私たちのまわりでも、いろいろな鳥を見ることができま しゆるい す。しかし、よく観察すると種類によって見つけられる場 かいかん やま 所はちがっています。家のまわりや海岸から高い山まで、 クマタカ・ノスリ・ アカモズ・ウズラ・ かんさつ いえ 鳥によっておのおのくらす所が決まっています。それを知 かんさつ ると観察のよい手がかりになります。 池・沼・湖 いけ キセキレイ・ カルガモ・カワセミ アオサギ・イソシギ・ オシドリ・カイツブリ・ ムナグロ タカプシギ・タシギ・ キョウジョシギ・ イソシギ・キアシンギ・ ミコアイサ・ヨシガモ ホシハジロ・マガモ・ ハヤブサ・ヒドリガモ・ ハジロカイツブリ・ タシギ・トモ工ガモ・ キンクロハジロ・コガモ・ カンムリカイツブリ・ オナガガモ・カワアイサ・ オオハクチョウ・ アオシギ・ ツバメ コヨシキリ・チュウサギ・ オオヨシキリ・コチドリ・ イワッパメ・オオジシキ・ イカルチドリ・ セグロセキレイ・バン ひかた ハイタカ ヒバリ セッカ・ノビタキ・ コヨシキリ・ コジュリン・ オオヨシキリ・ オオジシギ・ ハチクマ・ホオアカ : 海べ・千潟・アシ原 イソシギ・イソヒョドリ・ アオサギ・イカルチドリ・ カイツブリ・カルガモ・カワウ・ シロチドリ・トビ・ カワラヒワ・コチドリ・ ハシプトガラス・ハシボソガラス : チュウサギ コアジサシ・コサギ・ オオコノハズク・カッコウ・ ウミネコ・キクイタダキ・ミサゴ : アオジ・アリスイ・ウグイス・ スズガモ・ダイサギ・タゲリ・ コミミズク・シロハラ・ クサシギ・クロガモ・ オジロワシ・カモメ・クイナ・ オオセグロカモメ・ タシギ・タヒバリ・チュウヒ・ チュウシャクシギ・ツルシギ・ ダイゼン・タカプシギ・ ソリハシシギ・ダイシャクシギ・ キョウジョシギ・シマアジ・ オバシギ・キアシシギ・ ウズラシギ・オオソリハシシギ・ アカエリヒレアシシギ・ マガモ・マガン・ユリカモメ ヒドリガモ・ホシハジロ・ ハヤブサ・ヒシクイ・ ッグミ・ハシビロガモ・ メダイチドリ トウネン・ヘラシギ・ムナグロ・ いそ・外 : 0 イソヒョドリ・クロサギ ヒメウ・ミサゴ シロハラミズナギドリ・ ケイマフリ・コアホウドリ・ クロアシアホウドリ・ カンムリウミスズメ・ オオミズナギドリ・ オーストンウミッパメ・ ウミウ・ウミネコ・ アホウドリ・ウトウ・ コシジロウミッノヾメ 163 ミッュビカモメ・ユリカモメ フルマカモメ・ ハジロカイツブリ・ シロカモメ・ハシジロアビ・ オオハム・カモメ・ オオセグロカモメ・ 工トロフウミスズメ・ ウミガラス・エトピリカ・ アカエリカイツブリ・アビ・ トウゾクカモメ・ オオトウゾクカモメ・ アジサシ・
かた シギやチドリの食べ物と、とり方 らな干で、シギやチドリは食べ物をとリます。くちばしの長さや形などで、えさの種類や大きさがかわります。 かたち チドリのくちばし短く、先がいくらかまるくふくらむ。目で 地表にいるえ物を見つけつまみあけます。 ( メタイチドリ ) しゆるいおお なが シギのくちばし先たんはやわらかく、上くちはしは自由に動かせます。どろ の中にさしこんで、しよっかくでえ物をさぐりあてます。 ( オグロシキ ) さき ちじよっ ダイチドリ ゴカイをちき。 ないように ヒろの中から ようす ヒ手に引き出 ノます。 オオソリハシシギ くちはしを地中に 深くさしこみゴカ イなとのえ物をと ります。 ちち 0 う メダイチドリ うえある 少の上を歩く ニを追いか サてとらえま ホウロクシギ長く曲ったくちはしで、深い巣あなにいるカニもつかまえる ことができます。 アオアシシギとろ の中からドジョウを 見つけてつかまえま した。魚などを、あ さい海で追いかけて とりま ながまが さな ミヤコドリ たてに平たいくちはしを貝にさしこんで開き、なかみを食べます。 65
