魚のからだ さかな さかなすいちゅうさんそ 魚は水中の酸素を取りこんで、生きていくためのエネ ルギーをつくり出しています。そのおもな取り入れ口が つか えらで、皮ふや腸などを使う魚もいます。うきぶくろは さかなとくゆう すいちゅう きかん なかくうき 魚に特有の器官で、中に空気をためて、水中でうくこと ができるようにしています。 フナのからだ ぐち さかな ちょう えら うきぶくろ ちょう 0 えらで呼吸する あいだ みず 口から入った水が、えらの間から ようけっかんとお 出ていくときに、さい葉の血管を通 さんそき 0 うしう して酸素を吸収し、からだ中に運び どうじ にさんかたんそ ます。同時にニ酸化炭素などのいら そとだ ないガスが外に出されます。 0 腸で呼吸する すいめんくちだ ドジョウは腸で呼吸します。水面に口を出し くうき て空気をすい、胃のすぐ後ろのふくらみにたく ほそけっかんとお わえるのです。この中で細い血管を通して酸素 けつえきち 0 うと くうき が血液中に取りこまれます。あとの空気やいら ないガスは、こう門から出されます。 くちすいめんじようくうき △クロハタのえらをそうじするカクレエビ。えらの中 △ドジョウはロで水面上の空気をすいます。しりびれ のさい葉がいく重にもなっているのが見えます。 のつけ根のこう門から、ガスのあわが出ていきます。 0 うきぶくろで呼吸する ないぶ こうとうどうぶつ うきぶくろの内部が高等な動物の 肺ににたっくりをしています。内 ひょうめんちか がわ 側のかべがでこほこで、表面近く はし けつえき に細い血管がたくさん走り、血液 きたいた に気体の出し入れをします。 はい △うきぶくろで呼吸しているハイギョ。 うきぶくろ ( 肺 ) くち はい なか さい弁 さいは どうみやく 動脈 なか さい葉 0 皮ふで呼吸する みず ひがたなどにすむ魚は、皮ふでも呼吸します。水から くうきちで くうきすこ みず 空気中に出るとき、からだについた水に、空気が少しと くうきさんそ ひょうめん けこみます。この空気の酸素を、うろこの表面をおおっ ほそけっかん けつえきと ている皮ふの細い血管から、血液に取りこむのです。 さかな はい ほそけっかん ハイギョのからだ みずひ △ムツゴロウは、水の引いたひがたでは、皮ふで呼吸しています。 1 76 はいおなやく ち 0 うしん △からだの中心にあるうきぶくろが、肺と同じ役わりをしています。
ー水をぅ たんすいぎょ さかな みずようい キンギョやメダカなどの淡水魚は、水の用意がしやすく、魚 て しいく にゆうもん も手に入れやすいので、魚の飼育の入門にてきしています。水 なかげんきおよ さかな そうの中を元気に泳ぐようすとともに、魚のくらしを知ること いけかわ ができます。池や川でつかまえた魚を飼うこともできます。コ イ、フナ、モッゴ、ヨシノボリなどが飼いやすいでしよう。 魚の数 60 x 36 x 30cm の水 さな そうで、 5 cm くらいの魚が 10 ~ 20 びき飼えます。 さかな 馳← し さかな くうき 工アホンプ水そうに空気 を送るそうちです。 めし、みずくさそだ しよう明水草を育て、 み 魚を美しく見せるのに やくだ 役立ちます。 さかなかす さかな みず ( さみずくさすいち 0 う にさんかたん 水草水草は水中のニ酸化炭 素を使って、酸素を出します。 魚のかくれ家や、卵をうむ場 所にもなります。かならすう えましよう。 ■■ みず ていめんか 底面ろ過そうち水そうの水 さんそおく に酸素を送りこむとともに なか せいぶつ そこのじゃりの中のび生物を みす ふやし、水をきれいにします。 あたえすぎないようにしましよう。 さかな 池や川でとった魚を飼う いけかわ 池や川でつかまえた魚を飼うに ちい は小さい魚がよく、コイやフナな ら 10cm ほどのものをえらびます。 できるだけからだにきすをつけな もかえ やせい . いように持ち帰ります。野生の魚 びようき で すい は病気が出やすいので、べつの水 たいちょう そうで体調をたしかめましよう。 