三ー解説 を一行中にしるした。 〔倶楽部秀ラ ①ー現代表記法てそのまま漢字だけて書けるものは【】、書かないことにな「〔例〕【九折 【五山ノ 【不言】 2 ているものは一』て区別した。一一種以 -g の読みがあるものは、最初の読み方によっ ・ー熟語の読み方の中には、漢語の読み方とは違う、国文を読むときだけに用 て使いわけた。 いられる特殊の、読みくせがある。それには▽の記号をつけて、区別した。これは、 日円カモン 〔王伯ウ 戸ーカプン 〔例〕 = 【丁寧】 漢文を読むときには使わないものてある。 ▽シジョウ 【流説】噐契、 ②ー熟語見出し中、第一字以外に旧字体と著しく字形・画数を異にする漢字を〔例〕Ⅱ一熾盛ラ薯 含んているときは、読みの下に ( 上が新字体であることを示す ) の記号を用いて旧宀子体 0 ー熟語配列の中て、同義の熟語は別に出すことを省略し「の記号の下に見 を示した。なお、故事成語の類の長い見出し語は旧字体て掲げ、その新字体を 出しと同じ大、ささの漢字て掲げた。 〔例〕ⅱ【従来】ウ從來 〔例〕Ⅱ【平癒】ハイ " 平愈ュ。 二將 ( 将 ) 功成萬 ( 万 ) 骨枯】 ・ー語義が一一つ以上ある場合は〇 00 : : の記号によって分類し、さらに細か 見出しの第一字だけが旧字体の時には、あらためて旧字体を一小さなかった。たた く分類する必要があるものは④@6 : : の記号をつけ、使用度の高いものから し、新字体・略字などが別の漢字と一致したものは、その区別をつけるために旧字 順 - に匇ⅱー ) ↓に 体を一小した。 ・ー読みの相違によって意味に違いが生するものは、読みがなに 00 : : の記号 〔例〕Ⅱ【芸林】髣づ藝林 をつけて区別した。 〔芸台〕グ ウわづ芸臺 3 ィッチョウ〇一つ 0 一町の略 0 ひと 〔例〕。【一丁】ラッティ 3 ー同音による書きかえおよび現代表記ての書き表わし方をレの記号を用い りの成年男子 て指定した。 ・ー語義の理解に必要な用例・出典を豊富に引用し、すべて原典にあたって正 〔例〕Ⅱ〔剋復】レ克復 確を期した。その際、書名・篇名・題名は新字体て巻数は数字て表わした。 〔行手〕レ行く手 引用文は「」て囲み、旧字体て小した。ただし引用文を必要としないものは出 0 ー読みは音読だけてなく、訓読の読み方もてきるだけ加えた。すべて現代か典書名だけを ( ) の記号の中にしるしておいた なづかいて表わし、音はかたかな、訓はひらがなて区別し、外来語のあて字はかた〔例〕論語、学而史記、項羽紀 かなて小した。読みがなが一一行にまたがるときには、てきる限り一字の読みがな 《礼、礼運 ) 《唐才子伝九 ) この辞典の使い方 9
林学士となったが、後、罪せられて江州司馬詩を作った。その集を・白氏文集といい、わが語 【白兵戦】 3 ハづ白兵戦。敵味方が互いに・刀書「ーー跳」珠亂人」船」 文 に左遷され、杭州刺史ルとなり、再び中央に平安朝にも流行した。七七一一人哭 剣などをふれ合って接戦すること 【白果】ハク〇ぎんなん。いちょうの実 0 いちょう 帰り、刑部尚書で辞職した。元槇と親交が【白金】 O プラチナ〇銀。しろがね。爾雅、釈 〔白妙一比Ⅱ白栲妣 O こうぞの木の繊維の木 器「ーー謂ニ之銀こ 0 漢ノ武帝が財政窮乏 で織った白い布〇白いこと。白い色 【白居易】イ中唐の詩人。字曾は楽天、号あり、元白と称され、元の死後は劉禹錫鎧 字 名 ・所謂天道、是非。 。〕へ論語・子罕〉 人 マ ^ や >< か〉と読んて疑問の語気を表わす 新住乎・・邪・哉・大・也〈 " や " な〉 冖いわゆる天道は正しいのか、あるい 也ー 力、もとは〈なり〉と読んて判断の気持ち音 はひょっとして正しくないのだろう 文末に置かれて、〈か >< や〉と読んて疑間・反語 の説は。〕 ^ 論語・顔淵〉 を添える両者は用法によって二み分け を、 ^ かな〉と読んぞ詠嘆の意を表わす助字。 ^ や〉または ^ よ〉と読ん ( 呼びかけに用い か。〕《史記・伯夷伝〉 し マ「乎」「与」「邪」の三文字が疑問を主としるが、意味は 4 していてどこからとも区別て 疑問・反語・詠嘆が心理的に一つのものてあるる。同じ呼びかけても「也」よりは語調が強い。 しんよ て言うのに対し、「哉」と実」とは詠嘆をきない。つまり疑問とはいうものの、非常にゆま ことは荷」の項 ( ) に述べるとおりくこの参乎、吾道一以貫」之。 項の助字についても同じ。それぞれの文字につ 〔曽参よ、私の道は一つのことて貫か主として言う点が異なる。そのうち「哉」の方るやかな意味あいてしかない。多くは「何」 外 がずっと語感が強く、正面から詠嘆の気持ちを「安」などとする。 いて重点はやや異なり、「平」「与」「邪」の三つれている。ズ論語・里仁〉 ′いいッ′やト が近く、「哉」「夫」の二つも互いに近いが、 「乎」と同じく疑問の意を主とし、詠嘆述べる。強調のため、主述を倒置することが多門人問日、何謂也。 与 い。〈かな〉と読む。 「也」はそれらとはおもむきが異なる。ただし実 〔門人がたずねた、「あれはどういう意常 に及ぶ語だが、「乎」よりは語感が軽く、 ナルかな 味てすか。」ズ論語・里仁〉 際にはあまり区別されず互いに通用する。 自問の調子を帯びることがある。「歟」は「与」賢哉、回也。 マところて、これら疑問の助 ~ 用いて仮定を マ最も用法が広く明快な文字。疑問と音義 , こもに同じ。 〔えらいもんだねえ、顔回は。〕《論語・ 雍也〉 表わす用法があるのてここてふれておく。疑漢 の意を主とし、まっすぐに問 - フ。 是魯孔丘之徒。 マ多く「豈」「安」「焉」などと呼応して反語の文問とは判断を和正にとどめ、決定せずにおくこ常 〔すると魯の孔庇の門人か。ズ論語・徴 とてある。そこから和疋すなわち仮定の意が生 子》 をつくる。 〔勇士だ、もっと飲めるか。ズ史記・項 クンゾかくサンや ずる。この形は通常、対句にして、 ^ : : : か、の 羽紀〉 マ右の調子がさらに深くなり、疑問・詠嘆の意人焉痩哉。 マ多く「豈」「安」「寧」などと呼応して反語をつを含みつつ「 : : : てあろうなあ」と、語尾に気〔人はどうしてその本性をかくしきれ ・か〉のように読み「もしこうなった場合に親 、もしああなった場合には・ : : ・」の意を くる。この場合は ^ や〉と読む。 ようか。〕〈論語・為政〉 持ちをこめて言う用法がある。 吾豈能佩 = 六乢相一。 