多なったと言う。 この成り行きに注目したのは , 二ユーヨーワ州パッファーの U . スティープンス・アー乙ズ・ツール社であった。同社は本来 , ファ イア・アー乙ズ・メーカーなのだが , スコープ開発に力をそそき , 1902 年 , 2 種類のマウント調整付きスコープを発売 , 一応これガマ スプロ・スコープの第 1 号と言われている。続いてワイド・アング ル・スコープ , パリアプル・スコープとユ二一ワな製品を開発 , 発 売ヴるなどスコープの進歩に大きな貢献をしている。 第 1 次大戦ガ始まる百前 , J . スティープンス・アー乙ズ・ツー ル社はスコープ設備一切をライマン・ガン・サイト社に売却してい る。一時 , ウインチェスター・リピーティング・アー乙ズ社もスコ ープを製造したことガあった。 第 1 , 第 2 次両大戦を通じ , スコ - プの信頼性は大き < 向上し , この間いくつガのスコープ・メーカーガ生まれたガ , 第 2 次大戦後 , いつのまにガ消えてしまったものもある。 スチール・チュ - プだったスコープ・ボディはアルミ二ウ乙とな り , レンズにはコーティンワ、ガほどこされ , 軽く , しガも解像力の イ憂れたスコ - プとなっている。 競技タイプ △レオホルド』 スコープをアジャスティング・システ乙ガら分類ヴると , ユヌー トル・ターゲット・スコープのような工ワスターナル・アジャステ インワ・システ乙と , 他のメーカーガ採用しているインターナル・ アジャスティング・システ乙の 2 種がある。インターナル・アジャ スティング・システ乙採用のスコープで , 調整ヴるたびにスコープ ・レティカルガスコープ視野内で移動していたオールド・システ乙 ガらコンスタントリー・センター・レティカル・システ乙になった のは近年のことで , 例をあげるなら , w. 日 . ウィーパー社ガ 1957 年 , レッドフィールド社ガ 1963 年にそれぞれ新製品として実用化し , 段と狙いやヴいスコープになった。今日 , 市販されているスコープ は安物の一部を除いて , ヴべてコンスタントリー・センター・レテ イカル・システ乙になっている。 現在 , 市販されているスコープも目的に応じ , ワイド・アングル 輸入スコープ・ スナイバー・ス ライマン , レッドフィールド , レオポルド各社と , 米国のスコープ・メーカーには w. R. ウィーパー , ユヌートル , コープまで , その種類は多い。 ・スコーブガらハイ・パリアプル・ターゲット用 , メーカーで有名なブッシュネル社などガある。 SHILEN 00A 30X 。オリジナル 24X をスコープ・スペシャリストの W . シーハーにより , 30X にハワー・アップさ れたカスタ乙・スコープ。現在 , べンチ・レスト競技で最も人気のあるスコープ。スコープ・マウント : ブッシュネル。スコープ・マウント・べース : ウィーハー。銃 : シーレン DGA0 △『ユヌート丿レ」 2 インチモテル , 24X 。大口径対物レンスにものをいわせた明るいターケット・スコープとして 10 年 前に最も人気があった。現在も生産されている唯一の工つスターナル・アジャストメントを持っスコー プ。長く , しガもスチール・コンストラワションのため重い。現在ではかなり旧式になる。スコープ・ マウント・べース : レッドフィールド。銃 : レミントン M7 圓。
