コツ 46 庶民派から超高級店まで ! 個性際立つデバートあれこれ ONY のデバート各店の特徴をつかむ ニューヨークには世界的に名前の知られたデバートがいくつかあ ります気軽に使える庶民派デパートから、中に人るのにも緊張す るような超高級デパート、スタイリッシュな品揃えがうれしいニュ ーヨーク生まれのデパートまで、個性際立つデパートを紹介します。 ・メイシーズ (Macy's) ニューヨークでデパートといえば旗艦 店を 34 丁目に構える「メイシーズ」。他 のデバートに比べると少しカジュアルな ので庶民的な感じで親しまれています。 季節によって変わるウインドーデコレー ションも見ていて飽きません。とくにホ リデーシーズンは中の装飾も素敵で一見 の価値ありです。ファッション性の高い アイテムは少なめですが、日常品などはなんでも揃えられる優秀デ パート。パスポート持参でビジターセンターに行けば、旅行者向け に川 % 割引のクーポンがもらえます。 ・プルーミングデールズ (Bloomingdale's) ニューヨークの老舗デパートのひとつ。いくつか店舗があり、 59 丁目の本店が一番混んでいますが、カジュアルなものからハイ 工ンドなものまで品揃えは豊富。パスポート持参でビジターセンタ
第フ章 NY 流ショッヒ。ングのコツ ーに行けば、こちらでも 1 () % オフのクーポンがもらえます。 ・サックス・フィフス・アベニュー (SaksFifthAvenue) ロックフェラーセンターの目の前にある高級デパート。ハイプラ ンド揃いですが、なかでもレディース用品はいい感じの充実ぶり。 また、クリスマスシーズンにデコレーションされるホリデーウイン ドーは圧巻のひとこと。ロックフェラーセンターのクリスマスツリ ーに負けないくらい美しいです。 ・バーグドルフ・グッドマン (BergdorfGoodman) ニューヨークのデザイナープランドからヨーロッパのインポート まで、プランドごとの品揃えが多いのが特徴。お店はそこまで広く ないが、店内に漂う空気からして格調高く、セレプ感たつぶり。 ース・ニューヨーク (Barneys New York) こちらで行くなら本店のマデイソン・ アベニュー店へ。セールのコーナーが常 時設置されていることが多く、お買い得 ーズのオリジナルの商品 です ! バー も値段抑えめで手が出しやすいですよ。 0 キフトラッピングは有料が基本 日本と違う部分も多い、アメリカのデパート事情。例えば、ギフ トラッピング。ニューヨークは日本のデバートと違って、無料でギ フトラッピングをしてくれませんデパート内に有料の専用カウン ターがある場合は、購人後にそのカウンターに行き、ラッピングを してもらう形になります。また、日本のデパートでは「デパ地下グ ルメ」が定番ですが、日本のようなお惣菜や食料品が買えるデパ地 下はありません。 0
コツ 日本と同じと思うなかれ ! 探すのに苦労するトイレ問題 0 地下鉄の駅構内にトイレはなし ! ニューヨークに来て気づいた日本のよさのひとつが「日本は至る ところに公衆トイレがある」ということ。それくらいニューヨーク でトイレを探すのは至難の技です。 そこで前提として、レストランやカフェに入ったら、お店を出る 前にはとりあえずトイレに行っておくことが重要になります。「今 はまだ行かなくていいか」という軽い気持ちでお店を出てしまい、 セントラルバークのようなだだっ広い観光場所のド真ん中に着いた 頃にトイレに行きたくなっても、そこにトイレはありません。結果、 トイレを探すために引き返し、行くあてもなく探し回るという経験 は私だけでなく、ニューヨーカーも体験する、、ニューヨークあるあ る”なのです。 ニューヨークの地下鉄の駅構内にはトイレが設置され ちなみに ていません。地下鉄は旅行者の足となりますが、そんな便利な地下 鉄でトイレをアテにするのはできないことを覚えておきましよう。 0 店により、バスコードが必要な場合も では、肝心のニューヨークでトイレに困ったときの対処法ですが、 もっとも行きやすいのがデバートのトイレを探すことです。メイシ ーズやプルーミングデールズなどのデパート ( P Ⅱ 4 ーⅡ 5 ) は駅前に あることが多く、見つけやすいはず。ただし、デパートの 1 階には 設置されてないこともあり、その場合は地下 1 階、または 2 階に行 ト 28
