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検索対象: 入門X Window
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1. 入門X Window

ティングシステムなので、自分のプロセスを終了させ、新しく別のプロ セスを起動する前に他の人が新しくプロセスを起動すると同しメッセー ジが表示される。 また、頻繁にこのメッセージが出るようならばシステム管理者に頼んで、 システムで実行可能なプロセス数の上限値を増やして、 UNIX を再構築 してもらう必要がある。 ■起動すると、、 ld. so : IibXII. so. 4: not found" と表示され起動できない これは共有ライプラリ (Shared Library) を利用しているシステムで起こる工 ラーである。原因としては、次の 2 つが考えられる。 11.2 クライアントが起動できない ! dynamic linker : dynamic linker : 235 原因 : 対策 . このライプラリ ( libX11. so. 4 ) が /usr/lib にない。 共有ライプラリを使用しているシステムでは、アプリケーションの実 行時にリンクする必要なライプラリを /usr/lib に探しにいく。このた め、実行時に / Ⅱ sr / lib にライプラリがないと上記のエラーが表示され る。 /usr/lib にライプラリがあるかどうかを確認し、ない場合はコピー する。また、ほかのディレクトリにインストールしてある場合には、 LD-LIBRARY-PATH 環境変数にそのディレクトリを設定しておけばよい。 たとえば、 /usr/local/lib にある場合には次のように指定する。 % setenv LD-LIBRARY-PATH / Ⅱ s て / 10Ca1 / 11b また、クライアントがどの共有ライプラリを使用しているかは ldd コマ ンドで調べることができる。たとえば、 E Ⅵ 4800 では次のように表示さ れる ( 表示のされ方は、ワークステーションによって異なることがある ) 。 % ldd /usr/bin/X11/xc10ck dynami c dynami c dynami c dynami c dynamic dynam i c 1 inker : linker : linker : linker : linker : linker : /usr/bin/X11/xc10ck: /usr/bin/X11/xc10ck : /usr/bin/X11/xc10ck : /usr/bin/X11/xc10ck : /usr/bin/X11/xc10ck: /usr/bin/X11/xc10ck: /usr/bin/X11/xc10ck: /usr/bin/X11/xc10ck : file loaded: file loaded: file loaded: file loaded: file loaded: file loaded: file loaded: file loaded: /usr/1ib/1ibXnw. nec . so . 2 /usr/1ib/1ibXn. nec . so . 2 /usr/1ib/1ibXmu. nec . so . 2 /usr/1ib/1ibXt . nec . so . 2 /usr/1ib/1ibXext . nec . so . 2 /usr/1ib/1ibX11. nec . so . 2 /usr/lib/libcanna. nec . so . 1 /usr/lib/libsocket . nec . SO

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11.2 クライアントが起動できない ! 233 対策 . 原因 . 対策 . set コマンドでコマンドバスを表示させ、 X のクライアントが置かれて いるディレクトリが登録されているかどうかを確認する。クライアント が置かれているディレクトリは標準では /usr/bin/X11 であるが、シス テムによって異なる場合がある。管理者に確認すること。登録されてな い場合は、次のように . cshrc ファイルのバス設定に加えればよい ( 2.1 節 参照 ) 。 set path=(/usr/bin/X11 /bin /usr/bin その他のディレクトリ ) 起動しようとしたクライアントがインストールされていない。 起動しようとしたクライアント自体がそのシステムに存在しない場合に もこのエラーメッセージが出力される。この場合には、管理者にたのん でインストールしてもらうか自分でインストールしなくてはならない。 ■起動すると、、 Can't open display" または、、 Unable t0 open display" と 表示され起動できない これには次の 2 つの原因が考えられる。 原因 . 対策 . 原因 . 対策 . ディスプレイ名が間違っている。 ディスプレイ名をもう一度確認してほしい。 DISPLAY 環境変数に設定し ている場合には p て inte Ⅱ v コマンドで調べることができる。 % printenv DISPLAY myhost : 0.0 たとえば、ディスプレイ名のうちホスト名が間違っていないかどうかな どをチェックする ( 2.3.7 項参照 ) 。 UNIX domain socket が消えた。 ディスプレイ名に unix : 0.0 ( または : 0.0 ) を指定して起動すると、℃ an't opendisplay 〃と表示されて起動できないが、そのワークステーション のホスト名 ( たとえば myhost : 0.0 ) を指定して起動すると動くことが

