げきにナ てきじようくうすいへし 撃法だ と ばくだんとうか す . いへいばくげ・、 敵の上空を水平に飛びながら爆弾を投下する水平爆撃と うえ もくびよう ばくだんつか ちがって、あまり大きな爆弾は使えないが、目標のすぐ上 もくびよう ひじようせいかく ばくだんお で爆弾を落とすので、非常に正確で、とくに小さい目標や、 もく 6 よう べんり 動いている目標を攻撃するのに便利だ。 ばんさいしよかんい せんそう 一番最初に考えついたのがアメリカで、はじめて戦争に 使ったのはドイツであった。 日本は、一 ねんしよう 九三〇年 ( 昭 わねん 和五年 ) ごろ き機 けん、ゆう = 爆カら研究をは 降じめ、いろい ひこうき ろな飛行機を けんきゅう 使って研究を ス 一かさねた結 カ ン果、一九三四 かいぐん 年に、海軍の さたたいい 佐多大尉によ ってはじめて つか おお こうげき ねん につばん 、のうこうくげきいこケ 急降下爆撃に成功した。 すいへいばくげき きうこうかばくげき 急降下爆撃 水平爆撃 ばくだんとうか / 爆弾投下 もくリい もくひょう 目
せんとうき ったいまでは、戦闘機 ばくげ・きき も爆撃機も攻撃機も輸 そうき 送機も、みなジェット 機となったのである。 いままでのような、 きじゅうばくだんつか と機銃や爆弾も使われて いるが、一分間に六千 ばっ 広発もうてるバルカン砲 ′、うたい / 、 - っ や空対空ミサイルや空 対地ミサイルなどが、 ひこう、 へい、ちゅっ 飛行機に積む兵器の中 らたいくう こうしやほう しん 心になった。高射砲のかわりに地対空ミサイルが使われる アイシービーエムアイアールビーエム ようになったし、— O や— CQ が、いままでの戦略 爆撃機にかわろうとしている。 すいく かんせい じたいせん 原爆のほかに、水爆も完成した。そして、第二次大戦の おも げんばく せんとう ときの原爆は、重さが九トンもあったが、ミサイルや戦闘 かくばくだん 機に積めるような小さな核爆弾もでき上がっている。 洋りん洋 ( ′、 し、 ひろしまお げんばく い ぶんかん せんりやく マグダネル・ダグラス F ー 4 D ファントム 28
りよう ひとものはこ わす しかし、人や物を運ぶということのたいせっさを忘れて りを利用して戦う ゅそう、 せんとう、 につばん いた日本は、戦闘機や爆撃機だけに力を入れ、輸送機には ことを考えていた ンからである。 あまりカをれていなかった。そして、それだけでなく、 せんすいかん て、ゆそうせんこうげ につばんばくげたい につばんひ 日本の爆撃隊や潜水艦は、敵の輸送船を攻撃しろという スまた、日本の飛 ばくだんぎよらい すこ と、爆弾や魚雷がもったいないといって、いやがることが 引行機は、少しでも せいのう 多かった。 性能をよくするた せんすい アメリカの潜水 め、むだをはぶ かんこうげたい おも き、大きさも重さ艦や攻撃隊は、一 せゅそうせん 隻の輸送船でも見 一も設備もギリギリ しず のがさずに沈めて でまとめられてい たが、アメリカ機しまった。このた一 せん 0 奇 おも につばん おお め、日本は、戦場 は、大きく重いか へい ) せつびかんぜん へ送る兵器、食 わり、設備は完全だし、じようぶで長もちするようにでき りよ、だんやくないち 糧、弾薬や内地へ ていた。 ばうかそう ばうだんそうち につばんひこう、 運んでくるたいせ 日本の飛行機は、防弾装置や、防火装置がなく燃えやす っしとど つな物資が届かな かったのはこのためである。 ゅそう、 おお くなってしまっ もう一つ大きな違いは、アメリカのほうが輸送機がはる ひ , おお ゅそう た。これも戦争に ( ( かに多かったことだ。輸送ということを非常にたいせつに げんいん 負けた原因だ 考えていたアメリカは、輸送機に、とても力を入れていた。 ちが なが ちから おお おお せんそう しょ《 ダグラス DC ー -- 3 輸送機
