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検索対象: プリプレスのためのMacintosh DTP〈基礎編〉
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1. プリプレスのためのMacintosh DTP〈基礎編〉

6 ー 4 CEPS との連動 タ ( 画像 ) に分けてファイルを作ります . Macintosh のようにフォントと いった概念はなく線画データとして取り込みます . 現在サイテックスでの IPSO ( イプソ ) システムでは Macintosh で作成された EPSF や ps データを直 接 VIP と呼ばれるソフトウェアを使用し scitex フォーマットを作成します . これによってサイテックスのシステムへの汎用性を可能にし CEPS 周辺機 器と p 。 stscript データの橋渡しを可能にしています . ・ OP ー O 円とはオープン・プリプレス・インターフェイス (Open prepress lnterface) の略で , AIdus 社が提唱する製版データ処理のためのインターフ ェイスの規格です . 低解像度スキャンデータと高解像度スキャンデータを 作ることで , Macint 。 sh では苦手とする大きな画像の実データを CEPS 側で 管理させ , Macintosh 側ではレイアウト用に低解像度スキャンデータを使 ・注意・ 用するといった方法です . 各 CEPS では原稿のスキャン時に低解像度と高 しかしこの方法で Macintosh を 使用して写真の修正やレタッチ 解像度の 2 つのデータを自動作成し , 出力時にレイアウトで使用していた 処理をする際は当然実データを 低解像度データと高解像度データを自動的に差し替えます . サイテックス 扱わなくてはなくてはなりませ ん . また AdObe Photoshop のパ 社ではこのようなイメージデータの自動差し替えさせる方法を APR ( オー スによって切り抜き処理された データについても対応できてい ト・ピクチャー・リプレイスメント ) と呼んでいます . ません . イメージセッター ワークステーション レイアウト情報十 高解像度画像 出力 Macintosh レイアウト情報十 低解像度画像 レイアウト 低解像度画像 000 ◆ 像置ー 度 像像 解画 入力 スキャナ RENATUS 6-4-2 RENATUS ( レナトス ) とは大日本スクリーン製造 ( 株 ) が開発した従 来の CEPS とは違った新しいコンセプトのシステムです . MacintoshDTP が 現在問題にしているマシーンのパワー不足 , またデザイナーやオペレータ の従来の業務分野を越えたプリプレス制作負荷を補い、従来の製版処理を 熟知した高度な機能を備えています . 今までの CEPS との連携は Macintosh DTP の品質面を補う目的で , 入出力機 ( ハードウェア ) 中心の接続を可能 にしてきました . しかしレナトスのコンセプトは従来のプリプレス制作の 227

2. プリプレスのためのMacintosh DTP〈基礎編〉

第一章 Macintosh DTP をおこなうための基礎知識 Paint ペイント系 PAINT 錦絵 ArtMixer Paint at THAT ExtraPaint VideoPeint 24 ビットカラー VideoPaintLight PixelPaint Studio/8 KidPix 8 ビットカラー Painter OasisPaint PixelPaintPro Studi032 Skecher グレースケール AmazingPaint FlashPaint マックベイント モノクロ D RAW ドロー系 QuickDraw MacDrawPro マックドローⅡ lntelliDraw PostScript Adobe lllustrator AIdus FreeHand Paint&Draw SuperPaint UltraPaint artWORKS CANVAS Cachet ImageAssistant カラー補正 DTP フォトレタッチ カラー DigitaIDarkRoom AdObe Photoshop lmageStudio ColorStudio Color Ⅲ ( 編集レイアウト ) ソフト 1 -6-5 56 DTP ソフトは , 文字の入力から , 文字サイズやフォントの指定も含めた 組版設定 , 写真や図版の取り込み , トリミング処理 , カラー指定まで , 文 字と画像を統合して編集レイアウトをおこないます . そこで作成したデー タを P 。 stScript で記述した出力用データに変換し , レーザープリンタに出 力すればカンプに , イメージセッタから出力すれば版下や集合ポジに , 各 出力機の解像度に応じた品質で出力して , 印刷工程に持ち込むための postscript 対応編集レイアウト用アプリケーションソフトのことです . 代表的な DTP ソフトとして , AIdus PageMaker と QuarkXPress があります . 一般的に , 最初に登場した PageMaker は , 操作が比較的シンプルで初心者

