はくだっ 剥奪はないにしても、どんな判決が出るか、わかりやしない。まさか権利剥奪はないでしようね、 検事さん ? というわけで、みなさん、この立場の違いはよくわかっています : : : しかし、あな た方みたいに、どこへ行ってた、どうやって行った、いつ行った、何しに行った、なんて質問を 浴びせられたら、神さまだってうろたえるにちがいないってことも、認めてほしいもんですね。 そんな調子でやられて僕がしどろもどろになると、あなた方はすぐさま些細なことにまでいちい ち難癖をつけて、記録にとどめるんだ。そんなことをして、いったい何が出てきます ? 何にも 出てきやしませんよ ! それから最後に、どうせばかな話をはじめたからには、しまいまで言わ 審せてください。あなた方は、最高の教育を受けた立派な人たちなんだから、僕を赦してください。 最後におねがいが一つあるんです。みなさん、あのお役所流儀の尋問はきれいさつばりと忘れて 予いただきたいですね。つまり最初はまず、何かごく些細な、取るに足らぬことからはじめて、何 編時に起きたかだの、何を食べたかだの、どうやって唾を吐いたかだのと質問して、〈犯人の注意 第を鈍らせて〉おいてから、そのうち突然『だれを殺したんだ、だれから奪ったんだ ? 』と度肝を ぬく質問を浴びせるという手ですよ。は、は ! これがあなた方のお所流儀なんだ、これがあ なた方の鉄則ですよね、あなた方の老獪さはここにあるんですよ ! そりやね、百姓どもならこ ういう老獪さでイチコロでしようけど、僕には通用しませんよ。僕には実体がわかっているんで す、これでも軍隊勤務をしたことがあるもんでね、は、は、は ! 怒らないでください、みなさ ん、失礼を赦してくださるでしよう ? 」ほとんどおどろくほどの善良さで相手を見つめながら、 彼は叫んだ。「とにかくミーチカ・カラマーゾフが言ったんですから、赦していただけるはずで す。だって、利ロな男が言ったのなら赦せないことでも、このミーチカなら赦してもらえるんで 383 ろうかい
ぞ』彼はひそかに思った。 わらし 八証人たちの供述。童 証人たちの尋問がはじまった。しかし、今までやってきたように、詳細にその話をつづけるの は、もうやめよう。したがって、ネリュードフが召喚された証人の一人ひとりに、真実と良心に 従って証言せねばならぬとか、後日いずれ宣誓のもとにその証一言をくりかえさねばならぬことに 審なるとか、教えさとしたことも省略する。最後にまた、証人の一人ひとりがその供述書に署名す ることや、その他いろいろと要求されたことも省いておく。一つだけ指摘しておくと、尋問側の 予いっさいの関心が注がれたもっとも重要な点は、もつばら例の三千ループルの問題、すなわち、 編最初のとき、つまり一カ月前このモークロエでドミートリイが最初に豪遊した際に使ったのが、 ドミートリイの二度目の豪遊の際は 第三千ループルだったか千五百ループルだったか、また昨夜、 三千ループルだったか千五百ループルだったか、という問題であった。悲しいことに、すべての 証言が一つ残らず、 ーチャに不利なものばかりで、有利なものは一つもなかった。また証言の 中には、彼の証一一一口をくつがえすような新しい、ほとんどショックに近いような事実をもたらした ものさえ、いくつかあった。最初に尋問されたのは、宿の主人トリフォンだった。彼はいささか も恐れる色なく、むしろそれどころか容疑者に対するきびしい、けわしい怒りの顔で尋問者の前 にあらわれ、それがまた疑いもなく彼に、きわめて正直そうな、自尊心の強い感じを与えていた。 話も一一口葉少なく控え目で、質問を待っては、十分考えて正確に答えた。彼は少しもためらわずに
