ハムレット - みる会図書館


検索対象: 集英社ギャラリー「世界の文学」 月報
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1. 集英社ギャラリー「世界の文学」 月報

イギリス シェイクスビア ・「オセロ」 ( サイレント ) 独・ニニ年 いう西ドイツ製の見代版があるというし、マカロニ・ウエスタンて黒塗りにしたりして笑わせるし、このドラマは楽屋裏をたつぶりと ハムレット』 ( 七一一年、日本未公開 ) なるタイトルの見せてシェイクスピア好きを喜ばせる。 イ品がある。こうした作品は映画を見ていなくても、場面が見えて 他にも『テンベスト』がポール・マザースキー監督によって現代 くるから面白い。あえてシェイクスピアの名を持ち出さなくとも、 化されていたり ( 八一一年、日本未公開 ) 、『テンベスト』といえば、一 なんらかの占ぞシェイクスピアを借用した映画はかなりあるだろう。九五六年の映画の傑作『禁断の惑星』もそこから着想を得たと いわれている。 『生きるべきか死ぬべきか』はちょいと借用した例てある。第一一次 大戦前のワルシャワてハムレットを演じているユダヤ人の俳俊がそ この『テンベスト』は今、ピーター・グリンナウェイの手て、時 の名セリフをしゃべりだすと、客席の男が立ち上り、楽屋にいる。 ト代はそのまま、しかしおそらくグリンナウェイなりの視占 ~ を持って 優の妻のところへ甘一一一一口をささやきにてかけるというわけだ。ストー 『プロスペローの本』の題名て映画になっているが、今年はゼフィレ リーは、やがてナチ・ドイツの進攻が始まり、一座の者たちがワル ツリ監督、メル・ギブスン主演の『ハムレット』や、トム・ストッ シャワ脱出をはかる方向へ発展するが、エルンスト・ルビッチュ監 ードが映画の演出にまて乗りだしたハムレット外伝ともいうべき 督のこの四一一年の傑作喜劇は、八三年にも『メル・プルックスの大『ローゼンクランツとギルデンスターン』の公開も控えているし、『へ 脱走』としてリメークされた。 ンリー五世』のケネス・プラナーが演出と自身のイアーゴー役、ジ 『ドレッサー』 ( 八一一一年 ) は第一一次大戦中の空襲下のイギリスを巡業エラール ・ドバルデューのオセロ役て再度シェイクスピアに取り組 する一座の座長とドレッサー ( 衣裳付き人 ) のドラマ。その日むという企画もあ力、映画の世界てもシェイクスビア劇とその周辺 の演目は『リア王』だが、ポケ気味の老優は楽屋てオセロのように は相変らすにぎやかてある。 ( 映画評型豕 ) ・プコェッキー 監督デミトリー 主演ジェイムス・キャグニー ・「お気に召すまま」英・三六年 ・「じやじゃ馬馴らし」米・ニ九年 監督バウル・ツイナー 監督サム・テイラー 主演エリザベー ・ベルグナー、ローレンス・オリヴ 主演メア イエ リー・ビックフォード、タグラス・フェアハ ンクス ・「ロミオとジュリエット」米・ = 一六年 ・夐の夜の夢」米・三五年 監督ジョージ・キューカー 監督マックス・ラインハルト 主演ノーマ・シアラー、レスリー 連載第世界の文学・フィルムライプラリー⑩ ⑨はビデオ化作品 ワード 世界の文学・月報 6

