魚類 - みる会図書館


検索対象: 大昔の動物
112件見つかりました。

1. 大昔の動物

古生代ー やくおくねんまえ せいだい きよるい ダ類がおいしけり、ときどき陸に上がる魚類のユーステノブテ 古生代のテポン紀 ( 約 4 億年前 ) になると、ダニやクモのな みすへ リようせいるい せっそくどうふつ かまなどの節足動物が陸上に進出しました。水辺の土地にはシ ロンや、両生類のイクチオステガなども現れました。 バレオカリノイデろ イクモ贔 ) プロトカルス ( ダニ類 ) リニ土ラ さいしよ しんしつ せいふっさいしょ りくじよう しんし 0 つ せっそくどうふつ しんし 0 つ 最初に陸上に進出した生物最初に陸上に進出したのは、節足動物でした。陸上植物か育つようになると、植物を食べるプロトカルスやリニエラなとが進出しまし しんしやっ た。その後、そうした動物を食べる肉食のパレオカリノイテスなとが進出したと考えられています。 朝ツい当 おなそうきるい 魚類から両生類へときとき水から上がるようになったユーステノブテロンは「生きている化石」といわれるシーラカンスと同し総鰭類に分類される魚類です。 そうきるい さいしよ 総鰭類のひれは足へと進化し、やがて最初の両生類といわれるイクチオステカが現れたのではないかと考えられています。 りく リくしよう しんしっ リくしよう リくじようしよ ( ぶっそだ どう′引っ ユーステノブテロン イクチオステガ ぎよるい リようせいるい ぎよるい かんが

2. 大昔の動物

新生代 古生代 中生代 カンプリア紀 テホン紀 オルドビス紀 シノレノレ紀 石炭紀 へ丿レム紀 三畳紀 こみュ・ラ糸己 まんねんまえ 4 億 1700 万 ~ 3 億 5400 万年前 デボン 古忙デボン紀 第四紀 第三紀 白亜紀 ■分類・体の大きさ■生息年代・分布◆主な特ちょう おもとく ぶんぶ せいそくねんだい らたおお ぶんるい とち のらき え大 魚 : 類 囈ー羅薈ミ プテ テオ ユーステノブテロン イクチオステガ こうこっきょこうそうきるい ・魚類・硬骨魚綱総鰭類・ 30 ~ 120cm ■両生綱・イクチオステガ目■ 90 ~ 95cm きこうき ・デボン紀後期・イギリス、ロシア、カナダ ・デボン紀後期■グリーンランド東部、オー そせん さいしょ ◆このなかまが両生類の直せつの祖先であると ストラリア◆最初の両生類です。体つきは魚 ないぶ せほねとうこっ いう説があります。ひれの内部や背骨、頭骨の 類によくにています。そのためイクチオステ りく りよ 1 せいるい つくり、歯のならび方などが、最古の両生類が ガは、陸の上をはい回っていたのではなく、 じようす きよるい すいち 0 う およまわ もつ特ちょうとにているからです。ほかの魚類な あさい水中を上手に泳き、回っていたのではな おも かくしゃ どをとらえて食べていたと思われます。 いかと考える学者もいます。 イクチオステガのふくげんもけい .4 を、ミま一 ユーステノブテロン きよるい りようせいこう きよるい とうぶ りようせいるい りようせいるい からだ るし、 うえ とうこっ 頭骨 むなびれ ユーステノブテロン とうこっ いた 頭骨は板じようのかたい骨でできています。 しゅう ひれを自由に動かすことができました。 ほね ほね えらぶたの骨が 小さい。 とうこっ 頭骨 まえあし 前足 イクチオステガ きよるいとくゆう ほねたい 魚類特有のえらぶたの骨が退 おお 化しています。ひれにあった多くの骨は、 まえあし 前足となり、じようぶになっています。 はね 34