G3A3 G 3 シリーズ・アサルト・ライフルは , 第 2 次大戦末 , モーゼル ャンスにうまく乗ったのガ H & K 社なのである。 社ガ開発した S t G 45 ( M ) の近代版と言ってよいだろう。 開発・製造権利を得た H & K 社は , セトメをベースに独自の試作 1950 年 , S t G 45 ( M ) の開発に関係していた旧モーゼル技術者 開発を始め , 400 丁のプロトタイプをテストのために西ドイツ国防 は , スペイン政府の CETME(Centro de Estudios Tecnicos 車に納入した。いくつガの改良点はあったガ , 優秀な成績をあさめ , de Materiales EspeciaIes) ガら招ガれ , 新しいアサルト・ラ G3 として制式化された。これガきっガけとなって , H & K 社は軍 イフルの試作開発に入った。ここで完成したのガ S t G 45 ( M ) と 用小火器の総合メーカーとして急速な発展を遂げるのである。 同じローラー・ロッキングによるティレード・プローパッワ・メカ G 3 をベースに S M G , L M G , M G を続々と開発している H & 二ズ乙を採用したセトメ・アサルト・ライフルである。 K 社製品の大きな特徴は , S MG を除いてそれらは 7 .62mm x 51 , 1954 年 , このセトメの一部バーツ製造を受け持ったのガ , 当時 , 5 .56mX45 , 7 .62mX39 の口径別ガら 3 つのウ工ポン・システ乙・ ヘッケラ - ミシンのパーツや機概工業用ゲージのメーカーであった Heckler ワ、ループに分けられていることだろう。世界中に売りまくろうとい コック & Koch*t ( 西ドイツ , オーベンドルフ ) であった。従業員を含め , うアイテアだ、。各種モテル , 使用目的に違いこそあれ , その操作法 中堅技術者の多くは旧モーゼル社の出身であり , これらアサルト・ は SMG ガら MG までほとんど同じというのも他にあまり例を見な ライフルのパーツ製造は何ら問題がなガった。 当時 , 再建したばガりの西ドイツ国防軍は , 米国供与の M 1 ガラ なあ , SM G も含めた G 3 シリーズには最終弾発射百後 , ボルト ンド , そして FA L を制式化していたが , 西ドイツ政府はこれら外 をオープンのままホールドヴるボルト・ストップは設けられていな 国製に代わる国産品の制式化を強 < 希望していた。西ドイツ政府は い。各種作動メカ二ズ乙は , 先に登場した M P 5 シリーズと全く同 セトメガ開発したアサルト・ライフルに興味を持ち始めた。このチ じである。 0 リ 158 アサルト・ライフル
ルカ・レッドホーク スーバー・プラッワホーワに続くスター乙 ・ルガー社の 44 マクナ乙・リホルハー第 2 弾。ルカー社リホルハー独特のスインク・ア ウトと DA トリカー・メカニス乙 , そしてス テンレス・スチールの組み合わせでタフなも のとなっている。ハンティンク用として最適 口径 銃身長 全長 重量 装弾数 44 マクナム 1 9 1 mm 330mm 1 470 g 6 発
ソロサーン ST 川側対戦車ライプ 対戦車ライフルで言うロールス・ロイスは , 精密機械工業で知ら れたスイスのソロサーン社で製造されたソロサーン 20m 対戦車ライ フル S18 シリーズである。パーディ , ホーランド & ホーランド・カ スタ乙銃の品質をそのまま対戦車に置き換えたと言っても決してオ ーパーではない。 スイスのソロサーン社は第 1 次大戦中ガらドイツのラインメタル 社の子会社であった。第 1 次大戦後 , ラインメタル社はベルサイユ 条約下の各種兵器製造の制限を受けたため , ソロサーン社がライン メタル社デザインによる各種兵器を製造した。その中の 1 つガこ で紹介ヴる s 18 / 1000 ( 1938 年完成 ) である。 全長 2165 , 銃身長 1308 , 銃本体重量約 50 , 付属品その他を含 めた 1 丁あたりの戦闘重量は 100 以上になった。作動方式はリコ イル・オペレーテッド / セミ・オート , ロティティング・ロッキン グ・カラーによってボルトを閉鎖ヴるというユ二一つなメカ二ズ乙 を備えている。