新世 - みる会図書館


検索対象: 大昔の動物
170件見つかりました。

1. 大昔の動物

ちゅうせいたし、 古生代 カンプリア紀 テホン紀 オルドビス紀 石炭紀 へ丿レム紀 シルル紀 だいさんき きようり窄う まんねんまえ 第三紀のようす 恐竜はすがたを消し、 6500 万 ~ 180 万年前 に 0 うるい ほ乳類がさかえました。 しつげん せつめつ に 0 うるい 暁新世に出現、絶滅したほ乳類の科数 し 0 つげん 初めて出現した科数 せい に 0 うるい しんせいだい 白亜紀後期に生そくしていたほ乳類は 1 3 科で、うち 2 科が新生代に せつめつ きようしんせい しつげん なるときに絶滅しています。暁新世になると、新たに 30 もの科が出現 しています。 しんせいだい きようしんせい きようりうせつめつ このことからも、新生代・暁新世は、恐竜が絶滅していなくなり、 に物うるい 空いてしまった所に、ばく発てきにふえたほ乳類が地球に進出してい ちじようせい ちょうるい った時代だといえます。地上生の鳥類もさかえたと考えられます。 ティアトリマ ■鳥綱・ディアトリマ目■頭までの高 ししんせいせんき きようしんせい さ 2.1 m ・暁新世 ~ 始新世前期・ヨー おおかたとり ロッパ◆飛ぶことのできない大型の鳥 はやはし です。ほ乳類を見おろし、速く走り、 追いつき、きょ大なくちはしと、するど いつめでけりころし、とらえて食べてい ました。 ディアトリマは、肉食ほ乳類の出現によって、卵を食べられ、え物となる小型 ~ 中型ほ乳類のうばい合いに負けて、絶減したと考えられています。 新生代 中生代 シ冫ュ・ラ糸己 しんせいだ、 白亜紀 第三紀 第四紀 三畳紀 おお だいよんき だいさんき しんせいだい 第三紀と第四紀に大きく 新生代は、 分けられます。それぞれの紀の地層は、 しゆっげん 出現する動物化石の種類のちがいで、 「世」に分けられます。第三紀はほとん そんざい どヒトが存在しなかった時代です。 にゆうるい 各「世」の名前は、現代のほ乳類の 種がどれほどふくまれているかによって ぎようしんせい 名づけられています。暁新世、始新世、 せんしんせい せんしんせい 漸新世、中新世、鮮新世の五つに分け られます。 ちそう とうぶつかせき しゆるい だいさんき げんだい なまえ ししんせい いつ ち 0 うしんせい ぎようしんせい まんねんまえ 6500 万 ~ 5500 万年前 ・分類■体の大きさ・生息年代■分布◆主な特ちょう もじどお ち 0 うせいだいはくあき 文字通りほ乳類がさかえ始めた「暁」の時代で、中生代・白亜紀の かせきまった てんさいだいとく 地層に見られるアンモナイトの化石が全く出ないという点に最大の特 ち 0 うせいだい しよくぶつおお ちょうがあります。また、中生代に見られた植物の多くもすがたを消 ししんせい かせき しています。かっては始新世に入れられていましたが、植物の化石の けんき 0 う ねん りつ きようしんせい 研究から、 1874 年にどく立した「世」にすることになり、暁新世と して名づけられました。 せつめつ 絶滅した科数 おもとく ぶんぶ せいそくねんだい からだおお ぶんるい はくあきこうき あなっき にうるい か け しよくぶつ はつ しんし 0 つ ちき 0 う せい かんが TheI 奴Ⅶき Big Bird ティアトリマの全身骨格 せんしんこっかく もく ちょうこう に物うるい 76 し 0 つげん ち 4 うがたに 0 うるい にのうるい かんが せつめつ

