そびえと 無印 : 自治区 太字 : 自治州 共和国 自治共和国・自治州・自治区 ・アゼルバイジャン共和国 86 600 ・ナヒチエバン自治共和国 ナゴルノ・カラバフ自治州 ・アルメニア共和国 ・ウクライナ共和国 603 700 ・ウズベク共和国 447 400 ・カラカルバク自治共和国 164 900 ・エストニア共和国 ・カサフ共和国 5 . 8 ・キルギス共和国 198 500 ・グルジア共和国 ・アジャール自治共和国 ・アブハズ自治共和国 ユーゴ ( 南 ) ・オセチア自治屮 l\l ・タジク共和国 143 100 ゴルノ・バダフシャン自治屮 I\I ・トルクメン共和国 488 100 べロルシア人 79.4 , ロシア人 11 . 9 ・べロルシア ( 臼ロシア ) 共和国 207 600 ・モルダピア共和国 ・ラトビア共和国 ・リトアニア共和国 ・ロシア連邦共和国 143 090 8 . 4 ・ウドムルト自治共和国 4 . 2 4 . 5 172 400 415 900 1 . 6 170 500 143 600 351 300 0 . 3 8 . 7 4 . 0 5 . 8 767 600 301 500 862 100 0 . 2 737 700 176 700 0 . 3 523 100 750 300 0 . 5 1 2 . 4 276 290 ソビエト連邦 / 共和国・自治共和国・自治州・自治区一覧 ・共和国・自治共和国 面積 ( km 2 ) 32 900 22 400 19 000 36 000 61 900 14 100 92 600 7 600 26 200 23 200 18 300 19 300 68 000 50 300 8 000 75 900 12 500 42 100 65 200 63 700 33 700 63 700 3 900 8 600 3 000 69 700 45 100 29 800 4 400 5 500 22 402 200 3 103 200 17 075 400 2 717 300 人口密度 人口 ( 1985 年 , 千人 ) (A/km2) ・カバルディノ・バルカリア自治共和国 ・カルムイク自治共和国 ・カレリア自治共和国 ・コミ自治共和国 ・セべロ ( 北 ) ・オセチア自治共和国 ・ダゲスタン自治共和国 ・タタール自治共和国 ・チェチェノ・イングーシ自治共和国 ・チュバシ自治共和国 ・トウバ自治共和国 ・バシキール自治共和国 ・プリャート自治共和国 ・マリ自治共和国 ・モルドバ自治共和国 ・ヤクート自治共和国 アディゲイ自治州 ゴルノ・アルタイ自治屮 lil カラチャエボ・チェルケス自治州 ユダヤ人自治屮 I\I ハカス自治州 ソビエト連邦 ヤマロ・ネネッ自治区 ノ、ンティ・ - マンシ自 i{i[k- ネネッ自治区 チュコト自治区 タイミル自治区 コリャーク自治区 コ ・ベルミャク自治区 工べンキ自治区 ウスチ・オルディンスキー・プリャート自治区 アギンスキー・プリャート自治区 6 614 267 174 3 317 50 840 17 974 1 075 1 530 15 842 3 967 5 201 379 526 99 4 499 146 3 189 9 942 4 111 2 604 3 570 1 560 715 320 780 1 213 612 1 737 3 513 1 213 1 316 279 3 858 1 000 725 966 984 422 179 390 540 207 75 129 20 164 38 53 152 52 979 343 76 . 4 48 . 5 39 . 5 111 84 . 2 40 . 2 33 . 9 20 . 0 74 . 6 126 . 3 61 . 1 25 . 3 31 . 4 6 . 47 . 9 122 . 0 40 . 9 54 . 8 37 . 1 57 . 2 76 . 5 34 . 5 51 . 7 62 . 9 71 . 9 26 . 9 31 . 3 36 . 9 55 . 5 27 . 7 0 . 03 5 . 3 首都 ナヒチエバン ステノ、ナケノレ 工 - レノヾン キエフ タシケント ヌクス タリン アルマ・アタ フノレンゼ トピリシ / ヾトウー スフー ッヒンバリ ドウシャン一く ホログ フ ' シ - ュ / 、ノヾ ミンスク キシニョフ リガ ビリニュス モスクワ イジェフスク ナリチク 工リスタ ベトロザポーック ト チェルケススク ゴルノ・アルタイスク マイコフ ヤクーック サランスク ヨシカル・オラ ウラン・ウデ ウファ キジノレ チェボクサリ グローズヌイ カサン マハチカラ オルジョニキーゼ シクティフカル アナディリ ドウジンカ ノ、ラナ クデイムカル ウスチ・オルディンスキ アギンスコ工 ビロビジャン アバカン モスクワ サレハルド ノ、ンティ・マンシイスク ナ冂ャン・マノレ 成立年 1920 1924 1923 1920 1917 1924 1932 1940 1936 1936 1921 1921 1921 1922 1929 1925 1924 1919 1940 1940 1940 1917 1934 1936 1935 1923 1922 1930 1930 1929 1930 1930 1930 1925 1930 1937 1937 1934 1930 1922 1922 1922 1922 1934 1936 1923 1919 1961 1925 1936 1920 1921 1936 1936 注 : 各共和国の面積・人口には , その共和国内の自治共和国 , 自治州および自治区の面積・人冂を含むが , 他に地方 ( クライ ) や州 ( オプラ スチ ) などの行政区があるので , 自治和国 , 自治州 , 自治区の面積・人口を合計しても , 共和国の面積・人冂とは一致しない。 共和国 , 自治共和国 , 自治州の成立年は現社会義体制の成年。昇格・合併なども現体制・現名称の発足年。