいけい しよくぶつ ■世界各地◆外形は植物ににていますが、 どうぶつ はな しよくしゆかいち・うちい 動物で、花のような触手で海中の小さな もの 生き物などをとらえて食べます。 そうるい 古杯動物は、炭酸カルシウムの骨格をもち、ラン藻類や紅藻類と共生していました。 こはいどうぶつ ほうどうぶつ おお せっそくどうぶつ ぶつかんが にくしく い 28 こはいどうぶつ こっかく たんさん きようせい うそうるい
新生忙第四紀 しんせいだ、 おもとく ぶんぶ たいじ 0 う からだおお ぶんるい せいそくねんだい ■分類・体の大きさ・体重・生息年代・分市◆主な特ちょう だいよんき クアッガ きていもく たいちょう ・ほ乳綱・奇蹄目ウマ科・体長 たいこう 240cm 、体高 135 ~ 138cm ねんぜっめつ •300kg ■ 1 882 年絶滅 ■南アフリカ◆かわったしまも ようのシマウマです。かっては南 アフリカのサバンナにたくさんす せいトつ へいけんむ んでいました。平原に群れで濟 いどう し、移動しながら草を食べてい した。 に 0 うこう みなみ せつめつ にんげん 人間になれやすいために絶滅・クアッガ クアッガのてきはライオン、ブチハイエナ、リカオンなどで、これは いまひがし 今の東アフリカのサバンナと同じでした。ところがヨーロッパからの移 にんげん かわ 住者によって土地をうばわれ、肉や皮にされたのです。人間になれや すく すく、けいかい心もなかったクアッガは、たちまち少なくなりました。 しかし、まだおく地にはたくさんすんでいたのですが、開たく者たち 竓ゞ当当屮 は、さらにおく地へと入っていき、つきつきところしました。当時や っとつくられたきんりよう区は無視され、おすもめすも子ウマもよう しゃなくうちころされました。そして、 1 861 年にしやさっされたも のが、野生での最後となってしまったのです。 美しい毛皮と角・プルーバック かずすくな ちか ブルーバックはもともと数が少なかったようです。近いなかまのセー うみ なんぶ ブルアンテロープなどとのきよう合によって、アフリカ南部の海ぞいの ちほう 地方に追われ、細々と生きていたのです。 にんけん 1 652 年、南アフリカがボルトガルによって発見され、人間がやっ ぜっめつはじ て来るようになって絶滅が始まりました。美しい毛皮と角のために はやしそうげんまちはたけ さらに食料としてもころされたのです。林や草原は町や畑になり、生 ねんさいこ はしょ 活の場所もなくなりました。そして 1 799 年か 1800 年に最後のブル ーバックがころされました。オランダのライデン、フランスのバリ、ス ウェーデンのストックホルムとウブサラ、オーストリアのウィーンの各 ほそん はくぶつかん 大学の博物館には、ブルーバックのはくせいが大りように保存されて いるそうです。 プルーバック に 0 うこうぐうていもく たいちょう ■ほ乳綱・偶蹄目ウシ科・体長 188 ~ 206cm ・ 150 ~ ねんせつめつ 170kg ・ 1799 ~ 1800 年絶滅・南アフリカ◆かわい はやしちい せいかっ そうげん ちか た草原や、その近くにある林に小さな群れで生活していま かしよくぶつき した。草原をつくっているイネ科植物や木の葉などを食べ ていたようです。 げんざい 現在、南アフリカでは、 クアッガをさい生する計画が進められていますが、成こうしたというほうこくはまだありません。 おな じ 0 うしや さいこ けがわ うつく つの はそほそ ねんみなみ はつけん けがわっの うつく せい しよくりよう ねん かく だいがく みなみ そうげん みなみ
