こきゅうほう すいせいこんちゅう 0 水生昆虫のかわった呼吸法 すいちう 水中でくらす昆虫は、それそれ呼吸の方法 くうき をくふうしています。空気をためたり、呼吸 つか 管や、えらを使って呼吸しています。 くうき 空気のあわ こんちゅう きもん 0 昆虫は気門で呼吸する 気管 ヌし呂 気のう こきゅう ほうほう こんち 0 う かん 気門 気門 ヌし呂 こんちう くちはな 昆虫はロや鼻ではなく、胸部と腹部にならんだ気門と きもん いき いう小さなあなで息をしています。気門からとり入れた きかんとお 空気は気のうから細かい気管を通ってからだのすみずみ に送られ、酸素をとどけます。 ふくぶ きようぶ はねの下の気室 したくうき ヒメゲンゴロウはねの下に空気を ためています。おしりについているの くうき は空気のあわ。 いちぶ △タイコウチおしりの先の細長い呼吸管 △ギンヤンマのやこ腸の一部がえらにな すいめん ( ) を、水面に出して呼吸します。卵も っているので、おしりから水を出し入れし ようちゅう 幼虫も呼吸管をもっています。 て呼吸します。 ~ んちゅう 0 昆虫とヒトをくらべてみよう 0 - - 1 心臓ヒトは心臓から、血 吸ヒトはロと鼻で こんちゅう かんけつえきおく 管に血液を送ります。昆虫 息をし、肺で呼吸。昆 はいみやくかん じゅう は背脈管から、からだ中に ちゅう きもんいき 虫は気門で息をし、気 ′けつえき 血液をにじませます。 のうで呼吸します。 筋肉 △バッタの腹部の横にならんだ気門 ( ← ) 。 ふくぶ こき 0 つかん さきほそなが こきうかん しんけいけい 神経系 しんけいせっちい 経節は小さな脳で、それぞれの の動きをつかさどっています。 きようぶ 胸部 しんけいせつ 神経節 神経節 けつえき 血液をすいこむ 血液をおし出す はいみ 0 くかん けつえき 背脈管には血液の入り口かならんで います。出口は頭のほうに 1 つあるだ けつえき け。血液は、からだのすきまににじむ なが はいみやくかん ように流れ、背脈管にもどります。 くちはな 脳 しんもん 心門 こんち 0 うのう 脳昆虫の脳は小さく、脳 しんけいせつおお につながる神経節が大きく なっていて、それぞれの節 の動きを決めています。 ふくぶ しんけいせつ けつえき 177
」んちゅう こんちゅう 0 どんな昆虫がへっているのか こんち 0 う しゅちか 日本では、 30 , OOO 種近くの昆虫が知られています。しか しゆるいいじよう こんち 0 うぜっめつ し、いま 200 種類以上もの昆虫が絶滅しかけているのです。 しつげんそうげんかんそうか かいはつ とくに、湿原や草原が乾燥化や開発のためにヘり、そこにす こんちゅう き 0 うげき む昆虫が急激にへっています。 昆虫のくらし へっている昆虫 き物うし・う △オオルリシジミ本州や九州の高 地にすむ。生息地である鞏原が歩な はんしう くなり、本州ではほとんど見ること ができない。 △ウスイロヒョウモンモドキ兵庫県 せいぶ にしさんち そうげん 西部より西の山地の草原にすむが、生 げんざい 息地である草原が少なくなり、現在は 数か所にしかいない。 やま ほんし 0 う 高い山 こうざんしよくぶつ さいしゅ とざんきやく 高山植物の採取や、登山客 こうざんしよくぶつぐんらく が高山植物の群落をふむこ かんきようわる とで環境が悪くなる。 ひょうごけん せい かんとうちほう △ヒョウモンモドキ関東地方から西の本 せいそくち そうげんすく 州にすむ。生息地である湿った草原が少な げんさい くなり、現在は中国地方の数か所にしかい ない。 そうげん 草原 かいはつ 開発でなくなったり、 ほうち はやし 放置されて林に変わっ そうげんじたい たりして、草原自体が なくなってきている。 