2. 大昔の動物

プテイロドウス きようしんせい に 0 うこうたき 0 うしもく ■ほ乳綱・多丘歯目プテイロドウス科■ 50 師・暁新世■北アメリカ うえせいかっ おなが ◆木の上で生活し、尾は長く、えだにまきつけることができました。か かんが たい木の実などを食べていたと考えられています。 ミアキス ■ほ軋羂・餐肉目 ミアキス科 ししんせいち 0 う •20cm ・暁新世 ~ 始新世中 期■ヨーロッパ げんざい ◆現在のテンににたすがたをし げんしてきしよくにくるい ていました。原始的な食肉類で、 はしまわ 木のえだをすばやく走り回り、 こがた に 0 うるし、とり たまご 小型のほ乳類や鳥、その卵など を食べていました。 しくにくもく きようしんせい プルガトリウス に 0 うこうれいちょうもく ■ほ乳綱・霊長目プルガトリウス科•10cm はくあきこうき ぎようしんせいせんき ■白亜紀後期 ~ 暁新世前期■北アメリカ、ヨーロッパ をようしんせいぜんき はくあきこうき ◆白亜紀後期から生きのこり、暁新世前期までさかえ おも げんさい そせんかん ました。現在のサルの祖先と考えられています。主に 昆虫を食べていました。 クリアクス をようしんせいせんき ししんせいせんき ・ほ乳綱・肉歯目アルクトキオン科・ 1 m ・暁新世前期 ~ 始新世前期 のほ じめん なんぶ ねったいりんなか ■北アメリカ◆北アメリカ南部の熱帯林の中で、木に登ったり、地面を こんち 0 う しようどうぶつかしつ ほったりして、昆虫や小動物、果実などを食べていました。 に 0 うこうにくしもく こんち 0 う い かせき ・生きている化石・カモノハシ・ オーストラリアにすんでいるカモノハシは、この時代に出現 げんざい どうぶつ した動物です。そのすがたをほとんどかえずに、現在も生きて かせき いるため「生きている化石」とよばれています。 し 0 つげん メニスコテリウム ししんせいせんき きようしんせいち 0 うき ・ほ乳綱・顆節目メニスコテリウム科■ 60 師■暁新世中期 ~ 始新世前期 けんしてきゅうているい ・北アメリカ◆原始的な有蹄類で、群れをつくり川辺の草を食べていました。 カモノハシ に 0 うこうたんこうもく を一うしんせい ・ほ乳綱・単孔目カモノハシ科・体長 40 ~ 555 ・暁新世 ~ 現代 ・オーストラリア、南アメリカ◆カモのようなくちばしをもち、卵を げんしてきとく に・うるい うむなど、ほ乳類として、原始的な特ちょうをもっています。 たいちょう げんたい かせつもく み 3 ト なんているい げんさい せつめつ 有蹄類とは、ひづめのある動物のことで、現在のウマやウシ、絶減した南蹄類などがふくまれます。 77

3. 大昔の動物

1111 すュ、 バレロドウス もく ■鳥綱・コウノトリ目・ 60 ぜんしんせいこうき ち 0 うしんせいぜんき ■漸新世後期 ~ 中新世前期 しよき ■フランス◆初期のフラミンゴ ちかしゆるい かんが のなかまに近い種類と考えられ てもいますが、くわしいことは 分かっていません。 プロトプテルム せんしんせいち 0 うきちうしんせいぜんき きた ■嶌羂・ペリカン目プロトプテルム科■ 2m ■漸新世中期 ~ 中新世前期 ■北アメリカ、 カワセミのなかま すいち 0 う アジア◆ペンギンのようなすがたをしていますが、ペリカンのなかまです。水中でつばさ ■鳥綱・ブツボウソウ目カワセミ科■漸新世 をひれのように使い、魚や工ビなどをつかまえて食べていました。 ・漸新世の植物・ ぜんしんせい 漸新世の地層からは、現在と同じなか かせき おお はつけん まの植物の化石が、多く発見されていま げんざい す。葉の形なども、現在とほとんどかわ りません。 もく つか せんしんせい もく さかな せんしんせい しよくぶつ げんざいおな ちそう しよくぶつ カエテのなかま■山口県 けん やまぐちけん シュロのなかま第兵庫県 ハンノキのなかま・山口県 やまぐちけん やまぐちけん やまぐちけん シオテのなかま■山口県 ウリノキのなかま■山口県 93

