あれは何年前だろうか、新米小中力メラマ 、ロロをものに ンてあった僕は、とにかくししイロ しようと、大瀬崎て潜りまくっていた。分 近く潜って、そろそろ減圧をしなければと浅 瀬にもどって来た時のこと。ふと見ると、目 の前のゴロタ石の上に、ヒョウモンダコがち よこんと乗っていた。初めての出会いオオ 減圧時・間はまだ分もあるし、フィルムもな いしと、あまりといえばあまりの状况なのだ。 とうとうウミトサカの上に登ってしまった。 ウミトサカを食べてるわけでもなさそうだ どうやらハサミをまわしてウミトサカを切ろうとしてるみたいだ / やつばりウミトサカを切って、一番後ろの脚で引っかけるようにして、 かかえこんでしまった。変なカニさんである。 リ 6
MARINE LIFE REVIEW しょ , フカないから、タコから目を離さすに、 減圧が終り次第、フィルムを替えて、喪び撮 りに来よう作戦にふみきった。その時、タコ の隣のウミトサカが、ぐらっと不自然に揺れ こ。 ? ? ? なんと、カニカウミトカをしよっ て、隠れていたのだ。見たことない奴〃】お もろい奴てはないか / これが今回紹介したトウョウホモラ君との 出会いだ。陸上には戻れん / フィルムは終 っている、まった / 、水中写真というのは、不 便なしろものなのだ / じだんだ / イライ ラ / の時は過ぎ、減圧を終った僕は、その場 所を頭に焼きつけ、大急ぎて陸に戻った。 器材を投げすて、カメラもろくにふかずに フィルムを替え、再び海の中へ : : : フィルム 交換コンテストがあったら優勝もんだよこれ はーーーー - 」、ところがーーわすか数分てまい戻 った僕の目の前には、さっきのゴロタ石だけ しか待っていてくれなかった。結構疲れた 日。幻の 1 枚だったわけだ。 それから 7 ー 8 年くらい ' らた時に、大瀬 崎の湾内て、 2 回目の出会いがあった。前に ふられた腹いせというわけてはないが、こい っウミトサカをとりあげたらどうすんだろう ? と悪い考えが頭に浮かんだわけだ。そうやっ て、撮ったのが今月の写真だ。 「悪い考え、商売上手」の今月の供てした。 、を一ンイ・ どうやらカモフラージュに使う様だ。 体中にハッパをつけてる兵隊さんを思いだす。 この通り、ウミトサカのそばだったら、完璧なカモフラージュだ /
マクロ専門水中力メラマンを目指すミネンコ、大瀬崎に現わる いくら自分で潜ってみたいとはいえ、初めてのポイントをいきなり じゃあ無理がありすぎる。わからないまま闇雲に突き進んで、基本的 見どころを見損ねちゃったら、もったいないじゃない ? で、大瀬崎 のスペシャリスト、ダイビングハウスマンボウにお願いして、 1 本 目はガイドを付けてもら、つことになった。 今回のポイントはガイドの許斐さんと相談の結果、一本松からエン トリーして柵下を通って戻るコースに決定した。許斐さんのわかりや すいプリーフィングを水中マップと照らし併せながら、一言足りとも から左に行くとウミトサカがあるワケね。フルに想像力を働かせ、水 中の様子を思い浮べてみる。なんだか、ウマくいきそうな予感 / 早速、 1 ダイブ目。許斐さんの後を付いていくと、当たり前のこと かも知れないけど、海底はプリーフィング通りになっていた。スゴイ。 進みながら許斐さんにナチュラルナビの目標物をあれこれ指差しても らい、ウン、ウンとうなずく私。しつかり水中景観を把握しなきや、 そればかりを考えるうちにアッと言う間にエキジット。 さて、 2 ダイブ目は私のナビゲーションで潜る番だ / 先頭をグン グン泳ぎ、頃合いを見て潜降。まっすぐ進めばゴロタと砂地の境に出 キで て幸 ま来な る出く 今 工ントリー前の綿密な打ち合わせ。コー ス途中にあるナチュラルナビの目標物を 確認する。ミネンコの真剣な表情に注目 るのはさっき確認済みだけど、とりあえすコン。ハス片手に気分はす つかりガイドさん。