コツ 45 買い物天国ニューヨークで お得に賢く買い物する方法 0 買い物スポットは大きくわけて 3 つ ! ニューヨークには 5 番街に代表される高級プランド店はもちろ ん、個性的な路面店、さらには年中セールをしている店まで様々な 店が集まっているのでまさに買い物天国日本だったらスタイリス トや関係者だけが行けるようなサンプルセールもあちこちで開催さ れている上に ニューヨークでは誰でも行けてしまうのです。そん な。開かれた " 自由さも魅力と言えるでしよう。 さて、ニューヨークでは大まかにわけて、①デバート、②ショッ ピングセンター、③路面店と 3 つの買い物スポットが存在します。 まず 5 番街などの高級工リアに多く見られるのカ咾舗といわれる高 級デパート。それらのショーウインドーは常に豪華に彩られていま す。ショッピングセンターは先述のデパートよりも敷居が低く、カ ジュアルな雰囲気です。年中セール ( 時期外れの商品ではなく、そ のとき着れるものを売っています ) をしているところもあるので、 お得にショッピングしたい方には狙い目かもしれません。路面店は ティファニーやマーク・ジェイコプスなど、人気のニューヨークプ ランドがしのぎを削っています。 ショッピングセンターが多いのはダウンタウンやユニオンスクエ アなどのエリア、逆に洗練された路面店が軒を連ねるエリアはソー ホーなどになり、街の雰囲気もガラリと変わるのもまた面白い特徴 と言えます。 Ⅱ 2
コツ 47 オフ・プライス店はもちろん 祝日に合わせたセールも必見 ! 料 6 のラインナップ。 んだ靴の中にプランドのものが 7 割引きで売られているなどさすが フ・プライス店。洋服もあるが、やはり見るべきは靴。無造作に並 靴の品揃えに定評のある高級デパート「ノードストローム」のオ ・ノードストローム・ラック (NordstromRack) 地下鉄に乗っていても、ここの袋を持っている人をよく見かけます。 ろん、プランドバッグや靴、子供服や下着などまで幅広い品揃え。 フロアもたくさんあり、デパートのような作り。男女の服はもち ・センチュリー 21 (Century21) 合うものがあればラッキーと言えますね。 プランドのバッグが 4 割引きになっていたりもしますから、自分に トックの中から掘り出し物を探すようなイメージですが、なかには と特徴に合わせて使い分けているような印象どこも膨大な量のス つか紹介します。ニューヨーカーは「靴ならここ」「日用品ならここ」 そこでニューヨーカーが賢く利用するオフ・プライスの店をいく バートでも常にセールをしているコーナーがあったりもします をしている「オフ・プライス・ショッフ」がいくつもある上に、デ などという感覚はありません。しかも市内には年中ティスカウント ているのですが、日本よりわかりにくく「夏のバーゲンまで待とう」 ニューヨークのセールは、一般的に体日を中心にセールが行われ 0 年中セールのオフ・プライス・ショッフ