4. 大昔の動物

ノタルクトウス に 0 うこうれいちょうもく ししんせいせんき ■ほ乳綱・霊長目アダピス科•40cm ・始新世前期 けんさい ~ 中期■北アメリカ◆現在のキツネザルによくにて うえせいかっ いて、木の上の生活にてきおうしていたようです。 ち 0 っき ノタルクトウスの骨 ネクロレムール ししんせいち物うき ■ほ乳綱・霊長目オモミス科・ 25 師・始新世中期 ~ 後期・ヨーロッパ西部◆カリマンタン島やスマトラ島 げんざい めみみおお そせん にいる現在のメガネザルの祖先です。目と耳が大きく、 よるかつどう こんち 0 う 夜に活動して昆虫などをつかまえて食べていました。 トマスハックスレア ししんせいせんき ■ほ乳綱・南蹄目イソテムヌス科・ 1 .3m ■始新世前期■アルゼンチン なんていもく けんし ◆イノシシににていますが、南蹄目のなかまです。犬歯が大きく、きばに なかっち なっています。やぶの中の土をほり返して、植物の根などを食べていたの ではないかと考えられています。 にうこうれいちょうもく プレシアダヒス ししんせいぜんき に 0 うこうれいちょうもく ・ほ乳綱・霊長目プレシアダピス科■ 80 師・暁新世後期 ~ 始新世前期 ・北アメリカ、ヨーロッパ◆サルのなかまですが、頭の形や歯のようすは、 しかんちじよう ネズミのなかまににています。ほとんどの時間を地上ですこしていたようで てあし すが、手や足には、長いかぎづめがあって、木登りもうまかったようです。 せいぶ をようしんせいこうき きのほ なが ノトステイロプス に 0 うこうなんていもく ・ほ乳綱・南蹄目ノトステイロプス科・ 75 師 ししんせいぜんき ■始新世前期・アルゼンチン◆ウサギににた どうぶつ どうぶつ この動物は、「南にすむひづめをもつ動物」の なんていもく なか し、み 意味の南蹄目のなかまです。やぶの中などにす ひく み、背の低い草などを食べていました。 みなみ くさ に・うこうなんていもく おお しょ ( ぶつ かんが し・つげん なんているい 南蹄類は、始新世に出現して、更新世には絶減してしまいました。 79

5. 大昔の動物

0 スッポンのなかま ■は虫綱・カメ目・始新世 クロコダイルのなかま ししんせい ■は虫綱・ワニ目クロコダイル科■始新世・オーストラリア 一一一 - -- - " し。し。んせいちみ・ " せ - いう ・始新世の海の生物 げんざいおな うみ ししんせい 始新世の海では、現在と同じ もの すがたをした生き物たちがたん生 類、カニなどがさかえていました。 ギンカガミ こうこっきよこう ■魚類・硬骨魚綱 条鰭類■イタリア きよるい こうこっきょこうしようきるい ミオプロシス ■魚類・硬骨魚綱条鰭類■フランス 工クマテミス ・は羂・カメ目 ・始嶄笹■アメリカ もく ししんせい ち・うこう もく じよう い るい ぎよるい じようきるい ( 〕骨 85 上のミオプロシスの化石は、食べた魚が大きすぎて、ちっ息して死んでしまったものだと考えられています。

