転職 - みる会図書館


検索対象: <自己発見>の心理学
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1. <自己発見>の心理学

キャリアにならない転職を繰り返す人は、カウンセリングの対象になる。すなわち自分 は人生て何をしようとしているのか、どんな人生を歩みたいのか、といった間題をカウン 、、。、こ、ら、それカモ一フ , 「 セラーと話し合った方がよい テーマを持たない転職を重ねる人力しナ リアム人間てある。まだ半人前てある。人生の土俵にあがれないている状態てある。 こう考えると転職する人は、人生テーマの展開を次々と方法を変えておこなっている人 てあるから、有能な人、人生態度の積極的な人、リスクをおかす勇気のある人、自己受容 の高い人 ( 自己卑下の少ない人 ) てあるといえる。 というビリーフに縛られていると、自分をフルに燃焼させないまま 「転職すべきてない」 いうまてもなく職種の多い大組織に就職した人は、 に人生を終えることになる。ただし、 転職に相当する体験をローテーションのなかて味わうから、転職しなかった人間は無能者 とか慮病者だといっているわけてはない。 転職の決断 さて、転職の決断は何が根拠になるか。転職して「何をしたいのか What do you want tO dO 7 」と「何がてきるのか「 hat can you dO ~ 」の二間にためらいなく答えられるかど うかてある。すなわち、興味と能力についてどのていど自己理解しているかてある。その 161 職業生活におけるビリーフ

2. <自己発見>の心理学

る人もいるが、私は意図的な行動選択を提唱している。考えあぐねてもよくわからないと 何の案もない出た きに「まあ一、た 6 るよ , フになるだろ - フ」と・目分に一一 = ロいきかせるのはよい。 とこ勝負の自分に「なるようになるだろう」と語りかけるのは無為無策の自分をごまかし ているよ - フに私には田んる ふだんから意図的に生きているから、あるチャンスが到来したときに、ためらわずに転 職の決断をするのだと思う。離婚と似ている。ある日突然離婚したように見えるが、当事 者 ( 少なくともどちらか一人 ) としては、長くむに暖めていたテーマを実行に移したわけて衝 カ . 勺こ隹氏日ー ) ごし」い - フ、わけ′しはな、。 転職も似ている。あるテーマを心のなかてずっと検討していたから、転職のチャンスを とらえたのてある。 転職の留意点 転職すべきてはないという考えにこだわらない方がよいときいて、「それならば : そこて若干の留意点を述べておきたい。 転職志向の人たちがふるい立つかもしれない まず第一は、あることが好きだからといって、上手にそれがこなせるかどうかは保証て ことわざ きないという点てある。好きこそものの上手なれという諺があるが、職業心理学の研究 16 ろ職業生活におけるビリーフ

3. <自己発見>の心理学

転職すべきてはない 転職をいくつか重ねると、職場不適応を起こしたのてはないか、辛抱の足りない人間て はないか、何か失敗てもしてかしたのてはないかと詮索する人がいる。それゆえ転職をた めらう心理が働く。ある特定の職場に定年まて勤めあげた人間は律義て信用のおける人間 てあるといったイメージを持つ人がいるのて、ますます転職には慎重になりがちてある。 今はむかしとちがって、生計を立てるためだけにカ 価く人は少なくなってきた。職業を通 して自分のありたいようなあり方を実見し ' : 、 王オしつまりキャリアをもちたいというのてあ このように職業におけるむ理的満足感 ( 経済的満足感だけてなく ) が重視されてくると、こ の満足感を妨げるビリーフを粉砕することは意義あることとなる。とりあげた四つのビリ 、たものて ーフはうだつのあがらないままに職場を去った人たちと接しているうちに気づし ある。 158

4. <自己発見>の心理学

転職すべきではない 5 職場は学校である : : : 転職の決断 : : : 転職の留意点 2 ーーーひばしにされた人間はだめ人間である ひばしの恩恵 : : : ひばしにする側の心理的問題 : : : 悟った顔はしない : いばるべきではない 「いばる」とは何か : ・・ : ふたつのいばり方 : : : 依存・畏敬の対象 : 自己主張の効用 : : : 効率的である 4 ー・ーー人に認められようとすべきではない 2 認められたい欲求はノーマルである : : : 他愛の前の自愛こそ幸福の条件・ : 認められないとき あし J か当」 3 ・ : 人間の価値は同じ