ゴロタの切れ目から左に折れ、砂地の先のチェ ックポイント、ウミトサカへ向かった。なんだかこのウミトサカは カリフラワーみたいにモコモコしてる。よしつ、ズズズィッと接近 してバシャリ / その側の砂地に同化してるつもりのハゼの忍術も 見破ってバシャッパシャツ。次に、ゴロタの合間からウミトサカや ウミウチワ、ヤギがニョキニョキ生えている斜面へ移動。ここはき っとワイドで撮ったら絵になるんだろうけど、マクロ専門水中力メ ラマンとしてはグッとガマンなのだった。そしてこのソフトコーラ ルエリアの外れで、再び接写の世界に没頭 / 岩の影に隠れた小さ なサラサェビをバシャツ、薄いピンクの扇みたいなウミエラを寄り でバシャパシャツ。こうして、コースを大幅に勘違いすることもな く、めでたしめでたしな 1 本となったのでした。チャン、チャン / 好きな被写体をじっくり腰を据えて撮れて、大満足の今回。もう 一本松ー柵下のガイドは任せてって、この際だから強気な発言もし ちゃう。次なる目標は、ちょっと変な形の魚を撮ってみたいし、ポ ートやディープダイビングもセルフナビでトライしたい /. 目標が いつばいだから、伊豆古へもっともっと通わなきやネ。 自分達で潜るからには、安全な潜水計画 も自分達で立てる。サーフタイムにアラ ジンできちんと残留窒素をチェック 形といい、色といい、カリフラワーのよ うなウミトサカ。枝の繊維を寄りで撮ろ うと試みるミネンコの図
D 切 g 加 G 厖 、南マーレ篇 アトールの東側、 とくに中央部にポイントが密集している南マーレは バスやチャネルなど流れの強いドロッブオフでのドリフトダイプが盛ん。 もちろん初心者向けやバラダイスなポイントもあって 評判もウナギ昇りだ。 ン 誓第の 前が見えないほどの群れがバトルロイヤル ロスフシ・コーナー ん 0 ⅵ岱朝翔げ ノコギリダイ、ヨスジフェダイといったリーフフィッシ ュの大群が見たいならイチ押しは一一だ北側のリーフ の棚から斜面をドリフトしてチャネル方向に進んでいく と、リーフフィッシュの壁、壁、壁。ノコギリダイやヨ スジにとどまらすウメイロモドキ、クマザサハナムロ、 怒濤のように押し寄せる回遊魚軍団 タカサゴの群れがドカーンと動めいて、海水力しヨ舜見え クーライドウ・コーナー & チャネル ないほどになる。 ) も頼にはスズメダイを始めとするカラ 押し寄せてくるだけに、一度潜った人は毎日ここがいい 朝ィ耀ん″ Co 川げ & C ル尾 / フルな小魚カ活し舞し、サンゴがどれも元気なのも嬉しい と言い出しかねない充実度。次はどこから何が湧いてく 限り。おまけにヨコシマクロダイはデブだし、ナポレオ 延々と続くリーフのドロッブオフ。見れるものはどちら るかと落ち着きをなくすこと必至だ。ちなみに取材時に ンはカラーグラフの通りのじゃれまくりだしで、サメや でもそう違いはなく、潮の具合で吏い分けるケースが多 ミ新した群れは覚えているだけでもマダラタルミ ハタ らイソマグロやらもほほ常連という高品位さ。ただしそ い。コーナーの方がやや流れがゆるやかなので、大潮前 タテダイ、ギンガメアジ、アカモンガラ、ウメイロモド れ相応に流れは強く、とくにチャネルロはかなりキツイ 後にはこちらが中心だ。とにかく本気で充れたら日本ま キ、マダラトビエイ、イソマグロ、バラフェダイ、ホワ のでお覚悟を。工アーが持てばチャネルに入れ、こちら で充されるんじゃないかと思うくらいで、見れるものが イトチップ、クロヒラアジ、カスミアジ、ツノヾメウオ、 は砂地の両サイドにライヴコーラルの段々畑がそりやき ものだからといって無闇にリクエストしない方が身のた メジロザメ、タカサゴ、クマザサハナムロ、ロウニンア れいなことも付け加えておく。 めだろう。カラーベージでも書いた通り、次から次へと ジという有本姦カメもナポレオンもいて、まったくもう 回魚やサメ、プランクトンイーターの魚たちの大群が でありました。 