みず ろ過そうち水そうの水をじ ゅんかんさせて、こみなどを と 取りのぞき、水しつをたもち 注意 ! ! みずすいどうすい 水水道水は、 1 ~ 2 日、日 光に当て、工アレーションを つか して、塩素をのそいてから使 し あんてい います。市はんの水しつ安定 ざいをりようしてもよいでし よっ。 0 ちい つぶの小さなじゃり ひょうき きせいちう 市はんの はいこう イトミミズ かんそうミジンコ 配合えさ 病気・寄生虫 はくてんびよう 2 白点病や、イカリム シ・チョウなどの寄生 し 虫があります。市はん の薬をあたえてなおし ます。 注意 ! ! 水そうのおき場所水そうは、日 あ はしょ 光が直せつ当たらない場所におき につこうあ すし、おんあ ます。日光が当たると、水温が上 がりすきたり、水そうの内がわに みどりいろ 緑色のもがはえたりします。 し はくてんびよう しろみずたま 白点病になると、白い水玉 もようがあらわれます。 わ か け か さかな さかな 0 0 0 。 さかな しいくすい げんきさかな しいくすい ③元気な魚だけ、飼育水そうにうつ ②いきなり飼育水そうに入れず、い ①魚は 1 びきずつ、ビニルぶくろに し 0 うかん て いけかわみすい ったんべつの水そうで 1 週間ほど飼 します。じかに手でさわらず、やさ 池や川の水を入れ、ふくろをふくら もかえ さかなたいちょ ) って、魚の体調をかんさっします。 しくあみですくってやります。 ませて持ち帰ります。 さかな 196
とのい すすあ会 食おめで出 ボラ・ダッなどのなかま ようす かんさつ やがい さんらん メダカを飼育すると、野外では見ることのできない交尾や産卵の様子を観察する ことができます。野生のメダカ ( 黒い色をしたメダカ ) で、おすとめすの出会いか たんしよう ら稚魚が誕生するまでの経過を見ていきましよう。 左 : なわはり争 つよ い。強いおすが ライバルを追い 払っています。 やせい くろ いろ けいか ひたり はら みぎ 右 : めすを見つけ たおす ( 右 ) が、 おど 踊るようにしてプ ロポーズ。 みぎ たまごそだかた 0 卵の育ち方 みすくさ △卵を水草につけてい やくはんにち △約半日 たまご るめす。卵のまわりに らんおう さいほう 細胞が増えて卵黄 みすくさ ある糸で、水草などに をおおいます。 ちょっ くつつきます。卵の直 たまご けいやく 径は約 lmm 。卵の中 はっせいはし では発生が始まってい ます。 しゅせいご じかんはん 受精後 1 時間半 ふんれつはし さいほう 細胞が分裂を始めま した。ます 2 つにな り、この後も分裂が つづ 続きます。 いにもきんら ・日産卵できるメダカの体・ たまご なっ さんらんすう メダカのめすは毎日約 20 個の卵を産み、ひと夏の産卵数は つづ ひみつ らんそう 2000 個とも言われます。その秘密は、卵をつくり続ける卵巣 たまご きかん まいにち と、産む卵を貯めておく器官があることです。そのため毎日ほ つづ ぽ決まった数の卵を産み続けることができます。 からだ メダカめすの体 あならんもん 精子が卵に入るための穴、卵門。とても 卵をつくり続ける卵巣 その日産む卵を貯めておく器官 メダカの精子。 せまく、 1 個の精子しか通れません。 66 扉は藕覆すぐにメダカになるための変イヒをめます。 この変イヒは「茆の発生」とよばれ、燮した扉の細胞が分裂して増えるのを「卵割」とよびます。 たまご にちはん いと △ 1 日半 でき始めた目や脳が 見えます。 ( 卵の向き を変えて見ています ) なか ゆてき らんおう 卵黄 さいはう 2 個の細胞 とうふ ぶんれつ く 1 日 体の部分ができ始 めます。 ふふん からだ まいにちゃく かすたまこ せいし せいし
