笑い - みる会図書館


検索対象: 白痴(上)
431件見つかりました。

1. 白痴(上)

177 「いや、べロミルスキー連隊ですよ。べロミルスキー連隊へ転属されたのは、ほとんど死なれる 直前でしたな。わしはその場に居あわせて、父上を永遠の旅路へ祝福してさしあげたものですよ。 ところで、あなたの母上は : : : 」 将軍は悲しい追憶に誘われてしばらく言葉を休めた。 「ええ、母もやはり半年ばかりたって、風邪のために亡くなりました」公爵は言った。 「いや、風邪じゃない、風邪じゃありません。年寄りの一一一一〔うことを信じてください。わしはその 場に立ちあって、母上の葬式も営んだのですから。亡き夫を想う哀しみのためで、決して風邪の 編せいではありません。さよう、わしは公爵夫人のこともようく覚えておりますよ。ああ、あの時 分は若かったですなあ ! 母上のことでわしと竹馬の友の公爵が、あやうく殺しあいになるとこ 一ろだったんですからなあ」 公爵はいくらか疑いをいだきながら耳を傾けはじめた。 いいなずけ 第「あなたの母上がまだ娘の時分、つまり、わしの親友の許婚のころ、わしは母上にすっかり参っ てしまったのですよ。公爵はそれに気がついて、びつくりされたんですな。ある朝早く六時すぎ にやってきて、わしを起すじゃありませんか。こちらもびつくりして服を着たんですが、二人と も押し黙っているんです。でも、わしは事の次第をさとりましたよ。すると、公爵はポケットか けんじゅう ちょう ) て介添人もいない、とい ら拳銃を二挺取りだされた。 ( ンカチ越しの決闘 ( 訳注最短攤離から : うわけです。いや、あと五分もたてばおたがいに友だちを永遠の旅路へ送りだそうというのに、 介添人なんて無用ですからな。それから、丸をこめて、 ( ンカチをひろげました。そして拳銃 をおたがいの心臓に押しあてながら、じっと相手の顔をながめました。すると突然、二人の眼か

2. 白痴(上)

あなたの兄なるレフ・ムイシュキン公爵 この短い、たいして意味のない手紙を読んで、アグラーヤはふいに真っ赤になって、考えこん でしまった。彼女がどんなふうに考えたか伝えるのは困難であった。それはともかく彼女は《誰 かに見せようかしら ? 》と自間してみたが、なんだか恥ずかしいような気がした。で結局のとこ ろ、あざけるような奇妙な微笑を浮べてその手紙を机の中へほうりこんでしまった。翌日、ふた そうてい たびそれを引きだして、しつかりした背皮で装幀された厚い本のあいだへはさみこんだ ( 彼女は 痴自分の書類をいざというとき、捜しだすのに便利のいいようにいつもこうしてしまっていた ) 。 一週間もたってから、あれはどんな本だったかしらとちょっとのぞいてみると、それは『ラマン . チャのドン・キホーテ』であった。アグラーヤはそれを見て、なぜともなく、おそろしく笑いだ してしまった。 白彼女がこの穫物をどちらかの姉に見せたかどうかも、やはりわからなかった。 ところが、彼女はこの手紙を読んだとき、ふとこんなことカ頭。、 ~ ; こ孚んだ。いったいこのうぬぼ れた小僧っ子が、ほんとに公爵の通信員、おそらくこの土地における唯一の通信員に選ばれたの だろうか ? 彼女は思いきりばかにしたような顔つきをしながら、とにかくコーリヤを捕まえて この点をきいてみた。ところが、いつもは怒りつぼい《小僧っ子》が、このときばかりはすこし も相手のばかにしたような顔つきに、注意を向けないのであった。彼がしごく簡単に、そしてか なり無愛想に説明したところによると、公爵がペテルプルグを去るにあたって、彼は自分の一定 した住所を公爵に教え、何か用事があったら言いつけてくれるようにと言っておいたのであるが、 350

