せいめい がもう 古名姓。地名姓。おもな族は①大和国葛上郡 戸。全国に多い。おもな族は①桓武平氏関氏流、③蒲生氏流、④清和源氏井上氏流、ほかでる。 きみ はっレ」り 久保ば窪・久宝・九保・久芳等に通用。桑原郷発祥の桑原漢人の裔、②毛野氏流桑原公 流、②服部氏流、③藤原姓魚名流、④織田氏流ある。 ー」も・つ ~ きとう の裔、③菅原姓桑原氏、③下総国葛飾郡桑原郷 などである。 鬼藤・紀藤・喜藤等に通用。氏地形の窪地を久保と佳字にした。地名姓。約一 鬼頭 一万。おもな族は①大和国山辺郡窪庄発祥の白発祥の桓武平氏流で、ほか名族が多い きくちくくち。菊千・菊池・菊知・喜久姓。当て字姓。紀藤すなわち藤原氏と紀氏が合 菊地 ぐんじ軍司・群治・群司等に通用。古 智・菊久池等に通用。地名姓。東北方面に多併した意、鬼頭はそれを飾ったもの。東海地方石氏流、②甲斐国山梨郡久保発祥の清和源氏武郡司 ひたち 、約一〇万。九州「キクチ」氏は多く菊池を に多い。常陸、伊予、陸前、阿波などにもあ田氏流、③土佐国香美郡久保邑発祥の桓武平氏姓。職業姓。古代の郡司職の裔。各地に発祥 ひたち ひゅうが る。 流で、ほかに異流も多い し、とくに薩摩、常陸、陸前、日向などの系が 使用、関東、東北では菊地と変える。会津、信 くばた久保多・久甫田・久程田・窪著名である。 第きぬがわ。衣川・鬼怒川・縉Ⅱ 久保田 濃、志摩などにも多く、菊池氏とは同祖であ絹川カわ る。 田等に通用。地形姓の窪田から佳称姓の久保田 古池・子池・小湲等に通用。地名 亀怒川等に通用。当て字姓。地名姓。「コロモ」 へ。おもな族は①甲斐国山梨郡窪田発祥の三枝姓。東日本に多く、約九万。おもな族は①清和 日、紀ノ川等からの転もある。西日本に多い きくちくくち・きくいけ。鞠智・喜久 菊池 * ・め一か 姓、②岩代国安積郡窪田村発祥の藤原南家伊東源氏逸見氏流、②清和源氏佐竹氏流、③桓武平 智・菊千・菊地・規矩地等に通用。地名姓。名丹波国に名族がある。 あだち 大族。約一三万。おもな族は①肥後国菊池郡発木下 * 翳きした・きげ。木ノ下・樹下・木氏流、ほか大友氏流、足立氏流、高階姓高氏流氏村岡氏流、④宇都宮氏流などである。 いわ たかいえ 7 五泉・児泉・古泉・巨泉等に通用。 祥の藤原姓隆家流、ただし異説があり、大宰府之下等に通用。地名姓。日く姓。①桓武平氏柘などがある。 まつら くまかえ・くまかや・くまたに。 地名姓。諸国の同地名より発祥。おもな族は① 熊谷 * ま 力し 官司の紀氏流で高木、大村、草野氏と同族とも植氏族、②佐々木氏族、③嵯峨源氏松浦党、④ そうのしも 大和国添下郡小泉庄発祥の藤原姓、②信濃国 熊ヶ谷・熊飼・熊耳等に通用。地名姓。日く いう。この族は全国に広まり、勤王家として世尾張の氏、豊臣秀吉の父の系、ほか神官に多く ちいさがた ト県郡小泉郷発祥の清和源氏村上氏族で、は みられる。 姓。中世の大族。 . 武蔵国大里郡熊谷発祥の族。 に知られる。 なおぎわ ・ ) うずけ きむら か武蔵、上野、越前、越後、岩代などに大族が 喜村・木邑・木邨・貴村等に通桓武平氏北条氏流。中世に熊谷次郎直実を出し 崕・崖・涯・吉士・吉師・貴志等に 木村 岸 みまみ一か ある。 通用。地名姓。古姓。おもな族は①美作の清和用。なかには鬼村もあるが、同じである。地名て有名。一族全国に広まる。 が - - っ とものみやっこえい くまのくまぬ・ゅゃ。熊埜・隅野・隈野 こいで古井出・小井弖・小井氏等に通 源氏山名氏流、②古代吉士部の伴造の裔、本姓。近江国蒲生郡木村発祥の族は紀姓を称する熊野 ゆえに紀村ともいう。はか①佐々木族、②足利等に通用。族名姓。社名姓。古名族。各地に地用。地名姓。著名姓。おもな族に①信濃国伊那 貫は摂津、ほか異流、古名族の裔が多い ′、イ一かべ 名があるが、熊野社からくる。古代の熊野国郡小井氏邑発祥の諏訪神家流、②同上地発祥の きた北・喜田・記多等に通用。佳称姓。氏流、③物部姓、④日下部姓などがあり、異流 喜多 みやっこ 造や熊野三社関係の族が多い。熊野信仰によ藤原南家二階堂流があり、③尾張の氏は②と同 も多く、中・近世に活躍した。 地名姓。もともと方向や位置を表す北の地名を って全国に広まった。 流で、戦国時代に活躍した。 じようかなぐすく・かねしろ・かねき。 佳字化したもの。おもな族は①大和国山辺郡の金城 くめくま・くみ。久目・来目・久馬・ こうたか。略姓。外来姓。古名族。古く 久米 高 豪族は藤原姓、②伊予価喜多郡発祥の河野氏地名姓。聖なる土地の意である。おもな族に① やましろ くすのき たちばな 流、③河内発祥の橘姓楠木氏流、④猿楽の喜沖縄県那覇市金城発祥の琉球の名族、②山背国久味等に通用。古大姓。地名姓。職業姓。九州は高麗 ( 高句麗 ) から渡来した族の呼称、のち たかしな しらぎ わたらい の大族で、久米部の首領または久米郡の居住地高階氏の略。高家一党という。なお古代の族に 紀伊郡が本拠の古代の新羅族がある。 多家、⑤度会姓、ほか異流が多い より発祥した。おもな族は①伊予国久米郡発祥は近江の高史、高連などがある。 くがこが。陸・空閑・玖珂・古賀等に きだよした。木田・喜多・北等と通用。久我 * 喜田 あたい くにのみやっこえい こ、つけ・ち一・ / 、ノ、り : キ、 / 、ン ) ち一・キ、 の久味国造の裔、②大和国高市郡来目郷発祥纐纈 、北などの地名を瑞祥文通用。地名姓。古名族。①山城の族は久我直の 佳字姓。地名姓。多く あたい くにのみやっこ くとじ・あやめ・はなぶさ。久々利に通用。地 字にて飾った。全国に異流が多い。おもな族は裔、②久我国造の裔、③雲上家の村上源氏久の大和の久米直の裔、ほか全国に同族が多く分 あすは 名姓。事象姓。古代染織の括染めに由来した古 ①清和源氏佐竹氏流の北氏、②越前国足羽郡木我家、ほか各地のクガ・コガの地名より発祥し布。 そうとう としひと た。曹洞宗開祖道元もこの氏。本項目は「久我栗原久里原・来原・操原等に通用。古代の名姓である。おもな族に①美濃国可児郡 田庄発祥の利仁流藤原氏の木田氏などである。 す 0 り きた 氏」で示した。 姓。地名姓。約一〇万。古姓には栗原勝、栗原久々利邑発祥の清和源氏土岐氏族、②同上木曽 喜多川・喜田川・木田川等に通用。 」ヨーー・ - がわ すくわ 地名姓。佳称姓。おもな族は①近江国褓郡発日下部草下部・草壁・久坂部・草香部連、栗原宿禰などがある。おもな族は①大和氏族がある。 もののべ こうのかわの。河埜・川乃・幸野・甲 祥の蒲生氏流、②藤原北家姉小路流、③坂上氏等に通用。名代姓。古大姓。仁徳帝の皇子大日国高市郡呉原発祥の物部氏流、②甲斐国山梨郡河野 * むら かのおおきみ 下王のために設けた名代部。のち地名を負っ栗原邑発祥の清和源氏武田氏流、はか武蔵、上野等に通用。古大姓。地名姓。四国、九州に多 流などである。 はやと ずけ もののべ きた 、約一〇万。古姓には、伊予国風早郡河野郷 きたしま。北多島に通用。地名姓。て全国に広まる。物部氏族、丹波氏族、隼人野など関東に多い。 じま くにのみやっこ く : のみやっこえい 日本最古の古名族、出雲造の裔。五三世孝族、ほか異流がきわめて多く、とくに東海地方呉くれご。伎に通用。外来姓。地名姓。一発祥の伊予国造の後がある。一族は全国に栄 つは中国の呉の国から渡来した族をいし え、歴史上にも活躍し、のち越智氏とも交流し にみられる。 時のとき、子の孝宗は千家、貞孝は北島を称す いわ は呉国の人の住地からくる。おもな族は①呉国た。 る。中世に二家に分かれたが、出雲大社を根拠楠の楠本に通用。日く姓。物象姓。南北 すぐりえい くだら まさしげ こおりぐん。評に通用。職名姓。古代の行 朝期に活躍した楠木正成一族がとくに著名。渡来の呉勝の裔、②百済族の呉氏の裔、その他郡 として現在まで続く。異流もある。 たちばな しんえい 政区画。もと渡来人によって組織されていた。 きたできたいで。地名姓。本村、本郷か橘姓。ほか熊野新宮神裔、伊勢三重郡の豪族がある。 くろだくるた。久呂田・玄田・畔田・ 韓語。この長が郡司である。全国の地名、職名 黒田 * ら北に分出した新村などにつける名称で、それなどがある。 などから興る。摂津、大和、伊勢をはじめ、異 くどう久藤・公藤・貢藤・宮藤等に通黒太等に通用。多くは新田に対して古い田をい より発祥した西出、南出なども同じである。全工藤 むら う。地名姓。おもな族は①近江国伊香郡黒田邑流の族が多い 」陸東日本に多用。氏 ( 藤原 ) と職名 ( 木工助の職 ) からきた 国に散見されるが、とくにヒ、 すけつぐ かのう 姓。①藤原南家狩野氏流、②「家次ー祐次 ( 伊発祥の佐々木氏流、②この系より磨、筑前の古賀が久我・古閑・空閑・古我等に通用。 すけつわ 地名姓。中世の空閑荒蕪地をさす。九州に多 最北邑・喜多村・北邨・来多村等に東 ) ー祐経 ( 工藤 ) 」となって、伊豆伊東を領黒田氏を出した備前国邑久郡福岡邑発祥の①と 北村 おもな族に①肥前国の空閑邑に名を負う清 通用。地名姓。原意は本村 ( 本郷 ) まり北にあしたため、伊東氏を称する族もある。曽我氏と同じ族、③丹党や桓武平氏、木曽氏流の黒田氏 りゆっ がある。 和源氏武田氏流、②劉姓古賀族、③狛姓古賀族 る分村で、佳字に転じた。異流が多い。おもな同祖、祐経は曽我兄弟に討たれる。はか一族は などがある。 くわばら。久和原・鍬原等に通用 族は①桓武平氏柘植氏族、②清和源氏大館氏全国に広まり、ことに陸奥の大族が著名であ桑原 とき だざいふ もののべ おおくさ っ たかしな いわ むら ふひと おさ あやひとえい かっしか かつらぎかみ 464
【わた岩多・巌田・盤田・磐田等に通赤松氏流、④清和源氏平賀氏流、はか異流が多国印郡城村円城寺発祥。桓武平氏千葉氏族。 毟いぬがい。犬養・犬甘・犬艱等に 岩田 大飼 その支族は肥前、筑後にもある。中世に活躍し 通用。職業姓。古代職業部より興る。名族。大用。石田に近い概念である。地名姓。全国約九 いずみ 和、山城、河内、和泉、信濃ほか全国に多い 万。おもな族は①武蔵国秩父郡岩田村発祥の丹植村鬚上村・上邑・植邨・樹村等に通用。 とおとうみ あずみ みはら 地名姓。おもな族は①遠江国上村より興った清遠藤蹶円藤・延藤・淵藤等に通用。地名 おもな族は①信濃の安曇犬養氏は清和源氏平賀党、②筑後国御原郡岩田庄発祥の菅原姓、ほか - : っ・スい とおとうみのかみ みつなか 和源氏土岐氏流、②三河の氏は①の後裔、はか姓。氏姓。遠江守を職とする藤原氏の意。藤 氏流、②丹波には源満仲より出た源姓犬甘党が三浦氏流、熊野別当族、児玉党などがある。 原南家工藤氏族、一説には渡辺党ともいう。東 ある。 岩戸いわといわど。岩門に通用。地名姓。お土佐、丹波にもある。 めかた うかいうがい。鵜養・鵜甘・宇甘等に通日本に多く、約二〇万。摂津を本拠に、渡辺氏 しぬづか。犬束に通用。地名姓。もな族は①三河国額田郡岩戸発祥の藪田氏流、鵜飼 大塚、 ー ) も、つ寺、 いんば 犬の形をした塚から出た。おもな族は①三河国②下総国印旛郡岩一尸村発祥の平姓千葉氏流、③用。古代の職業姓。地名姓。おもな族は①伊賀と組んで諸国に広まる。別流に桓武平氏千葉氏 ひでさと れソら 豆郡上犬塚村発祥の桓武平氏千葉氏流、②筑筑前国卅珂郡岩戸邑発祥の大蔵氏流などがあの名族は嵯峨源氏安中氏流、②秀郷流藤原姓久流がある。 下氏流、ほか諸国に異流がある。 丿薇尾井川・生川・老川・笈川等に通 後国三潴郡犬塚邑発祥の筑後宇都宮流などがある。 る。 うさみ宇佐見に通用。地名姓。当て用。地名姓。当て字姓。東北地方の特姓。岩代 岩本も 3 岩下・岩元・巌本・磐本等に通用。