うちゅう たいようふう 星空から宇宙へ 惑星 太陽 太陽系 きんが はるか遠くの宇宙 ノ・太陽系 たいようけい たんじよう 太陽系の誕生・・ たいようけい 太陽系のなかまたち・ すいせい 水星 きんせい 金星 火星 しようわくせい 小惑星 いんせき 隕石 もくせい 木星 土星 天王星 海王星 準惑星 冥王星 すいせい 彗星 0 太陽 たいようすがた 太陽の姿・ 太陽のつくりとエネルギー源・ たいよう かつどう 太陽の活動 太陽風 太陽の一生・ 地球 ちきゅうすがた 地球の姿・ ちきゅう じてん 地球の自転・ ちき袗う こうてん 地球の公転と四季 地球を取りまく大気 生きている地球・ ・・ 66 ・ 68 いっしよう たいよう わくせい たいよう ◎◎ ちきゅう たいようけい 0 0 2 4 6 8 うちゅう と ちきゅう たいき たいようけい 6 6 8 0 2 6 2 5 8 2 2 2 3 3 3 ちきゅう つき 0 2 4 6 8 0 8 8 8 8 8 9 つきすがた 月の姿 月の世界・ 月のクレーターと海・ 月の起源・ 月の満ち欠けと潮の満ち干・・ 日査と月査 ノ恒星 たんじよう 星の誕生・ 星の一生・・ 星までの距離と明るさ・・ 星の大きさと色・ 連星と変光星 散開星団と球状星団 ちょうしんせいばくはつ 超新星爆発 星雲 せかい つき うみ つき ん げ つき か つき ひ み み につしくげつしく ・ 44 てんのうせい 8 0 2 4 6 4 5 5 5 5 かいおうせい じゅんわくせい めいおうせい 92 ・・ 92 ・・ 94 ・・ 96 ・・ 98 ・・ 100 ・・ 102 ・・ 104 ・・ 106 いっしよう おお いろ たいよう 0 2 4 6 6 6 6 れんせい へんこうせい さんかいせいだんき満うじようせいだん たいよう せ 2
たいようけい 太陽系 太陽系のなかまたち 0 たいようけい だいしよう わくせい 太陽系の大小 8 つの惑星は、 せいしつ その性質から 3 つのタイプにわ すいせい けられています。 1 つは、水星、 きんせい 金星、地球、火星のような、か がんせき ちきゅうがたわくせい たい岩石でできた地球型惑星。 2 つ目は、木星、土星のような きよだい め てんのう 巨大ガス惑星。 3 つ目は、天王 せい かいおうせい こおリ 星、海王星のような、氷ででき きょだいこおリわくせい わく た巨大氷惑星です。これらの惑 せい ほか じゅんわくせい しようわくせい すい 星の他に、準惑星、小惑星、彗 せい たいようけいがいえんてんたい たいようけい 星、太陽系外縁天体も太陽系の なかまです。このページには太 わくせい えいせい 陽、惑星、衛星などの、それぞ おお ひかく れの大きさが比較してあります。 ねんこくさいてんもん 冥王星は、 2006 年国際天文 がくれんごう わくせい けってい 学連合の決定により、惑星のな し 0 んわくせい かまからはすされ、準惑星とな リました。 惑星名の下の数値が あらわす意味 ちょっけい わくせい 1 . 惑星の直径 ちょっけい わくせい 2 . 惑星の直径 ちきゅう ( 地球を 1 としたとき ) たいよう きより 3 . 太陽からの距離 たいよう ちき物う きより ( 太陽と地球との距離 を 1 としたとき ) こうてんしうき 4 . 公転周期 じてんしうき 5 . 自転周期 えいせいかず 6 . 衛星の数 かせい たいよら もくせい 太陽 め わくせい たい めいおうせい わくせいめい いみ ちきゅう 地球 1 . 1 万 2756km 4. 365.24 日 5. 1 日 まん 火星 1 . 6792km 2 . O. 53 3. 1 .524 4. 686.98 日 5. 1 .026 日 すいせい 水星 1 . 