ほっかいどうほんし 0 う △フサヒゲルリカミキリ北海道や本州の高 そうげん かいはつ 地の湿った草原にすむ。道路などの開発によ そうげん かんそうか って草原がヘり、乾燥化が進んでいるので、 せいそくち 生息地が少なくなり、ほとんど見ることがで きない。 し物う ちはうごくちほうすう かいはつ 開発でなくなったり、 コンクリートで護岸さ こんち 0 う れたりして、昆虫がすも めなくなっている。 いけめまな △ゲンゴロウ全国の池や沼、流れの かわ こうち 0 うかいはつ ゆるい川などにすむ甲虫。開発によっ いけめま て池や沼がヘり、ゲンゴロウもかなり 少なくなってきている。 きはう べッコウトンボ本州・四国・九 しうかき としかい いけめま 州の限られた池や沼にすむ。都市開 はつのうやく 発や農薬などによって生息地の水が 汚れ、少なくなった。 はんしう ぜんこく せいそくち 206
まうら コヒョウモンモドキ & うら コヒョウモン ヒョウモンチョウ ・ 35 ~ 45 mm ■ 6 ~ 9 月・本州 ようちゅう がつ ・ 45 ~ 5 5 mm ■ 6 ~ 8 月・北 ほっかい ■クガイソウ・卵はクガイソウの ・ 40 ~ 5 0 mm ・ 7 ~ 8 月 ■北海 かいどうほんし・う はうらすうひやくこ 幼虫 海道・本州■ワレモコウなど 幼虫 どうはんし 0 う さんち 葉の裏に数百個かためて産む 道・本州・オニシモッケなど・山地 さんちそうげんはなあっ ・山地の草原で花に集まる けいり 0 うふきんおお くさはなく の渓流付近に多く、草花に来る & うら カラフトヒョウモン がつ ほっかいどう うら ■ 45 ~ 50 mm ・ 5 ~ 7 月■北海道■ミヤ なんせいぶ おしまはんとう ヒョウモンモドキ マスミレ・南西部の渡島半島にはいない はんし・う ■ 45 ~ 55mm ■ 6 ~ 7 月■本州■サワ ぜっめつ アザミなど・関東地方では絶滅した 花にやって来たヒョウ モンチョウのなかま 0 タテハチョウのなかま 3 チョウのなかま とく ようちうた ぶんぶ かいちょう 0 開張■発生時期■分布■幼虫の食べもの・特ちょう はっせいじき ホシミスジ がつねんすうかい ・ 45 ~ 60 mm ■ 5 ~ 9 月に年数回 ほんし 0 う しこく ■本州・四国・九州■ユキャナギなど ミスジチョウ 幼虫 ・ 55 ~ 70mm ■ 6 ~ 8 月■ゴ海・ き・うしう 本州・四国・九州・イロハモミジなど ・樹上を飛ぶことが多い オオミスジ ほんし 0 う ほっかいどう 幼虫 ■ 65 ~ 75 mm ・ 6 ~ 7 月■北海道・本州 さんりんなか むらちか おお ■ウメなど・山林の中よりも村の近くに多い きなき さなき さなぎ よう 5 阜う ほんし 0 う き 0 うし 0 う じゅじよう おお フタスジチョウ ■ 40 ~ 50 mm ・ 6 ~ 8 月■北 かいどうほんし物う 海道・本州・シモッケなど がつねんすう ・ 50 ~ 60 mm ・ 3 ~ 1 2 月に年数 かいおきなわ 回■沖縄・ミソナオシなど 窈螢コミスジ がつねんかい ■ 45 ~ 55 mm ・ 4 ~ 9 月に年 3 回・北 き 0 うしう 海道・本州・四国・九州■フジなど コミスジの幼虫 ( ← ) と巣 さなき さなき ようちゅう かいどうほんしう まうづ さなき ほんし物う がつ 幼虫 たまご さなき ようち阜う ようち 0 う さなき かんとうちほう はな & うら アサヒヒョウモン がつ ほっかいどう ■ 35 ~ 40mm ・ 7 ~ 8 月■北海道・キバナ ほっかいどうだいせつざん シャクナゲなど・北海道大雪山のおよそ いじようばしょ 1800m 以上の場所にすむ