宇佐美 むら 地名姓。中国地方に多い。おもな族は①駿河国字姓。伊豆国田方郡宇佐見庄発祥の族。工藤氏国河沼郡笈川邑発祥の族は清和源氏頼政流、ほ うスいのえ。井ノ上・井之上・井於・ 井上 ひたち 井野上・伊野上に通用。井戸 ( 泉 ) の上手、井富士郡岩本邑発祥の藤原南家入江氏流、②清和伊東流で、別流は越後、常陸、伊勢、阿波、讃か異流もある。 よしみつ へり おおおおし。多石。古大姓。地名姓。 大石 戸の辺の意。全国の同地名より発祥。古姓。①源氏義光流、③藤原北家熊野別当流、その他が岐ほか諸国に広まる。 よりすえ うじえ。氏部・宇治部に通用。地東海地方に多く、約八万。おもな族は①近江国 氏家 坂上姓土師氏流、②清和源氏頼季流、③三河のある。 すぐりえい おうじん うじの 安倍姓の氏、④佐々木氏流など、全国に広ま宇井うい鵜井に通用。日く姓。古名姓。熊名姓。名代姓。古名族。応神天皇の皇太子菟道栗太郡大石発祥の大石村主の裔、②武蔵の豪族 しのぶ しもつけ わきいらっこ る。 野新宮党。鈴木、穂積氏とともに古来から熊野椎郎子の名代部よりくる。おもな族、下野国みは清和源氏義仲流、③岩代国信夫郡大石発祥の ためよし 清和源氏為義流、ほか名族が多い いぶきしふく いぶく。伊福に通用。地一帯を支配した古豪族。大和の氏、熊野別当族賀郡氏家郷発祥の藤原北家宇都宮氏流。 伊吹 かじペ * おお、 おおち。太内に通用。地名姓。著 宇多川・宇陀川等に通用。ウタ大内 宇田川 名姓。職業姓。古代鍛冶部に関係がある。美濃も同族である。 むら 上椙に通用。地名姓。中世以来のとは湿地か。地名姓。東日本に多い。おもな族名姓。おもな族は①伊賀国伊賀郡大内郷発祥の 国不破郡伊吹邑発祥の族は古代伊福部の裔。近上杉 * し画ー」キ一 すおう よしみつ 大族。①藤原北家高藤流で、丹波国何鹿郡上杉は①佐々木氏族、②上杉氏流、③清和源氏流、清和源氏義光流、②周防国吉敷郡大内邑発祥の 江、美作にもある。 たたらのきみ かんれい 任那族多々良公流、中世史上に大いに活躍し 今伊・今居等に通用。古井、本居荘より興る。室町期に関東管領の執事となってはか因幡、会津などにも名族がある。 今井 か 1 レ」、り うちだ中田・内多・宇智田等に通用。古た。ほか佐竹氏流、菊池氏流、河野氏流などが 栄える。②戦国のころ、長尾景虎が上杉憲政よ内田 などに対しての地名。新井に近い概念である。 ちくま 地名姓。約一二万。おもな族は①信濃国筑摩郡り上杉の称号と管領の地位を譲られ、北陸に威姓。地名姓。約二五万。多く、自己の管理にあある。 凡河・太川等に通用。代表的な著 今井邑発祥の族は中原氏流、②武蔵国児玉郡今を振るった。これが有名な謙信である。③次のる田をいう。『姓氏録』にも右京神別に内田臣大川 とおとうみきかう 、つ・け がみえる。①遠江国城飼郡内田庄より興る者は名姓。地名姓。東日本に多い。おもな族は①羽 井邑発祥の族は児玉党、はか越後、羽前、上野景勝のとき、会津から出羽に移された。支流は むら 藤原南家工藤氏流、②肥後国山鹿郡内田邑発祥後国山本郡大河発祥の奥州藤原氏、②陸中国下 全国に多い その他にもある。 ィ一が・ら 閉伊郡大川発祥の源姓閉伊族、ほか関東、九州 うえだかみた。上多・植田・宇江田・殖の族は相良氏流、ほか異流が多い 今村今邑・今邨等に通用。地名姓。新上田 にも名族がある。 中山・打山等に通用。地名姓。諸 田等に通用。古姓。地名姓。約一一万。おもな内山 村と同概念、東日本に多い。おもな族は①近江 たちばな 大窪に通用。地名姓。佳称姓。 国伊香郡今村庄発祥の中原氏流、②佐々木氏族は①紀伊国伊都郡上田邑発祥の橘氏流、②国の内山地名を負う。おもな族は①信濃国佐久大久保 * おお 亠つい がも、つ ひで一と 郡内山邑発祥の清和源氏小笠原氏流、②筑後国「窪」の字を忌んで久保に改めた。おもな族は 流、③秀郷流藤原姓河村氏流、ほか異流が多近江国蒲生郡発祥の佐々木氏流、③信濃国小 県郡上田発祥の清和源氏小笠原氏流、はか大江筑紫郡内山邑発祥の大宰少弐流、ほか異流が多①武蔵国入間郡大久保発祥の桓武平氏畠山氏 ーしもつは ひまつり 流、②下野国塩谷郡大久保邑発祥の宇都宮氏盛 入栄・煎江・払江等に通用。著名氏流、日奉姓西党、桓武平氏長尾氏流などがあ 入江 * うつの る。 宇津宮に通用。大姓。地名綱流、ほか全国に多い 宇都宮 みや 姓。地名姓。おもな族は①京都上京区入江より ー ) も - つけ おお 大佐和・太沢等に通用。地形地名 さわ うえだ上多・上田・宇恵田・殖田等に通姓。社名姓。下野国宇都宮発祥、全国に広ま大沢 発祥の村上源氏久我流の入江家、②藤原北家御植田 る。粟田関白藤原道兼の曽孫宗円が宇都宮座主から姓氏へ。東日本に多い。おもな族は①越前 子左流、③駿河国有度郡入江荘発祥の藤原北家用。地名姓。①讃岐国山田郡植田郷発祥の族は うおな きみ となって宇都宮氏を興す。以来、東北はもちろの藤原北家魚名流、②藤原北家小田氏流、③清 讃岐公姓、②磐城国菊多郡植田邑発祥の族は桓 工藤氏流、はか名族が多い 和源氏佐竹氏流、ほかがある。 いわい岩居・盤井・伊和井等に通用。地武平氏岩城氏流、③近江国甲賀郡植田村発祥のん四国、九州まで一族は栄える。 岩井 もののペ おお 多島・大志万・巨島・大志摩等に 榎下・榎元・朴本・柄本等に通用。大島 榎本 名姓。西日本に多い。おもな族は①物部氏流岩族は佐々木氏流、ほか異流も多い うなかみ うえのこうずけ・あがの・かみの。上地名姓。古名姓。①山城国乙訓郡榎本発祥の大通用。古姓。地名姓。諸国の大島の地名より興 井氏、②海上郡岩井発祥の下総の岩井氏、③清上野 おびと くにのみやっこ むらじえい . しもつけ かみつけ 和源氏宇野氏流、④信濃国高井郡岩井村発祥の乃・上埜・上之・植野等に通用。地名姓。上毛伴連の裔、②熊野新宮党の古族、③下野国都賀る。古くは、大島国造、大島首などと称し まつら 野国の国名を負う氏と、諸国の上野地名を負う郡榎本邑発祥の秀郷流藤原姓小山氏流、④藤原た。おもな族は①肥前国松浦郡的山大島発祥の 信濃源氏、ほかがある。 くにのみやっこえい 源姓松浦党、②信濃国伊那郡大島邑発祥の清和 北家上杉氏流、ほか異流が多い いきいわざき・いわがさき。岩前・岩ものとある。おもな族は①上毛野国造の裔、 岩崎 あおみ えびな蛯名・蝦名・恵比名・蛭名等源氏片切氏流、③上野国新田郡大島邑発祥の清 先・厳崎・巌崎・磐崎等に通用。地名姓。西日②三河国碧海郡上野荘発祥の清和源氏足利氏海老名 うおめま 流、③越後国魚沼郡上野邑発祥の清和源氏新田 に通用。地名姓、物象姓。おもな族は①相模国和源氏新田氏流、ほかがある。 本に多く、約一〇万。おもな族は①甲斐国東八 高座郡海老名邑発祥の族、②小野姓横山党、ほ 太田 * おおた大田・多田・太多・大多等に通 代郡岩崎発祥の清和源氏武田氏流、②磐城国磐氏族、ほかがある。 前郡発祥の桓武平氏岩城氏流、ほか秀郷流佐野上原かみはら・かみのはら。植原・宇か一族は武蔵、伊勢、淡路、備中などに広ま用。地名姓。地名を佳字にした傾向が強い。全 国の地名でも大田と太田が両用される。古大 氏族、清和源氏里見氏流、渋谷氏流、紀姓大野栄原・上腹等に通用。古姓。地名姓。おもな族る。 しも・つ」 おびとえい えんじ 寺名姓。地名姓。名族。下総姓。約二五万。おもな族は①景行帝の裔大田 は①古代上原首の裔、②桓武平氏千葉氏流、③ 圓城寺 せ姓氏流などがある。 こひだり - みま 6 1 か みつま しまし いりえ むら いわき ひでさと もとおり み が むら いわき さめき むら むら ひでさと だギ、い おみ さめ みまな へ ・ : っすけ ト・りま・イ一 えい 461
せんさ センサー / 自動車に使われるセンサー 自動車には速度計 , 水温計などの計器 類のセンサーが古くから使われていた が , 今日では電子技術の発達により , 各種機器もコンピュータで自動的に制 御されるようになってきている。とく に , 気化器にかわる電子制御燃料噴射 装置や , コンピュータによって一定温 度を保っオート工アコンディショナー には各種のセンサーが多用され , 検知 した情報をコンピュータに伝えている。 多いものでは 1 台に 50 個ものセンサー が装着されているが , ここでは代表的 なものを取り上げた 超音波センサー ノックセンサー 工ンジンの不整な振動 ( ノッキング ) を圧電素子を使って検知し , コンピ ータによって点火時期を制御する 日射センサー 内気センサー 室内の温度変化をサーミスターを使日射量の変化をホトダイオードを使 って検知し , その電流変化を工アコ って , その抵抗の変化を工アコンデ ンディショナーのコンピュータに伝 ィショナーのコンピュータに伝える える 圧力センサー 吸気管内の圧力をシリコン半導体の 抵抗変化で検知し , 運転条件の変化 をコンピュータに伝え , 点火時期や 空燃費を制御する 吸気温センサー スロット丿レポジション・ センサー カムボジション・ センサー 速度センサー 外気センサー 外気温の変化をサーミスターの抵抗 変化としてェアコンディショナーの コンピュータに伝え , 温度の変化に よる室内温度の変化を補正する 流速が起電力に比例する原理を利用したセンサ ーである。五ジーメンス ( 5 、一望 cm ) 以上の 導電率がある液体が測定できる。流路中に障害 物がない流量計として、上下水用、化学工業 用、紙パルプエ業用などに幅広く使われてい る。超音波流量計は、パイプ外壁に取り付けた でんば 送受波器により、超音波の透過伝播時間が流れ に逆らう場合と流れに沿う場合とで異なること を利用し、その差から流量信号を得るものであ り、用途は液体に限られる。 渦流量計は、流れの中に棒を置き、下流に発 生する渦の数から流速を得る流量計である。こ スた気ュ はしげた 合ピ の現象は、旗が風にはためくことや、橋桁の下 一し混ン サ知のコ 流に渦ができることで日常観測できる。渦流量 を検後を 計は、渦により棒が振動する周波数で信号が得 度て直報 温し動情 られる特長がある。測定可能な流体は気体、液 き・水と始の 却化のど 体どちらでもよく、非常に応用範囲が広い流量 一冷変期なる 計である。差圧式流量計は、バイプの途中に絞 サの抗冷るえ ンン抵寒す伝 りを入れ、その前後に発生する差圧が流量に比 セジのばくに 例する原理を用いたものである。絞りは、その 温ン一え濃タ 水エタとを一 形によりオリフィス、べンチュリー管などとよ ばれ、古くから気体、液体用流量計として大量 に使用されている。 れア 〔磁気センサー〕電磁誘導、強磁性体の特性、 らニる けコすまたはジョセフソン効果などの物理現象を用い 付ル知 りジ検て構成されたものが磁気センサーである。磁界 取をらを用いることで非接触に位置検出ができ、比較 に区・か ド濃力的悪い環境でも使用可能なため、信頼性の高い ル素電センサーが得られる特長がある。流量センサー 一酸起 オのるで実例をあげた電磁流量計、ホール素子、 一フ中す サ一一ス生 (supe 「 conducting quantum inte 「 fe 「・ ンマガ発 ence devices 超電導量子干渉素子 ) などのセ セ気気に 0 排排子ンサーがある。ホール素子は磁界センサーとし て ( テスラ ) 程度の分解能をもつほか、磁 界の検出素子として用いるとプラシレス直流モ 、、、温を ーター、つまり機械的な接点がないモーターが 一の温 サス昇 得られる。超電導現象におけるジョセフソン効 たガ過 果を用いたものが C —で、 10 ま T 程度 っ気 使排し の分解能をもったきわめて高い感度の磁界セン をの知 サーが得られる。ちなみに地磁気は 3X19 。 T スタ検 ク一り 程度であるから、いかに分解能が高いかがわか る。したがって、心臟や脳から発生する 10 ーに 一フコ ~ 10 と T の磁界が測定できるので医用センサ 一セ媒変 サる触の ーとしても使用できる。磁気特性が温度により ンえ , 値 セ耐で抗る変化する現象や、材料固有の特定温度において 温に一抵す 強磁性が消失し常磁性へ転移する現象を利用し 気温タを告 排高ス度警 た温度センサーも多く使用されている。 740
