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検索対象: <自己発見>の心理学
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1. <自己発見>の心理学

転職すべきてはない 転職をいくつか重ねると、職場不適応を起こしたのてはないか、辛抱の足りない人間て はないか、何か失敗てもしてかしたのてはないかと詮索する人がいる。それゆえ転職をた めらう心理が働く。ある特定の職場に定年まて勤めあげた人間は律義て信用のおける人間 てあるといったイメージを持つ人がいるのて、ますます転職には慎重になりがちてある。 今はむかしとちがって、生計を立てるためだけにカ 価く人は少なくなってきた。職業を通 して自分のありたいようなあり方を実見し ' : 、 王オしつまりキャリアをもちたいというのてあ このように職業におけるむ理的満足感 ( 経済的満足感だけてなく ) が重視されてくると、こ の満足感を妨げるビリーフを粉砕することは意義あることとなる。とりあげた四つのビリ 、たものて ーフはうだつのあがらないままに職場を去った人たちと接しているうちに気づし ある。 158

2. <自己発見>の心理学

しかし「転職すべきてはない」という考え方が今ては金科玉条とはいえない時代てある。 それは職業の意味がむかしと今とては変わってきたからてある。むかしの小市民にとって は生計を立てる手段が職業てあった。今は生活費を得るためだけなら、気楽に職をえらぶ ことがてきる。腰かけていどの仕事ても、人並みの生活を営むだけの収入はある。 ーマネントな仕事にありつかないて、アルバイトていどの仕事を転々としながら、自 分のライフワーク ( 自己実現のテーマ ) を探している人が少なくない。今はそういう時代てあ 職場は学校である そこてこうなる。職業とは生活費を稼ぐ手段てはなく、自分の生き方の表現法てある。 自分の興味と能力をフルに発揮するプロセスがおもしろくてある仕事をしている、という 図が今日のふつうの人々の求めている職業のイメージだと思う。 ということは、気に入った仕事をしているうちに、それまては気づかなかった自分の興 味や能力を発見し、今の仕事には満足てきなくなるということがある。すると次の職場に 転じて、そこて新しく発見した興味と新しく発見した能力をフルに使ってみたいと思うよ 159 職業生活におけるビリーフ

3. <自己発見>の心理学

この人間の実状を認めないて、 たむやみに「配偶者はたえずやさしくあらねばならぬ」 「やさしさのない結婚は意味がない」と叫んてみたところて意味がない。叫んて世の中が変 わるものてはない 自分がいっても、どこてても、たえず相手にやさしくないのと同じように、相手もいっても、 どこてても、オ 姿、こ、て「 : ・べきご こえず私にやさしくないのはやむを得ない。 ないて「 : : : てあるにこしたことはない」と自分に語りかけた方が得てある。「得てある」 という意味は、い らいらしないてすむから心理的エネルギーの浪費をしないてすむという ことてある。 ところがてすねえ、と反論する人がいる。それが月に一回くらいなら我慢てきるのてす が、毎日なんてすよ、木て鼻をくくった返事しかしないし、食事も黙ってとるだけて「お いしい」のひとことかない、 そして「お前、それても大学出か」のワンパターンのセリフ しか一一一口えないとい - フのてある。 しかし、私にいわせれば、こういう人物は職場に必ずひとりくらいはいる。特に上司に こういう人物がいるとたしかにおもしろくない。だからといって転職する人は稀てある。 職場には愛がなければならない , と叫んて辞める人もいるけれども、大半の人は辞めな いている。理由はふたつある。そしてその理由は夫婦の場合にも適用てきると思うのてあ 1 ろ 9 家庭生活におけるビリーフ