0 かくれる すいへい コサメビタキ水平なえだに細かいコケで、木のこぶそ っくりな巣をつくります。仕上げにまわり かわ のウメノキゴケをはって、木の皮にカモフ ラージュすると完成です。 そうけん ノ力、ン立っているノガンはりつばで目立ちます。草原にうすくまっ たまこ たり、卵をだいているときは、まわりのかれ草にとけこんでし イカルチドリ まい、なかなか見つかりません。 かわら たまこ 川原で卵を産むチドリは巣材 を集めた巣をつくりません。 たまこ 卵を見つけても、ちょっ たまこ と目をはなすと卵は小石 にばけてしまい、なかな か見つかりません。 オーストラリア ガマグチョタカ ガマグチョタカは昼間は木に止ま ってじっとしています。動かないと 木のみきのようで気がつきません。 かんせい あっ 0 だます ひるま アネハズル ちか カササギ巣の卵やひなを守るため、集団でおどかすまねをして、てきを 巣の卵やひなにてきが近づくと、親がけがをしたふりをして をしようゆうめい てきを遠ざけることを擬傷といいます。チドリの擬傷が有名で 追いはらうことをモビングといいます。巣のないときでもネコや おお すが、大きなツルも同じようにして卵やひなを守ります。 ワシなどを見つけるとモビングをする鳥がいます。 し 0 うだん おな
0 背は白っぱい ミこい、夏羽 顔から はらは黒い ムナグロチドリ科 ■全長 23 ~ 26 師 はくぶ ・ロシア北部、北アメリ 力、オーストラリア たびどりおきなわふゆどり ・旅鳥、沖縄 ( 冬鳥 ) ひかた はたけすいでん ◆畑や水田、干潟などに こんち 0 う すみ、昆虫とミミズを 主に食べます。 背は黄色つばい なっはね 顔から はらは黒い せんちょう ふゆはね 冬羽 なっはね 夏羽 ダイゼンチドリ科 ■全長 27 ~ 31 はくぶ ■カナダ北部やロシア はくぶ かいかん 北部の海岸 たひどりみなみにほんふゆどり ・旅鳥、南日本 ( 冬鳥 ) すいでんはたご ひがた ◆水田や畑、干潟に群れで見られ、 こんち 0 う ゴカイやカニ、昆虫などを食べます。 め 目をとおる線は黒かっ色 せんちょう た おも コチドリチドリ科 ・全長 14 ~ 17 たいりく ・ユーラシア大陸、アメリカ にほんぜんこくなつどり ・日本全国 ( 夏鳥 ) かり 0 うかいかんすし、でん かわち 0 うり 0 う ◆川の中流から下流、海岸、水田 などにすみ、ハエやヤゴなどの昆 ち 0 うおも 虫を主に食べるほか、工ビなども た 食べます。 み せんくろいろ 目をとおる線は黒い色 おす夏羽 た せんちょう なつばね ひたいは黒い ゞ、 むねのおびは 細い イカルチドリ チドリ科 おす せんちまう ■全長 19 ~ 21 とうぶ ほくぶ ・アジア東部、インド北部から中国 き 0 うし 0 う り 0 うちょう はんし 0 う 南部・本州、四国、九州 ( 留鳥 ) かわみすうみちか かいがん ◆川や湖の近くにすみ、海岸のそば には見られません。昆虫やミミズを 食べます。 なっはね 夏羽 足は むねのおひは太い オレンジ色 か ひなを強い日さしから守るコチドリのめす。 ゆひなが 指が長い 足は黄色つばい 背なとはあわいかっ色 くちはしと ひたいは 青い 体は赤かっ色 めす夏羽 シロチドリチドリ科 ・全長 15 ~ 17.5 師 ほくぶ ・アフリカ北部、ユーラシア、 オーストラリア、アメリカ ほんし 0 ういなんり 0 うちょう ・本州以南 ( 留鳥 ) 、 はっかいどうなつどり 北海道 ( 夏鳥 ) かわかり 0 うかいがん ◆川の下流や海岸、うめ立て こん 50 う 地などにすみ、昆虫やゴカイ やカニなどを食べます。 せ は赤かっ色 なっはね か アフリカレンカク レンカク科 ■全長 23 ~ 31 師 ち 0 うぶ なんぶ ■アフリカ中部から南部 かわ ◆川のあるしっ地帯にす すいせいこんちう み、水生昆虫やミミズ、 クモなどを食べます。 せんちょう か せんちょう むねの 前は白い なっはね おす夏羽 くびうし 首の後ろが黄色 メダイチドリチドリ科 ■全長 18 ~ 21 師 ・アジア東部、インド、 たびどり オーストラリア・旅鳥 ひがたかいがんみ ◆日本では干潟と海岸で見られ こんち 0 つ ます。ゴカイやカニ、昆虫など を食べます。 黒くてとても長い尾 籀 が長い レンカクレンカク科 ぜんちょう ■全長 39 ~ 58 師 ( 尾を含む ) メ ・インド、スリランカ、 めいちょう たいわん とうなん 東南アジア、台湾・迷鳥 いけめま すいめん ◆池や沼にすみ、水面やうき草の 上の昆虫などを食べます。夏と冬 はねいろ では羽の色がちがいます。 なっはわ 夏羽 お せんちょう なっふゆ 67
ぶんぶ ぶんぶ からだおお にはん おもとくちょう せいたい ■体の大きさ・分布・日本での分布◆主な特徴・生態 くちはしは黒く、 つけねが赤い シキ・チドリのなかま 頭と背につながる、 のとはクリーム色 ナイルチドリ ( ワニチドリ ) ツバメチドリ科 せんちょう ・全長 19 ~ 21 ち 0 うぶ せいぶほくとうぶ ■アフリカ中部・西部・北東部 なかす かわちか ◆中洲のある川の近くなどにすみ、 すいせい こんち 0 う 水生の昆虫やミミズなどを食べます。 ツバメチドリッパメチドリ科 せんちょう ■全長 23 ~ 24 とうなん ・東南アジア、オーストラリアなど ほんし 0 う き 0 うし 0 うなつどりたびどり ・本州、九州 ( 夏鳥 ) 旅鳥 ひら くさち かわら ◆開けた草地や河原、田などにすみ、 こんち 0 う 主に飛んでいる昆虫をとらえます。 バッタやコオロギなども食べます。 くちはしと つけねは黒い カオグロサヤハシチドリ サヤハシチドリ科 せんちょう ・全長 38 ~ 41 師 なんきまくかい よう ■南極海からインド洋 なか ◆ペンギンのコロニーの中にすみ、 こんち 0 う ペンギンの卵、一ミズや昆虫など なんでも食べます。 オーストラリア イシチドリ イシチドリ科 ■全長 54 ~ 59 師 ・オーストラリア ひら はやし ◆開けた森や林にすみ、 こんち 0 う 昆虫やカタッムリ、ム カデなどを食べます。 せんちょう 頭と背は黒い おも 赤いくちばし せんしんしろ 全身が ミヤコドリ ミヤコドリ科 ぜんちょう ■全長 40 ~ 47.5cm ・ユーラシア たびどりふゆどり ・旅鳥、冬鳥 ひかたいわ かいがん ◆干潟や岩のある海岸で かい 見られ、貝やゴカイなど を食べます。 のとからむねが 目のまわりに白いはんもん タマシギタマシギ科 ■全長 23 ~ 28cm ■アフリカ、アジア南部、 オーストラリア かんとういせい ほんし 0 う ・関東以西の本州、四国、 きなうし 0 うおきなわり 0 うちょう 九州、沖縄 ( 留鳥 ) ◆しめった場所をこのみ、 ぬまみすうみ 田や沼、湖などにすみます。 こんち 0 う 昆虫、カタッムリ、ミミズ、 くさしゅし もつ 草の種子や葉、こく物など なんでも食べます。 おすが子育てをする鳥 多くの鳥は、めすが子育てをしますが、タ マシギ、レンカク、ヒレアシシギなどは、お とり すが子育てをするめずらしい鳥です。ほかの はね 鳥とちがって、めすが目立つ美しい羽をして います。 たまこ 卵はおすが、あたためます。 羽を広げてティスプレーをしておすを引きつけます。 おお 夏になると、めすは大きな声で鳴いて、なわ ばりをつくります。 せんちょう なんぶ いろあし ピンク色の足 は とり とり おお うつく はねひろ かえったひなの世話も おすがします。 68
