菩提道の次第によって仏陀の境地に達した者よ 守尊たるあなたがたすべてに懇願します どうぞ比類無き法話をお聞かせくださ、 ⑥祈願 ( 涅槃へ入らないてくださいと祈願する ) 涅槃へ入ろうどする十方世界の仏陀や菩薩たちょ 私は合掌し懇願します 一切衆生の福益ど幸福のため この世界がなくなるまて 無限の時をこの世に生き永らえてくださ、 ⑦廻向 最後に、一切衆生に福益をもたらすため、自分自身が語りを得られることを願って自分の積んだ功徳 を捧げ、廻向します。 礼拝供養懺凝随喜勧請祈願により PART 2 PREPARATORY PRACTICES
守尊たるあなたがたすべてに懇願します どうぞ比類なき法話をお聞かせくださ、 ⑥祈願 涅槃へ人ろうどする十方世界の仏陀や菩薩たちょ 私は合掌し懇願いたします 一切衆生の福益ど幸福のため この世界がなくなるまての無限の時を 生きなからえてくださるよう ⑦廻向 礼拝供養懺悔 随喜勧請祈願により 私の積集したいか - に小さな善業 ( 福徳 ) も そのすべてを悟りの成就に廻向します 第 3 章瞑想 239
支分の修行は、「悪業の浄化と「功徳の増大」のふたっから構成されます。修行にあたっては、 七つの支分それぞれの「目的」と「重要性」を理解することがたい ~ ん重要て、理解てきてはじ めて正しい修行がてきるのてす。七支分は以下のとおりてす。 ①礼拝 ( 上師、仏陀、本尊、菩薩に、尊敬の気持ちを持って礼拝する ) ②供養 ( 上師、仏陀、本尊、菩薩などに喜んてもらうため供物や行を捧げる ) ③懺悔 ( 悪業を懺悔し浄化する ) ④随喜 ( 自他の行なった善行を心から喜ぶ ) ⑤勧請 ( 法輪をまわしてください、すなわち仏法を説いてくださいと請願する ) ⑥祈願 ( 涅槃 ~ 入らないてください、すなわち長生きして私たちを導いてくださいと上師に懇願する ) ⑦廻向 ( 一切衆生に福益をもたらすため、自分自身が悟りを得られることを願「て自分の積んだ功徳を捧げ 七支分の修行 第 2 章前行
も効果があるてしよう。 さらに重ねて、あらゆる帰依の対象が姿を変えて現われたもの ( 体現 ) が上師てあり、自分自身を上 師の加護に 一完全に委ね、上師の加持力を与えられることを願っています、と上師にむかって唱えます。 十集中し心をこめた祈り 四つの仏身の体現にして 上師てありすぐれた本尊てあり持金剛てある 釈迦牟尼仏陀に祈願いたします 障礙から離れた法身の体現にして 上師てありすぐれた本尊てあり持金剛てある 釈迦牟尼仏陀に祈願いたします 大楽なる報身の体現にして 上師てありすぐれた本尊てあり持金剛てある 釈迦牟尼仏陀に祈願いたします 第 2 章前行 10 1
へ吸収されていきます。それら上師たちも、それぞれのグループの中心にまします弥勒あるいは文殊師 利のなかへ、つぎつぎと溶けこんていきます。同様に、「実践加持」の血脈の上師たちは持金剛に溶け こみ、自分に教えを授けてくれたことのある上師たちは根本の上師へと溶けこんていきます。 ここてもう一度、仏陀釈迦牟尼、自分の上師、弥勒、文殊師利、持金剛、の五体をきちんと観想しな おしてくださ しばらく経っと、今度は、弥勒と文殊師利が中央の仏陀釈迦牟尼へと溶けこんてい と観想します。そのとき弥勒と文殊師利の玉座は、仏陀の玉座 ~ と溶けこみます。仏陀釈迦牟尼の前方 の玉座に座している根本の上師は、光に溶けたのち、最終的には仏陀釈迦牟尼の心臓 ~ と溶けこみます。 後方の持金剛は次第に小さくなり、仏陀釈迦牟尼の頭項からその身体のなかに入って、智薩垣として仏 0 陀のし臓部にとどまります ここて仏陀釈迦牟尼を鮮明に観想してください そして最後に、仏陀はあなたの頭項に座す根本の上 師のなかへ溶けこんていきます。このとき、あなたの頭項にいらっしやる根本の上師は、完全な語りを 得た者 ( 覚者 ) の持つべきあらゆる資質を備え、仏陀釈迦牟尼のお姿をしていると観想してください ここて頭項にいらっしやる根本の上師に集中し、心をこめて祈願します。