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検索対象: 子どもの自信をつける言葉トラウマになる言葉 : 毎日の何気ないひと言が大切な理由
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1. 子どもの自信をつける言葉トラウマになる言葉 : 毎日の何気ないひと言が大切な理由

はっきりと親の意見を伝えることの大切さ 「あの子と遊んではいけません」と一一一口う母親は、よい悪いは別にして自分の意志を持って いるし、それをきちんと示している。子どもには布い存在かもしれないが、母親は自分の 意志はあるし、一小している。 それに対して「何であんな子と遊ぶんだ ? 」とか「どうしてあの子と遊ぶんだ」と言う 親がいる。決してハッキリと自分の要求を言わない。 葉 頃をしながら、親 親は子どもから嫌われるのが怖いのである。あくまでも子どもにいい彦 は自分の要求を通そうとする。こういう親は子どもとは気持ちがふれあっていない。孤独 レ」 衂な親である。 それならまだいいが、 「あの子と遊ばないほうがいいわよ」という言い方をする母親が で いる。自分が「あの子」と遊んでほしくないのに、子どものために「あの子ーと遊ばない ほ、つ , 刀しし とい、つ一言い方をする あ て また「あの子、イヤな子ね。という母親がいる。子どもはあの子と遊びたい自分の気持 し 、つ どちを否定されている。だから「あの子、イヤな子ね」という言葉を聞くと子どもは自分が 拒絶された気持ちになる。 133

2. 子どもの自信をつける言葉トラウマになる言葉 : 毎日の何気ないひと言が大切な理由

「お母さんはあの子、嫌いですーと言うならまだ母親の意志は示されている。「あの子、 イヤな子ね」という言い方には「あの子と遊んではいけません」という母親の意志は直接 的には示されていない。その言い方は一般的な評価である。 また「あの子、どういう家の子 ? ーという言い方をする母親がいる。こういう母親に従 順な子は創造的な子どもにはならない。 いろいろな価値観の家族と接することができる子どもの方が創造的になる。 こういう母親は自分が子どもをつまらない子どもにしておいて、「どうして、叔父さん のようにもっと創造的な人になれないのかしら ? と言、つ。 だいたい「あの子、あの子ーと言って名前を言わないのは、母親がその子を嫌いだから である。何となく名前が言いたくないのである。 大人の知人についてだって同じであろう。「あの人、あの人」と一言うときにはその人が 好きではない。 だから母親も子どもの友人のことを言うときには、名前を知っているなら名前で呼んだ 4 、つカしし そのほうが子どもは気分かいし 親がするように子は育っ 134

3. 子どもの自信をつける言葉トラウマになる言葉 : 毎日の何気ないひと言が大切な理由

葉 、つ 9 ある子どもは郵便ポストではなくサクランボを描いてしまった。 先生は「失敗しても諦めないで、よく完成したねーとほめた。 で その子は失敗にくじけない子になった。 あ て し 持続力のない子がいた。しかしあるときにその子が問題を解けなくて、くやしくて手を 握りしめて涙を浮かべた 先生は「自分が解けないのでくやしいのでしよ。それが自立ということよ。素晴らしい 「偉いわね、あとから来る子が気持ちいいものね」と先生は言った。 その子は心の優しい子になった。 なぞなぞ遊びのときである。 答は郵便ポストである。 謎は、 「赤い服を着ています」 「ロが二つあります」 141

4. 子どもの自信をつける言葉トラウマになる言葉 : 毎日の何気ないひと言が大切な理由

はっきりと親の意見を伝えることの大切さ 親がするように子は育っ 同じひと言でも、大人と子どもでは意味がちがうお 「何度言ったらわかるの、との差 いつもビクビクする子に育っ理由 その子の気持ちをくみ取るということ 4 ~ 「役に立つ人間」に育っか「ダメな子」に育っかの境界線 「ダメな子だから」と言われて育っとどうなるか田 なせ、子どもが自分を過小評価してしまうのか 外では自慢できる子、家ではダメな子という矛盾 無意識に子どもを縛る言葉・ 「あなたさえ幸せならそれでいいの」と言う親冖 子どもが早く家を出たくなる言葉 ~ 747 7 の 750

5. 子どもの自信をつける言葉トラウマになる言葉 : 毎日の何気ないひと言が大切な理由

「顔をこちらに向けてください」とい、つことはお世辞を言ってくださいということではな 、 0 お世辞は相手に対する迎合である。楽をして相手に気に入られようとしているのである。 煩わしさを避けてお互いに適当にしているだけである。 お世辞は相手に関心がないという証拠である。 その子の本音を知っていますか 母親から女の子と認められていない子がいた。その子は「私は強い」と威張る。しかし ある人が繰り返し「きれい」と言ってあげると、きれいということに喜ぶようになった。 「顔を向ける」とはそういうことである。その子の本音を知ることである。 本当にその子に関心があれば、その子が本当は女の子と認められたがっているというこ とはわかるはずである。 昔東大でも有名な才女がいた。その子は小学校の頃から優秀であることを周囲からほめ られていた。本人もそれを得意としていた。 しかし「君は女らしい」の一言で、とんでもない男に恋をした。