オリジナル・カートリッジの弾頭重量は約 2 , 260 gr ( 146g ) , 銃ロ初速 2 , 700fPS 。徹甲弾は 100m で厚さ 40E の防弾鋼 板を貫くことができる。 アイ・リリーフの長い 3 倍のスコーブガ左側面に付き , その上部 にはパッつ・アップ用とも言えるフル・アジャスタブルのメタリッ ワ・サイトガ設けられている。スコープのポスト・レティカルはオ プションのパッテリーでイルミネイトヴることガでき , 一応 , 夜間 用としての性能を持っている。ヴべてのパーツは削り出し加工で , それはなんとスコープのボディにまであよんでいる。マガジン・キ ヤノヾシティは 10 発だ。 G 対戦車ライフレ 1939 年 , ヨーロッパに戦火ガあがるや , ソロサーン社は新型対戦 車ライフル S18 / 1000 のカタログを数な国語で E ロ刷 , これを持った セールスマンは世界中をガけすり口った。しガし残念なガらソロサ ーンガ吊想していたような引き合いはなガったのである。 不人気の原因は , メカにこりヴきて構造ガ複雑で , 高価な上あま りにも大きヴきたことだ、った。コストと対戦車効果を者えた場合 , とうてい採算の合うものではなガったのである。戦車テザイナーも 装甲をまヴます厚くしようとしているときであった。 1940 年ともなると , 用兵者側も , あと数年で 20E そこらの対戦車 ライフルでは戦車に対抗できないことを見抜いていた。 37E でさえ 力不足となりつつある時期だ、ガら , これら 20m つラスに対する風 当たりも想像ガつこうというものだ。悪いことに , スイスのエリコ ン , スウェーテンのボッフォースガ , やはり 20m 対戦車ライフルを 開発 , 製造 , 販売し , 価格の面で S18 / 1000 より安く , 性能も甲乙 つけガたいものだった。これが市場開拓ヴる上での障害となったの である。ドイツは少数ではあったガ , S18 / 1000 を装備 , ヨーロッ パ戦線で使用した。 S 18 / 1000 を一番大量に買い付けて装備したの はイタリアである。イタリア軍はこれをレコン車に搭載 , 北アフリ カ戦線で使用したことは有名だ。 S18 / シリーズには S18 / 1000 の原型となった低力の 20E ・ S 18 / 100 , S18 / 1000 にセミ / フル・セレつターを付けた S18 / 1100 の計 3 種ガある。ソロサーン S18 / 1000 は出現の時期を誤った。第 1 次大戦中なら 20rm で十二分に戦車を破壊でき , たとえロールス・ ロイス並みの高価な対戦車ライフルでも需要はあったはすである。 1 2 9
鋭ハンドガン SIG/SAUER ・ P230 スイス , s ー G 社のデサインによる高品質 なプローハッワ D A オート・ピストル。西ド イツの J ・ p ・サワー ( サウ工ル ) 社が製造 し , P220 や P225 と同様なオートマチッワ・ ファイアリング・ピン・ロッワ・メカニス乙 を備えている。 ロ彳 銃身長 全長 重量 装弾数 9mm ショ 92E 1 68 mm 585 g 7 発十 1 ト , 9mm ホリス , 7.65E
SIG/SAUER ・ P220 & P225 , に冨早ド占 スイスの S ー G 社がデサインし , 国内事情 により西ドイツの J ・ P ・サワー ( サウ工ル ) 社ガ製造を担当している。マニュアル・セフ ティはないが , オートマチッワ・ファイアリ ング・ピン・ロッワ・メカニズ乙を備え , チ 工ンバーに装境したまま安全に携帯できる。 P225 ( 写真下 ) は P220 のコンパワト化モデ ルである。 P225 9 mm ルガー 97. 6 mm 180EE 830 g 8 発十 1 P220 口径 7. 6 5 mm ルガー ( 他に 9 mm ルガー . 45 A C P ) 銃身長 1 1 2 mm 1 9 8 mm 8 3 0 g 装弾数 9 発十 1