3. 白痴(上)

帽子を振ったりしていた。 「ちえつ、ザ リヨージェフのやつも来ていやがる ! 」ロゴージンはその連中のほうを、勝ち誇っ たというよりもむしろ毒を含んだ笑いさえ浮べながらながめていたが、急に公爵のほうへふりむ いた。「公爵、なぜだかわからんが、おれはあんたにほれちまったよ。ひょっとすると、こんな ときに会ったからかもしれんがね。でも、やつにも会ったわけだが ( と、レーベジ , フを指さし た ) やつには決してほれこまなかったからな。公爵、おれのところへやってこいよ。そんなへん てんシュー えんびふく てこなゲートルを脱がせて、とびきり上等の貂の外套を着せてやるぜ。燕尾服だってとびきり上 痴等のやつを縫わせてやるし、チョッキだって白いのでもなんでも好きなやつをこしらえてやるよ。 金はどのポケットにもいつばいにしてな : : : そうしていっしょにナスターシャ・フィリポヴナの ところへ行こうじゃないか ! 来るかね、どうだね ? 」 「さあ、レフ・ニコラエヴィチ公爵、しつかり頼みますぜ ! 」レ 1 ベジェフはけしかけるような、 白またもったいぶった調子で言った。「さあ、チャンスを逃がしちゃいけませんぜー チャンスを逃がしちゃいけませんぜー ムイシ = キン公爵は腰をあげると、うやうやしく口ゴージンに手をさしのべて、愛想よく答え た。 「ええ、そりやもう喜んで伺いますとも。それから、あなたが私を好きになってくださったこと に厚くお礼を申しあげます。ひょっとすると、時間さえあれば、きようのうちにも伺うかもしれ ません。じつは、ざっくばらんに申しますと、私もあなたがすっかり気に入ってしまったんです。 とりわけ、あのダイヤモンドのイヤリングのお話をなさったときに。いや、あなたが陰気な顔を いいですか、

4. 白痴(上)

「いい人ね。でも、あんまり単純すぎるみたいねー公爵が出ていくと、アデライーダは言った。 あいづち 「ええ、なんだかすこし度がすぎてるわね」アレクサンドラが相槌をうった。「すこしばかり滑 けい 稽なくらいね」 二人とも、自分の考えを終りまで言わなかったらしい。 「それにしても、あたくしたちの顔のことについては、上手に言いぬけたわけねえ」アグラーヤ は言った。「みんなにお世辞をつかったりして、ママにまで : 「後生だから、そんな生意気なことは言わないでおくれ ! 」夫人は叫ぶように言った。「あれは、 痴公爵がわざとお世辞をつかったんじゃなくって、わたしがお世辞を言われたみたいにうれしがっ ただけですよ」 「あの人、うまく言いぬけたと思って ? 」アデライ 1 ダがたずねた。 「あの人そんなにお人好しじゃないような気がするわよ」 白「ほら、またはじめた ! 」夫人は腹をたててしまった。「わたしには、あなたがたのほうがよっ ぽど滑稽に見えますよ。そりや単純のように見えても、ちゃんと胸に一物あるんですよ。むろん、 これはごく上品な意味でですがね。ほんとにわたしとそっくりだわ」 《写真のことに口をすべらしたのは、むろん、まずかったな》公爵は、書斎へ近づくにつれて、 いくぶん気がとがめたので、こんなことを考えていた。《 : : : でも、ひょっとしたら、ロをすべ らしたのがかえってよかったのかもしれないな : : : 》彼の頭の中に一つの不思議な観念がひらめ きはじめた。もっとも、それはまだはっきりした形をとってはいなかった。 ガヴリーラ・アルダリオノヴィチはまだ書斎に腰をおろして、書類の山に首を突っこんでいた。 144 いちもっ

5. 白痴(上)