せいめい もろかた ひゅうが あがたあたい 藤原姓、②幕臣杉山氏は①の同族、③桓武平氏 邑発祥の有道姓児玉党、②下野国塩谷郡発祥の津県、直などの人がみえる。②日向国諸県郡島町の幕臣に多出する。 これむね 進藤新藤・信藤等に通用。氏姓。職名関氏族、ほか武蔵、伊豆、丹波などに多い。 津庄より興った族は惟宗姓という。中世以後、 宇都宮氏族、③佐々木氏族、ほか名流が多い。 レ」ー ) ひレ」 ただひさ 姓。修理進の進と藤原氏との合姓。藤原利仁の図師ずし図司・逗子等に通用。職名姓。中 志賀が信賀・四賀・磁賀等に通用。地名忠久流 ( 薩摩島津氏 ) が史上に活躍した。 おとべ 裔。①斎藤氏流、②清和源氏乙部氏流、ほか佐世の国郡や荘園の図帳師よりくる。おもな族は 清水 * しみずきよみす。志水・泗水・冷水・ 姓。当て字姓。「シガ」とは氷、霜などの方一一 = ロ ひゅうが あや いみき すぐり ふひと ①紀伊国那賀郡の族は中原姓図師氏、②日向、 という。①古姓に志賀村主、志賀史、志賀忌寸冷泉等に通用。全国の冷水湧出地から地名、姓藤氏流、綾氏流など異流、大族が多い あそん ぶんご じんばしんほ・しんば・じんばう。仁武蔵、大隅などにも名族がある。 などがあり、②近江の氏は佐々木氏流、③豊後氏になる。古大姓。光孝帝の裔に清水朝臣があ神保 すずきすすき。寿々木・鈴城・進本・鈴 国大野郡志賀荘発祥の大友氏族、ほか名族が多る。おもな族は①清和源氏木曽氏流、②清和源保・新保・神宝等に通用。地名姓。神社の領鈴木 ひで たじたん 氏多田氏流、③武蔵国発祥の丹治姓丹党、④秀地。諸国の同地名を負う。東日本に多い。おも樹・薄・鱸等に通用。物象姓。信仰姓。日本の これむね な族は①桓武平氏土肥氏族、②惟宗姓長根党、代表的な大姓。約二〇〇万。原意は稲積みに立 篠しのささ・しぬ。小竹・志野・佐々に通郷流藤原姓佐野氏族などがある。 しよう てる聖木。本姓穂積氏。紀伊の熊野神社が本拠 荘・荘野・庄野に通用。地名姓。略越中、能登、加賀ほかにもある。 用。地名姓。おもな族は①武蔵の大族に篠党が 庄 いわ き、いち で、米作信仰とともに全国に広まる。神官に多 あり、私市党という、②紀伊の名族篠氏は那賀姓。庄野すなわち庄園の略。おもな族は①武蔵末広末弘等に通用。佳称姓。日く姓。 たちばなくすのき はふり おもな族は①摂津国西成郡の豪族は橘姓楠木 国児玉郡本庄発祥の有道姓児玉党、②備中国小 郡志野発祥、小竹祝の後、ほかがある。 ぶぜんしもつけ すどうー ) ゅ、ど、つ・オ - : つ。宀寸 ~ 滕・一須 ~ 滕・ 首藤 信原・小竹原・四ノ原・志濃原等田郡草壁庄発祥の児玉党支流、③大友氏流や菊氏族、②島津氏族、③豊前国下毛郡の族、ほか 篠原 がある。 周藤・主藤等に通用。氏姓。古大族。守部氏と に通用。全国の同地名を負う。地名姓。おもな池氏流などである。 すえ 末好・末良・末次等に通用。佳字藤原氏との合姓。首は守を飾ったもの。①秀郷 族は①清和源氏桃井氏族、②村上源氏北畠氏庄子うは庄司・荘司・荘子・正司・東海林末吉 さかのうえのたむらまろ たちばな 流藤原姓、②藤原北家小一条流、③藤原北家摂 族、③阿波国勝浦郡篠原郷発祥の橘姓篠原氏、等に通用。職名姓。中世の荘園管理者の職名で姓。地名姓。おもな族は、坂上田村麻呂を祖 おきなが あった。おもな族は①紀伊の名族には息長姓やとするという摂津の末吉氏。平野氏より分流関家流など、ほか全国に多い ほか全国に多い よしみつ すどうすとう。周藤・守藤・首藤・周 し、江戸時代海運業に従事し、大いに発展し 須藤 司馬しば志馬・斯波・柴・芝等に通用。職清和源氏義光流または清和源氏宇野氏流などが 東・主藤等に通用。職業姓。氏姓。古代守部の あり、②出羽の清原姓、③藤原南家相良氏流、 名姓。もと左右馬寮の官人。称号から姓氏へ。 たっと すがすげ・かん。寿賀・洲賀・清・須賀守と藤原氏の藤をとった。大姓。おもな族は① 菅 ほか異流が多い 鞍作の司馬達等などは外来の氏である。多く 東海林とうかいりん。荘司・庄司・庄等に通用。地名姓。菅の茂生地または砂地、あ藤原北家小一条流、②藤原北家摂関家流、ほか は斯波氏などの転。 斯波 * 、」ば志波・子波・紫波・芝・柴等に通子・荘子等に通用。職名姓。地名姓。当て字るいは菅原姓を意味する。おもな族は①信濃国諸国に多い たじま すわ諏方・須輪・洲波等に通用。地名 伊那郡の大族、②但馬国廿石郡菅発祥の日槍諏訪 * 用。地名姓。おもな族は①陸中国紫波郡発祥の姓。東海林 ( 地名 ) の荘司 ( 職名 ) の意。東北 たけみなかた ほ・つたい もがみ むらじえい 姓。古名族。諏訪神 ( 建御名方神 ) を奉戴し、 物部斯波連の裔、②同上流で清和源氏足利氏地方に多い。羽前の豪族は最上郡発祥の白鳥氏族、③筑後の名族は菅原姓、ほか全国に多い かねみつ かんれい 古代諏方国を根拠に諸国に広まる。おもな族は すがのかんの・すげの。寿賀野・管野・ 菅野 族、ほか清和源氏兼光流や桓武平氏流もある。 流、足利氏三管領筆頭として著名である。 しらい伯井・白居・白飯・白猪等に通菅乃・萱野等に通用。古名姓。地名姓。約七①諏訪上宮の神主家、②諏訪下社の神主家の金 しばた新発田・柴多・芝田・芝多等に通白井 柴田 くにのみやっこ むら 用。古姓。地名姓。約一〇万。東海地方に多用。地形地名。「シラ」とは新の意。新井に同万。おもな族は①大和国宇陀郡菅野邑発祥の菅刺系、③須波国造の系などがあり、後世多く あそんえい さが おもな族は①柴田臣の後で奥州の柴田郡発じ。おもな族は①嵯峨源氏渡辺氏族、②清和源野朝臣の裔、②多くは①の裔と称し、後世全国の支流が分派した。 しもかわペ 堰・栫・積・世喜・勢木等に通用。 に広まる。とくに東北に多し 関 * 祥の古族、②秀郷流藤原姓下河辺氏流、③小笠氏山田氏族、③桓武平氏吉田氏族、ほかがあ すがはら・かんばら。管原・菅家諸国の「セキ」の地名より出た。原意は「塞 る。 菅原 * 原氏流その他がある。 ぐ」である。関所もその一つ。大姓。おもな族 原・須賀原等に通用。大姓。地名姓。約七万。 しぶやしばや・しぶたに。志部谷・渋白石しろいし。白讃・城白等に通用。 渋谷 * そうのしも さび 屋等に通用。地名姓。大族。鉄錆などの出る沢地名姓。物象姓。古大族。四国に多い。おもな本貫は大和国添下郡菅原庄である。古名族。東は①伊勢国鈴鹿郡関発祥の桓武平氏流、②美濃 すくわえい むぎ きみえい 北地方に多い。おもな族は①菅原宿禰の裔、②国武義郡関発祥の関鍛冶族、ほか清和源氏山県 名から地名に。おもな族は①相模国高座郡渋谷族は①陸前国刈田郡白石邑発祥の白石公の裔、 ひできと ゅうき みちぎわ としま ひたち 庄発祥の桓武平氏秩父氏族、②武蔵国豊島郡渋②常陸国久慈郡白石邑発祥の清和源氏佐竹氏菅原道真を出した菅家流、③美作菅家党、ほか氏流、秀郷流藤原姓結城氏流などがある。 せき 関口 ぐち 堰ロ・塞ロ・折ロ等に通用。水流、 菅原氏一族一門は全国に広まる。 谷庄発祥の族は①と同族、ほか九州はじめ陸族、ほかがある。 とおとうみ しら す椙浦に通用。地名姓。東日本に多人馬を「セキ」止める所。地名姓。東日本に多 とり しろとり。白取に通用。古名姓。杉浦 白鳥 前、遠江、三河、美濃にも広まる。 やまとたけるのみこと おもな族は①三河国宝飫郡関口邑発祥の清 、約八万。おもな族は①桓武平氏三浦氏族、 島崎 しまさき。島先に通用。地名姓。地名姓。古代職業部の一。日本武尊の白鳥伝 ひでさと ひたちなめかた 和源氏今川氏族、②秀郷流藤原姓佐野氏族、は 古大族。おもな族は①常陸国行方郡島崎邑発祥説よりくる。おもな族は①武蔵国秩父郡白鳥庄②嵯峨源氏渡辺氏族、ほか三河、美濃などにも たん たじたん 」いド」ト : っ か丹党遠山氏流、また源姓を称する武蔵の豪族 の桓武平氏大掾氏流、②肥後の豪族の菊池氏発祥の丹治姓丹党、②宇陀郡白鳥居神社発祥の豪族がある。 ひたち 大和の族、③鹿島郡白鳥郷発祥の常陸の安倍氏杉田すぎた杉多・椙田等に通用。地名姓。おなどがある。 流、ほか北条氏流、藤原氏流などがある。 むら せきね堰根に通用。地名姓。地形地名よ もな族は①岩代国安達郡杉田邑発祥の清和源氏関根 しまだ四馬田・島多・志満田等に通用。族、ほか名族が多い 島田 ー ) もつけ ひでキ一と しん まき・あたらし。 畠山氏族、②秀郷流藤原姓波多野氏族、ほか武り姓氏へ。東北に多い。おもな族は①下野国那 にい・あらた・い 新 地名姓。「シマ」は、小さな、隔離された、の むら 須郡関根邑発祥の清和源氏足利氏流、②武蔵の 意がある。諸国の同地名より発祥。古大姓。東進に通用。地名姓。略姓。新しく開拓された土蔵、甲斐、相模などにもある。 日本に多い。おもな族は①多臣族の島田臣は尾地などにつける。おもな族は①伊予の新氏は新杉本杉元・椙本・椙元等に通用。地名清和源氏多田氏流、③伊勢発祥の桓武平氏法、 張国海部郡島田郷発祥、②駿河国志太郡島田よ居氏から分かれた同族、②阿波の豪族は都筑氏姓。東日本に多い。おもな族は①相模国鎌倉郡ほかがある。 せん 千石・仙谷・千斛等に通用。地名 杉本邑発祥の桓武平氏三浦氏族、②藤姓上杉氏仙石 り興る族は秀郷流近藤氏族、ほか清和源氏武田族、ほか進氏系の桓武平氏流などがある。 むら たちばなくすのき 姓。おもな族に①磐城国白川郡仙石邑発祥の族 しんじしんし。役職姓。称号姓。もと古族、③河内の橘姓楠木氏流、ほかがある 進士 氏族などがある。 は清和源氏石川氏族、②清和源氏土岐氏族、③ 椙山に通用。地名姓。東海地方に 杉山 しま・つ島図・島豆・志摩津等に通用。代の文章生をいう。のち称号から姓氏に転じ 島津 * としひと まなり 地名姓。大姓。①古代島津国は島ノ国の意。島た。おもな族は藤原南家真作流、ほか鎌倉、室多い。おもな族は①三河国渥美郡杉山邑発祥の利仁流斎藤氏族などがある。 くらっくり もののべ ひでさと ひでさと おみ ー ) 一つけ おみ さと さがら つつき むら あだち あつみ みまさか むら せき いわき やまがた ひでさと 初し ふせ 466