クーライドウチャネル一グーライドウコーナ = なイソツロ , 砂地 トビエイ 、、サメ : 25 ギンカメ . ロワニンアジ ワマプサハナ乙ロ ー 20 ・・ イソマグロ※ タカサコづ 8 をカサコのく 15 ハタタティ - 望メウォ ー 27 上ハタタテタイ ナホレオン ・つナホレオン アカモンカラ マタラタルミ ー 22 ノコリタイ 9 ワマササ . キギョハナダイ・一・ /. ナ乙・、 ・ .. カスミアジ ススメタイ / ー 11 スジフエタイ 73 9 ・・モドキー 20 イソマクロ 、 . ヒメフェダイ , , : , タカサー ョコシマつロタイ " ・一 2 アー / ・ 砂地 ・要ナハレオン・ マンタ 川 0m 以上も続くソフトコーラルの並木道 メドウファル 雪景色に囲まれた小魚たちの住み処 サンテユーン リーフの壁に延々とオーノヾーハングやアーチが連なり、 S 〃〃 Dune そこにソフトコーラルが壁を覆い尽くす勢いで付いてい ゆるやかに傾斜するリーフの先に広くて真っ白な砂地か るのがここの最大の特色。西の棚にするとクロキサ ンゴやウミトサカの色彩がバッと目に飛び込んできて、 拡がり、そこにサンゴが多種多様に付いたバッチリーフ が点在している、いかにも南の海らしいポイント。元気 リーフが食い込む手前のドロッブオフの壁にはイソバナ のいいテープルサンゴ、工ダサンゴが時にチンマリと、 の林がある。回り込むとウミトサカやヤギて飾られたオ 時に大群生する根のまわりにハナダイ、ハナゴイ、デバ ーバーハングにキンメモドキやキンギョハナダイ、アカ スズメダイといったコーラルフィッシュがどっちやりと マッカサ、スカシテンジクダイなどがウジャーツとゴミ 群れ、そこへクマササハナムロやタカサゴの幼魚の大群 のようにいてさらにビックリ。沖合いの根との間をカス が右に左に駆け抜けていく様はェも言われぬ美しさとな ミアジの群れがうろついているので、時々はそちらも見 ごみ度。うたた寝したくなるような静けさもたまらない。 つつさらに進むと小さな根が 3 つ集まっているあたりは リラックス派や写真派は気に入ること間違いなしの上、 イソギンチャクとクマノミの団土廴さらに続くソフトコ 実はシーズンにはここにマンタが複数て登場することも ーラルの密集に別れを告げて棚に上がると水深 6 m の根 珍しくないというから侮れない。沖合いの大きな根に行 にクマザサハナムロが川となって流れ、マンタまでやっ くと見れるリーフフィッシュの感頁もグンとアップする て来るという贅沢さ。メインコースをはすれた場所にも 仕掛けなのでお好みで。 砂地にサンゴの美しい水中が拡がっている。 ィー 15 ・ ~ ハナゴイ ススメタイ / ←カメだってえらくデブ それで実に軽やかに怺、 でいたカンドウマ・パスで の 1 コマ ハナダイ ・砂地 てう、・一 18 :. ハナコイ , ー 20 ススメタイ 、拠うマザサハナムロ ' ・島らま第いフ 0 キンメモドキ・一ッギンチャワー 4 当ワマササハナ乙ロー ウミトサ・、 / 0 カスアジミ キン = ハゝタイ ( タカサゴー 19 ン " ' を イシバナ , 「 砂地
トサカをかかえて 何をする カニの虜にな面いを持っている迎か君獰いる。 カイメンを懿るニホンカムグやアクイカムグとか、 スカシカシハンを乙よっているキメンカになと・もいる。 体中をつけるも何種かいるム知者か天山いるのた 今月分るのはウョウホモラ。 食な今まで 2 回出会ったか : 2 回ともウ計サカを乙ょって、ごそこそ歩いていた。 とんな情かあるんたちグ〃 . ろ : を 三、 あれ ? カニがウミトサカの所でなんかごそこ・そやっとるゾ / いったい何をするカニ ? 4