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出演ニューヨーク・シティ・バレエ 五五年 ・「ヘンリー五世」英・四四年① ・「冬物語」 ( 日杢不公開 ) 英・六六年 監督エリ・アルンシュタム、エリ・ラヴロフスキー 監督ローレンス・オリヴィエ 主演ガリーナ・ウラーノワ、ポリショイ劇場バレエ団監督フランク・ダンロップ 主演ローレンス・オリヴィエ、ルネ・アシャースン ・ r 蜘蛛巣城」 ( 原作「マクベスし日本・五七年①主演ローレンス・ハーヴェイ、ジェイン・アシャー ・「ハムレット」英・四八年⑨ ・「じやじゃ馬ならし」英・六七年 9 監督黒澤明 監督ローレンス・オリヴィエ 監督フランコ・ゼフィレツリ 主演三船敏郎、山田五十鈴 主演ローレンス・オリヴィエ、ジーン・シモンズ 主演エリザベス・テイラー、リチャード・ ・「オセロ」 ( バレエ映画 ) ソヴィエト・ ・「マクベス」米・四八年① ・「真夏の夜の夢」 ( 日・杢不公開 ) 英・六八年 演出・主演ヴァフタング・チャプキアーニ 監督オーソン・ウエルズ 」監督ビーター・ホール ・「ウエスト・サイド物語」 (r ロミオとジュ 主演オーソン・ウエルズ、ジャネット・ノーラン 主タイアナ・リグ、ディヴィッド・ワーナー の現代ミュージカル版 ) 米・六一年① ・「オセロ」 ( 日杢不公開 ) 伊・五一年 ・「ロミオとジュリエット」 ( 日本未公開、バレエ映画 ) 督ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンズ 皿督オーソン・ウエルズ ジョ英・六八年 主演ナタリー・ウッド、リチャード・ペイマー 主演オーソン・ウエルズ、スーザン・クルチェ ージ・チャキリス 監督バウル・ツインナー ・「ジュリアス・シーザー」米・五三年 主演マー・コット・フォンティン、ルドルフ・ヌレーエ ・「ハムレット」 ( 日本禾公開 ) 英・六四年 督ジョゼフ・—J ・マンキウィッツ フ、ロイヤル・バレエ団 舞台演出ジョン・ギールグッド 主演マーロン・プランド、ジェイムズ・メイスン ・「ロミオとジュリエット」伊・六八年① ・「キス・ミー・ケイト」 ( 「じやじゃ馬馴らし」の現代主演リチャード・ 監督フランコ・ゼフィレツリ ・「ハムレット」ソヴィエト・ ミュージカル版 ) 米・五三年① ・コージンツェフ 主演オリヴィア・ハッシー、レナード・ホワイティング 監督グリゴリ 鞏督ジョージ・シドニー 主演インノケンティ・スモクトウノフスキー、アナス・「ハムレット」英・六九年 主演キャスリン・グレイスン、ハワード・キール リチャードスン タシア・ヴェルチンスカヤ 監督トニー ・「ロミオとジュリエット」英・伊・五四年① 主演ニコール・ウィリアムスン、マリアンヌ・フェイ ・「ロミオとジュリエット」伊・六四年 監督レナート・カステラーニ スフル 主演スーザン・シェントール、ローレンス・ハーヴェイ監督リカルド・フレーダ デクスター、ジェロニモ・メニエル・「ジュリアス・シーザー」英・七〇年① 主演ローズマリー・ ・「オセロ」ソヴィエト・五五年 監督スチュアート・ヾ ・「オセロ」英・六五年 監督セルゲイ・ユトケーヴィッチ 主演チャールトン・ヘストン、ジェースン・ロバーズ 主演セルゲイ・ポンダルチュク、イリーナ・スコブッ監督スチュアート・ヾ ・「リア王」 ( 日奎不公開 ) 英・七〇年 主演ローレンス・オリヴィエ、マギー・スミス ・「フォルスタッフ」 ( 「ヘンリー五世」「ヘンリー六世」監督ビーター・プルック ・「十ニ夜」 ( 日杢不公開 ) ソヴィエト・五五年 主演ポール・スコフィールド、アイリーン・ウォース 「ウインザーの陽気な女房たち」からの脚色 ) スペイン・ 監督ヤコフ・フリード ・「リア王」ソヴィエト・七一年 スイス・六六年① ・「リチャード三世」英・五五年① 報 月 ・コージンツェフ 監督グリゴリー 監督オーソン・ウエルズ 監督ローレンス・オリヴィエ 主演ュー ・ヤルヴート、ワレンチナ・シンド 主演オーソン・ウエルズ、ジャンヌ・モロー 主演ローレンス・オリヴィエ、クレア・プルーム リコワ ・夐の夜の夢」 ( バレエ版 ) 米・六六年 ・「ロメオとジュリエット物語」 ( バレエ ) ソヴィエト・ 世 六四年⑨ 六〇年 ーー・・エット . ートン

