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検索対象: アダルト・チルドレン癒しのワークブック : 本当の自分を取りもどす16の方法
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1. アダルト・チルドレン癒しのワークブック : 本当の自分を取りもどす16の方法

steD ] いるのです。 本当の自分を取りもどすために - ・一一一一一一一一 - ーーー - 。・ 「ああいう親には、絶対になりたくない」と思って育ったのに、ほかに健全な行 動、言動、人間関係の持ち方を知らず、大人になったとき、同し不健全な態度を 自分の子どもに対してもとってしまったりするわけです。 ・自分に向き合うことの意味・ 自分が育った家族のなかで習った、不健全な考え方、行動、コミュニケーショ ンの仕方をはっきり認識し、意識的に直していかないと、その不全さが自分をみ じめにするばかりでなく、まわりの人や、つぎの世代の人たちにも害を与えてし まうことになります。 社会のなかの不均等な力のバランスが家族のなかに反映され、その家族の秘密 を保つことによって、ますます弱い者を傷つけてしまう過程を恒久化してしまう のです。 とすれば、事実起こっていることを事実として認識し、自分の心の傷の癒しを して、世代間の伝承を断ち切り、健全な思考、行動、感情を培うことが、どれほ ど大切であるのかがわかるでしよう。 自分を癒すということは、自分の心の傷と出会い、自分の心の痛みを取り除 き、自分を受け人れ、安らぎを得るということだけではなく、自分のよりどころ となる安全な場所を現実につくり、人間として成長し、健全な人間関係をつくっ ていくということです。 そうすることによって、自分の本当の人生を取りもどし、子どもたちを傷から 守っていくことができるようになります。ひいては、社会全体のカのバランスの 構造を変えていくきっかけともなります。

2. アダルト・チルドレン癒しのワークブック : 本当の自分を取りもどす16の方法

方で、相手と屈託なくやりとりしたり、自分のことに没頭でき、新しいことを学 ぶ力が旺盛で、自分の好きなことをして自分の思ったことを表現し、大きく広が る可能性をもっています。 もちろん人間の社会で生きるためには、自分の好きなことだけをして生きてい くわけにはいかす、適当な規律や忍耐力が大切で、社会のルールにしたがうこと などが必要になります。そのため、どんな人でもこのインナーチャイルドと大人 としての自制する部分とをうまく折り合いをつけつつ生きています。 ところが、機能不全な家族で育ったアダルト・チャイルドは、これはだめ、あ れもだめとコントロールされて、過度に自分の自発性や個性を断ち切られたり、 理屈に合わないルールを押しつけられてものごとに興味を持っ力がそがれたり、 親の身体的、性的、精神的な暴力のために親密な人を信じる力がなくなったり、 人生を楽しむ力を失ったりして、自分が自分そのままであってはいけないという ことを学びます。インナーチャイルドを常に抑圧し、にせの仮面をつけるように なって表面と内面に大きなギャップがある人間になってしまうのです。 こでは、本当の自分をとりもどすためにインナーチャイルドを癒し、育てて いくワークをします。 ・ワーク I : インナーチャイルドの絵を描く・ 白いスペースに、自分のインナーチャイルドの絵を描いてみましよう。 子どもである自分の姿を描いてもいいですし、シンポルや色で表わしても結構 です。 どんな表情をしていますか。どんな色が自分のインナーチャイルドを表現して いるでしようか。シンポルの場合は、どのような形になって描かれたでしよう か。あなたの描いた絵は、どんな感情をあなたに呼び起こすでしようか。何歳ぐ らいのインナーチャイルドの絵ですか。