4880km 2 . O. 38 3 . 0.387 4. 87.97 日 金星 5 . 58.65 日 1 . 1 万 2104 6. 0 2 . 0.95 3 . 0.723 4. 224.7 日 5. 243 日 6. 0 きんせい しようわくせー 小惑長 つき かせいえいせい 火星の衛星 きよ つ「 太陽からの距離の比率 すいせい 地 ( 1.50 ) 水星 ( 0.58 ) かせい 火星 ( 2.28 ) てんのうせい どせい 土星 ( 14.3 ) もくせい 木星 ( 7.78 ) 天王星盟 たいようちゅうしん 太陽の中心 1 8 ク、太陽と地球の距離約 1 億 5000 万 km を天文単位 (A U) 、それを 1 ( A U ) として太陽系内をあらわす距離の単位として使います。 といい きんせい 金星 ( 1 .08 )
0 を - ハップル宇宙望遠鏡の見た太陽系のなかま たいき しやほうえんきよう うち 0 うほうえんきよう ちしようほうえんきようみ えいきよう ハップル宇宙望遠鏡は、地上から 600km 主空の軌道をまわる口径 2.4m の反 こうけい ちしよう きどう はん もはるかにすばらしい太陽系のなかまたちの画像がとらえられました。 がぞう たいようけい 射望遠鏡です。大気のゆらきの影響を受けないため、地上の望遠鏡で見るより なまり 惑星です。あつい雲におおわれたその下では、鉛 くも わくせい 會金星金星は地球の内側をまわる太陽系の第 2 ちきゅううちがわ きんせいきんせい たいようけいたい ねっしごく もとけ出すほどの熱地獄がひろがっています。 すいせい しようとつあと ビー第 9 彗星が木星表面にのこしました。 たいすいせいもくせいじようめん 會彗星の衝突の跡シューメーカー・レ ふち 縁に火山の噴火が見えます。 かさんふんか 動する「生きた衛星」です。左の えいせい 會木星の衛星イオ活発に火山活 もくせいえいせい かざんかっ かつばっ かせい 會火星 たいわくせい 第 4 惑星の火星を 4 つの方向からうつしました。 もくせい 會木星 なんはく 南北の極に白く見えるのは、氷でできた「極冠」です。 きよくしろ 第 5 惑星の表面には美しいしま模様が見られます。右下は「大赤斑」です。 ひょうめん うつく たいわくせい だいせきはん
しうわくせい 0 小惑星の軌道 い 、い しようてん しようわくせい 小惑星は太陽系のなかにひじようにたくさんある小天 あいだ きどう 体で、そのほとんどが火星と木星の軌道の間にあって太 じようぶんぶ よう 陽のまわりを公転しています。このドーナッ状に分布し しようわくせいたい しようわくせい た場所を小惑星帯とよんでいます。小惑星のひとつひと かたち ちい つの形はいびつで、ほとんどが 100 より小さく、数 m げんさい きとうせいかく しかないものもあります。現在、軌道が正確にわかって せんたい いるものは 16 万個以上ありますが、それは全体のほんの いちぶ しようわくせいちい 一部にすぎません。もっとも、小惑星は小さいので、たと せんぶ ぶん え全部を集めたとしても地球の 1000 分の 1 くらいにしか しようわくせいたい ならないでしよう。小惑星帯は、太陽系が生まれたころ びわくせい わくせい にできた「微惑星」が木星の大きな重力のために惑星と かんが せいちょう げんざい ばしょ して成長できすに現在の場所にのこったものと考えられ たいようけいはじ しようわくせい ています。つまり、小惑星は太陽系の始まりのころの記 録をとどめた天体といえるのです。 しようわくせい 小惑星 しゅんぶんてんなうご ぐん トロヤ群舂分点の方向 60 。 工ロス たいようけい たい もくせい をんせい一 すいせい 地球 太陽 かせい ( ~ どせい 土星 こうてん もくせい 木星 - ・わくせいたい 小惑星帯 カルス ケレス 。 