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検索対象: これ一冊でわかるeラーニング専門家の基本 : ICT・ID・著作権から資格取得準備まで
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1. これ一冊でわかるeラーニング専門家の基本 : ICT・ID・著作権から資格取得準備まで

のクラス単位で IP アドレスを割り当てるため , 多くの組織ではクラス B を要求 している。しかし , クラス B のネットワークは全世界で 1 万 6 , 000 程度しか用意 できないため , クラス B が不足することとなった。この問題を解消するため , NIC はサプネットマスクを活用した方法で割り当てを行っている。 サプネットマスクは , クラスによらない柔軟なネットワーク部の長さの調整の ために用いられるビットパターンである。サプネットマスクは IP アドレスと同 じ 32 ビットの長さをもち , 自由に決めることができる。 IP アドレスとサプネッ トマスクを併記することで , ネットワークで使用できる IP アドレスの範囲が決 まる。サプネットマスクは , ネットワーク部として使用したい部分のビットを 1 , ホスト部として使用したい部分のビットを 0 とし , IP アドレスと同様に 10 進数 の数字 4 つの組として表す。 クラスやサプネットマスクを用いてネットワーク部の長さが決まった場合 , ホ スト部のビットをすべて 0 にしたものをネットワークアドレスと呼ぶ。ネットワ ークアドレスは , クラスを用いている場合は割り当てられたアドレスそのもの , サプネットマスクを用いている場合はビットが 1 である範囲である。ネットワー クアドレスは , そのネットワークそのものを指すアドレスとして予約されており , コンピュータに割り当てて使用することはできない。 また , ホスト部のビットをすべて 1 にしたアドレスをプロードキャストアドレ スと呼ぶ。プロードキャストアドレスにデータを送信すると , そのネットワーク に接続されているすべてのコンピュータに届く。プロードキャストアドレスは , コンピュータの起動時にネットワーク内のサーバを探すなどの目的で使われる。 プロードキャストアドレスにデータを送信すると , すべてのコンピュータにデー ひつばく タを送信するため , むやみに用いるとネットワークの帯域が逼迫されることにな る。 13.3 TCP TCP (TeleCommunication protocol) は , セッションと呼ばれる情報を利用 して信頼性の高い通信を実現するためのプロトコルである [ 5 ] 。 TCP ではさら 1 3.3 TCP 241

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SME (Subject Matter Expert) SNS (SociaI Networking Service) 256 SRL (Self-ReguIated Learning) SSH (Secure SHell) 245 TCP (TeleCommunication Protocol) 8 , 228 , 241 TCP/IP (TeIeCommunication ProtocoI, 21 , 55 10 4 , 10 , 217 VOD (Video ()n Demand) 238 lnternet Protocol) 階層別教育 学習環境 27 35 コンテクスト デザイン 34 90 ー一分析 91 学習管理システム 学習者コスト 96 → LMS 学習者中心主義 35 学習成果の 5 分類 学習する組織 40 WAN (Wide Area Network) 234 WBS (Work Breakdown Structure) 42 , 49 WBT (Web Based Training) Wiki 256 WWW (World Wide Web) 4 , 8 , 10 , 19 244 学習目標 82 ーー系列化 構造化 ーーー詳細化 ガントチャート 環境分析 課題分析 学習ログ 学習理論 学習履歴 ーー一分析 116 113 107 あ アーキテクチャデザイン ィーサネット 249 意見聴取義務 228 一対一評価 152 , 153 一身専属上の権利 177 イニシャルコスト 95 63 82 158 136 , 140 91 83 158 51 関連性 123 キャリア 36 機能分析 86 技術分析 86 技術的安全管理措置 企業内大学 33 企画提案書 57 , 70 145 214 インストラクショナルデザイナ (IDer) 19 , 22 , 54 , 57 , 156 インストラクショナルデザイン→ ID インストラクタ インターネット 引用 186 運動技能 146 か 20 , 22 , 60 , 156 8 , 178 , 196 , 235 , 272 ・ディベロップメント・プログラム ・ドリフト 開発 37 37 38 節目の一一一 - デザイン 38 カークパトリックの 4 段階評価 改善提案 58 151 , 160 教育シミュレータ 教育目標の分類 9 , 93 107 索引 287