自治区は前身 ( 1977 年 まで ) の民族管区の成を年 主要民族構成 ( 1979 年 , % ) アゼルバイジャン人 95.6 アゼルバイジャン人 78 . 1 工ストニア人 64.7 , ロシア人 27.9 カラカルバク人 31 . 1 , ウズベク人 31 . 5 ウズベク人 68.7 ウクライナ人 73.6 , ロシア人 21 . 1 アルメニア人 89.7 アルメニア人 75 . 9 , アゼルバイジャン人 23 . 0 ウズベク人 22 . 9 オセチア人 66.4 , グルジア人 28.8 アブハズ人 17 . 1 , グルジア人 43.9 グルジア人 68 . 8 , アルメニア人 9.0 キルキ、ス人 47.9 , ロシア人 25.9 ロシア人 40 . 8 タジク人 90.4 タジク人 58 . 8 , グルジア人 80.1 カサフ人 36.0 , ウドムルト人 32.2 , ロシア人 58 . 3 ロシア人 32.8 モルタ、、ビア人 63 . 9 , ウクライナ人 14.2 トルクメン人 68 . 4 , ロシア人 12.6 ロシア人 82.6 リトアニア人 80.0 ラトビア人 53 . 7 , 202 連邦の民族構成は別表参照 ネネッ人 11 . 0 , ロシア人 59 . 0 ハント人 2.0 , マンシ人 1 . 1 , ロシア人 74.3 ネネッ人 12.8 , ロシア人 65 . 8 , コミ人 10.9 チュクチ人 8.1 , ロシア人 68.9 ドルガン人 9 . 7 , ネネッ人 5 . 2 , ロシア人 68 . 2 コリャーク人 16 . 2 , ロシア人 64.5 コ ・ベルミャク人 61 . 4 , ロシア人 34.7 工べンキ人 20 . 3 , ロシア人 65 . 1 プリャート人 34 . 4 , ロシア人 58.1 プリャート人 52.0 , ロシア人 42.2 ユダヤ人 5 . 4 , ロシア人 84 . 1 ハカス人 11 . 5 , ロシア人 79 . 5 カラチャイ人 2 9.7 , チェルケス人 9.4 , ロシア人 45 . 1 アルタイ人 29 . 2 , ロシア人 63 . 2 アディゲイ人 21 . 4 , ロシア人 70.6 ヤクート人 36.9 , ロシア人 50 . 4 モルドパ人 34 . 2 , ロシア人 59 . 7 マリ人 43 . 5 , ロシア人 47 . 5 プリャート人 23.0 , ロシア人 72.0 バシキール人 24.3 , ロシア人 40.3 トウバ人 60.5 , ロシア人 36.2 チュバシ人 68.4 , ロシア人 26 . 0 チェチェン人 5 ・ 2.9 , イングーシ人 11 . 7 タタール人 47 . 7 , ロシア人 44 . 0 ( クミキ人 12.4 , ロシア人 11 . 6 ーアバル人 25.7 , ダルギン人 15.2 , レズキ、ン人 11.6 , オセチア人 50.5 , ロシア人 33.9 コミ人 25.3 , ロシア人 56 . 7 カレリア人 11 . 1 , ロシア人 71 . 3 カルムイク人 41.5 , ロシア人 42.6 カバルディン人 45.6 , バルカル人 9.0 , ロシア人 35 . 1
そびえと 行政区画 ン ラトビア共和国 リトアニ和国つ = 、 ロシア連邦共和 モルダビア V \ 共 カレリ 共和国 べロルシア ( ド白ロシア ) , 共和国 ウドムル自治共和国 / / ウクイナト マリ自治共和国 = ノ共和由〉チ、 , 、自治共和国 モルド / ヾ カラヤ・チェルケー 自治共和国 タタール自治参和国 アディゲイ カバルディノ・ / ソレカリア公 治州 自治共和国イ ブハズ ← - 与雀功ルムイク 自冫共和、 ~ 自治共和国 セべロ ( 北 ) ・オセチア / 共和国 、 , 、 . 、円チ = チ・イ、グーシ自治共和 としダゲン治共和国 アゼパイジン 、ろラルヾク ー / 自治和 ナコルカラバフ治州 、、トルクメン ) ウズベク 9 ナヒチエバン 共和国 ・共和国 ) 自治共和国 アルメニア共和国 グルジア共和国 ま、・ぐ : キ元ギス共和国、ノ ユーゴ ( 南 ) ・オセチア自治州し′ーノ アジャール自治共和国 ′才 1 ゴルノ・バダフシャン自治州 タジク共和国 ( 0 チュコト自治区 ア 0 コリーク 0 タイミル自治区 ン区 工自 共 区 連 ア ン ク・ ャ ・ムロ コミ自治共和国 マ ′ャ ヤクート自治共和国 ウスチ・オルティンスキー・ ~ プリャート自治区 ハカス自治州 0 0 リャート ノ治共和国 カサフ共和国 ュタ・ヤ人自治州 トウバ治共和国へー、 ン、 ゴルノ・アルタイ自治州 アギンスキー・プリャート自治区 1000km ば、世界最大の低地が出現する。東ヨーロッパ これを鎮圧した。ソ連による軍事介入は、六八 年のチェコ事件のときにも、七九年のアフガ一一低地と西シ・ヘリア低地の北半部では、第四紀氷 スタンの政変のときにも、繰り返し行われた。 期にスカンジナビアとノバヤ・ゼムリヤを中心 とする二つの大陸氷河が南へ張り出し、第三氷 一方、ソ連が一九五七年に世界最初の人工衛 星を打ち上げ、六一年に史上初の宇宙飛行を行期 ( ドニエプル氷期 ) にはキエフ付近まで、第 ったことは、この国の科学技術の進歩を世界 に四氷期 ( バルダイ氷期 ) にはモスクワ北方まで 示すところとなった。今日ソ連は通常兵器の分大陸氷河が南下した。その南方にあって直接氷 野でも核兵器の分野でも、アメリカに対抗しう河に覆われなかった地域も、周氷河地形を形成 るような軍事力をもつに至ったが、これは世界し、寒冷・乾燥気候のもとで黄土 ( レス ) の堆 せき 政治のうえでソ連の責任が一段と重くなったこ積をみた。氷河が北に去った現在も、北部では 広範なアウトウォッシュ・プレーン、氷堆石 とを意味する。 