マ「哉」に同じく詠嘆の意を表わすが、表す。 孝弟也、其為 = 仁之本一。 夫 「哉」が深く嘆ずるのに対し、「夫」はやや ? 矣哉、終 = 身夷狄一祕矣哉、 〔私はどうして六国の宰相の印綬を帯 〔親思い兄弟思いこそが仁の根本てあ 。もとは骨暴ニ沙礫 1 軽い。また、疑問・反語の用法もない びることがてきただろうか。〕《史記・蘇 ろうなあ。ズ論語・学而〉 秦伝〉 〔もし降伏すれば夷狄の地て一生を終 マ同じく疑問を主として「乎」「与」に通ず〈かの >< それ〉などと読む指示詞て、転用され えねばならない。もし戦えば、死んて マ〈かな〉と読んて詠嘆の意を表わすが、そのるが、〈かな〉という訓はない。「乎」のよて詠嘆の意を表わすもの。 ハキ ? ′かな おカ 荒れた大地に骨をさらすことにな 語調は「哉」などよりは弱い。 うに単に問うのてはなく、怪しみ疑う気持ちを逝者如レ斯夫、不レ 4 ロ = 昼夜→ シイかな る。ズ李華・弔 - 一古戦場一文〉 惜乎、夫子之説 = 君れ一也。 冖過ぎゅくものはこの大河の流れのよ 強くこめて自問する場合に多く用いる。「耶」 うなものなのだなあ。仆夜の区別もな 冖残念だなあ、あの人の君子について は「邪」と音義ともに同じ。 1 【ノ】 4 タ ! らサン 8
いられたので、さらに冫 ( 水 ) を加えた字 【溝池】 O みぞと池と 0 城のほり。礼、礼運現 【漢土ンシナの称。唐土。禹ウ域 9 【漢家ン〇漢朝の王室〇当代の朝廷をさ 「城郭ーー以爲レ固」 ム【漢氏ン漢代のこと。韓愈、与ニ孟尚書一書すのを遠慮した称。李白、塞下曲「塞虜乘」【源平】 O 源氏と平氏と〇紅白。源氏は 「ーー以來、群需區區」 秋下、天兵出ニー 白旗、平家は矼旗ゆえ ーこ 0 シナの称 一溝洫田の間のみぞ。論語、泰伯「卑ニ文 【漢文】芻〇漢民族によって作られた文語体【漢高】芻漢ノ高祖の略称 【源本】劈みなもと。おおもと。本源。貞観政宮室「而盡ニカ於ーーこ 、カン名〇シナの書物。漢文の書物 0 要、礼楽「塞一一禍亂之ーーこ のシナ文とその模倣作。広義では日本語を【漢書カンショ 一溝渠みぞ。ほり。下水「「ーー刻鏤」 混じても漢字のみで書かれた文〇漢代の文書名。前漢一代のことをしるした正史。ネ史【源委洋ンもととすえと。本末。原委 【溝勝】ウみぞと田のうねと。班固、西都賦漢 章 0 漢 ' 文帝の略称。貞観政要、納諫「不記にならった最初の作。後漢の班固著、一 00 【源泉】 ~ 〇水の流れのみなもと。原泉〇もと一溝滄一みぞ。溝は田の間のみぞ。南は溝に名 レ能レ慕一一ーー之高行こ そそぎ入る水。盃子、離婁「ーー皆蘊」 「こと 「ーー課税」 0 ものごとの ^ 起こり ^ はじめ 【漢文学】芻 1 漢文學〇漢文体の文章でⅡ【漢訳】芻漢譯。他国語を禛文に翻訳する【源流】ウ O もとの流れ。川の流れのはしめ【溝壑』谷。たにま。谷あい。孟子、滕文公ん のほう。みなもと。水源 0 ものごとの初め。始ま 「志士不」忘レ在ニーーこ しるされた文学 0 漢文を文学的に研究するロ【漢詩プン O シナふうの詩。漢字でつづったシ 学問 0 漢代の文学@シナに発達した文化ナの文語体の詩。また、それにならった日本人り。起源 0 みなもとと流れと。物事の起こりと〔冓漬一〇みぞ。どぶ〇死ぬべき所でないた音 その末と。本末 を研究する学問。漢学。シナ学 の詩。からうた。↓漢文 0 漢代の詩 とえ。論語、憲問「自經ニ於ーーこ し △泥ー、城ー、陰ー、御ー、禁ー 【漢方シナ固有の医学「ーー医」 【漢節】づ漢節。漢の天子から使臣のしる【源源】相ついで絶えないこと。孟子、万章 「欲二常常而見ロ之、故ーー而來」 5 【漢史ン漢代の歴史。すなわち班固のま漢しとして授けられた事節。通鑑、漢紀一五「杖一一 書をさす。韓愈、送二楊少尹一序「ーー既傳二 ー一牧レ羊、臥起操持」 【源頭 ~ 水の流れのみなもと。水源 其事「而後世エレ畫者、又圖一一其迹こ 、水ー、本ー、河ー、起ー、根ー 具漢語ン〇シナ語 0 昔、シナから伝来して 0 ケガす。レ汚便所。溷廁ン@乱れる国乱ル 日本語となった、漢字音から成る語。また、 財ー、桃ー、電ー、淵ー、禍ー、溯ー L す字 6 〔漢好 ) 芻〇裏切り者。反逆者 0 スパイ 靏〔返形声、園冖が音 8 【漢学ル 1 漢學〇シナに発達した文化を研漢字で組み立てて字音で読む熟語。 X 和語 タチマち。にわ一溷軒一Ⅱ溷廁シ。かわや。便所 用 溘。 ( 彡 ) 囚合一、 究する学問 0 漢唐間に行なわれた経学。文具漢儒】芻〇漢代の儒者 0 シナの儒者 常 一溷淆】芻Ⅱ溷肴。乱れる。乱雑になる 字語句の解釈を中心にした学風。 X 宋学【漢薬】芻漢藥。漢方のくすり。漢方薬 〔す返形声、盍が音 一溷濁一芻にごる。楚辞、離騒「世ーー而不」 L 分兮」 【漢周プ ~ ウ五代の ' 後漢と ' 後周と。蘇軾、ミ漢籍】〇主としてシナ人がシナ人のために『溘死秀ウⅡ溘逝 0 たちまち死ぬ。楚辞、惜【溷錯心が乱れる 三堂記「顯ニ於ーー之際こ 「姓古今のシナ語で書いた書物。 X 国書・和書往日「寧ーー而流亡兮」 0 人の死をいう 用 【漢姓】漢民族以外の人がとなえる漢字の〇漢文で書かれた書物 0 漢時代の書籍、一溘焉話Ⅱ溘然 (C) たちまちに〇人の死の 常 △天ー、史ー、江ー、好ー、西ー、両ー 【漢武ン漢ノ武帝の略称。郭璞、遊仙「燕 形容 「水を飲む音〔形声、沙サが音 昭無ニ靈氣「ー 怪ー、東ー、和ー、前 ョ三・ 1 才・一」 滓は正字 (D カス。くず 5 、悪ー、酔ー、溘溘話〇水の流れる音の形容@急いで 痴ー、羅ー、門外ー、無頼ー 【漢和辞典プ % づ漢和辭典。漢字・漢語 滓 「残ー」 0 ご然おり「泥の 漢コ ( クワ ) ウ 0 水が深く広い と日本語との対訳辞書であるはずだが、実際 ー」 3 くろむ。よごれて黒くなる さま。滉洋 親 は漢字で表現された漢語・日本語を、現代間一一一渓〔 8 〕の旧字元 一襾返形声、宰お転音が音 〔字冖形声、晃冢音 日本語で説明したものが普通 【況漾一諤Ⅱ滉瀁 O 水が深く広いようす 0 〔滓穢秀〇よごれ。けがれ 0 よごす 9 【漢音】芻唐代の長安付近の発音がなまって △沈ー、泥ー、渣ー、塵ー 波がゆれ動くようす 雲氣一〇〉 , 《月 O 塩水 0 池 わが国に伝わったもの。 X 呉音 溝は旧字 CD ミ 【漢皇】芻芻〇漢朝の天子 0 当代の天子〔形声、氣キの転音が音 L 用する川 尤ゾ④田の間の 2 一滋一滋〔 9 〕の正字元籔 ~ 一湿〔 9 〕の 呉ク をさすのを遠慮した称。白居易、長恨歌「ー CD ミ 水みち @地を ー重レ色思一一傾國こ ] 漢シュ ( シ ) ウ田有溲は俗字 (D ュバ 元ナモ掘った水路 6 城の周囲の堀「深」ー」 呉ガ ( グワ ) ン 尤リ。小便。溲便。 【漢室】芻漢の王室。諸蔦亮、出師表「ー ト④〔形声、冓が音 之隆、可ニ計」日而待一也」 水の流れ出るもと。水源@物事の始めとなる【溝中瘠哿みぞの中に捨てられた死体。溲溺 ~ ' 「牛ー、馬ー」 0 コねる。水をかけて、 粉を > うどんを > ねるひたすそそぐ もと「起ー」 【漢城】芻ウ韓国の京城鶚 3 ョクの一名 文天祥、正気歌「一朝蒙ニ霧露「分」作ニ 〔襾会意、原 ( みなもと ) が「はら」の意に用 【漢帝】漢の ^ 天子〈皇帝 鬮形声、叟 ~ の転音が音 3 >- 】 2 カンーシュウ 0 609