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加工工程 自動販売機の製造プロセス 塗装工程組立工程検査工程 ハコ本体ユニット組立て 扉ユニット パーツ A 取付けパーツ B 取付けパーツ C 取付けパーツ D 取付け XS XM XS XM YS XS XM YS XS XM YS 機種タイプごとの取付作業の違い→「 WP (Work Package) 」 図 3.4 自動販売機の製造プロセスに関する WBS の事例 ( 著者作成 ) ように , WBS はプロジェクトの目的を達成するために , プロジェクトの成果物 やフェーズに基づき , 実行されるべきすべての作業を体系的に階層組織化して表 したものである。その階層の最下位べースの作業要素 ( 同時に管理可能な最小単 位 ) である WP (Work Package) を抽出する。 3.4.3 「策定タスク」 : スケジュール , 予算 , 担当部署の決定 前項の選定タスクによって作成された WBS 上の各作業を実行可能とするため に , 5W2H ( Who 誰が , What 何を , When いつ , Where どこで , Why どんな 目的で , How どうやって , How much いくらで ) を具体的に設定するための方 法を示す。 (1) スケジュール WBS によって示された業務は相互に関連し合っており , 業務処理に要する時 間が決まると , 業務遂行の手順をスケジュールとして「工程表」を作成すること が可能となる。つまり , WBS の作業手順図の作業要素である各 WP にそれぞれ の作業所要時間を入れると作業手順図は工程表となる。このように , 工程表に基 づいてスケジューリングすることが , プロジェクトを計画どおりに遂行するため に必要不可欠となる。工程表作成には , 種々の手法が開発されている。業務手順 50 第 3 章プロジェクトマネジメントと e ラー二ング

4. これ一冊でわかるeラーニング専門家の基本 : ICT・ID・著作権から資格取得準備まで

演習問題解答例 今回のビジネスマナー研修では基本的なやり方を知ること , 理解することだけ でなく , ビジネスマナーが必要であるという意識をもっこと , できることが求められている。 そして実際に行動 したがって , 下の表の網掛けの部分を目標として考えなければならない。 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 評価 総合 分析 応用 理解 知識 認知的領域 個性化 組織化 価値づけ 反応 受け入れ 情意的領域 自然化 分節化 精密化 巧妙化 精神運動的領域 退社時刻が迫るオフィスで , 学習目標の詳細化に取り組むマナプに , 課長の木俣が声をかけ てきた。 「青山君 , 仕事は慣れたかい ? 」 「あ , 課長。おかけさまで」 工程で考えるべきことなの」 って , 合意をとっておくことが大切よ。制限のなかで , 最善を尽くすように工夫するのも設計 「となれば , どの部分を確実に扱い , どこを諦めるか。あらかじめクライアントとよく話し合 「確かに , そうですね」 に身につけられないものでもないわよね」 てもらわなきゃならないものは他にもたくさんあるし , ビジネスマナーは研修でなければ絶対 「それはもう会社というクライアントの要求なのよ。つまり , 現実的な制約事項なのね。覚え に詰めてもこの研修には丸 1 日はかかる。ミチコの答えは明快だった。 翌日 , マナプは木俣に言われたことをミチコに話した。実は , マナブの見立てでは , どんな ところで , 今君が手がけているその研修な , 3 時間にしてほしいんだ」 「ははは , 新人に研修しようっていうんだから , それは自分でも知っておかないと後で困るぞ。 ね。あ , ミチコ先輩に聞くという手があるか」 「学習目標を詳細化するには , 僕もビジネスマナーをちゃんと勉強しなおさなきゃなりません えてくれた。 はアメリカの大学院で教育工学を学んできたプロだから , おおいに彼女から学ぶとよい , と教 ミチコにいろいろ教えてもらいながら何とかやっているとマナプがいうと , 木俣はミチコ君 1 12 第 6 章設計フェーズ

