ときどき『恋愛論』の一節がナレーションて入ってくる。ところ フィリップの主演した『。ハルムの僧院』 ( 四七年 ) と『赤と黒』 ( 五四 が、それがスタンダールの意図したものとはまるてちがう。スタン年 ) が本格的な作品ということになる。 ダールは、四十歳に近い頃、ミラノの将軍の若妻て社交界の花形だ ご、、 : 『。、ルムの僧院』の監督クリスチャンⅡジャックは、その後 ったマチルデ・デンボウスキに情熱的な愛情を捧げたもののかなわ『花咲ける騎士道』などを手がけたことてもわかるように、通俗的な もんもん た ぬ悶々の情と、彼の心がとらえた女の真実をパリに戻ったのちに客娯楽作にまとめあげることに長けた職人的な演出家てある。ナポレ 観的につづったのが『恋愛論』だが、この映画の作者ジャン・オー オン没落直後の、分裂してまだ統一されていなかったイタリアの時 レルは、それを斜め読みする。あるいは、スタンダールに見るハウ・ 仁とか文豪独特の人物の性格・む理描写を映像にうっしかえるこ とにおいては目当に且っ要、。 ツー・ラヴとてもいった能度て『恋愛論』を引用してい もっとも、フランス語の原題にはスタンダールとはうたってなく、 スタンダールを意識して見るとかなり期待がはずれる。ロマンあ はらん "De L'Amour" ( 恋愛について ) てある。クレジット・タイトルに り、活劇あり、波瀾万丈の通俗映画としては楽しめるといったとこ スタンダールの『恋愛論』に影響されて作ったと出てくるだけなのろだが、そうしたメロドラマ的な方向はむしろスタンダールが避け だから、日本の題名に文豪の名を冠したことをとがめるべきなのか ー ) 、れた 0 い 『赤と黒』には期待したものだった。監督がクロード・オータン日 スタンダール文学の映画化は数少ないが、どちらもジェラール・ ララ、脚色がジャン・オーランシュとピエール・、ポスト、主演がジ エラール・フィリップといえば、ラディゲの『肉体の魘』を成功 させたチームてある。オータンⅡララは、コレットの『亠冂い麦』な 4 どても少年の性の心理を巧みに描出し、フランスらしい文芸映画を 撮れば第一人者とみなされていた。それにダニエル・ダリューのレ ナール夫人、アントネラ・ルアルディのマチルド以下、配役も揃い、 上映時間も一一一時間五分という当時のフランス映画屈指の超大作だっ た。 ( 今日ビデオて発売されているのは一時間四十五分の短縮版らし それにしても、なんと短縮されていることか ! ) 。 日本ての宣伝もずいぶんと派手だった。原作の出版社とも大々的 目ト 8 0 『赤と黒』 ( 原作スタンダール ) 宀必大ムするジュリアン ( ジェラール・フィリップ ) とマチルド ( アント、不ラ・ルアルディ ) 写真提供 / 川喜多記念映画文化財団 世界の文学・月報 5
スタンダール パルサック ・「バルムの僧院」仏・四七年 ・「偉大なるプレテッシュ」 ( 日本未公開、サイレント ) 監督クリスチャン日ジャック 仏・一〇年 主演ジェラール・フィリップ、ルネ・フォール、マリ 監督アンドレ・カルメット ア・カザレス⑨ 主演カルメット、ヴェラ・セルジーメ ・「トレドの恋人たち」 ( 日本未公開、原作「大箱と幽・「シャベール大佐」 ( 日本未公開、サイレント ) 仏・ ラ・ファイエット夫人 霊し仏・五ニ年 ・「クレーヴの奥方」仏・六一年 監督アンリ・ドコワン 監督アンドレ・カルメット、アンリ・プクタル 監督ジャン・ドラノワ 主演アリダ・ヴァリ、フランソワーズ・アルヌール、 主演クロード・ギャリ、エイメ・ライナル 主演マリナ・ヴラディ、ジャン・マレー、レイモン・ ペドロ・アルメンダリス ・「ゴリオ爺さん」 ( 日本未公開、サイレント ) 仏・ニ ジェローム⑨ ・「愛の罪」 ( 日本未公開、中編ニつからなる作品で、 一年 そのうちの一編がスタンダール原作によるコウアンゲ監督ジャク・ド・バロンセリ プレヴォ ルのミナし仏・五ニ年 主演ガプリエル・シニョレ、クロード・フランス ・「マノン・レスコオ」 ( サイレント ) 米・ニ七年 監督モーリス・クラヴァル、モーリス・ ・「第ニの人生」 C シャベール大佐」を下敷にしたもの ) 鞏督アラン・クロスランド 主演オディーユ・ヴェルソワ、アラン・キュニー モア、ドロレス・コステロ 主演ジョン・・ ャン・セルヴェ 監督グスタフ・ウチッキ ・「情婦マノン」 (r マノン・レスコー」の現代版 ) 仏・・「赤と黒」仏・五四年 主浦ウエルナー・クラウス、ヘレーネ・テイミグ 四八年 オータンララ 監督クロード・ ・「べてん師」 ( 日本未公開 ) 仏・三六年 日ンヨルンユ・クルーゾ 監督アンリ 主演ジェラール・フィリップ、ダニエル・ダリュー 監督アンドレ・ユゴン ミシェル・オークレーレ、 主演セシル・オープリ 主演ジャニーヌ・ポレリ、ポール・ポーレイ アントネラ・ルアルディ⑨ セルジュ・レジアニ ・「革僉則夜」 (r バルムの僧院」を下敷にした現代劇 ) ・「ランジェ公爵夫人」 ( 日本未公開 ) 仏・四一年 ・「恋のマノン」 ( 「マノン・レスコー」の現代版 ) 仏・伊・六四年 監督ジャク・ド・バロンセリ 六七年 監督ベルナルド・ベルトルッチ 主演エドウィージ・フィエール、イレーネ・ポヌール ヾリツリ、アレン・ミジェット、 監督ジャン・オーレル 主演フランチェスコ・ ・「偽りの情婦」 ( 日本未公開 ) 仏・四ニ年 王演カトリーヌ・ドヌーヴ、サミー・フレイ、ジャン日 アドリアーナ・アスティ⑨ 監督アンドレ・カイヤット クロード・・プリアリ⑨ ・「スタンダールの恋愛論」 ( 「恋愛論」の文章を断片的主タニエル・ダリュー、リー ス・ドラマール ・「マノン」 (r マノン・レスコー」の和製現代版 ) 幻燈 に聞かせながら愛の物語をつづる ) 仏・六五年 ・「釣師」 ( 日本未公開 ) 仏・四三年 社・八一年 監督ジャン・オーレル 監督フェルナン・リヴェール 報 月 監督東陽一 主演アンナ・カリーナ、ミシェル・ピコリ、レサ 主演シエジ・プリム、フェルナン・グラヴェ マルチネリ 主演烏丸せつこ、佐藤浩市、ビートたけし⑨ ・「山師ポートラン」 (P コリオ爺さん」などに出てくる 人物ヴォートランを主人公にした映画 ) 仏・四三年和 世 連載■世界の文学・フィルムライプラリー⑩ フランス— ⑨はビデオ化作品
・ r 黒い天使たち」 ( 日本未公開 ) 仏・三七年 主演ジェラール・フィリップ、ミシュリーヌ・プレール・「美女と野獸」仏・四五年 監督ヴィリー・ロジェ ・「肉体の亜魘」 ( 舞台をローマに置き換えての映画化 ) 脚本・台詞・監督コクトー 主演ジェルモーヌ・デルモズ、シュジー・プリム、フ伊・八六年 主演ジャン・マレー、ジョゼット・ ロレラ 監督マルコ・ペロッキオ ・「双頭の鷲」仏・四七年 ・「テレーズ・デスケルー」 ( 日本禾公開 ) 仏・六ニ年主演フェデリコ・ビッツアリス、マルーシュカ・デー脚本・台詞・監督コクトー 監督ジョルジュ・フランジュ トメルス⑨ 主演ジャン・マレー、エドウィージ・フィエール⑨ 主演エマニュエル・リヴァ、フィリップ・ノワレ、サ ・「ルイ・プラス」仏・四八年 コクトー ミー・フレイ 脚色・台詞コクトー ・「詩人の血」 ( 日杢不公開 ) 仏・三〇年 監督ビエール・ビョン マルロー 脚本・監督コクトー 主演ジャン・マレー、ダニエル・ダリュー ー・ミ一フーポ ーヌ・カルトン ・「テルエルの山なみ」 ( 原作「希望」、日本未公開 ) 仏・主演リ ・「一 ( オムニバス映画「愛」の一挿話、日杢不公開 ) 三九年 伊・四八年 ・「幸福の喜劇」 ( 日本未公開 ) 仏・四〇年 監督アンドレ・マルロー 脚色・台詞コクトー 監督ロベルト・ロッセリーニ 主演アンドレス・メヒュート、ニコラス・ロドリゲス監督マルセル・レルビエ 主演アンナ・マニャーニ 主演ミシェル・シモン、ミシュリーヌ・プレール ・「砂の婚礼」 ( 日本未公開 ) 仏・四八年 サンテグジュペリ ・「幽霊男爵」 ( 日本未公開 ) 仏・四ニ年 ナレーションの台本・声の出演コクトー ・「夜の空を行く」 ( サンⅱテグジュペリの書下し脚本台詞・出演コクトー 監督アンドレ・ゾバダ で、原題は「アンヌ日マリ ーし仏・三六年 監督セルジュ・ド・ポリニー 主演デニス・カルディ 監督レイモン・ベルナール 主演アラン・キュニー ジャニー・オルト ・「恐るべき親達」仏・四八年 主演アナベラ、ビエール・リシャールⅡウイルム、 ) ン・「ラ・マリプラン」 ( 日本未公開 ) 仏・四三年 脚本・台詞・監督コクトー ャン・ミュラ 出演コクトー ( ミュッセ役 ) 主演ジャン・マレー、イヴォンヌ・ド・プレイ、ガプ ・「南方飛行」仏・三六年 監督サッシャ・ギトリー リエル・ドルンア⑨ 