ソ連は一九五〇年代のなかばから第三世界の堤、ポルガ川にみられるような両岸の非対称 発展途上国に経済援助と車事援助を行い、また 性、南ロシアから南シベリアでの黄土から黒土 東欧諸国以外のモンゴル、ベトナム、北朝鮮、への変成、原流谷の連河化など特徴ある平野地 アフガニスタン、エチオピアなどの形の形成が顕著に観察される。カザフ地方を覆 社会主義諸国にも援助を行っている。しかしソ うトウラン低地はもっとも乾燥した内陸流域 連経済の停滞とともに、このような軍事支出やで、ほば水平な中生層がわずかに隆起したのち 援助の増加が大きな負担になってきているのも 侵食された台地が広範囲に残され、東に行くと 「メルコソボーチニク」とよばれるバッドラン 事実である。一九八五年三月、新たに共産党の ド ( 悪地 ) や、「ジュンガルの門」 ( 中国に通す 書記長に選出されたゴルバチョフは、人事の刷 新や経済の活性化を図るとともに、それまでのる地溝性の低地 ) が開ける。西シ・ヘリア ( 海成 、北シベリアの低地には石炭、天 アメリカ偏重の外交から、西欧や日本にも相応層をのせる ) の配慮を示した外交へと政策のニュアンスを変然ガス、石油、一部に地下熱水の賦存が知られ え、また中国との関係改善にも積極的な態度をるようになった。 〈外川継男〉 示すようになった。 〔河川〕国土の南寄りの高峻な山地、北寄り の大きな低地の存在は、シ・ヘリアに世界的な長 自然 流 ( オビ、ェニセイ、レナ、アムールなど ) を 〔地勢〕ソ連の国土の南縁・南寄りに沿って高生み出した。内陸流域には河川は少ないが、カ スピ海に注ぐポルガ、アラル海に注ぐアム、ダリ まる山地を西から列挙すれば、カル。ハティア、 カフカス、コペト・ダク、テンシャン ( 天山 ) 、 ヤ、シルダリヤの長流がある。いすれも湿潤地 ジュンガル、アルタイ、サヤン、ザ域から流下する外来河川である。源流が標高五 ハイカルの山地がそれであり、さらに東の東シ〇〇〇を超えるシ・ヘリアの大河は、長さ数百 キロの上流部を急流をつくって流下すると、標高 べリアからはほば全域が山がちとなり、沿海 リング海岸まで続く。カフカス、テン 一〇〇ほどの低地に出る ( ェニセイ川ではシ シャン、カムチャッカなどでは火山活動と地震ペリア鉄道との交点が、 ほばこの地点にあた の現象がみられる。南北に連なる孤立したウラる ) 。そこから北へ四〇〇〇キ。の長い道のりを、 ル山脈は、一説に古生代のプレート衝突によっ平均勾配一万分の一ほどで流下することになる て形成されたといわれるが、広い谷底をもっ老ので、曲流、分流、湿地化 ( 水はけの悪いこと ハイカル の現れ ) の現象が著しい。オビ川中流部の・ハシ 年期の山脈で、交通の障害は少ない ューガン湿原は、春の融雪時に一時的に日本ほ 地方の山地は地塁が多く、階段状に落ち込んだ たんすい ものに湛水したものがバイカル湖であり、そのどの面積が浸水する。河川の流量についていえ ば、春に年間総流量のなかばが流れ、残る九か 軸方向は地塁の方向を示す。 ソ連の地勢の特色の一つは、世界有数の大規月ほどは低水期ないし渇水期を迎える ( 東シ・ヘ リアでは夏のモンスーンの影響で八 ~ 九月に第 模な低地が広く横たわることである。西からあ げると、東ヨーロッパ低地 ( ロシア平原 ) 、西二の高水期がある ) 。 みおすじ 河川は春の出水によって、中州や澪筋の位 シベリア低地、その南のトウラン低地、北シベ リア低地などである。ウラル山脈を無視すれ置、形状、水深が変わるから、航行のために 203
そびえと を第第 ' 丐イを当を当 このようにソ連は、連邦レ・ヘルから町村に至る 年の革命のときモスクワ北東のイワノボ・ポズ ネセンスク市で、初めて「ソビエト」という名まで各種のソビエトを通じて統治されることに なっており、連邦や構成共和国の国名にソビエ の全市的な労働者の代表機関が生まれたのにさ トとい , っ語が入っているのも、ここからきてい かのばる。その後一九一七年の革命に際しては 労働者、兵士、農民が自分たちのソビエトをつる。 〔共産党の役割〕しかし実際にはソ連の国権の くり、これが革命において決定的な役割を果た 最高機関はソ連共産党である。共産党の役割に した。レーニンはソビエトの重要性をいち早く ついて憲法の第六条は、「ソ連共産党はソビエ 認め、「すべての権力をソビエトへ / 」のスロ ト社会を指導し、方向づける力であり、その政 ーガンを掲げて臨時政府に対抗した。 ポリシェビキが政権を獲得した直後の一九一治機構、国家機関および社会団体の中核であ 八年一月の第三回ソビエト大会において、ロシる」とその指導的役割を明記している。理論的 には共産党の最高の意志決定機関は党大会であ ア・ソビエト連邦社会主義共和国が誕生した。 その後一九一三年一二月三〇日に、このロシアるが、しかしこれは五年に一回、それも一〇日 間ほどしか開かれないので、党大会で選ばれる 連邦共和国にウクライナ、ロシア ( べロルシ ア ) 、ザカフカス・ソビエト連邦社会主義共和中央委員会が、大会と大会の間の全活動を指導 し、中央委員会の政治局、書記局および書記長 国の三か国が加わって、ソビエト社会主義共和 を選出する。したがって実際にはこの中央委員 国連邦が成立した。 ソ連はロシア連邦共和国をはじめとして一五会がソ連共産党の最高機関だといえよう。そし ル又 ニ - 一口 の社会主義共和国からなる多民族の同盟国家でてその中核をなすのが政治局と書記局で、さら にそれらを指導するのが書記長である。ここ ある。一五共和国のうちウクライナと白ロシア に、ソ連では共産党の書記長のほうが最高会議 は国連に議席をもっているが、これは一九四五 ル又 年のヤルタ会談で認められたものである。ソ連幹部会議長 ( 元首 ) や閣僚会議議長 ( 首相 ) よ の憲法は、これら一五の連邦構成共和国にソ連り重視される理由がある。 邦から自由に離脱する権利を認めているが ( 第〔世界の中のソ連〕ソ連は世界で最初の社会主 義国である。しかし、レーニンの率いるポリシ 七二条 ) 、これは有名無実といえよう。 これら連邦構成共和国はいずれも人口一〇〇ェビキが政権を掌握したあと、白衛軍や外国の 干渉軍を破って政権の基礎を固めるためには数 ョ湾万以上の国であるが、それ以下の人口の民族・ か年を要した。