リコレ・オート 反動式はガス圧式に比較して反動ガ強いと言われ , 事実その通り 1905 年 , プロー二ンワ、ガ発明した自動ショットガンの製造販売権 に感じられる。これは発射で銃身とプリーチ・ボルトガー体になっ ffF N に譲渡されたとき , アメリカ国内でのそれは除外されていた。 て後退し , レシーパー後端に激突ヴるガらと者えられる。また , そ アメリカ国内はレミントン社ガその権利をヴでに取得していたガら の自後に銃身が強いリコイル・スプリングで復座ヴる振動も反動に であった。 プラスして , 射手に強い反動感を与えてしまう。 プロー二ンワ、は最初 , ウインチェスター社にこの銃の製造販売権 また , 反動で空ケースの長さ分の後座量ガ不足ヴると作動不良を を診したというガら , 頭をタテにふらなガったウインチェスター 起こヴ。これは極端に肩付けガ甘 < , いわゆる。肩を抜 < " 撃ち方 社は世紀のヒット商品をみヴみヴとり逃ガしてしまったことになる。 をヴることによって銃が後座を食い止められすにエジェワション不 現に同社は , 本銃ガレミントン社ガら発売後 , それを追ってモテル 良を起こヴ現象だ。しなし , これは銃の責任ではなく , 射手に責任 名も同じ M11 自動銃を発売したガ , プロ - 二ンワ、の特許を逃げなガ ガあるトラブルである。 らの設計だったため , 性能ガ劣り , 10 年はどで生産をやめている。 反動によって作勤ヴる銃なので , 装弾にも一応の配慮ガ要にな それはともガくとして , ヨーロッパで F N, 米国内はレミントン る。軽装弾 , あるいはマワ、ナ乙装弾など , いすれも反動ガ異なるの 社で生産されることとなったプロー二ンワ。の銃は , まさに画期的な で , 銃身の後座抵抗を加減ヴるフリワション・リングを装弾に合わ 発明だった。むすガしいとされていたショットガンに自動化を実現 せて組み合わせなくてはならない。このようなことを知った上で愛 したガらである。現在ではガス圧式のもの ( こ自動銃の王座を譲った 用ヴるなら , この銃はユーザーの期待によく応えてくれるはすであ ガ , 基本作動方式は変わっても , 他の部分には依然としてプロー ンワ、の機構ガ生きているのは , 両者の機関内部の機構を比較ヴれは、 る。 用途として者えた場合 , この種の銃はカモ猟などの水猟に適した ヴぐにわガることだろう。 ものと言える。もし陸猟にもと考えるなら , 軽いウェイトのモデル よく知られるように , この銃は反動を利用ヴる型式であり , 可動 ガいい。また , これはガス圧式のものと共通の利点だガ , 替え銃身 部分ガ多い。したがって , 各部分ガよく調整されていないと作動不 を手軽に用意できるめ , これによって使用範囲はガなり広くなろ 良を起こしやヴいのだガ , これは型式を問わす自動銃の最大の短所 う。つレー射撃にはどちらガといえばスキート射撃向きである。 と言える。しガし , それをほは克服しているのガ現代の自動銃なの である。 作動メカニスム 0 オペレーティンク・スライド ロッキンク・フロック オヘレーティンク・スライド・レバー 初弾 チ・エンノぐー キャリア・ドック / 、レノレ ファイアリンク・ビン プリーチ・プロック アクション・スプリンク 9 0 0 第 3 弾 第 2 弾 エキストラクター リコイル・スプリンク キャリア ロッキンク・フロック・ラッチ トリカー カートリッジ・ストップ △ Remington ・ M0011 。 ・ショットカンのメカニズム 5H0 ー 00 65