監督ビエール・ビョン 主演ジュヌヴィエーヴ・ギトリー ・「今世紀の五十年」 ( 一挿話の脚本をコクトーが担当、 主演ジャニー・オルト、マルシリ ー、マルセル・ヴァレ・「悲恋」仏・四三年 日・杢不公開 ) 仏・四九年 ・「星の王子さま」英・七四年 脚本・台詞コクトー 監督デニス・トユアル ・ドーネン 監督スタンリ 監督ジャン・ドラノワ ・「恐るべき子供たち」仏・四九年 主演リチャード・カイリー スティーヴン・ワーナー 主演ジャン・マレー、マドレーヌ・ソローニュ⑨ 原作・脚色・台詞コクトー ポプ・フォッシ 1 ① ・ラーローニュの森の貴婦人たち」 ( 日杢不公開 ) 仏・ 監督ジャン日ピエール・メルヴィル 四四年 主演ニコール・ステファーメ、エドユアール・デルミ 7 ラデイケ 月 台詞コクトー ・「肉体の悪魘」仏・四七年 監督ロペール・プレッソン ・「オルフェ」仏・四九年 監督クロード・オータン日ララ 主演マリア・カザレス、ポール・ベルナール⑨ 脚本・台詞・監督コクトー 世 、ヴァレンメ ディ⑨
・『金』 ( サイレント ) 仏・ニ九年 ・シェル、フランソワ・。ヘリエ 主演マリア 臣 ・『奥様こ用心』 ( 原作三つた ) 仏・五七年 ) ・グローリー 主演マリ 、プリギッテ・ヘルム 監督ジュリアン・デュヴィヴィエ ・『婦人の幸福のために』 ( 日杢 k 公サイレント ) 仏・ 主演ジェラール・フィリップ、ダニー・カレル、ダニエ フランスⅡ 三〇年 ル・ダリュー 監督ジュリアン・デュヴィヴィエ ・「獲物の分け前』 ( 原作『獲物の奪い合い』、現代版 ) 仏・ フロべール ・『夢』 ( 日・ k 未公開 ) 仏・三一年 米・六六年 ・『ポヴァリー夫人』 ( 日・ k 未公開 ) 仏・三ニ年 監督ジャック・ド・バロンセリ 監督ロジェ・ヴァデイム 監督ジャン・ルノワール ・『居酒屋』仏・三ニ年 主演ジェーン・フォンダ、ビーター・マッケナリ 主凍ウアランチーヌ・テシェ、ピエール・ルノワール監督ガストン・ルーデス ・『ナナ』 ( 日杢木公開 ) スウェーデン・仏・七〇年 ・『ポヴァリー夫人』米・四九年 主演リーヌ・ノロ、ダニエル・マンダイユ 監督マック・オーベルイ 監督ヴィンセント・ミネリ 《伝記》 ・『女優ナナ』米・三四年① 主演ジェニファー ・ジョーンズ、ヴァン・ヘフリン ・アズナー 監督ドロシー ・ジラの生涯』米・三七年 ・『サランポー』伊・仏・五九年 主演アンナ・ステン、フィリップ・ホームズ 監督ウィリアム・デターレ 監督セルジオ・グリエコ ・『獣人』仏・三八年 主演ポール・ムニ ( ゾラ役 ) 、ゲール・ソンダーガード 主演ジャンヌ・ヴァレリー ジャック・セルナス 監督ジャン・ルノワール ・『感情教育引』 ( 日杢不公開、原作『感情教育』、現代版 ) 主演ジャン・ギャパン、シモーヌ・シモン 仏・六一年 ・『ナナ』 ( 日・杢不公開 ) メキシコ・四三年 ・『脂肪の塊』 ( 日本未公開 ) ソ連・三四年 監督アレクサンドル・アストリュック 監督チェレスティーノ・チェロステイザ 監督ミハイル・ロンム 主演ループ・・ヘレッ 主演ガリーナ・セルゲイエーワ、アナトーリ・ゴリュノ ・『嘆きのテレーズ』 ( 原作『テレーズ・ラカン』、現代版 ) フ ・『テレーズ・ラカン』 ( 日木未公開、サイレント ) 伊・ 仏・五ニ年 S ) ・「フィフィ ( 日木未公開、原作『脂肪の塊』及び 一五年 監督マルセル・カルネ 『フィフィ、現代版 ) 米・四四年 監督ニーノ・マルトリオ ート・ワイス 主演シモーヌ・シニョレ、ラフ・ヴァローネ 眷ロバ 主演マリア・カルミ、デイロ・ロンバルディ ・『人問の欲朝チ ( 日木未公開、原作『獣人』 ) 米・五四年主演シモーヌ・シモン、ジョン・エメリ ・『女優ナナ』 ( サイレント ) 仏・ニ五年 監督フリツツ・ラング ・『膓の塊』 ( 日杢 k 公闕原作『膓の塊』及び『フィ 監督ジャン・ルノワール 主演グレン・フォード、グロリア・グレアム フィ嬢』 ) 仏・四五年 主演カトリーヌ・エスラン、ヴェルナー・クラウス ・『女優ナナ』仏・五五年⑨ 監督クリスチャンⅡジャック ・『テレーズ・ラカン』 ( サイレント ) 仏・ニ八年 監督クリスチャンⅱジャック 主演ミシュリーヌ・プレール、ルイ・サルー 監督ジャック・フェデール 主演マルチーヌ・キャロル、シャルル・ボワイエ ・『ペラミの私的なま件』 ( 日本未公闕原作『ペラミ』 ) 月 士・演ジナ・マネー 米・四七年 ハンス・アダルベルト・フォン・シュ・『居酒屋』仏・五六年 ) レトウ 監督ルネ・クレマン ト・リュイン 監督アルバー 世 連載・世界の文学・フィルムライプラリー⑥ ⑨はビデオ化作品