アメリカがソ連を承認したのは てン種族は自治共和国、自治州、自治区をつくり、 共和国の下部単位をなしている。自治共和国も一九三三年のことであり、その翌年ソ連はよう とン 宮イ 連邦構成共和国と同様、それそれ独自の憲法、やく国際連盟に加入が認められた。ソ連は一九 のは 最高会議、閣僚会議をもつが、共和国からの分二八年から五か年計画を実施して、社会主義の 夏方 上離権はない。各共和国の地方行政単位は、地方建設に乗り出したが、第三次五か年計画はナチ ( クライ ) 、州、自治州、自治区、地区、市、市ス・ドイツとの戦争によって中断されてしまっ 宮る ルあ 内区、町、村である。市には共和国に直属するた。また一九三〇年代から五〇年代なかばまで スターリン主義が支配し、大規模な粛清と個人 ものと、州や地区に属するものとがある。 ョズ ソ連の国権の最高機関は、連邦ソビエトと民崇拝が行われた。 第二次世界大戦でソ連は参戦国中最大の犠牲 ップ族ソビエトの二院からなる最高ソビエト ( 会 レの 者を出したが、戦後は東欧社会主義諸国の指導 議 ) である。最高会議は両院の合同会議におい ロとて幹部会を選出し、その議長がソ連の国家元首者として、セフ ( 経済相互援助会議Ⅱコメコ 噴とみなされる。最高会議の会議と会議の間は幹ン ) やワルシャワ条約機構を組織して、アメリ 力に対抗する一大勢力となった。しかし早くも 部会がその権力を行使することになっている。 最高会議はまた両院の合同会議においてソ連一九四八年にはユーゴスラビアが、六〇年代初 外は 閣僚会議を編成する。その議長がソ連首相であめには中国がソ連圏から離脱し、社会主義陣営 にも分裂がみられるようになった。また五六年 る。また各地方行政単位ごとに、それそれ人民 一フな 代議員ソビエトがあり、その執行・処理機関との第二〇回党大会におけるスターリン批判は、 グ大 ン広して、議員のなかから執行委員会が選ばれ、そ自由化を求める東欧諸国に大きな衝撃を与え、 ハンガリーでは暴動が起こって、ソ連は武力で 2 の委員長が日本の知事や市区町村長にあたる。
そびえと 第第ト 、。第ー新 3 き邯、 0- 靆 0- に三き . 工業 ソ連は , 後進ロシアから出発しながら中 央集権的 , 指令的システムによって急速に 鉱工業生産を伸ばしてきたが , 消費の高 度化・多元化に伴いその過度の集権性が 弊害となり , 経済改革の必要に迫られて いる ①ソ連鉄鋼業を支えるマグニトゴルスク 製鉄所 ( ロシア共和国西部 ) 。 1929 ~ 31 年 , マグニトナヤ山の磁鉄鉱と西シベリアの クズバス炭田の石炭を利用して製鉄する ために建設された大冶金コンビナートの 一部である ②レニングラードのタービン製造工場 ③アルメニア共和国キーロバカン市の化 学繊維コンビナート ④ロシア共和国西部 , クイビシェフ市の ウォッカエ場 ⑤ロシア共和国中部 , ニジュネワルトフ スクのトラクターエ場 ⑥リトアニア共和国中北部 , バネベジス のテレビ製造工場 223
ようへい ナル日本人ヲ傭聘セシムルコト シテ他国ョリ借款ヲ起スコト 政府ト協定スへキ一切ノ事項ヲ承認スへキコ 対華ニ十一か条要求 / 対華要求に関 第六条支那国政府ハ南満洲及東部内蒙古ニ於二、支那内地ニ存在スル日本ノ病院、寺院及学 トヲ約ス する加藤外相訓令 ( 抄文 ) 校ニ対シテハ其土地所有権ヲ認ムルコト ケル政治、財政、軍事ニ関シ顧問教官ヲ要ス 第二条支那国政府ハ山東省内若クハ其沿海一 三、従来日支間ニ警察事故ノ発生ヲ見ルコト多 ル場合ニハ必ス先ッ日本国ニ協議スへキコト 帯ノ地又ハ島嶼ヲ何等ノ名義ヲ以テスルニ拘 大正三年十二月三日附機密号外 ク不快ナル論争ヲ醸シタルコトモ尠カラサル ヲ約ス ハラス他国ニ譲与シ又ハ貸与セサルへキコト ニ付此際必要ノ地方ニ於ケル警察ヲ日支合同 第七条支那国政府ハ本条約締結ノ日ョリ九十 ヲ約ス 在京日置公使宛 きっちょう りゆ、つ一 : っ ・ : っー ) ゅ - っ トシ又ハ此等地方一一於ケル支那警察官庁一一多 九ケ年間日本国ニ吉長鉄道ノ管理経営ヲ委 第三条支那国政府ハ芝罘又ハ竜ロト膠州湾 対支政策ニ関スル件 数ノ日本人ヲ傭聘セシメ以テ一面支那警察機 任ス ョリ済南ニ至ル鉄道トヲ連絡スへキ鉄道ノ敷 帝国政府ニ於テハ時局ノ善後ヲ図リ且帝国将来 いんきょ キャよ・つ - 一 もっ 関ノ刷新確立ヲ図ルニ資スルコト 設ヲ日本国ニ允許ス ノ地歩ヲ鞏固ニシテ以テ東洋ノ平和ヲ永遠一一保 四、日本ョリ一定ノ数量 ( 例へハ支那政府所要 「第四条支那国政府ハ成へク速ニ外国人ノ居住第二号乙案 持センカ為此際支那政府トノ間ニ大体別紙第一 兵器ノ半数 ) 以上ノ兵器ノ供給ヲ仰キ又ハ支 日本国政府及支那国政府ハ支那国政府カ南満洲 及貿易ノ為自ラ進テ本条約附属書一一列記セル 号至第四号ノ趣旨ノ条約及取極ヲ締結致度意 ーて当っ 那ニ日支合弁ノ兵器廠ヲ設立シ日本ョリ技師 山東省ニ於ケル諸都市ヲ開クへキコトヲ約ス及東部内蒙古ニ於ケル日本国ノ優越ナル地位ヲ 図ニ有之右ノ内別紙第一号ハ山東問題ノ処分ニ - っ 4 っ ~ っ - 一 材料ノ供給ヲ仰クコト 承認スルニ依リ茲ニ左ノ条款ヲ締約セリ ( 大正四年往電第四号ニョリ修正 ) 係リ別紙第一一号ハ大体南満洲及東部内蒙古地方 ぶしようきゅう・一うなんしよう 五、武昌ト九江南昌線トヲ連絡スル鉄道及南 ニ於ケル我地位ヲ明確ナラシムルノ趣旨ニ有之第四条支那国政府ハ成ルヘク速ニ外国人ノ居第一条 ( 甲案ノ通リ ) ちょうしゅ・つ ・につー ) ゅ、つ ひっきよう 昌、杭州間南昌潮州間鉄道敷設権ヲ日本一一 住及貿易ノ為自ラ進テ山東省一一於ケル主要都第二条支那国政府ハ外国人ノ居住及貿易ノ為 畢竟南満洲及東部内蒙古ニ関シテハ帝国ノ地 はたまた 許与スルコト 自ラ進テ本条約附属書一一列記セル南満洲及東 市ヲ開クへキコトヲ約ス其地点ハ別ニ協定ス 位モ将又支那ノ地位モ共ニ甚不明確ナル点尠カ ふつけん 六、福建省ニ於ケル鉄道、鉱山、港湾ノ設備 