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シェイクスピアの演劇は一一一一口葉の演劇だといわれる。たしかにその ・ : 〉と言い立てる、その当時の暦がどのよ トムがだ、暦だ とおりだ。ばくらが本て読んているかぎり、シェイクスピアは一一一口葉 うな代物だったのか、せめてそれだけても知りたくなってくる。 ( 作家 ) の演劇だ。しかし日本て、シェイクスピアを上演しようとするとき、 一一一口葉の演劇だといって済まされない、沢山の問題にばくらは直面す る。ばくの演劇も、よくヴィジュアルな説明が多すぎると批難され 蜷川幸雄るが、冗談じゃない。一一一一〔葉だけを聴いていると、理解出来ないもの 言葉の演劇ッ が沢山あるのだ。面倒だから例をだそう。 オフィリア「ああ、あれほど気高いお心が、このように無惨にー 貴人の、武人の、文人の、そのまなざし、ことば、剣さばきーーー ( 以 仕事て英国へたびたび行く。今はまた、今年の秋にウエストエン せりふ ドてやる、清水邦夫の芝居のオーディションて日本と英国を往復下略 ) 」「ハムレット」第一一一棄一場 ( 小田島雄志訳 ) この科白を声に している。冬の曇り日の続く口ンドンの一室て、朝から晩まて俳優出していうとこうなる。 「アア、アレホドケダカイオココロガ、コノョウニムザンニ ! キ たちに会い続け、英国のスタッフと一緒に帰ったばかりの俳優たち について語りあっていると、つくづくこの国の人たちの、人を批評ジンノ、プジンノ、プンジンノ、ソノマナザシ、コトバ、ケンサバ するときの、冷徹て、ユーモラスて、シニックて、適確て、知的て、キーー」 ジュリエット「早く、早く、炎の脚の若駒たち、日の神フィーバ どんな一一一口葉て語っても語りつくせない、つまり、日本人のばくから おぼ あぜん みると、唖然とするような見事な表現の洪水の中て、ほとんど溺れスを今宵の宿まてはこんておくれ、その御子フェイトンが西をめざ そうになっている自分を発見して、ばくは疲れ果てる。この国の人して鞭をふるえばたちまち暗い夜をもたらしてくれるだろうに。 ( 以 にとって、この曇り空の、肌寒い日の連続のなかて一一一〔葉こそ、最下略 ) 」「ロミオとジュリエット」第一一一幕第一一場 ( 小田島雄志訳 ) 「ハムレット」と「ロミオとジュリエット」からの部分的な引用て 大の、いや最高の、遊び道具なのかもしれない。 シェイクスピアの一言葉、一一一〔葉、言葉のうしろに、言葉、一一一一〔葉、言ある。この一一つを文章ててはなく、耳から聴こえてくる一一一〔語として 葉の生活が、こんなに田にあるのを発見して、正直いって、驚き、聴いて欲しい。誰だって理解出来るはずはない。レトリックの違い 報 もちらん あき は、勿論ばくらの歴史総体の違いてある。小田島さんのすぐれた訳明 かっ呆れている。 をもってしても、本を現在手にして舞台をみていないかぎり、理解 世 しろもの