は、単にそれをさとったばかりでなく、そうさとったことを表情に出そうとさえっとめていた かけ ( 公爵はそれについて賭をしてもいいと思ったくらいであった ) 。彼はあまりにも嘲笑的な笑い方 をしたからであった。 「まあ、すばらしいわ ! 」朗読が終るやいなや、夫人は有頂天になって叫んだ。「誰の詩なの ? 」 「プーシキンですよ、ママ。あたくしたちに恥をかかせないでよ、ほんとに恥ずかしいわ ! , ア デライーダが叫ぶように言った。 「まったくあんたたちといっしょにいると、とんでもないおばかさんになってしまいますから 痴ねーリザヴータ夫人は、情けなさそうに答えた。「ほんとに恥ずかしいこと ! 家へ帰ったら すぐ、そのプーシキンの詩を見せてちょうだいね」 「でも、家にはたしかプーシキンは一冊もなかったようよ」 「いつのころからか」アレクサンドラが口をはさんだ。「ぼろぼろになった本が二冊ばかりころ 白がっていますわ」 「さっそくフヨードルかアレクセイを、つぎの汽車で町へ買いにやりましよう。そう、アレクセ せつぶん イのほうがいいわね。アグラーヤ、ちょっとここへおいで ! さあ、ママに接吻してちょうだい、 あんたの朗読はほんとにすばらしかったわ、ただーーー・・あんたがまじめに読んだのならね」夫人は 小声で言い足した。「あたしにはあんたが気の毒でなりませんよ。もしあのかたをからかうつも りで読んだのなら、あたしは賛成できませんね。だから、どっちにしても、はじめから読まなか ったほうがよかったんですよ。わかったかい ? さあ、もうあっちへお行き、お嬢さん、またあ とで二人で話しましよう。それにしても、もうずいぶん長いことすわりこんでしまいましたね」

6. 白痴(上)

な調子で言葉を結んだ。 「ここにいる人は誰も、誰ひとりだってあんたのことを笑ったりしてませんよ、さあ、気を落ち つけて ! 」リザヴ = ータ夫人はまるで苦しそうな様子で言った。「あすになれば新しいお医者さ んが来ますよ、前のお医者さんは見たてちがいをしたんですよ。まあ、おすわりなさいよ、足も とがふらふらしてるじゃないの , うわごとばかり言って : ・・ : ああ、ほんとにこの子をどうした らいいだろうねえ ! 」夫人はおろおろしながら、彼をソフアにすわらせた。夫人の頬には一条の 涙がきらりと光った。 痴イボリートは、まるで打たれたように立ちどまると、片手を上げて、おずおずとその手をさし のべながら、その涙にふれた。彼は妙に子供っぽい笑い方で、につこりとほほえんだ。 「ぼくは : : : あなたが : : : 」彼はうれしそうに話しかけた。「あなたはご存じありませんね、ぼ くがどんなにあなたを : : : この子はいつもぼくにあなたのことを夢中になって話して聞かせたも 白のです、そら、そこにいるコーリヤがです : : : ぼくは、この子の夢中になるのが、好きなんです よ。ぼくはコーリヤを里落なんかさせやしませんでしたよ ! でも、ぼくはこの子だけを後継ぎ として残していくんです : : : はじめは誰もかれもみんな後継ぎにしたかったんですが、そんな人 は誰ひとりいませんでした、ひとりだっていませんでした : : : ぼくは活動家でありたいと願って いました、その権利は持っていました : : : ああ、ぼくはなんと多くのものを望んだことでしょ う ! でも、いまはもうなんにも望みません、なんにも望むことはないのです。ぼくはもうなん にも望まないと誓いをたてたのですから。ぼくなんかいなくても、ほかの人が勝手に真理を探求 するでしよう ! 実際、自然というものは皮肉なものですねえ ! なぜ自然というものは」彼は 550 ほお

7. 白痴(上)