でみずから告白したように、当時彼はこう考えていたのだった。『それに、もしグルーシェニカ が知ったら、そんな卑劣漢はいやだというにちがいない』とすれば、どこで資金を作ればいいの だ、その宿命的な金をどこで手に人れればいいのか ? それがなければ、すべてがだめになり、 何一つ成就しなくなる、『しかも、それがただ、金が足りないというだけの理由で。ああ、なん という恥辱だ ! 』 先走りして言うなら、問題はつまり、どこでその金を手に人れることができるか、どこにその 金があるかを、彼が知っていたかもしれぬという点にある。が、ここでは、それ以上くわしいこ 弟とは何一つ言わずにおこう。なぜなら、いずれ何もかも明らかになるからだ。しかし、彼にとっ のて最大の難儀はまさにこの一事にあったわけだから、たとえ漠然とにせよ、話しておくことにし ゾよう。どこかに存するその資金を手に人れるためには、その金を使う資格を得るためには、まず さもなければ『俺はこそ泥に、 マその前に三千ル 1 プルをカテリーナに返すことが必要だった 一フ チャは決心した。 カ卑劣漢になってしまう。新しい生活を俺は卑劣漢として始めたくない』と、ミー だから、必要とあらば全世界をくつがえすことも辞さぬが、ただ、どんなことがあろうと、何より もまずカテリーナにあの三千ループルを必ず返さねばならない、と決心したのだった。この決心 の最終的な過程が生じたのは、いわば彼のこれまでの人生のごく最後の数時間であり、まさに二 日前の晩、通りでアリヨーシャと最後に会ったときからであって、つまり、グルーシェニカがカ テリーナを侮辱し、ドミートリイがその話をアリヨーシャからきいて、自分が卑劣漢であること を認め、『もしそれがいくらかでも彼女の気持を軽くしうるものなら』、このことをカテリーナに っ 伝えてほしいと命じたあとの話である。あの晩、弟と別れたあと、彼はものに憑かれたような気
おかん に恐怖の悪感をおぼえた。この瞬間になってやっと彼は、これがもう最後の望みであり、もしこ こで頼みの綱が切れたら、『三千ループルのためにだれかを殺して強奪するほかない』、それ以外 にもはや世界じゅうに何一つ残されていないのだということを、とことんまで、もはや数学のよ めいせき うに明晰に意識した。呼鈴を鳴らしたときは、七時半ごろだった。 最初のうちは、成行きがほほえみかけてくれたかのようだった。取次ぎを頼むやいなや、すぐ チャは頭の中でちらと に異例な早さで中に通された。『まるで俺を待っていたみたいだな』ミー 思った。さらに、客間に案内されるなり、ふいに女主人が走らんばかりに人ってきて、待ってい ャたところだといきなり言ってのけた : チ 「ほんとにお待ちしてましたのよ ! あなたがいらしてくださるなんて、考えることもできませ んでしたわ、そうじやございませんこと。それでも、わたくしお待ちしてたんですの。わたくし 編の勘のよさにびつくりなさるでしよ、ドミートリイ・フヨードロウイチ。わたくし、今日こそあ 第なたがいらしてくださるにちがいないって、朝からずっと信じてましたのよ」 チャは言った。 「それは本当におどろきました、奥さん」しゃちこばって腰をおろしながら、ミー 「ですが : : : 実はわたしは非常に大切な用件で伺ったんです : : : きわめて重大な用件で、と申し ても、つまりわたしにとって、わたしにとって重大というだけにすぎませんが、奥さん、大急ぎ 「とても大事な用件でいらしたことは存じていますとも、ドミートリイ・フヨードロウイチ、こ きせき れは何かの予感でもなければ、奇蹟を示そうなどという時代遅れの気持でもないんです ( ゾシマ 長老のことはおききになりましたでしよう ? ) 。これは数学ですのよ。あなたはいらっしやらず 225
