フィリピン。粉ミルクを販売停止。これは第 1 章て取り上げました。 プラジル。北アイルランドの粉ミルク三〇〇〇ト , を受け取り拒否。 日本の輸入食品激増。 検査はたった十数品目 最後に日本が残りました。 厚生省が公表した汚染食糧を、発表日時順にみてゆきます。 年 1 月 9 日。トルコ産へーゼルナツツ三〇ト , からセシウム ( 一三四および一三七 ) を検出。五二〇から九八〇べクレル。繰り返しますが、日本の基準値は三七〇べクレ ル、ヨーロッパの小児科医の勧告値は一〇べクレルてす。ヘーゼルナツツはビスケッ トやチョコレートなどに使われるものて、年間一〇〇〇ト一近くも輸入されているそう てす。この時点て厚生省は、欧州産輸入食品の一割抜き取り検査を、欧州産の全ナッ ッと、トルコ産全農産物の検査に切り替えました。 2 月 6 日。トルコ産月桂樹の葉五二ト , 、四九〇から六七〇べクレル、サルビア一四・ 五ト , 、一〇〇〇から三〇〇〇べクレル。フィンランド産牛の胃一・二六ト , 、四四〇べ クレルのセシウムを検出。 2 月日。スウェーデン産トナカイの冷凍生肉〇・二ト , から、セシウムが三八九べ クレル検出された。ここてラップランドの悲劇が、私たちの目の前に、具体的な形と 厚生省発表 放射能に汚染された輸入食 糧を水際て止めるのが厚生 省の役割。日本の許 ( 準 値は三七〇べクレルてある。 圏年 3 月 1 日現在、基準値 を超えた汚染食糧がこれま てに一五回発表されている ( 最新のデータは第 5 章参 照 ) 。基準値以内て汚染され たものは、たとえ三六九べ クレルてあっても公表され
図 5 ー“照 1986 年 4 月 26 日 午前 1 時 23 分 40 秒 チェノレフィリ爆発 ソ連当局の発表 42 01 : 05 ・炉の出力を下げ始めた 01 : 25 ・ 7 号発電機原子炉の熱出力 00 メ ガワットが回路からはずされ、所 内の電気供給源が 8 号機に切り替 わった。 14 : 00 ・実験計画により、緊急炉心冷却装 置のスイッチをオフ。ミスから停 止が遅れた。 23 : 10 ・出力低下続く。 4 6 = 01 : 00 ・熱出力 200 メガワットで安定。しか し核反応低下。再アップは困難。 01 : 07 ・実験により循環系流に装置を付加。 冷却水の流量増加。流量過多にな る。蒸気圧低下。 01 : 蠍・オペレーター、核反応レベルが緊 急停止レベルに達したことを知っ たが実験を開始。 01 : な・ 8 号機停止。しかし炉は運転続く。 スタッフは実験を続行。出力が上 昇を始める。 01 : な・全制御棒が炉心に入った。許容限 度以上の制御棒だったと当局はい う。爆発音が響く。制御棒は最下 部まで達していない ( 制御棒操作 ミスの可能性 ) 。 01 : 24 ・ 2 回の爆発。 4 号炉の上に火花、 爆発。 4 号炉の爆発直前、出力は 320 万キロワットという定格出力 の 100 倍を超え、メーターの測定 不能 ( 推定計算では定格の 480 倍ま 〇円 86 年月調査 で出力上昇 ) 。炉内は核分裂の暴走。 チェルノブイリ周辺 30km の範囲の ロ万 5000 人が避難開始 ( 完了日時 不明 ) 。 4 月 28 日・ EA へ事故を初めて報告。 5 月 4 日・人的ミスによると強調。 5 月 5 日・ EA 事務局長訪ソ。 5 月 6 日・チェルノブイリ周辺の家畜処分。 ・白ロシアでも放射能検出。 5 月 8 日・バニックが起きたことを公表。 5 月 9 日・子どもたちはサマーキャンプへ疎 開したことを発表。 5 月 13 日・ 4 号炉封鎖は数百年に及ぶと発表。 5 月 18 日・「プラウダ」、情報提供が遅れたこ とを自己 ( ? ) 批判。 ・ロシア共和国も汚染 5 月 23 日・ニュージーランドから羊肉 2 万 40 00 トンを買い付け。 ・「プラウダ」、作業員の死者の一人 が、発見されぬままコンクリ づめにされることを報道。 5 月 30 日・チェルノブイリ救済基金のための ロックコンサート ( 同時期にリヒ テルも開催か ) 。 