しばまれた邪悪な社会像を濃密な人間ドラマとして展開させるはず 『戦争と平和』にかぎらず、それまてよその国がやってきた安易な ダイジェスト的映画化や商業主義的な歪曲を許さず、これこそロシてあったが、その解釈をめぐってさまざまな批判を呼び、結局、第 一部『ナスターシャ・フィリッポヴナ』だけにとどまってしまった。 ア文学の正真正銘の映画化てあるという真摯な精神が貫かれていた。 次の『白夜』は日本ては公開されていないか、どうやら成功作と それゆえ、この時期のソヴィエトの文学映画といえば、本物の重み、 存在感があったが、リ 男の見方をすれば、映画らしい飛躍がなく、映はいえなかったようだ。三たびドストエフスキーに取り組んだのが 『カラマーゾフの兄弟』てあり、ここてはそれまての文豪への傾倒を 像芸術の快感を放射していない物足りなさもあった。 この時期、ドストエフスキーに積極的に取り組んだ映画作家はイ一気に叱きだすかのようなエネルギッシュな仕事をみせた。たか ワン・プイリエフてある。ドストエフスキーの驚嘆すべき人間洞察ごくわずかの場面の撮影を残して、一九六八年、プイリエフは突如、 力、彼自身の思想を乗り越える社会的真実のリアルな描破に深く傾世を去った。残された場面はドミトリー役のミハイル・ウリャーノフ、 イワン役のキリール・ラヴロフによって、フィリエフの意図を生か 倒していたフィリエフは、まず『白痴』の映画化から出発した。こ ( 映画評論家 ) して演出されている。 れは六部作として仕上げ、帝政ロシアの封建性と資本主義的悪にむ ・『白痴』 ( 日本未公開 ) 仏・四五年 ・『カラマゾフの兄弟』独・三〇年 監督ジョルジュ・ランバン 主演ジェラール・フィリップ、エドウィージュ・フィ 主演フリツツ・コルトナー、アンナ・ステン ・『死の家』 ( 日木未公開、原作『死の家の記録』 ) ソ連・ ロシアⅡ ・「大罪人』 ( 日木未公開、原作『賭博師』その他 ) 米・ 四九年 監督・フヨードロフ ドストエフスキー ート・シオドマク 監督ロバ ・『罪と罰』仏・三五年 ・『カラマゾフの兄弟』独・ニ〇年 ・ペック、エヴァ・ガードナー 、王宀漁グレゴリー 監督ビエール・シュナール 監督カール・フレーリッヒ ・『白痴』 ( 翻案版 ) 日本・五一年 主演。ヒエール・プランシャール、マドレーヌ・オズレー 主演エミール・ヤニングス、ヴェルナー・クラウス 監督黒澤明 ・『罪と罰』米・三五年 ・『白痴』独・ニ〇年 主演原節子、三船敏郎、森雅之 監督ジョゼフ・フォン・スタンバーグ 監督カール・フレーリッヒ ・『罪と罰』仏・五六年 主演ピーター・ローレ、マリアン・マーシュ 主演アスタ・ニールセン、アルフレッド・アベル 監督ジョルジュ・ランバン ・『白夜』 ( 原作『白夜』および『ネートチカ・ネズヴァノ ・『罪と罰』独・ニ三年 主演ロペール・オッセン、マリナ・ヴラディ、ジャン . 報 ヴァしソ連・三五年 ート・ウィーネ 監督ルバ 監督グリゴーリ・ロシャーリ、ヴェラ・ストロエヴァギャパン ・『白夜』伊・五七年 主演グリゴリ・クマーラ、マリア・クリシャヴィスカヤ主演 < ・・タラソヴァ 世 連載・世界の文学・フィルムライプラリー⑦ ⑨はビデオ化作品
ストと呼ばれ、人生てもメフィスト的な役を演じているつもりてあした小説の映画化だが、主人公のモデルになっているのはグスタフ・ ったが、じつは魂を売り飛ばしたファウストなのてはなかったかとグリュンドゲンスという実在の俳優・演出家てある。戦後も舞台の いうところにイシュトヴァン・サポー監督の皮肉の眼が光る。 『ファウスト』の演出、主演て名が高く、一九六〇年にはその舞台が これはトーマス・マンの息子クラウス・マンが一九三六年に発表映画になっているが、日本ては公開されていない。 ( 映画評型豕 ) 監督スタニスラフ・フラヴサ ・「くたばれ / ャンキース」 ( 「ファウスト」を現代化 ・「ファウスト」 ( 日本未公開、サイレント ) 仏・ニ三年したミュージカルの舞台からの映画 ) 米・五八年⑨ 監督ジョルジュ・プルジョワ ー・ドーネン 監督スタンリ ・「ファウスト」 ( サイレント ) 独・ニ六年 主演タブ・ハンター、グエン・ヴァードン 監督・・ムルナウ ・「ファウスト」 ( 日本十不公開 ) 独・六〇年 ⑨はビデオ化作品主演エミール・ヤニングス、イエスタ・エクマン 監督ペーター・ゴルスキ ト・フ ・「悪魘の金」 ( スティーヴン・ベネットの小説による主演グスタフ・グリュンドゲンス、エリザベー ゲーテ 「ファウスト」の現代版 ) 米・四一年 リッケンシュルト ( ファウスト伝説に取材した映画も付記 ) 監督ウィリアム・デイターレ ・「ファウスト xx 」 ( 日本 ~ 不公開、「ファウスト」の現 ・「ファウストとマルグリート」 ( 日本未公開、サイレ主演ウォルター・ヒューストン、エドワード・ アーノ代版 ) ルーマニア・六六年 ント ) 仏・一八九七年 監督イオン・ポベスコ・ゴポ 監督ジョルジュ・メリエス ・「夜霧の誘惑」 ( 「ファウスト」の現代版 ) 米・四八年・「ファウスト / 悪のたのしみ」 ( クリストファー ・「ファウスト」 ( 日・杢不公開、サイレント ) 英・一八監督ジョン・ファロウ ーロウの戯曲の映画化 ) 英・六七年 九七年 主演レイ・ミランド、トマス・ミッチェル 監督リチャード・ 〔督・ < ・スミス ・「ファウスト」 ( グノーのオ。ヘラの映画化 ) 伊・四九年主演リチャード・ ートン、エリザベス・テイラー ・「地獄のファウスト」 ( 日本禾公開、サイレント ) 仏・監督カルミネ・ガローネ ・「悪いことしましョ /. 」 ( 「ファウスト」の現代版 ) 英・ 〇三年 主演イタロ・ターヨ、ジーノ・マッテラ 六七年 監督ジョルジュ・メリエス ー・ドーネン ・「悪魘の美しさ」 ( 「ファウスト」の現代版 ) 仏・四九監督スタンリ ・「ファウスト」 ( 日本禾公開、サイレント ) 伊・一〇年年① 主凍ヒーター・クック、ダドリー 監督エンリコ・ガッツオーニ 監督ルネ・クレール ・「ハマースミスは外出」 ( 日本 ~ 不公開、「ファウスト」 ・「小さなファウスト」 ( 日本禾公開、サイレント、ア主演ミシェル・シモン、ジェラール・フィリップ の現代版 ) 英・七ニ年 ニメーション ) 仏・一一年 ・「夜のマルグリット」 ( 日本未公開、「ファウスト」の監督ビーター・ユスティノフ 報 月 監督エミール・コール 現代版 ) 仏・五五年 主演リチャード・ ートン、エリザベス・テイラー ・「ファウスト」 ( 日本未公開、サイレント ) チェコス監督クロード・オータンⅡララ ・「情熱の人」 ( 日本禾公開、原作「若きヴェルテルの ロヴァキア・一ニ年 主演ミシェール・モンタン、イヴ・モンタン 悩みし西独・八一年 世 ドイツ
監督ルキノ・ヴィスコンティ ・『亜冪平仏・八七年 監督ロルフ・ハンゼン 主演マルチェロ・マストロヤンニ、マリア 主寅ホルスト・フーフホルツ、ミリアム・フリュ ・シェル⑨監督アンジェイ・ワイダ ・ラジウイオウィッチ、ランペール・ 主演イエージー ・『カラマゾフの兄弟』米・五七年 ・『復活』ソ連・六一年 監督リチャード・プルックス 監督ミハイル・シュヴァイツェル ウイルソン⑦ ・マトヴェーエフ、タマーラ・ショー 主演ュル・プリンナー、マリ「 ノ・シェル ) 主演エフゲニー トルストイ ・「罪と罰 / 』 ( 日本未公開、現代版 ) 米・五八年 監督デニス・サンダース ・『アンナ・カレニナ』米・ニ八年 ・『戦争と平和』 ( 三部作 ) ソ連・六五ー六七年 丿ー・マーフィ 、王演ジョージ・ 、ミルトン、メアー 監督エドマンド・グールディング 監督セルゲイ・ポンダルチュク リエワ、セルゲイ・ポンダ ・『白痴」ソ連・五八年 主演グレタ・ガルボ、ジョン・ギルバー 、王宀臾リュドミラ・サヴェー 監督イワン・プイリエフ ・『生ける屍』ソ連・独・ニ九年 ルチュク⑨ 主演ュー ・『アンナ・カレーニナ』ソ連・六八年 リア・ポリソワ、レオニード・バコメンコ⑨監督フヨードル・オッエープ ・『勝負師』 ( 原作『賭博師』 ) 仏・五八年 主演フセヴォドロ・ブドフキン、マリア・ヤコビニ 監督アレクサンドル・ザルヒ 監督クロード・オータンⅡララ 主演タチアナ・サモイロワ、ワシリ ・『復活』米・三四年 ・ラノヴォイ 主演ジェラール・フィリップ、リゼロッテ・プルファー 