使わ - みる会図書館


検索対象: 日本語検定公式2級過去・模擬問題集 平成19年度版
79件見つかりました。

1. 日本語検定公式2級過去・模擬問題集 平成19年度版

解答一・ : ②ニ・ : ④三・ : ②四・ : ③五・ : ④ ろから漢和辞典をこまめに引き、個々の漢字の意味やその漢字を使った多くの熟語に触れておくことが有効な答 対策となる。 ふよう 一①「芙蓉」 : ・植物名 ( アオイ科の落葉低木 ) 。②「扶養」 : ・たすけ養うこと。特に、生活の面倒をみること。 ふよう 「扶養家族」「扶養義務」等と使われる。③「付庸」 : ・属国。④「浮揚」・ : うかびあがること。 ニ①「上等ー・ : 等級が上であること。すぐれてよいさま。②「上棟」・ : むねあげ ( 棟上 ) のこと。家を建てる とき、組み立てた柱・梁等の上に棟木を上げること。③「上騰」・ : 煙などが高く立ちのばること。物価が上昇 じよ・つと , っ すること。④「常套」・ : ありふれていること。きまりきったやり方。 「ジョウトウ手段」とは、いつもきまって使う手段、きまりきったやり方の意であるので、正答は④「常套、 となる。 三①「抵する」・ : 選択肢のために作成した言葉で、実在する言葉ではない。②「挺する」・ : 他より先んじて 進める。「身を挺する」の形で、体を投げ出す、自分の身を犠牲にする、の意、また、一身をかけて物事を行 う意を表す。③「呈する」・ : さしだす。 ( ある状態を ) あらわす。④「体する」 : ・「体」が「てい」と読まれ る場合、外から見えるありさまや様子、体裁といった意味を表し、「ほうほうの体で」 ( さんざんな目にあうな どしてやっとのことで逃げ出す様子 ) などと使われる。また、「〇〇体の男ーのように接尾語的に用いられて 「・ : のような ( もの ) 、・ : ふぜい」等の意味を表すこともあるが、「体する」の形で動詞化して使われる用法は 、 0 四①「敬称 , ・ : 人名や官職名の下に付けて敬意を表す語 ( 様、殿、先生等の類 ) 。また、相手や相手方の事 解答のポイント

2. 日本語検定公式2級過去・模擬問題集 平成19年度版

問 2 一お聞き及びのこととは思いますが、念のためいま一度言います。 ニ恐れ入ります。そちらの本を取ってもらえますか。 ④ ご高名はかねがね聞いています。 四先日会った営業部の村上てすが、桜井さんはいますか。 五来週の日曜日、先生のお宅に行かなければならない お会いになるおいてになる 、子」」け - プっ られる伺う承るお目にかかる お目にかけるおる差し上げる存じる拝見する申し上げるおっしやる します。 一 5 五の文のーーー部分を敬語表現にする場合、どのような言い方をするのがよいてしようか。使う言葉を 〕から一つ選び、その言葉を適切な形に活用させて書いてください。 一つの言葉は一回しか使えないことと 模擬問題① 0 60

3. 日本語検定公式2級過去・模擬問題集 平成19年度版

したがって、②が適切な使い方である。①のように、卑怯、陰湿といった意味で使うのは伝統的用法ではない。 ニ「いぎたなし 、は、眠り込んでいてなかなか起きてこないことをいう一言葉である。①が適切な使い方である。 「いぎたないーという語感から、②のように「見苦しい」の意で用いられることがあるが、伝統的用法ではな解 三「俄然」の「俄ーは、にわかに、たちまちという意味の漢字である。「俄然」は、急にこれまでとは違った状 況になるということを表す。したがって、①が適切な使い方で、②のように「断然」の意で用いるのは伝統的 定 用法ではない。 四「体たらくは、「ありさまーという意味である。マイナスの語感を伴って使われるため、①のように「なさ けないありさま」の意で用いられることがあるが、「なさけない」はあくまで語感にすぎない。 「これほどあり さまな国会議員ーと言えないことからも、①は適切とはいえない。②は「七敗というありさまだ」と言い換え られるので、適切である。 解答一・ : ⑨・⑩ニ・ : ⑦・⑩三・ : ③・⑩四・ : ④・⑩五・ : ①・⑩ のを取り上げている。結び付く動詞を選び、かっ、全体としての意味を問うている。 一論陣を張る ( ろんじんをはる ) ・ : 相手の反論も予想したうえで、抜かりなく周到に論を組み立てて議論や弁 論を行うことである。「堂々たる / 堂々の論陣を張る」のように、「堂々」という語との親和性も強い。 一一物議を醸す ( ぶつぎをかもす ) : ・「醸す」は、「醸造」「醸成」といった語があるように、もともと、穀類と しようゆ 麹によって、時間をかけて酒や醤汕などを作ることである。「知事の発言は、何かと物議を醸す」というよう 解答のポイント