0 、。ア を金星ー ヒタルゴ いじよう 、 60 。 / あっ アドニス たいようけい ぐん トロヤ群 アポロ じゅうリよく もくせいおお かせいもくせい きどうじようせいさんかくけい すいせい しようわくせい あいだ しようわくせいたい たいよう 會小惑星の軌道火星と木星の間に小惑星帯があります。ほかに、上の図のように、太陽 もくせい ちょうてん と木星とその軌道上の正三角形をえがく頂点にトロヤ群とよはれる集団があります。それ こうてん らからもはすれて彗星のような軌道で公転するものもあります。 うえ てんたい しゅうたん きどう 32 ク、天体が大きくなると表面に大きな重力がはたらき丸くなろうとします。でも小惑星は重力も小さいために、いびつな形のままでいらるのです。
たいしよう たいよう・ ちきゅう 地球もふくめて太陽のまわりをまわる大小 8 つの星、 わくせい それが惑星です。惑星には " さまよう星碑というような 意味があります。地上から見て、 . ふつうの星 ( 恒星うの . ・てんきゅうしよう ようにいつも同し配置に見えす、天球上の莅置を移動す ることからこうよはれるようになりました。 わくせい ・ちきゅうわ、せい ふっしつ 惑星には、地球や火星のようにかたい物質でできた地 録壘惑星と、木星や土星のようにおもにカスが集まって できた耳大ガス星そして、天王阜や海至星のように ・ぎょたいこおりわくせい 氷のマントルをまとう巨大氷惑星の 3 種類があソます 9 巨 き - ょ・だいこおリわくせい ろ蓄ゆうがたわくせい 大カス惑や p 大氷惑星は地球型惑星にくらべて巨大で 。をもつのが特徴で、衛星もたくさんもっています。 わく・せい . たいこおリわくせい ・わ 大ス惑星や巨大氷惑星にはなせ環があるのか。地 わくせい . ・えいい・ 球以にの住む惑星や衛星はあるのか。地上の巨大 はうえんきよう わくせいたんさ 望遠鏡ばかりでなくつぎつぎと打ち上けられる惑星探査 う・ちゅうほうえんきよう . 機や軌遘上をまわる宇宙望遠鏡が、その謎をときあかそ わくせい うせい ちしよう・ おなはいち っ しゆるい ・きょたい えいせい とくち ! う・ きど - しよう 太陽系の惑星 うとしています。
太陽 わくせい まれたばかリの惑星 たいよう - くもち 0 うおうめんちか ぶっしつあっ し 0 うへんえんばんしよう 3 周辺の円盤状の雲の中央の面近くに物質が集まり、 びわく替い・ てんたい . 商つかり合って小さな天体 ( 微惑星 ) となり、それがま たぶつかり合体し、やがて惑星が生まれました。 わくせい かったい ハレー彗星の ハレー彗星 つよ けんさい えんはんない 4 円盤内にのこったガスは、現在よりもはるかに強い 太陽からのエネルギーの風 ( 太陽風 ) によってふきとば びわくせい し嗜うへん しうぶんせいちょう され、周辺にはまだ十分に成長しない微惑星の群れであ かぜたいようふう たいよう る太陽系外縁天体がのこりました。 たいようけいがいえんてんたい 軌道 きどう とせい 土星 たいよう こうどうめん 黄道面 たいよう 太陽 かせい 火星 もくせい 木星 (AU) ちき 0 う、 地球 水星 すいせい すいせい 、ケレス 金星 きんせい いようけいがいえんてんたい 太陽系外縁天体 0 太陽系天体の公転道 すいせい どせい 土星 太陽 たいよう ケレスー てんのうせい 天王星 もくせい 木星 かいおうせい 海王星 めいおうせい 冥王星 (AIJ) こうどうめん 黄道面 工リス・ えんけいちか わくせい 太陽を中心にして、 8 つの惑星がほほ円形に近い めいおう じ 0 んわくせい こうてん 橋円軌道で公転しています。