現 【成文律文章の形をと 0 ている法律規悄「ーー不」説」 0 事を成しとげる。史記、高上のもの。穀梁、昭一〈「羈「貫ーー「不」就 = 2 一成一成 ( 前条 ) の正字 表 師傅「父之罪也」注「ーー、八歳以上」〇 祖紀「劉季固多ニ大言「少ニーーこ 則。成文法。 X 不文律・不文法 もと女文 5 【成句】ハイ O まとまったある意味をもっ句。き【成法】翳〇きま「ている法則〇成しとげるて十五歳以上のもの。礼、内則「ーー舞」象、 學一一射御こ注「ーー、十五以上」 イ ( ヰ ) 2 微タケし。たけ だて。成就の方法 まり文句 0 昔からいわれて広く世に知られて たけしい。ド いる文句。古来の慣用句。成語 9 【成美】人の美点を成しとげさせる。論【成道】ウ〔仏〕成仏得道の略。悟りを開 く。仏道を悟る。悟道。特に釈迦が菩提寰 語、顔淵「君子ーニ人之ーこ セイコウ O 日成効。しごと > 目的 > を 【成功】コウを 常に勇ましい 0 威厳〉威光〉がある。論語、嘆 学而「君子不レ重則不レー」オドす。威勢で名 成しとげる。書、禹貢「告ニ厥ーーこ〇立身 9 【成案】〇実行できるように立てた案 0 ま樹の下で覚りを完成したことをいう 出世する。富や地位を得る。史記、蔡沢伝とまった考案。できあが 0 た案。 X 草案・試案ロ【成業】翳す〇学問や事業を成しとげる人を恐れさせる 3 いきおい。勢力。権力国威 0 学問や事業が完成すること 「ーー之下、不レ可ニ久處こ カ・威光。人を恐れ従わせるカ因恐れる。ん 【成 0 貝】代団体を構成している人々。メンバー 〇一家をかまえる。家をつくる【成数】蓊 1 成數〇定ま 0 た運命 0 端数を〔字〔源〕形声、成信の転音が音〔長イ敬する 【成立】 2 品齠 O なりたつ。できあがる。後【成家 = 漢書、鄧禹伝「恐」無」所ニーーこ〇事が〇結婚する 0 家を富貴にする 切り捨てた数。およその数。完全の数。詩経 2 【威力刎 O 圧倒するような強い勢い。人を音 の詩は三百五篇であるが、成数をあげて「詩恐れさせ、服従しなければならないような心理 まとまる 0 成長しておとなとなる。李密、陳情ロ【成規】社イ所定。前からきまっている規則。 し 前人が定めた規制。蜀志、蒋碗費幃伝評三百」というような類 状態にさせるカ 0 兵力「する ^ おさえつける化 表「零丁孤苦、至ニ于ーーこ@レ成り立ち。 「咸承ニ諸葛之ーー一因循而不レ革」 なりたっこと @レ成り立ち。なりたった過程。 は【成語】〇古語で後人によく引用される 5 【威圧】引 s- 威壓。威力や威光で人を ^ 圧迫転 できかたのレ成り立ち。構成要素 語。成句「故事ーー」〇二つ以上の語が結【威令イ O 威光と命令と 0 威力のある命 【成婚】蓊ⅱ成昏結婚が成立する L 令 6 【成困】物事が成立する原因。成立のもと【成都】四川省の首都。昔、三国の蜀およびついて新しい意味を表わす語。熟語 6 【威刑】い刑罰 び五代の王氏・孟氏の蜀国の都であった【成算】〇見込みがたつ。計画ができる 0 も【威光プウ人に自然と恐れと敬いの念を起こ字 〔成吉思汁元の太祖皇帝 くろみ。成功する ^ みこみ ^ めあて させるような、一種のおかしがたい、強いカ セインヨす美しい模様を作りあげる。は 一成行新レ成り行き。状勢が変わっていく《【成章】 , イあておごそかではあるが、しか用 経過 ^ 結果 成徳 O 修養して徳を成就〔威而不」猛けカらず なばなしく文化活動をしている意。論語、公【成徳】翳い する。易、乾「君子以ー」ー爲」行」 0 修養し もはげしくあらあらしくはない。論語、述而「子は 【成竹】翳画家が竹を描く前に、竹のようすを冾長「吾黨之小子狂簡、斐然ー」ー」 O 成功と失敗と。諸葛成就した徳。書、伊訓「列祖之ーー」 温而厲、 、恭而安」 胸中に想像し、その後に筆をとるように、事【成敗毳イバイ 【威名プイ〇威光がすぐれ名声がある 0 威勢字 前に計画を立てる。また、その計画。蘇軾、賞亮、後出師表「至 = 於ーー利鈍「非 = 臣之丐【成器】づ成器。よいうつわ。よい器物。礼、 のある名声。十八史略、東晋「前後都コ督 管谷偃竹記「畫」竹必先得ニーー於胸明所ニ能逆睹一也」〇勝負 0 切りすてる。斬王制「錦文珠玉ーー、不」粥ニ於市こ 用 常 「形になったもの 罪に処する@処罰する。しおきする@さば【成熟】翳ク〇穀物などが十分にみのる〇学八州「ーー赫然」 く。裁断。裁判のこらしめ①政治をとる 芸などが十分にできあがる〇十分に成長発 7 【威沢】づ威澤。威力と恩恵と 【成虫】翳ウづ成蟲。こん虫の幼虫が親と同じ の 【成年】心身が十分に発達し、一人前と一成敗之機成功か失敗かの大事なわ達する④おとなになる @情熱や機運が熟し 8 【威毒ク威力をもって他を害する 認められる年齢。おとな。成人。 X 未成年 かれめ。勝負がきまるチャンス。通鑑、漢紀五七 て適切な時期になる「西晋「枯與ニ之ーーこ【威迫】〕クⅡ威脅。おどしてせまる。おどし字 「ー - ー、在ニ於今日こ 【成名】名誉をかち得る。名声を持つ。 【成薬】 1 成藥。調合した薬。十八史略、て従わせようとする 論語、子罕「大哉孔子、博學而無」所」ーに【成就】セインユウ ジョウジュ〇成しとげる。できあがる 0 り口一成蹊一な丁小道ができる。有徳者のもと【威武】ハ O 威力と武力と。後漢書、光武紀 に多くの人が集まって来る意。史記、李将軍「王莽驪ニ猛獸虎豹犀象之屬「以助ニー つばな地位につける。通鑑、漢紀一五「皆爲三 7 【成見洋きまった考え。