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そのような正統ならざるシェイクスピア映画のことを並べてみよう。実生活てもオセロの台詞を吐き、オセロさながらの行動をとってい くのてある。 ミュージカルては『ウエスト・サイド物語』の他に『キス・ミー・ これはロナルド・コールマンがアカデミー主演男優賞を受けた乍 ケイト』 ( 五三年 ) がある。『じやじゃ馬ならし』をミュージカルにし 品てあるが、実は『男は神に非ず』というこれに似たイギリス映画 て上演しようとする劇団があり、劇団のボスと別れた妻とがホーテ ンショーとカタリーナを演じるが、カタリーナ役の女優は舞台の上が一九一一一七年にもあったそうてある。やはり『オセロ』を演じてい て公私混同のじやじゃ馬ぶりを発揮、最後にはおとなしい女性になる俳優たちの物語だが、こちらはロマンチック・コメディ調の展開 をみせたらしい って娃相ばれるとい , フ自・ご。 『オール・ナイト・ロング』 ( 六一年、日本木公開 ) は黒人のバンド 『じやじゃ馬ならし』を入れ子にしてそれそっくりの見代のドラマ リーダー、白人の歌手、そしてドラマーという設定ての『オセロ』 が展開するという構成だが、『オセロ』を入れ子にした作品てはジョ トリック・マクグーハンの扮したドラマー、すなわちイ の悲パ ージ・キューカー監督の『一一重生活』 ( 四八年 ) があった。プロード ふん ウェイの名優が、別れた妻がデズデモーナに扮する舞台てオセロをアーゴー役に凄みがあったという。 『マクベス』をギャングの世界に移し換えたイギリス映画『次はお 寅じることになる。ご・ : 殳に打ちこみ過ぎて自分かわからなくな ・マクベス」という 前た ! 』 ( 五五年 ) は、原題からしてコショー るところのある彼は、宣伝係が別れた妻を愛していると思いこみ、 ール・ダグラス扮する子分が、ルース・ロマンの妻にそそのかさ れ、次々と親分や身内を殺していく展開があまりに原典そっくりて おかしくなるほどだった。 やはりイギリスの『名誉ある殺人』 ( 五九年、日本未公開 ) は、「ジ ュリアス・シーザー』を重役室のドラマに設定したものてある。会 長ジュリアン・シーザーに反対するカシウスたち重役・ : : ・となると、 ハロデイかというとそうてもないらしい見ていないのに無責任な 発一一 = ロだが、かなり安易な翻案に感じられる。 報 『ハムレット』にもヘルムート・コイトナーの演出、ピーター・フ明 アン・アイクの主演による『休息は沈黙』 ( 五九年、日本禾公開 ) と 世 『ドレッサー』英・八一一一年 じ」ーター・イエイツ サーの称号を持っ老優 ( アルバート・フィニ 扮するリア工 一 ( 提供 / 川喜多記念映画文化財団

5. 集英社ギャラリー「世界の文学」 月報

報 てきないはずてある。そう、ばくらにとって、シェイクスビアこそ、構えて、一流の人材が取り組むからなのだろう。 っている訳にはい 言葉の作家てある。しかし一一一口葉の作家とだけ、 「世界の文学・フィルムライプラリー⑩」の掲載リストの他にも、和 世 力ない これが演劇の現場にいる、芸能する者の立場てある。 サイレント時代には各国の名優がさわりの部分だけを演じるといっ たような作品がかなりあったようだ。またリストにある黒澤明の『蜘 ものす 言葉の演劇だからといって、「マクベス」に於けるバーナムの森の蛛巣城』『乱』や『ウエスト・サイド物語』のような著名な翻案作品 移動が、手に手に正月の門松をもった消防士のような兵隊の出ての他にも、クレジットにそれを明記しているかどうかはともかくと 正当化されるものぞはないだろう。目の悦楽を欠いたシェイクスピ して、シェイクスピア劇の翻案や、シェイクスピア劇を題材にした アもまた、耳の悦楽を欠いたシェイクスピア同様、部分演劇てある。