4. <自己発見>の心理学

依頼に、私は教え子の怨念もこめて断固拒否したのてある。 すべての職場は現実原則が支配している。ということは、職場は競争、自己主張、他者 非難、おせじ、防衛、支配・服従などが常識の場ということてある。こういう現実場面て 生きるには、自力て自分を守る、自力て自分を表明する、自力て人に自分を認めてもらう、 自力て相手を説得する、という心がまえが大切てある。 けんかすべきてはない、自分を認めさせるのは品位のある人間のすべきことてはないと、 自制している人間は、結果的には無力感に陥ってしまう。現実原則から解放されたければ 快楽原則 ( 例ーあそびの世界 ) にときどきふれることてある。しかし現実原則を拒否して、快 楽原リ , 員たけて生きようとするのは非常識てある。 自分は上品ぶって人とけんかもせす、その不満をカウンセラーや親に語り、カウンセラ ーや親に間題解決にのり出してもらうという姿勢はきわめて欺瞞てわがままてある。おと なとは、自分の間題は自分て解こうとする人のことてある。 人をひばしに追いやる人間についての第一二の仮説は自分のいやな仕事を人におしつけ、 自分は困難を回避する心理てある。 というのはいやな いちばんわかりやすい例は、人を辞めさせたいのだが「辞めてくれ」 のて、故意に人のいやがる仕事をおしつけることがある。遠方に通勤、早朝に出勤、気む 172

5. <自己発見>の心理学

それてはあまりにも結婚が味気ないという人がいる。しかし、ものは考えようてある。 感情交流があるということは、時には波風も立っということてある。感情交流が乏しく殳 割上のつきあいが主になると、感情的にまき込まれないから平穏な日々ということにもな る。べたっかれないからお互いに自由が保てる。それゆえ楽しいという人もいる。 職場と同じてふと気づいたら、あまり好きてもなかったこの二人が同じ職場に三十年も いて、よくやってきたなあとしみじみとした感慨におそわれ、わが同志 ! という連帯感 が定年まぎわになって湧いてこないとも限らない。夫婦とて同じことてある。 もし欲を出して、もっと早くからそ - フい - フ気持ちになりたいとい - フ人力いるかもしれな そういう場合の私の処方箋は二人て共通のプロジェクトを持てということてある。た とえば毎週一回自動車を運転して老母を訪問する、毎学期の父母参観授業には揃って出席 する、子どもの卒業式にも夫婦て出席する、配偶者の実家の法事には二人て出席するなど、 一一人の社員がビジネスて出張する心境て事務的に共同てプロジェクトをこなすことてある。 すると少しずつ感情の世界も開かれてくる。 このわかりやすい例が昭和四十年代の大学紛争のときの教授会てある。紛争処理の会議 や活動を教授会がしている間に、 今まてロもきかなかった教授たちが、親しくなったのと 同じ原理が夫婦についてもいえる。 141 家庭生活におけるビリーフ

6. <自己発見>の心理学

転職すべきではない 5 職場は学校である : : : 転職の決断 : : : 転職の留意点 2 ーーーひばしにされた人間はだめ人間である ひばしの恩恵 : : : ひばしにする側の心理的問題 : : : 悟った顔はしない : いばるべきではない 「いばる」とは何か : ・・ : ふたつのいばり方 : : : 依存・畏敬の対象 : 自己主張の効用 : : : 効率的である 4 ー・ーー人に認められようとすべきではない 2 認められたい欲求はノーマルである : : : 他愛の前の自愛こそ幸福の条件・ : 認められないとき あし J か当」 3 ・ : 人間の価値は同じ

7. <自己発見>の心理学

うよ - フな教師に出会ったことがないということてある。つまり、すばらしい教師、頭をた れたくなるよ , フな先生を見たことがない それゆえ、結局は読書から得たイメージて教師 ぶりを自己流て演じているだけてある。それゆえ少し困難な状况におかれると、どうして よいかわからない。身本にしみこんだもの力ないからてある。たとえていえば、実父を孚 児の頃に失い、父を見たことのない男性が子を持っ父親になった場合、父親としての自分 はどういうふうに子どもに対処していいのか、今ひとつ自信がないのと似ている。 一方、模倣の対象を持っている教師は、心のなかに絶えすその人物がいるわけて、心の 支えを持っている。それゆえ不安が少ない。おとなになってからてもおそくはない。模倣 したくなる人物との出会いを求めるつもりて人生を歩むことをすすめたい。 びぼしにされた人間はだめ人間てある 「ひばし」とは周りから低い評価を受けて、仲間はずれにされることてある。職場ての村 八分てある。気の弱い人間は、自分の人生もこれて終わりだ、自分は欠陥人間らしい、辞 2 167 職業生活におけるビリーフ