魚に会いに行こう うみかわうえ みずなかさかな すいぞくかん 水の中で生活している魚は、海や川を上からのぞいてもなかなか見えません。しかし水族館に行けば、水の中で魚を見ているように さかなおよ 生きているようすを目の当たりにすることができます。魚の泳ぎかたもいろいろで、ひれの動かし汚や進む速さなど、この図鑑でわか おも らないことも知ることができるでしよう。この図鑑でたくさんの魚と出会い、もっと魚のことを知りたいと思ったら、生きている魚を すいそくかん 見に、水族館へ行ってみましよう。きっと魚について知ることがもっともっと薬しくなるはすです。 すかん さかな すかん さかな さかな さかな おきなわちか さかななか なが : ここには沖縄の近くを流れる黒潮にすむ、さまざま かいゆうきょ な回遊魚がいます。魚の中でもっとも大きいジンべ工ザメや巨 ゆうせんおよ こうけい 大な工イのマンタが悠然と泳ぐ、ダイナミックな光景を見るこ くろしお 黒潮水槽 おお 海洋博公園沖縄美ら剏水族館 第きなわちゅ とができます。 嶄篷冫汞族館 京急油壺マリンバーク けいきうあらつは かいようはくこうえん 海洋博公園 おきなわちゅうみすいぞくかん 沖縄美ら海水族館 頭の上におおいかぶさる すいそうまえ 水槽の前に立っと、まる で水中散歩をしているよ さかなや みせさき う。魚屋さんの店先でお なじみのアジが群れてい すいそくかん るところは、水族館なら こうけい ではの光景です。 オーバーハングバネル うえ 新江ノ島水族館
のヒイラギ・フェダイなどのなかま - \ 立いい工第ミ ~ スズキのなかま とく しよくせい ぶんぶ おお ■大きさ・分布・すみか・食性◆特ちょう きけんをよ 危険魚 黒いもよう からだはうすい 黒いもよう からだはうすい くちなが ヒイラギ 口を長くのはすことができます。 ヒイラギヒイラギ科 みなみにほんえんがんないわん ざっしよく ・ 14cm ・南日本・沿岸や内湾・雑食◆発 晃する。査用魚。 ( 写真はロをのばしたところ ) しくようきょ しやしんくち 口がのひる くち くち 口がのびる セイタカヒイラギヒイラギ科 おきなわけんいなんえんがん ・ 20cm ・沖縄県以南■沿岸から河口 ざっしよく しよくようぎょ ・雑食◆食用魚 はっ なが のツれ ヒレジロマンサイウォ シマガッオ科 みなみにほんすいしん ■ 60cm ・南日本■水深 50 ~ 360m かいいき どうぶつしよく しよくようぎょ の海域■動物食◆食用魚 はな 離れた 2 つの背びれ 長くのびる . 、第 / な第ア第ル暾沖舛ををい 左右の腹びれは 接している 深くくほむ へりが白い シマガッオシマガッオ科 にほんきんかい ひょうそう すいしん •40cm ・日本近海■表層から水深 かいいきどうぶつしよく やかんひょうそう 400m の海域■動物食◆夜間に表層に べつめい 浮き上がる。工チオピアの別名がある なが 長くのびる からだはうすい さゆうはら からたはうすい すこしくばむ 出つはりがある はんてん ほほに斑点や すしはない からだはほほ円筒形 マダラタルミフェダイ科 おきなわけん がんしよういき ・ 60cm ・沖縄県■岩礁域 しよくようぎょ どうぶつしよく つく ・動物食◆群れを作る。食用魚 ハチビキハチビキ科 みなみにほんすいしん ・ 50cm ・南日本■水深 IOO ~ がんしよういき 400m の岩礁域・プランクトン しくどうぶっせい 査 ( 動物性 ) ◆チビキともいう。 しよくようきょ 食用魚 えんとうけい からたしゅうに ちい 小さな黒い点 くろてん ようぎよ 幼魚 をいい ゴマフェダイフェダイ科 みなみにほんいなん •60cm ・南日本以南・河口 しよくようぎよ えんがんいきどうぶつしよく から沿岸域・動物食◆食用魚 せいぎよ きいろ 黄色いからだに はんしろ 4 本の白いすじ ちきょ 稚魚 胸ひれの 上が黒い うえくろ ョスジフェダイフェダイ科 みなみにほん •30cm ・南日本■サンゴ礁や えんがんがんしよういきどうぶつしく 沿岸の岩礁域・動物餐◆査用魚 しよう しくようぎよ ようぎよ 幼魚 94