6. 大昔の動物

せいたい 古生代 カンプリア紀オルドビス紀シルル紀 テポン紀 石炭紀 ペ丿レム紀 ちゅうせいたい 新生代 中生代 シ冫ユラ糸己 新生代 しせいたい 白亜紀 第三紀 第四紀 新生代 やく まんねんまえ 中生代につづく、約 6500 万年前から現在 ちょうたいリく までの時代です。超大陸バンゲアが分かれ始 め、大陸がぶつかり合い、アルプス、ヒマラ ヤ山脈などができた時代です。初めのころは 鹽だんな気こうでしたが中ごろから寒れし、化 ひょうがしたい こうき やくまんねんまえ し、後期には氷河時代をむかえ、約 1 万年前 までつづきました。新生代は、ほ乳類と鳥 はな 類、美しい花をさかせる被子植物がさかえる にうるい 時代で、特に「ほ乳類の時代」とよばれて にやうるい おおがたか います。ほ乳類の種がふえて大型化し、クジ →一 ラ類のように海でさかえたり、コウモリ類の ' ィー言 しんしゆっ こうき ように空に進出したものもいます。後期には そせん 人類の祖先がたん生しました。 だいよんき 第三紀と第四紀に分けられますが、それぞ しゆっげん しゆるい れの紀の地層は、出現する動物化石の種類 だいよんき のちがいで、第三紀は五つ、 第四紀はニつ なまえ の「世」に分けられます。各「世」の名前 げんだい にゆうるい は、現代のほ乳類がどれほどふくまれている かによって名づけられています。 けんさい ち 0 うせいだい たいリく さんみ 0 く なか しんせいだい に 0 うるい ひししよくぶつ うつく とく しんせいたい たいさんき 新生代 ( 第三紀 ) の地上のようす プラティベロドン ( 中新世 ~ 鮮新世 ) ゴビ砂はくで化石が発見されました。 しよう たいさんき とうぶつかせき だいさんき ふた いつ メリテリウム ししんせいこうき ( 始新世後期 ~ 漸新世 前期 ) けん な ゾウの祖先です。現 在のゾウのようなきは は、ありません。 せんしんせい まんねんまえ ロ第三紀 ( 6500 万 ~ 180 万年前 ) しんせいだいぜんはん ちしつねんだい なまえ 新生代の前半の地質年代です。名前は、 1 8 世紀に北イタリアで地層を古 しょげんそう だいにそうだいさんそう ばんめ いほうから初源層、第ニ層、第三層に区分したときの 3 番目の層ということ げんざい しょげんそう こせいだい にもとづいています ( 現在では、初源層は古生代に、第二層は中生代、第 さんそう しんせいだい しんせいだい ち拶うせいだい きようり 0 う はい 三層は新生代に当たります ) 。新生代は、中生代に恐竜がし配していた地球 くうはくちたい にゆうるい しんし滯つ ちじよう しょ 上の空白地帯に、ほ乳類が進出してさかえ、地上をし配した時代です。初 期の主なほ乳類はオボッサムなどの有袋類、トガリネズミなどの食虫類、 しんか アキスなどの食肉類、後にウマ、サイ、ブタ、ラクダなどに進化する初期の ゆうているい 有蹄類などです。 暁新世 ( 6500 万 ~ 5500 万年前 ) 、始新世 ( 5500 万 ~ 3400 万年前 ) 、 ティアトリマ ち 0 うしんせい せんしんせい まんねんまえ まんねんまえ せんしん きようしんせい 漸新世 ( 3400 万 ~ 2400 万年前 ) 、中新世 ( 2400 ~ 510 万年前 ) 、鮮新 ( 暁新世 ~ 始新世 ) まんねんまえ まん 飛へない鳥。頭までの高 世 ( 510 万 ~ 180 万年前 ) の五つの「世」に分けられます。 さが 2m もありました。 オソヒップス嶄世 ) ウマの値筅です。 だいさんき ふる せいき くぶん ち 0 うせいだいだい じよう ゆうたいるい に 0 うるい しよくちゅうるい おも しよくにくるいのち しよき ししんせい せい せい いつ 74 。

7. 大昔の動物

なが 長い尾がありました。 ていないので、くわしいことはよく ◆今のところ、頭骨しか見つかっ いま ~ 始新世前期■アルゼンチン ししんせいせんき イロプス科・ 1 .5m ■暁新世後期 をまうしんせいこうき ■ほ乳綱・輝獣目トウリゴノステ きじ 0 うもく トウリゴノステイロプス 蹄目 ( ウシ目 ) は、 分かっていません。 % 罌グ当 , ディアコテキシス に 0 うこうぐうていもく ししんせいせんき ・ほ乳綱・偶蹄目ディコブネ科・ 50 ・始新世前期 しよき ぐうているい ・フランス、北アメリカ、パキスタン◆初期の偶蹄類と もりなか 考えられています。森の中で、低い木の葉などを食べて げんさい どうぶつ いたようです。現在の小型のシカのような動物ですが、 かんが ウシ、シカ、キリン、カバ、ラクダなど 10 科からなる、現在もっともさかえている草食動物のグループです。 プロテイロプス ししんせいぜんき に 0 うこうぐうていもく ・ほ乳綱・偶蹄目ラクダ科・ 50 ー始新世前期 ちかどうぶつ しよき ■北アメリカ◆初期のラクダに近い動物ですが、現 そせん 在のラクダの直せつの祖先ではないようです。 テイドロドウス に・うこうかっきよもく ・ほ乳綱・滑距目デイドロドウス科 ししんせいぜんき ・ 60 師・始新世前期■アルゼンチン ト 3 ト ◆南アメリカのひづめをもつほ乳類の 祖先だったかのうせいがあります。低 い木やしげみの葉を食べていました。 あしはや 足も速かったと考えられています。 に・うるい