8. <自己発見>の心理学

すべきものてある。かっとなるのは幼児性がつよすぎる。これがエンカウンター・グループ なら許容される。初めからそういう人間関係を予想して契約された人間関係だからてある。 結婚はエンカウンター・グループてはない。 職場がエンカウンター・グループてないの と同じてある。上司に向かってエンカウンター ( 正直にものを言う ) したら馘になるのと同じ て、夫婦同士がエンカウンターしたら破滅することもありうる。それゆえ、エンカウンタ ーの心意気はあった方がよいが、頭を使う必要がある。つまり、現実的な人間関係のなか にいることを忘れない方かよい 同じことは女生についてもいえる。女性も夫に父親のやさしさを期待するのて、父親の やさしさを示し得ない夫に冷たさを感じる。つまり夫に世話されたい願望がある。そこて 「夫が父親のようてあれば、それにこしたことはない」と考えた方が得てある。「夫は父親 のようてあらねばならよ、 オし」と思い込むから夫の冷たさに我慢てきないのてある。 いちばん気の利いた考え方は「配偶者は論たいのが当然てある。やさしければもうけも のてある」と当初から覚唐をきめておくことてある。 146

9. <自己発見>の心理学

それゆえ、無理に努力して「やさしくなろう」「愛そう」とするよりも、 クトを持った方が手つとり早いと思う。 意味の発見 話を元に戻す。職場に愛がなくてもなぜ辞めないか。第二の理由はこうてある。たしか に人間関係は殺風景かもしれないが、生活が安定するとか、勉強になるとか、社会的評価 が高くなるとか、娘の縁談上プラスになるとか、何らかのメリットがあるから辞めないの てある。 同じ原理が結婚についてもいえると思う。たとえば、この気むずかしい夫といかに共存 するかを工夫すれば、万が一、自分の子どもたちが将来、気むずかしい人と人生をともに する不運に遇ったとき、私のやり方を参照にするだろう、あるいは、経済的に安定してい るから好きな勉強や趣味に没頭てきる、などと考えることがてきる。 つまり苦境に意味を見出せばよいのてある。こじつけにならない意味を見出すのてある。 これはなかなかクリエイテイプな作業てある。そのためには人の話をきいたり、本を読ん だりしたくなるから、人間が豊かになる。人間が豊かになるとはワンパターン思考から脱 して、複数の考え方がてきるようになるという意味てある。 一緒にプロジェ 142

10. <自己発見>の心理学

役割志向 理由のひとつ。 いくらおかしな人物とても、お互いに役割さえこなしていれば共存てき るからてある。たとえば集金係はせっせと集金してくる。会計係はその金を記録する。こ の二人がカラオケを歌うほどに仲がよくなくても、忘年会のとき離れてすわるほどに仲が わるくても、せっせと集金し、せっせと記録するという仕事の分担に忠実てあれば、一一人 の共存は可能てある。 すなわち人間関係に二種類ある。ひとつは酒を汲みかわす人間関係。これは個人として の感情交流が主になっている。もうひとつは感情抜きの役割と役割のつきあい。前者を personal relation 、後者を socialrelation という。結婚がスムーズにいっている場合とは、このふ たつがほどほどに共存している場合てある。ところがカップルによっては後者 ( 役割関係 ) が主軸になり、前者 ( 感情交流 ) が影をひそめているものがある。 これはたしかにたのしいとはいえないかーーー人によってはたのしいという人もいる 決して絶望的てはない。 職場の人間関係はソーシャル・リレーションが主軸になるのがふ つうてある。それと同じ原理を結婚にも適用てきると、 ししたいのてある 140