映画はかなり多い 一九九一一年に開場をエ疋されていたロンドンのグロープ座は、建 近頃、舞台て演じられるシェイクスピア劇は、背景になっている まで いしよう 設途中て新しい遺構の出現によって、今迄のグロープ座の復元図の時代に忠実な装置や衣裳を用いるよりは、現代や、まるて異なる時 変更を余儀なくされたといって、大幅に開場が遅れている。そのグ代場所に置き換えて演出される方がめだっている。ナチの制服ら ロープ座の準芸術監督となったばくは、その遅れように呆れつつも、 しきものを着たリチャード三世やコリオレイナス、第一次大戦から 立止り立止り周倒に準備を重ねるイギリス流のやり方に、いまや心第一一次大戦へと英国の軍服を着替えていくリチャード一一一世、黒メガ 地良ささえ感じている。シェイクスピアとチェホフを重ねるような ネのハムレット、プラジリアンの夐の夜の ~ 学、日本の過去に置き にながわ 現代化など真平御免だ ご、といって、ばくはばくのシェイクスピアを、換えられた蜷川幸雄の『マクベス』『テンベスト』 : : : 近年ばくの見 芸能する者として演出しようと田 5 っている。 ( 演出家 ) たシェイクスビアの舞台を思い出すとこんなぐあいてある。 せりふ 舞台の演出家は、原則として、原作の順序を変えず、台詞も変え ずにいかに新鮮な演出を見せるか、現代に通じる悲劇ないし喜劇と してシェイクスピア劇を蘇生させるかを楽しんているかのようだ。 たか、リアリズムを前提とする映画ては、台詞は原典のままにしな 筈見有弘 がら現代劇、あるいは日本の時代劇に置き換えるというわけにはい やはりシェイクスピア劇の映画化は数多いし、しかも大半が名編かない。しかしシェイクスビアのドラマ、プロット、登場人物の性 か話題作てある。シェイクスピアの映画化となると、それなりの心格には興味がっきないからしばしば翻案される。お楽しみまてに、 連載■世界の文学・映画ノート⑩

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《訳者紹介》 永川玲ニ一九ニ八年生れ。英文学者。主要著訳書『こ とばの政治学』、シリトー『土曜の夜と日曜 の朝』、シェイクスビア『ハムレット』「マ クベス』、ジョイス『ュリシーズ』 ( 共訳 ) 他。 小池滋一九三一年生れ。泉女子大教授。英文学。 主要者訳書『幸せな旅人たちーイギリス・ ビカレスク小説研究』、デイケンズ『オリ ヴァー・トウイスト』『荒凉館』 ( 共訳 ) 他。 井出弘之一九三六年生れ。泉都立大教授。英文学。 トマス・ハインド『犠牲はいつも処女』、 ゴールディング『我が町、ばくを呼ぶ戸它 ンチャー・マーティン』他。 報 ・『さすらいの旅路』 ( テレビ映画、日本では劇場公開、 監督クライヴ・ドナー 月 原作『ディヴィッド・コバーフィールドし米・七〇年主演ジョージ・ o ・スコット、テイム・カリー ート・マン 監督デルバ ・『クリスマス・キャロル』 ( テレビ映画、日大未放映 ) ・『狂乱の群れをよそに』 ( 日本未公開、サイレント ) 和 主演ロビン・フィリップス、スーザン・ハンプシャー 世 米・八四年 英・一五年 ・「大いなる遺産 ( テレビ映画、日木未放映 ) 英・七四年監督クライヴ・ドナー ー・トリ / プレ 督ラリ 監督ジョゼフ・ 主演ジョージ・ o ・スコット、ナイジェル・ダヴェン・『カスタブリッジの町長』 ( 日木未公開、サイレント ) 主演マイケル・ヨーク、サラ・マイルズ ポート ・『キルプ氏』 ( 日・杢不公開、『骨董屋』のミュージカル・『 3 人のゴースト』 ( 『クリスマス・キャロル』の現代監督シドニー・モーガン 