まとまった考え L—」 ーこ 0 武力が強く、非常に勇ましい 【成否イ成功するかしないか。成功と失敗と陛下所ニーー「位 = 列將「爵ニ通侯こ 0 〔仏〕伝「桃李不」言、下自ー 8 【成育】Ⅱ成長鱈 O そだてて大きくする〇願がかなうこと「満願ーー」 「も【成績】羇〇成しとげた結果。できぐあい。てが【威服】威力でおどして従わせる 大きくなる 「きあがり一成程一レ成る程。 ( あて字 ) まことに。いかにら。いさおし。書、洛誥「惟王有 = ーーこ 0 【威明】威力があ 0 て賢明。十八史略、東 漢「新市・平林將帥、憚一一其ーーこ 【成果洋イできあがった、よい結果。できばえ。で【成湯】翳殷ノ湯王。シナ古伝説中の帝王学業や試験の結果を評価したもの で、帝業を成しとげたので、成湯という △小ー、大ー、化ー、 9 【威信プノ威厳と信頼と。貫禄鰓おもみ 天ー、合ー、夙ー 【成金】 O 将棋のこまで、敵陣にはいって、 金将と同じはたらきをするもの 0 貧乏人から【成等正覚】島づ成等正覺。〔仏〕迷い 早ー、老ー、完ー、作ー、育ー、速ー、【成重】威光があっておもおもしい。魏志、 崔伝「聲姿高暢、眉目疏朗、鬚長四 1 急に金持となった人「戦争ーー」 を去って悟りにはいる。等正覚は仏の別名 混ー、結ー、晩ー、落ー、賛ー、編ー 尺、甚有ニーーこ 9. 養ー、集大ー、一気呵ー、大器晩ー 【成事イ O すでになしとげたこと。論語、八【成童】翳年がやや長じたものの称 O 八歳以 5 【戊】 1 セイー 4 イ
この辞典の使い方 九ー解説 〔例〕 8 一火火一 O シ 0 覃 e00 。長【ほ ドい〔スルドし〕。鋭利 ①ー親字を囲んている【】は常用漢字、『』は常用漢字外てあることを示す。 ②ー新字体・略字などが別の漢字と一致したものは、 0 ⑩を入れて区別した。 ②ー横線の下の、「人」はその親字が人名用漢字別表の漢字てあることを一小す。 ・漢・呉ゲイ霽 〔例〕Ⅱ 人 (D ミネ。レ峰 0 漢・央ウン文 〔例了 は旧字、藝は正字 0 日 (D ワザ④才能。才 知。働き : ・・芸は正字 (D 香草の名。 ・ー説明の最初に所属部首の変更を一小した。「もと冂 5 」は旧式の辞書てはロ 部の五画にあるものを、引きやすくするために改めたもの。また、従来の画数の・ー漢字の原義にない国品特有の訓義は〔日〕の記号ぞ区別した。 数え方を改めたものは、「もと何画」とした。 熟語について もとロ 一ー熟語の選択 平易な日用語や、今あまり用いられないものは親字中に用例として出し、見出し からは除き、現代語の中ても比較的読みにくいもの、明治の文章によく出る漢語 0 ー同一漢字に各種の字体があるものは、その字の正字・俗字・略字・本字・占・準漢語・あて字などをてきるだけ多く収録した。そのほか、経史子集四部にわ 字等や、別字・同字を明らかにした。正字は殿版康煕字典によったが、疑わしいもたる要漢籍中から利用者にとって役にたっ熟語・故事成語・格言・人名・地名・ のはさらに「説文解字」あるいは金石文などによる字源にさかのばって補正した。書名・官職名などを含めた。なお現代における漢語的表現の専門用語も収めた。 「益」「」等は従来旧字体とされていたが、これらの形は旧活字のデザインてある 一一ー配列 のて、旧字体とはっきり区別して、「旧活宀子」と記した。 0 ー訓義は e00 : : の記号によって分類し、さらに小さく分類されるものは熟語はすべて第一字の親字のところにまとめた。その配列は第一一字の総画数に従 ④ @6 : : の記号をつけた。その順序は使用度の多い一般的なものから特殊なもい、同一画数内ては慣用の字音の五十音順によった。艾三画 ) こ ( 四画 ) の画数は区 のへと列挙し、必すしも原義を先にはしなかった。訓義が一つだけの場合にも、それ別せす、すべて一一一画と数えて配列した。なお、熟語の数が多いところには、引きやす 義てあることを明らかにするために (j) を加えた。この場合、 0 以下が欠けいように第一一字目の総画数を【】の -= に一小しておいた ているの′しはない。 〔例〕Ⅱ 2 【余人】 0 ー一つの親字て、字音の相違によって、その訓義に違いが生ずるものは、字音の 【余力】 上に 0 〇 0 : : の記号をつけて字義の e00 : : と対照させた。 3 【余子】 〔例〕Ⅱ もと 6 画 8
現 ぞ。〕《史記・頃羽紀〉 表 ないと判定するようなおもむきがある。したが ない。〕 ^ 論語・学面〉 否定を表わす助字の四つの系統、「不」「無」 「勿」に同じく〈なかれ〉と読んて禁止の語 「非」「未」のうち、 , ) こては「無」の系統の助字マ「無」無」」は〈となくとなく〉と読み、「てある程度長い旬の上に置くか、「莫不」な毋 意を表わすが、「勿」との違いは、特定のは 「 <t もも区別なく皆」の意を表わす。「無 = どの一一重否定、または比較・禁止の用法など、 について述べ、他は別項 ( 芻 ) に述べる。 何かしらこみ入った構文に用いられる。「無」面ての禁止てはなく、広く一般のこととして 、 ^ なし〉と読み「有」の対義語て、存在の否一ズとなく〉とも言い、同じ意味。 のつく熟語は無数無限にあるのに、「莫」がっ禁止する用法が多いというただし笏」と嘆 ・つまり物事が存在しないことを示すの無貴無」賤、同為 = 枯堂 くのは「莫大」「莫逆」ぐらいしか見あたらず、通用し、また「無」 9 る点も同じ。 が本羲 ) ここにあげた文字はすべて「無」に音〉〔身分の貴賤にかかわらず、みな同じ しかもやや複な意味 ( あることからもこの事臨」財毋 = 荷得一っ毋 = 苟 よ・フに死ん、てハ目になる。〕 ^ 李・弗 : 古戦 が類似していて、 ^ なし〉という訓のある同系 情が知られる。 場一文〉 統の文字。そのうち「無」は最も用法が広く、 ー、、加減なしかた 〔金銭に対してよ、、、 音 マ「無 = < 不新」は〈 < としてせざるはなし〉子日、莫 = 我知一也夫、子貢日、何 他のすべての文字に通する幅がある。 て手に入れようとしてはならない。困 、其莫」知」子也。 し と読み、「てあってしないものはない」、 聖ん = 師 難にあたっては、むやみにげようと つまり「こんなてもする」の意を表わす。 「孔子が言った、「私の理解者がいな 冖聖人には決まった師はいない。〕〈韓 転 してはならない。〕《礼記・曲礼上〉 い。」