ーチャは深い嘲りと、同時におそろしい憎しみの眼差しで、検事を見つめた。あまり永いこ と無言のままにらみつけていたので、検事は目をしばたたきはじめたほどだった。 「また狐をつかまえましたね ! 」やがてミーチャが言った。「悪党の尻尾をふんづかまえたって わけだ、へ、 へ ! あなたの肚の内は見通しですよ、検事さん ! あなたはこう思ったんでしょ 僕がすぐに跳ね起きて、あなたが耳打ちしてくれた説にとびついて、『そうだ、スメルジャ コフの仕業だ、あいつが人殺しだ ! 』と声を限りに叫びたてるだろうとね。そう考えたと白状な さいよ。白状なさい、そうすりや、つづきを話しますから」 審しかし、検事は白状しなかった。黙って、待っていた。 「とんだ誤解だ。僕はスメルジャコフだぞなんて叫びませんよ ! 」ミーチャが言った。 予「まるきり疑ってみないんですか ? 」 編「じゃ、あなた方は疑ってるんですか ? 」 第「あの男も疑ってみました」 ーチャは目を床に落した。 「冗談はさておき」彼は暗い顔で言った。「実はね。いちばん最初、さっきそのカーテンの奥か らあなた方の前へとびだしてきた、ほとんどあのときに、僕の頭に『スメルジャコフだ ! 』とい う考えがひらめいたんです。ここでテープルの前に坐って、あの血に関しては僕は無実だと叫ん でいた間も、内心ではずっと『スメルジャコフだ ! 』と思っていました。スメルジャコフが心か ら離れずにいたんですよ。そして最後に今、ふいにやはり『スメルジャコフだ』と思ったんです、 ほんの一瞬だけ。同時にすぐ『違う、スメルジャコフじゃない ! 』と思いました。これはあいっ 397 しつ
すからね ! は、は ! 」 ネリュードフは話をきき、やはり笑っていた。検事は笑いこそしなかったが、まるで些細な言 葉一つ、ちょっとした動き一つ、顔のごく小さな線のちょっとした震え一つ、見のがすまいと望 むかのように、目をそらさずに鋭くミーチャを観察していた。 「しかし、われわれは最初からあなたにそうしているじゃありませんか」なおも笑いつづけなが ら、ネリュードフがやり返した。「なぜ朝早く起きたかだの、何を食べたかなどという質問で、 あなたをまごっかせたりせず、むしろ本質的すぎるような問題からはじめたはずですがね」 弟「わかっています。わかったからこそ、ありがたく思っているのです。わたしに対する今のあな のたの、高潔な心にふさわしい、ほかに例を見ぬほどのご親切は、いっそうありがたく思っていま ゾす。ここに集まった三人は、いずれも高潔な人間ばかりですから、今後われわれの間では万事、 マ貴族の地位と名誉とで結ばれた、教養ある、上流社会の人間同士の相互信頼にもとづいてやって 力いこうじゃありませんか。いずれにせよ、人生のこんな瞬間、名誉が傷ついたこんな瞬間にも、 あなた方を最良の友と考えさせてほしいものですね。こんなことを言って、失社じゃないでしょ うか、みなさん、失社じゃありませんか ? 」 「とんでもない、実に立派なお一一一口葉です、 ドミートリイ・フヨードロウイチ」賞讃するように、 重々しく、不リュードフが一一口った。 「それから瑣末な質問は、みなさん、ことさら話をややこしくするようなこまごましたことは、 やめてくださいよ」ミーチャが感激したように叫んだ。「でないと、どんな結果になるか、わか ったもんじゃありませんからね、そうでしよう ? 」