ポーイングー盟重爆 おり、なんと二六 ドを積んでいる なかねんりよろ・ ばくだんっ が、この中は燃料 ( 】トンの爆弾が積め ばくだんそう タンクと爆弾倉に るのである。 このー 2 は、 なっており、一〇 す . いばく 譲マッハ〇・九五し メガトン水爆を一 ついれることがで ーか出せないが、 きる。このほか、 ー 8 は、マッハ二・ しゅよくかめん 0 一のスビ 1 ドが出主翼の下面にも、 ばくだん かくよくばくげき、 〉一せる三角翼爆撃機爆弾やタンクをつ ) けること、もでき ご。そのかわり、 こうぞく、よりみじか 航続距離は短く、 、じゅう くうちゅう、ゆう むかしじゅうばく 昔の重爆は機銃 ーは、空中給 油なしでも一九〇 をたくさん積んでフ 、じよう もナカこのー 〇 0 キロ以上とべ るか、 , ー 8 よ、 やは、尾部に ミリバルカン【 三二〇〇キロしか もん 飛べない。 砲一門があるだけ一 " どうたい ・こ。しかわ、この い 2 に ~ むレい」」、い」ーは、胴体 じゅうはく ) かんほうにんげんしよう かめんおお 下面に大きなポッ 機関砲は人間が照 ゼネラルダイナミックス ( コンべア ) ー a24
、ゆうし、 じゅうばくビー 望ん 準するので 世界一の重爆ーも、そろそろ旧式になってきたので、 じゅんび くうぐん つぎせんりやくばくげきき なく、レー アメリカ空軍は、次の戦略爆撃機の準備をはじめている。 よくかくど せんとうき その一つが、翼の角度をかえられるーⅢ戦闘機を爆撃 ダーが敵を どうたい とらえて、 Ⅲだ。ーⅢの胴体とーⅢ用の大き 機にした しゅよく じどうてき あ ばくげきようそうら 自動的に照 な主翼を組み合わせ、爆撃用の装置を積んだもので、重さ エーがた じゅん やく 、機準をきめ、 は、型より、約六トンふえて、四〇トンになった。 ゅ う、、′しやデき たんきより ぶそう ばくだんかくピんとう こがたかくばくだんふつう 武装は小型の核爆弾、普通の爆弾、核弾頭つきの短距離 2 給射するよ くうたいち うになって 空対地ミサイルなどである。 もう一つは、ーとよばれ、大きさはーの三分一 グ *O— ・二のスビードを出し、爆弾は、 の二ぐらいで、マッハ二 よてい っ やく イは、ボーイ 約二二・七トンを積む予定である。 りよかく いま、ボーイング、ノ 1 スアメリカン、ゼネラル・ダイ ング川旅客 物ようだい かいしゃ ・ようそうせつけい 機の兄弟ナミックの三つの会社が、競争で設計し、一番すぐれたも ねん つかよてい つく のが作られるのだ。一九七七年から使う予定で、 よう くうちゅう、ゆうゆ、つく 〇〇リット 用の空中給油機も作られるらしい ねんりよう せんりやくていさっき ルの燃料を ねんりよう かもっしっした 3 戦略偵察機 積むことができるが、この燃料はみな貨物室の下にはいっ じんいんかもっゅそう せんりやくようちょうきよりていさっき てしまうので、そのままで人員や貨物の輸送にも使える。こ 戦略用の長距離偵察機には、ロッキードーれ、 ばあい ェッチィー アールビー アールビー の場合、兵員なら六十人、貨物なら一三・七トン積める。 っ にんかもっ てき しよう せかい エフビー おお ィーアールビー っ エスアール ばん ビーようおお ばくだん おも ぶん