ダンクレオステウスするとい ロデボン紀 ( 4 億 1700 万 かつら、うきよはんびるい まんねんまえ ~ 3 億 5400 万年前 ) けんき 0 う この時代の地層が初めて研究されたイギリスのデボン州から名づけられま かせん おお もくせい せかいさいしよ しんりん した。河川のまわりには、大きな木性シダ植物による世界最初の森林ができ ぎよるい じだい かっち 0 うぎょ うみ ました。デボン紀は魚類の時代といわれるように、海では甲胃魚やサメなど さかな かせき 多くの魚がさかえ、生きている化石として知られるシーラカンスのなかまも あらわ この時代に現れました。また、デボン紀の終わりには両生類が登場し、最古 こんち 0 う あらわ の昆虫もこの時代に現れています。 ロ石炭紀 ( 3 億 5400 万 まんねんまえ ~ 2 億 9000 万年前 ) けん 世界の主な石炭層がこの時代にできました。イギリスで研 せきたんそうたい しよき 究された石炭層に対して名づけられました。初期にはあたた ちか かんれい かくしめっていた気こうが、終わりに近づくと寒冷となり、 おお るいだいしん もくせい かんそうしました。シダやトクサ、大きな木性シダ類が大森 はね げんざい こんち 0 う あらわ 林をつくっていました。陸では羽のある昆虫が現れ、現在も とうじよう しよき りようせいるい 見られるカゲロウやゴキブリも登場しました。初期の両生類 ちゅうるいしんか うみ から、は虫類が進化し、海ではフズリナがさかえました。 せきたんき 石炭紀の シダの化石 しよくぶつ おお りようせいるいとうじよう / 〉 0 、 ~ ー " と↓ 4 汐トメ受 せかいおもせきたんそう りく かせき アカントーテス石炭紀覆期 ~ ベルム紀前期にいた硬骨魚類 ←木性シダの林を飛ぶ、きよ大トンボ・メガネウラ もくせい はやし ロベルム紀 まんねんまえ ( 2 億 9000 万 ~ 2 億 4800 万年前 ) こせいだい ちしつねんだい 畳紀ともよばれる古生代の最後の地質年代です。この時代の地層がよく 見られるロシアのウラル山脈西部のベルム地方にちなんで名づけられました。 かんれい ぜんたいてき こうおん 気こうは全体的には高温でかんそうしていましたが、末期には寒冷となりま むせきついどうぶつ きよるい した。海の無脊椎動物はふえましたが、サンヨウチュウや魚類、サンゴ、コ ぜっめつ しゅぜっめつ かいるい こせいだい おお ケムシ、貝類などの古生代にさかえた多くの種が絶滅しています。この絶滅 かいようせいぶっせんたい たっ りくじよう ちき 0 うれきしじようさいだい は海洋生物全体の 90 % に達する地球の歴史上最大のものです。陸上では胞 しよくぶつしし りようせいるいすく しよくぶつしんか 子でふえるシダ植物カ重子をもつ植物に進化しました。両生類は少なくなり、 そせん たんき 0 うるい に 0 うるい あらわ ほ乳類の祖先である単弓類が現れています。 工ダフォサらルス 丐類 をトい わんきーるい さいご にじようき ちほう さんみやくせいぶ 27
忙デボン紀 おもとく ぶんぶ うだおお せいそくねんだい ・分類・体の大きさ・生息年代・分市◆主な特ちょう ぶんるい ホトリオレピス きよるいはんびこう ・魚類・板皮綱・ 30 ■デボン紀覆期 せかいかくち ■世界各地◆あついよろいでおおわれてお ひら うだすいてい きよるい り、平たい体は水底にすむ魚類であることを しめしています。川や湖にすみ、水底のどろ すななかしくもつ や砂の中の査物をあさっていたようです。 クテヌレラ をよるいばんびこう ■魚類・板皮綱■ 13cm ■デボン紀■オーストラリア、 はんびるい もの ドイツ◆よろいのない板皮類で、ロには、え物をかみく だく齧がありました。対になったひれをもっていたことか およまわ かいていちか ちい かい ら泳き回ることがうまく、海底近くで小さな貝やウニなど をとらえ、すりつぶして食べていたと考えられています。 かせき とうぶ くち ふくけんもけい クラドセラケ をよるいなんこっきよこうばんさいるい がっしはうこく ■魚類・軟骨魚綱板鰓類・ 1 .8m ■デボン紀後期■アメリカ合衆国 り 0 うせんけい からだ うみかつはつおよまわ くち ◆古代のサメで、体は流線型で、海を活発に泳き回っていました。ロ やまがたは こうかく の中には、するどくとがった山型の歯がぎっしりと生え、イカや甲殻 るいきよるい 類、魚類などを食べていました。 なか ヘミキクラスピス きよるいむがくこうこっこうもく ■魚類・無顎綱骨甲目■ 13 ■デボン紀■イギリス すいちうかつはつおよまわ ◆水申を活発に泳き、回っていましたが、あごが発達してい ないために、海底からえ惕をすい主げるようにして食べて いたと考えられています。 はったっ かんが 0 ポレアスピス い ■魚類・無顎綱骨甲目■ 13 師■デボン紀前期■ノルウェー とう さんかくけし、あたま 領スピッツベルゲン島◆三角形の頭、ほおからのびていると おおかいてい うみ げが特ちょうです。ひげはあさい海のどろの多い海底で、え物 つか をさぐるのに使われたようです。 りう もの とく 36 なんこつぎよこう せきついどうぶつひと はったっ サメや工イなどのなかま ( 軟骨魚綱 ) は、あごと歯が発達した最古の脊椎動物の一つです。