3. アダルト・チルドレン癒しのワークブック : 本当の自分を取りもどす16の方法

つぎに、健全な家族て楽しく話し合いをしているシーンや、助け合うシーンや 食事を和気あいあいどしているシーンをイメージし、健全な両親からしつかりど ハグをしてもらうシーンを心に描いてしめくくりをします。 このように、自分の場合にあてはまる思い出の再現と、 こうしてほしかったと いうシーンをイメージのなかでつくりあげます。 つらい経験を再現するなかで、感情とからだの反応が出ているときに、愛情豊 かな受容と理解が与えられることをイメージし、そのイメージを、つらい思い出 と取り替えるのです。このとき大きな転換が起こります。 自分の実際の人生では体験できなかったこと、いままで得られなかったもの、 欲しかったものが心に与えられることによって、過去の喪失が埋められます。 心の傷を与えた、それでも自分にとって大事だった人から、愛情に満ちた言葉 をもらい、抱きしめられる感激は、言葉では言いあらわせません。こうすること によって、たとえイメージであっても経験の幅が広がり、新しい選択の幅が広が り、古い傷が癒されていきます。 イメージだけでなく、実際にほかの人とロールプレイやサイコドラマをする場 合はもっと激しい感情が出て過呼吸になったり、パニックになったりする可能性 があって危険なので、よく訓練されたサイコセラピストやカウンセラーに指導し てもらうことが大切です。 健全で愛情のある言葉をかけてもらったことのない人は、頭ではわかっていて もどのように愛情の言葉を、他人や自分にかけたらよいかわからす、自然には出 てきません。 こうしたリプロセスのなかでイメージを何回か繰り返し、親から自分への愛情 の言葉を自分のからだのなかに取り入れることによって、愛情を身をもって感 し、自然に愛情の表現が相手に出せるようになることもめすらしくありません。 ではここで、目をつぶってイメージをしながらこのワークをゆっくりしてみま

4. アダルト・チルドレン癒しのワークブック : 本当の自分を取りもどす16の方法

・健全な人間像・ 自分の癒しをし、心の成長を重ねていくとき、どんな人間になったらよいのか の指標にするためもう一度ここに、、健全な人間像〃をかかげておきましよう。 15. 物を決断するとき、いろいろなインフォメーションや方法を考慮に入れ、 たとえつらくとも、感じるべき感情を感じ、適当に表現できる人間 13. 家族や友人、職場での人間関係を大切にする人間 常に自己の成長に努力し、必要な知識や技術を身につけていく人間 自分と他人を愛し大切にできる人をまわりにおくことができる人間 10. 平安さと落ち着きをもつ人間 9 . 他人の意見を尊重し、しかも適当な自己主張ができる人間 自分と他人の長所や短所をはっきり現実的に認識ができる人間 7 . 建設的な批評を受け入れ、自分の成長に役立てることができる人間 自己が確立しており、自分の目標がはっきりしている人間 自分を大切にし、自分の世話ができる人間 自分と他人に愛を与えることができるやさしい思いやりのある人間 自分の考え、態度、行動、言動に責任をとる人間 2 . 権威者も含めて、他人と対等に話ができる人間 自己評価の高い人間 14. 12. 11. 8 . 6 . 5 . 4 . 3 . 1 . 囲 4 きなことに関心をもつ人間 18. 自己を超越したスピリチュアリティーにふれ、人類全体や自然保護など大 17. 自分のことだけでなく他人の幸せも考慮できる人間 きる人間 16. いったんじっくり考えて出した決断は、結果を恐れず勇気をもって行動で ゆっくり考えることができる人間