部内蒙古ニ於ケル諸都市ヲ開クへキコトヲ約ス ラサル為従来日支両国ノ間ニ無用ノ誤解猜疑ヲ ( 造船所ヲ含ム ) ニ関シ外国資本ヲ要スル場 ( 即チ支那側へハ最初ョリ右ノ通修正ノ上提出第三条支那国政府ハ両締約国臣民カ合弁ニ依 生シ延テ両国ノ国民的感情ニモ多大ノ悪影響ヲ 合ニハ先ッ日本ニ協議スへキコト リ南満洲及東部内蒙古一一於テ農業及附随工業 シタルナリ ) 」 及ホシタルコト少カラサル次第ナルニ付帝国政 ノ経営ヲ為サントスルトキハ之ヲ承認スへキ七、支那ニ於ケル本邦人ノ布教権ヲ認ムルコト 府ニ於テハ南満洲及東部内蒙古ニ於ケル既成ノ コトヲ約ス 事実ヲ茲ニ明確ナラシムルト共ニ一面此機会一一第二号甲案 いわゆる 第六号 日本国政府及支那国政府ハ支那国政府カ南満洲第四条以下ハ甲案ノ通リ 於テ帝国政府ニ於テハ所謂満洲分割等同地方一一 支那国政府ハ日本国政府カ膠州湾租借地ヲ支那 対シ何等領土的野心ヲ包蔵セサルノ意志ヲ表白及東部内蒙古一一於ケル日本国ノ優越ナル地位ヲ 国ニ還付スル場合ニハ全部之ヲ商港トシテ開放 第三号 セントスルモノニ有之尤モ南満洲及東部内蒙古承認スルニョリ茲ニ左ノ条款ヲ締約セリ りよじゅんだいれん ニ関シテハ先ッ別紙第二号甲案ニョリ交渉ヲ開第一条両締約国ハ旅順大連租借期限並南満日本国政府及支那国政府ハ日本国資本家ト漢冶スへキコトヲ約シ且ッ日本国政府カ其指定スル あんばう 洲及安奉両鉄道各期限ヲ何レモ更ニ九十九ケ萍公司トノ間ニ存スル密接ナル関係ニ顧ミ且両地区ニ日本専管居留地ヲ設置スルコトニ同意ス 始相成度右ハ或ハ支那政府ノ承諾ヲ見ルコト困 ( 附属表略 ) 国共通ノ利益ヲ増進センカ為左ノ条款ヲ締約セリ 年ツツ延長スへキコトヲ約ス 難ナルカトモ思考セラルルモ成へク右甲案通リ ノ我希望ヲ貫徹シ得ル様御折衝相成已ムヲ得サ第二条日本国臣民ハ南満洲及東部内蒙古ニ於第一条両締約国ハ将来適当ノ時機ニ於テ漢冶 萍公司ヲ両国ノ合弁トナスコト並ニ支那国政 テ各種商工業上ノ建物ノ建設又耕作ノ為必要 ルニ及テ別紙第二号乙案ニ拠ラルルコトト致度 かんやひょう 府ハ日本国政府ノ同意ナクシテ同公司ニ属ス ナル土地ノ賃借権又ハ其所有権ヲ取得スルコ 次ニ別紙第三号漢冶萍問題ニ関シテハ此際主義 ル一切ノ権利財産ヲ自ラ処分シ又ハ同公司ヲ本件交渉ニ際シ日本ョリ支那側ニ対シ履行ヲ約 トヲ得 上ノ取極ヲ約シ置キ詳細ノ点ハ追テ協議決定ス おおむ 束シ得ル事項ハ概ネ左ノ如シ シテ処分セシメサルへキコトヲ約ス ルコトト致度尚別紙第三号及第四号ハ必スシモ第三条日本国臣民ハ南満洲及東部内蒙古ニ於 えん テ自由一一居住往来シ各種ノ商工業及其他ノ業第二条支那国政府ハ漢冶萍公司ニ属スル諸鉱一、袁大総統ノ地位並ニ其一身一家ノ安全ヲ保 条約ノ形式ト為スヲ要セス或ハ公文ノ交換等一一 障スルコト 山附近ニ於ケル鉱山ニ付テハ同公司ノ承認ナ 務ニ従事スルコトヲ得 ヨルモ差支無之ニ付右一一御承知相成度将又別紙 クシテハ之カ採掘ヲ同公司以外ノモノニ許可二、革命党及支那留学生等ノ取締ヲ厳重励行ス 第一号及第二号ノ条約及第三号及第四号ノ取極第四条支那国政府ハ本条約附属書ニ列記セル ルコト又不謹慎ナル本邦商民浪人等一一対シテ セサルへキコト並ニ其他直接間接同公司ニ影 南満洲及東部内蒙古一一於ケル諸鉱山ノ採掘権 ハ何レモ支那側ニ於テ希望スルニ於テハ当分密 これまた ハ充分注意スルコト 響ヲ及ホスへキ虞アル措置ヲ執ラントスル場 ヲ日本国臣民ニ許与ス 約ト致シ置クモ苦シカラサル義ニ付是亦御含置 三、適当ノ時期ニ於テ膠州湾還付問題ヲ詮議ス 合ニハ先ッ同公司ノ同意ヲ経へキコトヲ約ス 「第四条支那国政府ハ南満洲及東部内蒙古一一 相成度シ ( 中略 ) へキコト 於ケル鉱山採掘権ヲ日本国臣民一一許与ス其採 四、袁総統及関係大官叙勲奏請方又ハ贈与ノ義 掘スへキ鉱山ハ別ニ協定スへシ ( 即チ支那側第四号 第一号 ヲ詮議スへキコト 日本国政府及支那国政府ハ支那国領土保全ノ目 へハ最初ョリ右ノ通ニ修正訂正セルナリ ) 」 日本国政府及支那国政府ハ偏ニ極東ニ於ケル全 あらかじ 〇備考右ハ日置公使ノ含迄ニ交付セラレシ 局ノ平和ヲ維持シ且両国ノ間ニ存スル友好善隣第五条支那国政府ハ左ノ事項ニ関シテハ予的ヲ確保センカ為茲ニ左ノ条款ヲ締約セリ モノニシテ書面ニ認メ支那側ニ差出セルモノ 支那国政府ハ支那国沿岸ノ港湾及島嶼ヲ他国一一 メ日本国政府ノ同意ヲ経へキコトヲ承諾ス ノ関係ヲ益々鞏固ナラシメンコトヲ希望シ茲ニ ニハ非ラス此ノ注意ハ訓令本書ニモ記入セラ 曰南満洲及東部内蒙古ニ於テ他国人ニ鉄道敷譲与シ若クハ貸与セサルへキコトヲ約ス 左ノ条款ヲ締約セリ 設権ヲ与へ又ハ鉄道敷設ノ為ニ他国人ョリ資 第一条支那国政府ハ独逸国力山東省ニ関シ条 第五号 金ノ供給ヲ仰クコト 約其他ニ依リ支那国ニ対シテ有スル一切ノ権 一、中央政府一一政治財政及軍事顧問トシテ有力 利利益譲与等ノ処分一一付日本国政府カ独逸国ロ南満洲及東部内蒙古一一於ケル諸税ヲ担保ト おい もっと ひとえ れレ」 - っ 加藤大臣 かっ すくな さいなん を : っー ) しム おそれ 「附記 ( 日本外交年表竝主要文書 - 』上による ) 354
そびえと 第 1 次産業 ①モルダビア共和国南部のトウモロコシ栽 ド湾沿岸は , 古くから漁業が盛んである。 イワシ漁に励む漁業コルホーズの人々 培。ドニエストル川の水を利用した灌漑か ⑤東シベリアの森林資源は全ソ連の半分を 行われており , トウモロコシはこの地方の 占めるといわれる。筏に組まれてェニセイ 主産物の一つである ②ウズベク共和国で収穫される綿花は , ソ 川を下る木材 ( クラスノヤルスク地方 ) ⑥ソ連は質量ともに , 世界随一の毛皮生産 連の総生産量の三分のニを占める。タシケ 国である。各地の工場で加工され , 年 3 回 ント郊外 ③アゼルバイジャン共和国レンコランスキ レニングラードで開かれるオークションで 世界中に売られていく。写真はシベリア , 一地区 , 「アウロラ」ソフホーズの茶摘み風景 ④工ストニア共和国のリガ湾やフィンラン イルクーックの毛皮工場 は第第ま、第も享第第 227