8. 大昔の動物

代し ・ソウの進化・ せいそくねんだい ・分類・体の大きさ■生息年代◆主な特ちょう まえ まんねん はくぶ あらり ゾウのなかまは、 4000 万年ほど前のアフリカ北部に現れました。鼻やきばも短く、 みずべ あか そせん ブタににていました。その祖先から分かれて水辺でくらしたものがメリテリウム、明る ぜっめつ い森にいたのがバレオマストドンです。メリテリウムのなかまは絶滅してしまいました なが が、バレオマストドンはとてもさかえ、しだいに大きくなり、きばの長さや形がさまざ もの どうぐ ぶき まな子孫を生み出しました。きばは食べ物をとるための道具や、てきとたたかう武器 として発達しました。もともと鼻で小えだを引きよせることはできたようですが、体が みす じめんくさ 大きくなると、水を飲んだり地面の草を食べにくくなりました。そのため長い鼻を手 きようつか のように器用に使うことのできるなかまが生きのこっていったのです。 しせいたー 【たいよんき ぶんるい おもとく はな おお はったっ はな からだ ながはな おお ティノテリウム こうしんせい そせん ・ディノテリウム科■体高 4m ■更新世◆ゾウの祖先からえ だ分かれしたなかまです。きばが、下あこだけにあるなど、特 こうしんせし、ぜっめつ しゅな進化をしましたが、更新世に絶滅しました。 たいこう ゾウの祖先 そせん バレオマストドン ・ゴンフォテリウム科 たいこう ・体高 1 .2 ~ 1 .5m ぜんしんせいせんき げんざい ・漸新世前期◆現在の そせん ゾウの直せつの祖先です。 フィオミア ・ゴンフォテリウム科 たいこう ・体高 2.5m ・漸新世前覇 ◆パレオマストドン から進化しました。 ゴンフォテリウム ■ゴンフォテリウム科 らゆうしんせい ・体高 3m ・中新世 せんきせんしんせいこうき 前期 ~ 鮮新世後期 ◆ゴンフォテリウムか ら、さまざまなゾウのな かまが進化しました。 ゾウの進化において、 ち 0 うしん とうぶつ 中心となる動物です。 メリテリウム ししんせいこうきせんしんせいち 0 うき ・メリテリウム科■体高 60 師■始新世後期 ~ 漸新世中期 みずべ せいかっしんか せつめつ ◆水辺の生活に進化しましたが、絶滅してしまいました。 たいこう たいこう ステゴドン たいこう ■ゾウ科・体高 3.2m こうしんせい ■更新世◆あたたかな 森にすみ、木の葉を食 べていました。日本で かせき も化石がたくさん発く っされています。 は プラティベロドン ち 0 うしんせいち 0 うき せんしんせいち 0 うき ・ゴンフォテリウム科■体高 1 .6m ■中新世中期 ~ 鮮新世中期 ◆ゾウの直系の祖先からえだ分かれしました。 につほん そせん ちょっけい 1 1 8 げんざい 現在のゾウのなかま ( 長鼻目 = ゾウ目 ) は、ゾウ科ーっだけで、アフリカゾウとアジアゾウがいます。 かひと