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32 第 2 章 X ウインドウシステム・ツアー /usr/bin/X11R5 、 /usr/10ca1/X11R5/bin といったディレクトリに X 関係のコ マンドが置かれていることが多い。しかしコマンドの置き場所はシステム環境に よって千差万別なので、分からなかった場合はあなたの付近にいる X ューザーや システム管理者に確かめてみるのが得策である。特に複数の X のバージョンがイ ンストールされている環境では、どのバージョンのコマンドがどこにあるのかを 確認しておく必要がある。 もしこれらのディレクトリがコマンドバスに含まれていない場合は、 . cshrc か・ login ファイルの中でコマンドバスを設定している部分を修正する必要があ る。たとえば / usr / bi Ⅱ / X11 に X のコマンドが置かれている場合は、 setenv PATH または set path = ( . : /usr/bin/X11 : /usr/bin/X11 などの設定を含めるように . cshrc や・ 1 。 gin ファイルを修正する。 2.1.2 X の起動 それでは、実際に X を起動してみよう。 X の起動方法には、 xinit で直接立ち 上げる方法と、ディスプレイマネージャ (xdm) を経由して立ち上げる方法とがあ る。 xinit は、 X サーバそのものを立ち上げるコマンドで、ログインした段階で はまだ X の環境になっていない場合や、複数のウインドウシステムを切り換え て利用する場合に使う。一方 x 面は X 環境下で動作するディスプレイマネージャ で、 X サーバを常時起動した状態で保持しておき、ユーザーが最初から X 環境に ログインできるようにするためのコマンドである。どちらかといえば xdm のほう ・ X の起動—xinit の場合 がエンドユーザー向けの環境といえる。 まず、ワー % xinit クステーションのコンソーノレにログインし、 と入力する。 xinit に成功すると、一瞬の間をおいて X サーバが起動して、

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64 第 2 章 X ウインドウシステム・ツアー kterm —geometry 80X50 + 494 + 51 & kterm —C —name login —geometry 80X5 + 5 + 0 & exec twm このように設定しておくと、ウインドウマネージャを終了する ( ポップアップメ ニューから Exit を実行する ) と、 X 全体も終了するようになる。ただし、ウイン ドウマネージャの設定を頻繁に変更したり、複数のウインドウマネージャを利用 している人は、前者のようにコンソールを最後のクライアントとして設定するは うが便利である。 実際に上のどちらかのような内容の . xi Ⅱ itrc ファイルを自分のホームディレ クトリ上に作ってみて、 X を再度立ち上げてみよう。今度はいちいち t Ⅷを手動 で起動しなくても、各ウインドウにタイトルバーが付いてくる。 標準のディレクトリ構造 ・ X11R5 の標準のディレクトリ構造 * 2 MIT から配布されている X のソースコードをそのままコンパイルし てインストールすると以下のディレクトリに X 関連ファイルが置かれる。 多くのワークステーションは、この階層構造をもとに X 関連ファイルの ディレクトリ構造を決めている。 /usr/bin/X11 /usr/bin/X11/demos /usr/lib/X11 /usr/Iib/XII/fonts /usr/lib/X11/twm /usr/Iib/XII/xdm /usr/Iib/XII/nIs /usr/Iib/XII/app-defaults X サーバ、クライアント デモクライアント カラーデータベース (rgb. txt) 、構成設 定ファイノレ フォント . twmrc のサンプノレ xdm 関連のファイル ロカールデータベース クライアントのリソースファイル * 2 NEWS-OS の場合は、次のディレクトリが X11R5 の標準と異なる。 /usr/bin/X11 デモクライアント /usr/lib/X11 xdm 関連のファイル /usr/lib/locale ロカールデータベース