ハチのなかま ハチのなかま ミッパチのからだのつくり のう はねを動かす筋肉 脳 ふくがん 複眼 し、 きんにく まくしるい めい ハチ目 ( 膜翅類 ) は、とう明でじようぶなうすい せいかっ おお はねをもっています。変わった生活をするものが多 く、幼虫が葉を食べるものから、ほかの虫に寄生す ようちゅう るもの、幼虫にえさを運び育てるものなどのほか、 しやかいせいかっ ミッパチやアリのように高度な社会生活をするもの さんらんかんへんか までいます。産卵管が変化した針を持つものが多く、 この針で身を守ったり、えものを麻酔したりします。 かんせんへんたい 変態は卵ー幼虫ー蛹ー成虫という完全変態をします。 気のう そうじ器 しんぞう 心臓 ようちゅう マルピーギ宅 おお さなぎせいちう ようちゅう ん - ・ せル一 おお 大あこ たんがん 単眼 複眼 大あご のびるロ 後ろばね ほうふくぶ 膨腹部 ふくがん きようぶ 胸部 ・前ばね おお かふん ・花粉だんご くち ・第針 はり 毒液を注入する針とその主 夫。ぬけにくいつくりです。 ・花粉かご かふん 花粉だんごをつけておくところ です。 ・ミッパチの顔 口にはかむための大あこと、蜜 をすうためののびるロがありま す。大きな複眼には毛もはえて います。 ・複眼 おお くち どくばリ くち くえきちうに物う け ふくがん おお ふくがん かふん しよっかく ・触角 ・後ろあし ・中あし なか かふん ・花粉プラシ からだについた花粉を集めて在 ふん 粉だんごにします。 まえ 前あしの関節の近くにあるそう じ器。触角のよこれをそうじしま かんせっちか しょっかく かふんあっ 1 1 0
ようち 0 う ゆうどく ハエ・アプのなかま ・体長・発生時期・分布 ・幼虫の食べもの・特ちょう 物有毒 羽アリ ヤマトシロアリ は へい ・女王アリ 1 1 ~ 1 5 mm 羽アリ 4.5 7.5 mm 兵アリ・ ほっかいどう き 0 うし物うおきなわ っち 働きアリ 3 ~ 6 mm ・北海道・本州・四国・九州・沖縄・土 も ( ざい がつ の中にうまっている木材・羽アリは 4 ~ 5 月にあらわれる ヒトシラ ほっかいどうほんし禮う ・ 3 ~ 3.3 mm ■北海道・本州・ き 0 うし 0 うおきなわ はっしん 四国・九州・沖縄・発疹チフス いせんべっしゅ をなかだちする。以前は別種にさ れていたアタマジラミ、コロモジ ラミは亜種とされ、ヒトジラミと きんじしゆたいもう よぶ。近似種に体毛などに寄生す るケジラミがいる キポシマルトビムシ セイヨウシミの成虫 ほっかいどう ほんし・う ■ 1 .5 mm ・北海道・本州・ しこく き 0 うし 0 う おきなわ さくもつ 四国・九州・沖縄■作物の め きゅうけい 芽や根・からだは球形でよ さくもつがいち 0 う くとびはねる。作物の害虫 きよう 兵アリ 女王アリ 働きアリ 擬蛹 じよおう は 羽アリ はんし物う ・ - を三ラ じよおう なか 女王アリ イェシロアリ ・兵アリ 5 mm 働きアリ じよおう 3 ~ 5 mm 女王アリ 28 ~ はんし 0 う 30 mm ・本州・四国・九 し 0 うおきなわはしら ね 州・沖縄・柱などの根も す とに巣をつくる。羽アリ は 6 ~ 7 月にあらわれる き じよおう はたら へし、 ようち 4 う 幼虫 き 0 う がつ ようちゅう 幼虫 兵アリ 擬蛹 ■ 1 .6 ~ 3.5 mm ・ かいどうほんし・う しこく 海道・本州・四国・ し・うおきなわ 州・沖縄・おもに ヌに寄生する ヒトノミ ■おす 2 mm めす 3 mm ほっかいどうほんしはう ■北海道・本州・四国・ き物うし 0 うおきなわ 九州・沖縄・ヒトの皮ふ に寄生して血をすう物 せいちゅう イシノミ ほっかいどう ・ 1 0 ~ 1 5 mm ・北海道・ はんし物う き・うし 0 う 本州・四国・九州・おど ろくとすばやく走る ネコノミ ほっかい ■ 2 ~ 3 . 