準惑星のなかでも冥王 おお こうどうめんたい 星とエリスは、黄道面に対して大きくかたむいてい ます。 きどうたいようけいはつ ! よくはっこう たいようけいてんたい 會太陽系天体の軌道太陽系を北極の方向から見 じ◆んわくせい わくせい たところで、 8 つの惑星、 3 つの準惑星、ハレー彗星 の軌道が描いてあります。傾きの大きな軌道は、黄 どうめん 道面より向こう側が破線で表してあります。スケー ルの A U ( 天文単位 ) は、太陽と地球の距離約 1 億 えが 5000 万を 1 A U とする距離の単位です。 惑星が太陽のまわりをまわることを公転といい、その道筋を軌道といいます。
きうじようせいだん 球状星団 ・・ 1 70 きよくしよう ・・ 159 極小クレーター きよくぶぎんがぐん ・・・ 78 局部銀河群・・ きよせい ・・・ 176 巨星 ・・・ 63 巨大ガス惑星・ きょだいこおりわくせい ・・ 89 巨大氷惑星・ きょだいしようとっせつ 巨大衝突説 ・・ 1 OO きよっこう・ ・・・ 33 きんが・・ ・・ 1 8 ・ 26 きんが 銀河・ ・・ 169 きんがえんばん 銀河円盤 ・・・ 168 ・ 169 きんがえんはんこうそう ・・・ 29 銀河円盤の構造・ きんがぐん 銀河群・ きんがけい 銀河系・ ぎんがけい こうぞう ・・ 28 銀河系の構造・ きんがだん ・・・ 28 銀河団・ きんが ・・・ 27 銀河の種類・ しようとつ きんが ・・・ 29 銀河の衝突・ ・・・ 29 金環査 ・・ 30 キングクレーター 金星・ ・・・ 45 ・ 1 71 金星の公転 ・・ 109 ・ 145 ・・ 43 金星の自転 金星の大気 ・・ 132 金星の地形 ・・・ 128 ・・・ 37 金星の内部 ・・ 43 ・・ 143 クエーサー くっせつしきほうえんきよう ・・ 42 屈折式望遠鏡・ クラインマン一口ウ (KL) 星雲 ・・・ 42 ・・ 20 グレートウォール・・ がいわくせいたんさ ケレス ( セレス ) ・ ・・ 102 ・ 103 ケンタウルス座 A ・ ・・ 85 ケンタウルス座の星・・ ・・ 133 ・・ 99 晃球 こうこう そくいえいせい ・・ 86 航行・測位衛星・ こうせい 恒星・ ・・ 174 恒星月 ・・ 1 72 恒星表・ ・・ 1 2 ・ 1 14 ・ 126 ・ 132 こうてんきどう 公転軌道 黄道 黄道 1 2 星座・・ ・・ 132 コービー衛星・ 国際宇宙ステ ・・ 1 16 ーション・・ 黒色矮星・・ ・・ 132 こくてん 黒点・・ ・・ 1 1 8 ・・ 123 GOSAT 小潮 ゴダード ( ロバート ) ・・ 85 固体燃料ロケット ・・ 1 8 ・ 22 ・・・ 23 コペルニクス コメット ・・・ 23 コロナ ( 金星 ) ・・ ・・ 25 たいよう コロナ ( 太陽 ) ・・ 24 ・・・ 23 コロナホール コロリョフ ( セルゲイ ) ゴンドワナ せんえいせい コンプトン・ガンマ線衛星・ ・・ 19 ・ 53 ・・ 100 外惑星の探査・ かがくえいせい 科学衛星・ 核 かぐや・・ かくゆうこう 核融合 かげん 下弦 カストル・・ ガスプラ 火星・・ 火星探査 阜の山 火星の砂嵐 火星の大気 火星の地形 かせいどうくつ 火星の洞窟 かせいないぶ 火星の内部 火星のハートマーク ふうけい 火星の風景 かせいゆうや 火星のタ焼け カッシー かに星雲 ガニメデ ざきんがだん かみのけ座銀河団・ ガモフ ( ジョージ ) カラクル・クレーター カリスト ほうえんきよう ガリレイの望遠鏡・ ガリレオ・・ ガリレオ・ガリレイ ガリレオ衛星 カロリス盆地 カロン かんそくえいせい 観測衛星・ かんちょう 干潮 せんかんそくえいせい ガンマ線観測衛星・・ アルファせい さ わくせい きょだい ・・ 62 ・・ 159 ・・・ 75 ・・ 147 ・・ 164 ・・ 68 ・ 95 ・・ 60 ・ 65 ・・ 176 ・・ 89 ・・ 152 ・・ 154 ・・ 85 ・・ 25 こうせいげつ こうせいひょう かせいたんさ こうどう せいざ こうどう かせいすなあらし えいせい かせいたいき こくさいうちう こくしよくわいせい し檜るい きんかんしく こたいねんりよう きんせい ん て きんせい せいうん じてん きんせい きんせい きんせいたいき きんせい ・・・ 62 ・ 64 きんせいないぶ 2 3 9 6 5 7 ・・ 146 ・・ 124 ・・ 143 ・・ 93 ケーエル せいうん えいせい さいそう ・・ 62 ・・ 1 73 ・・ 1 75 ・・ 157 ・・ 102 ・・ 134 彩層 さきがけ・・ さくほうげつ 朔望月 さくら・・ さそり蓙 ・・ 141 ・・ 90 サターン・ロケット・・ さんかいせいだん ・・ 82 散開星団・ ・・ 167 ・・ 167 ・・ 149 ・ 54 ・・・ 146 ・・ 89 夏至 ぼうえんきよう ・・ 146 ケック望遠鏡・ 月震 月面基地・ ・・・ 175 月面基地計画・ ・・ 159 ケフエウス座び星・ ・・ 159 ケプラー斈由望遠鏡 ・・・ 106 げつめんきち きく 1 号・ をじ・つしけんえいせい 技術試験衛星・ きしようえいせい 気象衛星・・ 輝線星雲・ げつめんきちけいかく ジェイムズ・ウェップ斈由望遠鏡・ ジェミニ望遠鏡・ さでるたせい ・・ 149 ・・ 141 181 ぼうえんきよう きせんせいうん
たいようけい 太陽系 ,. ー木星 うつく もよう 美しいしま模様をもつ木星は太陽系のなかでもっとも大き わくせい たいせき ちきゅうやく な惑星です。直径は地球のおよそ 1 1 倍、体積は地球の約 ばんめ わくせい どせいたいせき 1300 倍あり、 2 番目に大きい惑星である土星の体積の 1 .7 倍 おなたいせき ばあいおも せい ほどあります。しかし、同じ体積ではかった場合の重さ ( 正 みつど もくせい 確には密度 ) は地球の 4 分の 1 しかありません。それは木星 がふわふわしたガスでできているからです。その成分は太陽 すいそ かるげんそ とよくにていて水素やヘリウムなどの軽い元素です。火星の そとがわ はんけい たいよう 軌道のさらに外側にある木星は、半径が太陽から地球までの ばい こうてんきどう 距離のおよそ 5 倍という大きな公転軌道をもっていて、その ねん しゅう 上を約 12 年かけて 1 周します。しかし、自転速度はかなリ速 わくせい く 9 時間 56 分で 1 回転します。この速い自転周期とガス惑星 もくせいせきどうほうこうおお という性質のために木星は赤道方向に大きくひしやけています。 すがた わくせい ←木星の姿巨夫なガス惑星で、カスの雲が もようとくちょうてき つくり出す美しいしま模様が特徴的です。 38 木星は芳尚の直径より赤道方尚の置径が 6.5 % 大きくな。ています。長さにして 800 ほどです。 たいようけい もくせい おお ちょっけい ちきゅう おお ちきゅう ぶん せいふんたいよう きどう もくせい きよリ おお うえやく してんそくど してんしゅうき はや かいてん せいしつ もくせい うつく