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第章 X ウインドウシステム・ツアー 境を特に設定していない場合を想定して解説していることをあらかしめお断りし して MIT が提供している X を単純にインストールしている場合、しかも個人環 おり、以下の説明どおりには動作しないかもしれない。この章の内容は、原則と わない。なお、ワークステーションの機種によっては独自の X 環境が提供されて ある程度使いこなしている人は、この章は飛ばして、 3 章から読み進めてもかま 章の内容で、ひととおりの X の使い方は分かるはずである。なお、すでに X を ウマネージャの基本的な使い方、代表的なクライアントについて説明する。この この章では、初めて X を使う人のために、その起動方法、終了方法、ウインド 2.1.1 2.1 ておく。 ていることを確認しておこう。現状でコマンドバスがどうなっているかはシェ ます、 X を起動する前に、 X 関係のコマンドがコマンドバス (path) に含まれ コマンドバスの確認 X の起動と終了 ルコマンド set で確認できる。通常は /usr/bin/XII や /usr/IocaI/XII/bin 、

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236 第 11 章トラブルシューティング dynamic linker: /usr/bin/X11/xc10ck: file loaded: /usr/lib/libnsl. nec. SO dynamic linker: /usr/bin/X11/xc10ck: file loaded: /usr/lib/libc. nec. SO. 1 原因 . 対策 . 起動したクライアントが使用しているライプラリと現在システムにイン ストールされているライプラリのバージョンが異なる。 現在起動しようとしているクライアントがコンパイルされたときのライ プラリのバージョンと、システムにインストールされているライプラリ のバージョンが異なる場合にもこのメッセージが表示される。クライア ントのソースコードがある場合には、再コンパイルすればよい。 ■工ラーメッセージは表示されないが、クライアントのウインドウも表示 されない 原因 : ディスプレイ名が他のワークステーションのサーバを指定している ( そ これには次の 2 つの原因が考えられる。 クライアントが起動できない ー xon でクライアントを実行すると、、 Permission denied" と表示され 対策 : ディスプレイ名を確認する。 ーに表于されている ) 。 原因 . 対策 . 原因 . 対策 . xon で指定したコマンドを実行しようとするホストに自分のアカウント がない。 xon で指定したホストには自分のアカウントが必要である。 rlogin コマ ンドを用いてそのホストにログインできるかどうかを確かめてほしい。 . rhost s ファイルにホスト名が指定されていない。 これは、指定したホストにアカウントがあるにもかかわらす "Permission denied" と表示される場合である。ます、上で述べたように rlogin コマ ンドでそのホストにログインしてみて、パスワードを聞かれたら、このェ ラーメッセージの原因は指定したホストのホームディレクトリの . rhosts ファイルにある。

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2.6 初期設定 63 xon は、他のマシン上の X クライアントを起動するときに広く利用できる。た とえば、メールがやってくるマシン上で xbiff を起動するときは、次のようにす ればよい。 myhost% xon メー丿レホストマシン xbiff 2.6 初期設定 以上が、 X の基本的な使い方である。 こまでに説明した方法だけで、 X ウィ ンドウを使って実際に作業を進めていくことができるだろう。 ただし、 t や kterm を立ち上げるためにコマンドを毎回手で入力するのは面 倒だし、間違いやすい。そこで、 X サーバを立ち上げたときに自動的に起動した いアプリケーションを $HOME/. xinitrc に登録しておくとよい。このファイルは、 X サーバが立ち上がるときに実行されるシェルスクリプトである。たとえば次の ようなファイルになる。 # ! /bin/sh twm & xon mail—host xbiff ¯geometry + 0 + 0 & kterm —geometry 80X50 + 494 + 51 & exec kterm —C —name login —geometry 80X5 + 5 + 0 こでは、ウインドウマネージャ twm と、 xbiff をメールがくるマシン上で、そ して kterm を 2 つ、ローカルマシン上で立ち上げている。最後の行の kterm が、 オプション -c を渡すことでコンソールに設定されている。 クライアントの起動方法は、 kterm から立ち上げるときと同じだが、最後の 1 行に注意してほしい。 X サーバは、 . xinitrc ファイルがある場合は、このファイ ルの実行が終わると終了してしまう。だから、最後のクライアント ( 通常はコン ソール ) は exec で起動するようにしないと、すぐに X が終了してしまう。 最後のクライアントをウインドウマネージャにしておく、という設定の仕方も # ! /bin/sh xon mail—host xbiff ¯geometry + 0 + 0 &