3. プリプレスのためのMacintosh DTP〈基礎編〉

第 2 章プリプレスのために必要な基礎知識 2-3-2 写真レイアウトの指定 ・角版 写真原稿を矩形 ( 四角形 ) にトリミングして仕上げる , もっとも基本的 な階調原稿のレイアウトの形を「角版」といいます . 原稿にはトレーシン グペーパーをかけ , その上に使用範囲 , 仕上がり寸法 , 拡大縮小率等が書 き込まれており , それらの指示に従ってトリミングをおこないます . 原稿 上の地平線や水平線のように斜めになったり曲がったりしてはいけないも のの補正もおこなっておく必要があります . Macintosh 上では , これらの指定の処理は , 大まかにはスキャニング時 におこない , その画像データを Ph 。 t 。 sh 叩に取り込んで , トリミングッー ルや画像解像度等の機能を使っておこないます . QuarkXPress でも画像を 貼り込んだ画像ポックスの設定でトリミングや多少の拡大縮小をおこなえ ます . 角版の例 はん カク 王地 28 ミリ 仕上り ・キリヌキ ( 切り抜き ) 人物や物等 , 絵柄の中の指定した部分だけを残して , それ以外の部分は 全てカットしてしまうことを「キリヌキ」といいます . 角版以外はみんな キリヌキということになります . 「人物キリヌキ」 , 「丸型キリヌキ」等と いうように指定されています . 原稿にかけたトレーシングペーパー 要とする部分の輪郭がトレースされ , 不必要な部分には斜線が入れてある か , または , レイアウト用紙の方に , トレスコープ等で輪郭を取り「キリ ヌキ」と指定してあります . Macintosh 上では , Phot 。 sh 叩のペンツールを使って切り抜き処理をおこ ない , マスクデータとして記録しておくことで , QuarkXPress に貼り込ん だ時 , 切り抜き画像として扱うことができます . キリヌキ版の例 仕上り 96

4. プリプレスのためのMacintosh DTP〈基礎編〉

ト 6 アプリケーションソフトの種短と用途 にも馴染みやすいのに対して , 後発の QuarkXPress は多機能である分 , 操 作を修得するのに時間がかかるといわれています . これは , PageMaker が登場した当時のシステム構成から , 企業内印刷か ら軽印刷ぐらいに対応することを考えていたためで , プロ向けの細かい設 定機能よりも , 操作の簡単さ使い勝手の良さを重視したためであるように 思われます . そのため , PageMaker でレイアウトをおこなうのは , 自由度 が高く , デザイン変更に対しても柔軟性に富むデザインワークからの仕事 に向いているようです . それに対して , QuarkXPress は , 発売当初から印刷業界向けに開発され ていたようです . そのために , 出版印刷に係わりのない人達には多少修得 が難しくても , タイボグラフイやエデイトリアルデザインの知識を持つ人 達にとっては , その機能が解りにくいということはなく , むしろ指定に合 わせた正確なレイアウト設定ができるという点で , やはりプロ向けだった といえるでしよう . 最近は PageMaker も機能を充実させ , QuarkXPress の処理能力に近づきつ つあり , 逆に QuarkXPress は , 操作性の良さを付加してきており , お互い に刺激しあいながら発達してきているようです . DTP ソフトは , 編集デザインワークをしている段階では , カンプ作成ッ ールとして使用したり , 手書きに代わるレイアウト指定紙の作成ツールと して , 文字を流し込んでシュミレーションをおこなったりすることができ る等 , 従来の手作業でおこなうことを Macint 。 sh 上でおこなうように置き 換えただけでもそれなりのメリットはあります . ただ , これだけではあまり大きなメリットにはなりませんから , 作成したデータをなるだけ生かして , 次工程に連続させ , イメージセッタ を使って印画紙や製版フィルムに出力し , 版下や集合ポジを作成するとこ ろまで持っていかなければ , Macint 。 sh を使って DTP をおこなう意味があ りません . また , DTP ソフトは , イメージセッタから出力して得られるミ ドルレンジレベルだけでなく , CEPS と連動させて CEPS から出力をおこな うハイエンドカラーに対応することも可能なだけの能力を持っています . 仕事の種類に合わせて , どういった出力形態を利用するかを見極めて , 使 い分けていただく必要があります . 57

5. プリプレスのためのMacintosh DTP〈基礎編〉

第一章 Macintosh DTP をおこなうための基礎知識 1 -1 -2 従来のプリプレスと Macintosh DTP との工程比較 従来 ( アナログ ) 工程 Macintosh DTP ( デジタル ) 工程 企画 企画 プレゼンテーション 集作版 編制製 分可 . 第物 部用 ンカ効流 有は ン ョ 、ン 】ン ン レ 資料料 材料作成 編集 資料収集 材料作成 写真撮影 図版・イラ ト 作成 デザイン・・ レイアウト・・ 体 色 裁 校 正 文 校 正 . 正 版下作 分解・集版製 刷版製版 文字原。 ワープ ・写真撮彡 影 またはポジや プリントから スキャニング ・図版 イラスト成 グラフィック ソフトにて作 画。またはス キャニング 入力 文字原。 デザイン レイアウト 版下作成 。 (Macintosh 上 ) ' 制作 、プリントアウト ( モノクロ・カラー ) 体裁・文字校正 修正 色校正用出力 ( カラー直接印刷出力 )e 色校正 修正 校正刷り フィルム出力 ( 製版 ) 刷版製版 印刷 4