5. アダルト・チルドレン癒しのワークブック : 本当の自分を取りもどす16の方法

押されたり、手をひねられたり、つねられたり、棒で叩かれたり、からだをひどく揺さ ぶられたりなど、からだの安全がなんらかのかたちでおびやかされた。そのほか、物を 投げつけられたり、自分の大切にしている物やペットを傷つけられたり、かべやドアを たたいて壊されたりなど間接的な暴力があった。 ロ性的アピューズがあった 家族、または親せきなどのメンバーから性交渉、オーラルセックスを強いられたり、 膣や肛門へ指や物を人れられる。乳房や性器にふれられたり、ポルノ写真を見せられた り撮影されたり、売春を強いられたり、いやなのにキスをされたり、性的なまなざしで じろしろと裸を見られたり、相手が性的な満足を得るために性器を露出するのを見せっ けられたりした。また性的な虐待を打ち明けたとき、家族から信じてもらえなかった ロ家庭の不和があった 以下のどれか、またはミックスしたものが、パターン化していた。 ロ精神的、感情的、言語的なアビューズがあった り、自分が責められたり、無視されたりした。 んたのおかげで苦労ばっかり」と批判されたり、いやみや皮肉を言われたり、罪の意識 つ、まともにできないくせに ! 」「出ていけ ! 」など。また、「つめたい子たねえ」「あ 「ろくでなし ! 」「バカヤロー ! 」「死んでしまえ ! 」「なまいきだ ! 」「グズ ! 」「何一 ロ ' 人格を否定するような雑言や怒鳴り声が飛びかっていた た。親の家出や自殺などがあった。 落ちこんでいたり、病気がちたったり、留守だったりして、世話をする大人がいなかっ 何を言っても聞いてもらえなかったり、受け人れてもらえなかった。親がいつもうつに 親から拒絶されたり、見捨てられたりして具体的な愛の表現をしてもらえなかった。 ロ愛のない冷たい家族だった ロ怒りの爆発がよく起こっていた。いつ怒りが爆発するかと恐れていた 婚があった。また、両親としゅうと、しゅうとめとの仲の悪さなどで常に緊張してい んかが絶えなかった。または、両親が黙って憎しみ合っていた。醜いあらそいのある離 両親の不仲、片親または両親がお互いに暴力をふるったり、言い争いがあるなど、け

6. アダルト・チルドレン癒しのワークブック : 本当の自分を取りもどす16の方法

3 . もしいまの命が一年しかもたないとしたら何をしますか。 4 . いままでの人生で、自分が大切で、重要な人であると感じるようなできこ とや活動はなんだったでしようか。どんなに小さなことでもかまいません。

7. アダルト・チルドレン癒しのワークブック : 本当の自分を取りもどす16の方法

のにどいうこどを、今度はイメージのなかてしてもらい、それによって自分の過 去を新しくつくり直していきます。 たどえは、父親に暴力をふるわれて育った人は、父親が自分に「殴ったりして 本当に申し訳なかった。責任は全部親の自分にある」ど言って頭を下げてあやま るシーンをイメージします。 父ど母がよく喧嘩をして怒鳴り合っていた家族て育った人は、そのイメージを 思い浮かべたあど、両親が仲良く話し合っているシーンをイメージしたり、父親 がやさしく母親の肩に手をかけていたわっているシーンなどを心に描きます。 両親に「おまえなんか生まなきゃよかった」どか「おまえのおかげて苦労ばっ かりだ」ど言われたり、親の言う通りにしないど拒否されたり、いやみを言われ て育った人は、そのシーンをイメージのなかて再現したあど、「おまえが産まれ てきて本当によかった」どか「おまえの成長が楽しみだ」どか「あなたは、その ままていいのよ」などど両親に言ってもらうシーンを心のなかに描きます。また は、母親に抱っこをしてもらって、子守歌を歌ってもらうイメージを想像しても よいてしよう。 兄や父、祖父、おしなどに性的アビュースを受けた人は、そのシーンを思い出 したあど、「絶対にあなたのせいてはなかった。自分が悪かった。大人の自分が、 子どものあなたを、利用してしまったんだ」ど土下座してあやまってもらうシー ンを心に浮かべてみます。 両親から「男の子だったらよかったのに」などど言われたり、兄や弟ど差別さ れて育った人はその言葉があるシーンを思い浮かべたあど、両親から「女の子て よかったね」「女の子も男の子も両方大切だ」ど言われたり、ハグ ( 抱擁 ) して もらうシーンを想像してみてください。 親にいつもうるさがられていたり、何を言っても話を聞いてもらえなかった人 は、そのシーンの再現のあど、親が自分に興味を示し、一生懸命話を聞いてくれ るシーンを描いてみましよう。