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65 /usr/Iib/IibX* /usr/include/XII /usr/include/X11/bitmaps /usr/man ~/. Xdefaults ~ /. Xresources ~/. twmrc ~/. xinitrc ~ /. xsessi on ~/. xmodmaprc 2.6 初期設定 リソースファイル ( 別の名前の場合も リソースファイル X のマニュアル ピットマップファイル X 関連のインクルードファイル クライアント開発用の X 関連のライプ アップファイル xdm で X を開始するためのスタート アップファイル xinit で X を開始するためのスタート twm 用の環境設定ファイル ある ) のファイル ( 別の名前の場合もある ) xmodmap でキー配列を変更するため ・ OpenWindow (version 3.0.1 ) のディレクトリ構造 /usr/openwin/bin /usr/openwin/demo /usr/openwin/man /usr/openwin/etc /usr/openwin/mo dules /usr/openwin/include OpenWindows サーバ、クライアント デモクライアント OpenWindows のマニュアノレ NeWS(Network Extensible Window System) 用の環境設定ファイル X11 / NeWS 用のデバイスドライバ OpenWindows 用のインクルードファ イル /usr/openwin/include/images ビットマップファイル /usr/openwin/lib ~/. openwin¯* OpenWindows 用のライプラリ、カラー データベース、デフォルト設定ファイル ューザーごとのカスタマイズファイル

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5.7 されているものとする。 % cp /usr/bin/X11/xclock -/myclock % -/myclock & ¯name オフ。ション 125 今度は、目盛りが黒い xclock が表示されたはずである。これは xclock のアプ リケーション名が myclock となったため . Xdefau1ts の指定に適合しないからで ある。勘のよい方はもうお気づきだろうが、これは . Xdefau1ts に次のように指 定することで解決する。 XC10ck*foreground: blue つまり、 myclock も xclock も XC10ck というアプリケーションクラスに属し ているため、今度の指定は両方に適用されるのである。これは次の指定と等価で ある。 xclock*foreground : blue myclock*foreground: blue アプリケーションクラス名を用いていても、次のように同時にアプリケーショ ン名を用いて指定した場合には、アプリケーション名の指定のほうが優先される。 XC10ck*foreground : blue myclock*foreground: green リソース名にせよアプリケーション名にせよ、リソースファイルでの優先順位 はより詳細に指定されているほうが優先されるという原則を覚えておけばよいだ ろう。 5.7 ー name オプション このようにアプリケーションクラス名を用いてリソースの指定をしておくと、 使用しているワークステーションでクライアントがどのような名前でインストー ルされていても問題なくカスタマイズが行える。 同しクライアントで異なったカスタマイズを行いたい場合には、アプリケーショ ン名を変更すればよい。クライアントのアプリケーション名は一 n e オプションで

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62 第 2 章 X ウインドウシステム・ツアー ない場合は、て s 五の実行許可があるかどうかをます確認してみるとよい。たとえば myhost% て s 五 remotehost date のようなコマンドが正しく実行できれば OK である。 リモートシェル (rsh 、 remsh 、 rcmd 、 nsh) のプロンプトが表示されたら制限付きシェルである。 で rsh と入力してエラーが表示されたらリモートシェルであり、シェル 変更されている場合がある。確認の方法は簡単である。コマンドライン (remote shell) や nsh (network shell) や rcmd (remote command) に トシェルを間違えないようにするために、リモートシェルの名前が remsh シェルは通常 / usr / bin / rs 五である。このため、制限付きシェルとリモー 制限付きシェルは /usr/lib/rsh または /sbin/rsh であるが、リモート ル、 restrictedshell) という名前の同じコマンドが存在するからである。 る場合がある。これは、 System V 系の UNIX では rsh ( 制限付きシェ るが、使用しているオペレーティングシステムや環境によって名前が異な ないものである。リモートシェル・コマンドは通常は rsh という名前であ マンドは別のホストで X のクライアントを実行するときになくてはなら 指定されたホストで指定されたコマンドを実行する機能を持つ。このコ リモートシェル・コマンドは、引数としてホスト名とコマンドをとり、 ・リモートシェルの場合 % て s usage : rsh [ ー 1 login] ・制限付きシェルの場合 $ コントロール -D % て s 五 —n ] host command