新生忙三紀 しんせいた、 からだおお せいそくねんだい ぶんぶ ・分類■体の大きさ・生息年代■分市◆主な特ちょう エジプトビテクス にうこうれいちょうもく ぜんしんせい ■ほ乳綱・霊長目プリオピテクス科・ 50 師■漸新世 かせき るいじんえん ・エジプト◆化石は、このサルがオナガザルと類人猿 ち 0 うかん の中間であることをしめしています。当時、この地いき しんりん ひろ せいかっ に広がっていた森林とサバンナで、果実を食べて生活し おも ていたと思われます。 レプティクティス に 0 うこうしよくち 0 うもく ■ほ乳綱・食虫目レプティクティス科 せんしんせいち物うき ・ 20 師・漸新世中期■北アメリカ はくあき ◆このなかまは白亜紀からの生きのこり で、草むらのかげなどでミミズや昆虫など を食べて、ひっそりと生きつづけてきまし しんか 、 : 、た。しかし、もっと進化したハリネズミの しよくち 0 うるい ような食虫類とのきようそうに負け、この じだいぜっめつ 時代に絶滅しました。 ぶんるい プロプリオビテクス に・うこうれし、ちょうもく ぜんしんせい ・ほ乳綱・霊長目プリオピテクス科・ 40 師・漸新世■エジプト げんざい おお ◆現在の小型のテナガザルほどの大きさです。木から木へったって動き おもかじつ こがたどうぶつ 回り、主に果実、ときには、小型の動物なども食べていたようです。 かじつ い くさ こんち 0 う バレオラグス もく ぜんしんせい ・ほ乳綱・ウサギ目ウサギ科■ 25cm ・漸新世 げんざい ・北アメリカ◆現在のアナウサギの骨格とよく うしあしみじか にていますが、やや後ろ足が短く、とびはねる ようにして走ることはなかったようです。 に 0 うこう かせき こっかく レプティクティスの化石 当ィ メガロハイラックス に・うこういわだめきもく ぜんしんせいぜんき ・ほ乳綱・岩狸目ゲニオヒウス科■ 1 m ・漸新世前期・アフリカ ユーメガミス ひろ げんせいかっ ちじよううごまわ せんしんせい しじようさいだし、げつし に・うこうげつしもく ◆ぬま地のまわりに広がる、木の多いしつ原で生活し、地上を動き回っ ・ほ乳綱・齧歯目へプタクソドン科・ 3.5m ■漸新世・南アメリカ◆史上最大の齧歯 くさ とうこっ ながやく からだぜんたし、おおがた ていました。やわらかな草を食べていたようです。現在のハイラックス 類 ( ネズミのなかま ) で、頭骨だけで長さ約 45 師もありました。体全体は大型のイノシ からだちい いわは おお おも は体が小さく、岩場や木の上でくらしています。 シか、小さめのカバくらいの大きさだったと思われます。 エジプトピテクスは、 1 年に下あごのイヒ石、 1 年には完全な頭骨が発見されました。この発見は、サルからヒトへの進化の空白部分をうめる大発見でした。 きおお みなみ げんざい るい 92 かせき ねん した くうはくぶぶん しんか はつけん かんせんとうこつはつけん だいはつけん