5. これ一冊でわかるeラーニング専門家の基本 : ICT・ID・著作権から資格取得準備まで

事業が広がっていくこととなった。 学びを e ラーニング化することでビジネス機会を創出するという , 彼らの姿勢 は一貫している。しかし一方で , 教育自体を行うべンダという立場を取ってはい ない。自ら教育をつくり出すことはせず , クライアントである教育機関と受講者 くは 3 つのフィールドでビジネスを展開している。 の独自性を創出し , そのためにあらゆるソリューションを展開する。現在 , 大き 教育機関と同じ目線に立ち , 両者をつなぐ架け橋に徹することで , 3 つのビジネスフィールド を結びつける架け橋となることに徹している。 企業として 官公庁 ) は , 規模的にはほば同比率 ( レ 3 ずっ ) で展開中であるという。今後市 同社によると , 現在 , それぞれのビジネス ( スクールビジネス , 学校 , 企業・ 場とともに成長を続けてきたことになる。 化している同社は , その時々の情勢に敏感にしかも柔軟に対応しながら , その市 グを取り巻く状況は変化を続けてきた。そんな流れのなかで , e ラーニングに特 ン 業業務 , そして e ラーニングの運用業務である。図 3 に示したように e ラー ている ( 図 2 参照 ) 。システム系のほかに , 教材販売 , マーケティングや広告営 るのだろうか。 3 つあるシステム系をまとめると , 業務は大きく 4 つに分類され 具体的には , どのような e ラーニングによる総合ソリューションを提供してい 例 ) 鹿島建設株式会社 , 社団法人不動産証券化協会 , 株式会社セイジョー ( 3 ) 企業・官公庁とのビジネス 例 ) 明治大学 , 大手前大学 , 八洲学園大学 ( 2 ) 学校法人とのビジネス ポレーションなど 例 ) ヤマハ株式会社 , デジタルハリウッド株式会社 , 株式会社ベネッセコー 企業 ) (1) スクールビジネス ( 学校法人ではなく , 教育をビジネスとして展開している 280 補足資料 e ラー二ングを活用している組織の実例 場は , 『 e ラーニング白書 2007 / 2008 年版』でも示されているように , 教育関連

6. これ一冊でわかるeラーニング専門家の基本 : ICT・ID・著作権から資格取得準備まで

学習支援を行うことができる。利用できる機能のうち , 学習進捗把握・分析シス テム , メンタ支援システムなどの機能は eLPCO の研究結果をもとに共同開発し て提供している。ライセンスはインハウス型 ( ライセンス料 150 万円 ~ ) , SaaS 型 (ID@60 円 / 月 ~ ) の両者に対応している。 15.3.2 LearningCast LearningCast は企業向けに日本ユニシス株式会社が開発した LMS である ( 図 152 ) [ 3 ] 。履歴管理は , コースごと , 組織ごと , 会社全体として運用すること ができ , コースへの受講登録が , 上長による登録・社員からの申込みなど複数の 経路で行えるなど , 社員教育向けに特化されている。ライセンスは SaaS 型 (ID@70 円 / 月 ) が用意されている。 あなたがま第了のをラ・・・ニング 、を第一′体 ! 第い製 30 : 第材 : 、・ , 、 ( 新 : リ ~ アし : ト て平う一 コンンツミュージア、、第描を最ま心、、青′をトい第、、ト あなたが東興物のデスト あなにを第第のテストはあつませを . あなたが機出のアンケート ↓′ンわト貨物第を ーおーわいーを 0 ! 鋼ー あなたが申込みのー第 - ヶ月内に・・される麟修 0 をの ! を 図 15.2 LearningCast の画面例 15.3.3 M00 引 e MoodIe はオープンソースソフトウェアの LMS である ( 図 15.3 ) [ 4 ] 。オープ ンソースであるため自由にコピー・利用・修正・配布が可能である。社会構成主 義に基づいて設計されており , 学習者が思いついたことを楽しみながら実施して , 洞察や創造を行う環境を提供することが目的とされている。開発はコミュニティ で行われており , 日々バージョンアップしている。導入する際にはインハウスで サーバをもっことも可能であるが , データベースが使用できるレンタルサーバで も構築が可能である。 15.3 学習管理システムの種類 259