3. 大昔の動物

新生代 古生代 カンプリア紀オルドビス紀シルル紀 テポン 中生代 シ冫ュラ糸己 古生代 まんねんまえ やく おく まんねんまえ 約 5 億 4300 万年前に始まり、約 2 億 4800 万年前に終 ちしつねんだい わった地質年代です。気こうはあたたかでしたが、短い氷 せいぶつ たんさいはうせいぶつ たさいばうせい 河時代があリました。生物は、単細胞生物から多細胞生 せいかっ せいぶつ 物、海で生活する生物に進化し、さらに陸上生物に進化 していきました。最初の陸上植物である古生マッパラン、 さいしよきよるい ぎよるい ウミサソリ類、最初の魚類などが現れました。やがて魚類 リくじようせいかっ リようせいるい の中からも陸上生活をする両生類が、そして両生類から、 ち 0 うるい こせいだい だいひょう うみ は虫類が進化しました。古生代を代表する海の動物は、 せいだい サンヨウチュウ ( 三葉虫 ) で、古生代に進化し、さかえ ましたが、末期にはほろびました。 カンプリア紀、オルドビス紀、シルル紀、テポン紀、石 むっ 炭紀、ベルム紀の六つの時代に分けられます。 まんねんまえ 0 カンプリア紀 ( 5 億 4300 万 ~ 4 億 9000 万年前 ) こせいだい さいしょ なまえ 古生代の最初の地質年代です。名前は、 1835 年に地質学者がイギリスのウェールズ地方 ( 古代ローマ人は「カンブリア」とよんでいた ) で、この時代の地層を調べたことによります。 うみ むせきついどうぶつし 0 つげん せっそくどうぶつ こうちょうどうぶつまきがい 海にすむ無脊椎動物が出現し、節足動物のサンヨウチュウ類、クラゲなどの腔腸動物、巻貝の サンヨウ・な、、こ : 簽第辷ミをを洋、 なかまやニ枚貝類などの軟体動物、ウミュリなどがさかえました。これらの生物は外骨格をも かせき しゆるいはつけん ち化石にのこりやすいため、多くの種類が発見されています。 チュウの化石 0 シルル紀 ( 4 億 4300 万 まんねんまえ ~ 4 億 1700 万年前 ) ちそう この時代の地層が西イングランドからウェ ちほう ールズ地方にかけて調べられ、この地にすん こだいぶぞく でいた古代部族シルルにちなんで名づけられ ちき 0 うぜんたい こうおん ました。地球全体が高温でかんそうしていた と考えられており、古生マッパランとよばれ りくしようしはくぶつあらわ りくじよう る最古の陸上植物が現れました。また、陸上 くうき さいしょ どうぶつ には空気こきゅうをする最初の動物である節 そくどうぶつしゆっげん うみ 足動物が出現しました。海ではあこをもった あらわ 魚類が現れています。 かせき ウミサソリの化石 きよるい 會アランダスピス ( 魚類 ) を 0 オルドビス紀 とらえたチョッカクガイ まんねんまえ ( 4 億 9000 万 ~ 4 億 4300 万年前 ) ねんだい けんきゅう この年代の地層がイギリスのウェールズ地方で調さ研究され、 1879 年、かってウェールズに住んでいたブリトン人の部族オルドバ うみ むせきついどうぶつ イスにちなんで名づけられました。海にすむ無脊椎動物のサンヨウチ ュウやチョッカクガイ、ウミュリがさかえ、フディシやサンゴ、コケ ゆうこうち 0 う あらわ ムシ、有孔虫などが現れました。 チョッカクガイ ( チョッカクセキ ) の化石 古生代 炭紀ヘルム紀 クラゲのなかま ( カンプリア紀中期 ) 三畳紀 白亜紀 第三紀 第四紀 こせいだい きち 0 うき やくおく ひょう りくじようせいふつ リくしようしよくぶつ さいしょ あらわ リようせいるい とうふつ さんようちう まっき せき たんき ちしつねんだい ねん ちしつがくしゃ ちほう かせき おお かんが をよるい ちニ = ねん かせき 26