8. アダルト・チルドレン癒しのワークブック : 本当の自分を取りもどす16の方法

1 . 一番自分の生活のなかで大切だと思うものはなんですか。少なくとも 3 つ ら、何をしたいですか。 あけてみましよう。 2 . もしどこかから、何億円というお金がもらえて、お金の心配がなくなった

9. アダルト・チルドレン癒しのワークブック : 本当の自分を取りもどす16の方法

・怒りがもたらすからだの変化・ 怒りが出ると、からたに大きな変化が起こります。 アドレナリンは、頭脳に影響を与えるたけでなく、からた全体に変化をもたら します。 心臓が早く打つ、血圧が高くなる、胃の当たりに稲妻が走る。こめかみが盛り 上がり、額が熱くなる。肩や腕の筋肉が硬直する。歯をくいしばる。血が頭にの ばり、手先が冷たくなる。呼吸が荒くなる。呼吸ができない。冷汗が出る、胸が しめつけられる。顔の表情がけわしくなる。のどがしめつけられる。声が上がっ て荒々しくなる、など相当のからだの反応が見られます。 からだのどこに、どんな感覚がでるかを知ることが大切です。なるべく早い時 期にからたから出るシグナルに注目すると、怒りが沸騰点に到達する前に、止め られるかもしれません。いったん沸騰点に達してしまうと、もう引き返しができ ません。 あるリサーチによると、頭で理解するのと、からたが反応するのとどちらが早 いかを調べたところ、頭で意識的に気がつく前に、からだのほうが早く反応を示 しているということがわかりました。ですから、自分のからたから出るシグナル はとても大切な役目をはたし、それに早めに気がつく練習をすることが必要で す。 一番最初にからだのどこに怒りを感しるでしようか。自分の怒りが出たとき、 注目してみましよう。そのときのからだの反応をつぎのスペースに書いてくださ からだの怒りの感じ方

10. アダルト・チルドレン癒しのワークブック : 本当の自分を取りもどす16の方法

・ワークⅣ : 将来の自分・ はっきり、何を自分の人生で成しとげたいかがわからないと、そのときのなり ゆきで人生が左右されてあちこち流れて犠牲者になってしまいがちです。自分が どういう人間になりたいか、どんなことをしたいかがわかってきたら、最終的な 目的は、自分だけでなく自分を越えたスピリチュアリティーのあるゴールにした いものです。 自分がたてたゴールは、自分を心からサポートしてくれる人以外には話さない ようにしましよう。というのは「自分は ~ したい」と他人に打ち明けると「そん なことできるわけがない」「そんな自分勝手なこと言って」などと意気をくじか れてしまう恐れがあるからです。 ゴールをたてたからといって失敗しないというわけではありません。失敗やま ちがいは人生の大切な教師です。失敗や間違いは、まったく同じことを何回も繰 り返さないかぎり必要なものです。間違ったら間違いから学び直せばいいのです から、失敗を恐れたり、ゴールなどにとどくはずがないとはじめからあきらめて しまわないで、なるべくはっきりした目標をたてていきましよう。人生に変化は 避けられません。もし避けられないものだったら、なるべく自分の目的にそった 方向に変化を導いていきましよう。 自分の目的は、自分がやりたいこと、好きなことである必要があります。そし てそれは家族や個人的な人間関係、仕事やキャリアなどの分野、そして個人の成 長という 3 つの領域でバランスのとれたものである必要があります。ゴールは他 人にこうしてもらいたいというのではなく自分のものであること、ゴールに到着 する可能性が実際にある程度はあることや自分に充分にチャレンジとなることが 大切です。 つぎの質問に答えてみましよう。