6. プリプレスのためのMacintosh DTP〈基礎編〉

目次 2-3 レイアウト上で使われる製版指定 93 2-3-1 2-3-2 2-3-3 2-3-4 第 3 章 ケイ ( 罫 ) と地紋 93 写真レイアウトの指定 96 基本的な色指定の方法 98 文字 ( ロゴ ) が絡む色指定 100 日本語組版の基礎知識 3-1 日本語組版とは 104 3-2 日本語のフォント ( 書体 ) 3-2-1 和文と欧文 105 3-2-2 フォントの構成 107 3-3 組み体裁指定 108 105 3-3-1 3-3-2 3-3-3 3-3-4 3-3-5 3-3-6 3-3-7 組版処理をするのに必要な組み体裁指定 組方向の指定 108 文字サイズ指定 110 変形の指定 112 字送り指定 114 字詰め ( 行長 ) 指定 115 行送り , 行間指定 116 108 3-4 割付計算 117 3-4-1 べタ組みの場合 117 3-4-2 字送り指定がある場合 118 3-4-3 行送り指定の場合 3-5 句読法 120 3-5-1 和文用句読記号 3-5-2 欧文用句読記号 3-6 禁則処理 122 3-6-1 禁則文字の種類 3-6-2 禁則処理の方法 1 19 120 121 122 122 3-7 組版処理のための各設定 3-7-1 行頭 , 行末の組み方 124 3-7-2 約物の指定 124 124

7. プリプレスのためのMacintosh DTP〈基礎編〉

2 ー 3 レイアウト上で使われる製版指定 2-3 レイアウト上で使われる製版指定 しもん 2-3-1 ケイ ( 罫 ) と地紋 の境界線を表すために引く線のことも「ケイ」といいます . 写真画像の位置や大きさ , 範囲を指定したり , 色指定をする範囲 , 色分け 罫線は表組みの仕切り線として使うだけではありません . 版下で図版や ・ケイ ( 罫 ) よく使われる罫線は以下のようなものがあります . ・注意・ 1P1 = 約 0.3514mm 1 mm = 約 0.2846Pt に換算されます . ので注意が必要です . 線だとギザギザになってしまう 指定したい場合も , あまり細い ではなく , ケイに濃度 ( アミ ) また , ケイをベタで使用するの た方がよいようです . いので 0.2 m m ぐらいに設定し 刷時に潰れてしまう危険性が高 は , 線幅を 0.1 mm にすると印 表罫を白ヌキで使いたい場合 ・表罫 ( オモテケイ ) ・・・細罫ともいい , 線幅 0. lmm か , それ以下の線 幅をポイント指定する場合は , 約 0.28pt ・裏罫 ( ウラケイ ) ・ ・中太罫・・・ ・・中罫ともいい , 線幅 0.2 ~ 0.3mm ぐらいの線 線幅をポイント指定する場合は , 約 0.6 ~ 0.8pt ・・太罫ともいい , 線幅 0.4mm 前後の線 線幅をポイント指定する場合は , 約 1 ~ 1.2pt 表罫とか裏罫とかいう言い方は , 活版の指定用語からきていますが , そ 93 線幅の指定がなければ , まず表罫だと思ってよいでしよう . 線の中のどれかを選び使い分けています . ただ「ケイ」の指定だけで特別 表罫を引いたり枠線を指定したりする時は , ほとんどの場合 , これらの ておくと , 作業を分割処理する場合等トラブルを防げます . あるいはクライアント等 , 仕事単位 , 会社単位で基準を設けて統一をとっ て , ソフト間での線幅の統一をしなければなりません . 単行本や定期雑誌 , できないものがあるので , 何ミリが何ポイントに該当するかを覚えておい ト単位でも指定できるものと , lllustrator のようにポイント単位でしか指定 せん . 更にソフトによっては , QuarkXPress のようにミリ単位でもポイン 罫や裏罫という指定方法をとることはできず , 線幅で指定するしかありま しかし , Macintosh のアプリケーションソフトで線を引く場合には , 表 いてください . れ以外の写植や版下のレイアウト指定でも , よく使われますから覚えてお