4. 大昔の動物

新生忙第四紀 しんせいだー おもとく トらだおお せいそくねんだいぶんぶ ・分類■体の大きさ■生息年代・分布◆主な特ちょう ムカシトカゲ ■は虫綱・ムカシトカゲ目ムカシトカゲ科・ 60 ■ニューシーランド やくおく まんねんまえ ◆約 1 億 4000 万年前に生きていたものと、すがたなどがほとんどかわっていませ よる こんち・うるいとくこうち物うるい ん。地中にあなをほって巣にし、夜になるとミミズや昆虫類、特に甲虫類を食べに巣 ガラパゴスゾウガメ あなから出ます。 しよとう おくねんいじよう ■は虫綱・カメ目リクガメ科・甲長 130 ■ガラパゴス諸島◆ 2 億年以上もの昔、 すうせんまんねんまえ こうらをもったカメが現れ、やがてゾウガメ類がさかえました。数千万年前、そのうち しよとうわた のあるものが、ガラパゴス諸島に渡ったのでしよう。 ぶんるい チョウサメ スホテッド・ガー ぎよるいこうこつをよこう きたにつぼん おくねんいじようまえはくあきち・うき もく なんぶ きよるいこうこっきよこう きた ・魚類・硬骨魚綱チョウザメ目■ 1 m ■北日本◆ 1 億年以上も前の白亜紀中期 ・魚類・硬骨魚綱レピソステアス目■ 80 ・北アメリカ南部◆原始的で、かたいうろこ し・つげん かにらげんしてき かわ かせき には出現していました。かたいうろこや尾びれの形が原始的です。川にすみ、ザ をもち、うきぶくろが肺の形になっています。化石は、ヨーロッパやインドからも見つかっ こがたむせきついどうぶつ リガニ、貝類、昆虫やさまざまな小型無脊椎動物を食べます。 ています。川にすみ、魚や工ビを食べます。 シーラカンスは、インドネシアのマナドトウア島の沖、わずか 18m の所でもつかまえられましたが、アフリカのものとは少しちがう種類のようです。 イ第な だいよんき もかし こうちょう ち・うこう もく るい あらわ ムカシガ工ル ・両生綱・カエル目ムカシ たい 5 よう ガ工ル科■体長 3 ・ニュージーランド ◆尾はないのですが、尾を動 ふた きんにく かすニつの筋肉がのこってい とおもかしきよるい ます。遠い昔に魚類から分か げんしてきとく れたころの原始的な特ちょう げんざい を現在までのこしています。 卵から子ガ工ルが現れるのも 大きな特ちょうです。 オウムガイ なんたいどうぶっとうそくるい ■軟体動物・頭足類 ちょっけい ■直径 28 師■イン ようたいへいようねったい ド洋、太平洋の熱帯 海いき◆ 4 億 5000 まんねんまえ 万年前のオルドビス 紀のチョッカクガイ しんか から進化したもので げんせいしゅ す。現生種は 4 種だ けです。 りようせいこう もく あらわ たまこ おお とく ラテイメリア ( シーラカンス ) きよるいこうこっきょこうそうきるい なんとうがん ・魚類・硬骨魚綱総鰭類■ 150 師■アフリカ南東岸、インドネシア ち・うせいだいはくあきせつめつ ねんい ◆中生代白亜紀に絶滅したと考えられていましたが、 1938 年に生きている こざかな はつけん しんかい ものが発見されました。深海にすみ、小魚などを食べています。 かんが げんしてき もく さむな かたち かいるし、こんち・う かわ しゆるい