これ たかのこうの・たかぬ・こうや。高埜・ 太宰 だざい大宰に通用。職名姓。大宰府の官谷川 たにかわ。地名姓。古姓。おもな 宗 * そうむね。宋に通用。略姓。外来姓。惟高野 かむつま むわ 高濃・鷹野等に通用。古姓。地名姓。古く高野人の裔。おもな族は大宰少弐武藤氏族が九州大族は①筑後国上妻郡谷川村発祥の調姓黒本氏 宗姓の略、秦氏の嫡流で中世以降大いに栄え みやっこ あそん る。鎮西の大族として著名である 9 ①筑前の氏造、高野朝臣等がある。おもな族は①藤原北 宰府の官人として勤務、以来父祖の官名を称号族、②清和源氏新田氏族、③桓武平氏千葉氏 なかみかど っしま 族、ほかがある。 は大宰府府官惟宗氏の後。対馬の宗氏、②同上家摂家流、②同上中御門家流、③清和源氏三上として姓氏化された。 くち渓ロ・澗ロ・谷久知等に通用。地 田島 別流に桓武平氏清盛流、ほか肥前、肥後にもあ氏流、④桓武平氏三浦氏流、ほかがある。 たじまたしま。多島・太島・多縞等に通谷口 る。 高橋高梁・高椅・高嘴・高箸・高階等用。地名姓。諸国の同地名より発祥。おもな族名姓。おもな族は①佐々木氏族、②村上源氏久 みまさかひゅ たわがしま そうま 宗右馬・相間・左右馬等に通 に通用。地名姓。物象姓。古名族。約一〇〇は①尾張国智多郡田島邑発祥の尾張族、熱田神我氏族、③平姓種子島族、ほか摂津、美作、日 相馬 * ひゅうが かしわでのおみ 宮の社家、②日向国那珂郡田島発祥の藤原南家向などにもある。 用。地名姓。著名姓。下総国相馬郡相馬郷発祥万。多く安倍氏族。膳臣として皇室に奉仕。 あそ ま寺一かど ・ : つずけ の族は桓武平氏将門流。同上流の後を継いだのおもな族は①古代高橋邑人、高橋連などの裔、工藤氏族、③上野国新田郡田島発祥の清和源氏田沼ためま地名姓。①下野国安蘇郡田沼邑発 おおたか ひでさと もろつわ 祥の族は秀郷流藤原姓佐野氏族、②清和源氏新 が千葉氏。さらに、相馬師常は源頼朝より奥州 ②駿河国原郡高橋発祥の大宅氏族、③筑後国新田氏族などがある。 なめかた みはら ただおおた。他田・多々・太田・田々 田氏族もある。この系より江戸中期の政治家田 行方郡を賜る。支族も多い 御原郡高橋邑発祥の大蔵姓の族、ほか武蔵、陸多田 っ 十河そごうそが・そがわ・とかわ・とこう。奥、丹波など全国に分布する。 等に通用。地名姓。大姓名族。おもな族は①摂沼意次が出た。 たか たべたなべ・たのべ。田戸・田倍・田 十合・曽川・祖川等に通用。地名姓。おもな族高山 やま 多嘉山・嵩山・鷹山等に通用。佳津国河辺郡多田発祥の清和源氏満仲流、源満仲田部 さめき は讃岐国山田郡蘇甲郷発祥の清和源氏三好氏称姓。地名姓。西日本に多い。おもな族は①上が祖で、摂津源氏の祖、のち大いに栄える、②家・多部等に通用。地名姓。古姓。古代職業部 ー ) ごっ」 きみえい みどの かとり 族。もと讃岐公の裔である。 の一つ、田部からくるものと、田の周辺の田辺 野国緑野郡高山より興る桓武平氏秩父氏族、②下総国香取郡多田邑発祥の桓武平氏千葉氏流、 むら からくるものとがある。全国に多い そのだ圃田・囿田・曽野田・苑田・薗田美濃国土岐郡高山邑発祥の清和源氏土岐氏族、ほか全国に異流も多い 園田 たまきたまおき。玉木・環・玉城・太巻 等に通用。地名姓。全国に多く、とくに九州に③近江国甲賀郡高山邑発祥の佐々木氏族、ほか多々良 たたら達良・多々羅・田多羅・田々玉置 かたの 分布する。おもな族は①薗田首は河内国交野郡異流が多い。 楽等に通用。古姓。職業姓。古代製鉄の従事等に通用。当て字姓。地名姓。大和の大族。桓 みまな しはいもめ たか 宝多・財田・高良田等に通用。地者。地名も多い。おもな族は①任那国主の後、武平氏重盛流という。はか①上総国天羽郡環邑 園田郷発祥の古名族、②伊勢内宮の荒木田姓の宝田 らだ きみえい 氏、③上野国山田郡園田郷発祥の秀郷流藤原名姓。佳称姓。江戸城周辺の田地名。太田氏多々良公の裔、②桓武平氏三浦氏族、③筑前国発祥の清和源氏武田氏族、②紀伊国熊野本宮神 かすや 糟屋郡の多々良党ほかがある。 官の尾張姓などがある。 姓、ほかがある。 族。約一万。江戸城を開いて著名である。 * たち 立花・立華・橘樹・橘花・龍華等に たむら多務良・多村・多武良・田邑・ 財部ざいべ。宝辺・悦部・宝部等に通橘 ばな 田村 * 、」うぎよく びだっ 用。地名姓。名代姓。宝皇女 ( 皇極天皇 ) の通用。物象姓。下賜姓。氏姓。古名族。敏達天田邨等に通用。古姓。地名姓。約二三万。おも 〔た行〕 なにわ だいご地名姓。当て字姓。瑞祥的意味の名代部より興る。おもな族は①芳賀郡財部郷発皇の皇子難波皇子から出て、葛城王のとき降下な族は①山城国葛野郡田邑郷発祥の田村臣の 醍醐 えい えい さかのうえのたむらまろ ーレ ) つけ ひゅうが もろかた いわき 地名から姓氏へ。①醍醐天皇の裔である醍醐源祥の下野の族、②日向国諸県郡財部郷発祥の土して橘諸兄と名のる。以来、日本の四大姓 ( 源裔、②磐城国田村郡発祥の坂上田村麻呂の裔 もち たかくら 氏、②高倉天皇裔醍醐宮の流、③藤原北家醍醐持氏族、ほか異流が多い。 平藤橘 ) の一つとして史上に活躍。広房流、広という、坂上氏族、ほか藤原姓伊達氏族、秦 もちざわ 家、ほかがある。 多喜沢・沢等に通用。地名姓。仲流、以実流など支流も多く、全国に広まる。 姓、平姓など異流も多い 滝沢 むら たんげたんした・あかした。地名姓。河 大徳だ、 といだいとこ・おおとく。佳称姓。地おもな族は①羽後国由利郡滝沢邑発祥の由利氏伊達 * いだて。城・館に通用。地名姓。丹下 たちひ よりみつ ひたち 内国丹比郡丹下郷発祥。丹比の下郷の意。おも 当て字姓。中世以来、奥州の名族として著名。 名姓。名族。九州に多い。常陸国信太郡大徳村族、②清和源氏頼光流の滝沢氏、ほかがある。 まさむね 田口 な族は①武蔵の桓武平氏畠山氏族、②河内国丹 発祥。約四〇〇〇。 たぐちたのぐち。多口に通用。古姓。地岩代国伊達郡発祥。桓武平氏伊佐氏族、政宗を たちばな あそん はじめ史上に活躍する者が多い 下郷発祥の橘姓丹下氏などである。 たかぎ高城・高来・高樹・鷹木・竹城等名姓。古くは田口臣、田口朝臣、田口宿彌等が 高木 ひでキ一と たんの丹埜・丹農・反野等に通用。地名 田中 に通用。地名姓。高木の茂生地または高い築城ある。おもな族は①秀郷流藤原姓足利氏族、② たなか多中・田仲等に通用。地名姓。古丹野 たじひの ひまつり 日奉姓西党、③大友氏族、④阿波の古族など。 大姓。諸国の田中地名より発祥。約一五〇万。姓。丹治比野の意。東北地方に多く、約一万。 から地名、姓氏へ。約二〇万。おもな族は①肥 たけのうち。武内・岳内・健内等農耕とともに広まる。とくに西日本、近畿に地陸前国宮城郡の名族は丹治姓。 前国佐賀郡高本庄発祥の紀姓高木氏流、②藤原竹内 かつらぎしも あたい 千羽・智葉・知葉等に通用。古大 北家中関白流 ( ただし①と混同 ) 、③大友氏流、 に通用。古名族。地名姓。おもな族は①葛下名、姓氏ともに多い。①古姓に田中直、田中千葉 * よりちか 郡竹内邑発祥の大和の名族、②清和源氏流の堂臣、田中連など、②近江発祥の佐々木氏族、②姓。地名姓。約七万。おもな族は①千葉国 清和源氏頼親流などがある。 みやっこえい たけしうちのすくわえい たかだたかた。峠田・隆田・鷹田等に通上家の氏、③武内宿禰の裔、④藤原北家閑院同上高島流、③清和源氏土岐氏流、④桓武平氏造の裔、現在の千葉県千葉市がその分布の中 高田 上しぶみ おびと かどの 心、②桓武平氏良文流、①の後で、一族は全国 北条氏流などがあり、異流も多い 用。地名姓。高田首は山城国葛野郡高田郷発祥流、⑤村上源氏久我氏流、ほかがある。 おみ きみ に広まり、とくに中世以降歴史上に大いに活躍 たなべたべ。田那辺・田部・多名部・田 という。ほか高田臣、 ~ 局田公などの古姓も多竹田 たけだ丈田・武田・竹多・菌田等に通田辺 。おもな族は①坂上氏流土師氏族、②佐藤氏用。古名族。地名姓。西日本に多い。おもな族名辺等に通用。古大姓。地名姓。職業姓。一つした。 ちょうおさ・なが。カバネ姓。称号姓。ま は①阿部氏の族である竹田臣の裔、②大和源氏は古代の田部より出、一つは田のあたりを意味長 族、③多田氏族、④日下部氏族などがある。 よりちか ふひと はせべ 鷹取と励職名姓。地名姓。おもな族は①古の流である清和源氏頼親族、ほか名族名流がきする地名。おもな族は①河内から出た田辺史のた、長谷部を「長」というような略号的な使用 むろ もののべ 裔、②甲斐の藤原姓熊野氏族、③紀伊国牟婁郡もある。長谷部姓の族は物部氏族、ほか中原氏 代鷹甘部の裔、②美作国勝田郡鷹取郷発祥の菅わめて多い。のち甲斐の武田氏と合流した。 むら 田辺邑発祥の藤原北家流、ほかがある。 族、武藤氏族などがある。 たけだ竹田・丈田・健田・猛田・菌田 原氏族、ほか異流も多い 武田 * たか 小鳥遊・少女遊・高梨子・高無・ たにはざま。多仁・多児・峪・渓・田仁塚本し塚元・墳本・束元・柄本・津下本 等に通用。古大姓。地名姓。約三〇万。おもな谷 高梨 鳥遊・鳥楽等に通用。地名姓。当て字姓。高所族は①甲斐国北巨摩郡武田邑発祥の清和源氏武等に通用。西日本に多い。約七万。古名姓。地等に通用。地名姓。全国の同地名より発祥。お たちばな ひたち 地形に対する当て字から姓氏へ。信仰的意味を田氏族、もと竹田臣 ( 古姓 ) より出、のち常陸名姓。おもな族は①佐々木氏族、②坂上氏族、もな族は①河内国発祥の橘姓塚本氏、楠木正 まんえん ひでさと もつ。東日本に多い。約三万。清和源氏を称すを本貫とする。一族は全国に蔓延、②桓武平氏③秀郷流藤原姓佐野氏族、ほか全国に分布す成に属する同族、②筑後の名族は平姓を称す る。 流、③松平氏流、④佐々木氏流などがある。 る、ほか会津、駿河、肥後などにもある。 せ姓る。 だぎいふ - : つずけ はた ・みま - キャか おびと した ひでさと むら きた・一ま おみ おみ ら おみえい えい む おみ えい もろえ だて かつらぎ おきつぐ かどの ー」もつけ かずさあまは みつぎ おみ むら 467
ん質に存在しているから、宇宙塵によって星の光関検閲が行われるべき理由としては、効果的なるのか、あるいは遺伝子の突然の変化によるのサン」 ) 、メルファラン ( 「アルケラン」 ) 、チ 2 が吸収され減光する程度や赤化の程度により、取締りのための「水際阻止」の必要性が主張さ か、まだその機序 ( メカニズム ) ははっきりしオテパ ( 「テス。ハミン」 ) 、カルボコン ( 「エス 2 、途中の空間に存在する低温の物質層の厚みを推れるが、憲法学者の間では、この制度は日本国ないが、正常細胞に比べて増殖能力がきわめてキノン」 ) 、ピポ。フロマン、トシル酸インプロ 定することができる。 民の「表現を受け取る自由」を侵害し、検閲を大きいことは明らかである。正常細胞と悪性腫スルファン ( 「プロテクトン」 ) 、。フスルファン せ 以上のような、通過する物質中での星の光の禁止した日本国憲法第二一条二項に違反すると瘍細胞との薬物に対する感受性の差を利用して ( 「マ。フリン」 ) 、塩酸ニムスチン ( 「ニドラ 吸収の解析から星間物質の物理状態を探るとい の考え方が有力である。なお、関税定率法第一一正常細胞に対する作用 ( 毒性、副作用 ) を少な ン」 ) 、ミトフロニトール ( 「ミエフロール」 ) などである。このなかではシクロホスファミド う方法は、準星のスペクトル中の吸収線や減光一条一項は、ほかに、①あへんその他の麻薬おくし、腫瘍細胞に選択的に作用し、その分裂・ 増殖を抑制する薬物と、宿主の免疫能を高める がもっともよく使用されている。メルファラン の解析から、宇宙規模での物質の分布や物理状よびあへん吸煙具、②偽造貨幣・紙幣など、③ 態を探るのにも応用されている。〈池内了〉 特許権、実用新案権などを侵害する物品を輸入免疫促進薬などが制癌剤として使用される。 は多発骨髄腫に、またプスルファン、ミト。フ ロニトール、 ピポ。フロマン、インプロスルファ 禁制品として指定している。↓検閲〈浜田純一〉 制癌剤はかなり進歩したが、完全治癒までも 西一序境界流せいがんきようかいりゅう west- せいかんこうろ日本国有鉄道の鉄 っていけるものはごく一部の症例においてのみンは白血病の治療に用いられ、はかは各種癌、 ern boundary currents 風成海流理論 ( 風青函航路 はこだて による海流生成の理論 ) の西岸強化効果によ 道連絡航路の名称。青森ー函館 ( 北海道 ) 間営可能で、大部分はまだ開発途上にあり、外科手白血病に用いられる。