いけかわ うみ 海べのタイドプールには、いろいろな魚がいます。池や川の いえすい さかなおな 魚と同じように、つかまえて家の水そうで飼うことができます。 か おお かいすいきょ 海水魚はあまりじようぶでないものが多いのですが、飼いやす しゆるい い種類には、オヤビッチャ、キヌバリなどのハゼのなかまや、 メジナ、イシダイなどのち魚があげられます。 うえ ろ過そうち水そうの上におくろ過 そうちです。魚がすみやすい水しつ つか をたもっために、かならず使います。 さかな 海水魚を飼う か か おんどちょうせっとくねったいさかなか 温度の調節特に熱帯の魚を飼う すいおんただ ときは、水温を正しくたもっため にひつようです。 さかな 注意 ! ! すいぶん 水いの目じるし水分がじ えんぶん よう発すると、塩分がこく なります。水いの目じるし をつけておき、水がへった ら、目じるしのところまで ま水を足しましよう。 はつ 注意 ! ! 海そうは、くさりやすいので 入れません。 になります。 あ上す すり を送 ンそ すいおんちょうせつ 水温を調節し サーモスタット ます。 さなかず 魚の数 60X36X30Cm の水そう で、 5cm くらいの魚が 10 ~ 20 び き飼えます。 サンゴすな水しつをたもつは たらきがあります。 さかな びようき 注意 ! ! 水そうのおき場所水そうは、日 光が直せつ当たらない場所におき すいおんあ ます。日光が当たると、水温が上 がりすき、たりします。 病気 かいすいはくてんびよう 海水白点病や、寄生 虫などがあります。泳 ひょうめん き方や、からだの表面 びようき ち 0 うし、 などに注意して、病気 をみつけます。 みさかなき 貝のむき身や魚の切 り身をこまかくきざん だものや、ほぐした生 のタラコなどをあたえ ます。 貝のむき身はしる気を切ってあたえます。 なま 魚もかぜを引きます。 海水を用意する かいすいきょ かいすい 海水魚を飼うには海水がひつよ かいすい うです。海水をくんで来るか、人 こうかいすい 工海水のもとを使ってつくります。 かいすい 海水はかならすろ過してから使い じんこうかいすい つか ます。人工海水のもとを使うと、 うみ 海から遠いところでも海水魚が飼 えます。 きかいすい じんこうかいすい くんで来た海水は、ろ紙でプランクトンやこみなどをろ 人工海水のもとは、ま水によくとかし、比重計で塩分 つか つか 過します。 1 週間、工アレーションをして使います。 のこさをたしかめて使います。 比重計 入工水 91- つか つか ひし 0 うけいえんぶん 比重計は海水のこさを見るためのもので、海水魚を飼うときにはぜひ用意しましよう。 197
すいおんすいあっ みすなが 水の流れ、水温、水圧などのじようけんのちがいと、その変化 およまわ なか さかな の中で、魚たちは食べものやなかまをもとめ、泳き回ったり、て さかな きからのがれて身をかくしたりしています。そこで、魚たちはす さかな む場所にあったからだの形をしています。魚のからだの形には、 かた けいそく ぼうすい形、側へん形、縦へん形、ウナギ形があります。 けいみす 側へん形きびきび 縦へん形水そこに ほうすい形もっと すみやすい形。 と小回りがきく形。 もふつうの魚の幵。 たいようじかり 太陽の光がとどくと ころなので、プランク トンが多く、多くの魚 がむれをつくって泳き、 回っています。 海の中層 ウナギ形くねくね と動きやすい形。 彡 / サンゴ礁は、イソギンチ 下一ヒフキアイゴ ャクのなかまのサンゴがつ けいそく 泳ぐほ、うすい形や側へん形 こ物おおみ の魚が多く見られます。 チョウチョウウオ、 サンゴ礁 ひょうそう 海の表層 サヨリ サンマ さかな おお おお 光がとどかない暗い ハダカイワシ 海です。えさも少なく、 多くの魚は夜になると、 ホウネンエソ いわは 岩場 もなどが生え、え さ場、かくれ場、卵 をうむ場所になり、 魚のくらしにてきし ています。 こな 深海 ふか まったく光のない深 しうぶん い海です。えさが十分 かつはつ にとれないので、活発 に動き回る魚は少なく なります。 ラブカ キンメダイ