9. 大昔の動物

忙第三紀 らだおお おもとく ぶんぶ ぶんるい せいそくねんだい ・分類・体の大きさ■生息年代■分布◆主な特ちょう ヒラコテリウム きていもく ■ほ乳綱・奇蹄目ウマ科■ 60 師、体高 20 師 ししんせいぜんき ■始新世前期■アジア、ヨーロッパ、北アメリカ そせん げんざい ◆ウマの祖先で、最古のウマです。しかし、現在の まえあし ウマのようなーっのひづめではなく、前足に 4 本、 ほんゆび 後ろ足に 3 本の指がありました。ディアトリマなど おお のえ物となることが多かったようです。 ひと もの せんしんこっかく ヒラコテリウムの全身骨格 プロバレオテリウム きていもく ししんせい ・ほ乳綱・奇蹄目バレオテリウム科■体高 1 m ■始新世■ヨーロッパ、アジア そせん しんか ◆ウマの祖先であるヒラコテリウムの親せきですが、わき道にそれて進化したな にくしよくどうぶつおおがたにくしよくちょうるい もり かまです。肉食動物や大型の肉食鳥類をのがれて、森にひそんでいたようです。 工オテイタノブス ししんせいぜんき ち 0 うき ・ほ乳綱・奇蹄目プロントテリウム科・体高 45cm ・始新世前期 ~ 中期 まえあし ほんうしあし ほんゆび ■北アメリカ、アジア◆前足に 4 本、後ろ足に 3 本の指があることなど、ヒラ きた ししんせいせんき コテリウムによくにていました。北アメリカでは始新世前期までにいなくなり ししんせいちはうき い ましたが、アジアでは、始新世中期まで生きのこっていました。 きていもく に 0 うこう たいこう みち へプトドン ・ほ乳綱・奇蹄目ヘラレテ ししんせいせんき ス科■ 1 m ■始新世前期 げんざい ■北アメリカ◆現在のバク のようなすがたをしていま した。しかし、バクのよう な采のえだなどをつかめる なが 長い上くちびるは、まだ、 はったっ それほど発達していません でした。 に物うこう きていもく ヒラキウス に物うこう ししんせいぜんき ■ほ乳綱・奇蹄目ヒラキウス科・ 1.5m ■始新世前期 ~ 覆期・北アメリカ きようつうそせん げんさい かんが ◆現在のサイ、バクのなかまの共通の祖先だと考えられています。 82 現在の奇蹄目 ( ウ、目 ) には、ウマ、サイ、 , ヾクの 3 科があります。 ほかの科は絶減しています。 うわ きていもく

10. 大昔の動物

インドリコテリウム きていもく ・ほ乳綱・奇蹄目ヒラコドン科 ぜんしんせいち 0 うき ■頭までの高さ 8 m ー漸新世中期 まんねんまえ ( 約 3000 万年前 ) ・アジア しじようさいだい に 0 うるい おお ◆史上最大の陸生ほ乳類でした。大 からだ ながあし きな体にもかかわらず、長い足は、か はやはし かんが なり速く走れたことが考えられ ます。家族からなる小さな 群れをつくり、かんそ うした土地で、高 い木の葉などを 食べていたと おも 思われます。 プロントプス せんしんせいぜんき に 0 うこっ きていもく ・ほ乳綱・奇蹄目プロントテリウム科・体高 2.5m ■漸新世前期■北アメリカ◆ぬま地の しょ ( ふった おおしんりん 多い森林で、植物を食べていました。大きな体のため、ぬまに落ちてはい上がることができず、 がんせき かせきはつけん 死んでしまうこともありました。そのようなぬま地にできた岩石から化石が発見されています。 りくせい 工ンポロテリウム ( オオッチサイ ) たいこう ぜんしんせいせんき きていもく ・ほ乳綱・奇蹄目プロントテリウム科■体高 2.5m ・漸新世前期■モンゴル かおまもやくめ つの はなさき いた ◆鼻の先に、板のようにへん化した角がありました。てきから顔を守る役目を おも していたと思われます。 らだ おお 最大の陸生ほ乳類 フィンランドのクルテンは、インドリコ りくせい テリウムを史上最大の陸生ほ乳類としてい ます。しかし、パラケラテリウムやバルキ テリウムを最大とする学者もいます。いず せんしんせい れも漸新世のアジアに生そくしていた奇蹄 目のサイのなかまで、現在のキリンのよう な生活をしていました。 ぜんしんせいこうき 漸新世後期から中新世にかけては、ヒマ さんみ・ ( ラヤ山脈ができるなど大きな地かくへん動 きおん があり、気温もじよじょに下がってきまし ハ た。大きいために大量の食物をとるインド リコテリウムのなかまは、このへんイヒにつ せつめつ いていけず絶減したと考えられています。 に、うるい りくせい さいだい に・うるい せんしんこっかく プロントプスの全身骨格 げんざい バラケラテリウム に・うこうきていもく ーほ乳綱・奇蹄目サイ科・体高 4.5m せんしんせいせんき ・漸新世前期・北アメリカ◆インド リコテリウムとならんで、大きな体を していたようです。そのため、このバ がくしゃ ラケラテリウムを最大という学者もい せいかっ ますが、はっきりしていません。生活 おな のようすは、インドリコテリウムと同 じだったと考えられます。 インドリコテリウムは、体重が 30t もあったと考えられています。これは最大のステッブマンモスの 2 倍、現在のアフリカゾウの 4 倍以上になります。 おお んが たいじ・う 87