5. <自己発見>の心理学

ては興味と能力の相関関係は高くない。むしろ「下手の横好き」という諺の方が事実に近 いのてある。 それゆえ、喫茶店の経営が好きだからといって店が繁盛するかどうか、車が好きだから といって無事故て通せるか、英語が好きだからといって英語て講義てきるか、と自問自答 した方がよい。私は中学校教諭になりたくて教育実習をしたが、さつばり活気が出ず、生 徒は見向きもしてくれず、自分は教師の能力に欠けているのてはないかと思い出した。実 は私は教師になりたくて高等師範学校を選び ( 旧制高校にも合格したがそれを放棄し ) 、教育大学 ては教育学専攻を選んだ ( 心理学を専攻しようと思えばてきたが ) 。私はそれほどに教職には興味 があった。ところが思ったほどには能力がなかったのてある。 そこて転職する前に、はたして自分は能力があるかをたしかめるとよ い。私は運よく社 会人になる前に一一週間の教育実習て自己評価てきたのて好運てあった。能力の有無は実際 に仕事をさせてもらうのがいちばんまちがいない。アメリカの教授が学生に夏休みのアル 、ハイトをすすめる理由もそこにある。四年間の在学中に、四回職を体験すれば、自分の興 味と能力がはっきりするてあろうというのてある。 第二の留意点は、興味て仕事の領域を絞ってから ( 例ー人間対象か、もの対象か、抽象世界対象 か ) 、能力を考慮してレベルをえらぶ ( 例ーラインの長になるか、スタッフになるか ) のがよい。今 164

6. <自己発見>の心理学

ところが人間の興味や能力は状況に恵まれると次々と拡大・深化するのて、さらに転じ て第三の仕事て自己実現したくなるということが大いにあり得るのてある。 私がそうだった。大学院生の頃から刑務所のカウンセラー ( 非常勤 ) をしていた。そのうち、 自分のような仕事をする人をたくさん養成した方が有意義な人生になるのてはないか、そ して自分にはそういう能力が少しくらいはあるのてはないか。そう思ったのて大学教員 ( と いっても助手 ) に採用してもらった。ところがやがて、アメリカて本格的に勉強しないと人の 教育を担当てきないと思い出し、当時三十歳近くになっていたが助手を辞め、渡米し大学 院博士課程に入った。 こういうキャリアの展開は私だけてなく、これからはどんどんふえてくると思う。それ には職種がふえ選択しやすくなったこと、年金が転職しても継続てきるという社会経済的 条件も影響していると思う。 こだ問題となるのは、人生のテーマなしに次々と渡り鳥のように職をつまみ喰いして歩 、くだけてはキャリア (career) とはいわない。 むことてある。あてもなく転職を繰り返してし キャリアとはひとつの職業 ( 学校のようなもの ) を卒業して、次の職業 ( 学校 ) に、そしてまた 小↓中↓高校と進むように、転職の流れに一本の線 ( ラ 次の職業 ( 学校 ) にという具合に、 イフワーク ) が伏在していることをい - フ。 160

7. <自己発見>の心理学

日暮らしの連続て生きてきた人は、改めてこう問われると答えに窮する。答えに窮するよ うては転職の要件をみたしていないことになる。今の仕事がおもしろくないとか、人間関 係がわずらわしいというだけては転職の動機としては不充分てある。回避 ( ーから解放された い awayfrom) てなく希求 (toward) が主たる動機になっての転職が理想的てある。 出たとこ勝負の連続の人生になってしまうと、自分の興味や能力を意識して育てる機会 を失う。そこてふだんから自分の人生計画を練っておくことてある。人生計画に応じて職 業生活や家庭生活や社交活動や学習生活のプランづくりが定まるからてある。将来のビジ ョンがあると、今何をしておくとよいかかわかる。その行動を起こしてみると、自分の能 カ・興味がはっきりしてくる。そこて将来のビジョンに若干の修正を施すという具合にな 将来のビジョンに向かって案をもって生きていると、案に関係あることには関心を示す が、案に関係がないことは気にとめない。つまり案があると、あれにもこれにも手出しし て、まとまりがなくなるとか器用貧乏になるとかいう危険が避けられる。器用貧乏だと何 となく人の誘いにのってやってみようということになり、特に自分は何をしたいのかがは つきりしないまま、流される人生になるおそれがある。 「△「、ここ ) 生 ~ きよ」し」か「はか、らい ) てよ」とか「たるよ - フにしかたらた ( い」し」教 - ん 162