うろこが小さい あお 青いすし あお 青いすし あか 赤い ( おすだけ ) 赤い ( おすだけ ) タイリクバラタナゴコイ科 にほんかくち へいやかわみずうみ ・ 8cm ■日本各地■平野の川や湖 しよくぶつしよく かいさんらん ねんだい ・植物食◆貝に産卵。 1940 年代 ちうごく に中国より入った あお 青いすじのはじまり 産卵管 ニッポンバラタナゴコイ科 よどがわいせいはんし・う き・うし 0 うほくぶ ■ 5cm ■淀川以西の本州、九州北部 へいちかわみずうみあさ みずくさおお ■平地の川や湖の浅くて水草の多いと ざっしよく がつかいさんらん ころ■雑食◆ 5 ~ 6 月に貝に産卵。 せつめつきぐし 0 絶滅危惧種 にまいがいさんらん ニ枚貝に産卵しているゼニタナゴ うし 後ろにおすがつきそっています。 ふ化したばかりの 稚魚 およ 泳けるようになる まで、えらの中で にまいがいさんらん ニ枚貝に産卵しているタイリクバラタナゴ くらします。 さんらんかん 産卵管 ゼニタナゴコイ科 かんとうちほういほくすわこ てんり 0 うがわ ■ 6cm ■関東地方以北。諏訪湖・天竜川・ ほうり 0 う あさいけぬまさいり物う とよかわ 豊川などは放流による■浅い池や沼、細流 ざっしよく がつかいさんらん ■雑食◆ 9 ~ 1 1 月に貝に産卵 さんらんかん ー産卵管 カゼトケタナゴコイ科 き 0 うし 0 うほくとうぶ ・ 4cm ■九州北東部■河 かいさんらん せん 川■動物食◆貝に産卵 さんらんかん ー産卵管 スイゲンゼニタナゴコイ科 ひょうごけん ひろしまけん ■ 3.5cm ■兵庫県から広島県の なが かせん いくつかの河川・流れのゆるや ぜっめつきぐし檜 かなところ◆絶滅危惧種 どうぶつしよく 0 、、 さんらんかん 産卵管 さんらん ・タナゴの産卵・ たんすい タナゴのなかまは淡水 にまいがい さんらん にすむニ枚貝に産卵しま さんらんき おすは産卵期になると いろ からだの色があざやかに かお なり、顔のまわりなどに 追い星とよばれるいぼの ようなものができ、めす をさそいます。めすは産 らんかんなが 卵管が長くなり、これを し・つすいかん かい 貝の出水管にさしこんで さんらん 産卵します。 ちきょ さん めすの産扉は産扉の時覇だけのびます。 33
外国から来た魚たち がいこく さかな しくせい ぶんぶ おお ' い外国から来た魚たち / 、クレンコイ科 とうほくちほう き物うし 0 う かせんかり物うなが ■ 1 m ・東北地方から九州・河川の下流の流れのゆ しよくぶつしよく ち 0 うごく るやかなところ・植物食 ( プランクトン ) ◆中国・ げんさん ねんいごかくち ほうり 0 う とねがわすい ベトナム原産。 1943 年以後各地に放流。利根川水 ていちゃく くうきこき 0 う がっさんらん 系には定着。空気呼吸ができる。 6 ~ 7 月に産卵 幼魚 うろこに黒い縁取りがある コクレンコイ科 かすみがうら とねがわすいけい ・ lm ・霞ヶ浦、利根川水系 かせんかりうなが など■河川の下流の流れのゆ どうぶつしよく るやかなところ■動物食 ( プ たいりくなん ランクトン ) ◆アジア大陸南 ぶげんさん ねんいご 部原産。 1 943 年以後にソウ いしよく とねがわ ギョとともに移殖。利根川で ソウギョコイ科 とねがわ へいやみずうみかわ しよくぶつしよく 繁殖。ハクレンとともにれん ■ 1 m ■利根川など■平野の湖や川■植物食 たいりくとうぶげんさんじよそうようぜんこくかくちほう きよともよばれる ◆アジア大陸東部原産。除草用に全国各地に放 り 0 う がっさんらん 流された。 6 ~ 7 月に産卵 ■大きさ・分布■すみか■査性◆特ちょう さかな くろはんてん 黒い斑点がない 目が下にある くろ はんてん め目 ハクレンのジャンプ さんらんき ぞうすい 産卵期に増水した川 で見られます。 ようきよ ふちど くろ まる 丸い はんしよく あぶら 脂びれ プラウントラウトサケ科 にほんかくちほうりゆう ・ 50cm ・日本各地に放流 みずつめ かわこしよう どうぶつ ・水が冷たい川や湖沼■動物 げんさん 食◆ヨーロッパ原産。シュー ベルト作曲「鱒」のモデル くばむ 背びれが 2 つ せいぎょ コクレンの成魚 アオウオコイ科 とねがわ へいやみずうみかわ ■ 1 m ■利根川など・平野の湖や川・動物食 たいりくとうぶげんさん がっさんらん ◆アジア大陸東部原産。 