6 月 4 日・「プラウダ」、 5 月末に白ロシアの 住民が避難したと報じる ( すでに ーカ月以上たっている ) 。 6 月 5 日・広島・長崎をはるかに上回る 00 万 ~ 3000 万キュリーの放射性物質 が放出されたと公表。 7 月 18 日・チェルノブイリ。 2 号機、運転再 開のスケジュールを発表。 8 月 24 日・ソ連代表団、 EA 専門家会議へ出 席。事故を説明。 9 月 2 日・「プラウダ」、 9 月現在まだ放射性 物質が漏出していると報じる。 チェルノブイリ原発 4 号炉は円 83 年田月から稼動。 86 年 4 月 25 日に修理のため停止し、 停止時に 8 号発電機の実験を行なうことになっていた ( 以下は IAEA に報告したソ連当局 のレポートによるが、原因はまだ特定されていない ) 。 このデータは、ダイヤモンド / アシスト ( 日本の新聞く地方紙を含む〉雑誌 60 種類の記 事データベース ) と日経テレコム ( 日経各紙の記事データベース ) 、さらに DIALOG の AP および UPI ニュース情報データベースから出力された情報を選択・整理したもの。 入を禁止。 EC 当局はソ連・東からの食橋輸 ・プリュッセル の放射能観測。前日の 6 倍と 2 倍。 キュリー、大阪でロビコキュリ 立方メートルあたり東京でにビコ 気象庁発表。大気中のチリから一 5 月 6 日・東京 飲食に警告 西ドイツ農務省は、牛乳・野菜の 5 月 5 日・ポン 野菜からも発見。 ビコキュリー ) 。大気中のチリ、 キュリー、ヘッセン基準では同 0 観測 ( ガイドラインは同 3000 ビコ 3300 ビコキュリーのヨウ素ー引を 地で飲用水ーリットルあたり一万 東京、千葉、神奈川、福井など各 ・東京 射能値を観測。 トルコでも雨水や地表から高い放 5 月 4 日・イスタンプール ルーマニア北東部で放射能値上昇。 5 月 10 日・沖縄 ・プカレスト 指示。 能増大確認。牛乳を飲まないよう 食糧輸入禁止。ヘッセン州で放射 西ドイツ政府、ソ連・東欧からの ・ポン の食糧輸入禁止。 デンマーク政府、ソ連・東欧から ・コ・べンノ、 - ーケ・ン ソ連へ派遣。 ト・ゲイル博士を医療援助のため ンタル石油会長 ) 、 UCLA のロバー アーマンド・ハマー ( 米オクシデ ・ロサンゼルス 広がる。 風向きが変わり、南歓地域へ汚染 5 月 1 日・ロンドン らの食糧輸入禁止。 スウェーデン政府はソ連・東欧か 4 月日・ストックホルム シカゴの毅物相場が上がった。 4 月日・シカゴ 能 ( 通常の 6 倍 ) を観測。 スウェーデンなど北欧で強い放射 4 月日・ストックホルム 欧米諸国・日本への影響 リー検出。 牛乳からョウ素ー引を 95 ビコキュ ・福島 830 ビコキュリーに 00 ビコキュリー、セシウムロ 7 が 出。千葉ではヨウ素ー引が一万 33 これまでに 29 都道府県で放射能検 5 月 9 日・東京 ロ 7 を検出。 バリウム図 0 、ヨウ素口にセシウム 大気中のチリからルテニウム 106 、 5 月 8 日・福島 全スポーツ行事をⅡ日まで中止。 ・ザルップルク も確認。 は、引ビコキュリーのセシウムロ 7 ーのヨウ素検出。ホウレン草から 宮城県で雨水から 260 ビコキュリ 5 月 7 日・仙台 射能検出。 ワシントン州で通常の 2 倍強の放 ・ワシントン になった。 プルガリアで放射能が通常の 3 倍 ・ソフィア が報道。 ロ 7 とルテニウム田 3 を検出と日経 名大水研は立山の雪からセシウム 10 月 14 日・立山 会議開く。ソ連、レポートを提出。 IAEA ( 国際原子力機関 ) の専門家 8 月 25 日・ウィーン ソ連も受け入れ。 発表。ハマー会長、ゲイル所長。 研究機関をロスに設置することを アーマンド・ハマー訪ソ中、国際 7 月 18 日・ロサンゼルス 羊からセシウムロ 7 発見。屠殺禁止。 イングランド北部とウェールズの 6 月加日・ロンドン ーのヨウ素を発見。 日本海の海草から 7 万ビコキュリ 5 月 26 日・東京 ゲイル博士、モスクワ再訪。 5 月 24 日・ロサンゼルス 同県でも雨水から放射能検出。