版 ) 英・七五年 版 ) 米・八八年 主凍フランチ・スウィート、コンラッド・ネーゲル 監督マイケル・タクナー 監督リチャード・ドナ ・『遙か群衆を離れて』 ( 原作『遙か狂乱の群れを離れ 主演アンソニー ディヴィッド・ 主浦ヒル・マーレー、カレン・アレン⑨ て』 ) 英・六七年 グス ・「リトル・ドリット』 ( 日・杢不公開 ) 英・八八年 監督ジョン・シュレシンジャー ・『ニ都物語』 ( テレビ映画、日木未放映 ) 米・八〇年監督クリスティーン・エドザー 主演ジュリー・クリスティ、ピーター・フィンチ、テ 監督ジム・ゴダード 主演アレック・ギネス、デレク・ジャコビ レンス・スタンプ⑨ 主演クリス・サランドン、ビーター・カッシング ・『オリバー / ニューヨーク子猫ものがたり』 ( 『オリ ・『テス』 ( 原作『ダーバヴィル家のテス』 ) 仏・英・七九年 ・『オリヴァ・ツイスト』 ( テレビ映画、日本未放映 ) ヴァ・トウイスト』のディズニー ・アニメ版 ) 米・八八年監督ロマン・ボランスキー 米・八ニ年 監督ジョージ・スクリブナー 主演ナスターシャ・キンスキー、ビーター・ファース ( ① ■次回配本 ( 九 0 年七月ニ十日刊行 ) ■好評既刊″】 ⑤イギリスⅣゴールディング『蠅の王』、カズオ・イ ⑨フランスⅣ シグロ『タ餉』等、慴の長短編。 人間存在の不条理を訴える時代精神の光と陰。日本 ⑦フランスⅡモーパッサン、フロべール : ソラ等、 文学にも多大の影響をケえた、サルトル、カミュ、 の長短編に加え、—: ドレール『悪の華』を収める。 ジュネらの実存主義からスーヴォーロマンに手る、 ⑩ドイツⅢ・中欧・東欧・イタリア本邦初訳、クン 戦後フランス文学の隹下人 デラ『存在の耐えられない軽さ』ほか、カフカ等。 力、、、ユ 『異邦人』 ⑩ロシアⅡドストエフスキー『罪と罰』、トルスト サル 「壁』『水いらす』 イ「アンナ・カレーニナ』の一一大巨編を一挙収録。 ジュネ 隊日起 ⑩アメリカⅡフィッツジェラルド、 ヘミングウェ セリース 「なしくずしの死』 ( 完全版テキス イ等の失われた世代の作品と現代短編集ろ トによる全面改訳 ) ⑩アメリカⅢべロー、ポールドウイン、バ ースの大作。 O ・シモン ⑩ラテンアメリカプイグ、ドノソの作も本邦初 ロプグリエ 身ン』 ( 本邦初訳 ) 訳て収録。眩暈の魔術的リアリズムの世界。

7. 集英社ギャラリー「世界の文学」 月報

報 ・「マクベス」英・七一年① ・「ハムレット」英・九〇年 《訳者紹介》 月 監督ロマン・ボランスキー 監督フランコ・ゼフィレツリ 平井正穂一九一一年生れ。泉大名誉教授。学士院 主演ジョン・フィンチ、フランチェスカ・アニス 主演メル・ギブスン、グレン・クローズ 会員。「イギリス文学試論集」「ミルトン」、 世 ・「アントニーとクレオバトラ」英・七ニ年① ミルトン「失楽園」ほか多数 デフォー 監督チャールトン・ヘストン 小津次郎一九ニ〇年生れ。八八年没。英文学者。 主演チャールトン・ヘストン、ヒルデガード・ニール・「ロビンソン・クルーソー」 ( 現代版 ) 米・三八年 9 「現代イギリス詩劇」 ( 編著 ) 、シェイクスビ ・「から騒ぎ」 ( 日本未公開 ) ソヴィエト・七三年 監督エドワード・サザーランド ア「十ニ夜」「マクベス」ほか 監督サムソン・サムソーノフ 主タグラス・フェアバンクス 高橋康也一九三ニ年生れ。東京大教授。