6 ~ 7 月に産卵 ももいろ あぶら 桃色のしま 脂びれ くろてん 黒い点 はない どうぶつしよく . 、疉第 , 、鱗物 : : 0 あぶら 脂びれ くろ てん 黒い点 もよう ニジマスサケ科 ぜんこくかくち こしよう かせん "40cm ■全国各地■湖沼・河川・ ようしよくいけどうぶつしよく ねん きた 養殖池・動物食◆ 1877 年に北アメ がっさんらんしよく いに 0 う リカより移入。 10 ~ 3 月に産卵。食 用魚 しよく さっきよくます ようきょ あぶら 脂ひれ レイクトラウトサケ科 ち物うせんじこ すいおん ・ 90cm ・中禅寺湖・水温 20 ℃の 湖沼・動物食◆ 1966 年にカナダか せいかく ら移入。どうもうな性格 ざんいろ 銀色のしま 黒いすじ どうぶつしよく こ いに 0 う カワマスサケ科 ペヘレイトウゴロウイワシ科 ほんし物うち 0 うぶいほく かせんじようり 0 ういき どうぶつしよく かながわけんさいたまけん ・ 30cm ■本州中部以北・河川の上流域■動物食◆ 1902 年に ■ 60cm ・神奈川県、埼玉県など・雑食 いに物う せいかく げんさんちみなみ おんたいいきしよくようぎょ アメリカより移入。どうもうな性格でフライフィッシングの対象 ◆原産地は南アメリカ温帯域。食用魚 外国からやってきてすみ着いた生きものを帰花生物といいます。このような生には、天がいなかったりして、 増えすぎることがあります。 ざっしよく ねん たいしよう 48
さかな かいゆう 魚の回遊 さんらんばしよふゆ 魚の中には、えさや産卵場所、冬こしの場所など せいかっ をさかして、生活する場所をかえるものがいます。 かいゆう この動きを回遊といいます。カツオ、マグロなどは、 かいようおお かいゆう えさをもとめて海洋を大きく回遊します。ニシン、 そとうみ かいがんちか さんらん サヨリなどは、産卵のために、外海から海岸近くに うみかわかいゆう かわなか さかな 回遊します。海と川を回遊する魚や、川の中だけを さかな 回遊するオイカワなどの魚もいます。 にほんなんほう 、ゞ日本の南方で生まれたクロマグロ は、日本近海で 1 ~ 2 年すこし、ア きんかいかいゆう )) メリカ近海へ回遊するものもいます。 そこで 1 ~ 2 年すこし、またもどっ てきます。 だいかいゆう さかな なか かいゆう かいゆう マグロ ほうこうかざむ かし巧 0 う なみうご すいおん △カツオは海流の方向、風向き、波の動き、水温などを かいゆうはうこう たいよう 手がかりに、回遊の方向を決めています。太陽のいちと たいないとけい 体内時計によって、いちを知ると考えられています。 い・・ハ 7 ドトべお かわう ムサケ川で生まれた後、北の海 " ミを回遊しながらせい長し、生まれ 、い乙し品 % さんらん かわ 4 三れた川にもどって産卵します。 0 ) り導身 しんかい ・ウナギ フィリピンおきの深海、を にはんかわ 0 で生まれ、日本の川にもどりまい、 す。せい長すると、海に出て、あ冫 : ) 産卵場所に向かいます。 / 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 の うみ かいゆうかいり 0 うの 海での回遊は海流に乗って行われます。さくじ回遊 こざかな かいゆう は、えさのプランクトンや小魚をもとめて回遊するこ かいゆう かいゆう とです。死めつ回遊は、えさをもとめて回遊したもの すいおんひく ひかえ の、水温が低くなりすき、た ? 、引き返せなかったりし て、さい後は死んでまうタイプの回遊です かいゆう サケ かいゆう サンマ ハリセンボン カツオ かいゆう さくじ回遊 うみ かわ さかな △ブリやカンバチなどのち魚は、ちきれたもの中にか なが くれ、もといっしょに流されながら回遊しています。 あきかこうちか アユ秋に河口近くで さんらん きようみはい 産卵し、ち魚は海に入 のちはるかわ った後、舂に川をさか のぼってせい長します。、 なか かいゆう 1 81