あいちけんなべたかんたくちふゆ しんりよく 愛知県・鍋田千拓地冬はスズ ・三瓶山ブナ林の新緑のころ、 日本各地にバードウォッチングにてきした場所がありま はるあき ガモ、オナガガモなど。舂と秋は キビタキ、オオルリ、サンコウチ はやし こうげん しせん す。干潟、湖、池、森や林、高原や高山など自然のゆたか シギ、チドリ類。 ョウ、西の原ではセッカ、東の原 ちたはんとう うやま な場所で、冬ごしの場所だったり、はんしよく地だったり 知多半島・鵜の山カワウのコ ではノビタキ、ホオアカなど。 やまぐちけんやしろこうげん 。ウは 3 ~ 7 月、サギ類は します。 山口県・ハ代高原 11 ~ 2 月、 がつはんしよく やく わ とつい 4 ~ 8 月に繁殖。 約 1 OO 羽のナベヅルが渡来。 げんや ①サロべツ原野ノビタキ、ノゴ 東京上野・不忍池冬はオナガ 伊良岬 10 月上旬をピークに やまぐちけんちどりかはま 山口県・千鳥浜 3 ~ 5 月シギ、 すうせんは ガモ、コガモ、ハシビロガモ、オ マ、シマアオジなどが繁殖。舂と 数千羽のサシバが渡る。 ふゆ チドリか渡る。冬はカモ、カモメ。 かんさつ だいしようしかたのかもいけはんし 0 う ふゆ 秋にはガン、カモがたちよる。 シドリなど、近くで観察できる。 朝大聖寺・片野鴨池晩秋 ~ 冬、 よしのかわかこう ひかた ⑩吉野川河口干潟にシギ、チド てうりとう とうきようたかおさんしせんけんきなうろ ②天売島ウミガラス、ケイマフ 東京・高尾山自然研究路ぞい まんはいしよう 2 万羽以上のガン・カモの群れと るいみ リ類が見られる。 うみとり ていさんたいとり リ、ウトウ、ウミネコ、などの海鳥。 に歩くと、低山帯の鳥。 それをおそうワシ、 そうげん みうらはんとうしようがしまふゆゆうかた の三浦半島・城ヶ島冬の夕方、 草原にノゴマ、シマアオジ。 タカなど。 とうぶつこ はる きたかえ かんべきかえ 3 濤沸湖舂には北へ帰るオオハ かすかやまげんしりん ウミウ、ヒメウが海から岸壁に帰 春日山原始林 ふゆ はんしよく いちねん、書うていさんとり クチョウ。冬はユキホオジロ。 って来る。クロサギも繁殖。 一年中、低山の鳥 おたいとうふゆ・すうせんは ぶゆ 0 尾岱沼冬、数千羽のオオハク ②新潟県・瓢湖冬、オオハクチ が多く見られる。 のつけはんとう おおさかみのお チョウ。野付半島では夏、アカア ョウ、コハクチョウ、カモ類。 大阪・箕面 かるいさわはしのおんせん やちょうもり 軽井沢星野温泉、野鳥の森、 そう 5 うたんちう シシギが繁殖。 早朝の探鳥がよい。 きりたつぶ は引 1 やま しよか 0 霧多市オオセグロカモメなど ていさんぶゆどり なっとり 離山、碓氷峠など、初夏の鳥のコ 低山の冬鳥、夏鳥が うみどり ぶゆ ゆがわ おおみ の海鳥やノゴマ、ノビタキ、コヨ ーラス。冬は、湯川ぞいにオシド 多く見られる。 そうけんとり とっとりけんたいせん シキリなど草原の鳥。 リ、カワガラスなど。 鳥取県・大山 くしろしつげんにはんさいたいしつけん とがくしこうげんいいつなこうげんしよか 0 釧路湿原日本最大の湿原、ラ かつらくよう 戸隠高原・飯綱高原初夏、ア 5 ~ 6 月、落葉 しようやくしていちとくべってんねんき こうようしゆりんたんちょうち ムサール条約指定地。特別天然記 オジ、カッコウ、クロッグミなど。 広葉樹林が探鳥地。 ねんぶつ はんしくち かみこうちたいし「ういけ たしろいけなか にはんさん の上高地大正池、田代池、中の 念物のタンチョウ繁殖地。日本産 キビタキ、サンコ ていさんあこうさんとつ 鳥類の 3 分の 1 近い 160 種がいる。 瀬など、低山 ~ 亜高山の鳥の宝庫。 ウチョウなど。 