血液障害、消化器障害が り、北太平洋、北大西洋のような大洋の西岸に 業キロ六一・〇海里 ( 一一三・〇キ。 ) 。津軽海術や放射線療法と併用して投与されるケースが多く現れるので、副作用に留意して使用する。 みられる強大海流。北太平洋の黒潮、北大西洋峡を横断して本州と北海道を結ぶ航路。この区多い制癌剤では一般に悪性腫瘍細胞が薬物と 〔代謝拮抗物質〕悪性腫瘍細胞の増殖に必要な ひっす のガルフストリーム ( 湾流 ) 、インド洋のソマ 間は一八七二年 ( 明治五 ) 開拓使が郵便物輸送直接接触することが必要であり、その際どの程代謝過程の必須物質と化学構造が類似した物質 リ海流などがこれにあたる。西岸強化は、一九を、翌年に一般運輸営業を開始したのが定期航度の細胞数の減少がみられるかが問題であり、 を与えて代謝機能を阻害するもので、プリンや みつびし 四八年アメリカのストンメルが提唱した風成海路の始まりで、のちに三菱会社、さらに日本郵 また、いかにして肉腫や癌細胞に接触させるか ピリミジンなど核酸塩基をはじめ、葉酸拮抗物 流理論の一つで、大洋西岸の流れは東岸付近の船に引き継がれた。しかし、当時は青森、函館が問題である。このことについては、剤形によ質などがある。メトトレキサートは葉酸拮抗物 それに比べ著しく強大になる現象をいう。地球とも鉄道が発達していなかったため、本州と北 り、また投与法により、ある程度の解決がなさ質で、白血病の治療に内服および注射で使用さ れる。メルカプトプリン、チオイノシン、シタ 自転の影響の一つであるコリオリ係数が緯度に 海道間のメインルートとはならず、九一年に日れつつあるのが現状である。 より変化すること、水平摩擦、風の応力の変化 本鉄道上野ー青森間、一九〇四年 ( 明治三七 ) 制癌剤はまた副作用が大である。もっとも多ラビン ( 「キロサイド」 ) 、塩酸アンシタビン、 おたる などを考慮に入れ理論的に説明されている。そ に北海道鉄道函館ー小樽間が全通するに及んくみられる副作用は血液障害であり、自覚症状エノシタビンはいすれも白血病治療薬である。 お・つと れまでなかなか説明の困難であった大規模海流で、ようやく鉄道連絡航路としての重要性が認 に悪心、嘔吐、食欲不振などがあげられる。 フルオロウラシル、テガフール、カルモフー の西岸強化を、ある程度解明できる画期的な学められた。これによって、〇六年日本鉄道が航 制癌剤の歴史は比較的新しく、第一次世界大ル、配合剤のなどは単独またはほかの制 説として知られる。その後、この理論はアメリ 路開設を計画し、同鉄道の国有化に伴い、〇八 戦から第二次大戦にかけて毒ガスとして開発さ癌剤と併用されて、各種の癌の自覚的・他覚的 力の・・ムンクや、日本の日高孝次らによ年国鉄によって開設された。当初、貨物輸送はれたマスタードガスから誘導されたナイトロジ症状の寛解 ( 軽減 ) を適用としている。 り発展され、現在の風成海流理論の基本的概念連絡船や一般貨物船によって行われていたが、 エンマスタードが悪性腫瘍に有効なことが発見〔抗癌性抗生物質〕ザルコマイシンは日本で発 〈半澤正男〉 として定着している。 二五年 ( 大正一四 ) から客載貨車航送船が就航されて以来、アルキル化剤の開発が行われ、化見された世界で最初の抗癌性抗生物質である が、新しい薬剤の開発と副作用のため、現在は 税関検閲ぜいかんけんえつ一般に貨物の輸して、貨車をそのまま航送できるようになっ学療法による癌治療が戦後急速に進んできた。 出入にあたっては、関税法 ( 昭和二九年法律六 た。第二次世界大戦中の空襲による戦災 ( 一九そして、メトトレキサート、 6 ーメルカプトプ使用されていない。現在使用されているのは、 と、つや リン ( 6 -ä ) 、 5 ーフルオロウラシル ( 5 -;.z 一号 ) 第六七条に基づき、税関の検査を受けて四五 ) で多くの船を失い、さらに洞爺丸台風 ( 一九 ウイルムス腫瘍の特効薬である、ダクチノマイシ きっこう ン ( 「コスメゲン」 ) をはじめ、マイトマイシ その許可を受けなければならないが、税関検閲五四 ) でも五隻の連絡船が沈むという大被害を経 0) などの代謝拮抗物質の発見と、ザルコマイ シンの発見から始まる抗癌性抗生物質、ホルモ という場合は、とくに映画や出版物の輸入に際験している。航路開設以来、本州と北海道を結 ン O 、クロモマイシン ( 「トヨマイシン」 ) して、税関がその内容を検査し、関税定率法ぶ幹線交通路の一部であり、わが国における代ン剤、ラジオ・アイソトープ、植物成分など多塩酸プレオマイシン、硫酸プレオマイシン、硫 ( 明治四三年法律五四号 ) 第二一条一項三号に表的な海峡横断の鉄道連絡航路であったが、一 くの薬剤が開発されてきた。 酸ペプロマイシン ( 「ペプレオ」 ) 、硫酸ダウノ よって輸入禁制品とされている「公安又は風俗九七〇年代以降、航空交通の発達に伴って、し〔アルキル化剤〕びらん性毒ガスのマスタード ルビシン ( 「ダウノマイシン」 ) 、塩酸ドキソル を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品」 だいに重要性を失いつつあり、六四年以降に就 ( 「イベリット」 ) の細胞毒作用の研究から、ナビシン ( 「アドリアシン」 ) 、塩酸アクラルビシ イトロジェンマスタードが悪性腫瘍細胞の細胞ン ( 「アクラシノン」 ) 、ネオカルチノスタチン にあたると判断した場合に、その輸入を事実上航した津軽丸型連絡船の老朽化や、工事中の青 禁止し、あるいは一部規制する制度をさす。こ函トンネル ( 一九八七年度完成予定 ) によっ分裂機能を抑制することが発見された。これをなどがある。。フレオマイシンおよびその単一成 の制度は、第二次世界大戦前においては、天皇て、逐次その機能を縮小してゆく予定である。臨床的に用いたのが制癌剤の始まりで、これが分であるべプロマイシンはとくに皮膚癌、頭 化学的にはアルキル化剤であることから、この部癌に有効で、、、 タウノルビシンは主として白血 制に批判的なもしくは共産主義的な出版物の海現在の航送所要時間は三時間五〇分である。↓ 〈青木栄一〉系統の薬物が開発された。 外からの流入を阻止するなど、思想、出版の統青函連絡船 病に、ネオカルチノスタチンは消化器癌、急性 しゅよう 悪性腫瘍 ( 癌 ) に対す 化学構造上からは、ビスクロルエチルアミン白血病を適応としており、はかのものは悪性リ 制手段として威力を発揮した。戦後は、表現制癌印せいがんざい る化学療法剤で、抗癌剤、抗腫瘍薬ともいう。 およびエチレンイミン誘導体、アルキル硫酸誘ンバ腫その他各種癌の症状の寛解および改善を 物がおもな規制対象となっているが、アウシュ ウィッツにおけるナチスの行為を描いた映画 悪性腫瘍細胞 ( 癌細胞 ) は正常細胞がなんらか導体、ニトロソウレア誘導体がある。薬剤とし 目的として使用される。 せん 『夜と霧』やベトナム戦争の記録映画の輸入に の刺激によって変化したのか、その原因がウィては、塩酸クロルメチンー Z ーオキシド ( 「ナイ 〔ホルモンおよび抗ホルモン剤〕乳癌、乳腺症 トロミン」 ) 、シクロホスファミド ( 「エンドキの冶療に、テストステロン ( 男性ホルモン ) よ 際して、残虐性が問題とされたこともある。税ルスにあるのか、変異原物質の摂取や接触によ
せいめい いわ 佳字姓。日く姓。尾張国海部郡の とみ はやま端山・麓山・麓等に通用。山の端陽日。地名姓。古大族。日の当たる地の意。お福富 族は①中原姓の大和国十市郡の豪族、②同上国葉山 にのみやっこえい たちばな ひでさと 式上郡長谷より発祥の長谷川党、③秀郷流藤原からくる地名姓。おもな族は①磨の豪族は赤もな族は①日向国造の裔、②日向の国司高木豪族は橘姓という。もと福住か。近江、土佐 むら ひでさと にも名族がある。九州に多い 松氏流、②甲斐の氏は秀郷流藤原姓、ほかがあ氏族、③佐久郡日向邑発祥の信濃氏族、ほか各 姓の族などで、東日本に多い ふじい る。 葛井・藤伊・藤居・不二井等に通 地の地名を負う族も多い 藤井 はたはだ・しん。波陀・八多・波多等に 秦 * ひらい平居・平得・平意等に通用。平居用。古姓、地名姓。なかには藤原氏の出を意味 通用。外来姓。古代の大族。約三万。同族異姓原はら幡羅・幡良・波羅・波良・腹等に通平井 きみむらじいみきすくね が原意に近い。地名姓。おもな族は①摂津国河するものもある。約二〇万。おもな族は①佐々 一〇〇を超える。古代は公・連・忌寸・宿彌姓用。地名姓。古名族。諸国の同地名より興る。 むら このえ もののペ でんば を賜るものが多かった。古代文化の伝播にも尽約一五万。おもな族は①物部氏から出た原辺郡平井邑発祥の藤原南家流、②近江国高島郡木氏族、②藤原北家近衛家流、③三河の藤井松 みやっこ くし、各地に居住し、勢力を得た。政治上にも造、②伊勢の内宮祠官の荒木田姓原氏、③清平井邑発祥の佐々木氏族、③甲斐国山梨郡平井平氏族、秀郷流藤原姓小山氏族、④清和源氏佐 よしみね ゅうりやく 竹氏族、⑤三宅氏族などがある。 絶大な力をもち、雄略帝のとき大蔵の創建に 和源氏土岐氏族、④尾張発祥の良峰氏族、ほか邑発祥の清和源氏武田氏族、ほか異流が多い がある。 ふじた藤太・藤多・葛田等に通用。全国 ひらた平太・平多・枚田・辟田等に通藤田 平田 尽くした。現在の秦氏はこの古代秦氏の後とい やまとのあや はたさわ はらだ原多・腹田・胎田等に通用。地名用。古大姓。地名姓。おもな族は①倭漢坂上の同地名を負う。おもな族は①武蔵国榛沢郡藤 原田 いみき かつらぎしも 氏族の平田忌寸の末、②大和国葛下郡平田荘田郷発祥の小野姓猪股党、②桓武平氏畠山氏 姓。約一二万。九州に多い。おもな族は①筑前 服部はとり・はとりべ。羽鳥・服織・ 、みかキ、 服・羽取・波登理・八鳥・八取等に通用。古代国御笠郡原田邑発祥の大蔵姓原田氏、②肥後国発祥の平田党、③伊賀国山田郡名を負う桓武平族、③同上北条氏族、はか多数。 みまさか ふじのとうの。富士野・藤埜・輔治能等 職業部よりくる。古大姓。約一一一万。おもな族球磨郡原田邑発祥の菊池氏族、③美作国久米郡氏流、はか異流も多い 藤野 すいにんえい ひらの平之・平埜・平能・枚野等に通 に通用。古姓。地名姓。古くは垂仁帝裔と称す は①大和国山辺郡服部郷の族、②伊賀国阿拝郡原田邑発祥の桓武平氏流、ほか菅原氏流、工藤平野 わけのきみ まひと すくね ひたち まかみペ 用。古姓。地名姓。約一〇万。古くは平野宿る藤野別公、藤野別真人、藤野別宿彌もいる。 服部郷の族、ほか三河、常陸、美濃など諸国に 氏流、真髪部姓などがある。 あそんうらペ 地名、姓氏がある。 はりがや・はりたに・はりや。張彌、平野朝臣、ト部氏族などがある。さらに①一族約七万。備中、摂津、若狭などにも名族が ヶ谷・張貝・針ヶ谷・張替・榛谷等に通用。当摂津国住吉郡平野郷発祥の坂上氏族、②美濃国ある。 塙はなわばん。花和・花曲・花輪・鼻輪等に あはちま 通用。地名姓。当て字姓。崎の曲がった地形かて字姓。地名姓。「ハリ」も「カイ」も開拓上安八郡平野庄発祥の安八氏流、ほか清和源氏山藤村気地名姓。おもな族は岩代国河沼郡 がた ひたち 藤村発祥の佐々木盛綱の裔という佐々木氏族。 の語。関東地方に多い。おもな族に武蔵国都筑県氏族、桓武平氏北条氏族、などもある。 らくる。おもな族は①常陸国鹿島郡塙邑発祥の 中臣氏族、②武蔵国児玉郡児玉発祥の秩父族、郡榛谷庄発祥の桓武平氏秩父氏流がある。 平山平安山・比良山等に通用。地名姓。ほか奥州に広まった清和源氏南部氏族もある。 