5 哨戒と対潜 しようかし、 哨戒機はロッキード g-;— 2 ネプチューン、ロッキード かつやく ー 3 オライオン、マ 1 チンß-q— 5 マー リンの三つが活躍し ている。 このう ~ り、ネプチューンは、世界で一番たくさん使われ ごうき しようかいき じたいせんちゅう ている哨戒機で、第一号機ができたのは、第二次大戦中の 一九四五年五月だ。そ い、りい力いりよう れ以来改良をかさねて きいしゅうがた 使っているが、最終型 の 2 ができてか ら十五年以上になる。 これを見ても、ネプ チューンがどんなにす ぐれているかがわかる ・こッっ , っ 0 じきたんち レーダー、磁気探知 きおん、ようたんちそうち 器、音響探知装置など ぎよらい がそろっており、魚雷 ェッチ ねんいじよう ねんがっ しようかい たいせん ばん ばくん や爆弾のよう こうげきようへい、 な攻撃用兵器 も三・六トン 積める。おも こうげ、ようへい、 な攻撃用兵器 ばくだん は爆弾、九八 たいせんよ ン〇キロ対潜魚 ュ雷、九〇〇キ ロ機雷、一五一 ばくら、 一〇キロ爆雷な ドどである。 せいのう キ性能はよい 口が、機内がせ けってん まいのが欠点 だといわれて オライオン は、このネプ チューンが古 ふる
プイごうひこうばく かくへい、 ミサイルをはじめて使ったのもドイツだ。 1 号飛行爆 ほんど プイごうだんどう 6 核兵器とジ = ットの時代 弾や、 2 号弾道ミサイルを使って、イギリス本土を攻撃 プイごう おお じたいせんお し、大きな効果をあげた。この 2 号は、いまの O 第二次大戦の終わりごろ、いままでの戦争のやり方をこ アイアールビーエムせんぞ とうじよう しんへいき や、の先祖にあたるものである。 とごとくかえるような新兵器が登場した。 げんしばくだん つく ばんめしんへい、 げんしばくだん 三番目の新兵器「原子爆弾」を作りあげて、使ったのは、 それは、ジェットと、ミサイルと、原子爆弾の三つだ ぐん せんそうつか アメリカである。 はじめてジェット機を戦争に使ったのは、ドイツ軍で、 しんへい、 この三つの新兵器の メッサーシュミット くうぐん とうじよう せんとう、 登場で、空軍は、これ ー戦闘機や、アラド ばくげ ) 、だいかつやく までのままでは、旧式 ー爆撃機が大活躍 になってしまう。 せんそうお せんそうお 戦争が終わって、再 戦争の終わるころに へいわ び平和な時代がやって は、イギリス空軍のミ ッ せんとうきすがた イティアー戦闘機も姿きたが、アメリカ、イ ュ ギリス、フランス、ソ 一をあらわした。このほ くうぐんビー ビエトなどは、この新 ツか、アメリカ空軍の じだい せんとう、 メ しい時代にビッタリの —B 、ー戦闘機、 くうぐん 空軍をつくりあげるた 日本海軍の橘花なども っ ぜんりよく せんそう かんせい め、全力を尽くした。 完成していたが、戦争 ねん そして、約二十年た には使われなかった。 FE•6}O - にほんかいぐんきっか せんそう つか じだい くうぐん かた やく 、ゆうしき ムたた アイシービーエム こ・うひこうはくだん V— 1 号飛行爆弾
につぼんげつこうらいでんどみうえんどんみろてんんすいせい ー蠶やー四のような戦 日本が月光、雷電、屠竜、飛燕、呑竜、天山、彗星、一一 りやくばくげきき しきだいて、 ぐんま けっさくきせんじようおく 式大艇などの傑作機を戦場へ送れば、アメリカ軍も負けず略爆撃機がなかったことだ。 しきり′、こう ばっ かいぐん 8 、 ヘルキャット、コルセアー、アベンジャ 1 、 pa— 海軍の一式陸攻は、四発 しゆっどう のー蠶に負けない航続カーノ ーなどを出動させてきた。 ばくだんとうさい せんそうお しきせん につぼんはやて を持っていたが、爆弾搭載 戦争が終わりに近づいたころには、日本の疾風、五式戦、 ひりゅう しでんかいぎん りよう すく 飛竜、紫電改、銀量はぐっと少なかった。陸を こうぞくりよくみじか ぐんじゅうばく 河、アメリカの 軍の重爆は、航続力も短い ばくだんりようすく し、爆弾の量も少なかった。 とうじよう につばんじゅうばく 日本の重爆は、アメリカの ー四などが登場し 軽爆クラスだったのだ。 につばん こつばんせんとうき そして、日本は、 二は、印本の戦闘機は、 せんとう、 2 ボ 1 イング m— アメリカの戦闘機よりスビ おそ せんりやくばくげと の戦略爆撃で、と トがすごく遅いことだ。 どめをさされてし そのかわり、印本の戦闘・ こまわ まった。 は軽快で、小回りがき、 にらぺい た。これは、アメリカはス ( ( 〉 こうした日米の りよう げきあい くうぐんひかく 空軍を比較してみ ビ 1 ドを利用して一撃で相黌。 てげきつい せんばう ると、気がつくこ 手を撃墜するという戦法を につばんこまわ とっていたが、日本は小回 とは、まず日本は、 ろか ) 0 につぼん リバブリック 導サンダーポルト