子貢が言った、「どうして先生 「無ニ無をズとしてなきはなし〉も同じ 愈・師説〉 マ「徴細」「隠徴」などと連用するように、 の理解者がいないなどということがあ マ「無」は広く軽く用いられる助字て「不」の構文て、「 < ( あっててないものはない」の 微 もと、かすかてばんやりしていることを言外 りましよう。」〕《論語・憲間〉 字に通じ、特に存在の否定という意識なく一一重否定の用法のひとつ。 シトシテルハゼ いやしタモ う語。〈ひそかに・ >< かすかに〉という訓力あり、漢 マ〈なかれ〉と読んて禁止を表わす用法。 苟性ニ其養一無 = 物不レ長。 「 : : : てない」の意にとってよい場合もある。 シムルコトキ クムルコトク 転じて「なし」また「あらず」の意に用いる。実常 、 , よ生長し 臥 = 沙場一君莫」笑。 〔ー 0 しも育て亠力が - フまくしーー 君食無」求飽、居無」求レ安。 「酔「て砂漠に倒れてしまっても、諸際には、〈なかりせば〉と読み、「本当はあ 0 たは ないものはない。〕〈盃子・告子上〉 〔君子は食事にあたっては満腹を求め ことだが仮になかったとしてみると」という意 君どうか笑わないてくれ。〕 ^ 工翰・涼州 マ〈なし〉と読み、もと「存」の対義語て ず、住居については安楽を求めな 味て用いられることが多い。 亡 あったものがなくなることを言うのが本詞〉 。〕 ^ 論語・学而〉 用 ・・はなし〉という比較の構文に管仲一吾其被髪左衽矣。 常 マ〈なく ( ん ) ば〉と読んて、「もしなければ」と秀「亡失」「亡国」などと言う。助字としてはマ个 : : ・より : 冖もし管仲がいなかったとしたら、 いう仮定の意に用いるが、文脈から仮定に読む「無」と同じように用いるが、たとえば次のよう用いる。多く「焉ズこれより〉と呼応する。 - 一シキハこれョり 我々は夷狄の風習のままに、ざんばら の 晋、天下」強」焉。 のてあり、「無」の字自体に仮定の意味が含まな例ては本義をひきずっている。用法は「無」 字 髪に左前の着物を着るようになってい よりずっと狭い 〔晋国よりも強い国は大下にない。〕 れているわけてはない。 ただろう。〕〈論語・憲問〉 子・梁恵王上〉 犠 = 顔回者一・ : : ・不幸短〈物 ' " 矣、 民無レ・信不」立。 マ「莫不」は〈 : : : ざるなし〉と読む一一重否 ~ 丐マこのほかに〈なし ) と読む字には、「末」「罔」 今也則亡。 冖人民は信義がなければ存立しない。〕 シルハラてつニ 「蔑」「靡」などがある。 天下之車、莫レ不」山轍。 〈論語・顔淵〉 氤回という者がいました。・ : ・ : 不幸 マ否定の用法についてはネ」の項 ( ) もあわ にも短命て死んて今はおりませ 〔天下の車て、わだちを通らないもの マ ^ なかれ〉と読んて禁止の意を表わす。禁止 せて参照のこと。 はよい。ズ蘇洵・名 = 一一子一説〉 を本義とする助字てある「勿」や「毋」などよりん。〕《論語・雍也〉 は意味が弱い。これも文脈から禁止に読むのてマもと「暮」の原字て「日暮れ」の意を表わマ〈なかれ〉と読んて禁止を表わす。ある ことに臨んて、それを禁止する場合に用い ある。 し、仮りて〈なし >< なかれ〉の意に用いる。 カレトスルっトルカ - 一ッ したがって細かく見ると「無」とは徴妙に語感る。そのほか、 ^ なし〉と読んて「無」に通じて 無レ友ニ不レ如レ己者 1 が異なる。「無」は存在しないことを単にすら用いられるが、この用法は狭い。 冖自分より劣った者を友にしてはなら 2 【】 289
どの既てとらえればよい。文末に感嘆の助字表 と遠称と考えてよい。すてにわかっているものマ「是以」は返読せずへここをもって〉と読み、 〔大工は自分の仕事をうまくしようと 田フと、必ずはじめに自分の道具を鋭「与」「平」などを置くことが多い についてこちら側のものとあちら側のものとを上に述べられた内容を大きくうけて下に続け 文 指し分ける。「此」の方が用法が広く、特に「こる。一一字あわせて「それだから」「こうい - フわけ 利にとぐ。〕〈論語・衛霊公〉 ちら」という意識なく、上に述べたことを指示て」の意の接続詞と考えればよい。「以是」の場マ動作の主体を示す。しかしこの場合もそれだル。 冖世に道徳が行なわれない。 する。〈これ〉のほか〈かく >< ここ〉とも読む。合は上におかれた「以」に、「是以」の場合は同けて完結した文になることはなく、必ず「それ 名 かだに乗って海にても漕ぎ出してしま 此不レ知ニ其罪一面死。 じく「是」に重点があることから生じた区別てが・・ : : することが : : : 」「それが : : : することを いたいよ。その時私についてくる者 : 」のよ・フに、他の述にさらに大きく包ま 〔この男は自分の罪を知らずに死んてある。 人 は、まあ由かなあ。〕《論語・公冶長〉 衆人皆酔、我犱醒、以見」放。 れる準乂になる。 しフ。」 ^ 説苑・正課〉 レ / ランコト 9 マ〈その〉とも ^ それ〉とも読むが、指示詞音 秦王恐ニ其破レ璧、乃辞謝固請。 冖人々はみな理性を失い、私一人だけ 彼丈夫也、丈夫也、吾何畏」彼 としての性格がゆるやかなのて、その語感 が正気だ。それだから追放されたの 哉。 〔秦王は彼が璧を壊してしまわないか し だ。ズ屈原・漁父辞〉 と恐れ、わびをして強くたのんだ。〕をとって〈かの ) と読むことが多い。「其」が近 〔彼も一人の男、私も一人の男、どう ^ 史記・廉頗関相如伝〉 「此」にほば同じと考えてよい。論語に く強く指示する語感てあるのに対し、「夫」はは して彼をおそれることがあろう。〕〈孟斯 ゆるやかて、自分の外にあるものとしてとらえ は「此」は使われず、すべて「斯」が使われマ全体の中ての部分を示す。 外 る感じてある。「あの」とか「例の」とかいう訳 マ「非」に対する語て、「あれてないこれ」ていることからもその事情がわかる。ただし高祖日、公知 = 其一一未」知 = 其一「 字 「まちがいなくこれ」という蚯の文字。判〈これ >< この〉と読むほか ^ ここに〉と読む場合 冖高祖が言った、「貴公はその一面につ語があたる。 用 非レ我也、夫一一三子也。 いては理解しているが、他の面につい 断をふくみつつ、これてあると指し定める点がが多く、その場合は「即」の意味に近いのて ^ す 常 〔私がしたのてはない、あの連中のし 「此」の語感とは異なる。したがって「此」は上なわち〉と読むこともある。 