ⅱ月まては必殺マンタホイント イソバナやトサカを思う存分 初心者から 0 K のコーラルカーデン ブッシー・テイラ カンドウマ・バス アクアリウム K 〃〃 0 襯 4 Pass ィの 7 ″襯 すでにおわかりの通り、シーズンにはマンタに会えるポ こもリーフの壁に広範囲にわたってできたオーバーハ 水深 3m からゆるやかに傾斜するリーフの斜面、バッチ イントが複数ある南マーレの中であえてベストを挙げる ングカ新くボイント。水深絽 ~ 20m 程度に大きくえぐれ リーフ、砂地から成り、至る所にハードコーラルの見事 な群生が見れる。とくに砂地に工ダサンゴ、テープルサ とすればそれがココ。ちょっとしたコーナー風に張り出 たオーバーハングが多数あり、イソバナ、ウミウチワ、 ンゴが広範囲に配されているシーンはハナゴイ、ハナダ したあたりのリーフの棚、水深 7 ~ 15m にボコンとある ウミトサカなどが生い茂っている。当然ながらスカシテ 根にマンタのクリーニングステーションがあるので、よ ンジクダイやアカマッカサなどの暗がり大好き魚が固ま イなども多く、写真派にはそそられることうけあい。斜 面にはヨスジフェダイやヒメフェダイの塊が必ずいて、 ほど運カくなければ大きなマンタがクリーニングのた り、ファンタジックな風景が連続する。西の水深 20m に めにホバリングする姿をずっと見ることができるのだ。 あるオーバーハングの脇の根は一面色とりどりの大きな 時折りハナタカサゴの群れが急ぎ足で通り過ぎていく。 もちろん追いかけたり触ったりは厳禁。また、このマン イソギンチャクが群生し、軽く田 0 匹はいるんじゃないか ホワイトチップも何匹も見かけたし、イソマグロも 2 匹 タ根のイ寸近の壁にはソフトコーラルがきれいなオーバー 登場、砂地にはガーデンイールと名前にそむかない魚ウ というクマノミがバタバタと流れにたなびいていて一見 ハングがあり、あたりをタカサゴやカスミアジ、コショ のイ直ありだ。目をリーフの斜面に向ければクマザサハ ォッチを叶えてくれる。流れも南マーレの他のポイント ウダイといった魚たちが泳いでいる。マンタのシーズン ナムロが湧き上がり、大きなカメやイソマグロ、ロウニ に比べればないに等しいほどだから、初心者はもちろん 少乃トには北側の、オーノヾーハングがポッポッあるリーフ ンアジ、ハタなどが回ってきて、フェダイの大群がゆっ 初日の体慣らしなどにもよく利用されている。 の斜面でウォールダイプも行なわれ、こちらもモルディ たりと進んでくる。オーバーハングに見とれすぎす、時々 プらしい魚には事欠かないそうだ あたりをチェックすればお彳挈倍増はうけあいである。 砂地 イソがナ・ ' . イソギンろ = ハナ乙ロー坦 ~. スカシロンアジ ~ ウミトサカ . テンジワタイた、 サンコ / , 13 、いナタカサゴ . 砂地 心 ) サンゴ 8 ー 2 イソマクロ ; ー 20 イソマク 斜面 こカーテンキール ↓オーバーハングが多いのも南マーレの特色。ウミトサカや小 魚たちの恰好の隠れ家だ。こちらはメドウ・ファルのケープを 思わせる大きなオーバーハング 沈船にケープと異趣の景観が味わえる クタギリ チャネルやバスのポイントが多い南マーレでは珍しく、 アトールのかなり内側にポツンとある丸い根のポイント。 北マーレのヴィクトリーには規模、矢啗度とも及ばない ものの、沈船ダイプができるのでこ紹介することにあい なった。沈船は全長 35m と月哩て砂の斜面に沿って鎮座 しており、一番浅いあたりで水深円 m ほど。マストは水 面近くまて申びている。 , こも天然の魚礁といった趣き で根付きの魚がイロイロ見れる。根の方にはトンネルや オーノヾーハングがゴロゴロあってソフトコーラルも当然 ながら。地形の変わった場所がお好みの人は一度リクエ ストしてみて損はないはずだ。 砂地 ウミトサカ : ・・・ ↓フェダイの種類が目につくモルデイプ。ヒメフェダ イ、ヨスジは中でもその駟頁だ。ロスフシのチャネル 入口ではいつもヒメフェダイが溜り標識の役目を果た している ー 22 ' ・ 1 { 斜面 襯報篇 0 グ情中 ・ハロス島でバウダープルーサージオンフィ ッシュの大群が見れます。