そまりあ ソマリア ゞャ . と当ル ーイエン戻主人民共和国 ア、ンーール鄰・ フコし′ー Q 土リカホ ベルペラ プラオ 2408 △ ソマリア ①この国の代表的な河川シベリ川。沿岸に細長く農業地帯が発達し , 砂漠国ソマリアにとって貴重な存在となっている ②首都モガテ・イシオ。イタリア式の建物が植民地時代の面影を残す ③典型的な遊牧国家で , とくにラクダの頭数は世界の三分の一を占 めるが , 近年の干魃て大きな被害がもたらされた ④工業は未発達で小規模な食品加工業に限られている。写真は魚の 缶詰工場 ⑤木片に記されたコーランを学ふ子供たち。イスラム教はこの国の 国教 、ナ言原 0 ラスッド オ デン / ・レットウ工ン / カルサ・イオ オどア イシャパ・イド ワシェイク / ヾルデラ 50 。ト : モガディシオ フラノ 400km キスマユ 20 ( ) 1 : 20 , 0 〇 , 0 〇〇 251
そびえと 0- : 第第 000 、当、 モスクワ川から見るソ連政治の中心クレムリン。中央右寄りの大きな建物がクレムリン大宮殿。 その右方 , 白くそびえるのはイワン大帝鐘楼。手前の橋はポリショイ・カーメンヌイ橋 れんばう ソビエト連邦 COBeTCKHÜI COK)3ZSovetskiy Soyuz 年年 CO -8 、、 1 ・亠、 1 、 1 人 -8 ) 万万一 8 ル年 2 0 ス / \ 8 目 . E 人 万四 4 0 00 -4 ・ / はワ語 囲 ()n 四人。クアプ = 思ド 主 c スシ一 出入シ 2 2 1 モロル % 輸輸ロ 目 tn 0 度加語 密増言 内人易教 ノ 0 積ロロ 0 都要貨 国い貿宗 、 c 面人人人首主通 〔総論〕国旗・国章・国歌 / 国名の由来と民族国家。その面積一三四〇万一三〇〇平方キ。 国家体制 / 共産党の役割 / 世界の中のは地球の全陸地面積の六分の一弱を占め、アメ ソ連 リカ合衆国の約二・四倍、日本の約六〇倍にあ 〔自然〕地勢 / 河川 / 気候 / 自然帯 たる。一〇〇以上の民族が住み、人口は二億七 「地誌〕モスクワ周辺 / レニングラード周六二九万 ( 一九会 ) で、中国、インドに次いで世 辺 / コラ半島、白海沿岸、北部ウラル界第三位。世界最初の社会主義国である。正式 / ポルガ川流域 / ウラル / 西シベリア名称はソビエト社会主義共和国連邦 C903 Co- 東シベリア / ソ連の極東部 / 中央黒 BeTCKVIX COUHaJIHCTHqeCKHX Pecny6JIHK (C 土帯 / ウクライナとモルダビア / べロ CCP) \ Soyuz Sovetskih Sotsialisticheskih ルシア・バルト三国・カリーニングラ Respublik (SSSR) 、英語では Union of Sovi- ード / 中央アジアとカザフスタン / 北 et Socialist RepubIics (USSR) 、略して Sovi ・ カフカスとザカフカス et Union とよばれる。 〔歴史〕時期区分 / 革命期 / 社会主義的改〔国旗・国章・国歌〕国旗は、矩形の赤い布地 はたざお かまっち 造と工業化期 / 大祖国戦争期 / スター の旗竿寄りの一角に金の鎌と槌があり、その上 リン批判期 / 「発達した社会主義」の に金糸で縁どりした五光星が描かれている。 時期 国章は、太陽の光と麦の穂で囲まれた地球を 〔政治・外交・防衛〕政治制度 / 地方行政背景に鎌と槌が描かれ、一五の共和国のことば / 外交 / 防衛 で「万国のプロレタリアートよ団結せよ / 」と 〔経済・産業〕概説 / 資源・エネルギー / の銘が入り、上に五光星が描かれている。 工業 / 技術 / 財政・金融 / 経済改革 / 国歌は、一九一八年から四三年までは『イン 農業 / 対外経済関係 ターナショナル』であったが、四四年、新しい 〔社会〕概説 / 衣食住 / 都市化 / 民族 / 宗ものにかわった。しかしこれにはスターリンを 教 / 世代 / 言語 / マスコミ / 党 / 職種 礼賛する歌詞が入っていたので、スターリン批 位階 / 教育 判以後二〇年ほどは曲だけが演奏されるといっ 「文化〕概観 / 国民性 / 文化施設 / 芸術 / た変則的な状態が続いたが、七七年からは手直 言論・出版の自由 しされて、また歌われるようになった。 〔日本との関係〕帝政ロシアと日本 / ロシ 〔国名の由来と国家体制〕日本ではソビエト社 ア革命から第二次大戦まで / 第二次大会主義共和国連邦とよんでいるが、本来は「ソ 戦後 ビエト体制の社会主義共和国の同盟」の意味で ある。ここには民族名や地名がないが、それは 公心 論 この国の成り立ちからきている。「ソビエト」 アジアとヨーロッパにまたがる世界最大の多とはロシア語で評議会の意味であり、一九〇五 ー了 0 200
だいいち それに続く同じ北フランスの った。オスマン帝国が参戦に踏み切るに際しては、ダーダネ炻 ソンムの戦いでは、フランスルス海峡に入り込んで同国に圧力を加えたドイツの巡洋戦艦 軍よりもイギリス車が主力とゲーベン号と軽巡洋艦ブレスラウ号が大きな役割を果たして なってドイツ軍と戦い、三者 とも多くの死傷者を出した オスマン帝国の動き以上に各国の注目を集めていたのはイ ( 一九一六・六 ~ 二 ) 。ロシア軍は、 タリアの動きであった。イタリアはもともと三国同盟の一員 ロシア革命の前年に、ドイツである。ドイツとオーストリアは、イタリアに、参戦の代償 として、イタリアが「イタリア・イレ一丁ンタ」 (ltalia irre ・ 軍とオーストリア軍とに対し て最後の大攻撃をかけた。こ denta 末回収のイタリア ) とよんでいたオーストリア領の の戦いはロシア軍を指揮した南チロール ( イタリア人が多数居住していた ) をトリエステ 月月年 。フルシーロフ Alexei Brus- とともに提供するともちかけた。