5. 大昔の動物

りようせいるい 両生類の進化 りようほう せいかっ すいち 0 う りようせいるい 両生類は、一生のうちに水中と陸上の両方での生活が りようせいるい できるなかまです。両生類はある種の魚類から進化した せいかっ すいち 0 う と考えられています。水中と陸上とでは、その生活のし りようせいるい そせん かたに大きなちがいがあるので、両生類の祖先には体の 大かいそうがひつようでした。 りようせいるい イクチオステガ ( 両生類 ) きよるい ユーステノブテロン ~ ( 魚類 ) 」に りようせいるい 両生類の進化 しんか りくじよう せいかっ 水のない陸上での生活にとりあえずひつようなもの は、体をささえる強い 4 本の足、空気中の酸素を取りこ む肺、かわきにくい皮ふです。 りようせいるい このしくみをもった両生類の祖先は、水からはなれ、 きようりよ ( せきついどうぶつ 強力な脊椎動物のいない陸上で、大いにさかえたのです。 りくじよう いっしよう つよ ぎよるい りくじよう かんが からだ おお りくじよう すいめん きよるい そうきるい さいしょ ユーステノブテロンは、ときどき水面から上がっていた魚類 ( 総鰭類 ) です。イクチオステガは、最初の両生類といわれています。 りようせいるい さいきんけんき 0 う りようせいせい こせいだい りくじようせいかっ しよき 両生類の祖先は ? 最近の研究によると、両生類の祖先は、肺魚類だという セイムリア ( 古生代の両生類 ) 陸上生活にもてきおうした初期の両生類です。 おも さいしょ ち 0 うるい 説もあります。 最初は、は虫類のなかまだと思われていました。 ゆび ほんゆび こせいだい ゆび おやゆび ぎよるいじだい 魚類時代とよばれる古生代デボン紀 ( 4 億 1700 万 ~ 3 億 指ではなく親指がわの指がへって、 5 本指のものが生きのこっ まんねんまえ 5400 万年前 ) の末期、脊椎動物がまったく生そくしていない たのだと考えられています。 そせん とうこっ しんし 0 つ りようせいるい くうかん このように両生類の祖先は、頭骨や足のつくりが総鰭類とよ 新しい空間のごく一部である、水辺への進出に成こうしたのが りようせいるい ばれる魚類のユーステノブテロンににていることから、総鰭類 両生類です。たちまち水辺でさかえました。およそ 3 億 5400 こせいだいせきたんき まんねんまえ せい 万年前に始まった古生代石炭紀のことでした。そこでの生ぞん であるとされてきました。 ぜっめつ さいきん ところが最近、もともと肺をもっている肺魚類のほうが両生 きようそうは絶滅するか、よりかんそうした水から遠い土地へ せいかっ そせん と追いやられるか、ふたたび水での生活にもどるかだったので 類の祖先のかのうせいが高いといわれるようになってきました。 たびだ うえ はいきよるい す。多くの種が陸の上へと旅立ち、死にたえたことでしよう。 それは、肺魚類、シーラカンス ( 総鰭類 ) 、それにカエル ( 両生 きはんてき げんざい りくじようどうぶつ けんき 0 う ゆび きよるい いでんし けっか 現在の陸上動物の指の数は、基本的には 5 本ですが、魚類か 類 ) の遺伝子をくらべて、研究した結果です。 りようせいるい けんきゅう ら両生類への進化のときに、この数が決まったようです。もっ どちらの考え方が正しいのかはさらに研究が進まないと分か りようせいるい とうじよう げんしてき りようせいるい きようり 0 う とも原始的な両生類としてよく知られるイクチオテスガが、前 りませんが、両生類の登場は、その後、恐竜がさかえ、鳥類の ゆび し 0 つげん に 0 うるい ぽん 足に 8 本、後ろ足に 7 本の指をもっていたことから、初めはい 出現、ほ乳類のたん生、という意味でとてもじゅうようなでき ゆびかず ろいろな指の数の動物がいましたが、動きやすくなるために小 ことだったのです。 152 はいきよるい りまうせいるい そせん りようせいるい りようせいるい かんが せきついどうぶつ いちぶ ぎよるい りようせい はいきよるい りようせい りく ちょうるい ほん どうぶつ