て、『永久にこの大地を愛すると狂ったように誓いつづけた』あの同じ夜であり、ことによると チャの心は乱れ、ひどく騒いでいたので、さまざまなこと 同じ時刻かもしれなかった。だが、ミー が今彼の心を責めさいなんでいたとはいえ、この瞬間には全存在が、最後に一目見るためにこう して馬車をとばしてゆく、彼の女王の方へ、ただ彼女の方へのみ、さからいえぬ力で引き寄せら れていた。一つだけ断わっておくが、彼の心は一瞬たりとライバル意識に燃えさえしなかった。 しっと そう言っても信じてもらえぬかもしれないが、この嫉妬深い男が、地の底から湧いたようにふい に出現した新しい人物、新しいライ・ハルである《将校〉に対しては、いささかの嫉妬もおぼえな ャかったのである。ほかのだれであれ、そういう人物が現われたなら、彼はとたんに嫉妬し、ひょっ チ とすると恐ろしい手をまた血で染めたところだろうに、この〈彼女の最初の男〉に対しては、今 もっと こうしてトロイカをとばしながらも、嫉妬の憎しみはおろか、敵意さえ感じなかった 編も、この男にはまだ会ったこともなかったのである。『この場合、議論の余地はない。彼女と男 ルの当然の権利なのだ。これが彼女の最初の恋だったのだし、彼女は五年もそれを忘れずにいたん だからな。つまり、この五年間、彼女はその男だけを愛しつづけていたのだ。それなのに俺は、 なんだって俺はそんなところへ割りこんでいったんだろう ? この場合、俺なんぞ何だというの だ、何の関係がある ? 身を引くんだ、ミー チャ、道を譲れ ! それに今の俺はいったい何だ ? 今となっては、その将校がいなくたって、すべて終りじゃないか。たとえ将校が全然あらわれな かったとしても、どうせ何もかも終りなんだ : : : 』 もしも今の彼に判断する力があったとしたら、自分の今の感じをほぼこんな言葉で述べたにち がいない。しかし、そのときの彼はもはや判断することなどできなかった。今の彼の決意はすべ
肥えぎって、何かきまりきった日常的なことを話しだすのだった。頭痛を訴えることもひんばんに なった。そんなある日、永いこと熱弁をふるったあとで、まったく思いがけなく、見るみるうち にふいに青ざめ、顔がすっかりゆがんで、当の彼はひたとわたしを見つめた。 「どうしたんです」わたしは言った。「気分でもわるいんじゃありませんか ? 」 ちょうど彼は頭痛を訴えていたところだったのだ。 「わたしは : : : ご存じないでしようが : : : わたしは : : : 人を殺したのです」 こうロ走ると、徴笑した。顔が真っ青だった。なぜ徴笑したのだろうーーー何かを思いめぐらす そうはく 弟前に、こんな考えが突然わたしの心を刺した。わたし自身も蒼白になった。 の「何ですって ? 」わたしは叫んだ。 ゾ「わかっていただけますか」なおも蒼白な笑みをうかべながら、彼は答えた。「最初の一言を言 マうのが、どんなにつらかったか。言ってしまった今は、道が開けたような気がします。この道を カ進みますよ」 わたしは永いこと彼の話を信じられず、やがては信じたものの、それとて彼が三日も通って細 部にいたるまで話してくれたあとでだった。わたしは彼を狂人かと思ったが、最後には結局、深 い悲しみとおどろきをおぼえながら、信ぜざるをえなかった。彼は十四年前、さる若い美しい裕 福な婦人で、田舎の領地から出てきたときのためにこの町に自分の邸宅を構えていた地主の未亡 人に対して、実に恐ろしい大罪を犯したのだった。その女性に熱烈な愛をおぼえて、彼は恋を打 ち明け、結婚してくれと口説きにかかった。だが、女はすでにほかの男に心を捧げていた。相手 は地位も低くない高貴な軍人で、当時は出征中だったが、女は間近な帰還を待ちわびていた。彼