オーストリアは初めこの代 か LO 0 ) 6 ~ 年 9 ( silov ( 一会三 ー一九一一六 ) の名に 償の提供を渋っていたが、結局ドイツに説得されてしまう。 月 8 引界範ちなみプルシーロフ攻勢 ( 一九 これに対して協商国側は、南チロールなどのはかにさらにオ C 境の ・六 ~ 九 ) とよばれている。 ーストリア領ダルマチアやイストリア、アドリア海の軍港バ 出と攻判肪 進軍大 8 / ロナなどまでイタリアに参戦の代償として与えようと申し出 この攻勢は、後で述べるよう 路大合の にルーマニアの参戦を誘い出た。一九一五年四月のロンドン密約により、イタリアは、こ 進最連後い ののと最ン したと同時に、ベルダンへのれらの代償を条件として、協商国側に加わって参戦すること 軍軍軍軍イⅳ . ンンンツ一フ Z ドイツ軍の圧力を減少させるを約束した。同年五月二三日にイタリアはオーストリアに宣 イイイイ戦 休 しいくらか役だったと思わ戦を布告する。ただし、イタリアがドイツに宣戦を布告する れる。ドイツ軍は西部戦線でのは一年以上あとの一六年八月二八日のことである。イタリ 典 ー一九三 D は、国 一九一八年三月末に大攻勢をア首相サランドラ Antonio Salandra ( 天五三 出 開始し、一時はふたたびマル民に向かって、イタリアの参戦は、祖国の「神聖なる利己主 八・六 ) 。しかし、義 ( サークロ・エゴイスモ ) 」に基づくものである、と説明 ヌ川に達して。ノ 、リに迫る勢いを示した ( 一九一 利な方向に働いたのである。 した。ただし、イタリア軍は、相手のオーストリア軍が弱体 八月にはイギリス軍とフランス軍の反撃が始まり、九月には マルヌの戦いは、大戦全体の動向を決定するもっとも重要 ヨーロッパ戦線に新たに投入されたアメリカ軍も攻勢に出であるにもかかわらず北部イタリアで苦戦を続けることにな な戦闘であった。このときのイギリス、フランス軍の反撃に る。さらに一七年七月末にはカボレットの戦いで、ドイツ軍 よって、シュリ ーフェン・プランが予定していた対フランスて、ドイツ軍は完敗する。 科学兵器も続々登場した。西部戦線では毒ガスが盛んに使の支援を得たオーストリア車に大敗を喫する。 戦の早期終結は望めなくなり、戦争は持久戦に転化した。持 。フルガリアの参戦をめぐる事情もイタリアの場合と似てい 久戦ということになれば、人口や物量の点でまさっている協われたが、初めて毒ガス使用に踏み切ったのはドイツ軍で、 た。。フルガリアは、第二次バルカン戦争 ( 一九一三 ) によってセ 商国側に有利である。アメリカが協商国側に参戦すればなおベルギーのイープルの戦いで、イギリス軍めがけて投入した ルビアに奪われたマケドニアを奪い返すことを念願にしてい さらのことであった。結局、同盟国側は敗北する。これ以後 ( 一九一五・四 ) 。戦車が兵器として登場したのは、ソンムの戦い も多くの戦闘が行われたが、マルヌの戦い以上に戦局全体のの最中の一九一六年九月一五日のことである。この日、イギたが、これに対し、イタリアの場合とは逆に、同盟国側のほ うが、マケドニアを参戦の代償として与えることを約束し リス軍は同年一月から試作を始めていた戦車一八台を戦場に 運命を左右する戦闘ははかにはなかった。マルヌの戦いの直 前の八月末、東部戦線でドイツ第八軍がロシア軍に大勝し送り込んだ。フランス軍は一七年、ドイツ軍は一八年に、そた。協商国側は、自分たちの陣営に加わっているセルビアを た。タンネンベルクの戦いとよばれるこの戦闘は、第八軍司れそれ新造の戦車を戦線に投入する。飛行機はおもに偵察用説得できなかった。一九一五年九月、。フルガリアは同盟国側 に加わって参戦する秘密の約束をした。同年一〇月一一日に に使われた。イギリス本土爆撃で初めに活躍したのはドイツ 令官ヒンデンプルク元帥が国民的英雄に祭り上げられるとい 参戦した。フルガリアは、ただちにマケドニアに攻め込んだ。 う結果をももたらしたが、大戦全体を転換させる性格のものの飛行船ツェッペリン号であった。しかしずうたいの大きい 一九一六年八月二七日にはルーマニアが同盟国側に対し開 飛行船は、イギリス車の絶好の攻撃目標となったので、やが ではなかった。↓マルヌの戦い↓タンネン・ヘルクの戦い 戦する。ルーマニアの参戦をめぐる事情は、ブルガリアの場 〔おもな攻防戦と科学兵器〕そのほか多くの戦いのなかで次て飛行機と交替する。↓ベルダンの戦い↓ソンムの戦い ばつばっ のものが目だっている。フランス軍とドイツ軍とが死闘を繰〔秘密外交の展開〕大戦勃発当初、同盟国側で戦っていたの合より以上に、イタリア参戦の事情とよく似ていた。ルーマ 、よう、こい り返した北フランスのベルダン要塞の攻防戦 ( 一九一六・ ~ 一 (l) は、ドイツとオーストリアとの二国だけであった。しかし、 ニアは元来、同盟国側に加わっていたが、大戦勃発時には中 では、ペタンの指揮するフランス軍が要塞死守に成功した。 一九一四年一一月にはオスマン帝国 ( トルコ ) がこれに加わ立を守った。そして、同盟国と協商国の両陣営の提示した代 西部戦線 1 91 4 年 8 月 ~ 1 918 年 1 1 月 ベルギー ・プリュッセル オランダ アントワープ フリューシュ ガ、 プレ ダンケルク ケルン・イ リエージュ スパ コプレンツ シャルル丿 ノフカンフレ ルクセンプレク ルクセンプレク ン プファルツ 工 ' ヒ ア ルダン シャ・シュル・マル ロレーヌ / ヾリ ベルサイユ ザルプレグ トウル・ フランス アルザス 工ヒ。ナル 2 100 m ベルフォール・