初めて行ったモル デイプで出会ったすごい大群。とてもきれい で感動しました。 憂知県歳女 ) ・現地時間 7 月日午前のダイプ ( マンタポ イン上でジンべイと遭邁 9 ちなみに今回マ ンタポイントでの命市は % だった。また マンタポイントの棚下では mE クラスのドチ ザメが寝ていることも。玉県歳男 ) ・ライオンズへッドにてガイドにサメは黄 色によく反応すると言われ、全身黄色の私は 固まってしまった。やはり黄色のビデオハウ : ・なかなかエキ ジングを突っついてみたり・ : サイティング。 ( 千歳女 ) ・ヴァドウのハウスリーフはマグロ、ナポレオ ン、トビエイ、アジか見られ、日本のビッ クスポット並みの体か徒歩歩でできてし 6 い土 6 す・。 ( 千引歳男 ) ハンドス・ハウスリーフの潜降ロープ終点 にはクレージーなゴマモンガラがいるのでご 注意を。 珸玉県歳男 ) ハナゴキ ハナタ子ド 13 ヮマッサ ョスジフェダイ ... ・ハナ乙ロ 35 → 47 ー→
罪深き、メナドの海 仕事がら、幸せなことに フィリビン、バリ島、マレーシアといった 東南アジアの海にも何度か潜ったことがある。 東南アジアの海はどこも魚の宝庫で 特に魚の群れはバリバリの元気さで迎えてくれた。 ところが、ここメナドの海は そのバリバリの元気さが、ケタはすれなのだ。 ドロッフォフの壁ぎわで ハタタテダイの何十匹の詳れか遊んでいると思ったら その下ではカスミチョウチョウウオの乱舞、 その先にはウメイロモドキのエンドレスな群れ、 ←リクワン 3 魚 ボの イ多 ンさ そしてスミレナガハナダイのハーレムもある。 こんな具合に魚達か、 群れならではの魅力を振りまいている。 その魚達に花を添えるのが、腔腸類た。 カイメン、ウミトサカ、イソバナなどが あますところなくその造形美を見せつけてくる。 ↓夕方にココナツツを燃す煙があちこちから上がる これほどまでに贅沢な海で潜り続けると 帰る頃には魚の群れも、腔腸類も見慣れ過ぎ 当たり前に思えてしまうダイバー達。 美味しすぎるメナドの海は、どうやら 罪深き海でもあるようた。
はと 長年の餌付けの成果で、ダイバーに忠大ハチ 公ばりに付き従うナポレオンがあちこちのポ イントにお住まいになっている。こちら南マ ーレはロスフシ・コーナーの忠ナポ君。エサ もあげちゃいないのにこのなっきぶりは一仆 何なんだ。泡まみれも、ダイバーのおさわり 攻撃もどこ吹く風でいちずなくらいに不こち を追っかけてきたカワイイやつである 魚酔い注意報発令 「モルデイプはスゴイ」。初めて潜った人の受 ( た衝撃は大抵いつもそんな素直な言葉に凝 縮される。 何がスゴイって、まずはその魚の多さ。背 の立っハウスリーフの浅瀬ですらギンガメア ジやコバンアジがトグロを巻いている」冴だ。 サンゴの棚からドロッブオフまで、海水が見 - ん・ない′ ) らい しし一言ったらちょっとオーハ だけど、でも間違いなくエキゾーストの泡の つぶより多い魚が、とにかくひたすら群れて ほんとに、モルデイプの魚はよく群れる。 モルデイプで見られる魚種は約だそうで沖 縄やパラオやフィリピンなんかに比べればず っと少ないのだが、 1 匹見たら軽く燗匹はい るんじゃないのという群れ方。金曜夜の渋谷 ハチ公前スクランプル交差点ってカンジにあ っちからもこっちから 4 も窟 ~ の群れが「ーツと 流れてくるのだ。 49 ↓まけト」 1 、 1 匹匹の大きさたるや。初めて モルデイプのツバメウオやコショウダイを見 た時には突然変異かと思ったくらいだ。そん な大きな魚の大きな群れが全然人見知りしな いからさらにラッキー′ . てな具ムロで、 1 タイ プ中ずーっと群れと共に過ごすことができる。 いやはや、でしよ。 もちろん、みんな大好きの大物だって抜か りない。サメ、イソマグロ、トビエイ、カメ にナポレオン。 5 5 間月のマンタシーズンに は編隊マンタもちよくちよく見れる。ジンべ イやイルカ、カジキだってあり。そして大物 の隙き間を埋めるキンギョハナダイやハナゴ イの嵐、タカサゴやクマザサハナムロの集中 豪雨、ウミトサカやイソバナの万華鏡と、壮 絶なまでの見せ場のラッシュが続くモルディ ひとたび水面下に頭を沈めた瞬間に、ここ カバラオと長年ダイハーの行きたい海ベスト 1 の座を競っている所以が即座に納得できる 仕掛けが用意されている。