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を開示する必要がある。ただし採点基準については , 個人情報には該当しないた め開示する必要はない。また , 受講生の成績や質問やアンケート , また学習記録 のような個人情報を用いて , コースを分析したり評価したりする場合 , 開講中と 同様に個人情報および著作物の利用の問題が生じることになるので , その占に留 意することが必要である。 なお , 個人情報の管理については , 開講前 , 開講中 , 終了後の全体を通して , 人的・組織的・物理的・技術的な安全管理措置が求められる。 11.2 大学における e ラーニング実践例 11.2.1 ビジネス・ブレークスルー大学院大学の事例 ビジネス・プレークスルー大学院大学 ( 以 下 : BBT 大学院 ) は構造改革特区により設立 された株式会社立専門職大学院大学であり , 講 義・学習は , プロードバンド放送 (VOD 方式 ) および CS 放送と , インターネットを通じて約 5 , 000 時間以上の授業の配信が行われている。 講義のシラバス , 教材のダウンロード , オンラ インテスト , 小論文の提出 , 視聴認証 ( 出欠確 認 ) などは , 独自開発した LMS を介して行わ 左 : 加地氏 , 右 : 伊藤氏 れている。今回は代表取締役副社長の伊藤泰史氏とシステム開発マネージャーの 加地正典氏に , BBT 大学院大学における個人情報保護に対する取組みについて お話をうかがった。 Q : 個人情報の取り扱いについてどのような取組みを行っていますか ? 伊藤氏 : 法令遵守の観点から , 個人情報保護法の規定に則り , 適切に処理してい ます。とはいえ , ビジネス系のプロフェッショナルスクールという性質上 , 様々 なフィールドで業務に従事している学生が , 経済動向・新規市場や IPO につい てオンラインのみならずオフラインの場で議論することは , 非常に有益なことで 1 1 .2 大学における e ラーニング実践例 217

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( 2 ) 適正な取得 ( 第 17 条 ) 適正な取得というのは , 違法な方法で個人情報を入手してはいけないというこ とである。当然のことだが , 偽りや不正によって個人情報を取得することは認め られない。 親の同意がなく , 十分な判断能力を有していない子供から家族の個人情報を取 得する場合も違法な取得に該当することになるので , e ラーニングの場合には受 講生の個人情報を取得する際に注意が必要な場合がある。 ( 3 ) 利用目的の通知 ( 第 18 条 ) 個人情報取扱事業者は , 個人情報の取得の際に , 利用目的を明示する義務があ る。また通知・公表の方法も , 本人に内容が認識される合理的かっ適切な方法に よる必要がある。口頭で通知することによって , 誤認が生じることを避けるため に , 文書を渡してサインをしてもらうなどの処置をとることが必要になる。 ネットで個人情報を取得する際にも , 本人が送信ボタン等をクリックする前に その利用目的が配置されていること , 利用目的が記載されたページに 1 クリック 程度の操作でたどりつけるように配置されていることなどが必要となる。 個人情報の利用目的の一番下までスクロールしないと , 同意が押せないような システムを見たことがあるであろう。これが必す要求されているわけではないが , 合理的かっ適切な方法として , このような手段をとっているという例もある。 すっと奥の階層にいかなければ利用目的が記載されていないといった構成では , 利用目的を通知したことにはならないので注意が必要であろう。 ( 4 ) 安全管理措置 ( 第 20 条 ) 個人情報取扱事業者は , 個人情報の安全な管理のために必要かっ適切な措置を 212 第 1 1 章 e ラーニンクと個人情報保護法 これらについても , 取る必要がある。 経済産業省のガイドラインとして具体的に規定されている。 安全管理措置は , 組織的 , 人的 , 物理的および技術的に講じなければならない。