第 2 章空港到着からホテルまで かなければなりませんので、デパートに人ったら店員さんに聞くの 次にマクドナルドやスターバックスなどのカフェのトイレも使え がてっとり早いでしよう。 29 バスコードフォーザレストルーム メイアイハブザ Mayl have the passcode for the restroom? バスコードを教えてください ウェアイズザレストルーム Where is the restroom? トイレはどこですか ? お役立ち ! ひと言フレーズ 借りて、使い終わったらまたお店の人に返却すれば OK です。 ていて、それを借りて行くパターンもあります。その場合はカギを チェーンのカフェでない場合、お店側がトイレに入るカギを持っ てもらうのもよいでしよう。 も。そんなときはもう一度言ってもらうか、紙とペンを渡して書い わからない上に早ロで話す人も多いので、 1 回で聞き取れない場合 88 と 30 という分け方で教える人もいます。どちらで言ってくるか つ数字を伝えてくる人もいれば、「エイティエイト・サーティ」と 「 8830 」だとすると「エイト・エイト・スリー・ゼロ」とひとつず このパスコードの聞き取りがなかなか厄介。例えばパスコードが かかっており、お店の人にバスコードを聞かなければなりません また、スターバックスのトイレはドアに暗証番号で開く口ックが もよく見かけます。 に「 Customer Only ( 当店のお客様のみ使用可能 ) 」と貼ってあるの しよう。トイレだけを借りるという方法は無粋。店内に人るとドア を頼んだついでトイレヘ行くという方法の方がスマートと言えるで 見かけます。無料のトイレをやみくもに探すよりは、ワンドリンク ます ニューヨークの街にはとにかくたくさんのスターバックスを
! 第フ章 NY 流ショッヒ。ングのコツ ・プルーミングデールズ・ジ・アウトレット・ストア (Bloomingdale's the Outlet Store) 高級デパート「プルーミングデールズ」のオフ・プライス店。マ グカップなどのオリジナルグッズも販売 & ゼイバーズやトレーダー ジョーズなどのスーパーも近くにあるので、お上産探しにも便利。 ・ティー・ジェイ・マックス (). 」 . Maxx) 高級プランド品というよりは、よりカジュアルな衣類や日用品が 揃うオフ・プライス店。激安の T シャツなどはお上産にも◎。 ONY 近郊にはアウトレットモールも ニューヨークのアウトレットと言えば、バスで 1 時間半くらいの ところにある「ウッドベリーコモン (WoodburyCommon) 」。 20() 以上のブランドが集結しており、アメリカでも最大級の大きさを誇 ります。割引率が高いのは、もちろんメイド・イン・アメリカのプ ランド。例えば、 TORY BURCH 、 COACH 、 Kate Spade などは バッグや財布などがありえない割引率で売られているので、いつも 混雑しています。 0 激熱のセール ! 1 1 月のプラックフライデー セールに慣れたニューヨーカーでも、一年で一度、もっとも熱く なるのがプラックフライデーです。アメリカで年に一度の大セール の日となります。サンクスキビング ( 感謝祭 ) の翌日、つまり 1 1 月 の第 4 金曜日にあたるのですが、とにかくどこの店も安くなるので、 開店前に行列ができる店も多いほど。この時期にちょうど滞在が重 なる人はぜひアメリカの一大イベントを体験してみてください。た だ、この日はすごい混雑になりますから、スリなどに気をつけるこ と、そして走って転んだりしないようにご注意を。
笠第フ章 NY 流ショッヒ。ングのコツ 0 買い物袋を持ったままでの観光は x 買い物をしながら、観光もグルメも・・・・・と欲張りすぎると、結局、 旅行を楽しめなくなります。ニューヨークで「ショッピングを存分 に楽しみたい ! 」と思うなら、思い切って一日を買い物に充てるの が◎。というのも、両手に荷物を抱えていると、一目で「観光でニ ューヨークに来ている」ということが丸わかりになり、詐欺や犯罪 の被害にもあいやすくなってしまうからです。両手が大量の荷物に なることも考えて、ショッピングの後は観光などの予定を詰め込ま ないほうがべター。