中忙ジュラ紀 ぶんるい おもとく せいそくねんだいぶんぶ からにおお ・分類■体の大きさ・生息年代■分布◆主な特ちょう オリゴキフス たんを・うこうじ・うき・うもく ・単弓綱・獣弓目 きせんき ・ 505 ■ジュラ紀前期■イギリス かずすく ◆ジュラ紀に入っても生きつづけた数少ない単弓類で す。歯のしくみから、リスのようにかたい木の実や かんが 草の実をかじって食べていたと考えられてい ます。 たんき 0 うるい メガゾストロドン ■ほ乳綱・三錐歯目・ 14 師 さんじようきこうき ・三畳紀後期 ~ ジュラ紀前期・南アフリカ げんざい ◆現在のトガリネズミとよくにていた、ほ乳 ちい どうぶつ 類の祖先です。この小さな動物は、てきから すく よる あいに おそわれることが少ない夜に、かれ葉の間や なか うごまわ 下生えの中をすばやく動き回り、 こんち物う どうぶつ 昆虫やミミズなどの小さな動物 をとらえて食べていました。 に常うこうさんすいしもく くさ みみ / 、ラミア たき 0 うしもく ・ほ乳綱・多丘歯目■ 12 師・三畳紀 こうき きせんき 後期 ~ ジュラ紀前期・イギリス、ドイツ なんほん かせき ちい ◆何本かの歯の化石は、この小さなけものが、お せひくしよくぶつ そらくは背の低い植物のうちでも、ソテッ類などの 実をかみくだいて食べていたことをしめしています。 そのすがたはネズミににていたようです。 に 0 つ そせん メラノドン に 0 うこうはんじ疑うもく ・ほ乳綱・汎獣目■ 20 きこうき ■ジュラ紀後期・北アメリカ しよき に物うるいひと ◆もっとも初期のほ乳類の一つ よるかつどう ・です。夜に活動し、一一 = ズや昆 虫などを食べていたと考えられ ています。 に 0 うこう さんじようき シノコノドン に物うこうさんすいしもく ・ほ乳綱・三錐歯目・ 12 師■ジュラ紀後期・中国 たんき 0 うるいとく ちい ◆単弓類の特ちょうをのこしている小さなほ乳動物です。三つの たもの はやしようか やくだ 出つばりのある歯は、食べ物をより早く消化するのに役立ちまし しんりんちたいしたば なか た。森林地帯の下生えの中にすみ、一ミズを食べるなど、現在の せいかっ トガリネズミのような生活をしていたようです。 ち物う ち 0 うこく かんが みつ に 0 うどうぶつ は げんざい ダヘデイウム さんじようき こうこつぎよこうじようきるい ・魚類・硬骨魚綱条鰭類・ 50 師・三畳紀 きせんき 覆期 ~ ジュラ紀前期・インド、イギリス ◆長いくさびのような歯をもっていました。 うみ サンゴ礁の海を、ゆっくりと泳ぎながら、 おも なんたいどうぶつ 軟体動物などを食べていたと思われます。 ダペテイウムの化石 きよるし、 ス / ヾトノヾティス をよるいなんこつぎよこうばんさいるい ■魚類・軟骨魚綱板鰓類■ 50 師 きこうき ■ジュラ紀後期■フランス、ドイツ げんざい ◆もっとも古し江イです。現在の工イと同じように、 からだひら かいていせし、かっ 体力呼たく、海底で生活するのにてきしていました。 かいるいこうかくるい 貝類や甲殻類のからをわって食べていました。 う なが おな ふる しよう かせき 60
古生代 カンプリア紀 オルドビス紀 テポン紀 シ ) レノレ紀 石炭紀 ベルム紀 510 万 ~ 180 万年前 せいそくねんだい ・分類■体の大きさ■生息年代・分市◆主な特ちょう せんしんせい げんだい 鮮新世は、プリオシーン (pliocene) といいます。「現代の種が多数 に 0 うるい いみ ふくまれている時代」という意味で、ほ乳類がもっともさかえた時代 せいかっ どうぶつ れいちょう です。草原での生活にてきおうしたウシ科の動物がふえました。霊長 しんか えんじん じんるいそせん ちょうるい 類も進化し、猿人とよばれる人類の祖先が生まれました。鳥類では中 しんせい 新世からいた、くちばしがのこきりの刃のようになっていたものがほろ 新生代 中生代 白亜紀 シ冫ュラ糸己 し 0 つけんせつめつ 鮮新世に出現、絶滅したほ乳類科数 し 0 つげん 初めて出現した科数 だいさんき 新忙第三紀 第四紀 第三紀 三畳紀 せんしんせい に 0 うるいかすう げんざい あらわ び、アホウドリやカモメなど、現在の鳥が現れました。 せんしんせい あらわ ぜっめつ 鮮新世に新しく現れたほ乳類の科は 8 科、絶滅した科は 1 2 科です。 し 0 つげん ぜっめつ おお 出現した科より絶滅した科のほうが多いのは、森などでかろうじて生 にくしるい に 0 うるい うみ げんしてき きのこってきた肉歯類などのほ乳類、あるいは海にいた原始的なクジ るいぜっめつ ラ類が絶滅したからです。 