あらゆる帰依の対象ーーー仏 陀の法身やそのほかさまざまな仏身、四種タントラにおける観音尊、ターラ尊、ヤマーンタカ尊など瞑 想の本尊、勇者 ( 荼加 ) 、勇猛女 ( 荼枳尼 ) など が、この上師の姿をとって現われたと心の底から信 じ、自分をとり巻く一切衆生と一緒に、請願の祈りを捧げてください そ - フしてしに何かしら影響が現 われたと感じるまて、その観想と祈願をつづけるのてす。 この時点て、いま現在このような経験を感じとっている「自分の心の本質」について分析してみるの 100
+ 歴代上師への祈り おお尊く吉祥なる根本の上師よ わが頭頂の蓮華座ど月輪座のうえに座し 御身の大悲によりてわれをいたきたまえ 成就者の身・ロ・意を与え給え 比類なき指導者開祖仏陀よ 世尊の代理をつどめる無敵の弥勒よ 仏たちに予言された聖者アサンガ ( 無着 ) よ 仏陀ならひにふたりの菩薩に祈願いたします インド諸賢人の宝冠ヴァスパンドウ ( 世親 ) よ 中観の道を得た聖者ヴィムクテイセナよ 厚き信仰に値する聖者ヴィムクテイセナコ、こンよ 世界の眼をひらく三名に祈願いたします 第 2 章前行
釈迦牟尼仏陀に祈願いたします すべての僧伽の体現にして 上師てありすぐれた本尊てあり持金剛てある 釈迦牟尼仏陀に祈願いたします すべての荼枳尼の体現にして 上師てありすぐれた本尊てあり持金剛てある 釈迦牟尼仏陀に祈願いたします すべての護法尊の体現にして 上師てありすぐれた本尊てあり持金剛てある 釈迦牟尼仏陀に祈願いたします すべての帰依の対象の体現にして 上師てありすぐれた本尊てあり持金剛てある 釈迦牟尼仏陀に祈願いたします 第 2 章前行 103
多様なる応身の体現にして 上師てありすぐれた本尊てあり持金剛てある 釈迦牟尼仏陀に祈願いたします すべての上師の体現にして 上師てありすぐれた本尊てあり持金剛てある 釈迦牟尼仏陀に祈願いたします あらゆる暝想の本尊の体現にして 上師てありすぐれた本尊であり持金剛てある 釈迦牟尼仏陀に祈願いたします すべての仏陀の体現にして 上師てありすぐれた本尊てあり持金剛である 釈迦牟尼仏陀に祈願いたします すべての正法の体現にして 上師てありすぐれた本尊てあり持金剛てある PART 2 PREPARATORY PRACTICES 10 2
王冠の玉石のごどきこれら三名に祈願いたします ナーが ールジュナの思想を正しく解説し明らかにするチャンドラキールティ ( 月称 ) よ チャンドラキールティのすぐれた一番弟子ヴィドヤコキラど 第ニの弟子ヴィドヤコキラニ世よ これら三名の自在なる論師に祈願いたします 深遠なる縁起をあるかままにご覧になり 大乗の体系を守るアティーシャど このよき菩提道を解説し守りつづけるドムトウンパ 世界の飾りのようなニ名に祈願いたします 偉大なる瑜伽行者グンパワよ 甚深にして堅固な禅定を体得したネウスルバよ 律学の教えを守るタクマ。ハよ 光なき蛮人のなかの輝く灯明のごどき三名に祈願いたします 精進努力によって偉大なる行をなすナムセンよ 丿ンポチェよ PART 2 PREPARATORY PRACTICES
聖者たちに加特されたナムカ・ギャルポよ 世八法 ( 世俗の欲 ) を遺棄したセンゲサンよ これら崇高なる三名の仏子に祈願いたします 菩提の心てすべての有情をひどり子のようにご覧になるナムカ・ギャルツェンよ 瞑想の本尊に加持され守られる者よ このうえなき善友よ この堕落の畤代の衆生を導くすぐれた上師の御足に祈願いたします 仏陀の代理善友なるポトワよ 挑むべからざる比類なき知性に溢れるシャラワよ 菩提の心の教えを担うチェカワよ 衆生の期待に答える三名に祈願いたします 経典 ( 阿含 ) ど悟りの体験どをどもなう洞察の菩薩チルプバよ 無垢にして至高なる経典 ( 阿含 ) にすぐれた賢人ラルン・ワンチュクよ 丿ンポチェよ 三界の衆生の救済者グンボ・ これら偉大なる聖者三名に祈願いたします 第 2 章前行