8. <自己発見>の心理学

しかし「転職すべきてはない」という考え方が今ては金科玉条とはいえない時代てある。 それは職業の意味がむかしと今とては変わってきたからてある。むかしの小市民にとって は生計を立てる手段が職業てあった。今は生活費を得るためだけなら、気楽に職をえらぶ ことがてきる。腰かけていどの仕事ても、人並みの生活を営むだけの収入はある。 ーマネントな仕事にありつかないて、アルバイトていどの仕事を転々としながら、自 分のライフワーク ( 自己実現のテーマ ) を探している人が少なくない。今はそういう時代てあ 職場は学校である そこてこうなる。職業とは生活費を稼ぐ手段てはなく、自分の生き方の表現法てある。 自分の興味と能力をフルに発揮するプロセスがおもしろくてある仕事をしている、という 図が今日のふつうの人々の求めている職業のイメージだと思う。 ということは、気に入った仕事をしているうちに、それまては気づかなかった自分の興 味や能力を発見し、今の仕事には満足てきなくなるということがある。すると次の職場に 転じて、そこて新しく発見した興味と新しく発見した能力をフルに使ってみたいと思うよ 159 職業生活におけるビリーフ

9. <自己発見>の心理学

この人間の実状を認めないて、 たむやみに「配偶者はたえずやさしくあらねばならぬ」 「やさしさのない結婚は意味がない」と叫んてみたところて意味がない。叫んて世の中が変 わるものてはない 自分がいっても、どこてても、たえず相手にやさしくないのと同じように、相手もいっても、 どこてても、オ 姿、こ、て「 : ・べきご こえず私にやさしくないのはやむを得ない。 ないて「 : : : てあるにこしたことはない」と自分に語りかけた方が得てある。「得てある」 という意味は、い らいらしないてすむから心理的エネルギーの浪費をしないてすむという ことてある。 ところがてすねえ、と反論する人がいる。それが月に一回くらいなら我慢てきるのてす が、毎日なんてすよ、木て鼻をくくった返事しかしないし、食事も黙ってとるだけて「お いしい」のひとことかない、 そして「お前、それても大学出か」のワンパターンのセリフ しか一一一口えないとい - フのてある。 しかし、私にいわせれば、こういう人物は職場に必ずひとりくらいはいる。特に上司に こういう人物がいるとたしかにおもしろくない。だからといって転職する人は稀てある。 職場には愛がなければならない , と叫んて辞める人もいるけれども、大半の人は辞めな いている。理由はふたつある。そしてその理由は夫婦の場合にも適用てきると思うのてあ 1 ろ 9 家庭生活におけるビリーフ

10. <自己発見>の心理学

いう文章記述 ( ビリーフ ) になる。 人生のプロセスを味わって生きるにはこのあそびの心を容認することてある。猛烈社員、 真面目人間、曲がったことがきらいな人、筋論者、若年寄、つつばり・はったりの人、説 教好きな人は私の見るところ、あそびの要素の少ない結果主義者てある。人が結果だけを 見て「ほほう」とか「なるほど」と言ってくれたら満足するタイプてある。かってそうい うタイプてあった私は、気楽な・充実した・心豊かな人生を求めたくて、プロセス主義を ・エリスから学ん 今は選んている。このプロセス主義を私は論理療法の提唱者アルバー だ。そして人にもこれを推奨している次第てある。 「ねばならぬ」思考からの脱却 ネ状を書きたくて書くのてはなく書かねばならないから書くのは、生い立ちのどこかて 誰かから「礼状を出すべきてある」と教わったからてある。すべてのビリーフは誰かに洗 ~ 凶されて身についたものてある。礼状を書かねばならぬというビリーフくらいては人生が どうかなるということはあまりないが「結婚すべきてある」「一流大学に入るべきてある」 「転職すべきてない」「管理職者になるべきてある」「家を持つべきてある」「借金はすべき てない」などのビリーフて縛られると、じっとしておれなくなる。人並みの恰好をつけね