せつめつ 絶滅した科数 おもとく ぶんぶ からだおお ぶんるい とり めたら に 0 うるい そうけん もり ち 0 う は メソヒテクス にゆうこうれいちょうもく ■ほ乳綱・霊長目オナガザル科 "40cm せんしんせいぜんき ・鮮新世前期・ヨーロッパ、アジア ち 0 うかんるいじんえん ◆メソピテクスは、中間の類人猿ともよば けんだい るい れ、現代のオナガザル類ににていたと考え きうえ かつどう られています。地上でも木の上でも活動し、 かじつ 木の葉や、果実などを食べていたようです。 かん は ホモ・ルドルフェンシス しんちょう にうこうれいちょうもく ・ほ乳綱・霊長目ヒト科■身長 1 .5m ちか せんしんせい ・鮮新世■アフリカ◆ヒトに近いなかま げんさい で、「ホモ属 ( 現在のヒトのなかま ) 」と さいしよとうしよう して、最初に登場しました。 オレオピテクスは、テナガザルのように長いうでを使って、木から木をつたって移動していたと考えられています。 プリオピテクス に 0 うこうれいちょうもく ・ほ乳綱・霊長目プリオピテクス科 しんちょう せんしんせいぜんき ■身長 1 .2m ・鮮新世前期・ヨーロッパ けんざい ◆現在のテナガザルににていますが、テ ナガザルの祖先だったかは、はっきりし あしおな ていません。うでと足が同じくらいの長 みじな さで、短い尾がありました。 オレオビテクス にうこうれいちょうもく ■ほ乳綱・霊長目オレオピテクス科■身長 1 .2m せんしんせいせんき ・鮮新世前期・ヨーロッパ◆サルとヒトとの両方 とく るいしんえん の特ちょうをもった類人猿です。うでが足よりも長 じかんき うえ く、多くの時間を木の上ですこしていたと考えられ しょ ( ぶつ ています。植物の葉や果実を食べていたようです。 しんちょう そせん りようほう なが なが かんが おお 104 つか
インドリコテリウム きていもく ・ほ乳綱・奇蹄目ヒラコドン科 ぜんしんせいち 0 うき ■頭までの高さ 8 m ー漸新世中期 まんねんまえ ( 約 3000 万年前 ) ・アジア しじようさいだい に 0 うるい おお ◆史上最大の陸生ほ乳類でした。大 からだ ながあし きな体にもかかわらず、長い足は、か はやはし かんが なり速く走れたことが考えられ ます。家族からなる小さな 群れをつくり、かんそ うした土地で、高 い木の葉などを 食べていたと おも 思われます。 プロントプス せんしんせいぜんき に 0 うこっ きていもく ・ほ乳綱・奇蹄目プロントテリウム科・体高 2.5m ■漸新世前期■北アメリカ◆ぬま地の しょ ( ふった おおしんりん 多い森林で、植物を食べていました。大きな体のため、ぬまに落ちてはい上がることができず、 がんせき かせきはつけん 死んでしまうこともありました。そのようなぬま地にできた岩石から化石が発見されています。 りくせい 工ンポロテリウム ( オオッチサイ ) たいこう ぜんしんせいせんき きていもく ・ほ乳綱・奇蹄目プロントテリウム科■体高 2.5m ・漸新世前期■モンゴル かおまもやくめ つの はなさき いた ◆鼻の先に、板のようにへん化した角がありました。てきから顔を守る役目を おも していたと思われます。 らだ おお 最大の陸生ほ乳類 フィンランドのクルテンは、インドリコ りくせい テリウムを史上最大の陸生ほ乳類としてい ます。しかし、パラケラテリウムやバルキ テリウムを最大とする学者もいます。いず せんしんせい れも漸新世のアジアに生そくしていた奇蹄 目のサイのなかまで、現在のキリンのよう な生活をしていました。 ぜんしんせいこうき 漸新世後期から中新世にかけては、ヒマ さんみ・ ( ラヤ山脈ができるなど大きな地かくへん動 きおん があり、気温もじよじょに下がってきまし ハ た。大きいために大量の食物をとるインド リコテリウムのなかまは、このへんイヒにつ せつめつ いていけず絶減したと考えられています。 に、うるい りくせい さいだい に・うるい せんしんこっかく プロントプスの全身骨格 げんざい バラケラテリウム に・うこうきていもく ーほ乳綱・奇蹄目サイ科・体高 4.5m せんしんせいせんき ・漸新世前期・北アメリカ◆インド リコテリウムとならんで、大きな体を していたようです。そのため、このバ がくしゃ ラケラテリウムを最大という学者もい せいかっ ますが、はっきりしていません。生活 おな のようすは、インドリコテリウムと同 じだったと考えられます。 インドリコテリウムは、体重が 30t もあったと考えられています。これは最大のステッブマンモスの 2 倍、現在のアフリカゾウの 4 倍以上になります。 おお んが たいじ・う 87