246 「ああ、紹介しようと思ってね、イヴォルギン将軍にムイシュキン公爵とね。ところで、どうし たね : : : え、どうだね : : : マルフア・ボリーソヴナは : : : 」 「ねえ、お父さん、もうここへくるのはやめたほうがいいですよ ! 取って食われちゃいます よ ! もう三日も顔出しされてませんが、おばさんのほうはお金を待ってるんですからね。なん だってお金なんか約束するんです ? いつだってそうじゃありませんか ! 今度こそひどい目に あいますよ」 四階に着くと、一同は、ある低いドアの前に立ちどまった。将軍は見るからに気おくれがして 痴いるらしく、公爵を前のほうへ押しやるのであった。 「わしはここに残っております」彼はもぐもぐと言った。「ちょっとびつくりさせてやりたいん ふち コーリヤが先に立ってはいっていった。おそろしく白粉と頬紅をぬりたくり、毛皮に縁どられ 白た短いジャケツを着てスリツ。ハをはいた、年のころ四十歳ばかりの、髪をおさげに編んだ婦人が トアから首をだした。それで将軍のびつくりさせようという思いっきもだめになってしまった。 婦人は彼の姿を見つけるが早いか、いきなりどなりだした。 ひきようもの 「ほら、卑法者の意地悪しいさんがやってきたよ、どうせこんなことだろうと思ったよー 「さあ、はいりましよう。こりやただ、その : : : 」将軍は相変らず罪のない笑いをつづけながら 公爵につぶやいた。 しかし、そうはうまくいかなかった。ようやく二人が天井の低い薄暗い玄関を通りぬけて、半 と・ついす - ダースばかりの籐椅子と二脚のトラン。フ台が並べてあるかなり狭い客間にはいるやいなや、女主 おしろい ほおべに

8. 白痴(上)

パルフョンさんによろしくお礼を一一 = ロってくださいね』だとさ。いや、そうこうしているあいだに おれはおふくろの気転で、セリヨーシカ・。フロトウシンから二十ループル借りると、汽車で。フス コフへむけて発ったのさ。着いてみるといやに寒気がするじゃないか。すると、あそこのばあさ ん連がお経を読んでくれたんだが、こちらはぐでんぐでんに酔っぱらってすわってたよ。それか ら、なけなしの金をもって居酒屋めぐりをやらかし、前後不覚になって一晩じゅう往来にぶつ倒 れていたってわけさ。朝になると熱がでた。しかも、夜のあいだに大のやつらがさんざんかみつ きやがってね。それで、むりやりに目をさましたってわけさ」 編「なるほど、なるほど。でも今度はナスターシャ・フィリポヴナもきっと色よい返事をいたしま すぜ ! 」役人はもみ手をしながら、ひ、ひ、ひと卑しげに笑い声をたてた。 「旦那、今度はイヤリングなんて問題じゃありませんからな ! なあに、今度という今度はどえ らいイヤリングを贈ったらどうです ! : : : 」 第「おい、きさまがこれ以上ナスターシャ・フィリポヴナのことをつべこべ言ったら、ほんとにぶ んなぐるそ。いいカ、いくらきさまがリハチョフの野郎といっしょに歩きまわったからって、も う承知しねえぞ ! 」ロゴージンは役人の腕をぎゅっとっかむと、どなりつけた。 「ぶんなぐるですって。それじゃ、わしを追っぱらうわけじゃないんですな。さあ、ぶんなぐっ てくだせえ ! ぶんなぐられりや、それだけ因縁がふかくなるってもんでさあ : : : ところで、も う着きましたよ ! 」 実際、汽車は停車場へはいっていた。ロゴージンはひっそりと発ってきたように言っていたが、 それでももういくたりかの人間が待ちかまえていた。その連中は大声で叫んだり、彼にむかって

9. 白痴(上)