「エクスタ ・「テンベスト」英・七九年① ・「ロビンソン漂流記」メキシコ・五六年 シーの系譜」「サミュエル・ペケット」「ノン 監督デレク・ジャーマン 監督ルイス・プニュエル センス大全」「道化の文学」ほか 主演ヒースコート・ウィリアムズ、カール・ジョンスン 主タン・オハリヒー、ジェイムズ・フェルナンデス永川玲ニ一九ニ八年生れ。英文学者。「ことばの政 ・「テンベスト」 ( 日・杢不公開、現代版 ) 米・八ニ年①・「火星着陸第一号」 ( 原題「火星のロビンソン・クル 治学」、シリトー「土曜の夜と日曜の朝」、ジ 監督ポール・マザースキー ーソーし米・六四年 ョイス「ユリシーズ」 ( 共訳 ) ほか 主演ジョン・カサヴェティス、ジーナ・ローランズ 監督バイロン・ハスキン 工藤昭雄一九三〇年生れ。学習院大教授。「破減の 主演ポール・マンティ、ヴィック・ランディン ・夐の夜の夢」英・八三年① 証言」、ルイス「芸術をもたぬ人々」、ポー 監督セレスティ・コロナード ・「モール・フランダースの愛の冒険」 ( 原作「モル・ 「ポー詩論集」、・エリオット「ロモラ」 主演リンゼイ・ケンプ フランダーズし英・六五年 高松雄一一九ニ九年生れ。英文学者。ジョイス「ユリ ・「リア王」 ( 舞台のテレビ録画版 ) 英・八三年⑨ 監督テレンス・ヤング シーズ」 ( 共訳 ) 、—J ・ダレル「ジュスティー 監督マイケル・エリオット 主演キム・ノヴァク、リチャード・ジョンスン ヌ」「マウントオリーヴ」「クレア」ほか 主演ローレンス・オリヴィエ、ジョン・、 ・「マン・フライディ」 ( 日本禾公開、原作「ロビンソ中野好夫一九〇三年生れ。八五年没。英文学者、評 ・「乱」 ( 原作「リア王し日本・八五年① ン・クルーソーし英・七六年 論家。「シェイクスビアの面白さ」「スウィ 監督黒澤明 監督ジャック・ゴールド フト考」、モーム「月と六べンス」ほか 、王宀内ヒーター・オトウーレ、リチャード・ラウンドリー 主演仲代達矢、寺尾聡 ・「オテロ」 ( オペラ版 ) 伊・八六年① スウイフト 監督フランコ・ゼフィレツリ 主宀フ . ラチド・ドミンゴ、カティア・リチアレツリ ・「ガリヴァー旅行記」米・三六年① ・「リア王」 ( 日本未公開、現代版 ) 米・スイス・八七年フライシャー兄弟によるアニメーション ⅱリュック・コダール 監督ジャン ・「ガリヴァーの三つの世界」 ( 日本未公開 ) 英・六〇年 ー・丿ングウォルド 主演ビーター・セラーズ、モリ 監督ジャック・シャー ・「ヘンリー五世」英・八九年 主演カーウイン・マシューズ、ジョー・モロー 監督ケネス・プレナー 主演ケネス・プレナー、デレク・ジャコビ ・次回配本 ( 九一年五月ニ十日刊行 ) ⑩ ) ドイツ— ゲーテ「若きヴェルテルの悩み』『ファウスト』 / へ ルターリン『ヒュペーリオン』 ( 新訳 ) / ホフマンラ ランビラ王女』『砂男』『蚤の親方』 / アイヒエンド ルフ「のらくら者日記』 / グリム兄弟『グリム童話 集』 / 十九世紀ドイツ短編集

8. 集英社ギャラリー「世界の文学」 月報

報 ・ウインタース 月 《訳者紹介》 子 ・好評既刊 / ・「かもめ」 ( 日本未公開 ) 英・六八年 監督シドニー・ルメット 木村浩一九ニ五年生れ。静岡県立大教授。「ロシ①古典文学集 / 文学の源流を生 9 非劇の集成和 主演ジェームズ・メイスン、ヴァネッサ・レッドグレ アの美的世界」、ソルジェニーツイン「イ③イギリスⅡ / / 運命の力が明らめる人間の輪郭世 ーヴ、シモーヌ・シニョレ ワン・デニーソヴィチの一日」ほか。 ④イギリスⅢ / 意識の流れに人間の内面を探る ・「三人姉妹」 ( 日本未公開 ) 英・七〇年① 川崎隆司一九三〇年生れ。