この経過はアメリカのイランゲート事件に似ていますね。議会て証言した直後のケー シー O—< 長官も入院してしまいました。エリツインはなぜ入院した ( させられた ) のてしようか エリツイン死亡説が流れる モスクワては最高に人気のあった人物てすから、クレムリンは市民の反撃がこわか ったのだと思う。Ⅱ月日に「康上の理由、て入院し、実質的に解任されました。 この段階ては政治局員候補 ( 投票権を持たない ) としては残っています。 Ⅱ月日付によると、ソ連政府機関紙イズベスチャ編集長イワン・ラブティエ フが、エリツインは失脚直後にむ臓発作のため入院したと語りました。 「エリツインは水曜日の会議の前、一 「三日入院し、会議終了後、病院に戻った」と 述べ、軽い発作てあることを示唆しています。 日になると、政府スポークスマンのユ ーリ・グレミッキクのコメントが発表され る。「モスクワては、一部にエリツインが死亡したというが流れているが、彼は生き ている。心臟の発作のために入院した」 五六歳 ( 当時 ) のエリツインが突然、心臓発作のために入院したというのてす。 モスクワ市内てはエリツインが心臓の発作てかなり危ない状態にある、あるいは既 に死亡したという噂が流れていたのてすね。のコメントは、「なぜ月曜日のプラウ ウィリアム・ケーシー 元長官。詳細は第 7 1 ノ召ッ
けるわれわれへの影響を説いてきた。 「もっとデータはないものだろうか」。 さまざまな情報探索のあと、データベースに着目した。 冬の北西季節風が強く吹いていたある晴れた寒い日に、広瀬さんは本社編集 部にやってきた。とはマイ・データベースの略で、本社が開発したテレネット だ。ダイヤモンド / アシストという日本の新聞雑誌記事データベースのほか、アメリ 力の代表的なテレネット、デルファイにリンク ( ケートウェイ ) している 広瀬さんはアメリカ情報の入手を希望。そこで、の端末から y-aa のヴィー ナスーを通してデルファイに接続した。そのメニューの中からライプラリーを選ぶ。 これは世界最大の複合データベース、ダイアログにつながる。この中はさらに分れて いて、化学、特許、エネルギー、環境、芸術、社会科学、企業、時事、人物、法律、 医学など、分野ごとに膨大なデータが蓄積されている。まず、ファイル 259 の ニュース情報と、ファイル 261 のーニュース情報にアクセスした。 ・ 0 キーワードは「チェルノブイリ」。両者とも数千件のデータが入っていることが分 1 った。キーワードを追加してデータを絞りこむ。「食糧」そして「汚染」。約三 0 件に減 1 1 った。見出しを表示し、目にとまったデータの全文をアウトブットした。〉 チェルノブイリ原子力発電所の事故 ( 年 4 月 % 日 ) 以来、気になっていたことが 二つあります。一つはヨーロッパとソ連を中心とした全世界の農業の現状、つまり食 0 人類が : ・ 本文ゴチックの部分は 編集叩によるコメント。 また文中の「章」と「 」は同じもの。本章の 調査時点は年川月てある。 チェルノブイリ原発事故 年 4 月 % 日、ソ連の発表 によると、低出力て張気タ ービンの運転実験中、四号 炉が暴多数の死者を出 す惨となった。ソ連と— は人為的ミスによる と発表、発電所幹部が裁判 にかけ、ら。れ 4 に。
日本の食品輸入量が大幅に増えていると述べましたが、ソ連からも「新製品」が入 荷しています。たとえば年 3 月 % 日付朝日新聞の新製品欄にはこのようなモノがあ ・り・↓ー」 4 に。 「在日ソ連通商代表部と三井物産、日本ケミフアは為日、ソ連の国民的食品といわれ る発酵乳、ケフィアを粉末状にした『ケフィアミン』を 4 月 1 日から全国て売り出す、 と発表した」 チェルノブイリの原子炉は現在どうなっているのか。 今回データベースて < と—のニュース情報を検索した中て目についたのは、 核実験とチェルノブイリ裁判の情報てす。年 8 月日付ストックホルム発—は、 ソ連て今年、少なくとも一一七回の地下核実験が行なわれたと報じている。私は、今まて うつかり核実験がただ増えたというふうに見ていたのてすが、チェルノブイリの汚染 をかくすための発表てはないのか。