はぎいち ふじ もと 富士本・藤元・藤基・藤源等に通 塙保己一はその系である。 ばんよろず・まん。古姓。佳称姓。屋号大族。おもな族は①武蔵国多摩郡平山発祥の武藤本 万 まんぎようゆるぎ ひまつり いわ 羽田はねだはた。羽子田・波根田・羽根田等姓。万屋の屋号の略、または萬行、萬木姓な蔵七党のなかの日奉姓西党、②肥後国山鹿郡平用。地名姓。日く姓。「元は藤原氏」の意。お ゅうき はっレ」り むら わたらい どの略である。伴姓の転。西日本に多い。「正山邑発祥の菊池氏族、はか島津族、結城族、丹もな族は①藤原北家兼家流、②度会姓、③服部 に通用。古姓。地名姓。おもな族は①羽田臣、 まひと あそん きみ 党などである。 姓、はか異流が多い 羽田公、羽田真人、羽田朝臣など、②尾張発祥倉院文書」に出る。異流が多い ー」、当っけ 、 * ふじ 富士原・不死原・藤藁等に通用 わら の族は清和源氏足利氏族、③下野国足利郡羽田伴ばんとも。大伴氏の後。古大姓。職業姓。広瀬ひろせ広世・広端・弘瀬等に通用。地名藤原 邑発祥の族は足利氏族、はか新田氏族、越前の古代より現代まで連綿として続く。山城の伴宿姓。おもな族は①大和国広瀬郡広瀬発祥の広瀬一つは古名族の藤原氏を受け継ぎ、一つは藤原 おみえい こいさわ あたい あそん の地名からくる。前者は大和国高市郡藤原発祥 彌系、甲斐の伴直系、三河の伴朝臣系、伴党、臣の裔。②甲斐国八代郡小石和筋広瀬邑発祥の 斯波氏族、などがある。 はりま なかとみのかまたりてんじ 清和源氏武田氏族、③播磨国宍粟郡広瀬邑発祥で、藤原宮の旧址がある。中臣鎌足が天智帝 馬場ばばばんば。馬庭・番場・場ば・馬々佐々木氏族、ほか異流全国にわたる。 から氏と土地とを下賜された。したがって古代 等に通用。馬の調練場より地名、姓氏へ。全国樋口ひぐちといぐち。樋ノロ・樋之ロ等に通の赤松氏族、ほか異流が多い。 に広まる。おもな族は①清和源氏頼光流、②清用。水道の取入口から地名、姓氏へ。おもな族広田ひろた博田・広多・弘田等に通用。佳称の氏である。後者は諸国の藤の茂生地から地名 みちつな 和源氏満政流、③佐々木氏流、ほか異流も多は①清和源氏武田氏族、②藤原北家道綱流、③姓。地名姓。おもな族は①摂津国武庫郡広田郷が出たもので、苗字である。前者は現在ほとん くだら 藤原南家工藤氏族、ほか加賀、丹波、伊予など発祥の族はもと百済族で、広田連の後、②出雲ど消失、後者の苗字が大部分である。その数約 にもある。 の豪族は佐々木氏流、ほか全国に多い 一〇万、西日本に多い はまだ浜多・葉満田等に通用。地名姓。 浜田 ひさ くし くなが。久長に通用。佳称姓。地福井 富久井・福居・復井等に通用。地布施ふせ布勢・布瀬・伏等に通用。地名姓。 四国に多い。おもな族は①伊勢国三重郡浜田邑久永 .. カ いわみおおち ひでさと 発祥の秀郷流藤原姓田原氏族、②陸前国気仙郡名姓。おもな族は①石見国邑智郡久永庄発祥の名姓。佳称姓。西日本に多い。おもな族は①播約四万。おもな族は①因幡国高草郡布勢郷発祥 ま 浜田邑発祥の桓武平氏流、③肥前の菊池氏族、賀茂姓、②美作国勝北郡豊田庄近藤発祥の清和磨国揖保郡福井庄発祥の古代出雲臣族、②阿波の族は清和源氏足利氏族、②甲斐国中郡布施村 おうじん 国那賀郡福井庄発祥の清和源氏武田氏族、ほか発祥の族は清和源氏武田氏族、③応神帝の裔と ほかがある 源氏新田氏族、ほかがある。 がれ ) ・つ はや 称する大和国葛下郡の豪族、④近江国蒲生郡 そうかわ。速川・鮠川に通用。地日出ひでひじ・ひので。秀に通用。地名姓。菅原氏族、佐々木氏族、足利氏族などがある。 かわ 長副島に通用。佳称・地名姓。全国布施郷発祥の蒲生氏族、などがある。 全国の同地名より興る。約四〇〇〇。豊後国速福島 名姓。川名から地名、姓氏へ。おもな族は①相 ふる こかわ。布留川に通用。川名から に多い。おもな族は①摂津国西成郡福島庄発祥古川 模国足柄郡早川庄発祥の族は桓武平氏流、②甲見郡日出庄発祥の族は清原氏流、ほか異流が多 よりみつ の清和源氏頼光流、②桓武平氏北条氏流、③諏地名、姓氏へ。全国に多い。おもな族は①陸前 斐国南巨摩郡早川より興る族は清和源氏武田氏 むら むら ひとみ一見・一美等に通用。当て字姓。訪氏族、④福島正則を出した尾張国海部郡発祥国志田郡古川邑発祥の新田氏族、②飛騨国荒城 族、③肥後国益城郡早川邑発祥の族は嵯峨源氏人見 かわたまろ 郡古川邑発祥の藤原北家姉小路氏族、ほか小笠 地名姓。摂津の古族に人見金田麿がいる。おもの豪族、その他がある。 渡辺党、ほか異流が多い むら ふくださきた。富久田・福多・服田等に原氏族、大江姓、佐々木氏族などがある。 はやし拝志・拝師・茂・早等に通用。古名な族は①武蔵国幡羅郡人見邑発祥の小野姓猪股福田 林 あづまかがみ へんみへみ・いつみ。辺見・片見・免 族。地名姓。約三五万。古代は林を二字佳名に党は『源平盛衰記』や「吾妻鏡』等に多出、通用。地名姓。もと吹田か。多く佳字を使用。逸見 ひたち まんえんくだら 「フクダ」姓約二〇万。おもな族は①桓武平氏見・逸見等に通用。地名姓。甲州の大族。甲斐 して拝志ともした。全国に蔓延。百済、高麗②斎藤氏族、③平姓、常陸の豪族、はかがあ ひゅうが 渋谷氏族、②赤松氏族、③平姓隈氏族、④日向国巨摩郡逸見筋発祥の清和源氏武田氏族。おも ( 高句麗 ) 渡来の族もある。異流はきわめて多る。 日向 氏族、その他である。 に中世に活躍した。ほか武蔵、美濃、若狭など ひなた・ひむか・ひがの。日当・ なかとみ むら みなみこま みつまさ よりみつ おみ むら むら いのまた つつき す むらじ おみ すく やま ひでさと かつらぎしも いのまた かねいえ えい 470
せいぶつ 。膜電はがやが位らは出所がる奮所る病の感染を防ぐことができる。こそれが感覚神経繊維の活動電位の頻度を変化さ たが、本格的には第二次世界大戦後ウイルス学 イ各っ ン電か流流局位す興局れ れと同じように、弱毒化したウィせ、感覚情報が中枢に伝えられる。魚類の感覚等の成果を利用して、種々の生物剤が研究・開 4 のはも差の時オなオ膜部電にの電奮の , さ いきち ど膜を位時奮イくイ。奮。外こ膜興どは導ルスをあらかじめ接種しておくと器には、電流を適刺激とし、閾値一弩メートル発されてきた。一方、国連事務総長報告「化 な胞性電奮興さる興む膜。のはな奮伝 ウイルスの干渉作用によって強毒当り〇・二ポルトといったきわめて弱い電場学・細菌 ( 生物 ) 兵器とその使用の影響」 ( 一九 です未込りる部れ索興に 細過で興 し復のれが戻奮す軸た的 , 透外非、ぶ に反応する電気受容器がある。この受容器によ六九 ) は、これらの兵器の人類にとっての危険性 株に感染しても発病が抑えられる えさ Z りる内 よ化位っ回辺流広に興達経し ことを利用した実用技術などがあって魚類は、餌となる動物の発する活動電位をを指摘した。この状況の下でジュネープ軍縮委 はあなのると変電。が周がに部未に神生自 でが雑 ( ~ 換し」阯が ~ る」阯 流辺奮て値 感知したり、自らの電気器官によりつくられた員会の審議を経て、一九七二年にこの条約が成 る。害虫では天敵の利用がある。 外差し , 生電性。す電よ電周興っ閾に部っ 広 . こ対・めが・に過一る一ム ~ ににル、びよ , う一よ柑橘類の大害虫であるイセリャカ電場のゆがみから異物の存在を知る電場定位を立した。これにより開発・貯蔵等の禁止される の雙にた , 静透す逆し化部内たにしょのに 行うことができる。また、静止電位や活動電位対象は、防疫など平和目的による正当化ができ イガラムシに対して、ペダリヤテ 包ンの位をの入て出変奮胞た流少の膜流 ンオこ電位膜流が流の興 ふ電減こ性電 ない種類と量の微生物剤その他の生物剤または ントウが天敵としてカリフォル一一が通常一〇 ~ 一〇〇 ' 、リポルトであるのに対し、 シビレウナギなど電気魚のもっ電気器官には、 毒素のほか、それらの敵対的使用のために設計 アから一九一〇年 ( 明治四三 ) に 輸入され、増殖放飼され効果を収数百ポルトに達する電圧を発生するものがあされた兵器、装置または運搬手段にも及ぶ ( 一 でんかん 司方 めている。このほか作物の害虫のる。しかし、その基本単位である電函は一〇〇条 ) 。締約国は、右の禁止対象をいかなる者に の索を 瞬路導 フ軸置 = ー . ポルト程度の電圧を発生するにすぎず、高電対しても直接または間接に移譲、援助、奨励、 天敵として寄生バチ、とくにヒメ 経 ) 仏 あの奮 コバチ科およびトビコバチ科に属圧は電函が直列に数千枚並び、ほば同時に放電勧誘してはならない ( 三条 ) 。条約発効後遅く る流興 とも九か月以内に、自国の保有しまたはその管 出 するものが利用されている。害虫することによる。なお、生物電気は以上のよう け電 に動物だけでなく、植物においても果実、変形轄下にあるこれらの禁止対象を廃棄しまたは転 防除にはこのほか天敵微生物の利 お所 の に局 ン 用がある。天敵微生物にはウイル体、オジギソウ、フラスモなどに静止電位や活用しなければならない ( 二条 ) 。なお、日本は りん オ 分び 〈村上彰〉 一九八二年 ( 昭和五七 ) にこの条約を批准し、 ス、細菌、菌類などがあるが、鱗動電位がみられる。↓興奮 イ 部よ 奮お 翅目害虫の幼虫に寄生し中毒死を生物電池せいぶつでんち生物の化学反応とあわせてこの条約の実施に関する法律を制定し 興布 〈藤田久一〉 おこす細菌バチルス・チューリン電気化学反応を組み合わせるもので、一九六一一た。 の分 ゲンシス B ミミミ、ぎをミ s 年ころから日米両国で研究されているが、電池生物時計せいぶっとけい生物の体内に備わ 索の 軸位 としての実用化には至っていない。ただし将来った時計機構をいう。体内時計ともいう。広義 による防除が実用化されている。 経電 には、冬眠動物などの約一年周期のリズムを発 また核多角体病ウイルスなど昆虫の応用展開は魅力的なものとして注目されてい ちょうせき 神膜 の病原ウイルスを増殖散布し、特る。その研究は、酵素などの生物触媒を使っ生する時計、潮間帯の生物の潮汐周期に同調 気 した活動を支配する時計なども含まれるが、一 て、電池電極の表面や担体に固定化する技術が 定の害虫を防除する方法もある。 ねいしつ 電 電 このような生物的防除法は、近開発されて以来活発になった。藻類や葉緑体を般には概日リズムを発生する約一日周期の時計 物 膜電位 年、農薬偏重の反省と省資源的観用いて、光照射下で水素を発生させて生物太陽をいう。生物の種々の活動にみられる時間的秩 生 点から注目されているが、全般的電池とする研究や、工業廃水の利用、たとえば序は、これらの時計と環境との複雑な相互作用 〈梶原敏宏〉 アルコール工場の廃水に含まれる。ハイオマスをの結果と考えられる。生物時計は、環境の周期 には研究段階のものが多い 野では、植物群落を対象とした研究で成果があ がっており、そのなかの植生地理学では、構成生物電気せいぶつでんき生物体による発電微生物電池として直接電気工ネルギーを得るな的変動に密接に結び付いている。したがって、 生物は将来の環境の変化を生物時計によって予 している主要植物の生活形によって個々の植物現象のことで、生体電気ともいう。生物体の多どの実験がなされている。 生物電池の研究はまだ緒についたばかりであ測し、それに備えて体内・体外の諸条件を整え くの組織や器官の活動は、電気現象と密接に関 群落が分類され、その分布の原因が究明され 〈〔片倉晴雄〉係し、その活動状況が、たとえば脳波や心電図るが、資源に制約のない電池として、将来の発ることができる。