せいたい 古生代 カンプリア紀オルドビス紀シルル紀 テポン紀 石炭紀 ペ丿レム紀 ちゅうせいたい 新生代 中生代 シ冫ユラ糸己 新生代 しせいたい 白亜紀 第三紀 第四紀 新生代 やく まんねんまえ 中生代につづく、約 6500 万年前から現在 ちょうたいリく までの時代です。超大陸バンゲアが分かれ始 め、大陸がぶつかり合い、アルプス、ヒマラ ヤ山脈などができた時代です。初めのころは 鹽だんな気こうでしたが中ごろから寒れし、化 ひょうがしたい こうき やくまんねんまえ し、後期には氷河時代をむかえ、約 1 万年前 までつづきました。新生代は、ほ乳類と鳥 はな 類、美しい花をさかせる被子植物がさかえる にうるい 時代で、特に「ほ乳類の時代」とよばれて にやうるい おおがたか います。ほ乳類の種がふえて大型化し、クジ →一 ラ類のように海でさかえたり、コウモリ類の ' ィー言 しんしゆっ こうき ように空に進出したものもいます。後期には そせん 人類の祖先がたん生しました。 だいよんき 第三紀と第四紀に分けられますが、それぞ しゆっげん しゆるい れの紀の地層は、出現する動物化石の種類 だいよんき のちがいで、第三紀は五つ、 第四紀はニつ なまえ の「世」に分けられます。各「世」の名前 げんだい にゆうるい は、現代のほ乳類がどれほどふくまれている かによって名づけられています。 けんさい ち 0 うせいだい たいリく さんみ 0 く なか しんせいだい に 0 うるい ひししよくぶつ うつく とく しんせいたい たいさんき 新生代 ( 第三紀 ) の地上のようす プラティベロドン ( 中新世 ~ 鮮新世 ) ゴビ砂はくで化石が発見されました。 しよう たいさんき とうぶつかせき だいさんき ふた いつ メリテリウム ししんせいこうき ( 始新世後期 ~ 漸新世 前期 ) けん な ゾウの祖先です。現 在のゾウのようなきは は、ありません。 せんしんせい まんねんまえ ロ第三紀 ( 6500 万 ~ 180 万年前 ) しんせいだいぜんはん ちしつねんだい なまえ 新生代の前半の地質年代です。名前は、 1 8 世紀に北イタリアで地層を古 しょげんそう だいにそうだいさんそう ばんめ いほうから初源層、第ニ層、第三層に区分したときの 3 番目の層ということ げんざい しょげんそう こせいだい にもとづいています ( 現在では、初源層は古生代に、第二層は中生代、第 さんそう しんせいだい しんせいだい ち拶うせいだい きようり 0 う はい 三層は新生代に当たります ) 。新生代は、中生代に恐竜がし配していた地球 くうはくちたい にゆうるい しんし滯つ ちじよう しょ 上の空白地帯に、ほ乳類が進出してさかえ、地上をし配した時代です。初 期の主なほ乳類はオボッサムなどの有袋類、トガリネズミなどの食虫類、 しんか アキスなどの食肉類、後にウマ、サイ、ブタ、ラクダなどに進化する初期の ゆうているい 有蹄類などです。 暁新世 ( 6500 万 ~ 5500 万年前 ) 、始新世 ( 5500 万 ~ 3400 万年前 ) 、 ティアトリマ ち 0 うしんせい せんしんせい まんねんまえ まんねんまえ せんしん きようしんせい 漸新世 ( 3400 万 ~ 2400 万年前 ) 、中新世 ( 2400 ~ 510 万年前 ) 、鮮新 ( 暁新世 ~ 始新世 ) まんねんまえ まん 飛へない鳥。頭までの高 世 ( 510 万 ~ 180 万年前 ) の五つの「世」に分けられます。 さが 2m もありました。 オソヒップス嶄世 ) ウマの値筅です。 だいさんき ふる せいき くぶん ち 0 うせいだいだい じよう ゆうたいるい に 0 うるい しよくちゅうるい おも しよくにくるいのち しよき ししんせい せい せい いつ 74 。