くうたいち どうたい ほじよ たころは、キッチンという空対地ミサイルを胴体の下面に 補助ロケッ はんぶん しきっ かたエーがた トをつけて、 半分うめこみ式に積んでいたが、この型を型という。 きら ねんこうくう 一九六七年の航空ショーに姿をあらわしたプラインダー せまい基地か一 と きしゆかたらか ふつうばく は、機首の形が変わったほか、ミサイルはなく、普通の爆ら飛び立っこ ピーがた 弾倉を持って、 した。この型は、型とよばれている。偵察ともできるよ 機型もある。 うになってい ぶそう よるてん るが、夜や天 武装は、尾部の三〇ミリ砲一門で爆弾は五トン積める。 こうぞく、より・やく 、わるひ 航続距離は約五五〇〇キロ。 気の悪い日は びやくきいじようつく 戦えないとい もう三百機以上作られており、一九六四年ごろから、ヨ ほうめんぶたい かつやく 】ロッパ方面の部隊で活躍しているという。 ぜんせんくう ぐん ナいぶ古く 2 前線空軍 よっこゞ、 ぜんせんくうぐん ちじようぶたい せんとう 前線空軍というのは、地上部隊に協力する航空部で、 グ 9 も、戦闘 せんじゅっくうぐん アメリカでいえば、戦術空軍である。 爆撃機として せんとう洋なくげきき かつやく けいはく子・ききていさつ、、 使っている飛行機は、戦闘爆撃機、軽爆機、偵察機な活躍してい やくせん、 どで、約四千機ある。 せんじゅっせんとう、 しゆっよく このミグ 戦術戦闘機の主力は、スホーイー 7 フィッターで、三 もん ちゅうかんよう 〇ミリ砲二門のほかに、爆弾など一・五トン搭載する。ス には、昼間用 ていくう せいのう シーがたぜんてん ピードは、マツ、 ・六で低空での性能がすぐれている。 の 0 型、全天 だんそう つか 洋す、だん すがた もんばくだん をようりよく ねん 」ら′さ、 こうくうよた、 っ かめん て たたか 0 た ふる 2 日 スホーイ Su— 7 フィッター ー 114 ー
4 戦術空軍 ミラージュⅢ O を改良して、戦闘爆撃機にしたミラージ せんじゅっくうぐん ュⅢが、戦術空軍の ちゅうしん ひやく 中心になっている。百一 ) 八十機あり、九つの飛 行隊に分かれている。 スビードは、Ⅲ O と かわらないが、遠くま で飛べるようになり、 ばくだん 爆弾やミサイルも、 六トンも積めるよ うになった。 このⅢは、南アフ リカ、パキスタン、レ ハノン、オーストラリ ア、スイス、ニュージ ランドなどでも使って せんじゅっくうぐん みなみ つか よ 2 い、りよう せんとうばくげ、き フージュⅢ E ⅢのほかにⅢ型 こひこうたい も、二個飛行隊ある。 あとは、ミステール こひこうたい 6 やく Ⅳが二個飛行隊 ( 百 四十機 ) 、アメリカ生 ュまれのスー ・一ひ・」う ーを三個飛行 ミ隊 ( 六十機 ) と、ミラ ジⅢにカメラを一 積んだミラージュⅣ 3 偵察機を三個飛律隊一 ( 七十機 ) 持っている。 いま、作っているミラージュ 5 や、ジャガーも、まもな く、使われるはずだ。 ィーーカた せんと - っこうげ、、 ミラージュ 5 は、Ⅲ型を戦闘攻撃機にしたもので、大 きさは、ほとんどかわらないが、スビードが、マッハ二 ぼくだん もん 二になり、二門の三〇ミリ砲のほかに爆弾やミサイルは、 四トン積めるようになった。 ていくう ちょうおんそく 、いじようちゅう 低空でも、超音速で飛べるのがじまんで、六十機以上注 つか おお