たとえば、昼間洞穴中で休息 る。↓植物区系↓動物地理区 〈保原照雄〉するコウモリは、太陽を直接見なくても、生物 などのように電気的活動を指標として判定され展に興味をもたれている。 生物的防除せいぶってきばうじよ b 一 0 一 og ・ 時計を用いて日没の時刻を予測し、活動を開始 ical control 生物的手法によって農作物の病ることも多い。神経細胞、筋細胞などの典型的生物毒素兵器禁止条約せいぶつどくそへい ききんしじようやく正式には「細菌兵器 ( 生物する。このほかにも、生物時計は生物の活動の 気、害虫、雑草などを除去するか、活力を弱めな興奮性細胞における興奮の伝導は、細胞膜に さまざまな局面に用いられている。たとえば、 兵器 ) 及び毒素兵器の開発、生産及び貯蔵の禁 てこれらを防除する方法で、具体的には、微生発生した活動電位が、局所電流によって次々に きっこう ミッパチなどは、生物時計を用いて一日の特定 止並びに廃棄に関する条約」 Convention on 物、昆虫、植物その他の生物間の拮抗作用や寄隣接部位に伝導していく現象にはかならない。 の時刻を学習できる。渡りをする動物は、太陽 神経細胞間、または神経細胞と筋細胞その他の the Prohibition 0f the Development. Pro- 生関係が利用される。たとえば病気では、タバ コンバスによって方位を知る際に、生物時計に コ白絹病に対して、その拮抗菌であるトリコデ細胞間における化学伝達も、伝達物質による隣 duction and Stockpiling of Bacteri010gical よって太陽の位置を補正している。また、昆虫 ルマ菌 7 ・ユ ( :h 。、ミをき、ミミの人工培養胞接細胞の膜電位変化、すなわちシナプス後電位 (Bi010gical) and Toxin Weapons and on 子を土壌に散布して防除する方法がある。まや終板電位などを介して行われる。電気的伝達 their Destruction である。細菌兵器についての休眠は日長によって支配されているが、この 日長の測定にも生物時計が重要な役割を果たし は、すでに一九二五年ジュネーブ議定書がその では、細胞間の電気的結合を通し、局所電流が た、果樹や樹木類の根頭がんしゅ病に対して、 〈佐藤哲〉 非病原細菌であるアグロバクテリウム・ラジオ直接隣接細胞の膜電位を変化させる。感覚器官使用禁止を予防的に定めていた。その後一九一一一ている。↓概日リズム ハクター別」 4g きミュミミきミ ob ミざ、 84 をが刺激されると、感覚細胞には刺激の強さに応〇年代には日本の関東軍 ( 七三一部隊 ) が中国生物農薬せいぶつのうやく害虫の防除にあ たって殺虫剤のかわりに撒布する天敵をいし じた受容器電位という段階的電位変化が生じ、大陸でベスト菌などの初歩的研究・実験を行っ あらかじめ接種して栽培すると、根頭がんしゅ mV 十 50 不応期 閾値 Na イオンの流入 かんきっ さんふ
わた わたべ。渡部・渡鍋・綿奈辺・渡 なペ を負う。西日本に多い。おもな族は①賀茂姓山賀の名族は能美郡吉武村発祥。また近江国高島渡辺 州の氏は畠山氏族、ほかがある。 多辺・和田鍋等に通用。地名姓。古名族。約一 柳田柳多・楊田に通用。地名姓。古姓。本氏、②藤原姓加藤氏族、③荒木田姓山本氏、郡にも名族がある。源氏という。 わたらい ばん 好富・芳富等に通用。佳字姓。地〇〇万の大族。嵯峨天皇より出る。いわゆる嵯 とみ 九州に多い。おもな族は①南九州の名族は伴姓④度会姓山本氏など。神官が多いのは、かって吉富 とおる という、②雄勝郡柳田発祥の羽後の族、③武山霊守護の職にあったからという。後世、異流名姓。おもな族は①近江国高島郡吉富荘の近江峨源氏。摂津国西成郡渡辺が発祥の地。源融を ぶぜんかみつけ はじめ「綱、久、正、好」などの一字名を多 族、②豊前国上毛郡吉富邑発祥の宇都宮氏族な を輩出した。 蔵、丹波、出雲などにもある。 用。史上大いに活躍した。 ゅうき遊木・柚木・湧木・吉成等に通どである。 結城 * 矢野やの矢ノ・矢乃・矢埜・矢能・八野・ わた 四月一日・四月朔日・渡貫・更衣 綿貫 めき 屋野等に通用。地名姓。約一三万。西日本に多用。当て字姓。地名姓。中世の大族。おもな族吉成佳称姓。関東に多く、約一万。① ひたち ー ) もっ 1 〕 ー ) も、つ一 は①下総国結城郡発祥の秀郷流藤原姓、鎌倉時奥州田村郡の豪族は坂上姓。②常陸、下野の族等に通用。当て字姓。日く姓。地名姓。おもな 。①伊勢国一志郡矢野邑発祥の族は平姓、② ・ : つずけ ゅうき さめき 同上国発祥の荒木田姓もある、③磨国赤穂郡代以後史上に活躍、②支封は讃岐、白河、陸は結城氏族という。結城の「偏」を除いて吉成族は①上野国群馬郡綿貫より興り、藤原姓、② 武蔵国久良岐郡戸部村発祥の三浦氏族、ほか桓 姓を造成したともいう。 矢野庄発祥の族は清和源氏山県氏族、④伊予の奥、出羽などにも及ぶ。 よしのよしぬ・えしぬ。吉埜・吉能・好武平氏千葉氏族、肥後の清和源氏族などがあ よこた与古田・与子田・与小田・横多等吉野 横田 名族は越智姓である。 に通用。古姓。地名姓。諸国の横田より発祥。野・義野・芳野等に通用。地名姓。佳称姓。大る。 山内 * やま やまのうち・やまち。山ノ内・山 うち おびと おみ わたべわたなべ・わたりべ。渡辺・和多 之内・山野内に通用。地名姓。大族。諸国の同約一三万。古姓には駿河発祥の横田臣がある。姓。東日本に多い。おもな族は①古く吉野首、渡部 きんぶせん ーし ) つけ 吉野連などの裔、②吉野蔵王堂金峰山権現を奉辺・和田部・綿辺・綿部等に通用。西日本に多 地名より興る。おもな族は①相模国鎌倉郡山内おもな族は①下野国河内郡横田邑発祥の宇都宮 すどう 、約一〇万。地名姓。職業姓。①古代の渡船 発祥の首藤氏族、②藤原北家上杉氏族、③大神氏族、②近江国甲賀郡横田発祥の佐々木氏族、戴する吉野衆徒、③小野姓武蔵族、④成田氏 を職とする品部。②地名姓の嵯峨源氏渡辺に同 そのほか武田氏族、三浦氏族、首藤氏族など異族、⑤佐藤氏族、ほか異流が多い。 氏族、④ほか首藤氏流の土佐の氏などがある。 吉村佳村・吉屯・吉邑・好村・芳村等じ。 やま谷末河に通用。古姓。地名姓。著流も多い みやっこ わたやわたたに。綿家・綿屋・綿舎・綿 に通用。古姓。佳称姓。地名姓。約一三万。お綿谷 地名姓。諸国の横山より発祥。約 やま 名姓。おもな族は①古く山川連、山河造があ横山 かつらぎしも むら ーしも・つ * 一ゅ - っキ一 矢等に通用。職業姓。屋号姓。日く姓。多く綿 り、②下総国結城郡山川邑発祥の秀郷流藤原姓一五万。①武蔵国南多摩郡横山庄発祥の小野姓もな族は①大和国葛下郡発祥の曽根連の氏、 結城氏族、③石川郡富樫庄山川村発祥の加賀の横山党。武蔵七党の中心勢力である。②宇多源②武蔵国横見郡の氏、③信濃国下伊那郡の族な屋の職業からくる。西日本に多く、約六〇〇 〇。職業、屋号以外でも、なんらかの日くがあ 氏佐々木氏族高島流、ほか武田氏族、菅原氏どがある。 族など、ほか異流が多い やま って称した例もある。 流、など異流も多い 吉原よしはら。善原・好原・芳原等に 山口 山ノロ・山之ロ・山野口に通用。 ぐち 与志井・吉位・吉居・由井等に通通用。地名姓。佳称姓。古姓。おもな族は①紀 古名姓。地名姓。全国の山口 ( 地名 ) より発吉井 すくわ おみ 以上のほか、本事典には次の姓氏が、本項目 祥。地名も姓もきわめて多い。古代、山口臣は用。佳称姓。地名姓。おもな族は①古名族、吉伊の吉原宿禰、②備後国世羅郡吉原村発祥の藤 むらじ すくね たけしうちのすくねえい 武内宿彌の裔という。おもな族は①清和源氏井連、吉井宿彌などの末、②伊予国吉井郷発祥原姓吉原氏、大友氏族、ほか諸国にきわめて多として収録されている。 あわがこうじ あさくらうじあしな あき たたら 朝倉氏蘆名氏阿蘇氏姉小路氏尼子氏 三上氏族、②多々良姓大内氏族、③桓武平氏村の菊池氏族、ほか筑前、安芸、備前等にもあ ありすがわのみやありわら あや あらきだ よね る。 こめやま・ぺいざん。地名姓。お漢氏荒木田氏有栖川宮在原氏井伊氏 やま 米山 山党などがある。 いまがわ いわ いそのかみ もな族は①伊勢平氏の流れをくむ桓武平氏流、飯尾氏伊勢氏石上氏伊奈氏今川氏岩 山崎やまさき。山埼・山前・山先・山吉岡佳岡・善岡・好岡・芳岡等に通用。 うきた うらがみ 碕・山咲・山訴・山岬等に通用。諸国の「ヤマ地名姓。佳称姓。西日本に多い。おもな族は①②宇多源氏佐々木氏流、③伊那の名族、信濃の城氏斎部氏宇喜多氏浦上氏ト部氏江 おおさき おおだち おおむら えんや おおえ さわだ むら 」れレ」くこ 戸氏塩冶氏大江氏大崎氏大館氏大村 サキ」の地名を負う。おもな族は①山城国乙訓佐渡国雑太郡吉岡邑発祥の本間氏族、②因幡国米山氏、はか諸国に多い かざんいんけ おきなが おくだいら おやま たちばな 氏息長氏奥平氏小山氏花山院家勧 郡山埼郷より興る橘姓、②清和源氏佐々木氏高草郡吉岡邑発祥の赤松氏族、はか丹波、備 かすが かつらのみやか 〕しゅ、つい」 かじわら 修寺家梶原氏春日氏葛城氏桂宮賀 前、筑後などにもある。 〔わ行〕 族、③清和源氏武田氏族などがある。 きそ きたばたけ 力も、つ きっかわ・よかわ。佳川・芳川 若林 し地名姓。東日本に多く、約六万。茂氏蒲生氏閑院宮紀氏木曽氏北畠 山下やまのした。山志田に通用。古姓。吉川カわ きよう きよう 1 」く きょはら きっかわ きび みやっこおしのうみ 地名姓。古く、山下造・忍海山下連がある。葭川・美川等に通用。地名姓。佳称姓。約一〇おもな族は①三河国碧海郡若林村発祥の松平氏氏吉川氏吉備氏京家京極氏清原氏 / 、しトっ くつな うまら おもな族は①清和源氏を称する三河の豪族、②万。西日本に多い。おもな族は①大和国平群郡族、②摂津国兎郡篠原村の村上源氏赤松氏吉良氏九鬼氏九条家忽那氏来島氏源 ′」じよう このえ こばやかわ こうのいけ ひまつり さえぐさ 三枝姓を称する甲斐の豪族、③信濃国筑摩郡山吉川郷発祥の橘姓吉川氏、②佐々木氏族、③族、③武蔵の大族は武蔵七党日奉西党、ほか丹氏鴻池家五条氏巨勢氏近衛家小早川 し」しレっ さいおんじ さかのうえ あき ほ一つキ ~ 氏西園寺家坂上氏相良氏式家四条家 波、伯耆、安芸などにもある。 藤原南家工藤氏族、はか異流が多い 下村発祥の木曽氏族など、全国に異流が多い ーしトっ・ - しよう しらかわ すみとも 稚松・矮松等に通用。佳称姓。地渋川氏尚氏少夬氏白川家住友家千家 山田 やまだ山太・矢俣・八俣に通用。古姓。吉沢善沢・由沢・芳沢・葭沢等に通用。若松 たかくら たかしな たかっかさ 葭沢から佳字に転じた。地名姓。東日本に多名姓。おもな族は①武蔵七党の一、児玉党の氏蘇我氏高倉家高階氏鷹司家建部 地名姓。全国の山田の地名を負う。約五五万。 ちちぶ たじひ たやす たんば そがのくらのやまだのいし 、。おもな族は①桓武平氏北条氏族、②甲斐国族、②桓武平氏岩城氏族、③島津氏族、ほか異氏多治比氏田安家丹波氏千種氏秩父 とくに東海地区に多い。古くは蘇我倉山田石 っちみかど つもり ちょうそがペ つがる かわのまろ 氏長宗我部氏津軽氏土御門家津守氏 川麻呂が著名。おもな族は①佐々木氏族、②巨摩郡の名族、③武蔵国橘樹郡の族、はかがあ流が多い。 レ」 - っ / : っ なかのいん レとつい・れ なかとみ 和田わだわた・にぎた。丸田・倭田・和洞院家藤堂氏徳川氏中臣氏中院家中 清和源氏浦野氏族、③穂積氏流、ほか異流、名る。 なからい なべしま なかみかど よしだきちだ。佳田・吉多・善田・好多・和太・輪田等に通用。地名姓。職業姓。原氏中御門家半井氏名越家鍋島氏名 吉田 * 族が全国にわたる。 わじめ わ にながわ 山中 山仲に通用。諸国の山中地名より田・美田・芳田等に通用。地名姓。古名族。田「ワタ」姓あわせて約二三万。「ワタ」は①丸形和氏仁木氏蜷川氏禰寝氏畠山氏蜂 ひの ふしみのみや ひとつばし 須賀氏一橋家日野家伏見宮家藤原氏 の佳称から地名に転じた。葭田が原意。西日本の田、②「アマ」 ( 海部 ) 族の名称、③良田な 発祥。おもな族は①清和源氏小笠原氏族、②桓 まつだいら みつ くすのき かすが に多く、人口約五〇万。①春日氏族吉田連のどの原意がある。古大姓。後世楠木氏を出した平氏平群氏保科氏松平氏三井家最 武平氏関氏族、③佐々木氏族、④赤松氏族など やましな ゅあさ がみ ものの・ヘ もものい やまな もの たちばな かド一ゅつ」し うらべかねひろ 裔、②藤原北家勧修寺流、③ト部兼熈を祖とす河内の和田氏は橘姓である。ほか中臣姓、物上氏物部氏桃井氏山科家山名氏湯浅 がある。 りゅうぞうじ 部姓、佐々木氏族、土岐氏族、北条氏族などが氏遊佐氏吉見氏龍造寺氏林家留守 るト部姓、④佐々木氏族など異流が多い 山本し山元・山下・山元都・山茂都等に ろっかく 氏六角氏和気氏 せ姓通用。古大姓。地名姓。約一〇〇万。多く地名吉武吉竹に通用。佳称姓。地名姓。加あり、異流も多い むら やまがた ひでさと ちくま おおみわ っ たちばな ひでさと たちばな すどう へぐり あおみ むら なかとみ しぶかわ かんいん かつらぎ いわ はたけやま ふじわら あま 1 一 473