6. 子どもの自信をつける言葉トラウマになる言葉 : 毎日の何気ないひと言が大切な理由

つ 。そ母母 親親 を細 れ 、母 か不 子 れ安今学 分あ も の 心親 し分 ほ 、な つ が い不 答 ん な く て も し期 て待 そ の ほ カゞ か ん ば聞 つ 優強 て は 通 じ て る そ今今 日 は 兀 ど気け そ っ で お 母 さ / レ っ れ し い わ と に 1 ん ば よ い 日 は が も で 帰 っ き て よ か っ た と に 1 ん よ い だ か ら 親 は 自 が 安 だ と つ な ら あ ま り し つ く し、 て は な っ 聞 る と 強 く イ憂 て る と を 期 待 さ れ て る 子 ど も は め ら れ て る と 田 が だ か ら 聞 く が 日 は ど っ オご つ と く 子 ど も が 校 か ら 帰 ′つ て 慰 め 得 る そ し て 勇 気 を 持 ・つ て 子 校 に け る 繊 な 子 は し、 じ め ら れ た ら 帰 り ま す と て 帰 つ て い と 教 て く れ る 人 が て の で あ る の あ る 親 は 自 の の キ を 癒 そ と 子 ど も 強 く れ て い る と を 期 待 し て い る 心、 に ズ の る に 強 な る を さ れ て 子 も は く な る の で は な し、 心、 に キ ズ 240

7. 子どもの自信をつける言葉トラウマになる言葉 : 毎日の何気ないひと言が大切な理由

ど、も ところがこれが状況が変わって運動会で徒競走のときにはこの子が速いことがある。す るとそのときには満足している。ところがこれが授業中とか家で勉強しているときとか、 そういうときにはこの落ち着きのなさが不満の種になってくる。 この子に限らず人間にとって、長所はあるときは長所であるが、また別のときは短所で ある。 このシカのようにきれいな角で命を落とすこともある。そして自分がイヤだなと思った 細い足で命が救われるということもある。 おろ 人間は状況をいつも変わらないと思って生きている。その人間の愚かさをイソップは言 っているのだろう。 子どもにも好き嫌いがあるとい、つことを認めることは、子どもが自分とは違、つ人格を持 っていることを受け入れることである。 子どもはあるときには「いい 子」、あるときには「悪い子」になる。それを認めること は子どもが自分とは違う人格を持っていることを受け入れることである。 いつも自分にとって「いい子」であるのが当たり前と思っている親は、子どもが自分と は別の人格であることを受け入れていない。

8. 子どもの自信をつける言葉トラウマになる言葉 : 毎日の何気ないひと言が大切な理由

「いいなー」と思うときには「いいなー」と田 5 う陰に自分達のカ以上の何かがある これをもっとよくしようと思ったときには悪い事柄が起きてしまう。一時のこの凉しさ とか、この清涼感が安らぎであり、幸せなのである。 毎日の生活の中で「ああ、平凡だけれども、でもまあまあ幸せなんじゃないの ? ーとい うときには、それ以上を求めないことである。そしてその平凡な幸せを支えているものは 何かを、もう一度見つめてみることが大事なのである。 案外それができの悪い子どもであることもある。 ひ 今、「この子どもはこんなに優しい子」だと思っている母親もいるだろう。しかしつい す 「もっと成績を伸ばしてやろう」と欲を出してしまう。 気するとプレッシャ 1 でその子の優しさはいっか消えてしまうことが多い。 る や 気がついたときには優しさもなく、成績がよい子どもでもなく、本当のただのできの悪 言い子になってしまっている。 ひ る 「この子はこんなに優しいんだからーあるいは「この子はこんなに成績がいいのだから あるいは「この子は本当にのんびりして、素直だから」などどれであってもいい。 気 る ればそれ以上は求めない。 や スズカケの木の木陰に休みながらスズカケの木に文句を言わない。 一つあ 101

9. 子どもの自信をつける言葉トラウマになる言葉 : 毎日の何気ないひと言が大切な理由

イメ 1 ジをつかめれば、そのうち自然と多少難しい言い回しや言葉も正確に理解できる A 」田 5 、つ 子どもにこれで十分という愛はない。だから子どもは誰でも「自分が死んだらまわりの 人は、どのくらい悲しむかな」などと想像する。 だから子育てはうまくいかなくて当たり前なのである。むしろうまくいっていると思っ ている人がいたら、後でツケがくる この本は主として子どもの側から書いている。だから親のほうには厳しすぎることが書 かれている。読んでいて、ひどいと思う人もいるだろう。 親に言わせれば親の側の言い分があるのは十分著者としても承知している。 だいたいこの本では育てやすい子と、育てにくい子の違いという大変大きな問題を無視 している。男の子と女の子の違いも無視している。 同じ子どもでも育てやすい子もいれば、大変難しい子もいる。子育てに成功している親 が、必ずしも子育てに失敗している親よりも優れた親ではない。 繊細な子を産む母親もいる。極端に言え 育てやすい子を産む母親もいれば、育てにくい ば太宰治のような人を産む母親もいれば、フセイン大統領のような人を産む母親もいる。

10. 子どもの自信をつける言葉トラウマになる言葉 : 毎日の何気ないひと言が大切な理由

つまり親は子どもと心が触れていない。当然「台所の流し」型の叱り方をされた子ども ひと はほとほと嫌気がさして、生きるエネルギ 1 を失う。自分は独りばっちになったように感 じる。 そしてさらに「こんなことが、いつまで続くでしようかね」などと過去から今度は将来 までテーマになることもある。 家に帰りたい子が描く絵、帰りたくない子が描く絵 こうして脅されている子に家から駅までの地図を書かせる 脅されている子は駅から家までの道のりが長い。細かく書く。 夢で家を見るときには、早く帰ろうとしているけれどなかなか家に着けない。走っても 走っても家が遠い。 実は無意識の領域では子どもは家に帰りたくないのである。、いは駅のほうに執着してい る。 でも帰らなければ母親から怒られる。 家に自分の存在がない 愛されている子が絵を描くときには、逆に家から駅までの道のりが長い。家に自分の存