迫った生活と触れ合おうとしているのを感じ、その予感のために魂は歓喜にふるえ、知性はかが やき、心は喜びに泣いているのだ : : : 諸師よ、わたしは一度ならず耳にしたことがあるし、最近 ではいっそうよくきくようになったのだが、わが国の司祭たち、それも特に田舎の司祭たちはい たるところで、自分たちの少ない収人と屈辱とを涙ながらにかこち、なかには、わたし自身も読 んだことがあるけれど活字にしてまで、自分たちは今やもう民衆に聖書を講ずることはできな い、なぜなら収人が少ないからだ、かりにルーテル派や異教徒たちがやってきて羊の群れを奪い はじめても、奪わせておくほかない、なぜなら収人が少ないからだ、などとおおっぴらに断言し 弟ている者さえあるようだ。ああ ! 彼らにとってそれほど貴重な収人なら、もっと多くしてあげ のたいと思う ( 彼らの愚痴ももっともだからだ ) 、しかし本当のことを言うと、もしだれかにこの ゾ責任があるとすれば、半分はわれわれ自身の罪なのである。なぜなら、時間がないのならなくと マもよい、また労働と聖礼に始終追いまくられているという言葉が正しいのならそれでもよい、だ 力がまさか年がら年じゅうというわけでもあるまい、せめて一週に一時間くらいは神のことを思い だす時間があるはずだからだ。それに、一年して仕事があるわけでもないだろう。一週に一度、 晩に自分の家に子供たちを集めるがいい。最初は子供たちだけでよい、やがて父親がききつけて、 やってくるようになるだろう。それに、この仕事のために会堂を建てる必要もない、ごく簡単に 自分の小屋に迎えればよいのだ。恐れることはない、彼らとて小屋を汚しはしない、たかが一時 間の集まりではないか。その人たちにあの本を開いて、むずかしい言葉や、高慢な調子、見下し た態度などなしに、感動をこめて和やかに読んでやるとよい。その人たちに読んできかせるのを 喜び、みながそれをきいて理解してくれるのを自分も喜び、みずからもそれらの一「ロ葉をいつくし
はら 「わたしは裸で母の胎を出た。また裸で大地に帰ろう。主が与え、主が取られたのだ。主の御名 はとこしえに讃むべきかな ! 」神父諸師よ、今のわたしの涙を赦してください。それというのも、 幼年時代のことがすべて眼前にふたたびよみがえる心地がして、あのころ八歳の少年の胸が呼吸 した息吹きを今もそのまま息づき、あのときと同じようにおどろきと、困惑と、喜びとを感ずる からである。あのときわたしの頭をいつばいにしたのはラクダであり、神にあんな口をきいたサ タンであり、自己のしもべを破滅に追いやった神であり、そして「主がわたしを罰しようと、主 の御名は讃むべきかな」と叫んだしもべであった。さらにまた、会堂にひびき渡る「わが祈り、 かな 弟叶わんことを」という静かな快い歌声であり、またしても司祭の香炉から立ちのぼる香の煙と、 のひざまずいての祈りであった ! それ以来わたしはこの聖なる物語を涙なしに読むことができな ゾいし、つい昨日も手にとってみたばかりだ。それにしてもこの本には、どれだけ多くの偉大な、 マ神秘な、想像しがたいものが含まれていることだろう ! その後わたしは、嘲笑や非難をする 人々の言葉を、思い上がった一高葉をきくことがあった。いかに神とはいえ、自分の聖者たちのう はれもの ち最愛の者を慰みものとしてサタンに与え、子供たちを奪い、聖者自身をも病気や腫物で苦しめ て、陶器の破片で傷口から膿をかきださせるようなことが、よくもできたものだ、それもただサ タンに対して「どうだ、わたしの聖者はわたしのためになら、あんなことまで我慢できるのだ ぞ ! 」と自慢したい一心からなのだ、と彼らは言う。しかし、そこに神秘があり、移ろいゆく地上 の顔と永遠の真理とがここで一つに結ばれる点にこそ、偉大なものが存するのである。地上の真 実の前で永遠の真実の行為が行われるのだ。そこでは造物主が、天地創造の最初の日々に、毎日 「わが創りしものはよし」と讃めたたえながら、仕上げをしていったときのように、ヨプを見つ うみ