北マーレの必須ホイント バナナ・リーフ カラーグラフでもさわりをお見せした優れポイント、バ ナナ・リーフは名前の通りバナナに似た形の大きな根で、 各サービスそれぞれが 2 ~ 4 のコースを設定し潜り分け ている。サンゴはあまり期待できないが、何といっても 魚の多さとソフトコーラルはド肝を抜くレベル。とくに 3 拍子揃ってリヒーターにも大評判 サメのスリルと浅場の極楽度 魚が多いのは北 ~ 東サイドで、北の離れ根の周辺では回 バラクータ・ギリ ライオンズ・ヘッド 魚にサメ、岩陰には 5 師 1 ヒのコショウダイ、ナポレ オン、ヨスジフェダイとまあいるわいるわの魚。田 00 匹 んあが S 〃 召のア“″ Giri 近いハタタテダイがメリーゴーランドする様も圧巻だ。 北マーレと南マーレの間に横たわる、ワドゥー・チャネ オコペテイラとも呼ばれる。リーフの上に乗っかった鍵 さらには手乗りハタのウドー君とガールフレンドのジュ ルに位置するポイント。 400m の深海から湧き上がる水の 型をした根のポイントで、魚、ハード & ソフトコーラル、 リアも必 . その愛らしさはモルデイプの海中の豊かさ 見応えのある地形とップが揃っているために昔から人気 ため、流れは強いが透明度はコンスタントにいい。最大 を物語っているかのようだ。多数あるケープやオーバー が高い。根のまわりグルリに見どころがちらばっている の見ものはサメで、数年前までシャークフィーディング ハン久人なつつこいウッポなどお楽しみは他にも。流 が行なわれていただけに が、中心となるのは西半分で、サメ、カスミアジ、バラ 2m 近いグレイナースシャー れが変わりやすい箇所があるのでプリーフィングを真剣 クーダ、イソマグロがメインの根と離れ根の間にグルグ クを中心に常時田 ~ に匹のサメがリーフのライオンの頭 に聞いておくことも忘れすに。とくにⅡ ~ 4 月は流れか ル回っている。ツバメウオやクマザサハナムロの群れも に似たあたりをウロウロ、ダイバーのすぐ近くまて寄っ 強まるのでも意したい。 てくる。その迫力は負はないとわかっていてもドキッ 要所要所に出没し、出入りの激しい根と砂地のコントラ ストをバックにダイナミックなシーンが展開する。かと とするには十分。トビエイや大きなハタ、カメが見れる 思えば、北西の水深約に m 近辺にはカラフルなソフトコ ことも多く、なかなかに大物度の高い場所だ。水深 27m ーラルのお花畑にキンギョハナダイやタカサゴが群れ、 以深まで落ちるとそこかしこにあるオーバーハングにウ 写真派も大喜び。オーバーハングした壁の随所にもムチ ミウチワやウミトサカなども密集している。サメを見る 場所はダイバーによるサンゴのダメージが目立つが、水 ヤギやイソバナが密集しているのでお見逃しなきよう。 深 3m あたりのサンコ生がすばらしいのもここのもう 流れは基本的にそうきつくはないが、表層ほど流れやす いので、とくに時と安全停止の際は油断禁物だ。 ーっの側面。 3 ~ 5 m の浅場には魚の群れも多不屯見れ、 ハード & ソフトの両面カ未わえる。 トビエイー / カメ " ・トロップブ ・イソキンチャグ サメ ・・サンコ群生ー 3 D 切 g 加 G 厖 ( 北マ - レ篇、 リゾートが多数点在する北マーレの中南部は 同時に有名ホイントが大結集するエリアでもある。 