「その点なら私が完全に保証します、見せはしませんでしたよ。私はずっといっしょにいたんで すから。それにあの女にはそんな暇はありませんでしたからね」 「それに、ひょっとすると、あなたが自分で気づかなかったことが何かあるんじゃないですか : : ちえつ、とんでもない白痴めが ! 」彼はもうすっかりわれを忘れて叫んだ。「ちゃんと話すこ とだってできやしないんだ ! 」 ガーニヤは、一度悪態をついて、しかもなんの抵抗も受けなかったので、ある種の人たちによ く見うけられるように、しだいに自制力を失っていった。彼はもうすっかり憤激してしまって、 痴もうすこしそのままにしておいたら、唾を吐きかけたかもしれなかった。しかし、ほかならぬこ の憤激のために、彼は盲目にもなってしまっていたのである。そうでなかったら、自分が鼻先で あしらっているこの『白痴』が、どうかするとおどろくほど早く、しかも細かい点まで万事を了 解し、並々ならぬ説得力をもってそれを人に伝える能力をもっていることに、もっと早くから気 白がついていたはすであった。ところが、ふいにそのとき、まったく思いがけぬことがおこった。 「ガヴリーラ・アルダリオノヴィチ、ちょっとお断わりしておきます」いきなり公爵が口を開い た。「私も以前は実際ひどい病身で、ほとんど白痴といってもいいくらいでしたが、いまではも うとうに健康な体になっています。ですから、私も面とむかって自分のことを白痴と言われるの は、少々不愉快なんです。そりゃあなたの失敗をお察しすれは、勘弁できなくもありませんが、 あなたは腹だちまぎれにもう二度までも私を財倒されましたからねえ。こんなことはもうしてい ただきたくありません。ことに、あなたのように初対面からではなおさらですよ。それで、私た ちはいまちょうど四つ角に立っていますから、ここでお別れしたほうがよさそうですね。あなた 164 ひと

10. 白痴(上)

痴 白 354 あご たが、それは髪の濃く長い、眼の大きく黒い、顎ひげや頬ひげのはやしかけといったような、色 冫 ~ 黒いが、かなり美しい顔だちの二十歳くらいの青年で、ソフアの上にねそべっていた。この よこやり 聞き手は、どうやらしよっちゅうレーベジ = フの雄弁に横槍を人れたり、反駁したりしていたら しかった。ほかの連中が笑っていたのはきっと、そのためであろう。 「ルキャン・チモフェーヴィチ、ねえ、ルキャン・チモフーヴィチ ! まあほんとうに ! ち よっとこっちをごらんなさいな ! まあ、ほんとにどうしたんでしよう ! 」料理女はあきらめて 両手を振ると、真っ赤になるほど腹をたてながら、出ていってしまった。 レーベジ = フがふりかえった。公爵の姿が眼にはいると、彼はしばらくまるで雷にでも打たれ たように、立ちすくんでいた。やがてふいに卑屈そうな微笑を浮べながら客のほうへ駆けだして おじけ いったが、その途中でまた怖気づいたらしく、立ちどまってしまった。それでもようやくのこと で「こ、 こ、公爵さま ! 」とだけは、言うことができた。 しかし、まだやはり落ちつきを取りもどすことができなかったらしく、いきなりなんのわけも ないのに、子供を抱いている喪服の娘にとびかかっていった。相手はふいをくらって、ちょっと よろめいた。 : 、 力すぐにその娘はやめて、今度はつぎの間の敷居の上に立って、さきほどの笑い の名ごりをとどめている十三歳はかりの女の子にむかっていった。女の子は思わすきやっと悲鳴 をあげて、あわてて台所へ逃げだしていった。レーベジフはなおも脅かそうとして、逃げてい く子供のうしろからじだんだまで踏んでみせたが、ふと公爵のどぎまぎした視線に出くわすと、 申しわけのように言った。 「その : : : あなたさまに敬意を表するためでして : : : へ