情報を全部組み合わせていくと、チェルノブイリ の原子炉てはまだ何かが起こっているのてはないかという気がするのてす。 年 4 月に、ソ連てまた原発事故が起きたのてはないかという情報が流れましたね。 日本の記事てはよく分らなかったのてすが、 4 月日付ポン発の記事を見ます と、「スウェーデン当局者が語ったところによると、今回の放射能は、ソ連の原子炉の 海化の結果出たものてはないか、とある。チェルノブイリ原発からは、まだ相当、危 険なガスが放出されているのてはないてしようか。それが 4 月の放射能増加につなが ソ連で原発事故の情報 圏年 2 月 3 日にも、「喪びソ 連て原発事故のニュース」 が流れ、場、為献箱 金相投が動いた。穀物 相場は、汚染のためソ連が 大量に買い付ける可能性て 上昇、為替相場てはドイ ツ・マルクが売られ、金相 場は、ソ連が穀物を買い付 ける資金を得るため、金を 放出するのてはないかとの 田畿が働いて下がった。し かしいずれも翌日にはニセ 情報と分り、元に戻った。
お、さ↓しょ - フ。 ・年 1 月日 ( ) 。この日のニュースは、トルコ産へーゼルナツツが市場に流れて いるカラクリを暴いています。それによると、ハンプルクに水揚げされたトルコ産へ ーゼルナツツが「スイート・ヴァレー」という英語のプランドて発売されている。輸 ・入先は明示されていない。 実際に、同じプランドのカリフォルニア産アーモンドが存在するのて、アメリカ産 と間違えた消費者が買っていった。輸入し 、パッケージした業者は、五〇から二五〇 べクレル汚染している可能性があるが、基準値は超えていないといっている。つまり、 トルコから来たナツツが西ドイツてアメリカ製のラベルを貼られ、市場へ出荷されて いるという奇怪な事実が分ったのてす。 と田 5 てす・から、そ、もそもトルコ立しあるかど - フカとい - フことから疑ったほ - フかいし う。というのは、トルコがどうやら東ヨーロツ。ハ圏からの再染物の窓口になっている ということてすね。これについては、第 1 章を参照して下さい ・ 1 月日 (cæ)0 西ドイツは年 1 月 1 日、新しい放射線防護措置法を制定しまし た。これは環境大臣が一切の発表権を持ち、評価する権限を持っという法律てす。た とえば四万べクレルという紅茶が検出されたのてすが、政府側が握りつぶし、実際に 市場に充れてしまった。 放射線防護とは、国民を放射線から防護するのか、それとも放射線を国民から防護
クレルというひどい基準を設けているのてすが、タイは敢然と自国の基準を遵守して によると、タイ政府は輸入粉ミルク九〇ト , の販売を禁止した。タイ厚生省食 品薬品管理局長、パクディー・ポシシリが発表したものて、デンマークとオランダの 粉ミルクから最高六六・〇一べクレル検出されたという。ヨーロツ。ハを田 5 えばたいし たことはない、 と考える人が多いてしよう。日本の厚生省は発見しても公表しない数 字てす。しかし同局長はこういっている。 「人間が生活するうえて、どれほど小さくとも危険があれば、それを減じるために私 たちは厳密な基準を守る」 行政官として素晴らしい言葉てすね。や日本の厚生省の担当官に噛みしめて ハンコク・ポスト紙の翌日、つまり年Ⅱ月日付ては「今後、ヨーロッパ製品か ら国産品と日本の製品に切り替えてゆく」という市内小売店の談話が載っていました。 たしかに日本の乳製品は輸出されていますが少量にすぎない。年 1 月のミルク・ クリームの輸出量はわずか一一三六 ( 『外国貿易概況』年 1 月号 ) 。タイをはじめ とするアジア諸国にまわる確率は低い。 日本の酪農は大きな矛盾を抱えているのてす。爲年以来の消費の低迷から生産調整 をしていますし、時には牛乳を捨てる場合もある。ところが、や北米などからの