6. 大昔の動物

オステオレピス こうこつぎよこうそうきるい きよるい 。イ、ゞ厚第 なんきよく ・魚類・硬骨魚綱総鰭類■ 20 師■デボン紀・南極、インド、イラン、ラトヴィ ア、イギリス◆あっく四角いかたいうろこでおおわれていました。それぞれのうろ ものだ どう加ん すいちは ) こには小さなあながあり、ここでえ物が出す細かい水中のしん動を感じとっていた と考えられています。 テイプノリンクス こうこつぎよこうはいきよるい ■魚類・硬骨魚綱肺魚類・ 90cm ・デボン紀 ち 0 うき せいぶ 前期 ~ 中期・オーストラリア西部、ドイツ とうこ・つ りようせいるいとう ◆頭骨はがんじようなはこ型で、両生類の頭 りようせいるい そせん 骨とにています。それで両生類の祖先はユー はいをよ ステノブテロンではなく、この肺魚ではない かとの説がうまれています。 きよるい ダンクレオステウス ( ティニクチス ) きよるいはんびこう ・魚類・板皮綱・ 6 ~ 10m ■デボン紀後期 ・モロッコ、ベルギー、ボーランド、アメリ がっし 0 うこく カ合衆国◆がんじようなよろいにおおわれた かっち 0 うをよ なまえ 甲冑魚です。ディニクチスの名前には「おそ かいち 0 う ろしい魚」という意味があります。海中には およまわ てきがなく、ゆうゆうと泳き回って、え物に なる魚をさがしていたようです。 ふくけんもけい ケイロレピス こうこつをよこうじようきるい かわトすうト ■魚類・硬骨魚綱条鰭類・ 55 ・デボン紀■イギリス、カナダ◆川や湖にすんで もの くちおお じぶんたいちょコ いました。え物をとらえるときには、ロを大きく開くことができ、自分の体長の 3 分 の 2 もあるえ物も、飲みこむことができました。 きよるい ケイロレピスの化石 かせき をえ、 35 さヤなにくし一 ( せい かっち 0 うきょ がダンクレオステウスです。 ごに骨のある魚は肉食性のものもいて、その代表 に骨がある板皮類、棘魚類とに分けられます。あ はんびるい した。このなかまは、あごのない無顎類と、あご むがくるい 甲冑魚はかぶとをかぶったような形をした魚で 甲冑魚とは

7. 大昔の動物

せきついとうぶつ 0 脊椎動物の進化のようす ①脊索動物 ( ホヤ ) ちょうるい なんこつをよるい こうこっきよるい むがくるい に・うるい 鳥類 ほ乳類 無顎類 軟骨魚類硬骨魚類カエル類 カメ類 トカゲ類 ワニ類 せきさくとうぶつ せいちょう いわ ホヤは、岩について成長しますが、 卵からかえった幼生は水中を泳いで せなか 移動します。そのために、背中に、 せほね 背骨のようなすじがひつようになる のです。 とうさくるい ②頭索類 ( ナメクジウォ ) 進化が進み、ナメクジウオのなかまか きよるい ら、しつかりとした脊椎をもった魚類が たん生しました。 ③無顎類 ( ケファラスビス ) ようせい 中生代 に・うるい ほ乳類 せきつい きようり・う 恐竜 むがくるい ④肺魚類 ( ハイギョ ) きよるいなかはいきよるい 魚類の中の肺魚類は、うきぶくろを肺 つか のように使ってこきゅうします。 たんき 0 うるい 単弓類 ち・うるい は虫類 げんしてききよるい さらに原始的な魚類 あごのない口 むがくるい の無顎類のなかまが出 現しました。その後、 なんこっ サメや工イなどの軟骨 魚類、サンマやタイな どの硬骨魚類も出現し ケファラスピス ました。 の頭部 げんさい ヒメトガリネズミ ( 現在 ) に・うるい そせん ほ乳類の祖先 し 0 つけん 私たちほ乳類は、古生代に出現した「単弓類」 さいしょ から進化したもので、最初はトガリネズミのよう な小さな動物でした。 ⑦ほ乳類 ( ゴリラ ) ⑤両生類 ( カエル ) ⑥は虫類 ( リクガメ ) せきついどうぶつなか りようせいるい に 0 うるい はいをよるいなか せいかっ 脊椎動物の中でも、ほ乳類は子供をうみ、家族でく 肺魚類の中から、陸上ですこす両生類 水辺から、より遠くへはなれて生活できるようにな らして、かく実に子孫をのこすことに成こうしました。 が進化したという説があります。おたま ったのがは虫類です。は虫類は、かんそうにも強いか に・うるい ようせい ほ乳類のなかまは、ふつう首の骨 ( 頚椎 ) が七つある らのある卵をうんで、子孫をふやすことに成こうしま じゃくしなど幼生のときはえらこきゅう、 ことや、あせをかくことなどが特ちょうです。 親になると肺でこきゅうします。 鳥類の羽 ( 羽毛 ) は、は虫類のうろこから進化したものです。 きよるい こうこっきよるい りようせいるい 両生類 し 0 つげん 古生代 こせいだい りようせいるい りくじよう なな くびはねけいつい はね 149