5 mm ・北海 どうはんし 0 う き 0 うし 0 う 道・本州・四国・九州・ おきなわ 沖縄・おもにネコやイ ヌにつく物 キマルトビムシ ほっかいどうほんし 0 う ■ 1 .3 mm ・北海道・本州・ ヤマトシミ しこく き 0 うしうおきなわ さくもつ 四国・九州・沖縄■作物の セイヨウシミ ほっかいどう は きゅうサい ・ 8 ~ 9 mm ・北海道・ 葉など・からだは球形でよ ほんし 0 う しこく き物うし 0 うおき ほっかいどう さくもつがいち物う 本州・四国・九州・沖 ・ 8 ~ 1 1 mm ・北海道・本 くとびはねる。作物の害虫 なわ き物うし 0 う 州・四国・九州・沖縄 縄・和紙やのりづけし た紙を食べる ・紙などを食べあらす害虫 ち 血をすっている ヒトノミ ほん おきなわ がいちう しう しこく かみた かみ コチャタテ ほっかいどうほんし・う ・ 2 mm ■北海道・本州四 こくき物うし物うおきなわ 国・九州・沖縄・かん物な おくない かつばっ ど・屋内にすみ、活発には まわ い回る 162 スジチャタテ マドチャタテ がつ ほっかいどう ■ 4 mm ・ 6 月ごろ・北海道・ ほっかいどうほんし物う よる 本州・九州・コケなど・夜、 '2mm ■北海道・本州・家の あかりにも来る 窓などにも見られる スジチャタテの成虫 このページではシロアリ目、シミ目、チャタテムシ目、 トビムシ目、ノミ目、シラミ目の昆虫を取り上げています。 ぶつ ほんし物う き 0 うし物う いえ まど み せいちゅう こんら・う
を汐トンボの舌 2 トンボのなかま さんらん オニャンマの産卵 さんらん すいちゅう 水中のとろの中に腹部の先をさしこんで産卵し ます。 ・水中のどろの中に産卵、 さんらん 交尾と産卵 こうび トンボの交尾は、おすの腹部にた くわえられた精子を、つながった姿 勢でめすが受け取るという変わった さんらん 方法です。また、産卵のようすも、 しよくぶつ 植物のくきに産みつけたり、腹部の すいちゅう さき . ・・すいめん 先で水面をたたきながら水中に産む ほうほう など、いろいろな方法があります。 シオカラトンボの交尾 上のおすの腹部から精子を受け取るめす ( 下 ) 。 物第ま マ・水中で産卵 さんらん セスジイトトンホの産卵 さんらん すいちゅう 水中にもぐって植物のくきに産卵します。 せいかっ やごの生活 こうえん トンボの公園 すいちゅう ようちゅう トンボの幼虫 ( やこ ) は、水中の たがやされなくな しきへんか しようどうぶつお 小動物を折りたたみ式に変化した しっち った田んばに、湿地 下くちびるでとらえて食べます。 いけ や池などさまざまな かんきようつく 環境を作り出すと、 いろいろなトンポを よび寄せることがで きます。このような こうえんかくち トンボの公園が各地 物まををみ = を : をま気 に作られています。 こうえん さいたまけんよリいまち メダカをとらえたギンヤンマのやこ。 埼玉県寄居町のトンホ公園 おたまじゃくしをとらえたオニャンマのやこ。 ふくぶ せいし せい ぶくぶ さき 、く′ こうび せいし ふくぶ さんらん ギンヤンマの産卵 さんらん 草のくきに産卵します。 くさ しよくぶつ 130
昆虫を食べる ほぞんしよく し 0 うかん つくだに 日本では、一部の地域で昆虫を食べる習慣があります。甘辛い佃煮などにして、栄養豊富なタンバク源としてあるいは保存食として、 さんぎよう ちいき いなさく 今でも食べられています。それは虫がその地域にすんでいることにくわえて、稲作や養蚕などの産業ともかかわっています。 あまから こんちゅう ちいき えいようはうふ いちぶ にほん ようさん 0 かいこのさなき、 ようさん はる カイコガのさなきで、養蚕がさかんな舂か あき いと ら秋にかけてとる。まゆから絹にする糸をと あとのこ った後に残ったさなきを食べる。 