ては知らない。」ズ史記・高祖紀〉 たことだ。〕《論語・先進〉 我仁、賑一仁矣。 の文を主としてそれを指示するのに対し、 マ「そのもの固有の」「本来の」「しかるべき」な マ ^ それ〉と読んて発語の辞になる。「其」のよ嘆 どの意味て用いる。 「是」はその下に述べることを主にして言い定め〔私が仁を望めば、ただちに仁の状態 る。「是年」「是国」と言えば、特定のものを指がやってくる。〕〈論語・述面〉 今欲レ挙 = 大事一将非ニ其人一不うに文中・旬中に用いられることはなく、常に常 文頭におかれ、「其」よりも正面切って主張を すのてなく、「当年」「当国」の意。しかし実際、マ〈その〉と読み、近称・中称・遠称に関係可。 の 展開するような調子てある。 には「此」と「是」はあまり区別されず、ほば通なく、「話題になっている当のものを指し 冖大事をくわだてようとしているのに、 じて用いられる。 夫人必自侮然後人侮レ之。 示す」というのが基本的な語感。そういう意味大将がしかるべき人てなければだめ シとテ 若言不見レ用、有レ難而死レ之、ては日本語の「その」に近いが、前にも後にも 〔いったい、人は自分て自分をあなど だ。〕〈史記・項羽紀》 是妄死也。 り、そのあとて他人もその人をあなど 指示する対象がないのに「其」という用法があマ〈その〉と読んても特に何も指示せず、単に 冖もし諫言して採用されず、国難に死る点は異なる。しかしこういう場合も指示する語調を整えているだけの用例がある。「その」 るよ - フになるのだ。〕《盃子・離婁止〉 んてしまうとしたら、それは犬死にと 気持ちはやはりはたらいているのぞあり、場合と訳すとかえって不正確になるのて訳文てはこのほか、〈これ〉と読む字には「伊」「維」「惟」 いうものだ。〕 ^ 説苑・臣術〉 場合てうまく語感をとらえることが必要てあ無視する。「与其 : : : ズ其の・ : ・ : よりは〉の構などが、 ^ それ >< その〉と読む字には「厥」「爾」 などが、〈かれ〉と読む字には「伊」「渠」などが 「以」是」は、返読して〈これをもって〉と読る。 文の「其」がこれにあたる。 ナラン 0 いや′カレ ある。 み、「是」は上文の具体的事実を指す。「この点マまた「其」は単独ては主語や目的語になれな与其不孫一也寧固 て」「この点から」の意。 という点にも注意する必要がある。必ず下〔尊大てあるよりはむしろかたくなて ひそカニテ 陰以ニ兵法一部コ勒賓客及子弟一 に続けて、たとえば「登一其山このように用い ある方がよい。ズ論語・述而〉 4 【止】 ラよろくス 789
ぃ 広義の唐音は , 江戸時代に輸入された近代音 までいう。宋音の称は宋代の発音の意味であ るから , 広義には使われない。右の三音を例 示すれば , 下のごとくである。 行漢音コウ呉音ギョウ唐音アン 京漢音ケイ呉音キョウ唐音キン 漢字の四声漢字の発音は単音節であ る。この単音節で , 天地間のあらゆる事物を 区別することはむずかしい。そこで発音の区 別がなされる。漢字の発音の方法 , すなわち , 軽重強弱調子による区別が四声の別である。 ひょう 四声とは , 平・上・去・入の四種で , 江戸時 代以来の漢和字典では , 各字の属する韻字 ( 字 音の末のひびきによって分類した代表漢字 ) す を明記し , その四隅に 0 をつけ , 左下・左上・ 石上・右下の順に , 平・上・去・入を示した が , この表示法は縮字印書では不鮮明になり がちなので , 本書では ( 平 ) ( 上 ) ( 去 ) ( 入 ) の方 法で明示した。この四声は作詩 , 特に近体詩 ひょうそく の作法にはたいせつで , 詩でいう平仄とは , ひょうい この平声と , 他の三声とをいうのである。 しかし , 平声は宋元以来 , 上平・下平にさら につしよう に二分され , 元明以降北方では , 入声の発音 法が消えて他の三声に混入したから , 現在の ペぎん 北京語の四声は上平・下平・上声・去声となっ た。四声でも区別しがたいとき , 熟語 ( 下記 ) の作成でこれを補った。 漢字の意味漢字ーっが持つ意味は一つ ではない。古今南北必ずしも同じ意味には使 わない。漢字の字典の必要はここにある。 れらの意味の中には , 各字本来の意義もある が , 転用の意味もある。学術的には本義から 解いて , 転義に説き及ぶべきであるが , 今日 , 本義はほとんど使われず , 転義のみがふだん 使われている漢字もあるので , 一般用の漢和 辞典では , その順序は不適切で , むしろ使用 度の多少の順のほうが検索に便利である。 また , シナと日本と , 事物は必ずしも同じ でないから , 各漢字にあてた日本語 , すなわ ち字訓と , 漢字の本来の意味すなわち字義と は必すしも一致しない。動植物の名称などは もちろんそうであるが , そのほかの名詞・動 詞などにもある。動植物の名の字訓に「から ( 唐 ) ・・・・・・」と冠してあるのはすべて和漢差が あるものである。椿 ( つばき ) ・鮎 ( あゆ ) など は訓ではあるが , 義ではない。わが国では , ・ 128 森林を大小によって , もり・はやしに区別し ていたが , シナでは区別がない。そこで , 林 に対して , 木の枝がこみ茂っている意味の森 をもりにあてた。そこで , もりも , 森の字義 ではない。物とともに字が輸入された茶・菊 には訓がない。馬・梅は字音がなまって訓と なった。金属を区別せずにかねといっていた わが国に , 金・銀・銅・鉄の文字が輸入され て , こがね・しろがね・あかがね・くろがね という新語ができた。これらは本来の日本語 ではない。 国字の作製あてる漢字がないと考えら れたわが事物を表現するために , 六書の法に ならい , 漢字めいた新字がわが国で作られる ようになった。このばあい , 会意による造字 がいちばん多かった。ところが , 中には意外 にも同一字形の漢字があったものもあった。 訓と義との差がかようにしてできたばあいも ある。昔から国字とよばれるものは , 全然シ ナになかった字をさすことが多いが , やかま しくいうと , 本来シナにある漢字と偶然に字 形が一致したものもある。国字には原則とし て音がないが , 中には働のように , 形声法を 応用して音を作ったものもあり , はなはだし きは , 椛 ( もみし ) のように , 人の姓で「カ」 と読んでいるものもある。 