老舗スホットたけあってあまたある北マーレのグッド・ホイントから とくに人気の高い 8 カ所を詳しく解説しておこう。 カスミアシ ロウニンアジ ハラワーダ FP ッブオフ ワマザサハナ乙ロ サメ・ ー 29 ー 29 ナポレオン コショウタイ トガリエヒ・ス : ハタ ョウチョウつオ -8 トカリエビス ー 30 ハタタテタ 、・三 W ノー 28 ー 、サメ カスミアジ・ツ ー 30 ー 20 ツハメウオよに ・つロキサンゴ = カサコ , 、一 マササハナ乙ロ - ー 18 宀ー →ケープやオーバーハングでは 大ぶりのウミウチワも存れ憾を誇カける。 パラグイス・リーフ ハタタテダイ コショウタイ ハキ トガリエピス ウミダ サメ イソマグロ ナポレオン 15 フルーサージオンフィッシュ モルデイプ風力ラフルワールドの筆頭格 バラタイス・リーフ ソフトコーラルの豊富さ、小から大までの魚の多さでと くに水中写真派の絶賛を博しているポイント。直径丐 0m あまりの丸形の根で、北側がメインコースになっている。 第一の見ものはウミトサカ、ウミシダ、クロキサンゴを 中心としたコーラルの量で、根の上、オーバーハングや ケープの壁でたくさんのイソバナやスポンジ、大ウミウ チワがさらに彩りを添えている。そこへウメイロモドキ、 ョスジフェダイ、キンギョハナダイといった色味の豊か な魚がからみまくるのだから目がチカチカするほど。ナ シモテイラという別名もあるが、まさにバラダイスとい う名称がヒ。ッタリくる世界が拡がっているのだ。他にも じゃれつくナポレオン、カメ、サメと大型魚も抜かりな し。潮次第でロウニンアジやイソマグロもやってくる。 水面は思いっきり流れていても水底は意外にゆるやかと いうことが多いのもここの致だ ←川になったりダンゴになったり、 ョスジフェダイは何考えてるんだか どこでもかしこでも群れている カスミアジ サメ = ・ 13 ウミウチワ : ーーイ - ーワマザサハナ乙ロ ウメイロモドキ カメ サイ トダ つ、、プ つミうチワ - ′・ナホレオン オーハーハンク
PRETTY VACANCE 見所一杯の超人気スポット BUNAKEN IS. ブナケン島 超有名なドロッブオフを持っこの島の回りに 15 ものダイビングボイントが集中している。 一部は深さ 1600 m まで落ちるというドロップ オフが、大迫力で迫ってくる。壁沿いのスリ バチやハナビラのような巨大なカイメンが見 事で、魚も多く、他の島に比べ内容が充実。 またランチの場所として利用する船も多く、 広いビーチも多数ある。 RAYMOND レイモンド BEST3 のひとつ。周辺は大したことないが、 垂直の壁がコーナーになった潮通しのいいと ころは、絶対に潜りたいところ。クロキサン ゴやサポテンのようなカイメンが山なりで、 そこに一面のハタタテダイやウメイロモドキ、 クマササハナムロ、イスズミ・・・など、 10 種近 い魚が山のように群れているのだ。ツバメウ オの群れやバラクーダの出現も期待できる。 KAMPUNG BUNAKEN をプン・ フ、ナケン ブナケン村の前のポイントで、 BEST4 に挙げ たいところ。リクアン I 、Ⅱと似たドロップ オフで、魚 & 腔腸類が見どころ。特に腔腸類 は種類が多く、スポンジやスリバチカイメン の巨大版、イソバナ、ウミトサカとオンパレ ード。魚もアオヤガラや、お馴染みのカスミ チョウチョウウオ、タカサゴ、クマササの群 れ、ナポレオンと山盛りの魚達に出会える。 山がそびえる印象的な島 MANADOTUA IS. メナドトウア島 海岸からすぐ標高 822m の山へと急斜を描く姿 は、平べったい島が多い中でとても印象的だ 山が迫る蝠の狭い海岸に漁民達の村があり、 唯一真水が出る島でもある。ダイビングボイ ントは島の周辺に 4 つ。ドロッブオフとスロ ープが交互に現れるところが多いようだ。