4. 日本語検定公式2級過去・模擬問題集 平成19年度版

: よって、①が適切。 ①・ : おりまして② : ・ございません③・ : いたします④・ : そちら⑤・ : なって 問 4 解答 あるといえよう。このような場面では、適切に尊敬語や謙譲語—を使うと同時に、謙譲語Ⅱの「おる」「いた す」や丁寧語「ございます」を使うようにするとよい。さらに、くだけた言い方を避け、できるだけ改まった 言い方を使う必要もある。 ①「混雑している、の「いる」の部分に謙譲語Ⅱの「おる」を使って、「混雑しておりまして、と言うほうがよ り丁重になる。 ②「ありませんでしようか」を「ございませんでしようか」と、丁寧語「ございます」を使ってより丁重に言う ことができる。 ③「お呼びいたします」と、謙譲語Ⅱ「いたす」を使うことでより丁重な言い方にすることができる。 ④「そこ」の改まった言い方である「そちら」を使うことができる。 ⑤尊敬語「おかけになる」に尊敬の助動詞「れる」を重ねた二重敬語となっており不適切。 一 : ・③ニ : ・②三 : ・①四 : ・②五・ : ③ 問 5 解答 詞 ( 「来る ( くる ) 」 ) に可能の助動詞を付ける場合は、本来「られる」を付けるべきであるが、そこへ「れる」 検定問題 解答のポイント 解答のホイント 三ロ 41 0 検定問題の解答と解説

5. 日本語検定公式2級過去・模擬問題集 平成19年度版

③の「お連れなさっていただける」で、尊敬語「お連れなさる」で行為をする < 先輩を敬い、謙譲語 * 「い ただける」で行為の向かう先である < 先輩を敬っているが、先生を敬う敬語は使われていないので、問題の 条件を満たしていない ④は、謙譲語—「お連れする」で行為の向かう先である先生を敬っているが、 < 先輩に対して尊敬語や謙 譲語が使われておらず < 先輩を敬う気持ちは表せていないので、問題の条件を満たしていない ⑤は、謙譲語—「お連れいただく」で行為の向かう先である < 先輩を敬っているが、先生を敬う敬語が使 われていないので、問題の条件を満たしていない 三①は、謙譲語「伺う」で行為の向かう先である部長を敬っている。しかし、 < 課長に対しては、丁寧語 「です」「ます」を使って丁寧に述べてはいるものの、尊敬語や謙譲語—といった < 課長を敬う敬語は使われて いないので、問題の条件を満たしていない。また、自分の都合だけ一方的に伝えており、 < 課長に対する配慮 が感じられない言い方となっており、不適切。 ③は、謙譲語—「伺う」で部長を敬っている。しかし、尊敬語や謙譲語—といった < 課長を敬う敬語は使 われていないので、問題の条件を満たしていない。また、丁寧語「でございます」や謙譲語Ⅱ「おる」を用い て、話の相手である < 課長に対し言い方だけは丁重であるが、すぐの打ち合わせが不可能なことを述べるだけ で、いつなら打ち合わせが可能か説明しないなど、 < 課長の希望を満たそうとする配慮が感じられない言い方と になっており、不適切。 ④の「ご予定」は予定を持っている人を敬う尊敬語なので、話をしている自分自身を敬うことになってしま 、、不適切。また、謙譲語—「お願いできる」で < 課長を敬っているものの、部長を敬う敬語が使われてい ないので、問題の条件を満たしていない ⑤は、謙譲語—「お願いできる」で < 課長を敬っているものの、部長を敬う敬語が使われていないので、 0 問題の条件を満たしていない。 模擬問題②