8. プリプレスのためのMacintosh DTP〈基礎編〉

2-3 レイアウト上で使われる製版指定 ・ケイイキ ( イキケイ , 囲みケイイキ , ケイ巻き ) 版下台紙に描かれた写真の位置や , 平網伏せをおこなう範囲 , べタ刷り の範囲を示すためのケイ線を , 仕上がり段階でも生かして縁取り線にする ことを「ケイイキ」といいます . ケイ線に色をつける場合は , 色指定も同 時におこないます . ケイイキの例 仕上り ・アタリケイ ( ケイシニ , ケイトル , 囲みケイアタリ ) 写真の位置や , 平網伏せをおこなう範囲 , べタ刷りの範囲を示すために 版下台紙に描かれたケイ線を , 仕上がり段階では現われないように消して しまうことを「アタリケイ」といいます . ケイタリ アタリケイの例 95 仕上り

9. プリプレスのためのMacintosh DTP〈基礎編〉

第 6 章データの出力 6-4 CEPS との連動 6-4-1 CEPS とは CEPS とはカラー・エレクトリック・プリプレス・システム ( C010r Electric prepress system) の略名で , 一般に従来の製版処理をデジタル化し たカラー電子製版処理システムです . 各メーカーではレイアウトスキャナ , トータルスキャナシステムとも呼ばれています . イスラエルのサイテック ス社をはじめ , 大日本スクリーン製造 , クロスフィールド , ヘル ( 現在ラ イノタイプへル ) , など多くの製版機器メーカーでそれぞれにシステムが 開発されています . 本来 CEPS は集版を合理化し , スムーズなカラー製版 処理の目的で開発されましたが , デジタルシステムでのクリエイテイプ処 理は多くのデザイナーなどの注目を集めました . しかしこれらは数億円を 越える大規模なシステムであるため , 料金設定は一時間あたり 3 万円から 5 万円といった費用がかかります . 専用ハードを使用したこれらのシステム は , Macintosh で使用する Photoshop などを使った高解像度写真データのレ タッチワーク , 集版能力とは比べ物にならないパワーを持っています . 高 速な演算能力と大容量のメモリ環境で画面バッフアを使用することがで き , 画面描き変え処理がリアルタイムでおこなわれます . データ転送にお いても高速な光ファイバーを使用していますので , 画像処理に関しては現 在の Macintosh よりもはるかに高いパフォーマンスを誇っています . また 現在のイメージセッタからの出力に比べ , よりハイレベルな品質を得るこ とができ , 現在では不可能な大型サイズのポスター制作や大量のカラー製 版に利用されています . ・ Macintosh との関係 Macintosh から CEPS への連携はサイテックス社の Visionary ( ビジョナリ ー ) からはじまりました . Visionary は Macintosh でつくったデータを取り 込む際 , QuarkXPress を改良したレイアウトソフトに専用のインターフェ イスを使用します . 使用できる専用フォントはサイテックス社より無料で デザイナーに提供されていました . レイアウトされたデータはサイテック スフォーマットに変換されてサイテックスのトータルスキャナシステムで あるレスポンスに送られるといったものが当初の visionary のコンセプトで 現在多くの CEPS は Macint 。 sh のデータを取り込むことができるようにな っていますが , 対応できる日本語書体に制限があるものが多く , EPSF, ps ファイルをイ中介し , それぞれのフォーマットに変換する方法をとって います . CEPS ではレイアウトデータと別に , LW データ ( 線画 ) , CT デー 226

10. プリプレスのためのMacintosh DTP〈基礎編〉

目次 第 5 章テータの作成 5-1 デジタルデザインにおける作業の流れ 170 5-1 -1 素材のデジタル化からページアップまで 170 5-1 -2 出力と直し対応 171 5-1 -3 従来工程との整合性 171 5-1 -4 データの種別とアプリケーションの使い分け 5-2 Adobe lllustrator によるデータ作成 173 172 5-2-1 Adobe lllustrator について 173 5-2-2 ロゴのトレース 173 5-2-3 文字に白フチをつける 175 5-2-4 線画イラストのトレース 178 5-3 Ad0be Ph0toshop によるデータ作成 5-3-3 画像の切り抜き加工 184 5-3-2 写真を半調にする 182 5-3-1 AdObe Photoshop について 182 182 5-4 QuarkXPress によるデータ作成 188 5-4-1 5-4-2 5-4-3 5-4-4 5-4-5 第 6 章 QuarkXPress について 台紙作成 188 レイアウト作業 191 ポックス内の間隔設定 校正ゲラの出力 195 188 194 テータの出力 6-1 ps プリンタの種類と特徴 6-1 -1 モノクロプリンタ 198 6-1 -2 カラープリンタ 200 198 6-1 -3 プリンタのメンテナンス 204 6-2-2 印画紙・フィルムでの出力 209 6-2-1 イメージセッタの種類と特徴 206 6-2 イメージセッタからの出力 206