教 会の前という意味のムカグレジャは、洞窟や スミレナガハナダイのハーレムもある。 LIKUANI ・Ⅱリクアン I ・Ⅱ BEST3 のひとつ。入った途端イスズミやハタ タテダイの群れ、山のようなクマササハナム 口に迎えられ、その後もナポレオンやカスミ アジなどが現れ、魚の濃さに大感激したポイ ント。水深 40 m から切り立っ璧に人の背丈は あるスリバチやハナビラのような巨大なカイ メンが繁茂し独特な景観を作っている。リー フのサンゴも 1 、 2 を争うほどの素晴らしさ。 CELA-CELA チェラチェラ このドロッブオフは、カイメンよりはサン ゴが中心で亀裂が至るところにできている。 サンゴが多いだけに、取材中にサンゴをかじ っているカンムリプダイにも出会ったポイン トだ。水深 20 m のところでハナゴンべイが多 く見られる。こは魚の群れというよりも、 亀裂をゆっくりのぞいたりして、冒険気分を 満喫したいところ。 ダイナミックな海が待つ憧れの地 MANTEHAGE IS. マンテハゲ島 ブナケン島の北にある、 5 つの島のなかで一 番大きな島。外洋に近いため大物も期待でき る。ただメナドからは船で 2 時間近くかかる ので、ブナケン島に滞在している人以外は残 念ながら行きにくい場所だ。バラクーダボイ ントからさらに北側の湾に水上住宅が建って いるが、これはバジョ村と呼ばれ、漁師が漁 をしながら生活している。 BARRACUDA POINT / ヾラクーータ。・ ポイント 水深 3 m から水深 40 m くらいまで落ちるこの ドロッブオフは、名前の通りバラクーグのポ イント。一説によると人間ほどの太さのバラ クーダ軍団がいるらしい。バラクーダ以外も、 ウメイロモドキの延々と続く群れやイゾマグ ロなど、数や大物ともに確率の高いポイント だ。またリーフに 1 .5m はありそうなダッの群 れもいたので、リーフの上もお見逃しなく。 看板は、シークレット感覚の美しいビーチ SILADEN IS. シラデン島 ブナケン島の近くの小さな島。こちらもドロ ッブオフだが、ブナケン島人気に押されポイ ントはまだひとっしか開発されておらず、 れからのポイント開発が待ち遠しいところ。 この島のビーチはその美しさで有名だ。残念 ながらメナドには白砂はないが、 この砂は キメが細かく人もまばら。シークレットビー チを味わいたいなら迷わすこの島だ。 オキゴンドウ、イルカも出現 / / 外洋に近いメナドだから、大物が現れ ても不思議じゃないと話していたダイビ ングの帰路、ポートクルーが前方に群れ を発見。イルカにしてはのんびりしてい るし、大きいし・・・。近づいてみるとそれ はオキゴンドウクジラの群れと判明。十 数頭固まって泳ぎ、近づくと尾ビレを上 げ海へ沈み、離れた場所からこっちを見 ている。残念ながら一緒に泳げなかった が、あの雄姿はかけがえのない思い出だ。 さらに 2 日後にはイルカが出現。メナ ドのダイビングボイントは開発中だが、 今後どんな大迫力のポイントが出現する か、大いに期待の持てる海なのである。 7 人。西ヨーロ 去年の観光客は 1 万 2 / カ・ 4 % 、日本カ % 、米国が % 、 そしてアセアン、オーストラリアと続きます。 メナド市はこれから観光に力を入れるそ うですか、その場合のウリは何でしよ、 7 ・ 素晴らしい海と自然、そして夜出歩いても 安全な晏です。私は新宿に行ったこともあ りますが、メナドの方が安全だと思います ( 笑 ) 。またマララヤンに東インドネシアで最 大の病院ができチャンバーも設置しました。 1 フ後のメナド市の計画はありますか ? 日本からの直行便も迎えたいので空港の拡 張工事を計画し、 1997 年には完成する予 定です。日本からの直行便が飛べば、日本と メナド間はわすか 4 時間半。日本から一番近 いインドネシアになるはずです ↑市長室での友田のインタビューは、 始終にこやかな雰囲気て行なわれた