あき クロスズメバチの幼虫。巣が大きくなる夏 ようち 0 う 0 はちの子 おお なっ す がいこく こんちゅう ようち 0 う あぶりだして幼虫をとる。 から秋にかけてとる。巣をほりおこし、火で 0 ざざむし トビゲラやカワゲラの幼虫で、水のきれい けいり 0 う すいおんたかなっかわぞこふか な渓流にすむ。水温の高い夏は川底の深いと ふゆ ころにいるので、冬にとる。 0 いなご すいでん いね イナゴは水田やその近くにすむ、稲を食い がいち 0 うあきいねか あらす害虫。秋の稲刈りの時期にとる。あし とはねは取りのぞいて食べる。 ようちゅう 0 外国でも昆虫は食べられている 0 昆虫を食べるのは、日本だけではありません。昆虫はたんばく質が豊富で、 せかい 家の近くで数もたくさんとれるため、世界のあちこちで食べられています。 ちほう こんち 0 う とくに、タイなどの東南アジアでは、地方の市場でさまざまな昆虫が食材 として売られています。もっとも有名なのはタイワンタガメで、そのにおい つか が好まれ、いろんな料理に使われています。ほかにセミ、コオロギ、ツムギ アリ、ゲンゴロウなど多彩な昆虫が食べられています。 こんち 0 う しつほうふ こんち 0 う いえちか しよくざい しじよう とうなん ゆうめい こんち 0 う タガメを使った料理 201 りようり つか
につばん トンボのなかまは、日本におよそ 180 種すんでいます。このなカ はったっ まは、よく発達した 4 まいのはねと、 2 この大きな複眼が特ちょ亡 です。成虫の活動は昼間で、小さな昆虫などをとらえて食べます すいちゅうせいかっ すいせいこんちゅう 幼虫はやごとよばれ、水中で生活し、水生昆虫などを食べます。身 ふかんせんへんたい ー幼虫ー成虫という、蛹にならない不完全変態をします。 トンボのなかま トンボのなかま ふくがんとく おお せいちゅう こんちゅう ようちゅう ようちゅうせいちゅう さなぎ ′、「一・後ろはね ・前はね ・飛ぶオニャンマ トンボは 4 まいのはねをたくみに動かして、 きゅう すいちよくほうこう 空中にとまったり、垂直方向に飛んだり、急に スピードを上げたりとヘリコプターのように飛 べます。 くうちゅう ・後ろあし くべつ おすとめすの区別 トンボの育ち方 ( アキアカネ ) トンボの幼虫は すいちゅう やことよばれ水中 せいかっ で生活します。羽 化すると空中をす まわせい ばやく飛び回る生 かっ 活に変わりますが、 いっしようとお 一生を通して食べ ちい ものは、小さな昆 れいようちう ふくぶ こうびした さきすいめん せんようちゅう にくしよく ュスリカの幼虫を食べ 交尾。下のめすが上のお 1 齢幼虫。 めすは腹部の先を水面に ふ化直後の前幼虫。すぐ 虫などの肉食です。 れいようちゅう れいようちゅう せいし さんらん たっぴ 3 齢幼虫 ( やご ) 。 つけて産卵します。 に脱皮して 1 齢幼虫にな すから精子を受け取って います。 ります。 して汞串の草に産身 みき するギンヤンマ。右が」 す、左がめす。 ふくぶ トンボのおすとめすは、腹部の せんたん 先端で見分けることができます。 うえ 上はおす、下はめす ( ミルンヤンマ ) そだかた ようち 0 う くうちゅう う ようちゅう かちよく ちゅう 120 こんら・う 「トンボのなかま」は「トンポ目」の昆虫を指しています。