監督ルーベン・マムーリアン ・「アンナ・カレーニナ』 ( テレビ映画 ) 米・八五年 ・『白夜』 ( 日本禾公開 ) ソ連・五九年 主演アンナ・ステン、フレドリック・マーチ 監督サイモン・ライトン 監督イワン・プイリエフ 主寅ジャクリーン・ビセット、クリストファー・リー ・『アンナ・カレニナ』米・三五年 主演リュドミラ・マルチェンコ、オレグ・ストリヤノフ監督クラレンス・プラウン ・『クロイツェル・ソナタ』ソ連・八七年 ・『おとなしい人』 ( 日本未公開 ) ソ連・六〇年 監督ミハイル・シュヴァイツェル 主演グレタ・ガルボ、フレドリック・マーチ⑨ ) 監督アレクサンドル・ポリソフ 主演オレグ・ヤンコフスキー、イリーナ・スレズニョーワ ・『アンナ・カレニナ』英・四八年 ・『おじさんの夢』 ( 日本未公開 ) ソ連・六七年 監督ジュリアン・デュヴィヴィエ 監督コンスタンチン・ポイノフ 主ヴィヴィアン・ 《訳者紹介》 、キーロン・ムーア⑨ ・『カラマーゾフの兄弟』ソ連・六八年 ・『アンナ・カレーニナ』 ( 日本未公開、モスクワ芸術座 小泉猛 監督イワン・プイリエフ の舞台劇を撮影したもの ) ソ連・五三年 主演ミハイル・ウリャーノフ、リオネラ・プイリエワ⑨ ) 監督タチアナ・ルカシエヴィッチ ・『みにくい挿話』 ( 日木未公開 ) ソ連・六九年 ・『戦争と平和』米・五六年 監督アレクサンドル・アロフ、ウラジミール・ナウーモフ 監督キング・ヴィダー ・『罪と罰』ソ連・七〇年 主演オードリー ・フォン , ( ) 監督レフ・クリジャーノフ ・『アンナ・カレーニナ』 ( 日木未公開 ) アルゼンチン・ 主演ゲォルギー・タラトリキン、タチアナ・ペードワ五六年 ・『白夜』仏・七一年 監督ルイセ・セザール 監督ロペール・プレッソン 主演スリイ・モレイ 主演キヨーム・デ・フォレ、イザベル・ヴェンガルデン・『カチューシャ物語』 ( 原作『復活』 ) 西独・五八年 一九三八年生れ。八〇年没。ロシア文学。 主要訳書『ドストエフスキーとベトラ シェフスキー事件』 ( 共編訳 ) 他。 工藤精一郎一九ニニ年生れ。関西大教授。ロシア文 学。主要著訳書『ソ連の素顔』、トルスト イ『戦争と平和』他。 ■次回配本 ( 九 ( 〔 ) 年六月二十日刊行 ) ③イギリスⅡ ヴィクトリア朝期英文 ~ ・をする三大作。・プ ロンテ風が斤』 / - デイケンズ「バーナビ ハーデイ「グ . ーバヴィル宀豕のテス』 世界文学・月報 8
監督ハンス・イエルゲンメポーランド 主演ヘルムート・ シドニー・ローム ペーター・プラント ・「プリキの太鼓」西独・七九年 監督フォルカー・シュレンドルフ ・「聖なる酔っぱらいの伝説」伊・仏・八八年 主ターフィト・ペンネント、アンゲラ・ヴィンクラ監督エルマノ・オルミ ⑨はビデオ化作品 アンソニー・クエイル 、ダニエル・オルプリフスキ 19 主演ルドガー ハウア ・「プデンプローク家の人々」三部作、日・不公開 ) 《訳者紹介》 西独・五九年 ・「アナトール」 ( サイレント ) 米・ニニ年 川村ニ郎一九ニ八年生れ。文芸評論家。独文学。主 監督アルフレッド・ヴェイデンマン 監督セシル・・デミル 要著訳書「幻視と変奏」、ムージル「三人の ・リード、グロリア・スワンスン 主演リゼロッテ・プルファー、ナジャ・テイラー 主演ウオレス 女」、プロッホ「ウエルギリウスの死」ほか。 ンスイヨルグ・フェルミー ・「恋愛三昧」独・三ニ年 高橋英夫一九三〇年生れ。文芸評論家。独文学。主 ・「トーニオ・クレーガー」 ( 日本未公開 ) 西独・六四年監督マックス・オフュールス 要著訳書「批評の精神」「原初への渇望」、ホ 鞏督ロルフ・ティーレ 主演マグダ・シュナイダー、ウォルフガング・ イジンガ「ホモ・ルーデンス」ほか。 ライナー 主演ジャンⅱクロード・プリアリ、ナジャ・テイラー 圓子修平一九三一年生れ。都立大教独文学。主 ヴェルナー・ヒンツ ・「輪舞」仏・五〇年 要訳書、トーマス・マン「ファウスト博士」、 監督マックス・オフュールス ・「ペニスに死す」伊・七一年 ムージル「夢想家たち」ほか 監督ルキノ・ヴィスコンティ 主演ジェラール・フィリップ、ダニエル・ダリュー 井上正蔵一九一三生れ。八九年没。独文学。主要著 主ターク・ポガード、シルヴァーナ・マンガーノ⑨シモーヌ・シニョレ⑨ 訳書「ドイツ近代文学研究」、ハイネ「ハイ ・「魔の山」 ( 日本未公開 ) 西独・仏・伊・八一年 ネ全詩集」、ゲーテ「ファウスト」ほか。 ・「恋ひとすじに」 ( 原作「恋愛三昧し西独・五八年 監督ハンス・・ゲイフェンドルファー 監督ビエール・ガスパル日ュイ 高本研一一九ニ六年生れ。独文学。主要訳書、・ ・シュナイダー 主演クリストフ・アイシュホルン、ロッド・スタテガ主演アラン・ドロン、ロミー グラス「猫と鼠」「蝸牛の日記から」「自明の Ⅱフランス・ビジェ ・「女と男のある限り」 ( 「輪舞」の現代版 ) 西独・六三年 ことについて」ほか 監督アルフレット・ワイデンマン 岩淵達治一九ニ七年生れ。学習院大教授。独文学。 主演リ ・バルマー、ヒルデガルト・クネフ、ペー 主要著訳書「現代音楽ー音とポエジー」、プ ター・ファン・アイク ・「荒野のおおかみ」 ( 日本未公開 ) 米・七四年 ーレーズ「音楽論」 ( 共訳 ) ほか。 監督フレッド・ヘインズ 渡辺健一九三三年生れ。泉大教授。独文学。主 ・「輪舞」仏・六四年 ドミニク・サンダ、 主演マックス・フォン・シドー 監督ロジェ・ヴァデイム 要訳書、・マン「コーベス」、アドルノ「新 ビエール・クレマンティ 主演アンナ・カリーナ、ジャンクロード・プリアー 音楽の析子 . 「ワルター「音楽と演奏」ほか。 報 ジェーン・フォンダ⑨ 小栗浩一九ニ〇年生れ。独文学。主要訳書、ゲー明 グラス ・「輪舞」 ( 日本未公開 ) 西独・七三年 テ「文学論・美術論」、・マン「アンリ四 ・「猫と鼠」 ( 日本未公開 ) 西独・六六年 監督オットー・シェンク 世の青春」ほか。 世 連載■世界の文学・フィルムライプラリー⑩ ドイツⅡ ベルゲル、マリア ・シュナイダー
ない力と田じ - フ ジラールはこうして人類史上における宗教の禁忌も儀礼も神話も 理論や学説が本当にすぐれたものてある場合には基本となる考え このような暴力に基づいて発生したものだとみて、人間の文化の中 方には大変素朴なものが多く、幼いときの体験を踏まえて構想され、て身代りの犠牲者のメカニズムに還元てきないものは何もないとい うのてある。この理論は荒削りてはあるが、魅力的な構成になって 大人になってから体系化したのてはないかと思われるものが多い いる。ただジラールがこの理論の原型をヨーロッパとキリスト教に というより幼いときの体験を踏まえていないようなすぐれた理論は 限定している点に不満が残る。旧・新約聖書に原点をおいて考えれ そもそもないのてはないかとさえ思えるのてある。 典型的なョ 学問にはそれぞれ長い歴史がある。だからそれなりの学説史もあば全世界の出まが説明てきると考えているあたりに、 ーロッパの思相豕の一面が見えてしまうからてある。 る。学説史の中から真にすぐれた問題を発見して理論として作り上 げていった人もいるにはち力しオし ジラールのこのような亠万え方の基礎には確かめたわけてはないが 、、、、よ、。しかしそのよ - フな人の理亠珊は 私は彼の幼い頃の体験があるに違いないと思うのてある。但し幼児 その学問を越えて広い影響力を持っことはないのてはないだろうか。 体験の中からは旧・新約聖書を重視するという発想は生まれようも すぐれた理論や学説の背後には著者の幼いときの体験があるように ないからそれは成人してから付け加わったものに違いなく、その部 思えるのてある。 例えばルネ・ジラールの並筰を考えてみよう。ジラールが『世の分には疑問が残るのてある。 すぐれた歴史家の場合も幼年時代の体験に基づいて歴史を観察し 初めから隠されていたこと』や『暴力と聖なるもの』の中て主張し ていることは極めて単純なことてある。人間の行動には習得されたている人がいる。私が長い間深い関心をもっていたヘルマン・ハイ もの以外の行動はない。そして習得とはすべて真似に帰着する。真ンベルの場合もそうてあった。ハインベルの中世史研究は厳密な史 似によって同じものが生まれるとすぐに暴力が喚起される。この横料批判に基づきながらも歴史を見る基本的聾度、つまり空間と時間 取りの模倣といわれるものが暴力行為を呼び起こすことから、模倣を見る視角は彼の幼いときの体験によって培われているのてある。 このように見てくるとすぐれた学者が自分の幼年時の体験をどの 生に基づく不和が高まり、報復行動が絶え間なく繰り返され、共同 ように捉えているかという点は学間だけてなく、文学の場合にも極 体が解体のにたたされる。このとき個人対個人の対立のあとに めて興味深い問題となる。しかしわが国ては自伝を圭日くことは老大 3 突然一つにまとまった形の敵対関係が生じ、共同体の全体と他方に 報 は犠牲者という形に別れる。共同体は一人の人間を犠牲にすること家の晩年の仕事とされており、壮年期の者の仕事とは見なされてい明 。四十代に入った学者が自分の幼年期を振り返って自己を客観 によって全体の連帯性を取り戻すのだという。 世