. 44 マクナ乙をストップさせた特殊鋼板だが .223 日 em と , . 308Win にガかると紙同然となる。ハッワのケプラーも何の役 にも立たなガった。 <C 「 ack モテルの裏側 ( ホディ側 ) にあいた . 308 ( 上 ) と . 223 ( 下 ) の穴。これだけの装備をしても . 44 マグナ乙しか止められ す , ライフルては . 223 にさえスポスボと抜かれてしまう。そ れなら何もこんな大けさなものではなく , セコンド・チャンス のようにもっと軽量安価のものでもよいことになり , そんなこ とから , これらのヨーロッノヾ製品は非常に中途半端なモテルだ と言える。 今日あるフ、レット・プ丿し一フ・ベスト・メーカーに共通している コンド・チャンス社の話では , 1972 年のセコンド・チャンス社製品 点は , ヴべてテュポン開発のマジッつ・フアプリッっとも言うべき 発売以来 , 200 名の公用関係者の生命を救ったと言う。第一線公用 ケプラーを基本材料としていることだろう。織り方 , 組み合わせ , 関係者の何 % ガ公務中にこれらプレット・プルーフ・ベストを着用 枚数と , ノウ・ハウがいろいろあるガ , それぞれのメーカーガ独自 しているガ正確には知らないガ , 筆者の知人は全員着用している。 の理論で設計 , 製造している。ヨ - ロッパにももっと簡易なプレッ 一部 P D は公務着用を義務づけ , プレット・プルーフ・ベスト・メ ト・プルーフ・ベストガあるのだろうガ , 今ロ入手したのは , 米国 ーカーまで指定しているガ , イ固人の自由として勝手に選択させてい で言うへビー・デューティ・モテルで , 公用として日常着用ヴるわ る PD のほうが多いようだ。 けにはいガない代物だ。 結論を急ごう。いったい何ガー番よいガ・・ 。筆者ガ公用関係者 サファリランド・ノヾリスティッワ , セコンド・チャンス両社は使 ならファースト・チョイスとしてセコンド・チャンスのディープ・ いやヴさや , 着やヴさ ( こ中点をあいて設計しているのガよくわガる。 カバーを選ぶ。 . 357 マワナ乙 , 9mm, .45ACP をストップさせる性 マジッつ・フアプリッつ・ケプラーといえど , ヴでにテストで見 能を持ち , 重量はわすガ 1 . 2kg, T シャッガわりに着れる使利さガ ての通りヴべての弾頭をストップできるわけはない。しガしながら , ある。 今までの統計を見ると , 米国の場合 , 犯罪者ガ使用ヴるハンドガン もし , たてこもった犯人ガハイパワー・ライフルを持っているな は小口径の安物ガ圧倒的に多く , 大き < ても . 357 マワ、ナ乙止まり ら , つイフル銃弾をストップヴるヘビー・テユーティー・モテル , たとえは , サファリランド・パリスティッつ社製ハード・アーマー てある。時には , .45ACP もあるガ . 41 マワナ乙や . 44 マグナ乙と なるとますないそうである。また , 使用されるカートリッジもファ ・モテル , セコンド・チャンス社製ならハード・コープス 4 を着用 ヴれはよいわけだ。 ワトリー製となっている。 プレット・プルーフ・ベストは , いわは、一種の保険と言える。セ 0 ド N ( 第 2 1 1 ・防弾チョッキ
サブマシンガン △ MP38 。 △ IJ Z ー・ S M G 。 ・ M P 5 。 △ H K サブマシンガン (SMG) と言う呼び名は , 1919 年米国のオート 距離は 150m そこそこで , ライフル・カートリッジの MG ( マシン ・オーディナンス社ガトンプソンを発売したときに初めて使ったも ガン ) に勝てるわけガなガった。車載マシンガンとして転用された ので , 今日ではこの種の火器の一般名称となってしまった。ドイツ り , まさに用兵上の試行錯誤と言える時期であった。 ではマシンピストル ( M P), 英国はマシンカーピン , 日本では短機 ドイツも 1916 年頃ガらピストルとライフルの中間を埋める軽量小 関銃と呼ばれているガ , 現在はサブマシンガンという呼び名に統一 型マシンガンの本格的試作開発に入った。