8. 大昔の動物

ダンクレオステウスするとい ロデボン紀 ( 4 億 1700 万 かつら、うきよはんびるい まんねんまえ ~ 3 億 5400 万年前 ) けんき 0 う この時代の地層が初めて研究されたイギリスのデボン州から名づけられま かせん おお もくせい せかいさいしよ しんりん した。河川のまわりには、大きな木性シダ植物による世界最初の森林ができ ぎよるい じだい かっち 0 うぎょ うみ ました。デボン紀は魚類の時代といわれるように、海では甲胃魚やサメなど さかな かせき 多くの魚がさかえ、生きている化石として知られるシーラカンスのなかまも あらわ この時代に現れました。また、デボン紀の終わりには両生類が登場し、最古 こんち 0 う あらわ の昆虫もこの時代に現れています。 ロ石炭紀 ( 3 億 5400 万 まんねんまえ ~ 2 億 9000 万年前 ) けん 世界の主な石炭層がこの時代にできました。イギリスで研 せきたんそうたい しよき 究された石炭層に対して名づけられました。初期にはあたた ちか かんれい かくしめっていた気こうが、終わりに近づくと寒冷となり、 おお るいだいしん もくせい かんそうしました。シダやトクサ、大きな木性シダ類が大森 はね げんざい こんち 0 う あらわ 林をつくっていました。陸では羽のある昆虫が現れ、現在も とうじよう しよき りようせいるい 見られるカゲロウやゴキブリも登場しました。初期の両生類 ちゅうるいしんか うみ から、は虫類が進化し、海ではフズリナがさかえました。 せきたんき 石炭紀の シダの化石 しよくぶつ おお りようせいるいとうじよう / 〉 0 、 ~ ー " と↓ 4 汐トメ受 せかいおもせきたんそう りく かせき アカントーテス石炭紀覆期 ~ ベルム紀前期にいた硬骨魚類 ←木性シダの林を飛ぶ、きよ大トンボ・メガネウラ もくせい はやし ロベルム紀 まんねんまえ ( 2 億 9000 万 ~ 2 億 4800 万年前 ) こせいだい ちしつねんだい 畳紀ともよばれる古生代の最後の地質年代です。この時代の地層がよく 見られるロシアのウラル山脈西部のベルム地方にちなんで名づけられました。 かんれい ぜんたいてき こうおん 気こうは全体的には高温でかんそうしていましたが、末期には寒冷となりま むせきついどうぶつ きよるい した。海の無脊椎動物はふえましたが、サンヨウチュウや魚類、サンゴ、コ ぜっめつ しゅぜっめつ かいるい こせいだい おお ケムシ、貝類などの古生代にさかえた多くの種が絶滅しています。この絶滅 かいようせいぶっせんたい たっ りくじよう ちき 0 うれきしじようさいだい は海洋生物全体の 90 % に達する地球の歴史上最大のものです。陸上では胞 しよくぶつしし りようせいるいすく しよくぶつしんか 子でふえるシダ植物カ重子をもつ植物に進化しました。両生類は少なくなり、 そせん たんき 0 うるい に 0 うるい あらわ ほ乳類の祖先である単弓類が現れています。 工ダフォサらルス 丐類 をトい わんきーるい さいご にじようき ちほう さんみやくせいぶ 27