かいすいたんすい ぶうれんこ たてやま ①風蓮湖海水と淡水のまざった の立山ホシガラス、カヤクグリ、 ひらい きすいこ 汽水湖で、オオハクチョウが飛来。 イワヒバリ、ライチョウ、イヌワ てんほうを 0 うけいしせつしらとりたい 展望休憩施設白鳥台センター シ、アマッパメなど。 さつほろ やまなかこ もいわやま しよか の山中湖初夏、アカハラ、コル 0 札幌・藻岩山キビタキ、オオ ルリ、カラ類、アマッパメなど。 リ、キビタキなど にほんやちょう ふしさんち物うぶくしよか 富士山中腹初夏 ~ 夏の朝、ル ⑨ウトナイ湖日本野鳥の会サン こうけんせっち クチュアリ第 1 号建設地。 リビタキ、メボソムシ おおまこうえんしよか ⑩大沼公園初夏にはクロッグミ クイ、ウソなどの豊庫 ふゆ コマドリ、オオルリなど。冬はハ クチョウ、キンクロハジロ、オジ かんさつ ロワシなどが観察できる。 しもきたおおみなとかいがんぶゆ 下北・大湊海岸冬、コクガン、 オオハクチョウ、コオリガモなど。 はちろうかたはるあき ハ郎潟舂と秋はシギ、チドリ の渡り。夏はオオセッカ、コジュ リン、オオジュリン、ケリなど。 いすぬま ・伊豆沼日本有数のガン、カモ、 ハクチョウの越冬地。 まっしまわん 朝松島湾ⅱ ~ 3 月、スズガモの 群れ、オカヨシガモなど。 圭海 4 ~ 5 月、 8 ~ 10 月 にはシギ、チドリ類。冬の早朝に はコクガンが見られる。 ことくめまふゆ ⑩古徳沼冬、オオハクチョウ、 とうし、 カモ類が渡来。 おくにつこうせん第うがはらきりこみこ 朝奥日光戦場ヶ原、切込湖、 なつやまとり 刈込湖は、夏の山の鳥の宝庫。 はんしよく マガモも繁殖。 やつひかた ⑩谷津千潟シギ、チドリ類、サ ギ類、冬はカモ類やユリカモメな みすどり ど多くの水鳥か観察できる。 おもな野鳥ウォッチングのポイント : を / いツい新 はやし さんべさん ほんかくち ひがたみすうみいけ ーうさん ち ふゆ とうきよううえのしのはすのいけふゆ はる にいかたけんひょうこ 3 おもこけい ①面河渓・石鎚山 5 ~ 6 月、 カワガラス、ヤマセミ、オオルリ。 あしすりみさき 足摺岬 11 ~ 8 月、ウミウ、ヒ メウ、ミズナギドリ、カモメ、メ ジロなど。 ぶくおかけんひこさん 福岡県・英彦山 5 ~ 7 月、コ マドリ、オオルリ、ブッポウソウ。 さがへいや こうてんしあた 佐賀平野高伝寺辺りには、カ いちねんし 0 うみ あきちく ササギが一年中見られる。秋、筑 こかわ たいぐん 後川にアトリの大群。 ありあけかい ふゆすう [ ツつは 有明海冬、数百羽のツクシガ モが見られる。 かこしまけんあらさき てんほうたい ⑩鹿児島県・荒崎ツル展望台を 中心にマナヅル、ナベヅルなど。 1 1 ~ 2 月がよい。 あまみおおしまゆわんたけ 朝奄美大島・湯湾岳ルリカケス、 アカヒゲなど。 おきなわほんとうまんこ あきふゆ ⑩沖縄本島・漫湖秋 ~ 冬にかけ てシギ、チドリ、サギ、クイナ、 しまねけんなかうみ 島根県・中海ハクチョウ渡来 カモなど。 いりおもてしま 西表島ズアカアオバト、キン 地。冬は数百羽のコハクチョウと 多くのカモ類が渡来。 バトなどが見られる。 みやきけんいすめま マ宮城県伊豆沼ガン、カモ、ハクチョウなど。 V 鹿児島県荒崎 ナベヅルの冬こしが観察できる。 0 うすいとうげ いしづちさん ふん ちか 0 なつあさ 24 39 38 とらい ふゆすうじ「つは み とらい にはんゆうすう えっとうち かごしまけんあらさき 159 かんさつ ふゆ
ぶんぶ ぶんぶ おもとくちょう せいたい ・体の大きさ■分布・日本での分布◆主な特徴・生態 シギ・チドリのなかま アカエリ 目から頭の上が 黒いものもいる 食べ物をとるアカエリヒレアシシギの群れ ソリハシセイタカシギ セイタカシギ科 ぜんちょう ・全長 42 ~ 45 師 ■ヨーロッパから中国、一部は 北アフリカから南・東アフリカ たひどりふゆどり ・旅鳥、冬鳥 ひがた ◆干潟や河口などの平らで ひら 開けた場所にすみ、昆虫やー さかな ミズ、魚、植物など いろいろなものを食べます。 上にそった くちはし おす セイタカシキ セイタカシギ科 せんちまう ・全長 35 ~ 40 ■ユーラシア大陸、アメリカ とうきようわんし 0 うへんり 0 うちょう たびとり ・東京湾周辺 ( 留鳥 ) 、旅鳥 かわみすうみめま ◆川や湖、沼などにすみ、 こんち 0 う こごかなさかな 昆虫や小魚、魚の卵など を食べます。 たいりく おや セイタカシギの親子ひなは寒くなると、 親のつはさの内がわにもぐりこみます。 ケリチドリ科 せんちょう ■全長 34 ~ 37cm ち 0 うこくとうほくぶ ・中国東北部、モンゴル ほんし 0 う り 0 っちょう ・本州 ( 留鳥 ) はたけすいてんかわちか ◆畑、水田、川の近くの草 こんちう 地にすみ、昆虫やミミズ、 カエルなどを食べます。 はい色の頭 はいかっ色 むねは黒い めすは茶色つばい タゲリチドリ科 ・全長 28 ~ 31 ■ユーラシア大陸 ほんし 0 ういなんふゆどり ・本州以南 ( 冬鳥 ) ◆さまざまな開けた場所にすみ、 ネコのような声で鳴きます。 ミズ、アリ、ハエ、カなど昆虫 おもた を主に食べます。 ぜんちょう 黄色い足 コノヾシチドリチドリ科 ■全長 20 ~ 22 ・スカンジナビア半島からシベリア、 モンゴル、アフリカ北部 たひどり ・旅鳥 ほくそうち ◆牧草地、草地、干潟などで見られ、 ガやバッタなどの昆虫や幼虫を食べ ます。 66 ぜんちまう シロクロゲリ チドリ科 せんちょう ■全長 28 ~ 31 師 なんぶ ・アフリカ南部 ◆水べのかわいた場所に いかくするケリ気がく、人が近づいてもお ( ミズや昆 すみ、カニ こうとう しの行動をします。 虫などを食べます。 ひとちか ち 0 う
タンビカンザシフウチョウ チゴハヤブサ Falco わ房ィ 0 チゴモズ L れれイ S g れれ S チドリ チメドリのなかま チャジュウシマッ チャボ チャムネエメラルドハチドリ ノ 41 れ日 Z ー〃 amazilia ちゅうわちょうりゅう 中華鳥竜 チュウサギ 石 g 尾な口わ円 - 川 ed イ チュウシャクシギ Åれ〃ⅱイ 5 2 ん 02 S チュウヒ C 汁ロ岱 sp 〃 0 れ 0 れパ・ チョウゲンボウ チリーフラミンゴ p ん 0 円ⅱ CO t 円 7 パ C 〃〃円な・ タンチョウ GrtIS ノ d20 れ e れ S ー S ・ 40 ・ 43 ダンドク た 0 れ C 〃″ r 日 striata ・・ 45 ・ 50 ・・・ 58 ~ 61 ・・ 58 ・ 169 ・・・ 7 ・ 1 1 ・ 58 ・ 153 ・ 164 ・ 168 ・・ 55 ・ 155 ・ 174 ・・・ 26 ・ 152 ・・ 50 ・ 1 51 ・・・ 132 ・・・ 139 ・・・ 65 ・・・ 132 ・・ 92 ・・ 147 ・・ 62 ・・ 46 ・・ 35 ッカックリのなかま ックシガモ Tado 川口 do 川 4 ッグミ 〃 7- ″ S 〃″ 1 れ 47 れⅱ・ ッチスドリ Grallina cyanoleuca ・・ ツッドリ C 、〃 C / S れイ rat ″ S ツノメドリ お rate ロイ / cor れ i ロイ / 4 ・・ ツバメ ツバメチドリ G 信 0 信〃 ta / 市Ⅷ川川・・ ス cc ゆ g 信 r な ツメナガセキレイ Mo c 〃羸 flava ・ ツメバケイ ( ) 2 〃 70C0 川 S ん 0 に i れ ツリスガラ Remiz pe れ語語Ⅲパ・ ツルシギ Tringa e りげ叩″ s ツルのなかま テリムクドリモドキ 石叩 / Ⅲ gt パ 0 観れ oc 叩 / Ⅲん s ・ テンニンチョウ 1 れ C 0 〃 トウゾクカモメ StercorariUS 201 れ冂れ S トウテンコウ ・・・ 137 ・・ 69 ・・ 68 ・・ 48 ・・・ 107 ・・ 123 ・・・ 62 ・・ 129 ・・ 134 ・・・ 73 ・・・ 85 ・ 147 ・・ 106 ・ 152 トウネン C 記 i 市胤市 c 。〃な・・ トウマル R 叩ん岱翩翩信れパ・ トキ N ゆ 20 ⅲロれゆ 2 のい トキイロコンドル S 尾 ora 川 2 んパ 2 叩小・ ドバン トビ イ〃〃 S トモ工ガモ , 4 れロ S / 0r1 れ OS トラッグミ / 00 〃肥 r イ a 川 トラフズク ノ 4SiO 0 れイ S ドングリキツッキ ナイチンゲール / tac 川 ega 月Ⅳれ c / io ゞ ナイルチドリ ナゲキバト / e れイ 4 〃 1 召 cro r ナナイロフウキンチョウ Tangara c / 卍円パな・ ナナイロメキシコインコ ス ra ⅲ 7g4 担〃イロ ) 観 ナベコウ CO れ ia れ igl - ナベヅル Grus 1 れ 0 れ C 〃保・ ナンヨウショウビン H 記 0 , 0 れ諸 / な ・・ 64 ・・ 142 ・・ 28 ・ 46 ・・・ 37 ・・ 88 ・・ 103 ・・ 68 ・・ 128 ・・・ 83 ・・ 30 ・・・ 96 ツールーズ 186
ハチドリのなかま ハチドリのなかま ぶんぶ おもとくちょうせいたい ■体の大きさ■分布◆主な特徴・生態 はそなが ちい とても小さくて美しい鳥のなかまです。くちばしは細長く、長いくたの おな はな ような舌で、花のみつをすいます。飛びながら同し場所にとどまることか できます。ホバリングといいます。 カマノ、シノ、チドリハチドリ科 ー全長 13 ~ 15 ■コスタリカ ~ 工クアドル西部、 はくとうぶ ベルー北東部 はな ◆ヘリコニアという花のみつを とまって飲んでいます。 らたおお なが うつく くちはしが 曲っている ぜんうよう びようかんすうしゆかい アンナハチドリのめす 1 秒問に数十回もははたきます。ハチの ような羽音をたてて飛びます。 アンナハチドリハチドリ科 ぜんちまう 全長 9 ~ 10cm ・北アメリカ西部 こうえん はな ◆都会の公園にもすみ、花のみつや こんら 0 う 小さな昆虫を食べます。 せいぶ せいぶ おす なか 長い くちはし ャリハシハチドリハチドリ科 全長 25cm はくせいぶ ・南アメリカ北西部 はな ◆しめった林やその近くにすみ、花の みつを飲むほか、昆虫も食べます。 ぜんちょう トなみ ちか こんち 0 う オオハチドリ ハチドリ科 ぜんちまう 全長 19cm トなみ ・南アメリカのアンデス山地 さいたい はな ◆最大のハチドリで、花のみつや、 こんち 0 う 小さな昆虫を食べます。 むねが 茶色 チャムネエメラルドハチドリ ユミノ、シ / 、チドリハチドリ科 ハチドリ科 ぜんちょう ■全長 15 ~ 17 師 全長 10 師 なんぶ ほくとうぶ ・北アメリカ南部 ~ 南アメリカ中部 ・南アメリカ北東部・中東部 ていち もり はやし はな とつぶつ ◆低地の森や林のうす暗い所にすみ、花の ◆クモの巣や動物の毛で巣をつくり、 こんち嗜う みつを飲み、昆虫やクモも食べます。 めすだけが卵をあたためます。 92 ハチドリはとても強い筋肉をもっていて、 1 秒間に 20 ~ 70 回も羽ばたくことができます。後ろ向きに飛ぶこともできます。 せんちまう みなみ 50 うぶ みなみ ちはうとうぶ みつをすうチャムネエメラルドハチドリ動物園で は、えいようのある人工のみつをあたえています。 とうぶつえん つよ びうかん