そびえと って行われている。選挙権と被選挙権は満一、 ジ 議員 権がソ連最高裁判所ではなくソ連最高会議幹部い ィアア アンア 会成邦ナア 歳以上のソ連公民に与えられるが、ソ連最高会 会にあるのはその表れである。地方行政ではよ ノ 僚構連イシクア・ 閣 のアラルべフジルアダピギクメクト 議代議員の被選挙権だけは満二一歳以上でありいっそうこの理念の実現に努めている。 、レー「ル / レルス 国上シクロズサルゼ る。選挙区はいずれの選挙でも定員一人の小選〔地方行政〕ソ連の地方行政の単位は、共和 和長務ロウべウカグアンリモラキタアトエ 共議職①②③④⑤⑥⑦ャ⑧⑨⑩⑩⑩⑩⑩⑩ 挙区で、選挙ごとに決定される。立候補者は選国、自治共和国、地方 ( クライ ) 、州、自治州 挙連動の過程で一人に絞られ、信任投票とな 自治区、地区、市、市内区、町、村である。共 総理局委 議よが議行計 る。ソ連、共和国、自治共和国の最高会議代議 和国はそれそれが主権をもつ国家で、独自の憲 議に議会銀統統長 員の任期は五年、地方以下のソビエト代議員の法と最高会議および同幹部会、閣僚会議、最高 会薦会者僚官立央民議 僚推高た閣長国長中人会 任期は二年半である。 裁判所を有し、外交権をもつ。ウクライナとべ 閣の最え①務②事③長④員 一九八四年三月四日に実施された第一一期ソ ロルシアは国際連合に代表を送っている。自治 担長の長長 題議議る議臣議臣 連最高会議選挙では、連邦会議七五〇人、民族共和国も独自の憲法と最高会議および同幹部 ス 部会入副大一鄙大 会議七五〇人 ( 一選挙区では候補者死亡により会、閣僚会議、最高裁判所を有するが、共和国 育 一第閣成第人第人 は - 中ョっ構の 3. 1 の 3 2 後日行われた ) 、計一五〇〇人の代議員が選出からの分離権はない。 ソ連には一九八五年一月 コ されたが、その内訳は、労働者三五・二 % 、 一日現在自治共和国二〇、地方六、丿 国 ②術会 術ラ 供安山 ルホーズ ( 協同組合農場 ) 員一六 一 % 、党自治州八、自治区一〇、地区三二二、市二一 技 事安 3 品業鉱光 和会 , 業技社 員・党員候補七一・五 % 、非党員二八・五 % 五二、市内区六四一、町三九六八、村四万二一 共員は事・ 売保業製作・観 ・委画設資働格業レ画版販業家工油業視国 ( うち、コムソモール員一五・〇 % ) 、男六七・ 七六がある。 0 、。、三〇歳以下の代議員二 地方以下の行政単位の国家権力機関はそれそ 連国①②③供④問⑥教ジ⑨国⑩⑩⑩⑩給⑩全監⑩成 構 二・〇 % であった。ソ連最高会議の選挙では落れの人民代議員ソビエトである。各ソビエトは 長 府 事 流自業情 交 議 術見 政選者はほとんどいないが、一九五九年一〇月に 代議員のなかから執行委員会を選出するが、そ の 会家技発 済象理源カ術 リコール手続法が施行されて以来、七九年三月の議長が知事、市長、町村長にあたる。一九八 他 員国 経水管資動視技 会の 委邦会学明格外気境的子監算学 の選挙までの二〇年間に一一人の代議員がリコ五年二月二四日に実施された統一地方選挙で 部そ 家連員科発規対大環物原全計科 ールされた。 幹 は、一五共和国最高会議で六七二八人、二〇自 国全委①②業③④⑤然⑥⑦安⑧報 議長 ソ連には、ソ連最高裁判所、共和国最高裁判治共和国最高会議で三四六〇人、地方以下の人 シ設 会議 西建僚副 所、自治共和国最高裁判所、地方・ 、自治民代議員ソビエトで二三〇万四七〇三人の代議 方閣 業品金金電 ・自治区の裁判所、地区 ( 市 ) の人民裁判員が選出された。この選挙では、地区、町、村 ル地連長 工製冶冶 ラアソ議 業信業炭政物色色カ務 所、車隊内の車法会議などがある。ソ連最高裁のソビエトの九〇の選挙区において候補者が当 ウ 判所が最高の裁判機関であり、各級裁判所の裁該選挙区の全有権者の過半数の信任を得られず 第 判活動を監督するが、法律の解釈権はソ連最高落選し、三四の選挙区において候補者が選挙民 省 専 ロ材水建化業 地設 国 等 ル木 部建長 未油工 会議幹部会に属す。ソ連最高裁判所の長官、長から忌避されて選挙運動期間中に立候補を辞退 中 セ 西方議 良材 官代理、裁判官、人民参審員は五年の任期でソ している。また、一九七〇年から八〇年までの 共 業・紙改 資 地 務等育質健務化工業製業地業立業油業設育部設部 連最高会議で選出され、共和国最高裁判所長は 一〇年間に約四〇〇〇人の代議員がリコールさ 職務上、ソ連最高裁判所の構成員となる。軍法れている。 連①②門③①⑤⑥⑦⑧一加⑨利設学⑩⑩方⑩ 会議の裁判官は五年の任期でソ連最高会議幹部 地方以下のソビエト代議員の内訳は、労働者 作工公弉設工 輸機 業作 一作運油 工製 会によって選出され、人民参審員は二年半の任四四・五 % 、コルホーズ員二四・ 、党員・ 業械械 揵設業タ製設・ 石業業術械カ 道機 期で軍人集会において選出される。 党員候補四二・八 % 、非党員五七・二 % ( う 在 通業誕調油業船ラ機輸機学作学子気力子 ソ連検事総長はソ連最高会議によって任命さち、コムソモール員二二・四 % ) 、男四九・七 現 交無中工工建事東石企造ト業運重械化製化電電動原 0 れ、共和国、自治共和国、地方、州、自治州の 月 。、女五〇・三 % で、直接生産に従事する労働 ⑩⑩⑩具 @ 営⑩業 3 3 農の①機⑩械⑩⑨①⑩⑩ 8 検事を任命する。自治区、地区、市の検事は共者と農民が過半数を占めている。彼らはソビエ 生品器物 年 作産自御業 業 料作食機生 製生・制工 和国検事によって任命され、ソ連検事総長の承 ト総会出席などで職場を離れるときも平均賃金 業工易業空作飼製・用作微舶業業械料作・ 認を受ける。検事総長以下すべての検事の任期は支給される。 省エ車貿工航製・械業日製・ 船工工機肥製段手 は五年であり、検事局の諸機関はソ連検事総長 地区 ( 市 ) 人民裁判所の人民裁判官は五年の 自外ガ民機畜用軽医業国国一、計化置通 にのみ従属し、いかなる地方機関からも独立し任期で普通・平等・直接選挙により秘密投票で 成大②③④⑤⑥⑦産⑧工用⑨工⑩⑩⑩⑩⑩⑩動装⑩ てその権限を行使する。 地区 ( 市 ) の公民によって選挙され、人民参審 議 議会 ソ連の政治制度は立法・行政・司法の三権分員は二年半の任期で就業地または居住地の市民 ・理長一数議 ) 立ではなく、人民が決定し、実行し、評価する集会において公開投票によって選挙される。自 僚連長代議第 ( 副 複 閣ソ議同①②長③ ( という政治制度を目ざしている。違憲立法審査治区から共和国に至る裁判所または最高裁判所 一口田