9. これ一冊でわかるeラーニング専門家の基本 : ICT・ID・著作権から資格取得準備まで

・変更 : どこかの何かを変更する ( もっとよい内容を思いついたとき ) この 4 つの改善方法と , 改善の対象 ( テスト , 教材 , システム , メンタリング など ) を組み合わせた報告書であれば , 具体的な改善につながりやすい。 最後に , コースやコンテンツの改善はなぜ必要であり , 評価活動を続けること のメリットは何なのかを考察しておきたい。評価活動に対する批判のひとつはホ ートン [ 5 ] が挙げているように「評価自体に時間やお金がかかりすぎる」とい うことである。この指摘は , 評価を後ろ向きにとらえればもっともな側面を持っ ており , インストラクショナルデザイナであれば「評価にかけている時間を , 新 しいコンテンツの開発に振り向けたい」と考えるのも当然かもしれない。 しかし , ADDIE モデルも PDCA サイクルも , 評価から次の分析や設計が始ま るのはなぜであろうか。一度の開発で完全なコースやコンテンツができると考え ごうまん るのは傲慢であるばかりでなく , 現実にも即していないのではないだろうか。 また , e ラーニングの特徴のひとつは学習者側に主導権があることであり , コ ースに合わせて学習者を動かそうとする方向よりも , 学習者に合わせてコースを カスタマイズする方向を目指す学習形態である。インストラクタやインストラク ショナルデザイナが , 学習者をコントロールしようとすればするほど「いつでも , どこでも , 何度でも」学習できる e ラーニングのよさは打ち消されていくことに なる。たとえ , ある学習者が e ラーニングコースを修了したとしても , 嫌悪感を 持ってつまらなく学習していれば , e ラーニング嫌いを生み出していくことにな る可能性がある。反対に , 常に様々な角度から学習者のデータを分析し , コース を改善していることがわかれば , モチベーションにも満足度にもよい影響がある はずである。 さらに , 教育や研修の質保証という観点からも , 組織的 , 体系的な評価活動を 習者中心に設計され , これまでとは違った多面的な改善ができる e ラーニングに 評価は設計や開発に比べると地道な活動の積み重ねである。しかし , 行っていることは , 重要であろう。 一方で学 9.2 総括的評価 165 ために , 評価活動を決しておろそかにしないよう心がけたい。 おいては , 欠かすことのできない活動でもある。よりよい e ラーニングの実現の

10. これ一冊でわかるeラーニング専門家の基本 : ICT・ID・著作権から資格取得準備まで

にとっては , この能力 , つまりビジネスをプロデュースできる力をつけることで , ビジネスチャンスをつかむ可能性は高い。 ビジネスのポイントと課題 よりも長い歴史をもつ。事業規模的にみても日本相撲協会に匹敵する規模であり , 中心競技である日本陸上競技連盟 ( 1929 年設立 ) , 日本水泳連盟 ( 1924 年設立 ) カー界を統括するスポーツ団体である。歴史的にみても , 近代五輪草創期からの 2008 年度登録選手数 889 , 288 人 , 登録チーム数 28 , 990 チームを誇る , 日本サッ 1921 年に設立された日本サッカー協会は , 年間予算約 162 億円 ( 2009 年度 ) , ムのポイントを考えてみよう。 新という , 今後 , e ラーニングをビジネス化する方法としては欠かせないスキー 特に今回の事例紹介では , 公認 B 級コーチを中心に紹介する。資格の取得や更 経緯で立ち上がり , どのように展開しているのかを , 技術部の荒谷潤氏に伺った。 の資格更新制度に e ラーニングを導入している。これらの取組みは , どのような 財団法人日本サッカー協会では , 公認指導者養成講習会や公認指導者・審判員 財団法人日本サッカー協会 育成していくかである。 デュースするかが問われるため , こういったことを実現できる人材をどのように 課題としては , 新たな学び・ビジネスの創出には , e ラーニングをいかにプロ に必要なソリューションはオールマイティーに展開する。 はなく , クライアントの思い ( 教育 ) を形にすることに専心する。そのため ( 3 ) 自らの立ち位置を明確にすることで特色を出す。自ら教育をつくり出すので ことでビジネスチャンスを生み出す。 ( 2 ) クライアントである教育機関とよい教育を提供しようとする思いを共有する 時に対応する敏捷性と柔軟性。 (1) 市場の拡大を自らの企業の成長へと結びつける嗅覚をもち , 市場の拡大に瞬 282 補足資料 e ラー二ングを活用している組織の実例