ルガー P08 に長い銃身と されつつある。 32 発入りスネイル・マガジンを取り付けてみるなど , ドイツ国内メ サブマシンガンの大きな特徴は , 速射性能と軽快さにものを言わ ーカーもいろいろ試みていた。 せ , 近距離ではあるガ敵を効果的に制圧できることだ。 SMG を簡 1918 年 , ヒューゴ・シュマイザーのデザインによる小型マシンガ 単に定義づけると次のようになる。 ンガベルワ、マン社により製造され , ベルグマン M P18 (M P はマシ 「口径はピストル・カートリッジで , ボッつスまたはドラ乙・マガ ンピストルの頭文字 ) と名づけられ , ドイツ軍用として制式採用さ ジンによる給弾メカ二ズ乙を備えた自動小火器で , 全長 1 m 以下 , れた。プローパッつ機構を採用 , 32 発入りスネイル・マガジン , フ 重量 3 . 5 前後 , フル・オートまたはセミ / フル・オート・セレつ ル・オート機構のみ , 本製ストッワ付きで , 重量は 4 . 1 あった。 ター付きの小火器」を言う。 その後若干改良ガ加えられ M P18 / I となったのである。 ピストル・カートリッジをマシンガンのように連続で発射できる 一方 , イタリアでも第 1 次大戦末期 , ピラール・べロサをベース 自動小火器のアイテアはヴでに 1890 年代ガらあったが , これを初め にべレッタ社ガ小型マシンガン M1918 を完成 , イタリア陸軍ガ少数 て実用化したのはイタリアであった。設計者はべセール・ A ・レベ ではあったガこれらを実戦で使ったと言われている。第 1 次大戦中 , ルリで , 航空機搭載用マシンガンとして設計したものであった。ピ イタリア , ドイツによってなされた新しいアプローチは世界各国に ストルで空中戦をやっていた時代でもあり , これはなガなガユ二 大なり小なり波紋を与えた。 ワなアイデアだったのである。 米国のトンプソン・サブマシンガンはヨーロッパ戦線での塹壕戦 1914 年 8 月 , 彼は特許あよび製造権利をビラール・べロサ社に譲 用として開発されたガ , 完成は遅く , 結局 , 第 1 次大戦には間に合 渡した。小型マシンガンは同社で生産され , 「ピラール・ペロサ・ M わななった。第 1 次大戦が終わるとトンプソン・サブマシンガンは 「トミーガン」と言う二ッワネー乙でギャングの需品となり有名 1 91 5 」と名づけられた。 2 連装の小型マシンガンにはそれぞれ , 25 になったガ , これはハリウッド映画ガある程度デッチ上げたとも言 発 , 50 発のマガジンガ上方ガらレシーパーに装着ヴるようになって あり , 重量は約 6 . 5kg だった。 われている。 作動方式はディレード・プローパッつ , 口径は当時のイタリア軍 米軍部は一時期 , テスト採用したもののそれほど興味は持ってい 制式ピストル・カートリッジであった 9m グリセンティであり , 発 なガった。英国も同様である。しガしヨーロッパ各国は , 米国や英 射速度は 1 , 500 発 / 分であったという。当初 , このアイデアは成功 国とは異なり , サブマシンガンの開発に意欲的であった。例として ヴるガにみえたガ , 航空機の発達ガ想像以上に早く , 結局 , 低力 上げるならオーストリア , ドイツ , チェコ , フィンランド , イタリ のピストル・カートリッジを発射ヴる小型マシンガンではどうしよ ア , スイス , スペイン , ソピエトなどである。 うもなくなった。 米国がやっと重い腰を上げたのは第 2 次大戦ガ始まる百前であっ 航空機用としてあ払いとなった M1915 を今度は陸軍ガ地上用ラ た。