・『アルトナ』 ( 原作のみ、原作『アルトナの幽閉者』 ) ・『不減の女』 ( 日木未公開 ) 仏・六ニ年 脚本・監督ロプグリエ 監督ヴィットリオ・デ・シーカ 主病ジャック・ドニオルバルクローズ 、王寅マクシミリノ、 「ノ・シェル、マリア シェル ・『ヨーロッパ横断特急』 ( 日木未公開 ) 仏・六六年 ・『出口なし』 ( 原作のみ、日・ k 未公開 ) アルゼンチン・ 脚本・監督・出演ロプグリエ ⑨はビデオ化作品米・六ニ年 ・『嘘をつく男』 ( 日大未公開 ) 仏・六七年 カミュ 監督・主演不詳 脚本・監督ロプ“グリエ ・『異邦人』伊・六八年 ・『壁』 ( 原作のみ、日本未公開 ) 仏・六七年 ・『エデンその後』 ( 日木未公開 ) 仏・六九年 監督ルキノ・ヴィスコンティ 監督・主演不詳 脚本・監督ロプグリエ 主演マルチェロ・マストロヤンニ、アンナ・カリーナ《ドキュメンタリー》 ・『 z が賽を手にした』 ( 日・杢不公開 ) 仏・七一年 ・「サルトル / 自身を語る』仏・七六年 脚本・監督ロプグリエ 廾・ルトル 監督アレクサンドル・アストリュク、ミシェル・コンタ・『快楽の漸進的横滑り』 ( 日本未公開 ) 仏・七三年 ・『賭はなされた』 ( 脚本、共同台詞 ) 仏・四七年 脚本・監督ロプ日グリエ ジュネ 監督ジャン・ドラノア ・『火遊び』 ( 日木未公開 ) 仏・七五年 主演マルチェロ・ ハリエロ、ミシュリーヌ・プレール・『愛の唄』 ( サイレント ) 仏・五〇年 脚本・監督ロプ“グリエ ・『汚れた手』 ( 原作、共同脚色、日木未公開 ) 仏・五一年脚本・監督ジャン・ジュネ ・『家畜の罠』 ( 日木未公開 ) 仏・七七年 監督フェルナン・リヴェール ・「他国者は殺せ』 ( 台詞のみ、原作はジャン・マルテ脚本・監督ロプグリエ 主興ヒエール・プラッスール、・ タニエル・ジェラン の小説 ) 仏・五五年 ・『囚われの美女』 ( 日本未公開 ) 仏・八ニ年 ・『恭々しき娼婦』 ( 原作のみ、日本未公開 ) 仏・五ニ年監督ロ・ヘール・ダレーヌ 脚本・監督ロプ日グリエ 監督シャルル・プラバン、マルチェロ・バリエロ 主演ジャン・マレー、ケリマ 亠 ~ 一タニエル・メスギシュ、ガプリエル・ラジュール⑨ 主演バーバラ・ラージュ、イヴァン・デネー ・『バルコニー』 ( 原作のみ、日木未公開 ) 米・六三年 ・『狂熱の孤独』 ( 原作のみ、 たたしクレジットはされ監督ジョゼフ・ストリック 《訳者紹介》 ・ウインターズ、ビーター・フォーク ていない ) 仏・五三年 主演シェリ 窪田啓作一九ニ〇年生れ。翻訳家。仏文学。短編集『掌』、 監督イヴ・アレグレ カミュ」・追放と王他。 ・『マドモアゼル』 ( 脚本 ) 英・六五年 主演ジェラール・フィリップ、ミシェル・モルガン ーチャードソン 監督トニー・丿 伊吹武彦一九〇一年生れ。八ニ年没。仏文学。フロペ ェットレ・マンニ ・『出口なし』 ( 原作のみ、日木未公開 ) 仏・五四年 主演ジャンヌ・モロー ール『ポヴァリー夫人』、サルトル『壁』他。 臣督ジャクリーヌ・オードリー 朝吹三吉一九一四年生れ。大名誉教授。仏文学。ポ ロプグリエ 主演アルレッティ、ギャビー・シルヴィア ーヴォワール『レ・マンダラン』他。 ・『サレムの魔女』 ( 脚色、台原作はアーサー・ミラ・『去年マリエンバートで』 ( 脚本・台詞 ) 仏・六〇年滝田文彦一九三〇年生れ。仏文学。アポリネール『アル 7 ー ) 仏・五六年 監督アラン・レネ コール』、スタンダール『バルムの僧院』他。月 監督レイモン・ルーロー 主演デルフィーヌ・セイリグ、ジョルジョ・アルベル平岡篤頼一九ニ九年生れ。早稲田大教授。仏文学。シモ 主演イヴ・モンタン、シモーヌ・シニョレ ン『フランドルへの道』他。 タッツィ ( ) 世 連載・世界の文学・フィルムライプラリー⑨ フランスⅣ