9. 大昔の動物

忙デボン紀 おもとく ぶんぶ うだおお せいそくねんだい ・分類・体の大きさ・生息年代・分市◆主な特ちょう ぶんるい ホトリオレピス きよるいはんびこう ・魚類・板皮綱・ 30 ■デボン紀覆期 せかいかくち ■世界各地◆あついよろいでおおわれてお ひら うだすいてい きよるい り、平たい体は水底にすむ魚類であることを しめしています。川や湖にすみ、水底のどろ すななかしくもつ や砂の中の査物をあさっていたようです。 クテヌレラ をよるいばんびこう ■魚類・板皮綱■ 13cm ■デボン紀■オーストラリア、 はんびるい もの ドイツ◆よろいのない板皮類で、ロには、え物をかみく だく齧がありました。対になったひれをもっていたことか およまわ かいていちか ちい かい ら泳き回ることがうまく、海底近くで小さな貝やウニなど をとらえ、すりつぶして食べていたと考えられています。 かせき とうぶ くち ふくけんもけい クラドセラケ をよるいなんこっきよこうばんさいるい がっしはうこく ■魚類・軟骨魚綱板鰓類・ 1 .8m ■デボン紀後期■アメリカ合衆国 り 0 うせんけい からだ うみかつはつおよまわ くち ◆古代のサメで、体は流線型で、海を活発に泳き回っていました。ロ やまがたは こうかく の中には、するどくとがった山型の歯がぎっしりと生え、イカや甲殻 るいきよるい 類、魚類などを食べていました。 なか ヘミキクラスピス きよるいむがくこうこっこうもく ■魚類・無顎綱骨甲目■ 13 ■デボン紀■イギリス すいちうかつはつおよまわ ◆水申を活発に泳き、回っていましたが、あごが発達してい ないために、海底からえ惕をすい主げるようにして食べて いたと考えられています。 はったっ かんが 0 ポレアスピス い ■魚類・無顎綱骨甲目■ 13 師■デボン紀前期■ノルウェー とう さんかくけし、あたま 領スピッツベルゲン島◆三角形の頭、ほおからのびていると おおかいてい うみ げが特ちょうです。ひげはあさい海のどろの多い海底で、え物 つか をさぐるのに使われたようです。 りう もの とく 36 なんこつぎよこう せきついどうぶつひと はったっ サメや工イなどのなかま ( 軟骨魚綱 ) は、あごと歯が発達した最古の脊椎動物の一つです。

10. 大昔の動物

スカバノリンクス きよるいなんこつをよこうばんさいるい はくあき せかいかくち ・魚類・軟骨魚綱板鰓類■ 50 ・白亜紀■世界各地◆サメのな はなさきなが かまです。鼻先が長くのび、ロにはするどい歯が生えていました。 は は をよるい ・魚類・硬骨魚綱条鰭類■ 30 師■三畳紀中期 ~ 白亜紀前期・アフリカ、 さんしようきち 0 うき レプトレピス 使って泳いでいました。 つか い体型で、むなびれを にいけい イににています。平た で、現在のノコギリエ げんざい ◆初期の工イのなかま しよき ・アフリカ、中近東、北アメリカ ち 0 うきんとうきた ・魚類・軟骨魚綱板鰓類■ 1 m ・白亜紀後期 きよるし、なんこつをよこうはんさいるい スクレロリンクス ガンギ工イのなかま きよるし、なんこっきょこうばんさいるい はくあきこうき ・魚類・軟骨魚綱板鰓類・白亜紀後期 ち 0 うきんとう ・中近東◆ガンギ工イのなかまは、工 しんか イ類から進化しました。 0 ヒポドウス きよるし、なんこっきょこうばんさいるい はくあきこうき ■魚類・軟骨魚綱板鰓類■ 2m ・ベルム紀後期 ~ 白亜紀後期 せかいかくち まえ は ・世界各地◆前の歯でえ物をつきさし、おくのほうの歯でか かいるい こうかくるい みくだいて食べていました。魚のほか、貝類や甲殻類なども食 もの さかな アスピドリンクス べました。 き 5 0 うき きよるい なんきょ ( はそなからた 紀中期 ~ 白亜紀後期■南極、ヨーロッパ、 はくあきこうき ・魚類・硬骨魚綱条鰭類■ 60 師・ジュラ こうこっきょこうしようきるい はくあきせんき せいかっ ブラジル◆細長い体で、動きはすばやかった おも と思われます。上あこは下あこより長く、下 みちか あこにはするどい歯がありました。身近にい る小魚を食べていたと考えられます。 なが ていました。水面近くでプランクトンなどを食べていました。 すいめんちか オーストラリア、ヨーロッパ、北アメリカ◆移動しながら、群れで生活し レピドテス ・魚類・硬骨魚綱条鰭類 ■ 305 ・三畳紀後期 ~ 白亜紀 前期■世界各地◆え物をすい こんで食べていました。 こうこっきよこうしようきるい せかいかくち はくあき 71