6. 日本語検定公式2級過去・模擬問題集 平成19年度版

こ吏、つ 三論戦を交わす ( ろんせんをかわす ) : ・「論戦」が結び付くことの多い語としては、「交わす」のほか「挑む」 や「展開する」がある。「挑む」の場合には、「 5 に論戦を挑む」という形になる。 四懸河の弁を振るう ( けんがのべんをふるう ) : ・「懸河」とは、傾斜が急であるために水の流れが滝のように 速い川という意味である。「懸河の弁ーは、その流れのような、よどみのない弁舌のことをいう。 五御託を並べる ( ごたくをならべる ) ・ : 「御託」とは「御託宣」、神のお告げのことである。偉そうに言った り、言うことが自分勝手であったりする場合に使われるが、単に、ばかなこと・たわごとというほどの意味で も用いられる。いずれにせよ、否定的な語感を伴う言葉である。 解答一・ : ②ニ・ : ①三・ : ③四・ : ③五・ : ② 当てはまる適切なものを選択するという問題である。 一「奇縁 , は、思いがけないめぐりあわせという意味である。「合縁奇縁」という一言葉がある。「奇貨」は、珍説 しい品物、意外な利益をもたらす見込みのある物や機会という意味の言葉である。「 : ・を奇貨としてーという 形や「奇貨おくべし」といった言い方で使われる。「奇特」は、普通の人にはできないようなことを進んです解 る様子をいう言葉である。②の「奇貨」が当てはまる。 定 ニ「旦」は、太陽と地平線を表しており、朝、夜が明けるという意味の漢字である。「元旦」とは元日の朝とい きよしょ・つ う意味である。同様に「月旦」は月の初めを指すことになるが、昔、中国で、後漢の許劭という人物が、毎月 の一日に郷里の人物評をしたという故事があり、そこから、「月日一ーが人物批評という意味を表すようになっ 解答のポイント 検定問題

7. 日本語検定公式2級過去・模擬問題集 平成19年度版

問 9 解答《一・ : ②ニ・ : ⑦三・ : ⑩四・ : ⑤五・ : ⑧ 説 態副詞の適切な使用に関する問題である。① 5 ⑩それぞれの一般的な意味は、以下のように解 答 解 の 題 検 なる。 ①どぎまぎ・ : 不意をつかれたり、相手の勢いに押されたりして、うろたえる様子。 ②、つんざり・ : 同じことが続いてあきあきし、もうたくさんだという気持ちになるさま ③しみじみ・ : 心に深く感じたり思ったりするさま。また、深く心に通じ合うものがある様子。 ④うかうか・ : 何かに気を取られたり、ばんやりしたりしていて不注意である様子。また、しつかりした考えがな くいいかげんに過ごす様子。 ⑤すごすご・ : がっかりし、元気をなくしてその場を離れる様子。 ⑥もぞもぞ : ・落ち着かない様子で体の一部分を動かすさま。また、小さな虫などが這い回る様子。 ⑦おろおろ : ・災難や状況の変化によって不安や悲しみを感じ、どうしてよいか分からず慌て戸惑う様子。 ⑧おすおす : ・相手に威圧され、怖くてためらっている様子。また、控えめな態度で物事をするさま。 ⑨まざまざ・ : あたかも目の前に見えてくるように、はっきりとそう思われるというさま ⑩たじたじ : ・相手の勢いや気魄に押されてしりごみする様子。 「どぎまぎーと「おろおろ」・ : 前者は「突然指名されて 5 」といった文脈の中で使われることが多いのに対し、 後者は災害や近親者の突然の死などによる不安や悲しみのあまり、どうしてよいか分からないという様子を表 す場合に使われることが多い。 「たじたじ」と「おすおす」 : ・「たじたじーは「 5 となる」という形をとるが、「おすおす」はそのような形 解答のポイント

8. 日本語検定公式2級過去・模擬問題集 平成19年度版

えない 三「恩師ーは敬うべき人、話をしている自分を含む「教え子」は敬ってはいけない人である。 ②の「お世話になった」、③の「ご指導いただいた」、⑤の「ご指導を賜った」は、行為の向かう先である解 恩師を敬う謙譲語—であり、適切。改まりの度合いから見れば、「世話になるーを使った②より「指導」を答 使った③⑤のほうがより改まった言い方と見なされる。①の「お世話していただく」では謙譲語「お世話 する」が使われており、行為の向かう先である教え子を敬うことになり不適切。④の「ご指導くださった私題 ども」では指導したのが「私ども」 ( Ⅱ教え子 ) ということになり、文意が通じす不適切。 また、③④の「私どもーの接尾語「どもーは、自分側の人を低めて丁重に述べる謙譲語Ⅱである。それに わたくし 対し①⑤の「私たちーの「たち」には「ども」のように丁重に述べる働きはない。また、③④の「私」は改 わたし わたくし わたし まった言い方、①⑤の「私」は「私」よりくだけた言い方、②の「僕」は、「私」よりさらにくだけた言い方 である。 また、④のように「催したいのですーと述べるより、①③「催したいと存じます」のように謙譲語Ⅱの「存 じる ( 存する ) 」を用いたほうがより丁重な言い方となる。②の「催させていただきたいのです」で使われる 「 5 させていただくは行為の向かう先である恩師を敬う謙譲語—であり、ニの解説で述べたの条件も 満たしていると考えられるので、適切。⑤の「催してさしあげたい」は、たとえ謙譲語—「 5 てさしあげる」 を用いた恩師を敬う言い方であっても、そもそも、自分たちから恩師に対して恩恵を与えるかのような言い 方をすること自体が失礼であり、不適切。 四・ : ①五・ : ②六 : ・② 問 4 一解答一 : ・①ニ・ : ②三 : ・② 解答のポイント