— Z ( 中距離核兵器 ) 削減の合意をレーガンやシュルツが出てきて劇的に発表し ていました。年末の全廃条約調印ドラマの真意は、ミサイルをつくり過ぎて しまったから削減してもいし 代りのビジネスの—はすてに動きだしているとい うことてす。 この三人の履歴て分ることはもうひとつ。エジソンの役割てす。グールドはカリフ ォルニア・エジソンの会長。多数のユニオン銀行関係者がカリフォルニア・エジソン の重役を兼ねています。彼がその代表者てすね。 ート・クリフス原発の ・トルーシュラーはポルチモア・ガス電気会長。同社はカルバ 第一号原子炉を建設しましたが、そのさい反対の訴訟が起こされました。 ・ディーカンプはゼネラル・パプリック・ユーティリティーズとメトロポリタン・エ ジソンの重役。両社は大事故を起こしたスリーマイル島原発の運転会社てす。 と原子力産業の関係はしつかりおさえておく必要がある。 問、ユージン・センガーの 放射線「人体実験」 ・ランド・ゼック止。 Z O 委員長。 N O 、このスペルの名前は、コンピュータ・ ファイルの中にまったくありませんてした。アメリカの歴史上の人物を戦前からの「フ ーズ・フー」て全部調べても、見つかった 0 は二人だ。 それもランド・ゼッ トマス・エジソン 1847 年生まれ。電気お 2 よびその製ロ明て、およそ一 〇一一一一件の特許を得た。 1 931 年死亡。ゼネラル・ エレクトリックをはじめ、 全米にエジソンの流れをく む会社が多数ある。
ソ連の穀物収穫量を追っていきましよう。年 7 月時点て前年比一〇〇〇万ト一減の 一億八〇〇〇万ト , という予想量がアメリカ農務省から発表されました。Ⅱ月にはソ連 政府の発表て一一億一〇〇〇万ト , に増えた。前年比二〇〇〇万ト , も増えている。アメリ カ農務省も同月、世界の小支生産高が史上最高に達し、その理由をソ連の小支生産予 ・ 7 月発表時より四〇〇万ト一増 ) としています。どうや 想の上方修正 ( 八一〇〇万ト一 らソ連は、おそるべきことに放射能再染によって壊滅したはずのウクライナの小麦を 全部収穫したらしい ところが、年Ⅱ月凵日付の朝日新聞によると、ソ連は三二年ぶ りにパンの直上げ をすると発表している。小麦の収穫が最高てあるのに、なぜ。ハンを値上げするのか。 ウクライナの小麦が食べられないからてしよう。 肥月Ⅱ日になると、これまてとはまったく正反対の情報が流れた。モスクワ発 電が、ウクライナの穀物生産は不安定だと報じたのてす。共産党中央はウクライナの 農業指導者たちが悪い、労働力や機材の使い方、開発が遅れているためだ、といって そんなことはない。ウクライナはこれまてソ連の全穀物生産高のうち三割を生産し てきた非常にすばらしい穀倉地帯てあるのに、突然、 リーダーが批判され始めたわけ てす。 そして、特に冬小支は著しい収穫の減少を記録していると書いてある。 ウクライナ ソ沖第一一の共和国ウクラ イナ社会主義共和国の人口 は約四八〇〇万人。首都は キエフ。鉱工業晟 ~ んだが、 いわゆる黒土に恵まれた肥 沃な上地、比較的温暖な気 候から、穀物などの多様な 農を生産している。
に対し強い拒否反応をみせている これについて 記事には危機的な社会状况に陥った肝心の理由が述べられていない は、年 1 月日に—がワルシャワ発て報じている。ポグダン・チュレク記者は ポーランド国勢世論調査センターの報告書を引用し、調査対象一五〇〇人の半数以上 が経済状況に不満を持ち、約一五 % が爆発的な不満を持っている、と伝えています。 さらにこの報告書は、チェル / プイリ事故による激しい汚染が生活環境を悪化させ、 物価を押し上げる要因になったとしている。 ポーランドの経済的苦境は、西側諸国への膨大な負債と、チェルノブイリ事故のた めてあることが分ります。 ソ連の穀物生産量が増加しつつ減少したナゾを解く ソ連に戻ります。死者三一人などの数字は絶対信用てきない。まず最初に、避難民 一三万五〇〇〇人全員が危ないと思う。年 2 月 6 日にアメリカ原子力規制委員会 ( z ・ (O) が発表した報告書は、今後数十年間のガンによる死者はヨーロッパて四〇〇〇 人、ソ連て一万人と述べている。また、 3 月為日に公表した、 r-.eo 委員会がイギリス 1 国立放射線予防局に委託したレポートは、西ドイツ、イタリア、ギリシャを中心に、 域内て今後数十年間て約一〇〇〇人が死亡すると述べている。これらの数字は、 低すぎて話にならない アメリカ原子力規制委員会 第凵章参昭ッ