荷物が多くなったら、無理をせず、一度ホテル に荷物を置きに戻り、それから観光に出かけるようにしましよう。 また、日本も同様ですが、どこも体日は込み合い、レジや試着室 には長い列ができることもあります。それだけで時間のロスになっ てしまうので「ショッピング日」は平日に設定しておくのが賢いと 言えるでしよう。最後に、デパート、ショッピングセンター、路面店、 どこに行くにも気をつけたいのが、人口でのドアのマナー。ドアは 「後ろの人のために自分がドアから手を離さずに待っている」のが 基本です。性別は関係ありません。そして、前の人に開けてもらっ ていたら「 Thank you 」の一言もお忘れなく。 ①ここに注意 ! 返品が当たり前のニューヨーク ニューヨークは返品王国。レジに並ぶ人の 3 分の 1 は返品目的なのではとい うほど、みんな平気で返品します。そこで購入の際に気をつけたいのが、メ イクなどの汚れが洋服についていないかの確認てす。購入時は気づかなく て、家に帰ってから気づいたという場合、タグがついていれば、レシートと ともにほとんどの商品が返品可能です。もちろん、返品に時間をさくのは時 間の無駄なので、購入前にチェックするのが前提となります。
第 4 章刺激的な街 NY の歩き方 時間が限られた旅行者は交通手段を上手く利用して移動するのが ベストですが、たまにはお散歩がてら街の雰囲気を楽しみつつ、 ューヨーカー気分で歩いてみてはいかがでしようか ? そこで、 ューヨーク市民の生活が垣間見れる、歩いていて楽しいエリアを紹 介しましよう。 ・グリニッチビレッジ (GreenwichViIIage) 石畳の道に煉瓦造りのアパートが連なり、スタイリッシュなニ コ、 ーヨーカーの生活を垣間見れる工 リア。ジャズなどニューヨークの 芸術の中心地でもあったことか ら、センスよい店が立ち並ぶ。美 味しいカップケーキの店やドラマ 「 SATC 」の主人公が住んでいたキ ャリーの家もある。 ・ロウワーイーストサイド (Lower East Side) かってはユダヤ人などの移民が多く住んでいたエリアだが、近年、 人気が高まり、「ニューミュージアム」が移転してきてギャラリー が増えるなど、オシャレなエリアへと変わりつつある。ユダヤ系の 移民が多かった名残から、本物の べーグルが味わえる店やパストラ ミサンドの名店など美味しいレス トランやバーが多い。庶民派屋内 マーケットである「エセックス・ ストリート・マーケット」をのぞ いてみるのも楽しい。 0 59
コラム ニューヨークで 生活する上で知っておきたい、 文化のあれこれ ~ 結婚式の費用はすべて花嫁もち ~ アメリカに来て、様々な文化の違いを経験してきましたが、そ れらはどれも来る前にネットや本で「ニューヨークはこういう文 化 ! 」という前情報があったため、自分の中では一応、心の準備を することができていました。そんな中、もっともカルチャーショッ クを受けたのが「アメリカの結婚式の費用はすべて花嫁持ち」とい うこと。デートでは男性が費用を払うことも多いし、ドアは女性が 人り終わるまで開けておいてくれるほどレディーファーストの文化 が根付いている国なのに、結婚式となると女性がこんなにも負担し なければならず、最初にこの事実を聞いたときは、衝撃すぎて日本 にいる母親に電話をしてしまったほどです。 また結婚後の金銭のやりとりも日本と違います。日本では、夫の 給料を妻が管理することもよくありますが、アメリカではお金は夫 婦別々に管理をします。その代わりとして、銀行ではジョイントア カウントと呼ばれる夫婦共同の銀行口座が存在し、生活費など共有 のものはそこから出す人も多いようです。 もちろん、結婚式費用もその後の生活費なども、夫婦それぞれの 状況に応じて各家庭でルールも異なると思いますが、いずれにして も、夫婦となってもお互いがしつかりと独立した意識をもっている のは、さすがアメリカといった印象です。