英国もダンケルワに追いつめられてガら , やっとこの種の小火 器の有効性を認め , その後 , ステン・シリーズ・サブマシンガンを イト・マシンガンとして使用することを思いたった。陸軍用はピラ ール・ペロサ社ガら製造権利を得たフィアット社で製造ガ行なわれ , 完成している。 「フィアット M15 」と呼ばれた。しガしライト・マシンガンにした 第 2 次大戦では多くの種類のサブマシンガンガ使われた。トンプ ものの , しよせんはピストル・カートリッジである。その有効射程 ソン , MP38, MP40, P PS n1941 のように優れたものもあった ( H 根 0 ・サブマシンカン 136
1 5 4 M16A 1 米国ガ過去に制式採用したライフルの中で , これほど信頼性ガ問 題となり , それが議会にまで発展したケースは他に例を見ない。あ まりにもデザインがユ二一ワヴきて , 保守派に受け入れられにくい 要素を持っていたようだ。 フェアチャイルド・エンジン & 工ア・プレーン・コーポレーショ ン傘下のアーマライト社の , 試作開発主任技術者であったユ - ジン ・ストーナーは , 1953 年 , A RIO プロトタイプを完成した。リュン グマン・ガス・システ乙とマルチ・ロッキンワ、・ラワ、によるロティ ティンワ・ボルトとの組み合わせで , しガもアルミ二ウ乙・アーロ イ , ファイハー・ワ、ラスを採用して軽量化を計るなど , アイテアあ ふれるオート・ライフルであった。 性能は優れていたのだガ , 登場の時期ガ悪く , M14 とのトライア ルもウヤ乙ヤにされ , 結局 , オラン 9 で 4 , 000 丁は、ガり製造され が軍用としては成功しなガった。 1958 年 , 米陸車はアーマライト社に A 日 10 を小型小口径化したモ テルの開発を依頼してきた。アーマライト社はパーミント・カート リッジの口径 . 222 レミントンにした ARIO スケール・ 9 ウン・プ ロトタイプ 10 丁をアハティーンに送った。これガ A R15 だ。 その後 , 口径は . 223 ( 5 .56mmX45 ) になり , 製造権利を得たコル ト社ガ大量生産に入った。空軍が採用したのを皮切りに , 米陸軍特 殊部隊ガこれを対ゲリラ戦闘用とヴべくべトナ乙に持ち込んだ。 A ( 枅 N 00 ドイツ , ソビエトの例を見るまでもなく , 従来のライフル・カー トリッジを短くしたのガ 7 .92mmX33 , 7 .62mmX39 であった。しガし , 米軍は . 22 口径と小口径化し , 弾頭も重量 550n と平分以下となった ガ , 銃ロ初速は 3 , 200fPS と高速化し , パーミント・ハンティンワで 得た結果をそのまま戦場で再現しようとしたわけである。 カートリッジの重量はわすガ 1700r で , これは 7 .62mmNA T 〇の 畢分以下 , 7 .62mmX39 より 40 % 軽量化されたため , そのふん携行弾 数を増加できた。銃は 30 発入りマガジンを付けてもわすガ 3 . 64kg で ある。アルミ二ウ乙・アーロイ , ファイバー・ワ、ラスを大幅に採用 したガらこそできた技である。 M16 と名づけられ米車制式化されてまもなく , ガス・チューブガ 詰まったり , ボルト不完全閉鎖などガ起こり , 戦闘ライフルとして の信頼性に大きな疑問ガ持たれ始めた。さっそくボルト , ホルト・ キャリアー , ファイアリング・ピン , ボア , チェンハーにハード・ ワロー乙・メッキを施して , パウ 9 ーの改良とともに兵主にワリー 二ンワを徹底させるなどの処置を行なった。アッパー・レシーパー 右イ則面にボルト・アシスト・ノブガ取り付けられ , 要とあらばこ れを押して強制的にボルトを閉鎖させることも可能とした。 こで問題は解決されたはすなのだガ , しガし今でも不信感につ きまとわれている兵主ガいる。 アサルト・ライフル