漢字の熟語天地間の事物は四声だけで は十分には区別して表現できない。そこで , 二つ以上の漢字を組み合わせて , 新しい意味 をもたせる方法が行なわれた。この組み合わ せが熟語である。ところが , この組み合わせ についても , シナ本来のもの , すなわち漢語 ( 純漢語 ) と , わが国で造られた準漢語とが あり , 両者の中にも , 音読のままのものと , 全部または一部を訓読して通用されているも のとがある。また , 日本語の発音に漢字をあ てた , 純粋の日本語もある。漢和辞典にはこ れらが混同して収録されている。また , 日華 の交通の結果 , 逆に , 国訓・準漢語が , かの 国でも通用するに至った例がある。島国で海 産に富む , わが国の魚名の訓がそのまま逆輸 入されたり , 学術用語はもとより , 不景気・ 手続きなどという日本語が使われたりした。 日本の新字体と共和国の新字形 日本の新字体わが国の新字体は略字の
2 【八・、・′・づ】 4 シュウー 7 イ 漢ティ呉ダイ 注 ) 0 二千五百戸の称《周礼、大司徒注 ) もと谷。〇谷は正字タニ④山と山との間 6 一其丁北 2 愈元 6 【具当具手 ) 「 0 30りざと@くに。ところ。国土洲。大陸のくぼ地。谷あい「空ー、幽ー」@谷川。山と 5 山との間の水流「渓ー」 6 波の低い所〇す 因〔日〕くに「六十余ー、上ー」①ス。マ洲。 ①生漢ティ呉ダイ峩 6 【券】一券 )* 罍 6 【典冂 6 ) 元 しま。水中に土砂が盛りあがって、水上に現べてくばんだ所 0 キワ ( ハ ) まる。レ窮。窮困すもと弓 4 〇弟は俗字 (D オトウト。 X 兄「幼 6 一忿一↓心 4 ) る。詩、桑柔「進退維ー」事吐谷渾クは、 われている土地 、令ー」 0 女弟。いもうと年少者「子 ー・、会意、川の中にできた多くの青海地方の国名 @「ー」は、匈奴の ー」劣等者国師について教えを受ける者。 もと火 5 〇 ー ? 陸地の意。転じて、水で囲まれ君長の封号 弟子。門人「門ー」因自分の卑称「小ー」 支 てくぎられた土地の意 イ ( ヰ ) 爲 ( 爪 8 ) は ( 、会意、ハハ ( 水が半分見えた形 ) ①Ⅱ悌。よく年長者にすなおに従う @順序。 国寘 旧字 (I) ナす 丿ノとロ ( 泉のロ ) との合字、泉が次第のやすい。やすらか。楽しい。Ⅱ易「豈ー」 【州司】州の役人。李密、陳情表「ーー臨 わき出して山間を流れる水路の意 ④する。行なう。意識してする。論語、顔淵 ①タダ『但 、急ニ於星火こ 「「群萃而ーー」 象形、物を東ねて、なめし皮で 「ー」仁由」己」@: ・を : ・にする。十八史略、 【州処】ウづ州處。集まっている。国語、斉【谷口】芻谷の入口。史記、三皇紀「人皇乘一一 雲車「駕ニ六羽一出ニーーこ ぐるぐると巻きつけた形。物を春秋趙「肅侯封ーニ武安君こ 6 マネる〔マ 【州曲諤村里。曲は郷里。郷曲 ぬ〕。マネする〔マネす〕〇学ぶ①である。論語、 【州里】むらざと。小さな郷党。州は一一千五【谷神】秀人が守るべき道を形容する語。老束ねるには順序があるから、順序の意となり、 語 微子「夫執」興者ー」誰」 6 おもう①いう。 百家、里は二十五家。論語、衛霊公「言不ニ子は道の本体を谷の空虚にたとえた。老子さらに兄弟の順の弟の意となった 忠信「行不ニ篤敬「雖ニーー一行乎哉」 「ーー不レ死、是謂ニ玄牝こ 【弟子影シ〇年の若い者。論語、為政「有」謂①みなす 0 ックる。論語、子罕「臂如」ー」類 ンユウづ州學。州に設けられた学校 【州学】ガク 【谷風】 O 谷から山のいただきに吹きあげる事、ーー服 = 其勞こ 0 師につかえて教えを山」タり。である。論語、顔淵「四海之内、 受ける者。門人。門弟行子。論語、雍也「哀皆ーニ兄弟こナる④ある状態から他の状 風 0 万物を生長させる風の意。ひがしかぜ。 シ鰐づ州國。くに。国土 【州国】コ こち。東風。穀風。詩、谷風「習習ーー」 【州治】Ⅱ州城。州の役所のある土地 ー孰爲好」學」 0 門人が師に対し態に変わる。十八史略、春秋趙「寧ー = 難を 「仕える礼を説く ていう自称 ロ「無」ーニ牛後こ◎到達する 6 役に立つは 【州牧】ウⅡ州鎮州の長官。地方の長【谷飲】〇谷の水をすくって飲む。淮南子、 官。牧は人民を養う意。書、周官「内有ニ百人間訓「單豹倍」世離」俗、巖居ーー」 0 隠一弟子職秀材シ本管子の篇ハ名。でしが先生にオ 9 ) サめる 9 サむ〕レ治「ー」民、ー」国」 揆四岳「外有ニーー侯伯こ 者の生活 因シワザ。したこと①タメ④ゆえ。わけ@助け。読 「はかる意【弟昆】日弟兄はらから。きようだい おかげ 6 利益「ーになる」〇関係①理由・目 、シハウづ州縣 O 州と県と 0 地方 【州県】ケ 【谷量】ウ物品が多大なこと。谷に満たして【弟妹】おとうとと、いもうとと △兄ー、母ー、幼ー、令ー、昆ー、舎ー 的をあらわす助字。孟子、梁恵王「ーニ其象レワ 【州俗】ル鰐土地のならわし。土俗。里俗 【谷閣】芻谷にかけたかけはし。蜀志、劉焉伝 人而用。之也」 @タメにする〔タメにす〕。ためル 【州郡】鬚ウ〇州と郡と。郡県 0 地方。通鑑、「住 = 漢中「斷コ絶ーーこ「深ー、凌ー、澗ー 愛ー、義ー、賢ー、同母ー 漢紀六 0 「ーー擁レ兵專レ地者」 △山ー に行なうのシむ。日使。命令の辞 $ ル。ラる。記 せらる。受動の辞「ー」辱群いし」①タスけゑタよ もと山 <(D えだ道。分岐 【州宰】ウ一州の長官。刺史 5 一岔デ豈 スく〕。論語、述而「夫子ーニ衞君一乎」と一一 【州郭】ウ州の役所のある町。韓愈、与ニ孟 「かれている意 5 【判】一判丁リ 5 ( ) 尚書一書「故自い山召至ニーーこ もに『与ニ。・ : に対して。陶潜、桃花源記 季〔〔返会意、山と分との合字、山の筋が分 表 「不下足ーニ外人一道上也」・あり。日有 もと儿 5 (D 取りか もと土ちり。 〔州閭〕ウむらざと。二十五家を閭という。 代 5 一兌→。デを える。ひきかえる。交 " 塵 0 集まる。寤〕〕↓囲み記事 ( ) ・ ( ) ・ ( 眼 ) 史記、滑稽伝「ーー之會、男女雜坐」 現 象形、旧字の爲は母ざるの形、は 換する 0 穴 3 通る@易の八卦ケの名、一 = 西〔形声、分が音 L 岔集並ぶ ( 州廩州に設けた米ぐら「四百余ー 下 上部は爪、下部はさるのから 〔涌諤〇並び起こる 0 盛んにわき出る 方に配する⑤易の六十四卦力の一、一三 △九ー、中ー、他ー、欧ー、知ー、神ー の だ。