9. 日本語検定公式2級過去・模擬問題集 平成19年度版

検定問題の解答と解説 8 問 1 解答一・ : ①・④ニ・ : ①・②三・ : ②四・ : ②五・ : ③ 0 説 一三ロ三 一三ロ レ」 答 分類ではなく、平成四年の文化審議会答申「敬語の指針」に基づき、「尊敬語・謙譲語—・謙譲語Ⅱ・丁寧語・ 解 の 美化語」の五分類を用いる。三分類と五分類の対応関係については巻末の「敬語の種類と働き」 ( ページ ) 題 を参照。「食べる↓召し上がる」「する↓なさる」のように、対応する尊敬語専用の言葉があるものについて尋 定 ねる問題である。一対一の対応関係しかないということではなく、「来る↓おいでになる / おこしになる い検 らっしやる」のようにニつ以上の言葉が対応するものもある。また、ニの「来る」が「来られる / ご来場にな る」に置き換えられるように、」 別の言葉や形式を用いて言うこともできる。 一「食べる」の尊敬語は①「召し上がる」、④「上がる , である。「お食べになる」「お召し上がりになる」と言 うことも可能。②③で使われる「いただく」は「食べる」の謙譲語—であるが、動作の向かう先が敬う必要の ない場合、使ってはならないので、不適切。 ニ「来る。の尊敬語は①「おいでになる」、②「おこしになる、である。③で使われる「参る、は「来る」の謙 譲語Ⅱで、敬うべき人の動作に使うことはできないので、不適切。④で使われる「伺う」は謙譲語—で、自分 側を敬、つことになり不適切。 「一言う」の尊敬語は②「おっしやる」である。①「おっしやられる」は「おっしやる」にさらに尊敬の助動 詞「れる」の付いた二重敬語と呼ばれる言い方で、不適切。③で使われる「申す」は「言う」の謙譲語Ⅱで、 敬うべき人の動作に使うことはできないので、不適切。④「お話しする」は「話す」の謙譲語—で、自分を敬 、つことになり不適切。 四「着る」の尊敬語は②「お召しになる」である。③「お召しになられるーは二重敬語で不適切。①「お召し 解答のポイント 0

10. 日本語検定公式2級過去・模擬問題集 平成19年度版

の動詞がどの敬語専用の語形に置き換えられるかを判断し、さらに、敬語の働きを考えて適切な種類の敬語を 選択する必要がある。 ①「思う」という行為を話の相手に対して丁重に述べる謙譲語Ⅱに「存じる ( 存する ) ーがある。ちなみに「存 じ上げる」は「思う」の謙譲語—である。 ②「一言う」という行為の向かう先を敬う謙譲語に「申し上げる」がある。「おっしやるーは「一言う」という行 為をする人を敬う尊敬語なので不適切。 ③「もらえるーという行為の向かう先を敬う謙譲語—に「いただける」がある。「差し上げる」は「やる」「与 えるーの謙譲語—なので不適切。 ④「聞く」という行為の向かう先を敬う謙譲語—に「承る」がある。「伺う」も「聞く」という行為の向かう先 を敬う謙譲語—であるが、⑧で選択されるので④で選択することはできない。 ⑤「いる」という行為を話の相手に対して丁重に述べる謙譲語Ⅱに「おる」がある。「おいでになる」は「い る」の尊敬語で、その行為をする自分を敬うことになり不適切。「いられる」も同様に「いる」の尊敬語で不 適切。 説 ⑥「会う」という行為の向かう先を敬う謙譲語—に「お目にかかる」がある。「お目にかける」は「見せる」と解 レ」 いう行為の向かう先を敬う謙譲語なので不適切。「お会いになる」は「会う」の尊敬語で、その行為をする答 の 自分を敬うことになり不適切。「拝見する」は「見る」の謙譲語—で、人に対して用いるのは不適切。 題 ⑦「いる」という行為をする人である「桜井さん」を敬うには、尊敬語「おいでになる」を用いる。「おる」は 「いる , という行為を話の相手に対して丁重に述べる謙譲語Ⅱであるが、敬うべき人 ( ここでは「桜井さん」 ) 攤 の行為に用いることはできないので不適切。「いられる」は「いる」に尊敬の助動詞「れるーの付いた形であ 0 るが、現代語ではあまり使わす、敬意も「おいでになる」や「いらっしやる」より低いとされる。 8 模擬問題①