、シギ・チドリのなかま シギ・チドリのなかま ぶんぶ おもとくちょうせいたい ・体の大きさ■分布・日本での分布◆主な特徴・生態 ぶんぶ からだおお にはん かいがん シギやチドリのなかまは、河原や海涬をよく走ったリ歩いたリし つよはね みす ます。強い羽をもっているので飛ぶこともうまく、水にうかんで移 動することもできます。 尾は白くかっ色の横しま ふゆはれ 冬羽 かわら ある と くちはしはまっすぐ お 尾は黒い オオソリハシシギシギ科 ・全長 37 ~ 41cm ・ユーラシアとアラスカ、アフリカ、 たびどり 東南アジア、オーストラリア・旅鳥 ひかたかいかん む ◆干潟や海岸などで群れています。 こんち 0 う た 昆虫やカニ、貝などを食べます。 オグロシキシギ科 せんちょう ■全長 36 ~ 44 師 ■ユーラシア、アフリカ、 とうなん 東南アジア、オーストラリア たびどり ・旅鳥 ひがたすいでん ◆干潟や水田などのしっ地に すみ、長いくちばしをどろに さして貝やカニ、ゴカイを とらえて食べます。 せんちょう ね一 7 は一 7 る とうなん は 7 る なか かし、 なっはね 夏羽 た まが 下に曲った とても長いくちはし くちはしは 少し上に そっている 頭の横に 黒かっ色の線 下に曲った 長いくちはし チュウシャクシギシギ科 ぜんちょう ・全長 40 ~ 46cm ・ユーラシア、アメリカ たびとり ・旅鳥 はるあき ひがたすいでん ◆舂と秋に干潟や水田 み などで見られ、カニな どをとらえて食べます。 しよ ( せん まが ホウロクシギシギ科 せんちょう ■全長 53 ~ 66cm はらは はんとうち 0 うこくとうはくぶ ・カムチャッカ半島、中国東北部、 白っぱい ニューギニア、オーストラリア たびどり ・旅鳥 はるあき ひかたかこうみ ◆舂と秋に干潟や河口で見られ、 長いくちはしで大がたのカニを た とらえて食べます。 下に曲った とても長いくちはし ダイシャクシギ シギ科 ・全長 50 ~ 60cm おんたい かんたい みなみえんがん 寒帯から南の沿序 ・ユーフンア冫皿市、 ぶゆどり ・旅鳥・冬鳥 ひがた ◆干潟や河口で群れています。どろ ・、の中にくちばしをさしこみ、ミー やカニ、魚などをとらえます。 ぜんちょう た たひどり なが おお なか 小さな白いはんてん さかな 4 ふゆはね クサシギ冬羽 シギ科 ■全長 21 —24cm ちち阜うかいえんかん ・ユーラシア、アフリカ、地中海沿岸 たびどりかんとういなん ふゆどり ・旅鳥 ( 関東以南では冬鳥 ) かわすいでんみ こんち 0 う ◆川や水田で見られ、昆虫やその幼虫 などを食べます。 なか ね一 7 う 下くちはしの もとが赤い はらは白っほい はらは 黄かっ色 あしくろ 足は黒っほい みとリいろ 緑色 か せんちょう あかあし 赤い足 全身が黒っぱい なっはわ 夏羽 ようち 0 う せんしん ( ろ ツルシキシギ科 ■全長 29 ~ 32 ・ユーラシア、アフリカ、 とうなん たびどり 東南アジア・旅鳥 はるあき ひかたすいでんめま ◆舂と秋に干潟や水田や沼などに き すいせい こんち 0 う さなな 飛んで来ます。水生の昆虫や魚、 オタマジャクシなどを食べます。 せん 5 よう タカプシギシギ科 ・全長 19 ~ 23 師 ■ユーラシア、東南アジア、オーストラリア たびとり ・旅鳥 はるあきすいでんかわきし と き ◆春と秋に水田や川岸などに飛んで来ます。 すいせい こんち 0 う 水生の昆虫やオタマジャクシなどを食べます。 ぜんちまう とうなん 足は きみとリいろ 黄緑色 と 62