はるあき はっかい ガムシ ■ 4 ~ 5 mm ■ 1 年中 I'6mm ・舂 ~ 秋・北海 ■ 2.5 ~ 3 mm ・ 4 月 はっかいどう はんし 0 う はっかいとう はんし 0 ) を 0 つし 0 つ ■北海道・本州・四 道・本州・四国・九州 ~ ・北海道・本州・四 ・ 6 ~ 7 mm ・夏 き 0 うし 0 う いけま いけすいでん おきなわ き 0 1 し 01 国・九州・池や沼・ ・池・水田・みそなど ■沖縄・ウシのふ 国・九州・ふんやくさ どうぶつしつあっ すいでん あっ 水田などに見られる んに集まる った動物質に集まる に見られる コガムシの幼虫のえものの食べ方 コガムシの幼虫は、えものをとらえると ( 上 ) 、えものを空中に すいち檜う すいち 0 うった 出して食べます ( 下 ) 。水中で食べると、においが水中に伝わり、 かんが 敵に横取りされるからと考えられています。 ー飛び立とうしている ガムシ ・きんらん ヾすくさ - ・ ~ : 姦水草のくきに産卵している ゲンゴ g ウ くうちゃうよう すいち 0 うよう はらがわ 腹側 オオミズスマシ ■ 6 ~ 7.5 mm ・ 1 年 ほっかいどう はんし 0 う 中■北海道・本州・ き 0 うしうおきなわ 四国・九州・沖縄 コカシラミズムシ ミズスマシ オナガミズスマシ ■ 3.5 mm ■ 1 年中■北 ■ 3.5 mm ・ 5 月 ~ ■ ・ 8 ~ 9 mm ・ 5 月 ~ はんし 0 う ほんし 0 う はんし 0 う かいどう き 0 うし 0 う はっかいどう ■本州・四由・九州 海道・本州・四国・九州 北海道・本州・四 き 0 うし 0 う よるすいめん 国・九州■ほかの ・夜、水面にあらわ こん 5 0 う すいめん かつどう 昆虫・水面をぐるぐ れて活動する およまわ ると泳き、回る 水中用 ねんしはう ねん じ 0 う き 0 うし 0 う オオミズスマシの目 くうちうようすいち、うよう 空中用と水中用の 2 つがあります。 ねんし 0 う ガムン セスジガムシ ほっかい ・ 3 2 ~ 4 0 mm ■ 1 年中・北海 ■ 5 ~ 6 mm ・舂 ~ とうはんし 0 う すいち 0 う を 01 し 01 道・本州・四国・九州・水中の小 夏■本州 どうぶつ せいち 0 うみずくさ そうしよくせい 動物・成虫は水草などの草食性 はる はんし 0 ] なっ ねんし 0 う ほんし 0 う なっ かた ようちゅう くうちにう うえ ようちう ガムシの らん 卵のう てきよこど そらしよくせい 草食性のガムシ ゲンゴロウの幼虫にかまれたきずが悪くなった例があります。注意しましよう。 肉食性のケンゴロウ ようち・う 73
ハムシのなかま たいちょう とく ようち 0 うた ぶんぶ はっせいじき ■体長■発生時期・分布■幼虫の食べもの・特ちょう 0 プタクサハムシ フジ / 、ムシ チャイロサルハムシ トビサルハムシ ナガッツハムシ クロポシッツハムシ アカガネサルハムシ がつ がつほっ がつ ・ 4.5 ~ 6 mm ・ 4 ~ はっ ■ 4 ~ 5 mm ■ 4 ~ 1 1 月 ■ 5 mm ■ 5 ~ 7 月■北 ■ 5mm ・ 5 ~ 8 月■北 ・ 7mm ■ 5 ~ 8 月・北 ■ 7 mm ・ 5 ~ 7 月 ー 9 mm ・ 5 ~ 8 月 ほんしう しこくき 0 うし 0 う かいどうほんしう き 0 うし 0 う かいどう はんしう き 0 うし物う き 0 う 7 月■本州・四国・ かいどうほんし 0 う き 0 う ■本州・四国・九州 海道・本州・四国・九州 海道・本州・四国・九 ・本州・四国・九州 一本州・四国・九州 海道・本州・四国・九 き 0 うし 0 うは わかようち 0 う し 0 う たまこ 九州・葉・幼虫はふ ■ブタクサの葉・外来 ・フジの葉・若い幼虫 ・クリ・クヌギなど 州■根・ハンノキな ・卵をふんでおおっ 州・沖縄・根・ブドウ は んケースをつくる は集団をつくる どの葉を食べる の葉を食べる ご地面に落とす などの葉を食べる イタドリハムシの成虫 がつ がつ ほんしはう はんし 0 う は ようち 0 う がいらい し 0 うだん こんち 0 う た は た お じめん イタドリハムシ ウリハムシ ・ 7.5 mm ・ 4 ~ 1 1 サンゴジュハムシ クロウリハムシ アトボシハムシ 月■北海道・本州・ ・ 7 ~ 8 mm ・ 4 月 ~ ほっ しこく き 0 うし 0 う ■ 6.5 mm ■ 5 月 ~ ■北 四国・九州・イタド ■ 6 ~ 7 mm ■ 5 ~ 9 ■本州・四国・九 ■ 5.5 mm ■ 4 ~ 6 月 かいどうほんし 0 う は ようち 0 う ほんし 0 う しこくき物う ほっかいどう ほんし 0 う 海道・本州・四国・九 リなどの葉・幼虫は 月・本州・四国・九 州・沖縄・ウリなど ■北海道・本州・四 し 0 うおきなわ きいろえき しはうおきなわ き 0 うし 0 う くさ 州・沖縄・サンゴジュ 州・沖縄・ダイズ・ からだから黄色い液 の根・ウリなどの大 国・九州・草の根 たまこ などの葉・くきに卵を を出す ウリなどの根 害虫 ・アマチャヅルなど がつ き 0 う ほんし 0 う し 0 うおきなわ き常う がいち 0 う は せいちう は ドロノキハムシ キべリトゲトゲ ルリハムシ クルミハムシ アカクビナガハムシ がつ ー 1 0 mm ・ 5 ~ 8 月 ・ 7.5 mm ・ 5 ~ 8 月 ■ 7.5 mm ・ 5 ~ 8 月 ・ 4.5 mm ■ 5 ~ 8 月 ・ 1 0 mm ・ 5 ~ 7 月 はっかいどう はっかいどう はんし 0 う ほっかいどう ほんし 0 う ほっかいどう はんし 0 う ほんし 0 う ほんしゅう 北海道・本州・四 ■北海道・本州・四 ■北海道・本州・四 ・北海道・本州・四 ■本州・四国・九州 き 0 うし 0 う きうし阜う き 0 うし 0 う きうし 0 う ・九州・ドロノキ 国・九州■ハンノキ 国・九州■サワグル 国・九州■フキなど ・サルトリイバラなど は ようちはう なかたまご きようぶ などの葉・幼虫は集 ミなどの葉・幼虫は の葉・葉の中に卵を どの葉 の葉・胸部をまさつ 交尾するジンガサハムシ し 0 うだんせいかっ だんせいかっ おとだ 団で生活する 集団で生活する 1 個ずつ産む して音を出す がつ がつ き 0 うし 0 う し し し し く は ようち 0 う し 0 う は こうび ヨモギハムシ シンガサハムシ ネクビポソハムシ キスジノミハムシ アズキマメゾウムシ カメノコハムシ がつ ほっかい がつ ほっかい ・ 9 mm ■ 5 ~ 9 月■北海 ・ 8 mm ・ 5 ~ 1 2 月■北 4 ~ 4.5 mm ・ 5 ~ 7 ・ 7 mm ・ 5 ~ 8 月・北 ■ 3 mm ■ 4 ~ 1 1 月 ・ 2.5 mm ■ 5 月■北海 ほんし 0 う き 0 うしはう き 0 うし 0 う ほっかいどう ほんし 0 う ほっかいどう はんし 0 う き物うし 0 う 道・本州・四国・九州 どうほんしはう 道・本州・四国・九州 海道・本州・四国・九州 ・北海道・本州・四 ■北海道・本州・四 道・本州・四国・九州・ は やかん き 0 うし 0 う ようち 0 う よう き墻うし 0 うおきなわ おきなわ ・ヒルガオの葉・幼虫は ・ヨモギなど・夜間に ・九州・幼虫はイネ ・アカザなどの葉・幼 国・九州・沖縄■ダイ 沖縄■アズキ・ササゲ かつばっかつどう だっぴ せなか ち 0 うせなか 脱皮がらを背中にのせる 活発に活動する 。ロオイムシとよばれる コンの根 虫は背中にふんをのせる ・飛び方はすばやい ハムシのなかまには , 産んだ卵に 自分のふんをぬりつけて敵から守る ものがいます。右の写真はヤツボシ ツツハムシの産卵と幼虫のようすで す。 どう かいどうほんし 0 う し はんし 0 う き 0 うし 0 う ようち 0 う と み 卵にふんをぬりつけます。 幼虫も自分のふんをかぶっています。 ようちゅう なか ふんの中の卵。 101