一説、・会意、爪 ( 手 ) と象 ( かたどる ) 操を守って行けば、物事がすらすらと通じる〔集秀 ) ウ多くの人が一時に集まり合う との合字、手で、まねし、かたどる意。転じて、と 象因喜ぶ集まる@まっすぐ 4 一兊〒兌〔 5 〕 作為の意となる 会意、儿 ( 人 ) とロと八の合字、 の 貌 ( ) の 人が口を開いて喜ひ笑う意 OO 漢・呉コク囚屋 ( D ひとの助〇他人に知られようとす【】 〔為」人〕す。 【丘 / 6 ) 元 5 一頁字 る。出世の材料とする。論語、憲問「古之學の 谷〇漢・呉ョク囚沃【兌換 , O 取り替え。ひき替え 0 紙幣と正 巻 ( ) の 【谷】 貨との引き替え 者爲レ己、今之學者ー」ー」 0 うまれつき④熱 漢・呉ロク囚屋 正鼓 6 一卷一旧字 靏〔を八員 【弟】弟。第
現 をもってもてなす 0 事件を審理し判断判決をすること 【審査 ' Ⅱ審覈励。詳しく調査して優劣・一審鞫】罪状をつまびらかに問いただす〔る賓客。左伝、僖三三「相待如」ー」 0 大官のプ 6 【賓次】弩お客を招待する場所。宋史、礼志語 「主人設ニーー「如二常儀こ 文 適否などをきめる「ーー員」 【審議プン物事をよく検討してその可否を相レーン来客をもてなす@みちびく国従える 【審美プン美の本質をきわめ明らかにする。美談する。詳しく討議する。審査評議「ーー未因従う。賓服①主たるものに対立するもの 7 【賓位】弩お客の位置。お客の座席 醜を見分ける 「ー格、ー辞」Ⅱ擯。シリゾける〔シリゾく〕【賓延】芳お客さま扱いにして招く。通鑑、漢 字 紀六 0 「ーニー儒雅こ 〔字〔遮形声、ハの転音が音 一審訊一くわしく問いただす。審問 △不ー、予ー、初ー、明ー、省ー、結ー 【審料】ウⅡ審度くわしく考えはかる ム【賓友】諺お客と友だちと。小学、善行「不 = 8 【賓服】来て従う。服従する。礼、楽記「諸名 ノンモン・つま詳しく尋ねる。詳細に問い 敢會二ーーこ 【審Ⅲ】びらかにとう ヒンカク O お客さま。招かれて来た人。 ただす。中爾「博學い之、 ーレ之」 7 ヒンキャク 5 【賓主】お客と主人と。盃子、万章「帝館ニ 9 【賓客】 寧す〔Ⅱ〕の俗字 論語、公冾長「可」使下與ニーー一言上也」〇 甥于貳室「亦饗」舜迭爲ニーーこ 【審理】レノ日審処詳しく取り調べること 客分扱いの《食客《いそうろう。大官のプレー覩 もと貝 8 〇賓【賓白】斃せりふ。科白。台詞 【審尋】裁判官が文書または口頭で本人 ン。十八史略、東漢「部コ署ーー「招コ設諸た や利害関係人、証人、鑑定人などにたずねる ( 貝 7 ) は旧【賓礼】 1 賓禮 O お客をもてなす儀式。礼、 こと 字、實は俗字坊記「ーー毎」進以レ釀」 0 お客としての礼師こ 転 自体に選択の意味はなく、両者を並列している〕一於一一三子之一。 外 だけてある。詳しくは「与」の項 ( 圏 ) を参照の 〔どちらかと言えば諸君の手に抱かれ 字 〈むしろ〉と読み、一一者を比べて一方を選択する 冖いっそ鶏のロばしになることはあっ て死にたいものだ。〕《論語・子罕 ) カランロスルコト 文字。「無」「無」も一一字熟して ( むしろ〉と ても、牛の尻にはなるな。〕《史記・蘇 良馬也、与其穫 = 敵一寧射「殺 「無三寧死ニ於一一三子之手一乎。」と読んても常 秦〉 読むことがあり、合わせて述べる。 之→ マ「安寧」という熟語があり、「やすし」とマところて「•< よりは寧ろ」「寧ろすとも 〔あれは良馬だ。敵に取られるぐらい マ右と同様にして「乃」の反語形「無乃ズすなわ名 寧、 、う訓があるとおり、もとは「やすんずせず」という場合、 < よりの方が好ましいこ なら、むしろ射殺すべきだ。ズ日本外 ち : : : なからんや〉を意味の上から〈むしろ〉と漢 る」「落ち着く」意味。転じて、一一つのものを比とは無論だが、の方も中正、理想のことては 史・平氏〉 読む習慣がある。「乃」はもともと曲折を経て常 べ、その中ては ^ むしろ〉こちらがましだと一なく、余り好ましくない事態、てきれば避けたマ「無寧」を二字て ^ むしろ〉と読む習慣がある。下につなげる語てあるうえに、その反語形とい 方に安んじて選択する助字になったもの。 い事態てあるという点に注音罩 - 要する。つまりしかしこれは「無寧」が「寧」と同じ意味なのてうことてさらに意味が迂になり、結局「どちの マ「寧、不」ズむしろ aa すともせず〉、「するぐらいなら、まだ CA する方がましだ」とはなく、「無寧 : : : 乎」と呼応する反語の構文らかと言えば」という語感になるために、 ^ む親 「寧、無レ」 ^ むしろすとも < するなかれ〉いう文脈てのみ用いられるのてあり、「もなのてあり、意味上「無 : : : 乎」がないのと同しろ〉と読んてしまうことにしたもの ( 、「寧」 と用いて、「することがあってもしない、 ししカカ・もっし」 いい」という文脈ては使じことになる。そこ ( ^ むしろなからんや〉との本米の意味とは無閃係′しある。次の例文ては < するな」の意になる。前後にどのような構文われないということてある。 読むべきところを、〈むしろ〉と読むことにし〈すなわち : : : なからんや〉と読んておく。 ナルコトや がこようとも、必ず「寧」の直下のものが選択マ「与 = 其一寧」は、〈そのせんよりはむしたのてあり、たとえば「行かざらんや」と言え居」簡而行」簡、無ニ乃大簡一乎。 されるのてある。 ろせん〉と読み、先に選択の相手をあげ、そば「行く」意味てあるのと同じてある。「無寧」〔大まかな生活のうえに大まかな政治 0 、ストモッ 吾寧」智、不レ闘」カ。 を行なうというのは、大まかすぎはし れと比べるならむしろ後者をとる、とつなげるは単なる「寧」よりも、調子が懇切に語意が深 〔私は知恵の戦いならまだしも、カの形。この構文ては「其」は指示詞てはなく、単くなるが、これも単に「行く」と言うより、「行 ないてしようか。〕〈論語・雍也〉 戦いはてきない。〕〈史記・項羽紀〉 に語調を整えるために置かれているだけてあかざらんや」と一一一〔う方が意味が深くなるのと同 ロルトモ カレル 寧為 - 一鶏ロ 1 無レ為 - 一牛後 1 り、また「与」は〈よりは〉と読むが、「与」の字じことてある。 ろ【 ( 】ロシンーヒン ヒン カランチ 415