一しゅ その後も、酒の製造技術は奈良、平安時代を通け、三段掛けとなった。『御酒之日記』 ( 一三五五 ~ みずもと ゅ . セイシュ , 0 一 0h0 湖や港湾でおこる長周原料の総量が米の使用量を超えてはならない。 ③代用原料使用清酒ムギ、アワや、デンプンじて中国、朝鮮から盛んに、各種の技術ととも一哭九 ) には水翫や段掛法が記され、奈良興福寺 し期の波で、周期や波長が地形で定まる固有振 えいしゅん たもんいん うずま、・ ) に伝えられて改良され、京都の太秦の奏氏 ( 渡の『多聞院日記』 ( 一四大 ~ 一六二 ) の僧英俊が書 などを併用する。清酒の伝統的な品質や風格を 、動。もとはスイスの方言であったが、現在では せいしん いた室町末期 ( 一六世紀後半 ) の箇所に、今日 国際的に通用し、静振と訳する。港湾の場合は維持するために、今日このような酒造りは認め来系氏族 ) が養蚕・機織とともに酒造をも担当 ちょうせき していたとされている。ただ、中国では麹のこ 行われている三段仕込み法や火入れが記されて 潮汐と重なって観測されるので、潮汐の副振られない。緊急時などに対応するものである。 きよくし かす いい、なまの穀類の粗砕粉を水でこ いる。火入れは、フランスのパスツールがワイ 動とよぶこともある。バケツなどに入れた水を④粕こし清酒新鮮な酒粕を使った手直しの清とを麭子と ンについて行った火入れ殺菌法 ( バスツーリゼ ねて放置し、主としてリゾープス菌 ( クモノス 酒。 揺すって置くと、全体の水が規則的に揺れ動く ーション ) より実に三〇〇年もさかのばること 酒類は国の重要な財源物資なので、高率の酒カビ ) などを生育させて麹とするが、日本では 現象がみられる。湖などでも、突風や気圧の変 一年 ( 明治一四 ) イ 動によって水面に力が作用すると、同じような税が課せられ、密造や過当競争などを防止し蒸した米に麹菌を生やす点に違いがある。伝来になる。この事実は一八八 した技術を日本流に改良した点で大いに優れ、ギリス人アトキンソン ( 東京大学外人教師 ) が 水の振動が生じる。海では、気圧波などによっ て、酒税の保全を図るためにその製造、販売は にヒールで行われ始めた て外洋で生じた長波が港湾で共振をおこし、セすべて免許制になっている。清酒およびウイス日本固有の清酒の誕生となったと思われる。著書『日本醸酒編』ス、、 えんぎしき イシュとなることも多い。まれに、地震に伴うキー、プランデーについてその品質に基づいて『延喜式』 ( 九 = 七完成 ) には、当時の酒造りに麹火入れ法が、すでに日本酒では一般に行われて げつよわ いることを大きな驚きをもって書いている。 と蘖 ( 米のもやし ) が使われたことがみえ、麦 規格を定め、級別によって酒税を定めている。 地形変化によって大きなセイシュが発生する。 すみ 仕込みのスケールも初めは甕仕込みで二〇〇 セイシュの卓越周期を、湖や湾の長さを清酒では、特級は品質優良、一級は品質佳良、芽も使われたのではないかと推測される。「清 せいしゅ あづち ぐらいであったが、安土桃山時代ごろに工具 二級は清酒のうち、特級・一級に該当しないも酒・濁酒」の別もみえるが、現在の清酒とは 、平均水深をカ、重力加速度を 9 とすると、 かんなのこぎり の、となっている。級別は、製造業者の希望に異なり、おそらく澄み方の程度によるものであ ( 鉋や鋸 ) の導入や竹のたがの使用により、十 閉鎖された細長い湖では しろき くろき みきのつかさ より出品された清酒について、酒類審議会委員ろう。朝廷では造酒司を設け、白酒・黒酒な石桶 ( 約二キ。リットル容 ) がつくられるように なり、大形化が進んだ。それまで、刀自の語が の「きき酒」によって、品位、風格、香味を審どの儀式の酒、供御用の酒などをつくっていた 開口部のある細長い湾では 査、判定し、国税庁長官の認定を受ける。級別のである。酒は神事に付き物で、朝廷、寺社中示すように女性の仕事であった酒造りがしだい 心でつくられていた。 に男性の専門職 ( 杜氏 ) になった。江戸時代に の式で基本的に求められる。日本では数分 ~ 数認定は、すべての清酒について行われるのでは は水車精米や寒造りが行われるようになって、 その後、都市の発達により酒造りもしだいに 十分の周期をもっ湖や港湾が多い。〈岡田正実〉なく、メーカーの販売計画によって出品された ものだけが対象となるのであり、認定を受けな民間に移り、酒屋が生まれ、一四世紀末、足利酒造技術は大いに進んだ。それまでは秋の彼岸 よしみつ さかややく 清酒せいしゅ から春まで酒造りが行われ、温暖季には水翫と い酒は二級酒に格づけされる。ナショナルプラ義満のころには、酒税 ( 酒屋役 ) が課せられる ばだいもと 歴史 / 製造法 / 酒質の変化、成分と味 / 清ンドの大メーカーでは一級が主力に、地方の中ようになった。すでに鎌倉時代には禁酒令も出か菩提翫といわれる酒母による酵母の育成が行 小メーカーのいわゆる地酒は二級が主力のとこるほど盛んに酒がつくられるようになり、室町われていた。これは乳酸菌を利用して他の有害 酒の生産・消費 / 清酒の表示 / 銘醸地と杜 時代の京都には三〇〇軒以上の酒屋があったと菌を抑える方法で、室町時代すでに行われてい ろか多い。↓きき酒 氏 / 飲み方 うんじようみようが たが、腐敗による失敗も多く、やがて最適の条 いう。江戸時代には「酒屋運上」「冥加金」と 〔歴史〕日本で、米を原料とする酒造りがいっ さかかぶ いう税金が課せられ、酒造家に「酒株」を与件の「寒造り」に絞られていった。従来、寒造 ごろから始まったかは明らかではないが、おそ 日本古来の代表的な醸造酒で、「さけ」とい きもと りに用いられた生翫は、翫すり作業の山卸しが えば清酒をさし、また日本酒ともいう。濁酒らく稲作の伝来に伴って大陸から伝えられたもえ、酒造り商を制限し、米の流通調整に役だた ぞう・一く わじんでん のと思われる。『魏志』倭人伝には、三世紀ごせた。明治になって免許鑑札制度、ついで造石重労働のため明治になって改良されて、山卸廃 ( 濁り酒 ) に対する語で、これを濾して澄明に やまはい よ ろの日本にすでに飲酒の習慣があったことがみ税制度となった。一九四四年 ( 昭和一九 ) から止翫 ( 山廃翫 ) に変わっていったが、現在では した酒の意。古くは「すみさけ」とも訓んだ。 くら たしな え、「人性酒を嗜む」、喪に際して「他人就いて現在の庫出し税制度になった。酒税は一八九七さらに合理化されて、仕込み水に乳酸を加えた 清酒の定義は、現行の酒税法によると次のよう 速醸翫を用いる場合が多い。消費地江戸に供給 歌舞飲酒す」などと記されている。記紀には、年 ( 明治三〇 ) ころには国税収入の三〇 % 近く に要約される。 、たみ くちかみのさけ ①伝統的な清酒米、米麹、水を原料として米を嚼んでつくる「ロ嚼酒」のあったことがを占め、昭和三〇年代の初めまで十数 % で、重された本場の酒として、初め池田、伊丹が中心 なだにしのみや おうじん みえ、さらに応神天皇の代 ( 五世紀 ) に来日し要な財源であった。しかし、最近は直接税のウであったが、海運の発達もあって灘、西宮など 発酵させ、濾したもの。 くだらすすこり が台頭した。寒造りの技術は、現在の清酒造り ェイトが大きくなり、酒税は五 ~ 六 % 程度にな ⑦アルコール、糖類などの添加清酒第二次世た百済人須須許理 ( 別名仁番 ) が初めて醸酒の だえき の原点で、仕込み配合や三段仕込みなどはいま 界大戦中や戦後の原料米不足で、一九四二年度法を伝えたとある。ロ嚼酒は、唾液中に含まれっている。 〔酒造技術史〕酒造技術的にみると、初めの酒も方法は変わらない。一九〇四年 ( 明治三七 ) ( 昭和一七 ) からアルコール添加が行われ ( アる糖化酵素を利用して、デンプンをブドウ糖に やまたのおろち やしおおり ル添酒 ) 、四九年度 ( 昭和二四 ) から増醸法と変え、空気中の酵母が侵入してアルコール発酵造りは、八岐大蛇の神話に出てくる八塩折の酒国立の醸造試験所が東京の滝野川に設立され、 やしおり くちかみ みず が自然におこるのを待っ原始的な酒造りであ ( 八酬 ) 方式か、ロ嚼方式であったと思われる。酒造りの科学的研究が行われ、合理的、安全な いって、三〇 % アルコール液にブドウ糖、水 かも あめ 「しおる」とは、熟成したもろみをいったん濾酒造技術が確立された。 飴、乳酸、コハク酸、クエン酸、グルタミン酸る。酒の醸造を「醸す」というのは「嚼む」の かゆ 近代的な酒造では、伝統的な技術や道具が大 ソーダを混ぜた「調味液」をもろみに添加する語に由来すると考えられ、また麹の古語である過して酒を得、さらにその酒に米麹と粥を仕込 かむたち いに進歩して変わっている。さらに立体的四季 方法が認められた。これら副原料はすべてもろ加無太知 ( 加牟多知 ) は、カビの生えた状態をみ、発酵させること。「八」は多いの意で、仕 込みを何回も繰り返して濃い酒をつくることを醸造工場の設置、あるいは大形タンク利用の室 いう「カビ立ち」であるが、やはり「嚼む」の みの段階で添加され、濾過して清酒となるもの 語源を残しているものと考えられる。これに対示している。米麹を使う「延喜式」方式の造り外発酵法の採用によって、季節条件に左右され であり、清酒に直接加えることは許されない。 だんがけ 増醸には、一工場においての製造数量に対するし、須須許理が献じた酒、「醸みし酒」は麹を方は室町時代に入ってさらに改良され、段掛式ず一年中醸造可能となり、量産化が一段と進 もと しゅば や酒母 ( 翫 ) 造りが生まれ、仕込みも二段掛み、これら近代工場には昔日の造り酒屋のおも 規制 ( 全白米使用量の二三 % 以内 ) があり、副用いた東洋的醸造法によったものと思われる。 こめこうじ だくしゅ ぎけ ぜい こ′」りギ」け はたおり おけ かん かめ やまおろ ひがん 340