太陽系 たいようけい じゅんわくせい , ーー準惑星 しゅんわくせい 0 準惑星の顔ぶれ げんざい 現在、準惑星に分類されているのは、冥王星、 てんたい めい 工リス、ケレス ( セレス ) の 3 つの天体です。冥 てんもんだい 王星は、 1930 年、アメリカのローウェル天文台 はつけんいらいだいわくせい のクライド・トンボーによる発見以来、第 9 惑星 てんたい めいおう として親しまれてきた天体です。工リスは、冥王 きどう めい 星の軌道よりも、さらに遠くにあり、大きさも冥 ながあいだもっとおお 王星以上あります。ケレスは、長い間最も大きな しようわくせい てんたい 小惑星として知られていた天体です。 きんねん めいおうせい おな しようてんたいはつけん かんそくぎじゅっ めいおうせい 近年、観測技術の進展によって、冥王星の軌道の近辺に多数の小天体が発見され、 冥王星と同じくらいの大きさの天体がたくさんあることがわかってきました。中に そんざい しようてんたい は、エリスのように、冥王星をこえる大きさのものも存在します。それらの小天体は しんわくせい 新惑星なのでしようか ? それとも、そもそも冥王星こそ惑星といえるのでしようか ? こくさいてんもんがくれんごうそうかい わくせいていぎ 2006 年 8 月、国際天文学連合の総会において、惑星の定義 ( 53 ページ参照 ) と冥 おうせい ぎろんけつぎ ながあいだわくせい けっか 王星についての議論と決議が行われた結果、長い間惑星として親しまれてきた冥王星 わくせい あらたもう が惑星からはすされました。かわりに新に設けられたのが惑星に準ずる天体という意 じゅんわくせい げんさいめいおうせいだいひょうかく 味の準惑星という分類です。現在、冥王星が代表格となり、他にエリスとケレス ( セ じゅんわくせい レス ) が準惑星として分類されています。 きんべん しんてん めいおうせい じ物んわくせいぶんるい なか おお てんたい おうせい めいおうせい わくせい めいおうせい ねんがつ さんしよう めい せい おお とお めいおうせい おうせいいじよう てんたい じゅん わくせい ぶんるい ぶんるい 工リス ティスノミア めいおうせい うちゅうはうえんきようさつえい 會冥王星ハップル宇宙望遠鏡で撮影。 じゅんわくせい 0 準惑星の軌道 たいようけい ほっきよく 下と右の図は、太陽系をななめ北極の方向から見 じ 0 んわくせい きどう たところで、惑星と準惑星の軌道 ( ピンク色 ) が表 してあります。 うち、うほうえんきようさつえい ハップル宇宙望遠鏡で撮影。 會工リス うちゅうほうえんきようさつえい ハップル宇宙望遠鏡で撮影 會ケレス したみき わくせい あらわ いろ すいせい ハレー彗星 どせい 土星 ケレス てんのうせい 天王星 どせいきどう 土星の軌道 すいせいきどう ハレー彗星の軌道 工リス・ かいおうせい ちきゅう 地球 海王星 もくせい 木星 冥王星 ケレス めいおうせい もくせい 木星 かせい すいせい きんせい 火星 水星 金星 (AU) (AU) 50 52 新たな尓天体が々と発見されています。蒋棄、 冥王星の付近では、 準惑星のなかまも増えることでしよう。
すいせいすいせい 會ヘール・ポップ彗星彗星も たいようけい また、太陽系のなかまです。 00 くたけすいせい 會百武彗星 なまえ どせいもくせいそとがわ 土星木星の外側 たいわくせい をまわる第 6 惑星で あか す。明るくひろがる 大きな環をもっこと わくせい から惑星のなかで も、もっともよく知 られています。 にはんしんはつけんしや 日本人の発見者の すいせい 名前がつけられた彗星です。 會土星の「白斑」 主星の裘面にときどきあらわれては消えます。 0 、 0 0 。衛 かいおうせい 會海王星 てんのうせい 會天王星 たいわくせいたいき しろくもうご 第 8 惑星の大気にうかぶ白い雲の動きがよくわかります。 たいわくせいはそ 第 7 惑星の細い環がとらえられました。 會冥王星惑星のなかまになりました 星カロン ( 右上 ) もうつっています。 0 んわくせい みをうえ