新潟大教詩集「存⑤イギリスⅣ / 正統と異端、そして反逆への渇望 監督ローレンス・オリヴィエ、ジョン・シッケル 在への自由な出入り」らコーゴリの文体と⑥フランス— / 心理小説の開化美しき恋愛の華 主演ローレンス・オリヴィエ、ジョーン・プロウライ 思想の悲劇について」ほか。 ⑦フランスⅡ / 人間心理をリアリズムが描きだす ト、アラン・ペイツ 原卓也一九三〇年生れ。鑒泉外語大学長。「ドス⑧フランスⅢ / 錯綜した時代文学の新たな視角 ・「ワーニヤ伯父さん」ソビエト・七一年① トエフスキー」、トルストイ「戦争と平和」、⑨フランスⅣ / 不条理をえぐり出す極限の精神 監督アンドレイ・ミハルコフ・コンチャロフスキー ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」⑩ドイツⅡ / 精神の深淵を極める独文学の真髄 主演インノケンティ・スモクトウノフスキー、イリー 江川卓一九ニ七年生れ。土泉大教授。「謎とき「罪⑩ドイツⅢ・中欧・東欧・妥リア / 小説世界 ナ・クプチェンコ、セルゲイ・ポンダルチュク と罰」」、ドストエフスキー「亜皿」、バステ⑩ロシアⅡ / 存在の重みを語る人と愛の物語 ルナーク「ドクトル・ジハコ」ほか ・「かもめ」ソビエト・七一年 ⑩ロシアⅢ / 世紀ロシアが叫ぶ自由への希求 ・カラシク 監督ュー 中村喜和一九三ニ年生れ。一橋大教「聖なるロ⑩アメリカ— / 新大陸に誕生した米文学の原点 ・ヤコヴ 主病リュドミ一フ・サヴェーリエワ、ユー シアを求めて」、ゴーゴリ「デカーニカ近⑩アメリカⅡ / 失われた世代とそれに続く群像 レフ 郊夜話」、レールモントフ「現代の英雄」⑩アメリカⅢ / 病めるアメリカる一一一人の巨人 ・「機械じかけのビアノのための未完成の戯曲」 ( ラ一フ工藤精一郎一九ニニ年生れ。関西大教授。「ロシア文⑩ラテンアメリカ / 欧米に衝激を与えた傑作群 学つら話」、トルストイ「戦争と平和」、ドス ・待望の続刊 / トーノフ」他数編の短編 ) ソビエト・七七年 トエフスキー「罪と罰」ほか。 監督ニキータ・ミハルコフ ⑩ドイツ / / 文学運動 , こ社会運動の激しい交錯 ゲーテ / 若きヴェルテルの悩み / ファウスト 主演アントニーナ・シュラーノワ、イエレーナ・ソロ ヴェイ ヘルダーリン / ヒュペーリオン ホフマン / プランビラ王女 / 砂男 / 蚤の親方 ・「黒い瞳」 ( 「大を連れた奥さん」他三つの短編 ) 伊・ アイヒエンドルフ / のらくら者日記 八七年① グリム兄弟 / グリム童話集他 監督ニキータ・ミハルコフ 主演マルチェロ・マストロヤンニ、エレナ・ソフォー ⑩中国・アジア・アフリカ / 鮮烈た支学の新領土 魯迅 / 阿正伝 / 狂人日記他 ノフ、シルヴァーナ・マンガーノ 巴金 / / 寒い夜 / 憩園 ・「三人姉妹」 ( 現代イタリアに置去えての映画化 ) 伊・ 朝鮮短編集 / 金東仁・明文他 西独・八八年① ・・コツェー ( 南ア ) / 夷狄を待ちながら 監督マルガレーテ・フォン・トロッタ ・・ナラーヤン ( 印 ) / マルグディに来た虎他 主演ファニー・アルダン、グレタ・スカッキ、ヴァレ リア・コリーーノ ・次回配本 ( 九一年四月十九日刊行 ) ②イギリス— 笑いと涙、人間心理劇場の開幕 シェイクスピア戯曲集 / ロミオとジューリエ ヴェニスの商人 / / 夏の夜の夢 / ハムレット / オセ ロー / リア↓ / マクベス / あらし シェイクスピア詩集 / / ソネット集 デフォー / ロビンソン・クルーソー スウイフト / - ガリヴァ旅行記